JP3228638U - 箱用シート - Google Patents

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【課題】ピッキングの効率化を図ることが可能な箱用シートを提供する。【解決手段】矩形状の底面パネル1と、底面パネルの前縁から延出する前面パネル2と、底面パネルの後縁から延出する後面パネル3と、底面パネルの一対の側縁から延出する一対の側面パネル4とを備え、前面パネル、後面パネル及び一対の側面パネルが上方に折り曲げられて箱型に組み立てられる箱用シート10であって、前面パネルに、物品取り出し用の切り欠き2a又は開口が形成されており、底面パネルの前縁の左右方向両側に両端部が配置され、後面パネル側に凸な破断線11又は破断容易線が形成されており、底面パネル及び後面パネルに跨る領域に、破断線又は破断容易線によって画定される傾斜板12が形成されており、傾斜板が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で後面パネルの内面に支持される。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
通信販売等の梱包現場では、複数の種類の物品を集めて1つにまとめる作業(ピッキング)が行われる。このピッキングは、例えば物品が種類毎に分けて収容された複数の容器から、必要な物品を必要な数量だけ取り出し、1つにまとめることで行われる。
ピッキング現場で使用される容器として、段ボールシート等を組み立ててなる箱体が用いられている(特開2012−56584号公報参照)。
特開2012−56584号公報
上記公報には、端壁にピッキング用の取り出し孔が形成された輸送箱が記載されている。上記公報には、作業者は、取り出し孔を介して輸送箱内にある商品をピッキングすることができることが記載されている。
上記公報に記載されている輸送箱から必要な数量の物品を取り出す場合、作業者は、輸送箱に収容されている物品を手前に引き寄せたうえで、この物品を取り出すことを要する。そのため、この公報に記載されている輸送箱によると、ピッキングの作業効率を十分に高め難い。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、ピッキングの効率化を図ることが可能な箱用シートを提供することを目的とする。
本考案の一態様に係る箱用シートは、前後方向に対向する前縁及び後縁と、左右方向に対向する一対の側縁とを有する矩形状の底面パネルと、上記前縁から延出する前面パネルと、上記後縁から延出する後面パネルと、上記一対の側縁から延出する一対の側面パネルとを備え、上記前面パネル、上記後面パネル及び上記一対の側面パネルが上方に折り曲げられて箱型に組み立てられる箱用シートであって、上記前面パネルに、物品取り出し用の切り欠き又は開口が形成されており、上記底面パネルの前縁の左右方向両側に両端部が配置され、上記後面パネル側に凸な破断線又は破断容易線が形成されており、上記底面パネル及び上記後面パネルに跨る領域に、上記破断線又は破断容易線によって画定される傾斜板が形成されており、上記傾斜板が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で上記後面パネルの内面に支持される本体を有する。
本考案の一態様に係る箱用シートによると、ピッキングの効率化を図ることができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。 図3は、図2の箱体の模式的底面図である。 図4は、図1の箱用シートとは異なる実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図5は、図4の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、前後方向に対向する前縁及び後縁と、左右方向に対向する一対の側縁とを有する矩形状の底面パネルと、上記前縁から延出する前面パネルと、上記後縁から延出する後面パネルと、上記一対の側縁から延出する一対の側面パネルとを備え、上記前面パネル、上記後面パネル及び上記一対の側面パネルが上方に折り曲げられて箱型に組み立てられる箱用シートであって、上記前面パネルに、物品取り出し用の切り欠き又は開口が形成されており、上記底面パネルの前縁の左右方向両側に両端部が配置され、上記後面パネル側に凸な破断線又は破断容易線が形成されており、上記底面パネル及び上記後面パネルに跨る領域に、上記破断線又は破断容易線によって画定される傾斜板が形成されており、上記傾斜板が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で上記後面パネルの内面に支持される本体を有する。
当該箱用シートは、上記底面パネルの前縁を基端縁として上記後面パネル側に延びる傾斜板を有しており、この傾斜板が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で上記後面パネルの内面に支持される本体を有しているので、当該箱用シートを組み立ててなる箱体に収容された物品は、上記本体の前方に集められる。また、当該箱用シートは、上記前面パネルに、物品取り出し用の切り欠き又は開口が形成されているので、上記本体の前方に集められた物品を上記切り欠き又は上記開口から容易に取り出すことができる。従って、当該箱用シートによると、ピッキングの効率化を図ることができる。
上記傾斜板が、上記本体の先端縁に連接され、上記後面パネルの内面に折り重ねられる舌片を有し、上記舌片が、上記本体と接続される基端縁に、スリットによって画定される係合凸部を有しており、上記後面パネルに上記係合凸部が挿入される係止スリットが形成されているとよい。このように、上記傾斜板が、上記本体の先端縁に連接され、上記後面パネルの内面に折り重ねられる舌片を有し、上記舌片が、上記本体と接続される基端縁に、スリットによって画定される係合凸部を有しており、上記後面パネルに上記係合凸部が挿入される係止スリットが形成されていることによって、箱体に組み立てられた状態で、上記傾斜板を所望の姿勢で安定的に保持することができる。
上記傾斜板が、上記底面パネルの4つの角部を除く領域に形成されているとよい。この構成によると、上記前面パネル、上記後面パネル及び上記一対の側面パネルを上記4つの角部を介して上記底面パネルに確実に接続しつつ、上記傾斜板を上記底面パネル及び上記後面パネルに跨る領域に容易に形成することができる。
上記傾斜板が、上記底面パネルの上記4つの角部以外の全領域に亘って形成されているとよい。このように、上記傾斜板が、上記底面パネルの上記4つの角部以外の全領域に亘って形成されていることによって、箱体に収容された物品を上記傾斜板上を滑らせて箱体の前方に容易に集めることができる。
上記前面パネル及び上記後面パネルの側縁から延出する各一対の側面フラップを有し、上記各一対の側面フラップが、上記一対の側面パネルの内面に折り重ねられ、かつこの折り重ねられた状態で、上記傾斜板の側縁によって内側から支持されるとよい。このように、上記前面パネル及び上記後面パネルの側縁から延出する各一対の側面フラップを有し、上記各一対の側面フラップが、上記一対の側面パネルの内面に折り重ねられ、かつこの折り重ねられた状態で、上記傾斜板の側縁によって内側から支持されることによって、上記傾斜板を用いて箱体の形状を容易かつ安定的に保つことができる。
なお、本考案において、「上」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における上を意味する。また、「前後方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における上下方向に直交する1方向をいい、「左右方向」とは、上下方向及び前後方向に直交する方向をいう。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1の箱用シート10は、1枚のシートから構成される。当該箱用シート10は、前後方向に対向する前縁1a及び後縁1bと、左右方向に対向する一対の側縁1cとを有する矩形状の底面パネル1と、前縁1aから延出する前面パネル2と、後縁1bから延出する後面パネル3と、一対の側縁1cから延出する一対の側面パネル4とを備える。前面パネル2には、物品取り出し用の切り欠き2aが形成されている。また、当該箱用シート10は、前面パネル2の一対の側縁から延出する一対の第1側面フラップ5と、後面パネル3の一対の側縁から延出する一対の第2側面フラップ6と、一対の側面パネル4の先端縁から延出する一対の天面パネル7と、一対の天面パネル7の前側の側縁から延出する一対の前面フラップ8と、一対の天面パネル7の後側の側縁から延出する一対の後面フラップ9とを備える。当該箱用シート10は、底面パネル1の前縁1aの左右方向両側に両端部が配置され、後面パネル3側に凸な破断線11が形成されている。当該箱用シート10は、底面パネル1及び後面パネル3に跨る領域に、破断線11によって画定される傾斜板12が形成されている。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シート10は、前面パネル2、後面パネル3及び一対の側面パネル4を底面パネル1から上方に折り曲げて箱型に組み立てられる。具体的には、当該箱用シート10は、図2及び図3の箱体20に組み立てられる。箱体20は、天面部から前面部に亘って箱体内に物品を出し入れ可能な開口21を有する。
箱体20の組立手順の一例について説明する。まず、傾斜板12を上方に折り曲げ、さらに前面パネル2及び後面パネル3を上方に立ち上げたうえ、一対の第1側面フラップ5及び一対の第2側面フラップ6を内側に略直角に折り曲げる。次に、一対の側面パネル4を上方に立ち上げて、第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6の外面に折り重ねる。続いて一対の天面パネル7を内側に略垂直に折り曲げたうえ、一対の前面フラップ8を前面パネル2の外面に折り重ね、かつ一対の後面フラップ9を後面パネル3の外面に折り重ねる。そして、前面フラップ8に設けられている後述の第1挿入片8aを前面パネル2と第1側面フラップ5との境界部分に設けられている後述の第1係止孔5aに挿入し、かつ後面フラップ9に設けられている後述の第2挿入片9aを後面パネル3と第2側面フラップ6との境界部分に設けられている後述の第2係止孔6aに挿入する。さらに、上方に折り曲げていた傾斜板12をシート材の反力によって後面パネル3側に傾倒させる。これにより、後面パネル3の内面と傾斜板12の先端縁とが干渉し、傾斜板12が前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で保持される。
当該箱用シート10に用いられるシートとしては、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体20の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート10を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。上記シートが段ボールシートである場合、この段ボールシートの中芯の稜線は、傾斜板12の耐久性を高めることができる観点等から、前後方向に延びていることが好ましい。
(底面パネル)
上述のように、底面パネル1は矩形状である。底面パネル1は、傾斜板12を内包している。図2及び図3に示すように、底面パネル1は、水平方向(配置面と平行な方向)に配置される接地部13と、箱体20において接地部13に対して傾斜して配置される傾斜板12とを含んでいる。
接地部13は、底面パネル1の4つの角部に設けられている。すなわち、底面パネル1は、4つの接地部13を有している。底面パネル1に設けられる接地部13同士は離間して配置されている。これにより、傾斜板12は、前後方向に隣接する接地部13同士の間で底面パネル1の側縁1cまで至っている。また、傾斜板12は、後側に設けられる一対の接地部13同士の間を通って後面パネル3まで突出している。
底面パネル1の側縁1cの全体長さLに占める傾斜板12の長さL1の割合の下限としては、30%が好ましく、40%がより好ましい。一方、上記割合の上限としては、60%が好ましく、50%がより好ましい。上記割合が上記下限に満たないと、箱体20に組み立てられた状態で、傾斜板12から物品が落下するおそれが高くなる。逆に、上記割合が上記上限を超えると、底面パネル1と一対の側面パネル4とを確実に接続し難くなるおそれがある。
底面パネル1は、接地部13の後縁1bで後面パネル3と接続されている。また、底面パネル1は、接地部13の側縁1cで一対の側面パネル4と接続されている。当該箱用シート10は、接地部13を有することで、底面パネル1と後面パネル3、及び底面パネル1と一対の側面パネル4との接続構造を容易に維持することができる。
(前面パネル)
前面パネル2は、底面パネル1の前縁1aの全領域と接続されている。すなわち、前面パネル2は、接地部13の前縁1a及び傾斜板12の前縁1aの両方と接続されている。前面パネル2は、その上縁に物品取り出し用のU字状の切り欠き2aを有する。これにより、前面パネル2は、全体としてU字状に形成されている。なお、「U字状」とは、角U字状や、角U字状に近似した形状を含む。
(後面パネル)
後面パネル3は略矩形状である。後面パネル3は、底面パネル1の後側に設けられる一対の接地部13の後縁1bと接続されている。後面パネル3の基端側の端部には、底面パネル1から連続して傾斜板12が設けられている。
(傾斜板)
傾斜板12は、箱体20に組み立てられた状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で後面パネル3の内面に支持される本体を有する。本実施形態では、傾斜板12は、上記本体からなる。傾斜板12は、底面パネル1に内包される第1部分14と、第1部分14から後面パネル3の基端側に突出する第2部分15とを有している。第1部分14及び第2部分15は一体的に形成されており、第1部分14と第2部分15との境界に折り曲げ容易線、破断容易線等は形成されていない。第2部分15の先端縁15aは左右方向に延びている。図2に示すように、この先端縁15aは、箱体20に組み立てられた状態で、後面パネル3の内面と干渉し、この内面によって支持される。
傾斜板12の第1部分14は、底面パネル1の4つの角部を除く領域に形成されている。これにより、当該箱用シート10は、底面パネル1の4つの角部に設けられる接地部13によって、前面パネル2、後面パネル3及び一対の側面パネル4と底面パネル1とを確実に接続しつつ、傾斜板12を底面パネル1及び後面パネル3に跨る領域に容易に形成することができる。
第1部分14は、底面パネル1の4つの角部以外の全領域に亘って形成されている。これにより、傾斜板12を十分に大きくして、箱体20に収容された物品を傾斜板12上を滑らせて箱体20の前方に容易に集めることができる。また、この構成によると、後述するように傾斜板12の側縁によって一対の第1側面フラップ5及び一対の第2側面フラップ6を内側から容易かつ確実に支持することができる。
(側面パネル)
側面パネル4は略矩形状である。側面パネル4は、底面パネル1の前後方向に隣接する一対の接地部13の側縁1cと接続されている。側面パネル4の上縁の中央部分には、上方に隆起する凸部4aが形成されている。凸部4aは、複数の箱体20を段積みした際に、上側に配置される箱体20の側面パネル4を外側から支持する。これにより、段積みされた状態での複数の箱体20の配置が安定する。
(側面フラップ)
第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6は、略矩形状、かつ略同形状である。第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6の延出方向の合計長さは、側面パネル4の幅と略等しい。これにより、図2及び図3に示すように、箱体20に組み立てられた状態で、第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6は、側面パネル4の内面に折り重ねられた状態で先端縁同士が突き合わされる。
第1側面フラップ5と前面パネル2との境界部分には、第1係止孔5aが形成されている。第1係止孔5aは、前面パネル2側に凸なU字状である。第2側面フラップ6と後面パネル3との境界部分には第2係止孔6aが形成されている。第2係止孔6aは、後面パネル3側に凸なU字状である。当該箱用シートは、第1係止孔5a及び第2係止孔6aがU字状であることで、第1係止孔5aに第1挿入片8aが挿入され、第2係止孔6aに第2挿入片9aが挿入された状態で、第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6を前面パネル2及び後面パネル3に対して垂直に保持しやすい。
第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6は、側面パネル4の内面に折り重ねられた状態で、傾斜板12の側縁によって内側から支持される。当該箱用シート10は、傾斜板12(より詳しくは傾斜板12の第1部分14)が、前後方向に隣接する接地部13同士の間で底面パネル1の側縁1cまで至っているので、第1側面フラップ5及び第2側面フラップ6を傾斜板12の側縁によって内側から容易に支持することができる。その結果、当該箱用シート10は、傾斜板12を用いて箱体20の形状を容易かつ安定的に保つことができる。
(天面パネル)
天面パネル7は、凸部4aの両側で側面パネル4の上縁に接続されている。天面パネル7は、接地部13と平行に折り曲げられ、複数の箱体20が段積みされる場合に、上側に配置される箱体20を下方から支持する支持部として機能する。
天面パネル7は、延出方向長さに対して幅が大きい略矩形状である。天面パネル7の延出方向長さは、底面パネル1の左右法長さの1/2未満であり、好ましくは3/10以下である。天面パネル7の延出方向長さを上記上限以下とすることで、箱体20の開口21を十分に大きくすることができる。
(前面フラップ及び後面フラップ)
前面フラップ8は、第1係止孔5aに挿入される第1挿入片8aを有する。後面フラップ9は、第2係止孔6aに挿入される第2挿入片9aを有する。
<利点>
当該箱用シート10は、底面パネル1の前縁1aを基端縁として後面パネル3側に延びる傾斜板12を有しており、この傾斜板12が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で後面パネル3の内面に支持されるので、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体20に収容された物品は、傾斜板12の前方に集められる。また、当該箱用シート10は、前面パネル2に、物品取り出し用の切り欠き2aが形成されているので、傾斜板12の前方に集められた物品を切り欠き2aから容易に取り出すことができる。従って、当該箱用シート10によると、ピッキングの効率化を図ることができる。
[第二実施形態]
図4の箱用シート30は、図5の箱体40に組み立てられる。当該箱用シート30は、傾斜板32及び後面パネル33の構成が異なる以外、図1の箱用シート10と同様の構成とすることができる。そのため、以下では図1の箱用シート10と相違する構成についてのみ説明する。
図4及び図5に示すように、傾斜板32は、図1の傾斜板12と同様の構成を有する本体34と、本体34の先端縁に連接され、後面パネル33の内面に折り重ねられる舌片35とを有する。舌片35は、本体34と接続される基端縁に、スリットによって画定される係合凸部35aを有する。後面パネル33には、係合凸部35aが挿入される係止スリット33aが形成されている。係止スリット33aは、上方に凸なアーチ状である。また、後面パネル33には、係止スリット33aの中央部分から上方に延びる切込み33bが形成されている。
<利点>
当該箱用シート30は、傾斜板32が、本体34の先端縁に連接され、後面パネル33の内面に折り重ねられる舌片35を有し、舌片35が、本体34と接続される基端縁に係合凸部35aを有しており、後面パネル33に係合凸部35aが挿入される係止スリット33aが形成されているので、箱体40に組み立てられた状態で、傾斜板32を所望の姿勢で安定的に保持することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では、前面パネルに物品取り出し用の切り欠きが設けられた構成について説明した。但し、上記前面パネルには、上記切り欠きに代えて物品取り出し用の開口が設けられていてもよい。また、上記前面パネルに上記切り欠きが設けられている場合でも、この切り欠きの具体的な形状は特に限定されるものではない。
上記傾斜板は、上記底面パネル及び上記後面パネルに跨って形成される破断容易線によって画定されたものであってもよい。
上記傾斜板の具体的な形状は上記実施形態に記載の構成に限定されるものではない。例えば上記傾斜板は、上記底面パネルの1以上の角部を含む領域に形成されていてもよい。
上記底面パネルは、4つの角部以外の領域に接地部が設けられていてもよい。例えば上記底面パネルには、前後方向に隣接する角部同士を接続するように側縁に沿って延びる接地部が設けられていてもよい。
当該箱用シートは、上記側面パネルの内面に折り重ねられる側面フラップ(上記第1側面フラップ及び上記第2側面フラップ)を有しない構成とすることも可能である。また、当該箱用シートがこれらの側面フラップを有する場合でも、これらの側面フラップは、上記傾斜板の側縁によって内側から支持されない構成とすることも可能である。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、ピッキングの効率化を図るのに適している。
1 底面パネル
1a 前縁
1b 後縁
1c 側縁
2 前面パネル
2a 切り欠き
3、33 後面パネル
4 側面パネル
4a 凸部
5 第1側面フラップ
5a 第1係止孔
6 第2側面フラップ
6a 第2係止孔
7 天面パネル
8 前面フラップ
8a 第1挿入片
9 後面フラップ
9a 第2挿入片
10、30 箱用シート
11 破断線
12、32 傾斜板
13 接地部
14 第1部分
15 第2部分
15a 先端縁
20、40 箱体
21 開口
33a 係止スリット
33b 切込み
34 本体
35 舌片
35a 係合凸部
L 底面パネルの側縁の全体長さ
L1 傾斜板の長さ

Claims (5)

  1. 前後方向に対向する前縁及び後縁と、左右方向に対向する一対の側縁とを有する矩形状の底面パネルと、
    上記前縁から延出する前面パネルと、
    上記後縁から延出する後面パネルと、
    上記一対の側縁から延出する一対の側面パネルと
    を備え、
    上記前面パネル、上記後面パネル及び上記一対の側面パネルが上方に折り曲げられて箱型に組み立てられる箱用シートであって、
    上記前面パネルに、物品取り出し用の切り欠き又は開口が形成されており、
    上記底面パネルの前縁の左右方向両側に両端部が配置され、上記後面パネル側に凸な破断線又は破断容易線が形成されており、
    上記底面パネル及び上記後面パネルに跨る領域に、上記破断線又は破断容易線によって画定される傾斜板が形成されており、
    上記傾斜板が、組立状態で、前方から後方に向けて上方に傾斜した状態で上記後面パネルの内面に支持される本体を有する箱用シート。
  2. 上記傾斜板が、上記本体の先端縁に連接され、上記後面パネルの内面に折り重ねられる舌片を有し、
    上記舌片が、上記本体と接続される基端縁に、スリットによって画定される係合凸部を有しており、
    上記後面パネルに上記係合凸部が挿入される係止スリットが形成されている請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記傾斜板が、上記底面パネルの4つの角部を除く領域に形成されている請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記傾斜板が、上記底面パネルの上記4つの角部以外の全領域に亘って形成されている請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記前面パネル及び上記後面パネルの側縁から延出する各一対の側面フラップを有し、
    上記各一対の側面フラップが、上記一対の側面パネルの内面に折り重ねられ、かつこの折り重ねられた状態で、上記傾斜板の側縁によって内側から支持される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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