JP3226980U - 箱用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】トレイ状の箱体に容易に組み立て可能であると共に、箱体の座屈強度を十分に大きくすることができる箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シートは、組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bと、側面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネル4a、4bと、第1接続パネルの先端縁から延出し、側面パネルの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネル5a、5bと、端面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネル6a、6bと、第2接続パネルの先端縁から延出し、端面パネルの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネル7a、7bとを備え、第2折り返しパネルの両側縁に、基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部11が形成され、組立状態で、第1折り返しパネルの内面が傾斜部に支持される。【選択図】図1
Description
本考案は、箱用シートに関する。
物品の保管等に段ボールシートから組み立てられるトレイ状の箱体が用いられている(特開2015−74469号公報参照)。
上記公報には、それぞれ対向する一対の側壁及び一対の端壁と、上記一対の側壁の内面の上側部分に折り重ねられる一対の第1内側壁板部と、上記一対の端壁の内面の上側部分に折り重ねられる一対の第2内側壁板部とを備える箱が記載されている。上記公報には、上記第1内側壁板部及び上記第2内側壁板部のうち一方の内側壁板部の側縁に面取部が形成され、他方の内側壁板部の側縁に先端角部が形成された構成が記載されている。上記公報には、先端角部が面取部に係止されることで容易にトレイ状に形成できることが記載されている。
しかしながら、上記公報に記載の構成によっては、箱体の座屈強度を十分に大きくし難く、例えば複数の箱体が段積みされる場合等に座屈強度が不十分となりやすい。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、トレイ状の箱体に容易に組み立て可能であると共に、この箱体の座屈強度を十分に大きくすることができる箱用シートの提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、1枚のシート材から形成され、トレイ状の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル及び一対の端面パネルと、上記一対の側面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネルと、上記一対の第1接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の側面パネルの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネルと、上記一対の端面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネルと、上記一対の第2接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の端面パネルの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネルとを備え、上記第1折り返しパネルの延出方向長さが上記側面パネルの上下方向長さと等しく、かつ上記第2折り返しパネルの延出方向長さが上記端面パネルの上下方向長さと等しく、上記一対の第2折り返しパネルの基端側の両側縁が、組立状態で上記一対の第1接続パネル同士の間に挟まれるように切り欠かれており、上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、その基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部が形成されており、組立状態で、上記第1折り返しパネルの内面が上記傾斜部に支持される。
本考案の一態様に係る箱用シートは、トレイ状の箱体に容易に組み立て可能であると共に、この箱体の座屈強度を十分に大きくすることができる。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案に係る箱用シートは、1枚のシート材から形成され、トレイ状の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル及び一対の端面パネルと、上記一対の側面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネルと、上記一対の第1接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の側面パネルの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネルと、上記一対の端面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネルと、上記一対の第2接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の端面パネルの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネルとを備え、上記第1折り返しパネルの延出方向長さが上記側面パネルの上下方向長さと等しく、かつ上記第2折り返しパネルの延出方向長さが上記端面パネルの上下方向長さと等しく、上記一対の第2折り返しパネルの基端側の両側縁が、組立状態で上記一対の第1接続パネル同士の間に挟まれるように切り欠かれており、上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、その基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部が形成されており、組立状態で、上記第1折り返しパネルの内面が上記傾斜部に支持される。
当該箱用シートは、上記一対の第1接続パネル及び上記一対の第2接続パネルを、各接続パネルが連接されている上記側面パネル及び上記端面パネルの内側に略垂直に折り曲げ、さらに上記一対の第1折り返しパネルを上記一対の側面パネルの内面側に折り返したうえで、上記一対の第2折り返しパネルを、上記傾斜部で上記一対の第1折り返しパネルの内面を支持するように上記一対の端面パネルの内面側に折り返すことで容易にトレイ状の箱体に組み立てられる。当該箱用シートは、上記第1折り返しパネルの延出方向長さが上記側面パネルの上下方向長さと等しく、かつ上記第2折り返しパネルの延出方向長さが上記端面パネルの上下方向長さと等しいので、箱体の4つの側壁をそれぞれ2枚のパネル(上記側面パネルと上記第1折り返しパネル、並びに上記端面パネルと上記第2折り返しパネル)によって形成することができる。当該箱用シートは、組立状態で、上記第1折り返しパネルの内面が上記傾斜部に支持されているので、上記一対の第1接続パネル及び上記一対の第2接続パネルの上方から荷重が加えられた場合でも、上記一対の第1折り返しパネル及び上記一対の第2折り返しパネルの折り返し形状が維持されやすい。従って、当該箱用シートは、組み立てられる箱体の座屈強度を十分に大きくすることができる。
上記一対の側面パネルの下縁から延出し、先端縁同士が突き合わされる一対の底外フラップと、上記一対の端面パネルの下縁から延出し、上記一対の底外フラップの上方に折り重ねられる一対の底内フラップとをさらに備え、上記一対の第1折り返しパネルの先端部が、上記一対の底内フラップの側縁によって内側から支持されるとよい。このように、上記一対の側面パネルの下縁から延出し、先端縁同士が突き合わされる一対の底外フラップと、上記一対の端面パネルの下縁から延出し、上記一対の底外フラップの上方に折り重ねられる一対の底内フラップとをさらに備え、上記一対の第1折り返しパネルの先端部が、上記一対の底内フラップの側縁によって内側から支持されることによって、上記一対の第1折り返しパネル及び上記一対の第2折り返しパネルの折り返し形状がより安定的に維持される。その結果、箱体の強度を容易かつ確実に維持することができる。
上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、上記傾斜部の先端から連続し、上下方向に延びる直線状の非傾斜部が形成されており、上記非傾斜部が上記第2折り返しパネルの先端縁まで至っているとよい。このように、上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、上記傾斜部の先端から連続し、上下方向に延びる直線状の非傾斜部が形成されており、上記非傾斜部が上記第2折り返しパネルの先端縁まで至っていることによって、上記一対の第1折り返しパネルを、上記側面パネルと上記非傾斜部との間に挟み込みやすい。その結果、箱体の座屈強度をより大きくすることができる。
上記非傾斜部の長さとしては5mm以上25mm以下が好ましい。このように、上記非傾斜部の長さが上記範囲内であることによって、箱体の座屈強度を容易かつ確実に大きくすることができる。
上記第1折り返しパネルが矩形状であるとよい。このように、上記第1折り返しパネルが矩形状であることによって、上記第1折り返しパネルの内面を上記傾斜部によって容易かつ確実に支持することができる。
なお、本考案において、「上」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における「上」を意味し、「下」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における「下」を意味する。また、「内」とは、箱体における「内」を意味する。延出方向長さが「等しい」とは、延出方向長さ同士の差が10mm以下であることをいい、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であることをいう。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<箱用シート>
図1の箱用シート1は、1枚のシート材から形成される。当該箱用シート1は、トレイ状の箱体に組み立て可能であり、具体的には図2〜図4の箱体20に組み立てられる。当該箱用シート1は、組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bと、一対の側面パネル2a、2bの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネル4a、4bと、一対の第1接続パネル4a、4bの先端縁から延出し、一対の側面パネル2a、2bの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネル5a、5bと、一対の端面パネル3a、3bの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネル6a、6bと、一対の第2接続パネル6a、6bの先端縁から延出し、一対の端面パネル3a、3bの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネル7a、7bとを備える。一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bは、左右方向に交互に連接されている。当該箱用シート1は、一対の側面パネル2a、2bのうち、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に配置される側面パネル2aの左右方向外側の側縁(端面パネル3aと連接される側と反対側の側縁)に連接される糊代8を備える。また、当該箱用シート1は、一対の側面パネル2a、2bの下縁から延出し、先端縁同士が突き合わされる一対の底外フラップ9a、9bと、一対の端面パネル3a、3bの下縁から延出し、一対の底外フラップ9a、9bの上方に折り重ねられる一対の底内フラップ10a、10bとを備える。なお、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向を意味する。また、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの内面を筋押しして形成される罫線を示す。
<箱用シート>
図1の箱用シート1は、1枚のシート材から形成される。当該箱用シート1は、トレイ状の箱体に組み立て可能であり、具体的には図2〜図4の箱体20に組み立てられる。当該箱用シート1は、組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bと、一対の側面パネル2a、2bの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネル4a、4bと、一対の第1接続パネル4a、4bの先端縁から延出し、一対の側面パネル2a、2bの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネル5a、5bと、一対の端面パネル3a、3bの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネル6a、6bと、一対の第2接続パネル6a、6bの先端縁から延出し、一対の端面パネル3a、3bの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネル7a、7bとを備える。一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bは、左右方向に交互に連接されている。当該箱用シート1は、一対の側面パネル2a、2bのうち、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に配置される側面パネル2aの左右方向外側の側縁(端面パネル3aと連接される側と反対側の側縁)に連接される糊代8を備える。また、当該箱用シート1は、一対の側面パネル2a、2bの下縁から延出し、先端縁同士が突き合わされる一対の底外フラップ9a、9bと、一対の端面パネル3a、3bの下縁から延出し、一対の底外フラップ9a、9bの上方に折り重ねられる一対の底内フラップ10a、10bとを備える。なお、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向を意味する。また、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの内面を筋押しして形成される罫線を示す。
第1折り返しパネル5a、5bの延出方向長さは、側面パネル2a、2bの上下方向長さと等しい。第2折り返しパネル7a、7bの延出方向長さは、端面パネル3a、3bの上下方向長さと等しい。一対の第2折り返しパネル7a、7bの基端側の両側縁は、組立状態(図2の状態)で一対の第1接続パネル4a、4b同士の間に挟まれるように切り欠かれている。端面パネル3a、3bの側縁を基準とする第2折り返しパネル7a、7bの基端縁の切り欠き深さDは、第1接続パネル4a、4bの延出方向長さL1と略等しい。一対の第2折り返しパネル7a、7bの両側縁には、その基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部11が形成されている。図3に示すように、組立状態で、第1折り返しパネル5a、5bの内面は傾斜部11に支持されている。
当該箱用シート1を箱体20に組み立てる手順について説明する。まず、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する側面パネル2aをこの側面パネル2aに連接される端面パネル3aの内面に折り重ね、左右方向外側(本実施形態では左右方向右側)に位置する端面パネル3bをこの端面パネル3bに連接される側面パネル2bの内面に折り重ね、糊代8を折り重ねられた端面パネル3bの内面に貼着する。続いて、無端状に接続された一対の側面パネル2a、2b及び一対の端面パネル3a、3bを四角筒状に広げたうえ、一対の底内フラップ10a、10bを内側に折り曲げ、さらに一対の底外フラップ9a、9bを内側に折り曲げて先端縁同士を突き合わせ、箱体20の底部を形成する。一対の底外フラップ9a、9bの先端縁同士の突き合わせ部には、例えば封函テープXが貼着される。次に、一対の第1接続パネル4a、4bを内側に略垂直に折り曲げたうえ、これらの第1接続パネル4a、4bの先端縁から延出する一対の第1折り返しパネル5a、5bを一対の側面パネル2a、2bの内面側に折り返す。そして、一対の第2接続パネル6a、6bを内側に略垂直に折り曲げたうえ、これらの第2接続パネル6a、6bの先端縁から延出する一対の第2折り返しパネル7a、7bを一対の端面パネル3a、3bの内面側に折り返す。この際、一対の第2折り返しパネル7a、7bは、一対の端面パネル3a、3bと平行に配置されるように折り返す。一対の第2折り返しパネル7a、7bが一対の端面パネル3a、3bの内面側に折り返されることで、一対の第1折り返しパネル5a、5bの内面は、一対の第2折り返しパネル7a、7bの傾斜部11に支持される。すなわち、一対の第1折り返しパネル5a、5bは、基端側(第1接続パネル4a、4bと連接される側)から先端側に向けて隣接する側面パネル2a、2b側に近接するように傾斜部11によって支持される。これにより、一対の第1折り返しパネル5a、5bと傾斜部11とが干渉し合い、一対の第1折り返しパネル5a、5bと一対の第2折り返しパネル7a、7bとの姿勢が安定的に維持される。
当該箱用シート1に用いられるシート材としては、当該箱用シート1を組み立ててなる箱体20の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、製造コストが低く、かつ箱体20の座屈強度を高めやすい段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート1を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
(側面パネル)
一対の側面パネル2a、2bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。一対の側面パネル2a、2bは、箱体20の長さ面を形成する。側面パネル2a、2bの左右方向長さは端面パネル3a、3bの左右方向長さよりも大きい。
一対の側面パネル2a、2bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。一対の側面パネル2a、2bは、箱体20の長さ面を形成する。側面パネル2a、2bの左右方向長さは端面パネル3a、3bの左右方向長さよりも大きい。
側面パネル2a、2bの左右方向長さとしては、箱体20に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば20cm以上50cm以下とすることができる。側面パネル2a、2bの上下方向長さとしては、箱体20に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば5cm以上20cm以下とすることができる。
(端面パネル)
一対の端面パネル3a、3bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。端面パネル3a、3bの左右方向長さとしては、箱体20に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上40cm以下とすることができる。端面パネル3a、3bの上下方向長さとしては、側面パネル2a、2bの上下方向長さと同じとすることができる。
一対の端面パネル3a、3bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。端面パネル3a、3bの左右方向長さとしては、箱体20に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上40cm以下とすることができる。端面パネル3a、3bの上下方向長さとしては、側面パネル2a、2bの上下方向長さと同じとすることができる。
(第1接続パネル)
一対の第1接続パネル4a、4bは矩形状かつ同一形状に形成されている。一対の第1接続パネル4a、4bは、複数の箱体20を段積みする際に、上側に配置される箱体20を支える支持部を構成する。第1接続パネル4a、4bの幅は、側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。第1接続パネル4a、4bの延出方向長さの下限としては、1.5cmが好ましく、2.0cmがより好ましい。一方、上記延出方向長さの上限としては、4.0cmが好ましく、3.5cmがより好ましい。上記延出方向長さが上記下限に満たないと、上側に段積みされる他の箱体20を安定的に支持し難くなるおそれがある。逆に、上記延出方向長さが上記上限を超えると、箱体20に組み立てられた状態で、側面パネル2a、2bに対する第1折り返しパネル5a、5bの傾斜角度が大きくなり過ぎて、第1折り返しパネル5a、5bの姿勢が不安定になるおそれや、箱体20の座屈強度を十分に大きくし難くなるおそれがある。
一対の第1接続パネル4a、4bは矩形状かつ同一形状に形成されている。一対の第1接続パネル4a、4bは、複数の箱体20を段積みする際に、上側に配置される箱体20を支える支持部を構成する。第1接続パネル4a、4bの幅は、側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。第1接続パネル4a、4bの延出方向長さの下限としては、1.5cmが好ましく、2.0cmがより好ましい。一方、上記延出方向長さの上限としては、4.0cmが好ましく、3.5cmがより好ましい。上記延出方向長さが上記下限に満たないと、上側に段積みされる他の箱体20を安定的に支持し難くなるおそれがある。逆に、上記延出方向長さが上記上限を超えると、箱体20に組み立てられた状態で、側面パネル2a、2bに対する第1折り返しパネル5a、5bの傾斜角度が大きくなり過ぎて、第1折り返しパネル5a、5bの姿勢が不安定になるおそれや、箱体20の座屈強度を十分に大きくし難くなるおそれがある。
(第1折り返しパネル)
一対の第1折り返しパネル5a、5bは矩形状かつ同一形状に形成されている。第1折り返しパネル5a、5bは、第2折り返しパネル7a、7bの側縁を係止可能な切り欠きを有しない。当該箱用シート1は、第1折り返しパネル5a、5bが矩形状であることによって、第1折り返しパネル5a、5bの内面を傾斜部11によって容易かつ確実に支持することができる。
一対の第1折り返しパネル5a、5bは矩形状かつ同一形状に形成されている。第1折り返しパネル5a、5bは、第2折り返しパネル7a、7bの側縁を係止可能な切り欠きを有しない。当該箱用シート1は、第1折り返しパネル5a、5bが矩形状であることによって、第1折り返しパネル5a、5bの内面を傾斜部11によって容易かつ確実に支持することができる。
上述のように、第1折り返しパネル5a、5bの延出方向長さは、側面パネル2a、2bの上下方向長さと等しい。図3に示すように、第1折り返しパネル5a、5bの先端縁(箱体20における下端縁)は、側面パネル2a、2bの内面に当接した状態で、箱体20の底部近傍に配置される。第1折り返しパネル5a、5bの先端縁は、箱体20の底部の上面に当接していることが好ましい。本実施形態においては、第1折り返しパネル5a、5bの先端縁は、底外フラップ9a、9bの上面に当接していることが好ましい。
第1折り返しパネル5a、5bの幅は、第1接続パネル4a、4bの幅と等しい。図4に示すように、箱体20において、第1折り返しパネル5a、5bの両側縁13は、端面パネル3a、3bと第2折り返しパネル7a、7bとの間に配置される。
第1折り返しパネル5a、5bと第1接続パネル4a、4bとの間の境界線には、シート材の内面に筋押しして形成された複数の罫線と複数のスリットとが交互に配置されたリード罫線が形成されていることが好ましい。この構成によると、第1折り返しパネル5a、5bを第1接続パネル4a、4bとの境界線で容易かつ確実に折り曲げやすい。
(第2接続パネル)
一対の第2接続パネル6a、6bは矩形状かつ同一形状に形成されている。一対の第2接続パネル6a、6bは、一対の第1接続パネル4a、4bと共に、複数の箱体20を段積みする際に、上側に配置される箱体20を支える支持部を構成する。第2接続パネル6a、6bの幅は、端面パネル3a、3bの左右方向長さと略等しい。第2接続パネル6a、6bの延出方向長さとしては、第1接続パネル4a、4bの延出方向長さと同じとすることができる。
一対の第2接続パネル6a、6bは矩形状かつ同一形状に形成されている。一対の第2接続パネル6a、6bは、一対の第1接続パネル4a、4bと共に、複数の箱体20を段積みする際に、上側に配置される箱体20を支える支持部を構成する。第2接続パネル6a、6bの幅は、端面パネル3a、3bの左右方向長さと略等しい。第2接続パネル6a、6bの延出方向長さとしては、第1接続パネル4a、4bの延出方向長さと同じとすることができる。
(第2折り返しパネル)
一対の第2折り返しパネル7a、7bは同一形状に形成されている。第2折り返しパネル7a、7bは、その両側縁に、基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部11と、傾斜部11の先端から連続し、上下方向(第2折り返しパネル7a、7bの延出方向)に延びる直線状の非傾斜部12とを有する。非傾斜部12は、第2折り返しパネル7a、7bの先端縁まで至っている。換言すると、第2折り返しパネル7a、7bは、第2接続パネル6a、6bの先端縁から連続する等脚台形状の第1部分と、この第1部分の先端縁から連続する矩形状の第2部分とを有する。傾斜部11は上記第1部分の両側縁に設けられ、非傾斜部12は上記第2部分の両側縁に設けられている。当該箱用シート1は、第2折り返しパネル7a、7bが非傾斜部12を有することで、図3に示すように、一対の第1折り返しパネル5a、5bの先端部(箱体20における下端部)を側面パネル2a、2bと非傾斜部12との間に挟み込みやすい。その結果、一対の第1折り返しパネル5a、5bの姿勢をより安定させ、箱体20の座屈強度をより大きくすることができる。
一対の第2折り返しパネル7a、7bは同一形状に形成されている。第2折り返しパネル7a、7bは、その両側縁に、基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部11と、傾斜部11の先端から連続し、上下方向(第2折り返しパネル7a、7bの延出方向)に延びる直線状の非傾斜部12とを有する。非傾斜部12は、第2折り返しパネル7a、7bの先端縁まで至っている。換言すると、第2折り返しパネル7a、7bは、第2接続パネル6a、6bの先端縁から連続する等脚台形状の第1部分と、この第1部分の先端縁から連続する矩形状の第2部分とを有する。傾斜部11は上記第1部分の両側縁に設けられ、非傾斜部12は上記第2部分の両側縁に設けられている。当該箱用シート1は、第2折り返しパネル7a、7bが非傾斜部12を有することで、図3に示すように、一対の第1折り返しパネル5a、5bの先端部(箱体20における下端部)を側面パネル2a、2bと非傾斜部12との間に挟み込みやすい。その結果、一対の第1折り返しパネル5a、5bの姿勢をより安定させ、箱体20の座屈強度をより大きくすることができる。
傾斜部11は直線状である。上下方向に対する傾斜部11の傾斜角度の下限としては、10°が好ましく、15°がより好ましい。一方、上記傾斜角度の上限としては、25°が好ましく、20°がより好ましい。上記傾斜角度が上記下限に満たないと、第1接続パネル4a、4bの延出方向長さを十分に大きくすることができなくなり、複数の箱体20を段積みした場合に、上側に段積みされる他の箱体20を安定的に支持し難くなるおそれがある。逆に、上記傾斜角度が上記上限を超えると、箱体20の座屈強度を十分に大きくし難くなるおそれがある。
各第2折り返しパネル7a、7bにおける傾斜部11の先端同士の間隔(上記第1部分と上記第2部分との間の境界線の長さ)L2は、端面パネル3a、3bの左右方向長さL3よりもシート材1枚分から2枚分程度短い。具体的には、上記間隔L2と端面パネル3a、3bの左右方向長さL3との差としては、例えば3mm以上12mm以下とすることができ、シート材が厚さ5mmのAフルートである場合、上記差としては5mm以上10mm以下とすることができ、5mmよりが好ましい。このように、上記差を上記範囲内とすることで、一対の第1折り返しパネル5a、5bの先端部を側面パネル2a、2bと第2折り返しパネル7a、7bとの間に挟み込みやすい。
図3に示すように、非傾斜部12は、第1折り返しパネル5a、5bの先端部を側面パネル2a、2bとの間に挟み込む。非傾斜部12の長さの下限としては、5mmが好ましく、10mmがより好ましい。一方、非傾斜部12の長さの上限としては、25mmが好ましく、20mmがより好ましい。上記長さが上記下限に満たないと、第1折り返しパネル5a、5bの先端部を側面パネル2a、2bとの間に安定的かつ確実に挟み込み難くなるおそれがある。逆に、上記長さが上記上限を超えると、傾斜部11の傾斜角度が大きくなり過ぎて、箱体20の座屈強度を十分に大きくし難くなるおそれや、傾斜部11と非傾斜部12との屈曲部分で第1折り返しパネル5a、5bに折り目が形成されるおそれがある。
第2折り返しパネル7a、7bと第2接続パネル6a、6bとの間の境界線には、シート材の内面に筋押しして形成された複数の罫線と複数のスリットとが交互に配置されたリード罫線が形成されていることが好ましい。この構成によると、第2折り返しパネル7a、7bを第2接続パネル6a、6bとの境界線で容易かつ確実に折り曲げやすい。
(底外フラップ)
一対の底外フラップ9a、9bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底外フラップ9a、9bの幅は、側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。底外フラップ9a、9bの延出方向長さは、端面パネル3a、3bの左右方向長さの略1/2である。
一対の底外フラップ9a、9bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底外フラップ9a、9bの幅は、側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。底外フラップ9a、9bの延出方向長さは、端面パネル3a、3bの左右方向長さの略1/2である。
(底内フラップ)
一対の底内フラップ10a、10bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底内フラップ10a、10bの幅は、端面パネル3a、3bの左右方向長さよりもシート材1枚分程度短いことが好ましい。底内フラップ10a、10bの延出方向長さは、底外フラップ9a、9bの延出方向長さと略等しい。
一対の底内フラップ10a、10bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底内フラップ10a、10bの幅は、端面パネル3a、3bの左右方向長さよりもシート材1枚分程度短いことが好ましい。底内フラップ10a、10bの延出方向長さは、底外フラップ9a、9bの延出方向長さと略等しい。
図3に示すように、一対の第1折り返しパネル5a、5bの先端部は、一対の底内フラップ10a、10bの側縁によって内側から支持される。つまり、一対の第1折り返しパネル5a、5bの先端部は、側面パネル2a、2bと第2折り返しパネル7a、7bとの間に挟み込まれると同時に、側面パネル2a、2bと一対の底内フラップ10a、10bの側縁との間に挟み込まれる。この構成によると、第1折り返しパネル5a、5bの先端部は、幅方向の両端側では側面パネル2a、2bと第2折り返しパネル7a、7bとの間に挟み込まれ、かつ幅方向の中間部分では側面パネル2a、2bと一対の底内フラップ10a、10bとの間に挟み込まれる。これにより、一対の第1折り返しパネル5a、5b及び一対の第2折り返しパネル7a、7bの折り返し形状がより安定的に維持される。その結果、箱体20の強度を容易かつ確実に維持することができる。
<利点>
当該箱用シート1は、第1折り返しパネル5a、5bの延出方向長さが側面パネル2a、2bの上下方向長さと等しく、かつ第2折り返しパネル7a、7bの延出方向長さが端面パネル3a、3bの上下方向長さと等しいので、箱体20の4つの側壁をそれぞれ2枚のパネル(側面パネル2a、2bと第1折り返しパネル5a、5b、並びに端面パネル3a、3bと第2折り返しパネル7a、7b)によって形成することができる。当該箱用シート1は、組立状態で、第1折り返しパネル5a、5bの内面が傾斜部11に支持されているので、一対の第1接続パネル4a、4b及び一対の第2接続パネル6a、6bの上方から荷重が加えられた場合でも、一対の第1折り返しパネル5a、5b及び一対の第2折り返しパネル7a、7bの折り返し形状が維持されやすい。従って、当該箱用シート1は、組み立てられる箱体20の座屈強度を十分に大きくすることができる。
当該箱用シート1は、第1折り返しパネル5a、5bの延出方向長さが側面パネル2a、2bの上下方向長さと等しく、かつ第2折り返しパネル7a、7bの延出方向長さが端面パネル3a、3bの上下方向長さと等しいので、箱体20の4つの側壁をそれぞれ2枚のパネル(側面パネル2a、2bと第1折り返しパネル5a、5b、並びに端面パネル3a、3bと第2折り返しパネル7a、7b)によって形成することができる。当該箱用シート1は、組立状態で、第1折り返しパネル5a、5bの内面が傾斜部11に支持されているので、一対の第1接続パネル4a、4b及び一対の第2接続パネル6a、6bの上方から荷重が加えられた場合でも、一対の第1折り返しパネル5a、5b及び一対の第2折り返しパネル7a、7bの折り返し形状が維持されやすい。従って、当該箱用シート1は、組み立てられる箱体20の座屈強度を十分に大きくすることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば、箱体の底部を形成するための具体的な構成は特に限定されるものではない。当該箱用シートは、いわゆるワンタッチタイプ、アメリカンロックタイプ等の底部を形成するものであってもよい。
上記第2折り返しパネルの両側縁は上述の傾斜部のみから構成されていてもよい。
以上のように、本考案に係る箱用シートは、組み立てが容易でかつ座屈強度の大きいトレイ状の箱体として好適に用いられる。
1 箱用シート
2a、2b 側面パネル
3a、3b 端面パネル
4a、4b 第1接続パネル
5a、5b 第1折り返しパネル
6a、6b 第2接続パネル
7a、7b 第2折り返しパネル
8 糊代
9a、9b 底外フラップ
10a、10b 底内フラップ
11 傾斜部
12 非傾斜部
13 側縁
20 箱体
X 封函テープ
D 端面パネルの側縁を基準とする第2折り返しパネルの基端縁の切り欠き深さ
L1 第1接続パネルの延出方向長さ
L2 各第2折り返しパネルにおける傾斜部の先端同士の間隔
L3 端面パネルの左右方向長さ
2a、2b 側面パネル
3a、3b 端面パネル
4a、4b 第1接続パネル
5a、5b 第1折り返しパネル
6a、6b 第2接続パネル
7a、7b 第2折り返しパネル
8 糊代
9a、9b 底外フラップ
10a、10b 底内フラップ
11 傾斜部
12 非傾斜部
13 側縁
20 箱体
X 封函テープ
D 端面パネルの側縁を基準とする第2折り返しパネルの基端縁の切り欠き深さ
L1 第1接続パネルの延出方向長さ
L2 各第2折り返しパネルにおける傾斜部の先端同士の間隔
L3 端面パネルの左右方向長さ
Claims (5)
- 1枚のシート材から形成され、トレイ状の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、
組立状態でそれぞれ対向する一対の側面パネル及び一対の端面パネルと、
上記一対の側面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第1接続パネルと、
上記一対の第1接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の側面パネルの内面側に折り返される一対の第1折り返しパネルと、
上記一対の端面パネルの上縁から延出し、内側に略垂直に折り曲げられる一対の第2接続パネルと、
上記一対の第2接続パネルの先端縁から延出し、上記一対の端面パネルの内面側に折り返される一対の第2折り返しパネルと
を備え、
上記第1折り返しパネルの延出方向長さが上記側面パネルの上下方向長さと等しく、かつ上記第2折り返しパネルの延出方向長さが上記端面パネルの上下方向長さと等しく、
上記一対の第2折り返しパネルの基端側の両側縁が、組立状態で上記一対の第1接続パネル同士の間に挟まれるように切り欠かれており、
上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、その基端から先端側に向けて幅方向の外側に傾斜する傾斜部が形成されており、
組立状態で、上記第1折り返しパネルの内面が上記傾斜部に支持される箱用シート。 - 上記一対の側面パネルの下縁から延出し、先端縁同士が突き合わされる一対の底外フラップと、
上記一対の端面パネルの下縁から延出し、上記一対の底外フラップの上方に折り重ねられる一対の底内フラップと
をさらに備え、
上記一対の第1折り返しパネルの先端部が、上記一対の底内フラップの側縁によって内側から支持される請求項1に記載の箱用シート。 - 上記一対の第2折り返しパネルの上記両側縁に、上記傾斜部の先端から連続し、上下方向に延びる直線状の非傾斜部が形成されており、
上記非傾斜部が上記第2折り返しパネルの先端縁まで至っている請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。 - 上記非傾斜部の長さが5mm以上25mm以下である請求項3に記載の箱用シート。
- 上記第1折り返しパネルが矩形状である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020001356U JP3226980U (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 箱用シート |
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Family Applications (1)
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JP2020001356U Active JP3226980U (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 箱用シート |
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JP (1) | JP3226980U (ja) |
-
2020
- 2020-04-14 JP JP2020001356U patent/JP3226980U/ja active Active
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