JP6651046B1 - 箱用シート - Google Patents
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Abstract
Description
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
図1の箱用シート1は、1枚の段ボールシートから構成される。当該箱用シート1は、左右方向に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル2a、2b及び一対の第2側面パネル3a、3bと、一対の第1側面パネル2a、2bの上縁から延出し、先端同士が突き合わされる一対の蓋外フラップ4a、4bと、一対の第2側面パネル3a、3bの上縁から延出し、一対の蓋外フラップ4a、4bの内側に折り込まれる一対の蓋内フラップ5a、5bとを備える。また、当該箱用シート1は、一対の第1側面パネル2a、2bの下縁から延出し、先端同士が突き合わされる一対の底外フラップ6a、6bと、一対の第2側面パネル3a、3bの下縁から延出し、一対の底外フラップ6a、6bの内側に折り込まれる一対の底内フラップ7a、7bと、一対の第1側面パネル2a、2bのうち、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する第1側面パネル2aの左右方向外側の側縁から延出する糊代8とを備える。第1側面パネル2a、2bと第2側面パネル3a、3bとの間の境界線、第1側面パネル2a、2bと蓋外フラップ4a、4b及び底外フラップ6a、6bとの間の境界線、第2側面パネル3a、3bと蓋内フラップ5a、5b及び底内フラップ7a、7bとの間の境界線、並びに第1側面パネル2aと糊代8との間の境界線には、シートの内面を筋押しして形成される罫線が設けられている。
一対の第1側面パネル2a、2bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。一対の第1側面パネル2a、2bの左右方向長さは一対の第2側面パネル3a、3bの左右方向長さよりも大きい。つまり、一対の第1側面パネル2a、2bは、箱体21の長さ面を形成する長さ面パネルである。
一対の第2側面パネル3a、3bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。一対の第2側面パネル3a、3bは、箱体21の幅面を形成する幅面パネルである。一対の第2側面パネル3a、3bの上下方向長さとしては、一対の第1側面パネル2a、2bの側縁の上下方向長さと同じとすることができる。一対の第2側面パネル3a、3bの上縁17の高さ位置は、第1側面パネル2a、2bの上縁11の側端部12の高さ位置H0と同じである。一対の第2側面パネル3a、3bの上縁17は左右方向に直線状に延びている。一対の第2側面パネル3a、3bの下縁18の高さ位置は、第1側面パネル2a、2bの下縁16の高さ位置と同じである。一対の第2側面パネル3a、3bの下縁18は左右方向に直線状に延びている。
一対の蓋外フラップ4a、4bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。蓋外フラップ4a、4bの幅は、第1側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。蓋外フラップ4a、4bの突出方向長さは、第2側面パネル3a、3bの左右方向長さの略1/2である。
一対の蓋内フラップ5a、5bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。蓋内フラップ5a、5bの幅は、第2側面パネル3a、3bの左右方向長さと略等しい。蓋内フラップ5a、5bの突出方向長さは、蓋外フラップ4a、4bの突出方向長さと略等しい。
一対の底外フラップ6a、6bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底外フラップ6a、6bの幅は、第1側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。底外フラップ6a、6bの突出方向長さは、第2側面パネル3a、3bの左右方向長さの略1/2である。
一対の底内フラップ7a、7bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底内フラップ7a、7bの幅は、第2側面パネル3a、3bの左右方向長さと略等しい。底内フラップ7a、7bの突出方向長さは、底外フラップ6a、6bの突出方向長さと略等しい。
当該箱用シート1を組み立ててなる箱体21は、一対の第1側面パネル2a、2bに上方から荷重が加えられた場合、一対の側方隆起部13が支持部として機能する。より詳しくは、一対の第1側面パネル2a、2bにおいて一対の側方隆起部13によって画定される突出部分R及びこの突出部分Rから下方に連なる部分が支柱として機能する。当該箱用シート1を組み立ててなる箱体21は、上方からの荷重に対して比較的変形し難い角部から連続する部分を支柱として機能させることで、座屈強度を大きくすることができる。
図6の箱用シート31は、1枚の段ボールシートから構成される。当該箱用シート31は、左右方向に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル32a、32b及び一対の第2側面パネル33a、33bと、一対の第1側面パネル32a、32bの上縁から延出し、先端同士が突き合わされる一対の蓋外フラップ34a、34bと、一対の第2側面パネル33a、33bの上縁から延出し、一対の蓋外フラップ34a、34bの内側に折り込まれる一対の蓋内フラップ35a、35bとを備える。また、当該箱用シート31は、一対の第1側面パネル32a、32bの下縁から延出し、先端同士が突き合わされる一対の底外フラップ36a、36bと、一対の第2側面パネル33a、33bの下縁から延出し、一対の底外フラップ36a、36bの内側に折り込まれる一対の底内フラップ37a、37bと、一対の第1側面パネル32a、32bのうち、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する第1側面パネル32aの左右方向外側の側縁から延出する糊代38とを備える。
接続部45全体は、一対の側端部42以上の高さ位置に設けられている。接続部45は、上に凸な円弧状である。これにより、第1側面パネル32a、32bの上縁41は、全体として波状に蛇行した形状とされる。当該箱用シート31は、接続部45と、一対の側端部42同士を結ぶ仮想直線とによって画定される第2の突出部分を有する。当該箱用シートは、接続部45が上に凸な円弧状であることによって、接続部45を上端としてこの接続部45の下方に連なる部分を好適に支柱として機能させつつ、この接続部45のエッジを起点とする座屈を防止し、当該箱用シート31を組み立ててなる箱体の座屈強度をより大きくしやすい。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
[No.1]
一対の第1側面パネルの左右方向長さが300mm、一方の第2側面パネルの左右方向長さが250mm、他方の第2側面パネルの左右方向長さが247mm、一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルの上下方向長さが200mm、一対の蓋外フラップ、一対の蓋内フラップ、一対の底外フラップ及び一対の底内フラップの突出方向長さが125mmである図6の箱用シートを用意した。この箱用シートの段ボールシートとしては、シート厚さが3mmのBフルート、C5ライナー、中芯160g/m2のものを用いた。この箱用シートは、一対の第1側面パネルの上縁が、左右方向両側の側端部から中央側に向けて、上記一対の側端部よりも上方に隆起して上記一対の側端部の高さ位置に戻る上に凸な円弧状の一対の側方隆起部と、この側方隆起部の内側の端部から中央側に連続して設けられ、上記一対の側端部よりも下方に陥没して上記一対の側端部の高さ位置に戻る下に凸な円弧状の一対の陥没部と、上記一対の陥没部の内側の端部同士を接続し、上に凸な円弧状の接続部とを有するものとした。上記一対の側方隆起部及び上記接続部の突出長さ、並びに上記一対の陥没部の陥没深さはいずれも1mmで同じとした。また、上記側方隆起部及び上記陥没部の左右方向長さはそれぞれ58mmとした。
一対の第1側面パネルの下縁を、No.1の一対の第1側面パネルの上縁を上下に反転した形状とした以外、No.1と同様の構成を有する箱用シート(図7の箱用シート)を用意した。
[No.3]
一対の第1側面パネルの上縁全体を左右方向に延びる直線状とした以外、No.1と同様の構成を有する箱用シートを用意した。
No.1〜No.3の箱用シートから箱体を組み立て、JIS Z−0212に準拠して箱体が座屈するまで荷重を加え、箱体の最大圧縮強度を測定した。各箱体について5つのサンプルを用意し、5つのサンプルの最大圧縮強度の平均値を測定値として採用した。この試験の結果、No.1の最大圧縮強度は2.15kN、No.2の最大圧縮強度は2.05kN、No.3の最大圧縮強度は1.97kNであった。
2a、2b、32a、32b、52a、52b 第1側面パネル
3a、3b、33a、33b 第2側面パネル
4a、4b、34a、34b 蓋外フラップ
5a、5b、35a、35b 蓋内フラップ
6a、6b、36a、36b 底外フラップ
7a、7b、37a、37b 底内フラップ
8、38 糊代
11、17、41、61 上縁
12、42 側端部
13 側方隆起部
13a 頂部
14 陥没部
14a 底部
15、45 接続部
16、18、62 下縁
21 箱体
22 底部
23 天面部
H0 側端部の高さ位置
H1 側方隆起部の頂部の高さ位置
H2 陥没部の底部の高さ位置
L1 側方隆起部の左右方向長さ
P1 側方隆起部の上下方向の突出長さ(側端部と側方隆起部の頂部との上下方向距離)
P2 陥没部の陥没深さ(側端部と陥没部の底部との上下方向距離)
R 突出部分
X 封函テープ
Claims (9)
- 1枚の段ボールシートから構成され、
左右方向に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
上記一対の第1側面パネルの上縁から延出し、先端同士が突き合わされる一対の蓋外フラップと、
上記一対の第2側面パネルの上縁から延出し、上記一対の蓋外フラップの内側に折り込まれる一対の蓋内フラップと
を備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、
上記一対の第1側面パネルの上縁が、左右方向両側の側端部から中央側に向けて、上記一対の側端部よりも上方に隆起して上記一対の側端部の高さ位置に戻る一対の側方隆起部と、上記一対の側方隆起部の内側の端部から中央側に連続して設けられ、上記一対の側端部よりも下方に陥没して上記一対の側端部の高さ位置に戻る一対の陥没部と、上記一対の陥没部の内側の端部同士を接続する接続部とを有し、
上記一対の側方隆起部同士の頂部の高さ位置が等しく、
上記一対の側方隆起部が上に凸な円弧状であり、上記一対の陥没部が下に凸な円弧状である箱用シート。 - 上記接続部の全体が、上記一対の側端部以上の高さ位置に設けられている請求項1に記載の箱用シート。
- 上記接続部が、上に凸な円弧状である請求項2に記載の箱用シート。
- 上記接続部の頂部の高さ位置が上記一対の側方隆起部の頂部の高さ位置と等しい請求項3に記載の箱用シート。
- 上記接続部が、左右方向に延びる直線状である請求項2に記載の箱用シート。
- 上記側端部と上記側方隆起部の頂部との上下方向距離が、上記側端部と上記陥没部の底部との上下方向距離と等しい請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の箱用シート。
- 上記第1側面パネルの左右方向長さに対する上記側端部と上記側方隆起部の頂部との上下方向距離の比が0.001以上0.010以下である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の箱用シート。
- シート厚さに対する上記側端部と上記側方隆起部の頂部との上下方向距離の比が0.2以上1.0以下である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の箱用シート。
- 上記一対の第1側面パネルの下縁が直線状である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の箱用シート。
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