JP3233622U - 箱用シート - Google Patents

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【課題】箱体の座屈後の強度を高めることが可能な箱用シートを提供する。【解決手段】本考案の一態様に係る箱用シート10は、組立状態で上下方向に対向する天面パネル1及び底面パネル2と、組立状態で左右方向に対向する一対の側面パネル3、4とを備え、ラップラウンド型の箱体に組み立てられる箱用シートであって、上記一対の側面パネルの上縁3a、4aに沿って、座屈誘導部11a、11bが設けられており、上記座屈誘導部が、上記側面パネルの上縁と平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線12a、12bと、上記第1罫線の両端部にそれぞれ接続されており、上記第1罫線に対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線13a、13bとを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシート等から組み立てられる箱体が、物品の保管、運搬等に広く用いられている。この箱体として、上下方向に対向する天面パネル及び底面パネルと、左右方向に対向する一対の側面パネルとを備えるラップラウンド型の箱体が用いられている。
このラップラウンド型の箱体について、上方から荷重が加えられた場合の胴膨れを防止すべく、側面パネルの上縁に沿って座屈誘導用のラインを設けることが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−72044号公報
特許文献1には、側面パネルの上縁に沿ってミシン目にカットしたカットラインを設けることが記載されている。特許文献1には、箱体に上方から荷重が加えられた場合に、側面パネルをカットラインで座屈させることで、胴撓みを防止できることが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されている箱体は、カットラインによる座屈後における箱体の強度を高める観点でさらなる改良の余地がある。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、箱体の座屈後の強度を高めることが可能な箱用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で上下方向に対向する天面パネル及び底面パネルと、組立状態で左右方向に対向する一対の側面パネルとを備え、ラップラウンド型の箱体に組み立てられる箱用シートであって、上記一対の側面パネルの上縁に沿って、座屈誘導部が設けられており、上記座屈誘導部が、上記側面パネルの上縁と平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線と、上記第1罫線の両端部にそれぞれ接続されており、上記第1罫線に対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線とを有する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、箱体の座屈後の強度を高めることができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。 図3は、図2の箱体の座屈誘導部を示す部分拡大側面図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で上下方向に対向する天面パネル及び底面パネルと、組立状態で左右方向に対向する一対の側面パネルとを備え、ラップラウンド型の箱体に組み立てられる箱用シートであって、上記一対の側面パネルの上縁に沿って、座屈誘導部が設けられており、上記座屈誘導部が、上記側面パネルの上縁と平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線と、上記第1罫線の両端部にそれぞれ接続されており、上記第1罫線に対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線とを有する。
当該箱用シートは、上記座屈誘導部が、上記側面パネルの上縁と平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線と、上記第1罫線の両端部にそれぞれ接続されており、上記第1罫線に対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線とを有しているので、箱体に組み立てられた状態で上方から荷重が加えられた場合に、上記第1罫線と上記第2罫線とで座屈しやすい。当該箱用シートは、上記第1罫線と上記第2罫線とで座屈した場合に、上記第1罫線と上記第2罫線とで囲まれた領域が支柱として機能しやすく、さらなる座屈を抑制しやすい。従って、当該箱用シートは、箱体の座屈後の強度を高めることができる。
上記第1罫線及び上記第2罫線が、上記側面パネルの外面に形成されているとよい。このように、上記第1罫線及び上記第2罫線が、上記側面パネルの外面に形成されていることによって、箱体の座屈後の強度をより高めやすい。
当該箱用シートは、上記天面パネルの両側の側縁から延出する一対の上外フラップと、上記底面パネルの両側の側縁から延出する一対の下外フラップと、上記一対の側面パネルの両側の側縁から延出する各一対の内フラップとをさらに備えるとよい。当該箱用シートは、上記天面パネルの両側の側縁から延出する一対の上外フラップと、上記底面パネルの両側の側縁から延出する一対の下外フラップと、上記一対の側面パネルの両側の側縁から延出する各一対の内フラップとをさらに備えることで、ラップラウンド型の箱体に容易に組み立てできる。
上記側面パネルの上縁と上記第1罫線との間隔としては、5mm以上15mm以下が好ましい。このように、上記側面パネルの上縁と上記第1罫線との間隔が上記範囲内であることによって、上記座屈誘導部によって箱体の座屈を適切に誘導することができる。
上記側面パネルの上縁に対する上記第2罫線の傾斜角度としては、45°以上75°以下が好ましい。このように、上記側面パネルの上縁に対する上記第2罫線の傾斜角度が上記範囲内であることによって、箱体の座屈後の強度をより高めることができる。
なお、本考案において、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体において想定される一般的な使用態様における水平方向をいう。また、「上」とは、上記左右方向を基準とする上を意味し、「下」とは、上記左右方向を基準とする下を意味する。「内」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体における「内」を意味し、「外」とは上記箱体における「外」を意味する。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート10は、ラップラウンド型の箱体に組み立て可能であり、具体的には図2の箱体20に組み立てられる。当該箱用シート10は、1枚のシート体から構成されている。当該箱用シート10は、組立状態で上下方向に対向する天面パネル1及び底面パネル2と、組立状態で左右方向に対向する一対の側面パネル(第1側面パネル3及び第2側面パネル4)とを備える。また、当該箱用シート10は、天面パネル1の両側の側縁から延出する一対の上外フラップ5a、5bと、底面パネル2の両側の側縁から延出する一対の下外フラップ6a、6bと、一対の側面パネルの両側の側縁から延出する各一対の内フラップ(第1側面パネル3の両側の側縁から延出する一対の第1内フラップ7a、7b、及び第2側面パネル4の両側の側縁から延出する一対の第2内フラップ8a、8b)とを備える。さらに、当該箱用シート10は、底面パネル2の端縁から延出する継代9を備える。当該箱用シート10は、第1側面パネル3、天面パネル1、第2側面パネル4、底面パネル2及び継代9が一方側から他方側にこの順で連接されている。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シート10を箱体20に組み立てる手順の一例について説明する。まず、天面パネル1の内面に箱体20に収容する物品を載置する。その後、第2側面パネル4を天面パネル1に対して略90°立ち上げ、第2側面パネル4の両側の側縁から延出する一対の第2内フラップ8a、8bを内側に略90°折り曲げる。さらに、第1側面パネル3を天面パネル1に対して略90°立ち上げたうえ、底面パネル2を天面パネル1と対向するように折り曲げる。この際、底面パネル2は、天面パネル1に載置された物品に下方から支持されることで、天面パネル1と平行に維持される。続いて、第1側面パネル3の両側の側縁から延出する一対の第1内フラップ7a、7bを内側に略90°折り曲げる。そして、天面パネル1の両側の側縁から延出する一対の上外フラップ5a、5b及び底面パネル2の両側の側縁から延出する一対の下外フラップ6a、6bを内側に略90°折り曲げると共に、上外フラップ5a、5b及び下外フラップ6a、6bと第1内フラップ7a、7b及び第2内フラップ8a、8bとの重なり合う部分を接着剤で貼着する。さらに、継代9を底面パネル2に対して内側に略90°折り曲げ、継代9及び第1側面パネル3の重なり合う部分を接着剤で貼着する。最後に、天面パネル1と底面パネル2とを180°反転させることで、図2のラップラウンド型の箱体20が組み立てられる。
当該箱用シート10に用いられるシートとしては、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体20の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート10を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
(天面パネル)
天面パネル1は矩形状である。天面パネル1と第1側面パネル3及び第2側面パネル4との境界線、並びに天面パネル1と一対の上外フラップ5a、5bとの境界線には、それぞれシートの内面を筋押ししてなる罫線が形成されている。
(底面パネル)
底面パネル2は矩形状である。底面パネル2は天面パネル1と略同一形状に形成されている。底面パネル2と第2側面パネル4との境界線、底面パネル2と継代9との境界線、及び底面パネル2と一対の下外フラップ6a、6bとの境界線には、それぞれシートの内面を筋押ししてなる罫線が形成されている。
(側面パネル)
第1側面パネル3及び第2側面パネル4は矩形状である(以下、第1側面パネル3と第2側面パネル4とをまとめて「側面パネル3、4」ともいう。)。第1側面パネル3及び第2側面パネル4は略同一形状である。連接方向(図1のX方向)における側面パネル3、4の長さは、天面パネル1及び底面パネル2の長さよりも大きくてもよい。当該箱用シート10は、連接方向における側面パネル3、4の長さが大きいことで、箱体20の高さが大きくなる。当該箱用シート10は、このような構成であっても、後述するように箱体20の座屈後の強度を高めることができる。第1側面パネル3と第1内フラップ7a、7bとの境界線、及び第2側面パネル4と第2内フラップ8a、8bとの境界線には、それぞれシートの内面を筋押ししてなる罫線が形成されている。
側面パネル3、4には、その上縁3a、4a(天面パネル1との境界線)に沿って座屈誘導部11a、11bが設けられている。図1から図3に示すように(図2及び図3では、座屈誘導部11bを例示)、座屈誘導部11a、11bは、側面パネル3、4の上縁3a、4aと平行に、かつ長手方向(図3のY方向)に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線12a、12bと、第1罫線12a、12bの両端部にそれぞれ接続されており、第1罫線12a、12bに対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線13a、13bとを有する。複数の第1罫線12a、12bは、第1側面パネル3及び第2側面パネル4の上縁3a、4aに沿ってそれぞれ全体として直線状に配置されている。第2罫線13a、13bはそれぞれ直線状である。各第1罫線12a、12bの両端部に接続されている一対の第2罫線13a、13b同士は、下方に傾斜しつつ互いに離間する方向に延びている。各第1罫線12a、12bの両端部に接続されている一対の第2罫線13a、13b同士の第1罫線12a、12bに対する傾斜角度は等しい。
座屈誘導部11a、11bは、箱体20に上方から荷重が加えられた場合に座屈を誘導する。具体的には、箱体20に上方から荷重が加えられた場合に、側面パネル3、4が第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで選択的に折れ曲がることで、シートの膨れを吸収し、箱体20の胴膨れを抑制する。さらに、座屈誘導部11a、11bは、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bの折れ曲がり後における箱体20の座屈強度を高める。具体的には、箱体20に上方から荷重が加えられた場合に、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで囲まれた領域R(図3参照)が支柱として機能し、側面パネル3、4のさらなる座屈を抑制する。
第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bは、側面パネル3、4の外面に形成されていることが好ましい。すなわち、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bは、側面パネル3、4の外面を筋押しして形成されることが好ましい。この構成によると、箱体20に上方から荷重が加えられた場合に第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bが谷折り(箱体20の内側窪むように)に折れ曲がりやすい。一方で、側面パネル3、4は、通常箱体20に収容されている物品によって内面側から支持されているため、側面パネル3、4は、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで折れ曲がった場合でも、全体としては鉛直方向に維持されやすい。このように側面パネル3、4が全体として鉛直方向に維持されることで、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで囲まれた領域Rが支柱としてより機能しやすくなる。その結果、箱体20の座屈後の強度をより高めやすくなる。
側面パネル3、4の上縁3a、4aと第1罫線12a、12bとの間隔L1の下限としては、5mmが好ましく、8mmがより好ましい。一方、上記間隔L1の上限としては、15mmが好ましく、10mmがより好ましい。上記間隔L1が上記下限に満たないと、箱体20に上方から荷重が加えられた場合におけるシートの膨れを十分に吸収することができないおそれがある。逆に、上記間隔L1が上記上限を超えると、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで囲まれた領域Rを支柱として機能させ難くなるおそれがある。
側面パネル3、4の上縁3a、4aに対する第2罫線13a、13bの傾斜角度αの下限としては、45°が好ましく、55°がより好ましい。一方、上記傾斜角度αの上限としては、75°が好ましく、65°がより好ましい。上記傾斜角度αが上記下限に満たないと、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで囲まれた領域Rを支柱として機能させ難くなるおそれがある。逆に、上記傾斜角度αが上記上限を超えると、側面パネル3、4を第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで所望の形状に折り曲げ難くなるおそれがある。
第1罫線12a、12bの長さL2の下限としては、側面パネル3、4のサイズに基づいて設定可能であるが、20mmが好ましく、40mmがより好ましい。一方、第1罫線12a、12bの長さL2の上限としては、側面パネル3、4のサイズに基づいて設定可能であるが、80mmが好ましく、60mmがより好ましい。上記長さL2が上記下限に満たないと、側面パネル3、4の座屈を適切に誘導し難くなるおそれがある。逆に、上記長さL2が上記上限を超えると、側面パネル3、4全体における座屈が不均一になるおそれがある。
第1罫線12a、12bの長さL2に対する第2罫線13a、13bの長さL3の比(L3/L2)の下限としては、0.10が好ましく、0.15がより好ましい。一方、上記比(L3/L2)の上限としては、0.30が好ましく、0.20がより好ましい。上記比(L3/L2)が上記範囲外であると、第1罫線12a、12b及び第2罫線13a、13bで囲まれた領域Rを支柱として機能させ難くなるおそれがある。
(上外フラップ)
上外フラップ5a、5bは略矩形状である。上外フラップ5a、5bは、天面パネル1の側縁の略全領域から延出している。上外フラップ5a、5bの延出方向長さは、第1側面パネル3の連接方向長さ(図1のX方向長さ)の1/2以下とすることができる。
(下外フラップ)
下外フラップ6a、6bは略矩形状である。下外フラップ6a、6bは、底面パネル2の側縁の略全領域から延出している。下外フラップ6a、6bの延出方向長さは、上外フラップ5a、5bの延出方向長さと同じとすることができる。
(第1内フラップ)
第1内フラップ7a、7bは略矩形状である。第1内フラップ7a、7bは、第1側面パネル3の側縁の略全領域から延出している。第1内フラップ7a、7bの延出方向長さは、天面パネル1の連接方向長さ(図1のX方向長さ)の1/2以下とすることができる。
(第2内フラップ)
第2内フラップ8a、8bは略矩形状である。第2内フラップ8a、8bは、第2側面パネル4の側縁の略全領域から延出している。第2内フラップ8a、8bの延出方向長さは、第1内フラップ7a、7bの延出方向長さと同じとすることができる。
<利点>
当該箱用シート10は、座屈誘導部11a、11bが、側面パネル3、4の上縁3a、4aと平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線12a、12bと、第1罫線12a、12bの両端部にそれぞれ接続されており、第1罫線12a、12bに対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線13a、13bとを有しているので、箱体20に組み立てられた状態で上方から荷重が加えられた場合に、第1罫線12a、12bと第2罫線13a、13bとで座屈しやすい。当該箱用シート10は、第1罫線12a、12bと第2罫線13a、13bとで座屈した場合に、第1罫線12a、12bと第2罫線13a、13bとで囲まれた領域Rが支柱として機能しやすく、さらなる座屈を抑制しやすい。従って、当該箱用シート10は、箱体20の座屈後の強度を高めることができる。
当該箱用シート10は、天面パネル1の両側の側縁から延出する一対の上外フラップ5a、5bと、底面パネル2の両側の側縁から延出する一対の下外フラップ6a、6bと、一対の側面パネル3、4の両側の側縁から延出する各一対の内フラップ7a、7b、8a、8bとを備えることで、ラップラウンド型の箱体20に容易に組み立てできる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば上述の座屈誘導部は、上記側面パネルの上縁及び下縁の両方に沿って形成されていてもよい。また、上記第1側面パネルに形成されている座屈誘導部と、上記第2側面パネルに形成されている座屈誘導部は、具体的な形状が一致していることが好ましいが、別個の形状に形成されていてもよい。
上記第1罫線及び上記第2罫線は、側面パネルの内面を筋押しすることで設けられたものであってもよい。
当該箱用シートは、ラップラウンド型の箱体に組み立てできるものであれば、天面パネル、底面パネル及び一対の側面パネル以外のパネルの有無や形状については特に限定されない。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、ラップラウンド型の箱体に組み立てられるシートとして適している。
1 天面パネル
2 底面パネル
3 第1側面パネル
3a、4a 上縁
4 第2側面パネル
5a、5b 上外フラップ
6a、6b 下外フラップ
7a、7b 第1内フラップ
8a、8b 第2内フラップ
9 継代
10 箱用シート
11a、11b 座屈誘導部
12a、12b 第1罫線
13a、13b 第2罫線
20 箱体
R 第1罫線及び第2罫線で囲まれた領域
L1 側面パネルの上縁と第1罫線との間隔
L2 第1罫線の長さ
L3 第2罫線の長さ
α 側面パネルの上縁に対する第2罫線の傾斜角度

Claims (5)

  1. 組立状態で上下方向に対向する天面パネル及び底面パネルと、組立状態で左右方向に対向する一対の側面パネルとを備え、ラップラウンド型の箱体に組み立てられる箱用シートであって、
    上記一対の側面パネルの上縁に沿って、座屈誘導部が設けられており、
    上記座屈誘導部が、上記側面パネルの上縁と平行に、かつ長手方向に互いに間隔を空けて配置される複数の第1罫線と、上記第1罫線の両端部にそれぞれ接続されており、上記第1罫線に対して下方に傾斜して延びる複数の第2罫線とを有する箱用シート。
  2. 上記第1罫線及び上記第2罫線が、上記側面パネルの外面に形成されている請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記天面パネルの両側の側縁から延出する一対の上外フラップと、
    上記底面パネルの両側の側縁から延出する一対の下外フラップと、
    上記一対の側面パネルの両側の側縁から延出する各一対の内フラップと
    をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記側面パネルの上縁と上記第1罫線との間隔が5mm以上15mm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記側面パネルの上縁に対する上記第2罫線の傾斜角度が45°以上75°以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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