JP3217223U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕切部材にかかる材料を削減することができ、箱体に仕切部材を容易に取り付けることができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱は、底壁20の前後方向の両端部から互いに離れるように斜め上方に延びた一対の傾斜壁25を含む身箱と、底壁20の前後方向の寸法よりも長く且つ身箱の高さよりも低く形成され、前後方向の両側下端部を一対の傾斜壁25に接触させて身箱の内部空間Sが左右方向に仕切られた状態で、底壁20との間に隙間Gを有して身箱の高さ以下の範囲に配置される仕切部材4と、を備えている。
【選択図】図10

Description

本考案は、内部空間を仕切られた包装箱に関する。
箱体の内部空間を仕切る仕切部材を含む包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載の段ボール製の包装箱は、矩形状の底板と、底板の側縁から起立する短手側板および長手側板と、底板の中央に起立する仕切板と、を備えている。仕切板は、各側板と略同一の高さに形成され、底板の上面に取り付けられている。包装箱には、複数の缶製品が仕切板に仕切られた状態で収納されている。
特開2015−51806号公報
上記した包装箱では、仕切板が、底板から各側板の上端までの高さに形成され、隣り合う缶製品同士を完全に仕切っていた。しかしながら、底板に近い下部には仕切板が無くとも隣り合う缶製品同士を仕切ることは可能であった。したがって、上記した包装箱では、仕切る必要の無い部分を仕切るために必要以上に大きな仕切板を製造しなければならず、段ボールが無駄に消費されるという問題があった。
また、仮に、各側板よりも背の低い仕切板を底板上に配置した場合、仕切りとしての機能を果たすことができない虞があった。さらに、仮に、仕切板を底板から浮かせた位置に取り付けるためには、短手側板に仕切板の端部を引っ掛けるための特別な仕掛けを作る必要があった。この場合、作業者は、手持ちで仕切板を底板から浮かせた状態に保持しながら、仕切板の端部を短手側板の特別な仕掛けに引っ掛けなければならず、仕切板を簡単に取り付けることができなくなる虞があった。
本考案は、上記課題を解決するために、仕切部材にかかる材料を削減することができ、箱体に仕切部材を容易に取り付けることができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本考案の包装箱は、底壁の第1方向の両端部から互いに離れるように斜め上方に延びた一対の傾斜壁を含む箱体と、前記底壁の第1方向の寸法よりも長く且つ前記箱体の高さよりも低く形成され、第1方向の両側下端部を前記一対の傾斜壁に接触させて前記箱体の内部空間が第1方向に交差する第2方向に仕切られた状態で、前記底壁との間に隙間を有して前記箱体の高さ以下の範囲に配置される仕切部材と、を備えている。
この場合、前記仕切部材の第1方向の両側下端部は、前記一対の傾斜壁の傾斜に沿って斜めに形成されていることが好ましい。
この場合、前記箱体は、前記一対の傾斜壁の上端から上方に延びた一対の側壁を更に含み、前記一対の傾斜壁と前記一対の側壁の少なくとも一方には、前記仕切部材の第1方向の両端部を係合させる一対の仕切溝が形成されていることが好ましい。
この場合、前記仕切部材は、一枚の段ボールシートを折り返すことで二重構造に形成され、前記仕切部材の両端部は、折目の周りに作用する復元力によって一対の仕切溝に係合した状態に保持されることが好ましい。
本考案によれば、仕切部材にかかる材料を削減することができる。また、箱体に仕切部材を容易に取り付けることができる。
本考案の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の蓋体を外した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の身箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の蓋体のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の仕切部材のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の身箱の組立工程(前半)を説明する斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の身箱の組立工程(後半)を説明する斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の身箱を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の仕切部材の取付工程を説明する斜視図である。 図9のX−X断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向(第1方向)は左右方向(第2方向)に直交し、上下方向は前後方向と左右方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
図1ないし図5を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1の蓋体3を外した状態を示す斜視図である。図3は身箱2のブランク10を示す平面図である。図4は蓋体3のブランク11を示す平面図である。図5は仕切部材4のブランク12を示す平面図である。
[包装箱の概要]
図1に示すように、包装箱1は、背の低い略直方体状に形成されている。包装箱1は、トレイ状の身箱2に蓋体3を被せて封緘される所謂C式の段ボール箱である。図2に示すように、箱体の一例としての身箱2には、2つの仕切部材4が左右方向に略等間隔に配置され、身箱2の内部空間Sを3つに仕切っている。また、3つ仕切られた身箱2の内部空間Sには、飲料等を密封した缶Cが複数(例えば12個)収容されている。なお、身箱2に収容する物品は、缶Cに限らず、所定の形状を有する物品であればよい。
身箱2、蓋体3および仕切部材4は、それぞれ、図3ないし図5に示すブランク10,11,12を組み立てることで形成される。これらのブランク10〜12は、紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。これらのブランク10〜12は、例えば、波状の中しん9Aに表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図6参照)とを貼り合せた両面段ボールシートで形成されている。なお、図3ないし図5では、表ライナ9B側を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、以下のブランク10〜12の説明において、方向や位置を示す用語は、包装箱1を組み立てた状態における方向や位置を指している。
[身箱のブランク]
図3に示すように、身箱2のブランク10は、底壁20と、一対の端壁21と、一対の側壁22と、を含んでいる。底壁20は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。一対の端壁21は底壁20の流れ方向両端部に連設され、一対の側壁22は底壁20の段方向両端部に連設されている。なお、一対の端壁21は流れ方向に対称に形成され、一対の側壁22は段方向に対称に形成されているため、以下、主に、1つの端壁21および1つの側壁22について説明する。
<端壁>
端壁21は、全体として段方向に長い略長方形状に形成されている。端壁21は、第1外壁21Aと、第1額縁部21Bと、第1内壁21Cと、を含んでいる。第1外壁21Aは、第1折曲線L1を介して底壁20の流れ方向端部に連設されている。第1内壁21Cは、2本の第2折曲線L2を介して第1外壁21Aの先端部に連設されている。第1額縁部21Bは、2本の第2折曲線L2の間に設けられている。
(第1外壁)
第1外壁21Aは、第1折曲線L1から流れ方向外側に向かって段方向に幅広くなる略六角形状に形成されている。第1外壁21Aの根本側(第1折曲線L1側)の段方向両端部には、一対の傾斜部T1が形成されている。第1外壁21Aの寸法(延出寸法)は、缶Cの直径よりも僅かに長く設定されている。また、第1外壁21Aの段方向両端部には、第1折込線L11を介して一対の第1折込片23が連設されている。
(第1額縁部)
第1額縁部21Bは、第2折曲線L2を介して第1外壁21Aの先端部に連設されている。第1額縁部21Bは段方向に細長い略長方形状に形成されており、その延出寸法は段ボールシートの厚さよりも僅かに長く設定されている。
(第1内壁)
第1内壁21Cは、第2折曲線L2を介して第1額縁部21Bの先端部に連設されている。第1内壁21Cは段方向に長い略長方形状に形成されており、その延出寸法は第1折込線L11の長さと略同一に設定されている。第1内壁21Cの先端側の段方向両端部には、第1内壁21Cの根本側の段方向両端部に形成された凹みによって相対的に突き出した一対の第1凸部24が形成されている。
<側壁>
側壁22は、全体として流れ方向に長い略長方形状に形成されている。側壁22は、傾斜壁25と、第2外壁22Aと、第2額縁部22Bと、第2内壁22Cと、を含んでいる。傾斜壁25は、第3折曲線L3を介して底壁20の段方向端部に連設されている。第2外壁22Aは、第4折曲線L4を介して傾斜壁25の先端部に連設されている。第2内壁22Cは、2本の第5折曲線L5を介して第2外壁22Aの先端部に連設されている。第2額縁部22Bは、2本の第5折曲線L5の間に設けられている。
(傾斜壁、第2外壁)
傾斜壁25、第2外壁22A、第2額縁部22Bおよび第2内壁22Cは、流れ方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。傾斜壁25の段方向の寸法(延出寸法)は、第1外壁21Aの傾斜部T1の長さと略同一に設定されている。第2外壁22Aの延出寸法は、第1内壁21Cの延出寸法と略同一に設定されている。
(第2額縁部)
第2額縁部22Bは、第5折曲線L5を介して第2外壁22Aの先端部に連設されている。第2額縁部22Bの延出寸法は、段ボールシートの厚さよりも僅かに長く設定されている。
(第2内壁)
第2内壁22Cは、第5折曲線L5を介して第2額縁部22Bの先端部に連設されている。第2内壁22Cの延出寸法は、第2外壁22Aの延出寸法と略同一に設定されている。第2内壁22Cには、先端から基端側(第2額縁部22B側)に向かって2つの仕切溝26が凹設されている。2つの仕切溝26は、第2内壁22Cを流れ方向に略三等分する位置にて第2内壁22Cの先端から延出寸法の1/3程度まで切り込まれている。各仕切溝26は、第2内壁22Cの先端から基端に向かって僅かに幅狭くなる略台形状に形成されている。
第2外壁22Aの流れ方向両端部には、第2折込線L12を介して一対の第2折込片27が連設されている。一対の第2折込片27と第2外壁22Aとの間には、先端から基端側に向かって2つの係合溝28が凹設されている。2つの係合溝28は、第2内壁22Cの先端から延出寸法の1/2程度まで切り込まれている。2つの係合溝28は、流れ方向外側の一辺が第2内壁22Cの先端から基端に向かって流れ方向内側に傾斜した略台形状に形成されている。
[蓋体のブランク]
図4に示すように、蓋体3のブランク11は、天壁30と、一対の蓋端壁31と、一対の蓋側壁32と、を含んでいる。なお、ブランク11の中しん9Aは、蓋体3を身箱2に重ねた状態で、身箱2のブランク10の中しん9Aと交差する向きに設定されている。
天壁30は、段方向に長く、底壁20よりひと回り大きな略長方形状に形成されている。一対の蓋端壁31は、第6折曲線L6を介して天壁30の段方向両端部に連設されている。各蓋端壁31は、天壁30の流れ方向の寸法と略同一幅を有し、先端両角に一対の隅切部T2を有して略六角形状に形成されている。各蓋端壁31の段方向の寸法(延出寸法)は、身箱2の第1外壁21Aの延出寸法(高さ)よりも僅かに短く設定されている。一対の蓋側壁32は、第7折曲線L7を介して天壁30の流れ方向両端部に連設されている。各蓋側壁32は、天壁30の段方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。
各蓋側壁32の段方向両端部には、固定折込線L13を介して一対の固定片33が連設されている。また、各蓋側壁32の段方向両端部には、第6折曲線L6と固定折込線L13との交点付近から先端に向かって斜めに一対の補助折線L14が形成されている。
[仕切部材のブランク]
図5に示すように、仕切部材4のブランク12は、一対の仕切板40と、仕切額縁部41と、を含んでいる。一対の仕切板40と仕切額縁部41とは、流れ方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。ブランク12(仕切板40、仕切額縁部41)の流れ方向の寸法は、身箱2の底壁20の段方向の寸法よりも長く、且つ一対の第4折曲線L4(図3参照)の間隔よりも短く設定されている。
<仕切板>
一対の仕切板40は、2本の第8折曲線L8を介して仕切額縁部41の段方向両端部に連設されている。各仕切板40は、先端両角に一対の傾斜当接部43を有して略六角形状に形成されている。各仕切板40の段方向の寸法(延出寸法)は、身箱2の第1外壁21Aの延出寸法(高さ)の約半分に設定されている。また、一対の仕切板40の流れ方向両端部には、一対の仕切板40の根本側と仕切額縁部41とに亘って形成された凹みによって相対的に突き出した4つの仕切凸部44が形成されている。
<仕切額縁部>
仕切額縁部41は2本の第8折曲線L8の間で流れ方向に細長い略長方形状に形成されており、その段方向の寸法は段ボールシートの厚さと程度に設定されている。
なお、第1〜第8折曲線L1〜L8は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、段ボールシートを折曲させる機能を有している。上記した第1〜第8折曲線L1〜L8の種類は一例であって、第1〜第8折曲線L1〜L8は段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[包装箱の組立工程]
次に、図1、図2、図6ないし図10を参照して、包装箱1の組立工程(封緘作業)について説明する。図6は身箱2の組立工程(前半)を説明する斜視図である。図7は身箱2の組立工程(後半)を説明する斜視図である。図8は身箱2を示す斜視図である。図9は仕切部材4の取付工程を説明する斜視図である。図10は、図9のX−X断面図である。ここでは、一例として、作業者が手作業で包装箱1を組み立てる場合について説明する。
<身箱の組立>
身箱2は、裏ライナ9Cを上方に向けたブランク10を適宜折り曲げることで組み立てられる。
図6に示すように、作業者は、一対の第1外壁21Aを第1折曲線L1に沿って折り曲げて底壁20に対して立ち上げる。また、作業者は、各第1折込片23を第1折込線L11に沿って内向きに折り曲げる。
続いて、図7に示すように、作業者は、一対の傾斜壁25を第3折曲線L3に沿って折り曲げ、一対の第2外壁22Aを第4折曲線L4に沿って折り曲げる。また、作業者は、一対の第2額縁部22Bを第5折曲線L5に沿って内側(底壁20側)に折り曲げ、各第2折込片27を第2折込線L12で内向きに折りながら一対の第2内壁22Cを第5折曲線L5に沿って下方に折り曲げる。この状態で、一対の傾斜壁25は、底壁20の前後方向(第1方向)の両端部から互いに離れるように斜め上方に延びている。各傾斜壁25は、第1外壁21Aの傾斜部T1と略同じ角度で傾斜した姿勢になる。また、一対の第2外壁22A(側壁)は、一対の傾斜壁25の上端から上方に延びている。各第2内壁22Cは、左右一対の第1折込片23を挟んで第2外壁22Aに対向して配置され、二重構造の側壁22が構成される。各第2内壁22Cの先端(下端)は、傾斜壁25の上端に略一致している。また、各第2折込片27は、第1外壁21Aの内面に重なっている。
次に、図8に示すように、作業者は、一対の第1額縁部21Bを第2折曲線L2に沿って内側(底壁20側)に折り曲げ、一対の第1内壁21Cを第2折曲線L2に沿って下方に折り曲げる。この状態で、各第1内壁21Cは、前後一対の第2折込片27を挟んで第1外壁21Aに対向して配置され、二重構造の端壁21が構成される。各第1内壁21Cの先端(下端)は、傾斜壁25の上端と略同じ高さに位置している。また、各第1内壁21Cの前後一対の第1凸部24は、第2内壁22Cの前後一対の係合溝28に嵌り込んでいる。これにより、各端壁21および各側壁22が二重壁となって立設された状態を保持することができる。
以上によって、身箱2の組立が完了する(図8参照)。身箱2は、上面を開口させた額縁トレイである。
<蓋体の組立>
蓋体3は、裏ライナ9Cを内向きにするようにブランク11を適宜折り曲げることで組み立てられる。
図2に示すように、作業者は、一対の蓋側壁32を第7折曲線L7に沿って折り曲げ、各固定片33を固定折込線L13に沿って内向きに折り曲げる。続いて、作業者は、一対の蓋端壁31を第6折曲線L6に沿って折り曲げ、一対の蓋端壁31を各固定片33の外面に固定する。この状態で、一対の蓋端壁31は左右方向に対向配置され、一対の蓋側壁32は前後方向に対向配置される。
以上によって、蓋体3の組立が完了する。なお、各蓋端壁31は、接着剤を介して固定片33に接着されてもよいし、粘着テープによって固定片33に固定されてもよい。
<仕切部材の組立および取付>
仕切部材4は、裏ライナ9Cを内向きにするようにブランク12を適宜折り曲げることで組み立てられる。
図9に示すように、作業者は、一対の仕切板40を第8折曲線L8に沿って折り曲げる。この状態で、一対の仕切板40は互いに対向して配置され、一対の仕切板40と仕切額縁部41と(仕切部材4)は略U字状断面を構成している。実際には、仕切額縁部41の幅(一対の第8折曲線L8の間隔)が狭いため、仕切部材4は略V字状断面を構成している。このように、仕切部材4は、一枚の段ボールシートを折り返すことで二重構造に形成される。
以上によって、仕切部材4の組立が完了する。なお、作業者は、上記と同様の手順で、仕切部材4をもう1つ(合計2つ)組み立てる。
次に、図9に示すように、作業者は、2つの仕切部材4を身箱2に取り付ける。まず、作業者は、仕切部材4を、前後一対の仕切溝26に合わせて身箱2の内部空間Sに進入させる。そして、作業者は、一対の仕切板40を左右両側から摘まみながら、仕切部材4の前後両側の各仕切凸部44を前後一対の仕切溝26に差し込む。
図9および図10に示すように、仕切部材4は底壁20の前後方向(第1方向)の寸法よりも長く形成されているため、仕切部材4の前後方向の両側下部に形成された傾斜当接部43が一対の傾斜壁25の中腹に当接する。このため、仕切部材4は、一対の傾斜壁25の間に架け渡された状態で底壁20に接触すること無く、底壁20上から上方に離れている。このため、仕切部材4の下端と底壁20の上面との間に隙間Gが形成される。ここで、「隙間G」とは、仕切部材4等の寸法公差や歪み等で生じる1〜2mm程度の僅かな隙間ではなく、例えば、3〜数十mm程度(本実施形態では約10mm)の隙間であって、仕切部材4で仕切られた一方の内部空間Sから反対側の内部空間Sを見通せる程度の隙間を意味する。
また、仕切部材4は身箱2(第1外壁21A)の高さよりも低く形成されているため、仕切部材4の各傾斜当接部43が一対の傾斜壁25に当接した状態で、仕切部材4の上端部は端壁21や側壁22の上端面(各額縁部21B,22B)よりも下方に配置される。本実施形態では、仕切部材4の上端部は、端壁21等の上端面から約15〜17mm下方に位置しており、身箱2の上面開口から上方に突き出す(露出する)ことが無い。
仕切部材4の仕切凸部44を仕切溝26に差し込んだ後、作業者が仕切部材4から手を放すと、仕切部材4は各第8折曲線L8(折目)の周りに作用する復元力によって左右方向に広がる。このため、一対の仕切板40の仕切凸部44が仕切溝26の縁部に押し付けられ、仕切部材4の前後方向の両端部が一対の仕切溝26に係合した状態に保持される。
以上によって、身箱2への仕切部材4の取付が完了する。なお、作業者は、上記と同様の手順で、仕切部材4をもう1つ(合計2つ)身箱2に取り付ける。
図2に示すように、2つの仕切部材4を身箱2に取り付けることで、身箱2の内部空間Sが左右方向に略三等分に仕切られた状態になる。作業者は、3つの仕切られた内部空間Sに複数の缶Cを収容し、最後に蓋体3を身箱2に被せる。以上によって、複数の缶Cを収容した包装箱1が封緘された状態になる(図1参照)。なお、3つの仕切られた内部空間Sには、各々4つの缶Cが前後方向に並んだ状態で収容される(図2参照)。また、仕切部材4は、側面から見て、缶Cの上下両側を除く缶Cの中間部に対応するように配置される(図10参照)。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4が、前後方向の両側下端部を一対の傾斜壁25に接触させて身箱2の内部空間Sが左右方向に仕切られた状態で、底壁20との間に隙間Gを有して身箱2の高さ以下の範囲に配置されていた(図10参照)。この構成によれば、身箱2の内部空間S(隣接する缶C同士)を仕切る機能を維持しながら仕切部材4を低く形成することができる。これにより、仕切部材4が身箱2と同じ高さに形成された場合に比べて、仕切部材4にかかる材料(段ボールシート)を削減することができる。
また、仕切部材4を一対の傾斜壁25上に当接させることで、仕切部材4を底壁20から浮かせた状態で配置することができる(図10参照)。これにより、仕切部材4の取付作業時において、作業者が手持ちで仕切部材4を底壁20から浮かせた状態に保持する必要が無くなるため、身箱2に仕切部材4を容易に取り付けることができる。
さらに、本実施形態に係る包装箱1によれば、一対の傾斜壁25が底壁20の両端部から斜め上方に延びているため、包装箱1を設置面に置いた場合に、一対の傾斜壁25と設置面との間にユーザの手を入れるスペースを確保することができる。これにより、ユーザは、一対の傾斜壁25の下面に確りと手を掛けることができ、容易に包装箱1を持ち上げることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、仕切部材4の前後方向の両側下端部(傾斜当接部43)が、一対の傾斜壁25の傾斜に沿って斜めに形成されているため、一対の傾斜壁25との接触面積を大きくすることができる。これにより、仕切部材4を一対の傾斜壁25上に安定した状態で配置することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4の前後方向の両端部を係合させる一対の仕切溝26が、一対の側壁22の第2内壁22Cに形成されていた。この構成によれば、仕切部材4の両端部を一対の仕切溝26に係合させることで、仕切部材4を所定の位置に取り付けることができる。これにより、身箱2に仕切部材4を容易に取り付けることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、二重に折り返された仕切部材4の前後方向両端部は折目周りの復元力によって一対の仕切溝26の中で広がるため、仕切部材4の両端部を一対の仕切溝26の縁部に押し当てることができる。これにより、仕切部材4の両端部を一対の仕切溝26に係合させた状態に保持することができ、その結果、仕切部材4の離脱を抑制することができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、2つの仕切部材4が設けられ、身箱2の内部空間Sが3つに区画されていたが、本考案はこれに限定されない。仕切部材4は1つ以上設けられ、身箱2の内部空間Sが2つ以上に区画されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4の上端が、端壁21等の上端面から下がった位置にあったが、本考案はこれに限定されない。仕切部材4は、隙間Gの上端以上、身箱2の上端以下の範囲に配置されていればよく、例えば、仕切部材4の上端が、端壁21等の上端面と同一面上に配置されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4の下側両角部に、一対の傾斜壁25に当接する傾斜当接部43が形成されていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、傾斜当接部43を省略し、仕切部材4(仕切板40)の下側両角部が一対の傾斜壁25に当接してもよい。また、仕切部材4(仕切板40)の下側両角部が円弧状に形成されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4が、側面から見て、缶Cの上下両側を除く缶Cの中間部に配置されていたが(図10参照)、本考案はこれに限定されない。仕切部材4は、缶C等の物品の上端(頂点)から中心までの範囲に配置されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部材4が、仕切額縁部41に対して一対の仕切板40を折り返して二重壁とされていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、仕切額縁部41を省略して一対の仕切板40を連設し、仕切部材4が一対の仕切板40を重ねた二重壁とされてもよい(図示せず)。また、仕切部材4が一枚の仕切板40から成る一重壁とされてもよい(図示せず)。また、上記と同様に、身箱2の端壁21から第1額縁部21Bを省略し、端壁21が第1外壁21Aと第1内壁21Cとを重ねた二重壁とされてもよい(図示せず)。これと同様に、側壁22が、第2額縁部22Bを省略した二重壁とされてもよい(図示せず)。さらに、身箱2は、端壁21および側壁22を二重壁とした所謂4方額縁トレイであったが、これに限らず、端壁21と側壁22の何れか一方または両方が、一枚の段ボールシートから成る一重壁とされてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の仕切溝26が、一対の側壁22の第2内壁22Cに形成されていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、一対の仕切溝26は、第2外壁22Aと第2内壁22Cに貫通するように形成されてもよいし、他にも、一対の傾斜壁25に形成されてもよい。すなわち、一対の仕切溝26は、一対の傾斜壁25と一対の側壁22(第2内壁22C)の少なくとも一方に形成されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の側壁22が、一対の傾斜壁25の上端から上方に延びていたが、一対の側壁22は省略されてもよい。つまり、身箱2の前後方向両側の壁が、一対の傾斜壁25のみで構成されてもよい(図示せず)。また、端壁21が、底壁20の左右方向の両端部から互いに離れるように斜め上方に延びていてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1は、C式の段ボール箱であったが、これに限らず、蓋体3を省略した額縁トレイやN式の段ボール箱等、他の形式の段ボール箱に、仕切部材4を適用してもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1は、紙製の段ボールシートで形成されていたが、これに限らず、例えば、樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る包装箱における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
2 身箱(箱体)
4 仕切部材
20 底壁
25 傾斜壁
26 仕切溝
G 隙間

Claims (4)

  1. 底壁(20)の第1方向の両端部から互いに離れるように斜め上方に延びた一対の傾斜壁(25)を含む箱体(2)と、
    前記底壁の第1方向の寸法よりも長く且つ前記箱体の高さよりも低く形成され、第1方向の両側下端部を前記一対の傾斜壁に接触させて前記箱体の内部空間が第1方向に交差する第2方向に仕切られた状態で、前記底壁との間に隙間(G)を有して前記箱体の高さ以下の範囲に配置される仕切部材(4)と、を備えていることを特徴とする包装箱(1)。
  2. 前記仕切部材の第1方向の両側下端部は、前記一対の傾斜壁の傾斜に沿って斜めに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記箱体は、前記一対の傾斜壁の上端から上方に延びた一対の側壁を更に含み、
    前記一対の傾斜壁と前記一対の側壁の少なくとも一方には、前記仕切部材の第1方向の両端部を係合させる一対の仕切溝(26)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記仕切部材は、一枚の段ボールシートを折り返すことで二重構造に形成され、
    前記仕切部材の両端部は、折目の周りに作用する復元力によって一対の仕切溝に係合した状態に保持されることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
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