JP3237290U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋部を組み易く分解され難くすることができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、周方向に並ぶ第1フラップ21、第2フラップ22、第3フラップ23および第4フラップ24をこの順に折り曲げ、第4フラップ24の裏面に対向する第1フラップ21の第1積層領域21Aを第4フラップ24の表面側に引き出すことで蓋部を形成する。第1積層領域21Aには傾斜した引出折線L5が形成され、第1フラップ21の第1非積層領域21Cには傾斜した第1逆折線L6が形成され、第4フラップ24には傾斜した第2逆折線L7が形成され、蓋部を形成するために第1フラップ21が引き上げられると、第1非積層領域21Cは、第1逆折線L6に沿って逆折りされ、第1積層領域21Aは、第4フラップ24を第2逆折線L7に沿って逆折りさせながら押し上げ、引出折線L5に沿って正折りされながら第4フラップ24の表面側に引き出される。【選択図】図5

Description

本考案は、四角筒状を成す4つの側壁の上端に連設された4つのフラップを折り曲げることで蓋部を形成する包装箱に関する。
周面を形成する4つの面の上端に連設された4つのフラップを周方向に順番に折り曲げて上蓋を形成する段ボール箱が開示されている(特許文献1)。最初に折り曲げるフラップは、一側を基部から40°~50°切り欠いた台形とされている。最後に折り曲げるフラップの他側には、基部から50°~40°の折罫が設けられている。最後に折り曲げられたフラップの他側を折罫で下方に折り曲げた折曲片を少し持ち上げながら、最初に折り曲げられたフラップの切り欠き部分に差し込むことによって閉止が完了する。
特開2007-84128号公報
上記した段ボール箱では、最初に折り曲げるフラップ(以下、「第1フラップ」と呼ぶ。)の切り欠きと、最後に折り曲げるフラップ(以下、「第4フラップ」と呼ぶ。)の折罫と、の間に僅かな角度差を設けることで、第4フラップの折曲片を第1フラップの切り欠き部分に差し込み易くしていた。折罫で下方に折り曲げられた折曲片は第1フラップの下面には重なり合わず、第4フラップの折罫近傍が第1フラップの切り欠きの縁部に係合することで、第4フラップが第1フラップの下側に差し込まれた状態に維持されていた。しかし、第1フラップの切り欠きと第4フラップの折罫との僅かな角度差では、第1フラップと第4フラップとの重なる部分が非常に狭くなるため、第4フラップが第1フラップの切り欠き部分から離脱し易くなっていた。つまり、上記した段ボール箱では、上蓋を組み易い反面、上蓋が分解され易いという問題があった。
本考案は、上記事情を考慮し、蓋部を組み易く分解され難くすることができる包装箱を提供する。
本考案は、四角筒状を成す4つの側壁の上端に連設され、周方向に並ぶ第1フラップ、第2フラップ、第3フラップおよび第4フラップをこの順に折り曲げ、前記第4フラップの裏面に対向する前記第1フラップの第1積層領域を前記第4フラップの表面側に引き出すことで蓋部を形成する包装箱であって、
前記第1積層領域には、前記第4フラップに隣接する基端の角部付近から先端に向かって前記第2フラップの側に傾斜した引出折線の少なくとも一部が形成され、
前記第1積層領域と前記第2フラップの裏面に対向する前記第1フラップの第1下層領域とを除く前記第1フラップの第1非積層領域には、前記引出折線と同一方向に傾斜した第1逆折線が形成され、
前記第4フラップには、基端から先端に向かって前記第3フラップの側に傾斜した第2逆折線が形成され、
前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1非積層領域は、前記第1逆折線に沿って逆折りされ、前記第1積層領域は、前記第4フラップを前記第2逆折線に沿って逆折りさせながら押し上げ、前記引出折線に沿って正折りされながら前記第4フラップの表面側に引き出されることを特徴とする包装箱。
この場合、前記第1フラップには、前記第1フラップの先端側となる前記引出折線の端部と前記第1フラップの基端側となる前記第1逆折線の端部とを結ぶ第1補助線と、前記第1フラップの先端側となる前記第1逆折線の端部と前記第2フラップに隣接する基端の角部付近とを結ぶ第2補助線と、が形成され、前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1フラップは、前記第1補助線と前記第2補助線とに沿って正折りされてもよい。
この場合、一対の前記引出折線と一対の前記第1逆折線とが、前記第1フラップを長手方向に二等分する中心線を挟んで線対称となるように、前記第1積層領域、前記第1下層領域および前記第1非積層領域に形成され、前記第2フラップには、前記第4フラップと同様に、前記第3フラップの側に傾斜した前記第2逆折線が形成され、前記第1フラップ、前記第4フラップ、前記第3フラップおよび前記第2フラップをこの順に折り曲げて前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1非積層領域は、前記第2フラップの側の前記第1逆折線に沿って逆折りされ、前記第1下層領域は、前記第2フラップを前記第2逆折線に沿って逆折りさせながら押し上げ、前記引出折線に沿って正折りされながら前記第2フラップの表面側に引き出されてもよい。
この場合、前記第2フラップの表面に対向する前記第3フラップの第3上層領域と前記第4フラップの裏面に対向する前記第3フラップの第3下層領域とを除く前記第3フラップの第3非積層領域には、先端から基端に向かって互いに離れるように傾斜した一対の第3逆折線が形成され、前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられる場合に、前記第1積層領域が前記第4フラップを押し上げる過程では、前記第3フラップが前記第4フラップの側の前記第3逆折線に沿って逆折りされ、前記第1下層領域が前記第2フラップを押し上げる過程では、前記第3フラップが前記第2フラップの側の前記第3逆折線に沿って逆折りされてもよい。
この場合、前記第2フラップの表面に対向する前記第3フラップの第3上層領域と前記第4フラップの裏面に対向する前記第3フラップの第3下層領域とを除く前記第3フラップの第3非積層領域には、基端から先端に向かって前記第4フラップの側に傾斜した第3逆折線が形成され、前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられ、前記第1積層領域が前記第4フラップを押し上げる過程で、前記第3フラップは前記第3逆折線に沿って逆折りされてもよい。
この場合、前記蓋部が形成された状態で、前記第2逆折線は、前記第4フラップの表面側に引き出された前記第1積層領域に重ならない位置に形成されてもよい。
この場合、前記第1フラップの前記引出折線で区画された先端側の角部は面取りされてもよい。
本考案によれば、包装箱の蓋部を組み易く分解され難くすることができる。
本考案の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の第1実施形態に係る包装箱の底部を形成した状態を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る包装箱の蓋部を形成する過程を説明する斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る包装箱の第1積層領域を引き出す過程を説明する斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の第2実施形態に係る包装箱の第1積層領域を引き出す過程を説明する斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の第4実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本考案の第4実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の第4実施形態に係る包装箱の第1積層領域を引き出す過程を説明する斜視図である。 本考案の第3実施形態の変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、包装箱を組み立てた状態での方向や位置を基準にしている。
[第1実施形態]
図1および図2を参照して、第1実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク1Aを示す平面図である。
包装箱1は、四角筒状を成す4つの側壁11~14の上端に連設された4つのフラップ21~24を折り曲げることで蓋部Tを形成し(図1参照)、4つの側壁11~14の下端に連設された4つのフラップ17,18を折り曲げることで底部Bを形成する(後述する図3参照)。なお、上方の4つのフラップ21~24は、蓋部Tを形成した状態で、包装箱1の上面開口を完全に塞がないハーフフラップ仕様とされている(図1参照)。
包装箱1は、図2に示すブランク1Aから組み立てられる。ブランク1Aは、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(後述する図3参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の表面)を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク1Aは、第1~第4側壁11~14と、一対の下内フラップ17と、一対の下外フラップ18と、第1~第4フラップ21~24と、を備えている。
<第1~第4側壁>
4つの側壁11~14は、流れ方向の一方から他方(図2の上方から下方)に向かって、第2側壁12、第1側壁11、第4側壁14、第3側壁13の順に並設され、縦折曲線L1を介して連設されている。4つの側壁11~14は、それぞれ、流れ方向を長辺とする略長方形状に形成されている。第1側壁11および第3側壁13は、第2側壁12および第4側壁14よりも流れ方向に長い長方形状に形成されている。第2側壁12および第4側壁14には、包装箱1を持ち運ぶ者が手を掛ける手掛け穴Hが形成されている。第3側壁13の流れ方向の他端には、縦折曲線L1を介して継代片15が連設されている。継代片15の段方向(上下方向)の両端には、下横折曲線L2と上横折曲線L3を介して一対の補助継片16が連設されている。なお、手掛け穴Hや補助継片16は省略されてもよい。
<下内フラップ、下外フラップ>
一対の下内フラップ17は、下横折曲線L2を介して第2側壁12および第4側壁14の段方向の一端(下端)に連設されている。一対の下外フラップ18は、下横折曲線L2を介して第1側壁11および第3側壁13の段方向の一端(下端)に連設されている。各下内フラップ17は段方向の先端側の角部を斜めに隅切りした略六角形状に形成されている。各下外フラップ18は、各下内フラップ17よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。各下内フラップ17と各下外フラップ18との段方向の寸法(延出寸法)は、第2側壁12(第4側壁14)の流れ方向の寸法の約半分に設定されている。
<第1~第4フラップ>
第1~第4フラップ21~24は、上横折曲線L3を介して第1~第4側壁11~14の段方向の他端(上端)に連設されている。第1~第4フラップ21~24は、略長方形状に形成されている。第1フラップ21および第3フラップ23は、第2フラップ22および第4フラップ24よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。正確には、第1フラップ21は、第4フラップ24の側となる段方向の先端側の角部に略円弧状の面取り縁部25を有している。第1~第4フラップ21~24の段方向の寸法(延出寸法)は、各下内フラップ17等の延出寸法よりも短く設定されている。
なお、縦折曲線L1、下横折曲線L2および上横折曲線L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(正折りする)機能を有している。これらの折曲線L1~L3は、汎用罫線に限らず、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫等、段ボールシートを折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
<引出折線>
第4フラップ24に隣接する第1フラップ21の流れ方向の他方には、引出折線L5が形成されている。引出折線L5は、第4フラップ24に隣接する第1フラップ21の段方向の基端の角部付近から先端に向かって第2フラップ22の側に傾斜するように延設されている。引出折線L5は、直線状に形成された汎用罫線であり、第1フラップ21を正折りする機能を有している。第1フラップ21には、引出折線L5によって引出片26が区画されている。上記した面取り縁部25は、第1フラップ21の引出折線L5で区画された引出片26の先端側に形成されている。
<第1逆折線>
第1フラップ21の流れ方向の中央よりも僅かに第2フラップ22の側には、第1逆折線L6が形成されている。第1逆折線L6は、第1フラップ21の基端から先端に向かって第2フラップ22の側に傾斜するように延設されている。つまり、第1逆折線L6は、引出折線L5と同一方向に傾斜している。第1逆折線L6は、直線状に形成されたリード罫であり、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシート(第1フラップ21)を折り曲げる(逆折りする)機能を有している。第1逆折線L6と上横折曲線L3とが成す角度θ2は、引出折線L5と上横折曲線L3とが成す角度θ1よりも大きく設定されている。つまり、第1逆折線L6は、引出折線L5よりも急勾配とされている。
<第2逆折線>
第4フラップ24の流れ方向の中央付近には、第2逆折線L7が形成されている。第2逆折線L7は、第4フラップ24の基端から先端に向かって第3フラップ23の側に傾斜するように延設されている。第2逆折線L7は、直線状に形成されたリード罫であり、第1フラップ21を逆折りする機能を有している。第2逆折線L7と上横折曲線L3とが成す角度θ3は、第1逆折線L6と上横折曲線L3とが成す角度θ2と略同等である。正確には、第2逆折線L7は、第1逆折線L6よりも僅かに緩い勾配とされている。
なお、引出折線L5は汎用罫線に限らず、リード罫やミシン目等、段ボールシートを正折りできる構造であれば如何なるものでもよい。また、第1逆折線L6および第2逆折線L7はリード罫に限らず、段ボールシートを表ライナ9B側から厚み方向に潰した逆罫線等、段ボールシートを逆折りできる構造であれば如何なるものでもよい。
[包装箱の組立]
次に、図1ないし図5を参照して、包装箱1の組立工程(手順)について説明する。図3は包装箱1の底部Bを形成した状態を示す斜視図である。図4および図5は包装箱1の蓋部Tを形成する過程を説明する斜視図である。なお、初期状態の包装箱1では、第2側壁12と第3側壁13とが縦折曲線L1で折り返され、継代片15が第2側壁12の内面(裏ライナ9C)に接着され、一対の補助継片16が下内フラップ17と第2フラップ22との内面に接着され、二重に折り畳まれている(図示せず)。
包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられられる。図3に示すように、作業者は、第1~第4側壁11~14を縦折曲線L1に沿って折り曲げ、四角筒状となる周壁Wを形成する。続いて、作業者は、一対の下内フラップ17と一対の下外フラップ18とをこの順に下横折曲線L2に沿って周壁Wの内側に折り曲げる。一対の下内フラップ17の先端同士は離間し、一対の下外フラップ18の先端同士は突き合わされる。作業者は、一対の下外フラップ18の突き合せ部に沿って粘着テープ(図示せず)を貼付する。なお、下外フラップ18は、接着剤で下内フラップ17に接着されてもよい。
以上によって、周壁Wの下面開口が閉塞され、包装箱1の底部Bが形成される(図3参照)。作業者は、周壁Wの内部(底部Bの上)に物品(図示せず)を収容する。
図4に示すように、作業者は、周方向に並ぶ第1フラップ21、第2フラップ22、第3フラップ23および第4フラップ24をこの順に上横折曲線L3に沿って周壁Wの内側に折り曲げる。この状態で、第2フラップ22の前部は第1フラップ21の右部を覆い、第3フラップ23の右部は第2フラップ22の後部を覆い、第4フラップ24の後部は第3フラップ23の左部を覆い、第4フラップ24の前部は第1フラップ21の左部を覆う。第1フラップ21と第3フラップ23との先端同士は離間し、第2フラップ22と第4フラップ24との先端同士も離間している。包装箱1の第1~第4フラップ21~24は周壁Wの上面開口は完全に閉塞しないハーフフラップ仕様とされ、平面から見て中央部分が開口している。
ここで、本明細書では、説明の便宜上、第1~第4フラップ21~24に対して以下のような領域を設定している。図2および図4に示すように、第1フラップ21において、第4フラップ24の裏面(裏ライナ9C)に対向する部分(領域)を「第1積層領域21A」と呼び、第2フラップ22の裏面に対向する部分を「第1下層領域21B」と呼び、第1積層領域21Aと第1下層領域21Bとを除く部分を「第1非積層領域21C」と呼ぶ。また、第2フラップ22において、第1フラップ21(第1下層領域21B)の表面(表ライナ9B)に対向する部分を「第2上層領域22A」と呼び、第3フラップ23の裏面に対向する部分を「第2下層領域22B」と呼び、第2上層領域22Aと第2下層領域22Bとを除く部分を「第2非積層領域22C」と呼ぶ。また、第3フラップ23において、第2フラップ22(第2下層領域22B)の表面に対向する部分を「第3上層領域23A」と呼び、第4フラップ24の裏面に対向する部分を「第3下層領域23B」と呼び、第3上層領域23Aと第3下層領域23Bとを除く部分を「第3非積層領域23C」と呼ぶ。さらに、第4フラップ24において、第3フラップ23(第3下層領域23B)の表面に対向する部分を「第4上層領域24A」と呼び、第1フラップ21(第1積層領域21A)の表面に対向する部分を「第4積層領域24B」と呼び、第4上層領域24Aと第4積層領域24Bとを除く部分を「第4非積層領域24C」と呼ぶ。
図2および図4に示すように、引出折線L5の一部(第1フラップ21の基端側)は、第1フラップ21の第1積層領域21Aに形成され、引出折線L5の他部(第1フラップ21の先端側)は、第1積層領域21Aから第1非積層領域21Cに延設されている。第1逆折線L6は、第1フラップ21の第1非積層領域21Cに形成されている。第2逆折線L7は、第4フラップ24の第4非積層領域24Cに形成されている。詳細には、第4フラップ24の先端側に形成された第2逆折線L7の一部は、第4フラップ24の第4上層領域24Aに形成されている。
次に、第1フラップ21の第1積層領域21Aが第4フラップ24(第4積層領域24B)の表面側に引き出されることで、蓋部Tが形成される。具体的には、図5に示すように、作業者は、第1フラップ21の先端部分を把持し、第1フラップ21を引き上げる。なお、作業者は、一方の手で第4フラップ24の第4上層領域24Aを押さえつつ、他方の手で引出折線L5と第1逆折線L6との間を把持して引き上げることが好ましい。
第1フラップ21の引き上げに伴って、第1非積層領域21Cは第1逆折線L6に沿って逆折りされ、第1積層領域21Aは第4フラップ24の裏面に押し当てられる。第1積層領域21Aは、第4フラップ24を第2逆折線L7に沿って逆折りさせながら押し上げ、引出折線L5に沿って正折りされる。第4フラップ24の第2逆折線L7から第4積層領域24Bの側は第2逆折線L7で上方に折り曲げられて傾斜姿勢となり、第1積層領域21Aの引出片26は引出折線L5で下方に屈曲して第4積層領域24Bの裏面に接触しながら上方に移動する。そして、引出片26が第4積層領域24Bから外れる位置まで移動すると、第1積層領域21A(引出片26)は引出折線L5に沿って正折りされながら第4フラップ24(第4積層領域24B)の表面側に引き出される。
図1に示すように、引き出された第1積層領域21Aは、引出折線L5まわりの復元力によって概ね平坦に戻り、第4積層領域24Bの表面を覆う(重なる)。第4フラップ24の第4積層領域24Bは、相対的に第1積層領域21Aの下側に差し込まれる。つまり、第1積層領域21Aと第4積層領域24Bとが入れ替わる。
以上によって、第1~第4フラップ21~24が風車のように組まれ、包装箱1の蓋部Tが形成される(図1参照)。蓋部Tが形成された状態で、第2逆折線L7は、第4フラップ24の表面側に引き出された第1積層領域21Aに重ならない位置に形成されている。
以上説明した第1実施形態に係る包装箱1では、蓋部Tを形成するために第1フラップ21が引き上げられると、第1非積層領域21Cは、第1逆折線L6に沿って逆折りされ、第1積層領域21Aは、第4フラップ24を第2逆折線L7に沿って逆折りさせながら押し上げ、引出折線L5に沿って正折りされながら第4フラップ24の表面側に引き出される構成とした。この構成によれば、第1フラップ21を引出折線L5で正折りし、かつ第1逆折線L6で逆折りすることで、第1フラップ21が略波状に大きく撓み、さらに、第4フラップ24が第2逆折線L7で逆折りされて大きく押し上げられるため、第1積層領域21Aを第4フラップ24の下側から引き出し易くすることができる(図5参照)。また、第1積層領域21Aを引き出すために、第4フラップ24に切り欠きを設ける必要が無く、第4フラップ24に切り欠きを設けた場合に比べて、第1フラップ21(第1積層領域21A)と第4フラップ24(第4積層領域24B)との重なる部分を広く確保することが可能になる。さらに、引出片26が引出折線L5で下方に折り曲げられ、相対的に内部に差し込まれる第4フラップ24(第4積層領域24B)が折り曲げられないため、第1フラップ21(第1積層領域21A)と第4フラップ24(第4積層領域24B)とを確りと重ね合わせることができる。これらにより、第4フラップ24の下側から第1積層領域21Aを引き出し易くすることができると共に、第1積層領域21Aを第4フラップ24に積層した状態に維持することができる。つまり、蓋部Tを組み易く分解され難くすることができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、第2逆折線L7が第1積層領域21Aに重ならない位置に形成されているため、第1積層領域21A上に重なる第4フラップ24の第4積層領域24Bを大きく上方に押し上げることができる(図5参照)。また、第1フラップ21の引出折線L5で区画された先端側(引出片26)の角部が面取りされている。これらにより、第1積層領域21Aを第4フラップ24の下側から引き出し易くすることができる。
[他の実施形態]
次に、他の実施形態について説明する。なお、以降説明する他の実施形態の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同一または対応する構成には同一の符号を付し、包装箱1と同一または対応する説明は省略する。
[第2実施形態]
図6および図7を参照して、第2実施形態に係る包装箱2(ブランク2A)について説明する。図6は包装箱2のブランク2Aを示す平面図である。図7は包装箱2の第1積層領域21Aを引き出す過程を説明する斜視図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る包装箱2(ブランク2A)の第1フラップ21には、引出折線L5および第1逆折線L6に加えて、第1補助線L11および第2補助線L12が形成されている。第1補助線L11は、第1フラップ21の先端側となる引出折線L5の端部と第1フラップ21の基端側となる第1逆折線L6の端部とを結ぶように形成されている。第2補助線L12は、第1フラップ21の先端側となる第1逆折線L6の端部と第2フラップ22に隣接する基端の角部付近とを結ぶように形成されている。第1補助線L11と第2補助線L12とは、直線状に形成された汎用罫線であり、引出折線L5等とは逆方向に傾斜している。引出折線L5、第1逆折線L6、第1補助線L11および第2補助線L12は、第1フラップ21にジグザグに形成されている。なお、第1補助線L11と第2補助線L12は汎用罫線に限らず、リード罫やミシン目等、段ボールシートを正折りできる構造であれば如何なるものでもよい。ま
図7に示すように、包装箱2の組立手順は、第1実施形態に係る包装箱1の組立手順と同様である。蓋部Tを形成するために第1フラップ21が引き上げられると、第1フラップ21は、引出折線L5で正折りされ、第1逆折線L6で逆折りされ、且つ第1補助線L11と第2補助線L12とに沿って正折りされる。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2によれば、第1フラップ21に第1補助線L11と第2補助線L12とを追加することで、第1フラップ21を折り曲げる箇所を増やし、より柔軟に大きく撓ませることができる。これにより、更に第4フラップ24の下側から第1積層領域21Aを引き出し易くすることができる。
[第3実施形態]
図8を参照して、第3実施形態に係る包装箱3(ブランク3A)について説明する。図8は包装箱3のブランク3Aを示す平面図である。
包装箱3(ブランク3A)では、引出折線L5、第1逆折線L6および第2逆折線L7が、それぞれ一対設けられている。一対の引出折線L5と一対の第1逆折線L6とは、第1フラップ21を流れ方向(長手方向)に二等分する中心線CLを挟んで線対称となるように、第1積層領域21A、第1下層領域21Bおよび第1非積層領域21Cに形成されている。第1フラップ21の第1積層領域21Aおよび第1下層領域21Bには、一対の引出折線L5によって一対の引出片26が区画されている。一対の引出片26には、一対の面取り縁部25が形成されている。第2フラップ22には、第4フラップ24と同様に、第3フラップ23の側に傾斜した第2逆折線L7が形成されている。
第3実施形態に係る包装箱3では、第1実施形態に係る包装箱1とは逆回りとなる順番で第1~第4フラップ21~24を折り曲げて蓋部Tを形成することもできる。すなわち、包装箱3は、第1フラップ21、第2フラップ22、第3フラップ23、第4フラップ24の順に折り曲げて蓋部Tを形成することもできるし、第1フラップ21、第4フラップ24、第3フラップ23、第2フラップ22の順に折り曲げて蓋部Tを形成することもできる。
包装箱3において、第1フラップ21、第2フラップ22、第3フラップ23および第4フラップ24をこの順に折り曲げて蓋部Tを形成する手順は、第1実施形態に係る包装箱1の組立手順と同様である。
一方で、第1フラップ21、第4フラップ24、第3フラップ23および第2フラップ22をこの順に折り曲げる場合、第1フラップ21の第1下層領域21Bが第2フラップ22(第2上層領域22A)の表面側に引き出されることで、蓋部Tが形成される(図示せず)。蓋部Tを形成するために第1フラップ21が引き上げられると、第1非積層領域21Cは、第2フラップ22の側の第1逆折線L6に沿って逆折りされ、第1下層領域21Bは、第2フラップ22を第2逆折線L7に沿って逆折りさせながら押し上げ、引出折線L5に沿って正折りされながら第2フラップ22の表面側に引き出される(図示せず)。
以上説明した第3実施形態に係る包装箱3では、一対の引出折線L5と一対の第1逆折線L6とが、第1フラップ21の中心線CLを挟んで線対称に形成されていた。この構成によれば、包装箱4を平面から見て、第1~第4フラップ21~24を、第1フラップ21から時計回りの順に折り曲げて第1積層領域21Aを引き出すこともできるし、第1フラップ21から反時計回りの順に折り曲げて第1下層領域21Bを引き出すこともできる。これにより、作業者は第1フラップ21を最初に折り曲げるという手順のみを覚えればよく、第2~第4フラップ22~24を折り曲げる順序が時計回りか反時計回りかに関わらず、適正に蓋部Tを形成することができる。
なお、第1~第3実施形態に係る包装箱1~3では、引出折線L5の一部が第1積層領域21Aに形成されていたが、これに限らず、引出折線L5の全部が第1積層領域21Aに形成されてもよい(図示せず)。
また、第1~第3実施形態に係る包装箱1~3では、第1フラップ21の先端側の角部が略円弧状に面取りされていたが、これに限らず、直線的に斜めに面取りされてもよいし、面取りされていなくてもよい(図示せず)。
[第4実施形態]
図9ないし図11を参照して、第4実施形態に係る包装箱4(ブランク4A)について説明する。図9は包装箱4を示す斜視図である。図10は包装箱4のブランク4Aを示す平面図である。図11は包装箱4の第1積層領域21Aを引き出す過程を説明する斜視図である。
第1実施形態に係る包装箱1の第1~第4フラップ21~24は周壁Wの上面開口を完全に塞がないハーフフラップ仕様とされていたが、第4実施形態に係る包装箱4では、図9に示すように、第1~第4フラップ21~24が周壁Wの上面開口を略完全に閉塞するフルフラップ仕様とされている。具体的には、図10に示すように、第1~第4フラップ21~24の延出寸法は、第2側壁12等の流れ方向の寸法の略半分、つまり、下内フラップ17等の延出寸法と略同一とされている。第1~第4フラップ21~24が周壁Wに対して折り曲げられた状態で、第2フラップ22と第4フラップ24との先端同士は離間するが、第1フラップ21と第3フラップ23との先端同士は突き合わされる(図9参照)。
また、図10に示すように、第3フラップ23の第3非積層領域23Cには、基端から先端に向かって第4フラップ24の側に傾斜した第3逆折線L8が形成されている。第3逆折線L8は、直線状に形成されたリード罫であり、蓋部Tを形成した状態で第1逆折線L6と同一方向に傾斜している。
なお、包装箱4(ブランク4A)では、引出折線L5の全部が第1積層領域21Aに形成されているが、第1実施形態に係る包装箱1のように、引出折線L5の一部が第1積層領域21Aに形成されてもよい(図示せず)。また、包装箱4では、第1フラップ21に面取り縁部25が存在しないが、第1実施形態に係る包装箱1のように、面取り縁部25が形成されてもよい(図示せず)。また、包装箱4では、第2フラップ22および第4フラップ24に第2非積層領域22Cおよび第4非積層領域24Cが存在しない(図9および図10参照)。包装箱4では、第2逆折線L7が第4フラップ24の第4上層領域24Aに形成されている(図9および図10参照)。すなわち、蓋部Tが形成された状態で、第2逆折線L7は、第4フラップ24の表面側に引き出された第1積層領域21Aに重ならない位置に形成されている(図9参照)。また、包装箱4(ブランク4A)では、一対の補助継片16が省略されている。
包装箱4の組立手順は、第1実施形態に係る包装箱1の組立手順と同様である。蓋部Tを形成するために第1フラップ21が引き上げられる。ここで、第1フラップ21が引き上げられると、第4フラップ24(第4積層領域24B)が押し上げられるだけでなく、第1フラップ21(第1下層領域21B)に重なった第2フラップ22(第2上層領域22A)も押し上げられることになる。また、第2フラップ22(第2下層領域22B)に重なった第3フラップ23(第3上層領域23A)も押し上げられ、第3フラップ23(第3下層領域23B)に重なった第4フラップ24(第4上層領域24A)も押し上げられる。つまり、第1フラップ21を引き上げる力は、第2フラップ22、第3フラップ23、第4フラップ24の順に伝達され、全てのフラップ21~24を開くように作用する。
そこで、第4実施形態に係る包装箱4では、第3フラップ23(第3下層領域23B)が第4フラップ24を押し上げる力を吸収するために、図11に示すように、第1フラップ21の引き上げに伴って、第1積層領域21Aが第4フラップ24を押し上げる過程で、第3フラップ23は第3逆折線L8に沿って逆折りされる。このように、第3フラップ23が第3逆折線L8で逆折りされることで、第1フラップ21から第2フラップ22を介して第3フラップ23に伝達されてきた力を吸収することができる。これにより、第3フラップ23(第3下層領域23B)が第4フラップ24(第4上層領域24A)を押し上げることを抑制することができる。その結果、フルフラップ仕様の包装箱3であっても、第4フラップ24の下側から第1積層領域21Aを引き出し易くすることができる。
なお、第4実施形態に係る包装箱4では、第1~第4フラップ21~24がフルフラップ仕様とされていたが、これに限らず、第1~第3実施形態に係る包装箱1~3のようにハーフフラップ仕様とされてもよい。すなわち、第3逆折線L8が、第1~第3実施形態に係る包装箱1~3(ブランク1A~3A)の第3フラップ23に形成されてもよい(第3実施形態に係る包装箱3(ブランク3A)を除いて図示せず)。第3逆折線L8を第3実施形態に係る包装箱3(ブランク3A)に適用する場合、図12に示すように、第3フラップ23の第3非積層領域23Cには、先端から基端に向かって互いに離れるように傾斜した一対の第3逆折線L8が形成されるとよい。そして、蓋部Tを形成するために第1フラップ21が引き上げられる場合に、第1積層領域21Aが第4フラップ24を押し上げる過程では、第3フラップ23が第4フラップ24の側の第3逆折線L8に沿って逆折りされ、第1下層領域21Bが第2フラップ22を押し上げる過程では、第3フラップ23が第2フラップ22の側の第3逆折線L8に沿って逆折りされるとよい。
なお、第1~第4実施形態に係る包装箱1~4において、引出折線L5と第1~第3逆折線L6~L8との傾斜角度(上横折曲線L3と成す角度)は、各図に示す角度に限らず、例えば、30度以上、90度未満の範囲で自由に変更してもよい。
また、第1~第4実施形態に係る包装箱1~4では、引出折線L5や第1~第3逆折線L6~L8が、上方の第1~第4フラップ21~24のみに形成されていたが、上方の第1~第4フラップ21~24に加えて、下方のフラップ17,18に形成されてもよい(図示せず)。また、下方のフラップ17,18がハーフフラップ仕様とされてもよい(図示せず)。
また、第1~第4実施形態に係る包装箱1~4は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本考案はこれに限定されない。包装箱1~4は、片面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等で形成されてもよいし、厚紙や可撓性のある樹脂製の板(シート)等で形成されていてもよい。また、包装箱1~4の各部の寸法(幅、奥行き、高さ)や形状、段ボールシートの厚みや中しん9Aが延びる方向等は自由に変更してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る包装箱における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、実用新案登録請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1,2,3,4 包装箱
11 第1側壁(側壁)
12 第2側壁(側壁)
13 第3側壁(側壁)
14 第4側壁(側壁)
21 第1フラップ
21A 第1積層領域
21B 第1下層領域
21C 第1非積層領域
22 第2フラップ
23 第3フラップ
23A 第3上層領域
23B 第3下層領域
23C 第3非積層領域
24 第4フラップ
CL 中心線
L5 引出折線
L6 第1逆折線
L7 第2逆折線
L8 第3逆折線
L11 第1補助線
L12 第2補助線
T 蓋部

Claims (7)

  1. 四角筒状を成す4つの側壁(11~14)の上端に連設され、周方向に並ぶ第1フラップ(21)、第2フラップ(22)、第3フラップ(23)および第4フラップ(24)をこの順に折り曲げ、前記第4フラップの裏面に対向する前記第1フラップの第1積層領域(21A)を前記第4フラップの表面側に引き出すことで蓋部(T)を形成する包装箱(1~4)であって、
    前記第1積層領域には、前記第4フラップに隣接する基端の角部付近から先端に向かって前記第2フラップの側に傾斜した引出折線(L5)の少なくとも一部が形成され、
    前記第1積層領域と前記第2フラップの裏面に対向する前記第1フラップの第1下層領域(21B)とを除く前記第1フラップの第1非積層領域(21C)には、前記引出折線と同一方向に傾斜した第1逆折線(L6)が形成され、
    前記第4フラップには、基端から先端に向かって前記第3フラップの側に傾斜した第2逆折線(L7)が形成され、
    前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1非積層領域は、前記第1逆折線に沿って逆折りされ、前記第1積層領域は、前記第4フラップを前記第2逆折線に沿って逆折りさせながら押し上げ、前記引出折線に沿って正折りされながら前記第4フラップの表面側に引き出されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第1フラップには、
    前記第1フラップの先端側となる前記引出折線の端部と前記第1フラップの基端側となる前記第1逆折線の端部とを結ぶ第1補助線(L11)と、
    前記第1フラップの先端側となる前記第1逆折線の端部と前記第2フラップに隣接する基端の角部付近とを結ぶ第2補助線(L12)と、が形成され、
    前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1フラップは、前記第1補助線と前記第2補助線とに沿って正折りされることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 一対の前記引出折線と一対の前記第1逆折線とが、前記第1フラップを長手方向に二等分する中心線(CL)を挟んで線対称となるように、前記第1積層領域、前記第1下層領域および前記第1非積層領域に形成され、
    前記第2フラップには、前記第4フラップと同様に、前記第3フラップの側に傾斜した前記第2逆折線が形成され、
    前記第1フラップ、前記第4フラップ、前記第3フラップおよび前記第2フラップをこの順に折り曲げて前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられると、前記第1非積層領域は、前記第2フラップの側の前記第1逆折線に沿って逆折りされ、前記第1下層領域は、前記第2フラップを前記第2逆折線に沿って逆折りさせながら押し上げ、前記引出折線に沿って正折りされながら前記第2フラップの表面側に引き出されることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記第2フラップの表面に対向する前記第3フラップの第3上層領域(23A)と前記第4フラップの裏面に対向する前記第3フラップの第3下層領域(23B)とを除く前記第3フラップの第3非積層領域(23C)には、先端から基端に向かって互いに離れるように傾斜した一対の第3逆折線(L8)が形成され、
    前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられる場合に、前記第1積層領域が前記第4フラップを押し上げる過程では、前記第3フラップが前記第4フラップの側の前記第3逆折線に沿って逆折りされ、前記第1下層領域が前記第2フラップを押し上げる過程では、前記第3フラップが前記第2フラップの側の前記第3逆折線に沿って逆折りされることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記第2フラップの表面に対向する前記第3フラップの第3上層領域(23A)と前記第4フラップの裏面に対向する前記第3フラップの第3下層領域(23B)とを除く前記第3フラップの第3非積層領域(23C)には、基端から先端に向かって前記第4フラップの側に傾斜した第3逆折線(L8)が形成され、
    前記蓋部を形成するために前記第1フラップが引き上げられ、前記第1積層領域が前記第4フラップを押し上げる過程で、前記第3フラップは前記第3逆折線に沿って逆折りされることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  6. 前記蓋部が形成された状態で、前記第2逆折線は、前記第4フラップの表面側に引き出された前記第1積層領域に重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の包装箱。
  7. 前記第1フラップの前記引出折線で区画された先端側の角部は面取りされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の包装箱。
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