JP3238478U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で外フラップを内フラップに密着させて閉状態とすることができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、一対の第1側壁10に連設される一対の内フラップ14と、一方の第2側壁11に連設される第1外フラップ15と、他方の第2側壁11に連設される第2外フラップ16と、一対の内フラップ14に形成される一対の差込欠損部30と、第1外フラップ15に形成される嵌合穴31と、第2外フラップ16の先端に連設される嵌合片32と、嵌合片32の一部から突設される係合片33と、を備え、嵌合片32を逆折りし、係合片33を嵌合穴31等に差し込んだ後、屈曲した嵌合片32を伸ばして第1外フラップ15と平行な姿勢で嵌合穴31に嵌合させることで、係合片33は、第1外フラップ15と平行な姿勢で一対の内フラップ14の裏面に接触し、第2外フラップ16との間に一対の内フラップ14等を挟み込む。【選択図】図5

Description

本考案は、包装箱に関する。
本体部に対して開閉する蓋部を有する包装用容器が知られている(特許文献1)。蓋部の蓋部本体は、折れ線を介して基端側領域と先端側領域とに区画されている。先端側領域の先端には差込み片部が連設され、先端側領域の基端両角には左右の突状部が設けられている。本体部の前フラップ部には差込み片部を差し込むための前被差込み部が形成され、左右のフラップ部には左右の突状部を差し込むための左右の被差込み部が形成されている。包装用容器を閉状態にするには、基端側領域を左右のフラップ部に積層し、先端側領域を基端側領域に対して上方に折り曲げた状態で、左右の突状部を左右の被差込み部に差し込んだ後、先端側領域を左右のフラップ部に積層し、差込み片部を前被差込み部に差し込む。
意匠登録第1626322号公報
しかしながら、上記した包装用容器では、差込み片部(前被差込み部)および左右の突状部(左右の被差込み部)が互いに離れた3箇所に散在しており、差込み片部や左右の突状部を、それぞれの被差込み部に差し込み難かった。また、例えば、差込み片部を前被差込み部に差し込む際に、左右のフラップ部が下方に押されて、左右の突状部が被差込み部から外れてしまうことも考えられた。また、包装用容器を閉状態としても、基端側領域と左右のフラップ部との間、先端側領域と左右のフラップ部との間、および先端側領域と前フラップ部との間には、僅かな隙間が開いていると考えられる。このため、包装用容器に収納された被収納物に、例えば、伝票やチラシ等の薄いシート状の被収納物が含まれていた場合、シート状の被収納物が隙間から飛び出してしまう可能性があった。
本考案は、上記事情を考慮し、簡単な操作で外フラップを内フラップに密着させて閉状態とすることができる包装箱を提供する。
本考案に係る包装箱は、一対の第1側壁と一対の第2側壁とを交互に連設して筒状に形成される周壁と、一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の内フラップと、一対の前記第2側壁のいずれか一方に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられ、一対の前記内フラップに積層される第1外フラップと、一対の前記第2側壁のいずれか他方に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられ、一対の前記内フラップに積層されると共に前記第1外フラップの先端側に重なる第2外フラップと、一対の前記内フラップの先端側に形成される一対の差込部と、一対の前記差込部に対応して前記第1外フラップに形成される嵌合穴と、前記第2外フラップの先端に逆折線を介して連設される嵌合片と、前記嵌合片の一部から前記第2外フラップの基端側に向けて突設される係合片と、を備え、前記嵌合片を前記逆折線で逆折りし、前記係合片を前記嵌合穴および前記差込部に差し込んだ後、前記逆折線で屈曲した前記嵌合片を伸ばして前記第1外フラップと平行な姿勢で前記嵌合穴に嵌合させることで、前記係合片は、前記第1外フラップと平行な姿勢で一対の前記内フラップの裏面に接触し、前記第2外フラップとの間に一対の前記内フラップと前記第1外フラップとを挟み込む。
この場合、前記第1外フラップの基端側となる前記嵌合穴の縁部には、前記嵌合穴に嵌合した前記嵌合片の先端部に係合する係合凸部が突設されてもよい。
この場合、前記第1外フラップの先端側となる前記嵌合穴の縁部には、前記嵌合穴および前記差込部に差し込まれた前記係合片の基端部が嵌り込む係合凹部が凹設されてもよい。
この場合、前記差込部は、前記第1外フラップの側となる前記内フラップの一方の角部を切除した差込欠損部であるとよい。
この場合、前記第1外フラップと前記第2外フラップの少なくとも一方には、開封用の切断線が形成されてもよい。
本考案によれば、簡単な操作で外フラップを内フラップに密着させて包装箱を閉状態とすることができる。
本考案の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の内フラップを折り曲げた状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の第1外フラップを折り曲げた状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱の第2外フラップを折り曲げた状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱を示す断面図である。 本考案の一実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態の第1変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態の第2変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、主に、包装箱を組み立てて使用する状態における方向や位置を基準にしている。
図1および図2を参照して、本実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク1Aを示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、略角筒状に形成された周壁Wの上下両端面を閉塞して略直方体状に形成されている。例えば、包装箱1は通信販売等で販売された商品(図示せず)を発送する際に使用され、包装箱1の天面には発送伝票99が貼付されている。
包装箱1は、図2に示すブランク1Aを組み立てることで形成される。ブランク1Aは、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(図3も参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面)を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク1Aは、一対の第1側壁10と、一対の第2側壁11と、一対の第1底壁12と、一対の第2底壁13と、一対の内フラップ14と、第1外フラップ15と、第2外フラップ16と、を備えている。なお、一対の第1側壁10は略同一形状であるため、以下、特に明記した場合を除き、1つ第1側壁10について説明する。これと同様の理由で、1つの第2側壁11、1つの第1底壁12および1つの第2底壁13について説明する。また、一対の内フラップ14は、第1外フラップ15を挟んで線対称となる形状であるため、以下、特に明記した場合を除き、1つ内フラップ14について説明する。また、本明細書では、第1外フラップ15と第2外フラップ16とをまとめて表現する場合や両者に共通する説明では、単に「外フラップ15,16」と呼ぶこととする。
<第1側壁、第2側壁>
一対の第1側壁10と一対の第2側壁11とは、第1折曲線L1を介して流れ方向に交互に連設されている。第1側壁10と第2側壁11とは、略長方形状に形成されている。詳細には、第2側壁11は、第1側壁10よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。第2側壁11の流れ方向の自由端には、第1折曲線L1を介して継代片17が連設されている。
<第1底壁>
第1底壁12は、第2折曲線L2を介して第1側壁10の段方向の一端(下端)に連設されている。第1底壁12は基端から先端に向かって徐々に先細る略台形状に形成されている。第1底壁12の段方向の寸法(延出寸法)は、第1側壁10の流れ方向の寸法の約半分に設定されている。
<第2底壁>
第2底壁13は、第2折曲線L2を介して第2側壁11の段方向の一端に連設されている。第2底壁13は概ね長方形状に形成され、第2底壁13の段方向の寸法(延出寸法)は第1底壁12の延出寸法よりも長く設定されている。第2底壁13の先端側には、噛合凹部20が略台形状に切り欠かれている。第2底壁13には、噛合凹部20から第2底壁13の角部に向かって傾斜折線L4が斜めに形成され、傾斜折線L4によって略三角形状の底接着部21が区画されている。
<内フラップ>
一対の内フラップ14は、第3折曲線L3を介して一対の第1側壁10の段方向の他端(上端)に連設されている。内フラップ14は概ね長方形状に形成され、内フラップ14の段方向の寸法(延出寸法)は第2底壁13の延出寸法と略同等とされている。
<第1外フラップ、第2外フラップ>
第1外フラップ15は、第3折曲線L3を介して一方の第2側壁11(一対の第1側壁10の間に挟まれた第2側壁11)の段方向の他端に連設されている。第2外フラップ16は、第3折曲線L3を介して他方の第2側壁11の段方向の他端に連設されている。第1外フラップ15は概ね長方形状に形成され、第2外フラップ16は先端側を幅狭くした略六角形状に形成されている。第1外フラップ15の段方向の寸法(延出寸法)は、内フラップ14の延出寸法と略同等とされている。第2外フラップ16は、第1外フラップ15よりも段方向に短く形成されている。詳細は後述するが、一対の外フラップ15,16は、互いに先端側を重ね合わせた状態で周壁Wの開口部を閉じる。
(切断線)
第1外フラップ15には、開封用の一対の切断線22が形成されている。切断線22は、複数の略L字状の切目を略等間隔に並設した所謂ジッパーである。一対の切断線22は、第3折曲線L3の中間領域から第1外フラップ15の両外側辺に向けて互いに離れるように傾斜して略V字状に形成されている。一対の切断線22は、第3折曲線L3の近傍において流れ方向に離間しており、第2側壁11の上部に略U字状に形成されたミシン目線23に連なっている。また、第2側壁11には、ミシン目線23から下方に延びる一対の切目線25によって押込み片24が区画されている。一対の切目線25の下端間(押込み片24の下端)には、押込み折線L5が形成されている。
なお、第1~第3折曲線L1~L3および押込み折線L5は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(正折りする)機能を有している。また、傾斜折線L4は、段ボールシートを表ライナ9B側から厚み方向に潰した逆罫線である。逆罫線は、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(逆折りする)機能を有している。第1~第3折曲線L1~L3等や傾斜折線L4は、汎用罫線や逆罫線に限らず、複数の切目を所定間隔に形成したミシン目線や汎用罫線上にミシン目線を形成したリード罫等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[ロック構造部]
図2に示すように、内フラップ14、第1外フラップ15および第2外フラップ16には、周壁Wの上方の開口部を閉塞した状態に仮保持するロック構造部18が設けられている。ロック構造部18は、一対の差込欠損部30と、嵌合穴31と、嵌合片32と、係合片33と、を有している。
<差込欠損部>
一対の差込部の一例としての一対の差込欠損部30は、一対の内フラップ14の段方向の先端側に形成されている。差込欠損部30は、第1外フラップ15の側となる内フラップ14の一方の角部を略長方形状に切除した部分である。差込欠損部30は第1外フラップ15の側の略半分に形成され、第1外フラップ15の残りの部分は相対的に突き出した突出部34とされている。つまり、内フラップ14は、略L字状に形成されている。
<嵌合穴>
嵌合穴31は、第1外フラップ15の段方向の先端側に穿設されている。嵌合穴31は、例えば、第1外フラップ15の段方向の基端側を幅狭くした略六角形状を成す開口である。詳細は後述するが、包装箱1を閉状態とする際、嵌合穴31は、一対の差込欠損部30(差込部)に対応して第1外フラップ15に形成されている。
(係合凸部)
第1外フラップ15の段方向の基端側となる嵌合穴31の縁部には、流れ方向に間隔をあけて一対の係合凸部35が突設されている。係合凸部35は、例えば、略ハ字状の切込線36によって嵌合穴31の縁部分に区画され、略台形状に形成されている。係合凸部35の先端部分は、嵌合穴31の内側に向けて僅かに突き出している。詳細は後述するが、係合凸部35は、嵌合穴31に嵌合した嵌合片32の先端部に係合するようになっている。
(係合凹部)
第1外フラップ15の段方向の先端側となる嵌合穴31の縁部(係合凸部35とは反対側)には、係合凹部37が凹設されている。係合凹部37は、嵌合穴31の縁部の流れ方向の中央領域に形成された僅かな凹み(段ボールシートの厚みの半分程度)である。詳細は後述するが、係合凹部37は、嵌合穴31および差込欠損部30に差し込まれた係合片33の基端部(根本部分)が嵌り込むようになっている。
<嵌合片>
嵌合片32は、逆折線L6を介して第2外フラップ16の段方向の先端に連設されている。嵌合片32は、幅狭く形成された第2外フラップ16の先端から延設されている。嵌合片32は、先端側を幅狭くした略六角形状(長方形の先端角部を斜めに切り欠いた形状)に形成されている。なお、嵌合片32と第2外フラップ16とを合わせた延出寸法は、内フラップ14の延出寸法と略同等とされている。
<係合片>
係合片33は、嵌合片32の一部から第2外フラップ16の段方向の基端側に向けて突設されている。係合片33は、嵌合片32よりも小さい略長方形状に形成され、嵌合片32の流れ方向の中央領域から第2外フラップ16に食い込むように設けられている。係合片33は、略U字状に形成された抜出線38によって第2外フラップ16に区画され、嵌合片32と一体となるように形成されている。なお、係合片33には逆折線L6が形成されていない。
なお、逆折線L6は、逆罫線であるが、これに限らず、ミシン目線やリード罫等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[包装箱の組立]
次に、図1、図3ないし図6を参照して、包装箱1の組立作業(封緘作業)について説明する。ここでは、作業者が手作業で包装箱1を組み立てる場合の一例について説明する。図3は内フラップ14を折り曲げた状態を示す斜視図である。図4は第1外フラップ15を折り曲げた状態を示す斜視図である。図5は第2外フラップ16を折り曲げた状態を示す斜視図である。図6は包装箱1を示す断面図である。なお、図6は、包装箱1を左右方向の略中央で切断した際の断面を模式的に示しており、上段は嵌合片32を嵌合穴31に嵌め込む前、下段は嵌合片32を嵌合穴31に嵌め込んだ後を示している。
なお、包装箱1の組み立て前の初期状態として、第1底壁12および第2底壁13が第2折曲線L2に沿って内側に折り返され、第2底壁13の底接着部21が傾斜折線L4で逆折りされる。ブランク1Aの流れ方向の両外側に位置する第1側壁10と第2側壁11とが第1折曲線L1で折り曲げられ、継代片17が反対側の第1側壁10の裏面(裏ライナ9C)に接着され、底接着部21が第1底壁12の表面(表ライナ9B)に接着される。これにより、包装箱1は二重に折り畳まれた初期状態になる(図示せず)。
作業者は折り畳まれた包装箱1を組み立てる。具体的には、作業者は、一対の第1側壁10および一対の第2側壁11を第1折曲線L1に沿って略直角に折り曲げる(正折りする)。一対の第1側壁10と一対の第2側壁11とが周方向に交互に連設され、角筒状の周壁Wが形成される(図3参照)。包装箱1の底面は、周壁Wの形成に伴って自動的に形成される所謂ワンタッチ底である。すなわち、周壁Wの形成に伴って、内側に折り返された第1底壁12と第2底壁13とは、逆折りされた底接着部21を伸ばしながら下方に押し出される(図示せず)。一対の第2底壁13は、押し出される過程で互いの噛合凹部20に入り込んで噛み合わされる(図示せず)。一対の第1底壁12と一対の第2底壁13によって周壁Wの下端が閉塞され、包装箱1の底面が形成される(図示せず)。
作業者は、商品(図示せず)を周壁Wの内部に収容した後、図3に示すように、一対の内フラップ14を第3折曲線L3に沿って周壁Wの上端(開口部)を閉じる方向に折り曲げる。一対の内フラップ14(突出部34)の先端は互いに離間しており、一対の差込欠損部30によって大きな開口が構成される。
図4に示すように、作業者は、第1外フラップ15を第3折曲線L3に沿って周壁Wの開口部を閉じる方向に折り曲げる。第1外フラップ15は、一対の内フラップ14に積層される。嵌合穴31は、一対の差込欠損部30によって構成された開口に対向する。嵌合穴31の先端側の縁部(係合凹部37)は、差込欠損部30と突出部34との段差となる一辺に略一致し、嵌合穴31よりも先端側となる第1外フラップ15は、一対の突出部34上に重なる。
図5および図6の上段に示すように、作業者は、第2外フラップ16を第3折曲線L3に沿って周壁Wの開口部を閉じる方向に折り曲げると共に、嵌合片32を逆折線L6に沿って逆折りする。また、作業者は、係合片33を嵌合穴31および差込欠損部30(正確には、一対の差込欠損部30によって構成される開口)に差し込む。この際、作業者は、係合片33を係合凹部37に位置合せしながら嵌合穴31等に挿入するとよい。第2外フラップ16は、一対の内フラップ14に積層されると共に第1外フラップ15の先端側(嵌合穴31よりも先端側)に重なる。逆折りされた嵌合片32は、上方に向かって延びる姿勢とされ、嵌合片32の逆折りに伴って、係合片33は、抜出線38に沿って第2外フラップ16から刳り貫かれ(離脱し)、下方に向かって延びる姿勢とされる。つまり、嵌合片32と係合片33とは、第2外フラップ16に交差する姿勢とされる。なお、第2外フラップ16には、係合片33が刳り貫かれた跡に抜出し穴33Aが開口する。
その後、図1および図6の下段に示すように、作業者は、逆折線L6で屈曲した嵌合片32を伸ばして(元に戻して)第1外フラップ15と平行な姿勢で嵌合穴31に嵌合させる。嵌合片32は、その先端部を一対の係合凸部35に干渉させ、一対の係合凸部35を下方に撓ませながら嵌合穴31に押し込まれる。嵌合片32の先端部が一対の係合凸部35を乗り越えると、一対の係合凸部35は、自身の復元力によって嵌合片32の先端上面に押し付けられる。
嵌合片32を嵌合穴31に嵌合させることで、係合片33は、第1外フラップ15と平行な姿勢で一対の内フラップ14(突出部34)の裏面に接触し、一対の内フラップ14を押し上げる(第1外フラップ15に押し付ける)。換言すれば、係合片33は、第2外フラップ16との間に一対の内フラップ14(突出部34)と第1外フラップ15とを挟み込む。なお、係合片33の基端部(根本部分)は、係合凹部37に嵌り込んでいる(図1参照)。また、本明細書において「平行」とは、完全に平行であることを要求する意味ではなく、若干の傾斜や誤差を許容する意味である。
以上によって、周壁Wの上端(開口部)が閉状態とされ、包装箱1の天面が形成される(図1参照)。なお、嵌合片32は、一対の係合凸部35に係合して嵌合穴31に嵌り込んだ状態に維持されているが、完全には固定されておらず、嵌合穴31から離脱可能な仮固定された状態となっている。つまり、包装箱1は閉状態とされているが、完全に封緘されていない。そこで、作業者は、嵌合穴31に嵌合した嵌合片32を覆い隠すように発送伝票99を貼付する(図1参照)。これにより、包装箱1が封緘される。なお、発送伝票99に代えて、粘着テープ(図示せず)を貼付して封緘してもよい。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、第1外フラップ15の嵌合穴31が内フラップ14の差込欠損部30に重なるように配置され、嵌合穴31に嵌合する嵌合片32と、嵌合穴31を通して差込欠損部30に差し込まれる係合片33とが第2外フラップ16の先端側にまとまって設けられていた。この構成によれば、作業者は嵌合片32を逆折りして係合片33を差込欠損部30等に差し込んだ後、逆折りされた嵌合片32を戻すだけで、嵌合片32を嵌合穴31に嵌合させることができると共に、係合片33によって内フラップ14を外フラップ15,16に押し付けることができる。これにより、簡単な操作で外フラップ15,16を内フラップ14に密着させて閉状態とすることができる。その結果、例えば、伝票やチラシ等の薄いシート状の被収納物(図示せず)が包装箱1に収容されていたとしても、シート状の被収納物が外フラップ15,16と内フラップ14と間から飛び出すことを抑制することができる。また、嵌合片32が第1外フラップ15と平行な姿勢で嵌合穴31に嵌合するため、嵌合片32が第2外フラップ16の表面から大きく突き出すことがなく、包装箱1の天面を平坦に形成することができる。これにより、発送伝票99を一対の外フラップ15,16に渡るように貼付することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、嵌合穴31の縁部に突設された係合凸部35が嵌合穴31に嵌合した嵌合片32の先端部に係合するため、嵌合片32が嵌合穴31に嵌合した状態を維持することができる。これにより、発送伝票99の貼り付け作業を安定して行うことができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、嵌合穴31等に差し込まれた係合片33の基端部が嵌合穴31の縁部に凹設された係合凹部37に嵌り込むため、係合片33(嵌合片32)の左右方向のずれを規制することができる。また、嵌合穴31の縁部と係合片33との干渉を緩和することができるため、嵌合片32を第2外フラップ16と平行な横臥姿勢にし易くなる。これにより、包装箱1の天面を平坦に仕上げることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、差込部としての差込欠損部30が内フラップ14の一方を大きく切除することで形成されているため、差込欠損部30がスリットや溝である場合に比べて、一対の差込欠損部30によって構成される開口を広く確保することができる。これにより、係合片33を差込欠損部30(開口)に差し込み易くなる。
次に、図7を参照して、包装箱1の開封作業について説明する。図7は包装箱1を開封した状態を示す斜視図である。
作業者は、第2側壁11に形成された押込み片24を押し込んで押込み折線L5に沿って内側に折り曲げ、押込み片24を押し込んでできた開口に指を入れ、ミシン目線23で囲まれた部分を引き上げる。これにより、第2側壁11がミシン目線23に沿って切断された後、第1外フラップ15が一対の切断線22に沿って切断され、包装箱1が開封される。
本実施形態に係る包装箱1によれば、第1外フラップ15を切断線22等に沿って切断することで、嵌合片32や係合片33を嵌合穴31等から引き抜くことなく、簡単に開封することができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、一対の切断線22がV字状に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。第1変形例に係る包装箱2(ブランク2A)では、図8に示すように、一対の切断線22が、第1外フラップ15に、段方向に間隔をあけて流れ方向(第3折曲線L3)に沿って延設されてもよい。一対の切断線22の間に形成された開封帯26を引き裂くことで、包装箱1が開封される。図8では、第3折曲線L3に代えて、一方(基端側)の切断線22が第2側壁11と第1外フラップ15との境界線に沿って形成され、他方(先端側)の切断線22が波形状に形成されている。他方の切断線22を波形状にすることで、第1外フラップ15を一方の切断線22に沿って折り曲げる際に、第1外フラップ15が意図せず他方の切断線22に沿って折れ曲がることを抑制することができる。つまり、第1外フラップ15を確実に一方の切断線22に沿って折り曲げることができる。なお、一方の切断線22は、第3折曲線L3から先端側に離れた位置で、他方の切断線22と同様に波形状に形成されてもよい(図示せず)。また、一対の切断線22は、僅かに湾曲した円弧状に形成されてもよいし、直線状に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態(第1変形例を含む。)に係る包装箱1,2では、一対の切断線22が第1外フラップ15に形成されていたが、これに限らず、第2外フラップ16に形成されてもよい。第2変形例に係る包装箱3(ブランク3A)では、図9に示すように、一対の切断線22が、第2外フラップ16において、開封帯26を挟んで流れ方向に延設されてもよい。図9では、一方の切断線22が、第3折曲線L3から先端側に離れた位置で、他方の切断線22と同様に波形状に形成されているが、第1変形例(図8参照)と同様に、第3折曲線L3に代えて形成されてもよい(図示せず)。また、本実施形態に係る包装箱1と同様に、一対の切断線22が、第2外フラップ16にV字状に形成されてもよい(図示せず)。
また、第1~第2変形例に係る包装箱2,3では、一対の切断線22に限らず、一本の切断線22であってもよい(図示せず)。また、本実施形態(第1~第2変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1~3では、切断線22が第1外フラップ15または第2外フラップ16に形成されていたが、これに限らず、両方の外フラップ15,16に形成されてもよい(図示せず)。また、切断線22は、ジッパーに限らず、ミシン目線や、裏ライナ9C側から厚みの半分程度の切目を入れた半切り線等であってもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1~3では、差込部の一例として、差込欠損部30が内フラップ14に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。差込部の他の例として、係合片33を差し込むことができる程度のスリットや溝が内フラップ14に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1~3では、嵌合穴31の縁部に一対の係合凸部35が突設されていたが、これに限らず、1つの係合凸部35が突設されてもよいし、3つ以上の係合凸部35が突設されてもよい(図示せず)。また、係合凸部35や係合凹部37は省略されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1~3では、1つの係合片33が嵌合片32と一体に形成されていたが、これに限らず、2つ以上の係合片33が係合片33と一体に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1~3では、底面が所謂ワンタッチ底であったが、これに限らず、例えば、通常のA式の段ボール箱のように、一対の内フラップと一対の外フラップとを折り重ねて底面を形成してもよい(図示せず)。また、包装箱1~3の底面が、天面と同様に、一対の内フラップ14および一対の外フラップ15,16で形成され、ロック構造部18によって仮固定される構成としてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1~3(ブランク1A~3A)は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、これに限らず、片面段ボールシートや複両面段ボールシート、または厚紙、若しくは樹脂製の板(シート)等で形成されていてもよい。また、包装箱1の型式、包装箱1の各部の寸法(幅、奥行き、高さ)や形状、段ボールシート等の厚みや中しん9Aが延びる方向等は自由に変更してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る包装箱における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、実用新案登録請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1,2,3 包装箱
10 第1側壁
11 第2側壁
14 内フラップ
15 第1外フラップ
16 第2外フラップ
22 切断線
30 差込欠損部(差込部)
31 嵌合穴
32 嵌合片
33 係合片
35 係合凸部
37 係合凹部
L6 逆折線
W 周壁

Claims (5)

  1. 一対の第1側壁(10)と一対の第2側壁(11)とを交互に連設して筒状に形成される周壁(W)と、
    一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の内フラップ(14)と、
    一対の前記第2側壁のいずれか一方に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられ、一対の前記内フラップに積層される第1外フラップ(15)と、
    一対の前記第2側壁のいずれか他方に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられ、一対の前記内フラップに積層されると共に前記第1外フラップの先端側に重なる第2外フラップ(16)と、
    一対の前記内フラップの先端側に形成される一対の差込部(30)と、
    一対の前記差込部に対応して前記第1外フラップに形成される嵌合穴(31)と、
    前記第2外フラップの先端に逆折線(L6)を介して連設される嵌合片(32)と、
    前記嵌合片の一部から前記第2外フラップの基端側に向けて突設される係合片(33)と、を備え、
    前記嵌合片を前記逆折線で逆折りし、前記係合片を前記嵌合穴および前記差込部に差し込んだ後、前記逆折線で屈曲した前記嵌合片を伸ばして前記第1外フラップと平行な姿勢で前記嵌合穴に嵌合させることで、前記係合片は、前記第1外フラップと平行な姿勢で一対の前記内フラップの裏面に接触し、前記第2外フラップとの間に一対の前記内フラップと前記第1外フラップとを挟み込むことを特徴とする包装箱。
  2. 前記第1外フラップの基端側となる前記嵌合穴の縁部には、前記嵌合穴に嵌合した前記嵌合片の先端部に係合する係合凸部(35)が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第1外フラップの先端側となる前記嵌合穴の縁部には、前記嵌合穴および前記差込部に差し込まれた前記係合片の基端部が嵌り込む係合凹部(37)が凹設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記差込部は、前記第1外フラップの側となる前記内フラップの一方の角部を切除した差込欠損部(30)であることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  5. 前記第1外フラップと前記第2外フラップの少なくとも一方には、開封用の切断線(22)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
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