JP4628487B1 - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着テープ等の封止部材を用いることなく、また、細かい作業を必要としないで簡単に底板を固定することができる包装箱の提供を目的とするものである。
【解決手段】本発明は、一対の下側外フラップが、前壁及び後壁の各下端から延出する矩形状の下側外フラップ本体と、この下側外フラップ本体の延出方向先端から延出し、互いに係合しあう係合構造とを有し、上記係合構造が、係合対を構成するように各下側外フラップの対向する位置に設けられる差込片と支持片とが交互に並ぶ構造からなり、上記各下側外フラップが、延出方向後端側の両頂点から中央側に傾斜する斜線の少なくとも一部に設けられる弱化線をさらに備えることを特徴とする包装箱である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一枚のシート材から組み立てられる包装箱に関し、詳細には、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、底板を固定することができる包装箱に関するものである。
従来、段ボール箱等の包装箱は、食料品、菓子等の商品の梱包、出荷、輸送から陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する収容容器として、あるいは家電製品等の商品を販売する際の包装容器として用いられている。従来の一般的な段ボール箱は、4つの側壁を有する四角筒状部と、上記各側壁の各上縁から延出する4つの上側フラップと、上記各側壁の各下縁から延出する4つの下側フラップとを備えている。このような段ボール箱は、上記上側及び下側内フラップを四角筒状部の内側に直角に折り込み、上側及び下側外フラップを四角筒状部の内側に直角に折り込み、各内フラップの外側に各外フラップが重ねられた状態で封緘されることで直方体状を形成するように構成されている。この際、下側の内フラップ及び外フラップが段ボール箱の底板を形成し、上側の内フラップ及び外フラップが段ボール箱の蓋を形成することとなる。
このような通常の段ボール箱は、上述のように折り込んだ状態において、少なくとも下側の外フラップ同士を粘着テープ等で封止することによって底板を固定することとなる。従って、段ボール箱の組み立てや解体の際には、粘着テープ等を貼ったり、又は剥がしたりする必要が生じる。そこで、例えば、いわゆるアメリカンロック式ケースなど、粘着テープを用いず底板を固定することができる包装箱も流通しているが、底板の強度が十分ではない等の点において改善の余地がある。
このような中、特開2009−96540号公報や、特開2004−155438号公報等において、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、底板を固定することができる新たな段ボール箱が提案されている。これらの段ボール箱は、いずれもフラップ先端に設けられた差込片を、他のフラップの差込口等に差し込むことにより固定する構造を有するものである。しかしながら、これらの段ボール箱は、組立の際に差込片を差込口に差し込むという作業を必要とするため、組み立て作業が効率的であるとはいえない。
特開2009-96540号公報 特開2004−155438号公報
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、また、細かい作業を必要としないで簡単に底板を固定することができる包装箱の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた発明は、
対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
上記前壁及び後壁の各上縁から延出する一対の上側外フラップと、
上記各側壁の各上縁から延出する一対の上側内フラップと、
上記前壁及び後壁の各下縁から延出する一対の下側外フラップと、
上記各側壁の各下縁から延出する一対の下側内フラップと
を備える包装箱であって、
上記一対の下側外フラップが、前壁及び後壁の各下端から延出する矩形状の下側外フラップ本体と、この下側外フラップ本体の延出方向先端から延出し、互いに係合しあう係合構造とを有し、
上記係合構造が、係合対を構成するように各下側外フラップの対向する位置に設けられる差込片と支持片とが交互に並ぶ構造からなり、
上記下側外フラップ本体の延出方向長さ(L1)、差込片の延出方向長さ(L2)及びこの差込片と対になる支持片の延出方向長さ(L3)並びに側壁の幅(W)の関係が、下記式(1)、(2)及び(3)を満たし、
上記各下側外フラップが、延出方向後端側の両頂点から中央側に傾斜する斜線の少なくとも一部に設けられる弱化線をさらに備え、
上記弱化線と下側外フラップ側縁とがなす角の角度が4°以上40°以下であり、
上記弱化線の一端が下側外フラップの延出方向後端側の頂点上に無く、
組み立ての際に、各差込片が対となる各支持片の内側に差し込まれ、
上記下側外フラップが底板となることを特徴とするものである。
L1≦W/2 ・・・(1)
L2>L3 ・・・(2)
L1×2+L2+L3>W>L1+L2 ・・・(3)
当該包装箱は、下側外フラップに上記構造からなる係合構造を備えているため、複数対の差込片と支持片とが係合しあうことで、封止部材を用いることなく下側外フラップ同士を底板として容易に固定することができる。さらには、当該包装箱は、下側外フラップが特定方向に設けられる4本の弱化線を有している。従って、当該包装箱は、下側外フラップ同士を組み合わせる際に、この弱化線によって折り曲げられた下側外フラップの両端片及び下側内フラップの反発力が働くことで、下側外フラップにおける係合構造の係合をより容易かつ確実に行うことができる。
上記弱化線と下側外フラップ側縁とがなす角の角度は、4°以上40°以下である。上記弱化線をこのような範囲の角度で設けることで、係合構造の係合を容易かつ確実にしつつ、係合された下側外フラップを含む底板の強度を維持することができる。
当該包装箱において、上記下側外フラップの形状が線対称であり、かつ奇数対の上記係合対が設けられているとよい。当該包装箱によれば、このように下側外フラップの形状が線対称であることで、下側外フラップを手などで押して組み合わせて底板を形成する際に左右均等に力が加わるため、バランスよくかつ容易に係合構造同士を係合させることができる。また、当該包装箱の係合対が奇数対であることによって、底板の中央の強度を高めることができるため、比較的重量のある物品に対しても梱包可能な包装箱とすることができる。
当該包装箱において、
上記複数の差込片が、略矩形状で、かつ等しい延出方向長さを有し、
上記複数の支持片が、略矩形状で、かつ等しい延出方向長さを有し、
上記差込片の角が丸められているとよい。
このように差込片及び支持片が略矩形形状で、かつ、それぞれが等しい延出方向長さを有することで、対称性が高まり、係合構造の組み合わせがさらに容易かつ確実となる。また、この差込片の角が丸められていることで、組み立ての際、差込片を対向する支持片の内側へ容易に差し込むことができ、組み立ての作業性をより向上させることができる。
当該包装箱においては、上記弱化線の一端が下側外フラップの延出方向後端側の頂点上にない。当該包装箱によれば、弱化線の一端を下側フラップの延出方向後端側の頂点まで設けていないことで、底板の形成容易性を確保しつつ、弱化線を設けることによる底板の強度低下を防ぐことができる。
なお、本発明における「上側」及び「下側」とは、通常包装箱として用いられる方向として便宜上定めたものであって、製品として使用される際にこの方向に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の包装箱によれば、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、また、細かい作業を必要としないで簡単に底板を固定することができる。従って、当該包装箱によれば、組み立て工程の作業性を向上させることができ、製造や流通におけるコスト削減に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱を示す展開図である。 図1の包装箱を示す斜視図である。 図1の包装箱の各下側外フラップを示す模式的平面図である。 図1の包装箱の底板の組み立て途中の第1状態を示す平面図(a)及びA1−A1線矢視部模式的部分端面図(b)である。 図1の包装箱の底板の組み立て途中の第2状態を示す平面図(a)及びA2−A2線矢視部模式的部分端面図(b)である。 図1の包装箱の底板の組み立て途中の第3状態を示す平面図(a)及びA3−A3線矢視部模式的部分端面図(b)である。 図1の包装箱の底板を組み立てた状態を示す平面図(a)及びA4−A4線矢視部模式的部分端面図(b)である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の包装箱の実施の形態を詳説する。
図1の展開図及び図2の斜視図で示される包装箱1は、一枚のシート材から組み立てられ、対向する前壁2及び後壁3、並びに対向する左右一対の側壁(側壁4及び側壁5)を有する四角筒状部と、上記前壁2及び後壁3の各上縁から延出する一対の上側外フラップ(上側外フラップ6及び上側内フラップ7)と、上記各側壁4及び5の各上縁から延出する一対の上側内フラップ(上側内フラップ8及び上側内フラップ9)と、上記前壁2及び後壁3の各下縁から延出する一対の下側外フラップ(下側外フラップ10及び下側外フラップ11)と、各側壁4及び5の各下縁から延出する一対の下側内フラップ(下側内フラップ12及び下側内フラップ13)とを備えている。なお、図1及び図2においては、説明及び組み立ての便宜上、上側と下側とを逆に記載している。
この包装箱1は、封緘状態で直方体形状に形成される。また、包装箱1は、略均一な厚さの一枚のシート材を用いて形成される。当該包装箱1のサイズとしては特に限定されず内容物である商品の大きさ等を考慮して適宜設定される。例えば、包装箱1のサイズは、前壁2及び後壁3の幅40cm、側壁4及び5の幅30cm、これらの壁の高さ30cm程度である。なお、図1の展開図中の細線は組み立ての際の折目線を示しており、これらの折目線には折り曲げを容易にするための罫線加工が施されていることが好ましい。
当該包装箱1に用いられるシート材としては、箱形状を維持できる程度の強度を有し、かつ折り曲げた際の適度な反発力を有していれば特に限定されず、例えば段ボール紙、厚紙等の紙製のシート材、合成樹脂製シート材、紙と合成樹脂シートの積層シート材、紙又は合成樹脂シートと金属箔の積層シート材などが挙げられる。これらの中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製のシート材が好ましく、段ボール紙がさらに好ましい。
上記段ボール紙としては、特に限定されないが、詳しくは以下のようなものが挙げられる。例えば、波形状に形成された中しん原紙を1枚のライナに貼り合わせた片面段ボール紙、片面段ボール紙の段頂にさらにライナを貼り合わせた両面段ボール紙、両面段ボール紙の片側に片面段ボール紙の段頂を貼り合わせた複両面段ボール紙、複両面段ボール紙の片側に片面段ボール紙の段頂を貼り合わせた複々両面段ボール紙等がある。これらの段ボール紙の中でも、加工性、経済性等の点から両面段ボール紙が好ましい。
また、両面段ボール紙としては、段の種類がA段、B段又はC段であり、ライナがJIS−P3902−1995に規定されるAA級、A級、B級又はC級であり、中しんがJIS−P3904−1994に規定されるA級、B級又はC級である両面段ボール紙が、反発力が強く、内容物の衝撃吸収性に優れる点で好ましい。
対向する前壁2と後壁3及び対向する一対の側壁4と側壁5とは、それぞれ同型及び同サイズの矩形形状を有し、これら4つの壁(前壁2、後壁3及び2つの側壁4、5)全てが等しい高さに形成されている。これらの4つの壁によって、直方体形状を有する四角筒状部が形成される。
展開図である図1において端に位置する前壁2は、側縁に糊代部14を備えている。このように糊代部14を備えていることで、当該包装箱1は、四角筒状部を形成する際に、前壁2の側縁と側壁5の側縁とが接するように糊代部14を側壁5の内面に接着させることにより、四角筒状部を筒状に固定することができる。
下側外フラップ10は、図1、図2及び詳細には図3に示されるように、前壁2の下端縁から延出する矩形状の下側外フラップ本体10aと、この下側外フラップ本体10aの延出方向先端から延出する係合構造10bを有としている。また、下側外フラップ11も図1、図2及び詳細には図3に示されるように、後壁3の下端縁から延出する矩形状の下側外フラップ本体11aと、この下側外フラップ本体11aの延出方向先端から延出する係合構造11bとを有している。これらの係合構造10bと係合構造11bとは、互いに係合しあうことで、強固に固定されることができる。
なお、この下側外フラップ10及び11を示す模式的平面図である図3は、組み立てた際に対向する向き、つまり、図2の包装箱1の状態において、下側外フラップ10及び11を内側に折り曲げた状態の向きで記載している。また、この図3の下側外フラップ10及び11は、説明のため、縦横の比を図1の展開図とは異なる比としている。
下側外フラップ本体10a及び11aは同型及び同サイズである。また、下側外フラップ本体10a及び11aの延出方向長さ(L1)は、側壁4及び5の幅(W)との関係において、下記式(1)を満たしている。
L1≦W/2 ・・・(1)
下側外フラップ本体の延出方向長さと側壁の幅とが上記式(1)の関係を満たすことで下側外フラップの係合構造10b及び11bを組み合わせた際に、平面状の底板を形成することができる。この下側外フラップ本体の延出方向長さ(L1)と、側壁の幅(W)との具体的関係としては、W/2−L1が0.5cm以上2cm以下程度である。
当該包装箱1によれば、この係合構造10b及び11bによって、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、また、細かい作業を必要としないで下側外フラップ及び下側内フラップからなる底板を簡単に固定することができる。以下、この係合構造10b及び11bの形状について詳説する。
下側外フラップ10における係合構造10bは、下側外フラップ本体10aの先端縁の一端(図3における左端)から順に、差込片10c、支持片10d、差込片10e、支持片10f及び差込片10gを備え、これらの差込片と支持片とが交互に並ぶ構造となっている。
一方、下側外フラップ11における係合構造11bは、下側外フラップ本体11aの先端縁の一端(図3における左端)から順に、支持片11c、差込片11d、支持片11e、差込片11f及び支持片11gを備え、これらの差込片と支持片とが交互に並ぶ構造となっている。
この係合構造10b及び11bにおいて、各下側外フラップ10及び11の対向する位置に設けられている差込片10c及び支持片11c、支持片10d及び差込片11d、差込片10e及び支持片11e、支持片10f及び差込片11f、並びに差込片10g及び支持片11gは、それぞれ各差込片と各支持片とで係合対を構成している。すなわち、当該包装箱1の係合構造10b及び11bは、5対の係合対が交互に列設した構造からなっている。なお、この各係合対を構成するそれぞれの差込片と支持片との幅は実質的に同一である。
各差込片(10c、10e、10g、11d及び11f)は、略矩形状を有している。また、この各差込片の延出方向長さ(L2)は全て等しく、具体的には、1cm以上3cm以下程度である。
各差込片の幅としては、対となる各支持片の幅と実質的に同一であれば特に限定されないが、5cm以上16cm以下程度であるとよい。なお、各差込片の幅は、対となる各支持片の幅と実質的に同一であれば、それぞれ異なっていてもよい。
当該包装箱1によれば、このような形状を有する複数対の差込片と以下に詳述する支持片とが、係合対として底板の組み立ての際に係合しあうことで、容易かつ確実に下側外フラップ10及び11並びに下側内フラップ12及び13からなる底板を形成することができる。
各差込片において、係合構造(10b及び11b)の両端に位置しない差込片10e、差込片11d及び差込片11fは両角が、係合構造(10b及び11b)の両端に位置する差込片10c及び差込片10gは内側の角が、それぞれ丸められている。このように差込片の角が丸められていることで、組み立ての際、差込片を対となる支持片の内側へ容易に差し込むことができるため、組み立ての作業性をより向上させることができる。
各支持片(10d、10f、11c、11e及び11g)も略矩形状を有している。この各支持片の延出方向長さ(L3)は全て等しく、また、差込片の延出方向長さ(L2)との関係において、下記式(2)を満たしている。
L2>L3 ・・・(2)
このように、各支持片の延出方向長さ(L3)が、差込片の延出方向長さ(L2)未満であることで、組み立ての際に、各差込片が対となる各支持片の内側に差し込まれることとなる。従って、各差込片と各支持片とが上記関係を有することで、組み立ての際に容易に係合対同士が係合され、底板を固定することができる。この支持片の延出方向長さ(L3)と差込片の延出方向長さ(L2)との具体的関係としては、L2−L3が0.3cm以上1cm以下程度である。また、支持片の延出方向長さ(L3)は、具体的には、0.5cm以上2cm以下程度である。なお、このL3が、例えば0.5cm未満など、限りなく短い場合においては、強度が低下する傾向となるものの、底板を形成することは可能である。
なお、各支持片の幅としては、上述のとおり対となる各差込片の幅と実質的に同一であればよく、5cm以上16cm以下程度である。また、各支持片の幅は、対となる各差込片の幅と実質的に同一であれば、それぞれ異なっていてもよい。
なお、各差込片及び支持片は、後端縁における他の片(差込片又は支持片)と接する端部(差込片10c、差込片10g、支持片11c及び支持片11gにおいては内側の端部のみ、他の差込片及び支持片においては左右の端部)に切り込みを有している。この切り込みによって、係合対を組み合わせた際に、下面側外フラップ本体10a及び11aに切り込みが入って、底板としての強度が低下することを防止することができる。
また、下側外フラップにおける下側外フラップ本体の延出方向長さ(L1)、支持片の延出方向長さ(L2)及び差込片の延出方向長さ(L3)並びに側壁の幅(W)の関係は下記式(3)を満たしている。
L1×2+L2+L3>W>L1+L2 ・・・(3)
下側外フラップの各構成要素の延出方向長さと側壁とが上記関係を満たすことで、各係合対が確実に係合しあい、簡単な作業で容易かつ確実に強固な底板を形成することができる。すなわち、L1×2+L2+L3>Wの関係を満たすことで、各下側外フラップを約90°に四角筒状部の内側に折り曲げた際、対となる差込片と支持片とが重なり合うことができる。また、W>L1+L2の関係を満たすことで、各下側外フラップを90°以上に四角筒状部の内側にさらに折り曲げることができる。
各下側外フラップ10及び11は、延出方向後端側の両頂点から中央側に傾斜する斜線の少なくとも一部に設けられる計4本の弱化線(10h、10i、11h及び11i)をさらに備えている。具体的には、これらの弱化線は、各下側外フラップの延出方向後端側の頂点近傍に一端を有し、各下側外フラップにおける両端の係合対(差込片10c、差込片10g、支持片11c及び支持片11g)の先端縁近傍に他端を有している。なお、この各弱化線の一端側の延長方向としては、厳密に後端側の各頂点方向でなくてもよく、実質的にこの各頂点方向に向かっていればよい。
ここで、弱化線とは、この線に沿って容易に折り曲げることができるように、段ボール等のシート材構造を弱める加工が施された線である。この実施形態における弱化線(10h、10i、11h及び11i)としては、切込線を一定間隔おきに設けたミシン目線を用いている。弱化線としては、このミシン目線の他、片方の表面側のみに切り込みを入れたハーフカット線などを用いることもできる。
この弱化線(10h、10i、11h及び11i)に用いるミシン目線における切込線の長さとしては、1cm以上5cm以下程度が好ましく、非切込線の長さとしても同程度の長さが好ましい。切込線の長さが上記下限未満の場合は、ミシン目線の加工性が低下したり、折り曲げにくくなる場合がある。また、切込線の長さが上記上限を超える場合は強度及び反発力が低下するおそれがある。非切込線の長さが上記下限未満の場合は強度及び反発力が低下するおそれがある。また、非切込線の長さが上記上限を超える場合は折り曲げにくくなるおそれがある。
当該包装箱1によれば、後に詳細に組み立て手順と共に説明するように、下側外フラップにさらに上記弱化線が設けられていることで、底板を組み立てる際に、弱化線によって折り曲げられた下側外フラップの両端片(10j、10k、11j及び11k)及び下側内フラップ12及び13の反発力を利用して、細かい作業を必要とせず、係合構造10b及び11bの係合を容易かつ確実に行うことができる。
この弱化線(10h、10i、11h及び11i)のそれぞれの他端は、下側外フラップの延出方向先端縁上にあることが好ましい。特に、この弱化線がミシン目線で設けられている場合は、この他端の切込線によってさらに係合対が係合することができるため、より容易かつ強固に底板が形成されることとなる。なお、各弱化線の他端が、包装箱1のように厳密に下側外フラップの延出方向先端縁上にない場合も、組み立ての際には、この各弱化線の他端近傍の下側外フラップ部分に、弱化線に沿って折れ曲がることによって、または、弱化線に沿って切り込みが入ることによって、係合を形成することとなる。
上記弱化線(10h、10i、11h及び11i)と、下側外フラップ側縁とがなす角(例えば、弱化線10iと下側外フラップ10の一の側縁10mとがなす角θ)の角度としては4°以上40°以下が好ましく、6°以上30°以下がより好ましく、8°以上25°以下がさらに好ましく、10°以上20°以下が特に好ましい。各弱化線をこのような範囲の角度で設けることで、係合構造10b及び11b同士の係合、すなわち、底板の組み立てを容易かつ確実にしつつ、底板の強度を維持することができる。
上記弱化線と下側外フラップ側縁とがなす角の角度が、上記下限未満の場合は、底板を組み立てるために下側外フラップ10及び11を90°よりもさらに内側に折り曲げて押し込むときに、この弱化線に沿って下側外フラップが折れ曲がりにくくなり、内側にある下側内フラップ12及び13が邪魔になって、下側外フラップ10及び11の押し込みが困難になる場合がある。また、弱化線によって折り曲げられた各両端片(10j、10k、11j及び11k)の反発力を十分に活用することができず、組み立て容易性が低下するおそれがある。
逆に、この角度が、上記上限を超える場合も、同様に、底板の組み立てるために下側外フラップ10及び11を90°よりもさらに内側に折り曲げて押し込むときに、この弱化線に沿って下側外フラップが折れ曲がらず、下側内フラップ12及び13が邪魔になって、下側外フラップ10及び11の押し込みが困難になる場合がある。また、弱化線によって折り曲げられた各両端片(10j、10k、11j及び11k)の反発力を十分に活用することができず、組み立て容易性が低下するおそれがある。さらには、この角度が上記上限を超える場合は、弱化線によって設けられる両端片(10j、10k、11j及び11k)の面積が大きくなることで、底板の強度が低下するおそれがある。
なお、上記弱化線(10h、10i、11h及び11i)と、下側外フラップ側縁とがなす4つの各角は、全て等しい角度であることが、対称性の点から好ましい。
上記弱化線(10h、10i、11h及び11i)の各他端(下側外フラップの先端側の先端)は、各下側外フラップ10及び11の左右の延出方向先端部分にある(例えば、弱化線11iにおける他端11n)が、各一端(下側外フラップの後端側の先端)は、下側外フラップの後端側の各頂点まで達しておらず、下側外フラップ本体中(例えば、弱化線11iにおける一端11p)にある。当該包装箱1によれば、このように各弱化線を下側フラップの中までしか設けていないことで、底板の形成容易性を確保しつつ、弱化線を設けることによる底板の強度低下を防ぐことができる。
この弱化線の後端側の一端(弱化線11iにおいては一端11p)の位置としては、下側外フラップの弱化線に沿った折り曲げ容易性と、底板の強度低下防止とをバランスよく両立させるために、各弱化線の他端(弱化線11iにおいては他端11n)と、下側外フラップの後端側の各頂点(弱化線11iにおいては頂点11q)とを3:2〜99:1の範囲に内分する点の位置が好ましく、7:3〜95:5の範囲に内分する点の位置がさらに好ましく、4:1〜9:1の範囲に内分する点の位置が特に好ましい。なお、弱化線がミシン目線である場合の端(一端及び他端)とは、両端の切込線の末端をいう。
この下側外フラップ10及び11は、上述のような形状の係合構造10b及び11b並びに弱化線(10h、10i、11h及び11i)を有することで、それぞれ線対称形状となり、すわわち線対称軸(M10及びM11)を有している。当該包装箱1によれば、このように下側外フラップの形状が線対称であることで、下側外フラップを手などで押して底板を形成する際に左右均等に力が加わり、バランスよくかつ容易に係合構造10b及び11bを係合させることができる。さらには当該包装箱1は、係合対が5対と奇数対有することで、左右対称構造において、底板の中央に一の係合対が配置されるため、底板の中央の強度を高めることができ、比較的重量のある物品に対しても梱包可能な包装箱とすることができる。
次に、当該包装箱1の組み立て方法について説明する。当該包装箱1は図1の展開図に示す平面形状で切り抜かれた段ボール紙等のシート材を組み立てることによって形成される。まず、前壁2、後壁3及び側壁4、5間のそれぞれの折目線を折り、糊代部14を側壁5に接着させることで四角筒状部が形成される(図2参照)。
次に、図2の四角筒状部を形成した状態から、下側内フラップ12及び13並びに下側外フラップ10及び11を折り曲げることによって、底板を形成する。
まず、下側内フラップ12及び13をそれぞれ四角筒状部内側方向へ90°程度折り曲げる。次に、図4(a)及び(b)に示すように、下側外フラップ10及び11をそれぞれ四角筒状部内側方向へ90°程度折り曲げる。この際、下側外フラップ10及び11の各構成要素の延出方向長さと側壁の幅とが上記式(3)の関係を満たしているため、下側外フラップ10及び11をそれぞれ90°程度折り曲げた際、少なくとも各差込片は、対向する下側外フラップと重なることとなる。なお、下側外フラップ10及び11のどちらが上側にくるように折り曲げても構わないが、本実施形態においては、下側外フラップ10が上にくるように折り曲げた場合について説明する。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、重ねられた上側の下側外フラップ10を手などによって押すことにより、下側外フラップ10及び11を内側にさらに折り曲げていく。通常、下側外フラップ10を押す際、内側にある下側内フラップ12及び13が邪魔になって、下側外フラップ10及び11を押し込みにくくなりうる。しかしながら、当該包装箱1によれば、下側外フラップ10及び11の左右に斜めに設けられた弱化線(10h、10i、11h及び11i)を有しているため、これらの弱化線にそって下側外フラップ10及び11が折り曲がることによって、容易に下側外フラップ10及び11を押し込むことができる。
当該包装箱1においては、支持片の延出方向長さが差込片の延出方向長さ未満である(上記式(2)を満たす)ため、図6(a)及び(b)に示されるように、重ねられた上側の下側外フラップ10を一定程度押し込むと、各差込片(図6(b)においては差込片10e)が対向する位置に設けられている支持片(図6(b)においては支持片11e)の内側に入り込む。
このように、各差込片が対向する位置に設けられている各支持片の内側に入り込んだ状態(図6の状態)においては、(1)下側外フラップの内側にあり90°以上に折り曲げられている下側内フラップが、立ち上がろうとする方向に働く反発力、及び(2)弱化線に沿って折り曲げられた下側外フラップの両端片が、一枚の下側外フラップとして平面状になる方向に働く反発力が生じる。
従って、当該包装箱1によれば、各差込片が対向する位置に設けられている各支持片の内側に入り込んだ状態(図6の状態)において手などをはなすと、上記の2種類の反発力が働くことで、各係合対同士がしっかりとかみ合うこととなり、容易かつ確実に強固な底板が形成される(図7(a)及び(b)参照)。また、当該包装箱1は、上記式(1)の関係を満たしているため、平面状の底板を形成することができる。
ここで、各係合対同士が完全にかみ合っていない場合などは、四角筒状部の内側から下側外フラップを押すことにより、底板を平面状に完全に形成することができる。また、各弱化線がミシン目線ではない場合、又はミシン目線であっても他端が延出方向先端縁上にない場合であっても、例えば図7のように、組み立ての際には、この各弱化線の他端近傍の下側外フラップ部分が、弱化線に沿って折れ曲がる又は切り込みが入ることによって、係合を形成することとなる。
図7の状態の包装箱1は、5対の係合対が互いにかみ合っているため、底板が封止部材を用いることなく強固に固定されている。また、各弱化線の後端側の一端が、下側外フラップの延出方向後端側の頂点上まで達していないため、この弱化線による底板の強度低下が抑えられている。従って、当該包装箱1によれば、粘着テープ等の封止部材を用いることなく、また、細かい作業を必要としないで簡単に一定の強度を備える底板を固定することができ
なお、本発明の包装箱は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、2対の係合対からなる係合構造を有していてもよい。このように、係合対の数を少なくし、かつ偶数対の場合は、強度は弱くなるものの、構造がシンプルとなり、シート材の加工を容易にすることができる。このような包装箱は、例えば、軽量な菓子などを包装する包装箱として十分な強度を有するため、シート材を適宜選択しつつ、好適に用いることができる。係合対の個数としては、強度及び組み立てやすさの容易性を両立させるためには、3対以上7対以下程度が好ましい。
また、複数の差込片又は複数の支持片の延出方向長さが異なっていてもよい。それぞれの長さが異なっていても、向かい合う対の差込片及び支持片とが、上記式(2)及び(3)の関係を満たすことによって、各対の係合を容易かつ確実に行うことができる。
さらには、この係合構造を有する下側外フラップを、底板としてではなく、蓋として用いてもよい。さらには、意匠性を持たせたり、様々な形態の商品に対応すべく、下側外フラップの形状が非対称であってもよい。その他、本発明の包装箱は、一枚のシート材から形成されなくてもよく、例えば複数のシート材を組み合わせて、上述のような形状を構成していればよい。
以上のように、本発明の包装箱によれば、粘着テープ等の封止部材を用いることなく容易に底板を固定することができるため、段ボール箱をはじめとした、各種の収容又は包装容器として利用することができる。
1 包装箱
2 前壁
3 後壁
4、5 側壁
6、7 上側外フラップ
8、9 上側内フラップ
10、11 下側外フラップ
12、13 下側内フラップ
14 糊代部
10a、11a 下側外フラップ本体
10b、11b 係合構造
10c、10e、10g、11d、11f 差込片
10d、10f、11c、11e、11g 支持片
10h、10i、11h、11i 弱化線
10j、10k、11j、11k 両端片
10m 側縁
11n 他端
11p 一端
11q 頂点
M10、M11 線対称軸

Claims (3)

  1. 対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
    上記前壁及び後壁の各上縁から延出する一対の上側外フラップと、
    上記各側壁の各上縁から延出する一対の上側内フラップと、
    上記前壁及び後壁の各下縁から延出する一対の下側外フラップと、
    上記各側壁の各下縁から延出する一対の下側内フラップと
    を備える包装箱であって、
    上記一対の下側外フラップが、前壁及び後壁の各下端から延出する矩形状の下側外フラップ本体と、この下側外フラップ本体の延出方向先端から延出し、互いに係合しあう係合構造とを有し、
    上記係合構造が、係合対を構成するように各下側外フラップの対向する位置に設けられる差込片と支持片とが交互に並ぶ構造からなり、
    上記下側外フラップ本体の延出方向長さ(L1)、差込片の延出方向長さ(L2)及びこの差込片と対になる支持片の延出方向長さ(L3)並びに側壁の幅(W)の関係が、下記式(1)、(2)及び(3)を満たし、
    上記各下側外フラップが、延出方向後端側の両頂点から中央側に傾斜する斜線の少なくとも一部に設けられる弱化線をさらに備え
    上記弱化線と下側外フラップ側縁とがなす角の角度が4°以上40°以下であり、
    上記弱化線の一端が下側外フラップの延出方向後端側の頂点上に無く、
    組み立ての際に、各差込片が対となる各支持片の内側に差し込まれ、
    上記下側外フラップが底板となることを特徴とする包装箱。
    L1≦W/2 ・・・(1)
    L2>L3 ・・・(2)
    L1×2+L2+L3>W>L1+L2 ・・・(3)
  2. 上記下側外フラップの形状が線対称であり、かつ奇数対の上記係合対が設けられている請求項1に記載の包装箱。
  3. 上記複数の差込片が、略矩形状で、かつ等しい延出方向長さを有し、
    上記複数の支持片が、略矩形状で、かつ等しい延出方向長さを有し、
    上記差込片の角が丸められている請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
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