JP3175443U - 段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望する形状に罫線を折り曲げ易く、十分な圧縮強度を有する構造とすることで、段積みの際の安定性が向上した段ボール箱を提供する。
【解決手段】1枚の段ボール紙から形成され、対向する前壁及び後壁4を備え、上記前壁及び後壁4の上側罫線16c及び下側罫線16bの中央部分が窪むように段ボール箱を形成する。さらに、上記上側罫線16c及び下側罫線16bが、それぞれ、両端部分に形成される一対の両端水平部18、中央部分に形成される中央水平部19、上記一対の両端水平部18と中央水平部19との間に形成される少なくとも一対の中間水平部20、並びに隣り合う上記各水平部を連結する傾斜部21からなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール箱に関するものである。
段ボール箱は、商品の輸送から陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する容器等として用いられている。段ボール箱には、重量物を収納して段積みする場合においても胴膨れ等の変形が生じにくいといった高い耐圧強度が要求される。この耐圧強度を高める手段として、前後壁の上側罫線及び下側罫線の中央部分が中心側に向かって窪むように形成された包装箱が提案されている(特開2007−39090号公報参照)。このような形状の包装箱によれば、前後壁の中間部分より強度が高いコーナー部分に大きな荷重を負荷させることができるため、圧縮強度を高めることができる。
しかし、このように上側罫線及び下側罫線を窪むように形成すると、段積みに際し、上段側と下段側の箱がずれると、積み上げ状態が不安定になる。そこで、上側罫線及び下側罫線における両端部分を水平にし、中央部分を窪ませた形状とした包装箱が提案されている(特開2011−111213号公報参照)。このようにすることで、下段側包装箱の上側罫線の水平部分に、上段側包装箱の下側罫線の水平部分が重なるため、積み上げた際の安定性が高まるとされている。しかし、このように単に両端部分を水平にすると、中央部分を十分に窪ませることができず、圧縮強度が上昇しない。また、中央部分の窪みを大きくしようとすると、上側罫線及び下側罫線の歪みが大きくなるため、その罫線に沿って折り曲げることができず、結果として圧縮強度が低下するなどといった不都合が生じる。
特開2007−39090号公報 特開2011−111213号公報
本考案はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、所望する形状に罫線を折り曲げ易く、十分な圧縮強度を有し、かつ、段積みの際の安定性に優れる段ボール箱の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた考案は、
1枚の段ボール紙から形成され、
対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
上記前壁及び後壁に上側罫線を介して連結し、四角筒状部の上側開口を覆う天面板と、
上記前壁及び後壁に下側罫線を介して連結し、四角筒状部の下側開口を覆う底面板と
を備え、
上記上側罫線の中央部分が下方向に、上記下側罫線の中央部分が上方向にそれぞれ窪むように形成された段ボール箱であって、
上記上側罫線及び下側罫線が、それぞれ、両端部分に形成される一対の両端水平部、中央部分に形成される中央水平部、上記一対の両端水平部と中央水平部との間に形成される少なくとも一対の中間水平部、並びに隣り合う上記各水平部を連結する傾斜部からなることを特徴とする。
当該段ボール箱によれば、上記上側罫線及び下側罫線が、両端水平部と中央水平部との間に形成される中間水平部を有するため、少なくとも二段の多段形状となっている。従って、当該段ボール箱によれば、各水平部(段)間の段差が小さくなり、各罫線に沿って折れ曲げやすくなっている。また、多段となっていることで、中央水平部の窪みを深くすることができ、十分な圧縮強度を発揮することができる。また、当該段ボール箱は、上記上側罫線及び下側罫線が両端水平部を備えるため、段積みの際の安定性にも優れる。
上記各両端水平部の長さが上記前壁及び後壁の幅の5%以上25%以下であることが好ましい。上記各両端水平部の長さを上記前壁及び後壁の幅の5%以上25%以下とすることで、圧縮強度と段積みの際の安定性とを共に高めることができる。
上記各中間水平部の長さが上記前壁及び後壁の幅の5%以上50%以下であることが好ましい。上記各中間水平部の長さを上記前壁及び後壁の幅の5%以上50%以下とすることで、罫線の折り曲げ容易性をより高めることができる。
隣り合う上記各水平部間の段差が、0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましい。このように、隣り合う上記各水平部間の段差を0.3mm以上1.5mm以下とすることで、折り曲げの容易性を確保しつつ、十分な深さの窪みを形成することができる。
上記各上側罫線及び下側罫線における両端水平部と中央水平部との段差が、1mm以上であり、かつ、段ボール紙の厚み以下であることが好ましい。このように、上記各上側罫線及び下側罫線における両端水平部と中央水平部との段差を上記範囲とすることで、十分な深さの窪みを形成でき、圧縮強度をより高めることができる。
以上説明したように本考案の段ボール箱によれば、所望する形状に罫線を折り曲げ易く、十分な圧縮強度を有し、かつ、段積みの際の安定性に優れる。
本考案の一実施形態に係る段ボール箱を示す模式的斜視図。 図1の段ボール箱を形成する段ボール紙を示す模式的平面図。 図2の段ボール紙の部分的拡大図。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の段ボール箱の実施の形態を詳説する。
図1の段ボール箱1は、図2の段ボール紙31を組み立てることによって形成されるラップアラウンド型の段ボール箱である。
この段ボール紙31の種類としては、特に限定されず、例えば片面段ボール紙、両面段ボール紙、複両面段ボール紙等を用いることができるが、耐圧強度及び軽量化の観点から両面段ボール紙を用いることが好ましい。
また、段ボール紙31のフルート種としては、Aフルート、Bフルート、Cフルート、ABフルート、Eフルート等を用いることができるが、薄さ及び重量を低減させ、かつ十分な耐圧強度を発揮させる観点からBフルートを用いることが好ましい。従来、重量のある商品の梱包には強度の強いAフルート(厚さ約5mm)の段ボール紙が用いられている場合が多い。しかしながら、Bフルート(厚さ約3mm)の段ボール紙を用いることで、当該段ボール箱1は、さらなる軽量化及び薄型化が実現でき、使用紙量の低減及び運搬エネルギーの低減の観点から環境負荷を低減させ、搬送効率の向上及び在庫スペースの削減を行うことができる。
段ボール紙31は、この順に連結される前壁2、底面板3、後壁4、天面板5及び糊代部6と、上記底面板3及び天面板5の左右端縁からそれぞれ延出する二対の外フラップ7、8、9及び10(外フラップ7と8とが、及び外フラップ9と10とがそれぞれ対となっている。)と、上記前壁2及び後壁4の左右端縁からそれぞれ延出する二対の内フラップ11、12、13及び14(内フラップ11と12とが、及び内フラップ13と14とがそれぞれ対となっている。)とを有する。なお、図2の段ボール紙31中の細線は罫線を示しており、これらの罫線に沿って、折り曲げることができる。
前壁2及び後壁4は、同型同サイズであり、略矩形状を有している。この前壁2及び後壁4の高さ(図2における上下方向の長さ)が、当該段ボール箱1の高さとなるため、この高さは梱包される製品のサイズ等に応じて適宜設定される。
底面板3及び天面板5も、同型同サイズであり、略矩形状を有している。この底面板3及び天面板5のサイズも、梱包される製品のサイズや数等に応じて適宜設定される。
糊代部6は、略帯状形状を有している。また、糊代部6の両端部分は略半円形状を有している。なお、糊代部6と天面板5とは、ジッパー状切込線17a(罫線)を介して連結している。ジッパー状切込線17aは、略L字状の複数の切込からなる。このようなジッパー状切込線17aが設けられていることで、糊代部6の分離が容易となる。
図2における前壁2、底面板3、後壁4及び天面板5のそれぞれの上下方向の端縁(端縁15、罫線16a〜16c及びジッパー状切込線17a)は、それぞれ接している前壁2又は後壁4の中央方向に向かって中央部分が窪むように形成されている。なお、箱状に組み立てた際、罫線16aが前壁2における下側罫線、罫線16bが後壁4における下側罫線、罫線16cが後壁4における上側罫線、端縁15及びジッパー状切込線17aが前壁2における上側罫線となる。すなわち、上記上側罫線の中央部分が下方向に、上記下側罫線の中央部分が上方向にそれぞれ窪むように形成されている。
この上側罫線及び下側罫線の形状を、罫線16aを例に図3を参照に詳説する。なお、他の罫線16b、16c、端縁15及びジッパー状切込線17a(罫線)も同様の形状である。また、図1〜3において、上側罫線及び下側罫線の形状は誇張して記載している。
罫線16aは、両端部分に形成される一対の両端水平部18、中央部分に形成される中央水平部19、上記一対の両端水平部18と中央水平部19との間に形成される一対の中間水平部20、並びに隣り合う上記各水平部18〜20を連結する傾斜部21からなる。罫線16aは、左右対称形状となっている。
一対の両端水平部18は、組み立てた際に水平になるように形成される。2つの両端水平部18の長さは等しい。各両端水平部18の長さ(a)は、特に限定されないが、前壁2及び後壁4の幅Xの5%以上25%以下が好ましく、10%以上20%以下がより好ましく、12%以上18%以下がさらに好ましい。上記各両端水平部18の長さ(a)を上記範囲とすることで、圧縮強度と段積みの際の安定性とを共に高めることができる。この長さが、5%未満の場合は、段積みの際の安定性が低下するおそれがある。逆に、この長さが、25%を超える場合は、十分な窪みを形成することができにくくなり、圧縮強度が十分に高まらないおそれがある。
中間水平部19は、組み立てた際に水平になるように形成される。中間水平部19の長さ(b)としては、特に限定されないが、前壁2及び後壁4の幅Xの5%以上50%以下が好ましく、10%以上40%以下がより好ましい。上記中間水平部19の長さ(b)を上記範囲とすることで十分な圧縮強度を発揮させることができる。この長さが、5%未満の場合は、十分な窪みを形成することができにくくなり、圧縮強度が十分に高まらないおそれがある。逆に、この長さが、50%を超える場合は、罫線16aに沿って折れ曲げにくくなり、その結果、圧縮強度が低下するおそれがある。
一対の中間水平部20も、組み立てた際に水平になるように形成される。2つの中間水平部20の長さは等しい。各中間水平部20の長さ(c)としては、特に限定されないが、前壁2及び後壁4の幅Xの5%以上50%以下が好ましく、10%以上40%以下が好ましく、15%以上35%以下がより好ましい。上記各中間水平部20の長さ(c)を上記範囲とすることで、罫線16aに沿って折れ曲げやすく、十分な窪みを形成することができる。各中間水平部20の長さ(c)が5%未満の場合は、傾斜部21に対して中間水平部20の長さが短くなり、罫線16aに沿って折り曲げにくくなる。逆に、中間水平部20の長さ(c)が50%を超える場合は、両端水平部18や中央水平部19の長さが短くなり、段積みの際の安定性、圧縮強度、折れ曲げ性等の点において支障が生じる場合がある。
隣り合う上記各水平部間の段差d1(例えば両端水平部18と中間水平部20との段差)としては、0.3mm以上1.5mm以下が好ましく、0.5mm以上1.2mm以下がより好ましい。このように、隣り合う上記各水平部間の段差d1を0.3mm以上1.5mm以下とすることで、折り曲げの容易性を確保しつつ、十分な深さの窪みを形成することができる。この段差d1が0.3mm未満の場合は、十分な深さの窪みを形成しがたくなる。逆に、この段差d1が1.5mmを超える場合は、罫線に沿っての折り曲げ性が低下するおそれがある。
上記罫線16aにおける両端水平部18と中央水平部19との段差d2としては、1mm以上であり、かつ、段ボール紙の厚み以下であることが好ましい。このように、両端水平部18と中央水平部19との段差d2を上記範囲とすることで、十分な深さの窪みを形成でき、圧縮強度をより高めることができる。この段差d2が1mm未満の場合は、十分な深さの窪みとならず、圧縮強度が低下するおそれがある。逆に、この段差d2が段ボール紙の厚みを超える場合は、罫線に沿って折れ曲げにくくなる。
上記各傾斜部21は、傾斜した直線からなる。各傾斜部21は、隣り合う両端水平部18と中間水平部20との間、及び隣り合う中間水平部20と中央水平部19との間に設けられ、各水平部を連結している。
上記各傾斜部21の傾斜角(θ:各水平部と傾斜部とがなす鋭角)としては、特に限定されないが、3°以上30°以下が好ましく、5°以上20°以下がより好ましい。このように、上記各傾斜部21の傾斜角θを3°以上30°以下とすることで、より各罫線に沿って折れ曲げやすくなる。上記傾斜角θが3°未満の場合は、十分な深さの窪みを形成しがたくなる。逆に、この傾斜角θが30°を超える場合は、罫線に沿って折れ曲げにくくなる。
二対の外フラップ7、8、9及び10は、全て同型同サイズであり、帯状形状を有している。この各外フラップの幅(延出方向長さ)は、前壁2及び後壁4の高さ、すなわち段ボール箱1の高さの1/2となっている。各外フラップの幅が、このように段ボール箱1の高さの1/2とすることで、組み立てた際に各外フラップの先端縁同士が接し、縦方向の圧縮に対する強度を高めることができる。
天面板5と一対の外フラップ9及び10とは、ジッパー状切込線17b又は17cを介して連結している。ジッパー状切込線17b及び17cは、略L字状の複数の切込からなる。このようなジッパー状切込線17b及び17cが設けられていることで、天面板5を容易に開封することができる。
二対の内フラップ11、12、13及び14も、全て同型同サイズであり、方形状を有している。当該段ボール箱1において、この各内フラップ11、12、13及び14の延出方向長さは、各外フラップの延出方向長さと同一長さとなっている。このように、内フラップの延出方向長さを外フラップの延出方向長さと同じにすることで、方形の段ボール原紙から、余分な部分を最小限にし、効率的に段ボール紙31を切り抜くことができるため、段ボール紙の使用量を低減させ、環境に配慮したものとなる。
次に、当該段ボール箱1の組み立て方法及び使用方法について説明する。
一般的なラップアラウンド型の段ボール箱と同様に、まず、図2の形状の段ボール紙31の底面板3上に包装される製品を密に置く。この後、前壁2及び後壁4を製品に沿って、立ち上げるように折り曲げる。続いて、天面板5を製品の上側を覆うように、底面板3と平行になるように折り曲げる。さらに、糊代部6を折り曲げ、糊代部6を前壁2の上端縁部分に重ね合わせる。この際、糊代部6の裏面にはホットメルト系等の接着剤が塗られており、この接着剤によって糊代部6と前壁2とが接着される
続いて、二対の内フラップ11、12、13及び14を製品に接するように内側に折り曲げ、この各内フラップに重ねるように、二対の外フラップ7、8、9及び10を内側に折り曲げる。この際、各内フラップと外フラップとが重なる部分においては、ホットメルト系等の接着剤が塗られており、この接着剤によって内フラップと外フラップとが接着されることで、この段ボール箱1が封緘されることとなる(図1参照)。なお、当該段ボール箱のこの一連の組み立て作業は、一般的なラップアラウンド型の段ボール箱組み立て装置を用いても行うことができる。
段ボール箱1においては、このように内フラップ11、12、13及び14と外フラップ7、8、9及び10とから、左右一対の側壁が形成される。また、この左右一対の側壁と、前壁2及び後壁4とから四角筒状部が形成されている。この段ボール箱1においては、上記四角筒状部の上側開口を天面板5が覆い、四角筒状部の下側開口を底面板3が覆う構成となっている。前壁2及び後壁4は、下側罫線(罫線16a及び16b)を介して底面板3と連結している。また、前壁2及び後壁4は、上側罫線(罫線16c並びに端縁15及びジッパー状切込線17a)を介して天面板5と連結している。
当該段ボール箱1によれば、前壁2及び後壁4における上側罫線(罫線16c並びに端縁15及びジッパー状切込線17a)及び下側罫線(罫線16a及び罫線16b)が、両端水平部18と中央水平部19との間に形成される中間水平部20を有するため、二段の多段形状となっている。従って、当該段ボール箱1によれば、各水平部(段)間の段差が小さくなっており、各上側罫線及び下側罫線に沿って折れ曲げやすなっている。一方、中間水平部20を有することで、中央水平部19の窪みを深くすることができ、当該段ボール箱1は、十分な圧縮強度を発揮することができる。また、当該段ボール箱1は、上記上側罫線及び下側罫線が両端水平部18を備えるため、段積みの際の安定性にも優れる。
なお、本考案の段ボール箱は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、中間水平部は二対以上形成されていてもよい。中間水平部の数を増やすことで、折り曲げ性を確保しつつ、より深い窪みを形成することができる。また、ラップアラウンド型の段ボール箱以外にも、A式段ボール箱やB式段ボール箱等であってもよい。いずれの型であっても、所望する形状に罫線を折り曲げ易く、十分な圧縮強度を有し、かつ、段積みの際の安定性に優れる段ボール箱とすることができる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、段ボール紙を用い、展開図が図2の形状の段ボール箱を組み立てた。各両端水平部の長さ(a)は、前壁及び後壁の幅の10%とした。中央水平部及び一対の中間水平部は、この三つの水平部が略均等になるような長さ(約26%:約26%:約26%)とした。
[実施例2〜7]
各両端水平部の長さ(a)を15%〜40%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして実施例2〜7の段ボール箱を組み立てた。
[比較例1〜2]
比較例1として、上側罫線及び下側罫線の窪みのない形状(各両端水平部の長さ50%)としたこと以外は実施例1と同様の段ボール箱を組み立てた。比較例2として、両端水平部の長さ(a)を0%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして比較例2の段ボール箱を組み立てた。
[評価]
(圧縮強度)
得られた各段ボール箱に対して、JIS−Z0212に基づいて圧縮試験を行った(n=3)。比較例1の圧縮強度を100%とした値を表1に示す。
(安定性)
段積みした際の安定性を以下の基準で評価した。評価結果を表1に示す。
×:安定性が悪い。
○:窪みのない段ボール箱(比較例1)と比して、若干の安定性の悪さがあるが、使用上の支障はない。
◎:窪みのない段ボール箱(比較例1)と同等の安定性である。
Figure 0003175443
上記表1に示されるように、本発明の段ボール箱は十分な圧縮強度を有し、段積みした際の安定性にも優れていることがわかる。
以上のように、本考案の段ボール箱は、所望する形状に罫線を折り曲げ易く、十分な圧縮強度を有し、かつ、段積みの際の安定性に優れる。従って、当該段ボール箱は、缶・瓶等の飲料製品、食品、菓子類、洗剤等を梱包するラップアラウンド型の段ボール箱等として好適に使用することができる。
1 段ボール箱
2 前壁
3 底面板
4 後壁
5 天面板
6 糊代部
7、8、9、10 外フラップ
11、12、13、14 内フラップ
15 端縁
16a、16b、16c 罫線
17a、17b、17c ジッパー状切込線
18 両端水平部
19 中央水平部
20 中間水平部
21 傾斜部
31 段ボール紙

Claims (5)

  1. 1枚の段ボール紙から形成され、
    対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
    上記前壁及び後壁に上側罫線を介して連結し、四角筒状部の上側開口を覆う天面板と、
    上記前壁及び後壁に下側罫線を介して連結し、四角筒状部の下側開口を覆う底面板と
    を備え、
    上記上側罫線の中央部分が下方向に、上記下側罫線の中央部分が上方向にそれぞれ窪むように形成された段ボール箱であって、
    上記上側罫線及び下側罫線が、それぞれ、両端部分に形成される一対の両端水平部、中央部分に形成される中央水平部、上記一対の両端水平部と中央水平部との間に形成される少なくとも一対の中間水平部、並びに隣り合う上記各水平部を連結する傾斜部からなることを特徴とする段ボール箱。
  2. 上記各両端水平部の長さが上記前壁及び後壁の幅の5%以上25%以下である請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 上記各中間水平部の長さが上記前壁及び後壁の幅の5%以上50%以下である請求項1又は請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 隣り合う上記各水平部間の段差が、0.3mm以上1.5mm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の段ボール箱。
  5. 上記各上側罫線及び下側罫線における両端水平部と中央水平部との段差が、1mm以上であり、かつ、段ボール紙の厚み以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の段ボール箱。



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