JP2018188153A - トレイ - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、従来のトレイでは、外端壁に対して端板を折り返すときに、内フラップを手で押さえている必要があるため、組み立て作業が煩雑になるという問題がある。
さらに、前記端板の側縁部に支持片を突設し、前記支持片を前記内側壁の内面に当接させることが好ましい。
この構成では、トレイ容器などの収納物の外周縁部を支持片に引っ掛けて収納することができる。また、外端壁に対して端板を折り返したときに、端板の側縁部から突出した支持片の先端部が内側壁の内面に当接するように構成した場合には、支持片が自動的に端板と内側壁との間に架け渡される。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
また、以下の説明において、前後左右方向とは、各実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成を限定するものではない。
第一実施形態のトレイ1Aは、図1に示すように、底板10と、底板10に連設された前後の外端壁20,20および左右の外側壁40,40と、を備えている。
また、第一実施形態のトレイ1Aは、前後の外端壁20,20の上縁部にそれぞれ連設された前後の端板30,30と、左右の外側壁40,40の上縁部にそれぞれ連設された左右の内側壁50,50と、を備えている。
第一実施形態のトレイ1Aでは、外側壁40の内面に内側壁50が重ねられるとともに、外端壁20に対して端板30が内側に折り曲げられている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
内側壁50は、外側壁40と同じ形状であり、外側壁40と内側壁50とによって二重壁が形成されている。
内側壁50の下縁部には、図1に示すように、係合部51が突出している。係合部51は、底板10の縁部に形成された係合穴11に差し込まれている。
右側の外側壁40の前縁部にも、罫線L11を介して、外フラップ42が連設されている。右側の外フラップ42と左側の外フラップ42とは左右対称な形状である。
外フラップ42の左右方向の長さは、底板10の前縁部の長さの半分よりも小さく形成されている。したがって、左右の外フラップ42,42は、左右方向に間隔を空けて配置されている。
右側の内側壁50の前縁部にも、罫線L12を介して、内フラップ52が連設されている。右側の内フラップ52と左側の内フラップ52とは左右対称な形状である。
連結片42bの外縁部は、罫線を介して外フラップ42に連結されている。また、連結片42bの下縁部および内縁部は、外フラップ42から切り離されている。
連結片42bは、外フラップ42に対して内側に折り曲げられている。これにより、連結片42bは、連結部52bに差し込まれている。連結片42bは、連結部52bを通じて内フラップ52の内面側に突出している。
このようにして、連結片42bが連結部52bに係止されることで、内フラップ52が外フラップ42に連結されている。
左右の差込片31,31は、左右の中間板41,41にそれぞれ形成された取付穴41a,41aに差し込まれている。これにより、端板30は、左右の外側壁40,40の上縁部に連結されている。
まず、図2に示すブランクシートSの状態から、図3に示すように、底板10に対して左右の外側壁40,40を立ち上げる。また、外側壁40に対して中間板41を内側に折り曲げるとともに、中間板41に対して内側壁50を下側に折り曲げる。これにより、外側壁40の内面に内側壁50が重ねられる。つまり、外側壁40および内側壁50によって二重壁が形成される。
また、左右の外側壁40,40の各外フラップ42,42を内側に折り曲げて、内フラップ52の外面に外フラップ42を重ねる。このとき、内フラップ52の連結部52bに外フラップ42の連結片42bが重なる。
そして、外フラップ42に対して連結片42bを内側に折り曲げ、連結片42bを内フラップ52の連結部52bに差し込む。
このようにして、連結片42bを連結部52bに係止させて、外フラップ42を内フラップ52に連結する。
また、外端壁20に対して端板30を内側に折り曲げて、端板30の左右の差込片31,31を左右の中間板41,41の取付穴41a,41aにそれぞれ差し込む。
これにより、前後の端板30,30が左右の外側壁40,40に連結され、第一実施形態のトレイ1Aの組み立て作業が完了する。
これにより、トレイ1Aを組み立てるときに、内フラップ52が上向きに傾斜して底板10から浮き上がるのを防ぐことができる。そのため、外端壁20に対して端板30を折り曲げるときに、左右の内フラップ52,52を手で押さえている必要がないため、トレイ1Aを容易に組み立てることができる。
第一実施形態のトレイ1Aでは、図4に示すように、外フラップ42に連結片42bを形成し、内フラップ52に連結部52bを形成しているが、外フラップ42に連結部を形成し、外フラップ42に連結片を形成してもよい。
次に、第二実施形態のトレイ1Bについて説明する。
第二実施形態のトレイ1Bは、イチゴなどの青果物を詰めたプラスチック製のトレイ容器を収容するための段ボール製のトレイである。
また、第二実施形態のトレイ1Bは、前後の外端壁20,20の上縁部にそれぞれ連設された前後の端板30,30と、左右の外側壁40,40の上縁部にそれぞれ連設された左右の内側壁50,50と、を備えている。
第二実施形態のトレイ1Bでは、外側壁40の内面に内側壁50が重ねられるとともに、外端壁20の内面に端板30が重ねられている。
第一支持片32は、罫線L21を介して、端板30の側縁部に連設されている。この罫線L21は、端板30の側縁部よりも内側に入り込んでいる。また、第一支持片32は、端板30の側縁部よりも側方に突出している。
これにより、端板30に対して第一支持片32が内側に折り曲げられ、第一支持片32が自動的に端板30と内側壁50との間に架け渡される。そして、トレイ1Bの四つの隅部にそれぞれ第一支持片32が突出する。
例えば、第二実施形態のトレイ1Bにおいて、第一支持片32、第二支持片33、支持板61および仕切り板60の形状や数は限定されるものではなく、収納物の形状や数に合わせて適宜に設定することができる。
1B トレイ(第二実施形態)
10 底板
20 外端壁
30 端板
31 差込片
32 第一支持片
33 第二支持片
40 外側壁
41 中間板
42 外フラップ
42b 連結片
50 内側壁
51 係合片
52 内フラップ
52b 連結部
60 仕切り板
61 支持板
S ブランクシート
Claims (4)
- 底板と、
前記底板の前後の縁部に連設された前後の外端壁と、
前記底板の左右の縁部に連設された左右の外側壁と、
前記外側壁の上縁部に連設され、前記外側壁の内面に重ねられた内側壁と、
前記外側壁の側縁部に連設され、前記外端壁の内面に重ねられた外フラップと、
前記内側壁の側縁部に連設され、前記外フラップの内面に重ねられた内フラップと、
前記外端壁の上縁部に連設され、前記外端壁に対して内側に折り曲げられた端板と、を備え、
前記外フラップおよび前記内フラップの一方に連結部が開口し、他方に連結片が形成されており、
前記連結片が前記連結部に差し込まれていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1に記載のトレイであって、
前記端板は、前記内フラップの内面に重ねられていることを特徴とするトレイ。 - 請求項2に記載のトレイであって、
前記端板の側縁部に支持片が突設されており、
前記支持片は、前記内側壁の内面に当接していることを特徴とするトレイ。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトレイであって、
前記連結部および前記連結片は、前記外フラップまたは前記内フラップの上縁部に形成されていることを特徴とするトレイ。
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- 2017-04-28 JP JP2017089303A patent/JP6967240B2/ja active Active
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