JP2015217960A - キャリーケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャリーケース1であって、前後一対の頂板15,16にそれぞれ連設された前後一対の取手板17,18を備え、両取手板17,18は、両頂板15,16から立ち上がった状態で、前後に重ねられている。左右の側壁13,14には、上縁部から下方に向けて延びる一対のスリット14a,14aが形成されている。両スリット14a,14aの間には、傾動フラップ21が形成されるとともに、傾動フラップ21の上縁部には、両頂板15,16の上面に重なる係止フラップ22が連設されている。係止フラップ22の先端部には、前後一対の係止部23,23が形成され、両係止部23,23の間に両取手板17,18が挟まれている。
【選択図】図1
Description
しかしながら、従来のキャリーケースでは、取手板を頂板の上面に重ねたときに、取手板が頂板に固定されていないため、取手板が起き上がり易いという問題がある。
また、両取手板から係止フラップを離脱させ、両取手板を頂板の上面に重ねた後に、一方の係止部を頂板の下側に入り込ませ、他方の係止部を両取手板の上側に重ねると、係止フラップによって両取手板を頂板の上面に押さえ付けることができる。
このようにして、本発明では、取手板を頂板の上面に重ねた状態で、取手板を頂板に固定することができるとともに、両頂板を閉じた状態に固定することができる。
この構成では、係止フラップが側壁の上縁部よりも上方に配置されるため、係止フラップを頂板の上面に重ね易くなる。
以下の説明において、前後左右方向とは、キャリーケース1を説明する上で便宜上設定したものであり、キャリーケース1の構成を特定するものではない。
ブランクシートSの各折線(罫線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
前端壁11の右縁部には、折線L1(図2参照)を介して、右側壁13が連設されている。
右側壁13は、前端壁11の右縁部から後方に向けて延びている。右側壁13は、前端壁11に対して直角に形成されている。
後端壁12は、右側壁13の後縁部から左方に向けて延びている。後端壁12は、前端壁11と同じ形状であり、右側壁13に対して直角に形成されている。
左側壁14は、後端壁12の左縁部から前方に向けて延びている。左側壁14は、右側壁13と同じ形状であり、後端壁12に対して直角に形成されている。
接合用フラップ19は、前端壁11の左縁部に沿って帯状に形成されている。接合用フラップ19は、左側壁14の内面に粘着テープや接着剤によって接合される部位である。
両下側内フラップ13a,14aは、右側壁13および左側壁14の下縁部から内側に向けて直角に折り曲げられる。
前後の底板用フラップ10a,10bは、前端壁11および後端壁12に対して直角に折り曲げられ、両下側内フラップ13a,14aの下側に配置される。
両底板用フラップ10a,10bの先端部同士を係合させることで、底板10(図1参照)が形成されている。
両上側内フラップ13b,14bは、右側壁13および左側壁14の上縁部から内側に向けて直角に折り曲げられる。
前側の頂板15は、前端壁11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の頂板15は、前端壁11に対して直角に折り曲げられる。
前側の取手板17は、前側の頂板15の後縁部に沿って帯状に形成されている。前側の取手板17は、前側の頂板15に対して垂直に立ち上げられている。
前側の取手板17の中間部の下部には開口部17aが形成されている。開口部17aは、前側の取手板17の下縁部から高さ方向の略中間部まで形成されている。また、開口部17aは長方形であり、上下方向よりも左右方向が大きく形成されている。
後側の頂板16は、キャリーケース1の上端開口部の後半分を塞ぐ部位であり、後端壁12の上縁部から前方に向けて延びている。後側の頂板16は、後端壁12に対して直角に折り曲げられている。
後側の取手板18は、後側の頂板16の前縁部に沿って帯状に形成されている。後側の取手板18は、後側の頂板16に対して垂直に立ち上げられている。
後側の取手板18は、前側の取手板17と略同じ形状であり、前後の取手板17,18が前後に重なっている。
また、後側の取手板18の開口部18a内の上縁部には、折線L10(図2参照)を介して、保護用フラップ18cが連設されている。
これにより、人が両取手板17,18を把持したときに、開口部17aの上縁部の角部が掌に直接当たるのを防ぐことができる。
同様に、後側の頂板16の前縁部の中間部にも、両取手板17,18の開口部17a,18aを通って、前側の頂板15の上面に重なる外フラップ16aが形成されている。
このように、前後の外フラップ15a,16aが両頂板15,16の上面にそれぞれ重なることで、両取手板17,18が引き上げられたときに、両頂板15,16が浮き上がるのを防ぐことができる。
両側部スリット14a,14aは、左側壁14の上縁部の中間点の前後に形成された切り込みであり、左側壁14の上縁部に対して垂直に延びている。
傾動フラップ21は、図3(b)に示すように、左側壁14に対して外側に向けて傾動可能である。
なお、傾動フラップ21の上縁部および係止フラップ22は、図2に示すように、両側部スリット14a,14aから連続して、上側内フラップ14bに切り込みを形成し、上側内フラップ14bを切り抜くことで形成された部位である。
具体的には、左側壁14の上縁部(折線L7)と傾動フラップ21の上縁部(折線L12)との高さの差は、頂板15,16の厚さと同じか僅かに大きく設定されている。
したがって、係止フラップ22を折線L12において傾動フラップ21に対して折り曲げたときに、係止フラップ22が両頂板15,16の上側に配置される。
また、傾動フラップ21の上縁部(折線L12)の中間部には、上方に突出した突出部21aが形成されている。
係止側スリット23aの溝幅は、両取手板17,18を重ねたときの厚さと同じか僅かに大きく設定されている。
左右の傾動フラップ21および係止フラップ22は同じ構成であるため、右側の傾動フラップ21および係止フラップ22の説明は省略する。
このとき、傾動フラップ21の上縁部に形成された突出部21aに指を掛けることで、傾動フラップ21を外側に傾動させ易くなっている。
このとき、傾動フラップ21の上縁部が左側壁14の上縁部よりも上方に配置されており、係止フラップ22は左側壁14の上縁部よりも上方に配置されるため、係止フラップ22を両頂板15,16の上面に重ね易くなっている。
このように、左右の係止フラップ22,22によって、両取手板17,18が前後方向から挟まれることで、両取手板17,18が支持されるとともに、両頂板15,16が閉じた状態に固定される。
さらに、図4に示すように、左側壁14の係止フラップ22と同様に、右側壁13の係止フラップ22の前半分を前側の頂板15の下側に入り込ませ、後半分を両取手板17,18の上側に重ねる。
これにより、左右の係止フラップ22,22によって、両取手板17,18が後側の頂板16の上面に押さえ付けられる。
本実施形態では、図1に示すように、左右の係止フラップ22,22が形成されているが、左右のいずれか一方のみに係止フラップ22を設けてもよい。
10 底板
11 前端壁
12 後端壁
13 右側壁
14 左側壁
14a 側部スリット
15 前側の頂板
16 後側の頂板
17 前側の取手板
17a 開口部
17b 取手側スリット
18 後側の取手板
18a 開口部
18b 取手側スリット
21 傾動フラップ
21a 突出部
22 係止フラップ
23 係止部
23a 係止側スリット
S ブランクシート
Claims (3)
- 底板と、
前記底板に連設された前後一対の端壁と、
前記底板に連設された左右一対の側壁と、
前記両端壁の上縁部にそれぞれ連設された前後一対の頂板と、
前記両頂板にそれぞれ連設された前後一対の取手板と、を備え、
前記両取手板は、前記両頂板から立ち上がった状態で、前後に重ねられており、
前記側壁には、上縁部から下方に向けて延びる一対のスリットが形成され、
前記両スリットの間には、傾動フラップが形成されるとともに、
前記傾動フラップの上縁部には、前記頂板の上面に重なる係止フラップが連設され、
前記係止フラップの先端部には、前後一対の係止部が形成され、
前記両係止部の間に前記両取手板が挟まれていることを特徴とするキャリーケース。 - 前記傾動フラップの上縁部は、前記側壁の上縁部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のキャリーケース。
- 前記傾動フラップの上縁部には、上方に突出した突出部が連設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャリーケース。
Priority Applications (1)
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JP2014102676A JP2015217960A (ja) | 2014-05-16 | 2014-05-16 | キャリーケース |
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- 2014-05-16 JP JP2014102676A patent/JP2015217960A/ja active Pending
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