JP3150184U - 段ボール製トレー - Google Patents

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匡義 小澤
匡義 小澤
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Abstract

【課題】側面が二重であり、折線が従来タイプの段ボール製トレーよりも少なく、組み立て作業が簡易である段ボール製トレーを提供すること。【解決手段】一対の端壁10と、一対の側壁20と、一対の端壁10の上端縁から延出する一対の内側端壁30と、一対の側壁20の上端縁から延出する一対の内側側壁40と、一対の端壁10の下端縁から延出する第1底フラップ50と、一対の側壁20の下端縁から延出する第2底フラップ60と、を備えており、一対の内側端壁30には、左右端縁の中央に凹部31が形成されており、一対の内側側壁40には、前後端縁の中央に凸部41が形成されており、内側端壁30を端壁10と対向するよう内側にそれぞれ折り込むと共に、内側側壁40を側壁20を対向するよう内側にそれぞれ折り込むと、凸部41と凹部31が相互に嵌合し、内側端壁30と内側側壁40とが互いに支持されるよう構成された、段ボール製トレー1とする。【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール製トレーに関するものであり、例えば、いちごパックやキュウリなどの青果物を運搬する際に用いられる。
一般に、いちごパックやキュウリなどの青果物を運搬する際には、側面と底壁から成り、上部が開口する段ボール製トレーが用いられる。このような用途で用いられる段ボール製トレーとしては、下記特許文献群に示されるようなタイプのものが、従来より広く流布している。
下記特許文献群に示されるようなタイプのものは、展開状態において、矩形状の底壁から四方向に延出する一対の端壁及び一対の側壁と、各端壁及び各側壁から延出する一対の内側端壁及び一対の内側側壁とを主として構成されている。そして、組み立て状態において、一対の端壁及び一対の側壁を上方向に向かって立ち上げると共に、一対の内側端壁及び一対の内側側壁とを内側に折り込むようになっている。このように構成されていると、側面が二重になるため、多数積み重ねても潰れないという利点がある。
特開2006−8164号公報 特開2005−35612号公報
しかし、上に示したような、組み立て状態において側面が二重になっている従来タイプの段ボール製トレーは、構造が複雑で折線が多いことから、組み立て作業が繁雑になりがちであった。
そこで、本考案の主たる課題は、従来タイプの段ボール製トレーと同様に組み立て状態において側面が二重であり、折線が従来タイプの段ボール製トレーよりも少なく、組み立て作業が簡易である段ボール製トレーを提供することにある。
次に、上記課題を解決するための手段とそれらの作用効果を示す。
〔請求項1に係る考案〕
前後一対の端壁と、
左右一対の側壁と、
一対の端壁の上端縁からそれぞれ延出する一対の内側端壁と、
一対の側壁の上端縁からそれぞれ延出する一対の内側側壁と、
一対の端壁及び一対の側壁の下端縁からそれぞれ延出する4枚の底フラップと、を備えており、
一対の内側端壁には、左右端縁の中央に凹部が、それぞれ形成されており、
一対の内側側壁には、前後端縁の中央に凸部が、それぞれ形成されており、
一対の内側端壁を一対の端壁と対向するよう内側にそれぞれ折り込むと共に、一対の内側側壁を一対の側壁を対向するよう内側にそれぞれ折り込むと、凸部と凹部が相互に嵌合し、一対の内側端壁と一対の内側側壁とが互いに支持され、
4枚の底フラップを内側に折り込むことで底壁が形成されている、ことを特徴とした段ボール製トレー。
(作用効果)
本請求項に係る段ボール製トレーは、一対の内側端壁を一対の端壁と対向するよう内側にそれぞれ折り込み、一対の内側側壁を一対の側壁を対向するよう内側にそれぞれ折り込むことによって、側面が、一対の端壁及び一対の側壁と、一対の内側端壁及び一対の内側側壁との二重構造となる。この一方、4枚の底フラップを内側に折り込みつつ重ね合わせることで底壁が形成されるようになっている。
また、一対の内側端壁には、内側端壁の左右端縁の中央に凹部が、それぞれ形成されており、且つ、一対の内側側壁には、内側側壁の前後端縁の中央に凸部が、それぞれ形成されている。そして、一対の内側端壁を一対の端壁と対向するよう内側にそれぞれ折り込むと共に、一対の内側側壁を一対の側壁を対向するよう内側にそれぞれ折り込むと、凸部と凹部が相互に嵌合し、一対の内側端壁と一対の内側側壁とが互いに支持されるようになっている。
このように構成された本請求項に係る段ボール製トレーは、従来タイプの段ボール製トレーのように、一対の内側端壁と一対の内側側壁とを固定する部材としての端壁、側壁、内側端壁、又は内側側壁のサイドから延出するフラップ部分を有していない分、折線が少なくなる。その結果、従来タイプのものと比較して、本請求項に係る段ボール製トレーは、組み立て作業が簡易となる。
また、本請求項に係る段ボール製トレーは、従来タイプの段ボール製トレーのように、一対の内側端壁と一対の内側側壁とを固定する部材としての端壁、側壁、内側端壁、又は内側側壁のサイドから延出するフラップ部分を有していないため、従来タイプのものに比べて、原紙の使用量が減るため、低コストで製造することができる。
さらに、本請求項に係る段ボール製トレーは、端壁と側壁との境界線のいずれか一つを切り離して展開すると、端壁及び側壁、内側端壁及び内側側壁、4枚の底フラップがそれぞれ一列に並び、A式の段ボール箱(みかん箱タイプ)の展開状態とその構造が同じとなる。そのため、本請求項に係る段ボール製トレーは、A式の段ボール箱と同じ製造ラインで製造することが可能であるため、専用の製造ラインを必要とする従来タイプのものと比べて、製造にかかる初期コストが大幅に少ない。
〔請求項2に係る考案〕
一対の端壁又は一対の側壁のいずれか一方の下端縁から延出する一対の底フラップは、第1底フラップとされており、
一対の端壁又は一対の側壁の他方の下端縁から延出する一対の底フラップは、第2底フラップとされており、
第1底フラップには、下端縁から上方に向かって切欠き部が設けられており、
第2底フラップは、下側に向かって窄む台形状であり、第2底フラップの下端の前後両側には突出部が設けられており、
第1底フラップ及び第2底フラップを内側に折り込んで底壁を形成する際に、切欠き部に突出部を没入し係合させることで、第1底フラップと第2底フラップとが相互に支持し合うよう構成された、請求項1に記載の段ボール製トレー。
(作用効果)
本請求項に係る段ボール製トレーは、切欠き部に突出部を没入し係合させることで、第1底フラップと第2底フラップとが相互に支持し合い、底壁を形成できるようになっている。このため、底壁の形成においてステープルなどの留め具を用いる必要がないため、その分のコストを省略することが可能となっている。
また、本請求項に係る段ボール製トレーは、切欠き部に突出部を没入させるだけで、第1底フラップの一部と突出部とが係合し、底壁が形成されるようになっているため、底壁の組立が非常に容易で、作業が簡略なものとなる。
以上に示したように、本考案に係る段ボール製トレーによれば、従来タイプの段ボール製トレーと同様に組み立て状態において側面が二重であり、折線が従来タイプの段ボール製トレーよりも少なく、組み立て作業が簡易である段ボール製トレーを提供することができる。
本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す図であり、展開状態を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、連結辺を端壁に接続した状態を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立てる過程を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立てる過程を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立てる過程を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立てる過程を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立てる過程を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す斜視図であり、組み立て状態を示している。 本考案に係る段ボール製トレーの実施形態を示す平面であり、組み立て状態を示している。 図9のX−X矢視で示される断面図である。
次に、本考案の実施形態を、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、図中の矢印Rは右方向を、図中の矢印Lは左方向を、図中の矢印Fは前方向を、図中の矢印Bは後方向を、図中の矢印Uは上方向を、図中の矢印Dは下方向ををそれぞれ示しており、これらは説明の便宜上用いたものに過ぎない。また、図中の破線は、それぞれ折線を示している。
図1〜図10に示すのは、本考案に係る段ボール製トレーの実施形態である。図1は、本実施形態に係る段ボール製トレー1の展開状態を示している。本実施形態に係る段ボール製トレー1は、一対の端壁10と、一対の側壁20と、一対の内側端壁30と、一対の内側側壁40と、一対の第1底フラップ50と、一対の第2底フラップ60とを主として構成されている。また、段ボール製トレー1は、折線70〜78で折り曲げ自在な、一枚の両面段ボールから形成されている。
図1に示すように、一対の端壁10と一対の側壁20とは、矩形状を成しており、それぞれ折線70を介して交互に連設されている。このうち、端側に配置された側壁20における、端壁10との接続端縁と対向する端縁からは、台形状に形成された連結片80が延出している。また、この連結片80と側壁20との境界線には、折線71が形成されている。
段ボール製トレー1を構成する両面段ボールのフルート(段目)は、波の方向が一対の端壁10及び一対の側壁20の並び方向に沿うようになっている。
図1及び図6に示すように、一対の端壁10の上端縁からは、矩形状に形成された一対の内側端壁30が延出している。これらの内側端壁30の上下方向長さは、端壁10の上下方向長さよりも段ボール製トレー1を構成する両面段ボール1枚分の厚さ程度短くなっている。一対の端壁10と一対の内側端壁30との境界線には、折線72が形成されている。
一対の内側端壁30における、折線72から段ボール製トレー1を構成する両面段ボール2枚分の厚さ程度上側に離間した位置には、折線72と平行に形成された折線73が設けられている。
一対の内側端壁30には、左右端縁の中央に一対の凹部31が切り欠かれている。これらの凹部31の左右方向長さは、段ボール製トレー1を構成する両面段ボール1枚分の厚さと同程度とされている。
図1及び図6に示すように、一対の側壁20の上端縁からは、矩形状に形成された一対の内側側壁40が延出している。これらの内側側壁40の上下方向長さは、側壁20の上下方向長さよりも段ボール製トレー1を構成する両面段ボール1枚分の厚さ程度短くなっている。一対の側壁20と一対の内側側壁40との境界線には、折線74がそれぞれ3本ずつ形成されている。
一対の内側側壁40における、折線74から段ボール製トレー1を構成する両面段ボール2枚分の厚さ程度上側に離間した位置には、折線74と平行に形成された折線75がそれぞれ3本ずつ形成されている。
折線74及び折線75は、それぞれ間欠的に配置されており、その間における内側側壁40上には、折線76が配置されている。折線76は、折線74及び折線75と平行を成しており、折線74と折線75とから上下方向において等距離離間して配置されている。また、折線76は、前後長さは全て同一とされており、それぞれが折線70から前後に等距離離間するよう配置されている。
折線76の両側には、上下方向に沿って形成された切り込み90が上下に沿って形成されている。この切り込み90の上下長さは、少なくとも折線74と折線75との離間距離よりも長くなっており、その中心は、折線76の端点と接している。
本実施形態に係る段ボール製トレー1では、折線76と切り込み90とが以上のように形成されていることによって、組み立て時において、図8及び図9に示すように、差し込み部95が上方に向かって突出するようになっている。
図1及び図6に示すように、一対の内側側壁40には、左右端縁の中央に一対の凸部41が形成されている。これらの凸部41の左右方向長さは、段ボール製トレー1を構成する両面段ボール1枚分の厚さと同程度とされている。
一対の内側側壁40の上端縁中央には、半円状の指掛け部42が、切り欠かれて形成されている。この指掛部42の大きさは、直径が1〜2cm程度とされている。
図1及び図3に示すように、一対の端壁10の下端縁からは、矩形状に形成された一対の第1底フラップ50が延出している。これらの第1底フラップ50と端壁10との境界線には、折線77が形成されている。
第1底フラップ50の下端には、直角二等辺三角形状を成す一対の切欠き部51が形成されている。これらの切欠き部51の1辺は、第1底フラップ50の下端縁中央から、第1底フラップ50の左右端縁に向かって相互に離反しており、両者とも第1底フラップ50の下端縁と大凡45度の角度を成している。
第1底フラップ50の左右両端の下側は、一部切り欠かれることで、両側切欠き部52がそれぞれ形成されている。これらの両側切欠き部52は、上下に細長い矩形状を成している。両側切欠き部52の左右長さは、段ボール製トレー1を構成する両面段ボール2枚分の厚さ程度とされており、上下長さは、第1底フラップ50の上下長さの半分程度とされている。
図1及び図3に示すように、一対の側壁20の下端縁からは、下側に向かって窄む台形状に形成された一対の第2底フラップ60が延出している。これらの第2底フラップ60と側壁20との境界線には、折線78が形成されている。
一対の第2底フラップ60の下端における前後両側にからは、一対の突出部61が突設されている。これらの突出部61は、切欠き部51よりも若干大きい三角形状に形成されている。第2底フラップ60は、突出部61の存在によって、下端側が、上側に向かって窄む台形状を成すようになっている。
突出部61の上端点と折線78との離間距離と、突出部61の上端点と折線70との離間距離と、切欠き部52の上端点と折線77との離間距離と、切欠き部52の上端点と折線70との離間距離とは、ほぼ同じ長さとされている。また、第2底フラップ60の上下長さは、折線77の左右長さのほぼ半分となっている。第1底フラップ50及び第2底フラップ60が、このように構成されていることによって、第1底フラップ50及び第2底フラップ60を後述のように封緘した際に、底壁が隙間なく形成される。
一対の第2底フラップ60の、上端側には、それぞれ一対の貫通孔62が切欠き形成されている。これらの貫通孔62は、矩形状に形成されており、上端縁が折線78に接するように配置されている。貫通孔62の前後長さは、折線76の前後長さとほぼ同一であり、上下長さは、段ボール製トレー1を構成する両面段ボール2枚分の厚さ程度とされている。貫通孔76の前後位置は、折線76の前後位置と一致している。また、貫通孔76と、隣接する折線70との離間距離は、両側切欠き部52と、折線77との離間距離よりも長くなっている。
本実施形態に係る段ボール製トレー1では、貫通孔62が以上のように形成されていることによって、組み立てられた段ボール製トレー1を上下に重ねた際に、差し込み部95と貫通孔62とが嵌合して、相互に固定し合うようになっている。貫通孔62と両側切欠き部52とが、以上のような関係で配置されていることによって、段ボール製トレー1の組み立て時において、貫通孔62と第1底フラップ50とが上下に重なることがない。
(組み立て方法)
次に、本実施形態に係る段ボール製トレー1の組み立て方を、図2〜図8を参照しつつ説明する。
以上のように構成された、段ボール製トレー1では、まず、図2及び図3に示すように、連結片80と端壁10との一端側を接続すると共に折線70で段ボール製トレー1を折り曲げることで、端壁10及び側壁20を四角筒状に形成する。
次に、図4に示すように、段ボール製トレー1を折線77で折り曲げることで第1底フラップ50を内側に折り込む。そして、図5に示すように、段ボール製トレー1を折線78で折り曲げることで第2底フラップ60を内側に折り込むと共に、切欠き部51に突出部61を没入し係合させて、第1底フラップ50と第2底フラップ60とを相互に支持させることで底壁を形成する。
次に、図6〜図8に示すように、内側端壁30を端壁10と対向するよう内側にそれぞれ折り込むと共に、内側側壁40を側壁20を対向するよう内側にそれぞれ折り込み、図9及び図10に示すように、凸部41と凹部31とを相互に嵌合させ、内側端壁30と内側側壁40とを互いに支持させることで側面を二重に形成する。
なお、側面を二重にする工程と底壁を形成する工程とは、順序が逆になっていても良い。
次に、本実施形態に係る段ボール製トレー1の作用効果を説明する。
このように構成された本実施形態に係る段ボール製トレー1は、従来タイプの段ボール製トレーのように、一対の内側端壁と一対の内側側壁とを固定する部材としての端壁、側壁、内側端壁、又は内側側壁のサイドから延出するフラップ部分を有していない分、折線が少なくなる。その結果、従来タイプのものと比較して、組み立て作業が簡易となる。
本実施形態に係る段ボール製トレー1は、従来タイプの段ボール製トレーのように、一対の内側端壁と一対の内側側壁とを固定する部材としての端壁、側壁、内側端壁、又は内側側壁のサイドから延出するフラップ部分を有していないため、従来タイプのものに比べて、原紙の使用量が減るため、低コストで製造することができる。
本実施形態に係る段ボール製トレー1は、展開状態において、端壁10及び側壁20、内側端壁30及び内側側壁40、第1底フラップ50及び第2底フラップ60がそれぞれ一列に並び、A式の段ボール箱の展開状態とその構造が同じとなる。そのため、本実施形態に係る段ボール製トレー1は、A式の段ボール箱と同じ製造ラインで製造することが可能であるため、専用の製造ラインを必要とする従来タイプのものと比べて、製造にかかる初期コストが大幅に少ない。
本実施形態に係る段ボール製トレー1は、切欠き部51に突出部61を没入し係合させることで、第1底フラップ50と第2底フラップ60とが相互に支持し合い、底壁を形成できるようになっている。このため、底壁の形成においてステープルなどの留め具を用いる必要がないため、その分のコストを省略することが可能となっている。
本実施形態に係る段ボール製トレー1は、切欠き部51に突出部61を没入させるだけで、第1底フラップ50の一部と突出部61とが係合し、底壁が形成されるようになっているため、底壁の組立が非常に容易で、作業が簡略なものとなる。
段ボールは、フルートの波方向に沿って形成された折線(以下、易折線と呼称する)は折り曲げやすく、フルートの波状方向と垂直に交わる方向に沿って形成された折線(以下、難折線と呼称する)は折り曲げにくい。
本実施形態に係る段ボール製トレー1では、段ボール製トレー1を構成する両面段ボールのフルート(段目)は、波の方向が一対の端壁10及び一対の側壁20の並び方向に沿うようになっている。このため、本実施形態に係る段ボール製トレー1では、折線70と折線71とが難折線となる。これに対して、折線72〜78が易折線となり、難折線の数に比べて易折線の数が多くなるため、組み立て作業が簡易となる。
本考案に係る段ボール製トレーは、いちごパックやキュウリなどの青果物や、その他の物品を運搬する段ボール製トレーとして利用可能である。
1・・・段ボール製トレー
10・・・端壁
20・・・側壁
30・・・内側端壁
31・・・凹部
40・・・内側側壁
41・・・凸部
50・・・第1底フラップ(底フラップ)
51・・・切欠き部
60・・・第2底フラップ(底フラップ)
61・・・突出部

Claims (2)

  1. 前後一対の端壁と、
    左右一対の側壁と、
    一対の端壁の上端縁からそれぞれ延出する一対の内側端壁と、
    一対の側壁の上端縁からそれぞれ延出する一対の内側側壁と、
    一対の端壁及び一対の側壁の下端縁からそれぞれ延出する4枚の底フラップと、を備えており、
    一対の内側端壁には、左右端縁の中央に凹部が、それぞれ形成されており、
    一対の内側側壁には、前後端縁の中央に凸部が、それぞれ形成されており、
    一対の内側端壁を一対の端壁と対向するよう内側にそれぞれ折り込むと共に、一対の内側側壁を一対の側壁を対向するよう内側にそれぞれ折り込むと、凸部と凹部が相互に嵌合し、一対の内側端壁と一対の内側側壁とが互いに支持され、
    4枚の底フラップを内側に折り込むことで底壁が形成されている、ことを特徴とした段ボール製トレー。
  2. 一対の端壁又は一対の側壁のいずれか一方の下端縁から延出する一対の底フラップは、第1底フラップとされており、
    一対の端壁又は一対の側壁の他方の下端縁から延出する一対の底フラップは、第2底フラップとされており、
    第1底フラップには、下端縁から上方に向かって切欠き部が設けられており、
    第2底フラップは、下側に向かって窄む台形状であり、第2底フラップの下端の前後両側には突出部が設けられており、
    第1底フラップ及び第2底フラップを内側に折り込んで底壁を形成する際に、切欠き部に突出部を没入し係合させることで、第1底フラップと第2底フラップとが相互に支持し合うよう構成された、請求項1に記載の段ボール製トレー。
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