JP3227262U - 箱用シート - Google Patents

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篤史 小田
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Abstract

【課題】任意の位置で仕切ることができる仕切り部を有する箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シートは、底面パネル10と、底面パネルの対向する一対の第1側縁から延出し、上方に折り曲げられる第1側面パネル11と、底面パネルの対向する一対の第2側縁から延出し、上方に折り曲げられる第2側面パネルと、第2側面パネルの先端縁から延出し、底面パネルと平行に折り曲げられる一対の接続パネルと、接続パネルの先端縁から延出し、第2側面パネルの内面側に折り返される一対の折り返しパネルと、一方の折り返しパネルの先端縁から延出する仕切用パネル16とを備え、仕切用パネルが、底面パネルの上面に配置される中敷部16aと、折り曲げ予定線16b、eを介して中敷部の先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部16cとを有し、折り曲げ予定線が、仕切用パネルの任意の位置に設定可能である。【選択図】図2

Description

本考案は、箱用シートに関する。
物品の保管、運搬用ケースとして、略方形状の底板及びこの底板の側縁から立設される
4つの側板を備え、段ボールシート等のシート材から組み立てられる箱体が用いられている。
上記箱体内には複数の物品を区分して収容すべく仕切りが配置される場合がある。例えば上記物品が、イチゴやサクランボといったような野菜類を収容したパック品である場合、上記箱体には仕切りが設けられる。この仕切りとしては、一枚のブランクシートを、所要の折線に沿って折り曲げ組み立てることによって、箱体と一体的に形成されたものがある(例えば特開2006−51963号公報参照)。
特開2006−51963号公報
一方、箱体内に複数の物品を収容する場合、物品の組み合わせ等によって、各区分のスペースを調整することが必要となる場合がある。上記従来の箱体では、仕切部が固定されて形成されるため、物品の組み合わせごとに異なる箱体を設計する必要がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、任意の位置で仕切ることができる仕切部を有する箱用シートの提供を課題とする。
本考案の一態様に係る箱用シートは、1枚のシート材から形成され、箱体に組み立て可能な箱用シートであって、略方形状の底面パネルと、上記底面パネルの対向する一対の第1側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第1側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの幅方向両側の側縁から延出する各一対の折り込み片と、上記底面パネルの対向する一対の第2側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第2側面パネルと、上記一対の第2側面パネルの先端縁から延出し、上記底面パネルと平行に折り曲げられる一対の接続パネルと、上記一対の接続パネルの先端縁から延出し、上記折り込み片を上記第2側面パネルとの間に挟み込んだ状態で上記第2側面パネルの内面側に折り返される一対の折り返しパネルと、上記一対の折り返しパネルのうち、一方の折り返しパネルの先端縁から延出する仕切用パネルとを備え、上記仕切用パネルが、上記底面パネルの上面に配置される中敷部と、折り曲げ予定線を介して上記中敷部の先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部とを有し、上記折り曲げ予定線が、上記仕切用パネルの任意の位置に設定可能である。
本考案の箱用シートの仕切部は、箱体内を任意の位置で仕切ることができる。
図1は、本考案の一態様に係る箱用シートを示す模式的平面図(展開図)である。 図2は、図1の箱用シートを組み立てて得られる箱体を示す模式的斜視図である。 図3は、図1の箱用シートの係合片を示す模式的拡大平面図である。 図4は、図1とは異なる本考案の一態様に係る箱用シートを示す模式的平面図(展開図)である。 図5は、図4の箱用シートを組み立てて得られる箱体を示す模式的斜視図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、1枚のシート材から形成され、箱体に組み立て可能な箱用シートであって、略方形状の底面パネルと、上記底面パネルの対向する一対の第1側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第1側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの幅方向両側の側縁から延出する各一対の折り込み片と、上記底面パネルの対向する一対の第2側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第2側面パネルと、上記一対の第2側面パネルの先端縁から延出し、上記底面パネルと平行に折り曲げられる一対の接続パネルと、上記一対の接続パネルの先端縁から延出し、上記折り込み片を上記第2側面パネルとの間に挟み込んだ状態で上記第2側面パネルの内面側に折り返される一対の折り返しパネルと、上記一対の折り返しパネルのうち、一方の折り返しパネルの先端縁から延出する仕切用パネルとを備え、上記仕切用パネルが、上記底面パネルの上面に配置される中敷部と、折り曲げ予定線を介して上記中敷部の先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部とを有し、上記折り曲げ予定線が、上記仕切用パネルの任意の位置に設定可能である。
当該箱用シートは、仕切用パネルの中敷部が底面パネルの上面に配置され、その先端に連続する仕切部を上方に折り曲げることで箱体の中に仕切りを設けることができる。また、当該箱用シートでは、上記仕切部を上方へ折り曲げる際の折り曲げ予定線を仕切用パネルの任意の位置に設定できる。つまり、当該箱用シートでは、仕切用パネルの任意の位置で上記仕切部を上方へ折り曲げることができる。
第1側面パネルの先端縁に他のパネルを介して連続する仕切用パネルを備えないとよい。このように第1側面パネルの先端縁に他のパネルを介して連続する仕切用パネルを設けないことで、複数の仕切部が互いに干渉することを抑止し、仕切部により任意の位置で仕切り易くすることができる。
上記仕切用パネルが、その先端からの距離が上記折り返しパネルの延出方向長さと等しい位置に、上記仕切用パネルの幅方向に沿った切断線又は切断容易線を有するとよい。この切断線又は切断容易線を含む折り曲げ予定線に沿って折り曲げると、第1側面パネルと同じ高さまでの仕切りを設けることができる。また、上記切断線又は切断容易線を有することで、この位置で折り曲げ易くなるので、第1側面パネルと同じ高さまでの仕切りを有する箱体を組み立て易い。
上記仕切用パネルが、その先端の角部に方形状の切り欠きを有し、上記切り欠きの1辺が、上記仕切用パネルの幅方向に沿っているとよい。このような切り欠きを設けることで、上記1辺に沿って折り曲げ易くなるので、上記1辺の位置に折り曲げ予定線を有する箱体を組み立て易い。
上記シート材が段ボールシートであり、上記段ボールシートの中芯の稜線が、上記仕切部の幅方向に配向されているとよい。段ボールシートは、中芯の稜線に沿って折り曲げ易いので、所望の位置に仕切りを有する箱体を組み立て易い。
なお、本考案において、「上」及び「下」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における上下を意味するが、上記箱体の使用時の向きを制限することを企図するものではない。また、「内」及び「外」は、それぞれ箱体の内側及び外側を指す。また、「略方形状」とは、完全な方形に限らず、部分的に切欠きや凹凸を有する形状を含む。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、本考案の実施形態に係る箱用シートについて適宜図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示す箱用シート1は、1枚のシート材から形成され、図2に示す箱体6に組み立て可能な箱用シートである。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シート1のシート材は、段ボールシートである。当該箱用シート1を形成する段ボールは、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
当該箱用シート1は、略方形状の底面パネル10と、底面パネル10の対向する一対の第1側縁10aから延出し、上方に折り曲げられる一対の第1側面パネル11と、一対の第1側面パネル11の幅方向両側の側縁から延出する各一対の折り込み片12と、底面パネル10の対向する一対の第2側縁10bから延出し、上方に折り曲げられる一対の第2側面パネル13と、一対の第2側面パネル13の先端縁から延出し、底面パネル10と平行に折り曲げられる一対の接続パネル14と、一対の接続パネル14の先端縁から延出し、折り込み片12を第2側面パネル13との間に挟み込んだ状態で第2側面パネル13の内面側に折り返される一対の折り返しパネル15と、一対の折り返しパネル15のうち、一方の折り返しパネル15の先端縁から延出する仕切用パネル16とを備える。
また、当該箱用シート1は、一対の第1側面パネル11のうち、一方の第1側面パネル11の先端縁から延出し、組立て状態で一対の第1側面パネル11及び第2側面パネル13の上端を封止する方形状の蓋パネル17と、蓋パネル17の先端縁から延出し、組立て状態で他方の第1側面パネル11の内面側に沿って配置される第1差込片18と、蓋パネル17の幅方向両側の側縁から延出し、組立て状態で一対の折り返しパネル15の内面側に沿って配置される一対の第2差込片19とを備える。
<底面パネル>
底面パネル10は、略方形状であり、具体的には長方形状である。底面パネル10は、図1に示すように、長手方向に延びる一対の第1側縁10aと、一対の第1側縁10aと垂直な短手方向に延びる一対の第2側縁10bとを有する。底面パネル10は、長手方向の両端部に一対の孔10cを有する。孔10cは、第2側面パネル13の基端縁を一端として第2側縁10bの中央部に設けられている。
<第1側面パネル>
第1側面パネル11は、延出方向長さに対して幅が大きい略長方形状である。第1側面パネル11の幅は、第1側縁10aの長さと略等しい。
<折り込み片>
折り込み片12は、略長方形状とできるが、図1に示すように延出方向の先端側が縮幅していてもよい。折り込み片12の延出方向長さは、第2側面パネル13と折り返しパネル15との間に挟み込まれた際に、互いに干渉しないように第2側面パネル13の幅の1/2以下とされる。一方、折り込み片12の延出方向長さは、箱体6における折り込み片12を安定して保持する観点から第2側面パネル13の幅の1/5以上とすることが好ましい。
<第2側面パネル>
第2側面パネル13は、延出方向長さに対して幅が大きい略長方形状である。第2側面パネル13の幅は、第2側縁10bの長さと略等しい。また、第2側面パネル13の延出方向長さは、第1側面パネル11の延出方向長さと略等しい。
<接続パネル>
接続パネル14は、第2側面パネル13と同一幅で、第2側面パネル13の先端縁の全領域から延出している。接続パネル14は、延出方向長さに対して幅が大きい略長方形状である。接続パネル14の延出方向長さは、折り込み片12を第2側面パネル13と折り返しパネル15との間に挟み込めるようシート厚さの2倍以上とすることができ、例えば10mm以上15mm以下とされる。
接続パネル14は、図1に示すように、先端に向かうに従ってわずかに幅が狭くなる台形状としてもよい。接続パネル14をこのような形状とすることで、当該箱用シート1を箱体6に組立てる際に第1側面パネル11等と干渉し難くなるため、箱体6を組立て易い。なお、幅を狭くする大きさとしては、例えば片側につきシート厚程度とすることができる。
<折り返しパネル>
折り返しパネル15は、接続パネル14と同一幅で、接続パネル14の先端縁の全領域から延出している。折り返しパネル15は、延出方向長さに対して幅が大きい略長方形状である。折り返しパネル15の延出方向長さは、第2側面パネル13の延出方向長さと略等しい。
折り返しパネル15は、先端縁に底面パネル10の孔10cに挿入される突片15cを有する。突片15cは、幅に対して延出方向長さが小さい長方形状である。突片15cの
延出方向長さはシート厚さ程度とすることができる。この突片15cを孔10cに挿入することで、折り返しパネル15とともに仕切用パネル16の位置ずれを防止することができる。
<仕切用パネル>
仕切用パネル16は、略方形状であり、折り返しパネル15と同一幅又はわずかに狭い幅で、折り返しパネル15の先端縁から延出している。仕切用パネル16の幅を折り返しパネル15より狭い幅とする場合、その差はシート厚程度とすることができる。
また、仕切用パネル16の延出方向長さは、後述する仕切部16cの位置を設けたい位置を考慮して適宜決定される。
当該箱用シート1では、段ボールシートの中芯の稜線が、仕切部16cの幅方向に配向されている。段ボールシートは、中芯の稜線に沿って折り曲げ易いので、所望の位置に仕切部16cを有する箱体を組み立て易い。
仕切用パネル16は、図2に示すように、底面パネル10の上面に配置される中敷部16aと、折り曲げ予定線16bを介して中敷部16aの先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部16cとを有する。ここで、当該箱用シート1では、折り曲げ予定線16bは、段ボールシートの中芯の稜線によって定められる。
仕切用パネル16は、図1に示すように、その先端からの距離(図1の距離L1)が折り返しパネル15の延出方向長さと等しい位置に、仕切用パネル14の幅方向に沿った切断容易線16dを有するとよい。図2の折り曲げ予定線16bは、切断容易線16dを含む。この切断容易線16dを含む折り曲げ予定線16bに沿って折り曲げると、第1側面パネル11と同じ高さまでの仕切りを設けることができる。また、切断容易線16dを有することで、この位置で折り曲げ易くなるので、第1側面パネル11と同じ高さまでの仕切りを有する箱体を組み立て易い。また、切断容易線16dに代えて切断線で構成しても同様の効果を奏する。
切断容易線16dは、図1に示すように、仕切用パネル16の側縁から設けられるとよい。また、図1に示すように、切断容易線16dの上記側縁から遠い側の端縁から仕切用パネル16の先端縁まで至る罫線が設けられているとよい。この構成によれば、切断容易線16dを裁断し、上記罫線で折り曲げることで、新たな仕切りを設けることができる。
当該箱用シート1では、折り曲げ予定線16bは仕切用パネル16の任意の位置に設定可能である。つまり、当該箱用シート1では、図2で折り曲げられて示されている折り曲げ予定線16bとは異なる位置、例えば図2に示す他の折り曲げ予定線16eに設定することもできる。この場合は、図2で折り曲げられて示されている折り曲げ予定線16bに代えて、他の折り曲げ予定線16eで折り曲げることで、仕切部16cの位置を変えることができる。
また、第1側面パネル11の先端縁に他のパネルを介して連続する仕切用パネル16を備えないとよい。このように第1側面パネル11の先端縁に他のパネルを介して連続する仕切用パネル16を設けないことで、複数の仕切部16cが互いに干渉することを抑止し、仕切部16cにより任意の位置で仕切り易くすることができる。
<蓋パネル>
蓋パネル17は、略長方形状であり、その幅が第1側面パネル11の幅と略等しく、その延出方向長さが第2側面パネル13の幅と略等しい。より詳しくは、蓋パネル17の幅は、後述する第2差込片19を折り返しパネル15の内側に挿入できるように、第1側面パネル11の幅よりもわずかに小さいことが好ましい。また、蓋パネル17の延長方向長さは、後述する第1差込片18を第1側面パネル11の内側に挿入できるように、第2側面パネル13の幅よりもわずかに小さいことが好ましい。
<第1差込片及び第2差込片>
第1差込片18及び第2差込片19は、当該箱用シート1を組立ててなる箱体6の第1側面パネル11又は折り返しパネル15の内面に沿うように挿入され、第1側面パネル11及び折り返しパネル15との間の摩擦により蓋パネル17で封函した状態に箱体6を保持する。
この第1差込片18及び第2差込片19は、封函時に箱体6に差し込み易くするために、先端縁と両側縁との角が面取りされている平面形状又は先端に向かって幅が狭くなる台形状とすることが好ましい。図1の箱用シート1では、第1差込片18が面取りされている平面形状とされ、第2差込片19が台形状とされているが、第1差込片18及び第2差込片19にはいずれの形状を採用してもよい。
<その他>
当該箱用シート1は、図1に示すように、第1差込片18の基端縁を一端とする係合孔18aと、一対の第1側面パネル11のうち、他方の第1側面パネル11の先端縁からその一部が突出するように設けられ、この係合孔18aと係合する係合片20と、一対の折り返しパネル15のうち、他方の折り返しパネル15の一方の側縁から突出して設けられる緩衝片21とを備えてもよい。
(係合孔及び係合片)
係合孔18aは、第1差込片18の基端縁つまり蓋パネル17との境界線を一端として第1差込片18の中央部に設けられている。
係合片20は、略長方形状であり、図1に示すように、第1側面パネル11の先端縁より内側に設けられる基端部20aと、第1側面パネル11の先端縁より突出して設けられる先端部20bとを有する。
基端部20aは、図3に示すように、その両側の側縁20cが切断線で構成され、基端部20aの基端縁20dは下方へ容易に折り曲げられるように折り曲げ容易線で構成されている。また、基端部20aと先端部20bとの境界20eは、先端部20bを上方へ折り曲げられる折り曲げ容易線で画定されており、この折り曲げ容易線は第1側面パネル11の先端縁11aと一直線をなす。さらに、先端部20bは、先端縁と両側縁との角20fが面取りされている平面形状とされる。以上の構成により、係合片20は、箱体6に組み上げられた際、図2に示すように、先端部20bが基端部20aに対して直角に上方へ折り曲げられており、基端部20aを第1側面パネル11と平行とすることで、先端部20bが係合孔18aに係合し、蓋パネル17で封函した状態に箱体6を保持する。一方、基端部20aを第1側面パネル11に対して外側に折り曲げることで、先端部20bが係合孔18aから外れ、蓋パネル17を開封可能な状態とする。
(緩衝片)
緩衝片21の境界21aは、図1に示すように、第2側面パネル13の幅方向内側(第2側面パネル13の一対の側縁の延長線間)に位置する。この境界21aは、折り曲げ容易線で構成され、箱体6に組立てる際に、図2に示すように、緩衝片21の先端縁が第1側面パネル11に当接するように折り曲げられる。この緩衝片21は、第1側面パネル11及び第2側面パネル13が当接する角部に、収納された物品が位置することを抑止する。上記角部は、例えば箱体6が落下した際に強い衝撃を受けやすい位置であり、収納された物体が上記角部に位置させないことで、上記物品の破損を抑止できる。
<箱体の組立>
当該箱用シート1を用いた箱体6は、以下の手順で組み立てることができる。
まず、一対の第1側面パネル11を上方へ折り曲げる。次に、一対の折り込み片12を第1側面パネル11に対する角度が略90度となるように内側へ折り曲げる。このとき、折り込み片12は、第2側縁10bに沿うように位置する。
次に、第2側面パネル13を上方へ折り曲げる。続けて接続パネル14を底面パネル10と平行となるように折り曲げ、折り返しパネル15を第2側面パネル13の内面側に折り返す。このとき、折り込み片12を第2側面パネル13と折り返しパネル15との間に挟み込む。また、仕切用パネル16は底面パネル10の上面に沿うように折り曲げつつ、折り返しパネル15の突片15cを底面パネル10の孔10cに嵌め込む。緩衝片21は、その先端縁が第1側面パネル11に当接するように折り曲げられる。
仕切用パネル16の先端部分である仕切部16cは、所望の位置(図2では切断線容易線16dに沿った折り曲げ予定線16b)で上方へ折り曲げられ、仕切りを構成する。仕切部16cを折り曲げる位置は、図2に示す他の折り曲げ容易線16dであってもよい。この場合は仕切部16cの延出方向長さが箱体6の高さを超えるため、仕切部16cは斜め上方へ(中敷部16aを基準とした仕切部16cの角度が鈍角となるように)折り曲げられることとなる。
仕切部16cを利用して物品を収納した後、蓋パネル17により封緘する。具体的には、第1差込片18及び第2差込片19を折り曲げ、第1側面パネル11又は折り返しパネル15の内面に沿うように挿入する。その後、係合片20の先端部20bを係合孔18aに差し込み、蓋パネル17で封函した状態に箱体6を保持する。
<利点>
当該箱用シート1は、仕切用パネル16の中敷部16aが底面パネル10の上面に配置され、その先端に連続する仕切部16cを上方に折り曲げることで箱体6の中に仕切りを設けることができる。また、当該箱用シート1では、仕切部16cを上方へ折り曲げる際の折り曲げ予定線16bを仕切用パネル16の任意の位置に設定できる。つまり、当該箱用シート1では、仕切用パネル16の任意の位置で仕切部16cを上方へ折り曲げることができる。
〔第2実施形態〕
図4に示す箱用シート2は、1枚のシート材から形成され、図5に示す箱体7に組み立て可能な箱用シートである。当該箱用シート2のシート材は、図1の箱用シート1と同様に段ボールシートである。
当該箱用シート2は、略方形状の底面パネル10と、底面パネル10の対向する一対の第1側縁10aから延出し、上方に折り曲げられる一対の第1側面パネル11と、一対の第1側面パネル11の幅方向両側の側縁から延出する各一対の折り込み片12と、底面パネル10の対向する一対の第2側縁10bから延出し、上方に折り曲げられる一対の第2側面パネル13と、一対の第2側面パネル13の先端縁から延出し、底面パネル10と平行に折り曲げられる一対の接続パネル14と、一対の接続パネル14の先端縁から延出し、折り込み片12を第2側面パネル13との間に挟み込んだ状態で第2側面パネル13の内面側に折り返される一対の折り返しパネル15と、一対の折り返しパネル15のうち、一方の折り返しパネル15の先端縁から延出する第1仕切用パネル22と、他方の折り返しパネル15の一方の側縁から延出する第2仕切用パネル23とを備える。
また、当該箱用シート2は、一対の第1側面パネル11のうち、一方の第1側面パネル11の先端縁から延出し、組立て状態で一対の第1側面パネル11及び第2側面パネル13の上端を封止する方形状の蓋パネル17と、蓋パネル17の先端縁から延出し、組立て状態で他方の第1側面パネル11の内面側に沿って配置される第1差込片18と、蓋パネル17の幅方向両側の側縁から延出し、一対の折り返しパネル15の内面側に沿って配置される一対の第2差込片19とを備える。
当該箱用シート2の底面パネル10、第1側面パネル11、折り込み片12、第2側面パネル13、接続パネル14、折り返しパネル15、蓋パネル17、第1差込片18、第2差込片19及び係合片20は、図1の箱用シート1のものと同様に構成できるので、同一符号を付して詳細説明を省略する。
<仕切用パネル>
第1仕切用パネル22は、図5に示すように、底面パネル10の上面に配置される中敷部22aと、折り曲げ予定線22bを介して中敷部22aの先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部22cとを有する。また、第1仕切用パネル22は、図4に示すように、その先端の角部に方形状の切り欠き22dを有する。
当該箱用シート2では、折り曲げ予定線22bは第1仕切用パネル22の任意の位置に設定可能である。つまり、当該箱用シート2では、図5で折り曲げられて示されている折り曲げ予定線22bとは異なる位置、例えば図5に示す他の折り曲げ予定線22eに設定することもできる。この場合は、図5で折り曲げられて示されている折り曲げ予定線22bに代えて、他の折り曲げ予定線22eで折り曲げることで、仕切り22cの位置を変えることができる。
切り欠き22dの1辺22fは、図4に示すように、第1仕切用パネル22の幅方向に沿っている。また、切り欠き22dの他の辺22gは、第1仕切用パネル22の延出方向に沿っている。つまり、切り欠き22dの1辺22fと他の辺22gとは直交している。
また、箱体7の組立状態で、切り欠き22dの1辺22fは、後述する第2仕切用パネル23の第2仕切部23bに当接し、切り欠き22dの他の辺22gは、第2仕切用パネル23の第1仕切部23aに当接するように設けられている。このように切り欠き22dが第2仕切用パネル23に当接するように設けることで、仕切部22cの位置を変えることを可能としつつ、仕切用パネル16の位置ずれを防止することができる。
上述の点を除き、第1仕切用パネル22は、第1実施形態の仕切用パネル16と同様に構成できるので、他の説明を省略する。
第2仕切用パネル23は、図4に示すように、他方の第2側面パネル13の一方の側縁から突出して設けられる第1仕切部23aと、第1仕切部23aの先端から延出する第2仕切部23bとを有する。
第1仕切部23aの基端縁は、図4に示すように、第2側面パネル13の幅方向内側(第2側面パネル13の一対の側縁の延長線間)に位置する。第1仕切部23aの基端縁と第2側面パネル13の側縁との離間距離(図4の距離L2)は、第2仕切部23bの延出方向距離と略等しい。このように第2仕切部23bの延出方向距離をとることで、図5に示すように、平面視で方形状の収納区画を第1側面パネル11に沿って形成することができる。
<利点>
当該箱用シート2では、第1仕切用パネル22に、その1辺22fが、第1仕切用パネル22の幅方向に沿っている切り欠き22dを設けることで、この1辺22fに沿って折り曲げ易くなるので、上記1辺22fの位置に折り曲げ予定線22bを有する箱体7を組み立て易い。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では、段ボールシートの中芯の稜線が、仕切部の幅方向に配向されている場合を説明したが、上記稜線の配向方向はこれに限定されず、仕切部の延出方向に配向されていてもよい。この場合、折り曲げ予定線は、例えば仕切部の幅方向に平行な複数の罫線とし、この複数の罫線の中から1の罫線を選択して設定することができる。
上記実施形態では、シート材が段ボールシートである場合を説明したが、当該箱用シートに用いられるシート材としては、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の形状を維持できる程度の強度を有する限り、特に限定されるものではない。上記シート材としては、例えば段ボールシートに加え、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。ただし、これらの中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、製造コストが低く、かつ箱体への組み立てが容易な段ボールシートが特に好ましい。
上記実施形態では、蓋パネルの先端縁から延出する第1差込片及び蓋パネルの幅方向両側の側縁から延出する一対の第2差込片を備える場合を説明したが、第1差込片及び第2差込片の一部又は全部を省略することもできる。
さらに、蓋パネルを備えない箱用シートも本考案の意図するところである。蓋パネルを備えない箱用シートでは、例えば物品の収納後に透明なフィルム等で被覆することで内容物を可視化しつつ、梱包することができる。
以上のように、本考案の箱用シートの仕切部は、箱体内を任意の位置で仕切ることができる。当該箱用シートは、例えばシリーズ展開やオプション品の相違等により収容されるものにバリエーションがある物品の収納に適している。
1、2 箱用シート
6、7 箱体
10 底面パネル
10a 第1側縁
10b 第2側縁
10c 孔
11 第1側面パネル
11a 先端縁
12 折り込み片
13 第2側面パネル
14 接続パネル
15 折り返しパネル
15c 突片
16 仕切用パネル
16a 中敷部
16b、16e 折り曲げ予定線
16c 仕切部
16d 切断容易線
17 蓋パネル
18 第1差込片
18a 係合孔
19 第2差込片
20 係合片
20a 基端部
20b 先端部
20c 側縁
20d 基端縁
20e 境界
20f 角
21 緩衝片
21a 境界
22 第1仕切用パネル
22a 中敷部
22b、22e 折り曲げ予定線
22c 仕切部
22d 切り欠き
22f 1辺
22g 他の辺
23 第2仕切用パネル
23a 第1仕切部
23b 第2仕切部
L1、L2 距離

Claims (5)

  1. 1枚のシート材から形成され、箱体に組み立て可能な箱用シートであって、
    略方形状の底面パネルと、
    上記底面パネルの対向する一対の第1側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第1側面パネルと、
    上記一対の第1側面パネルの幅方向両側の側縁から延出する各一対の折り込み片と、
    上記底面パネルの対向する一対の第2側縁から延出し、上方に折り曲げられる一対の第2側面パネルと、
    上記一対の第2側面パネルの先端縁から延出し、上記底面パネルと平行に折り曲げられる一対の接続パネルと、
    上記一対の接続パネルの先端縁から延出し、上記折り込み片を上記第2側面パネルとの間に挟み込んだ状態で上記第2側面パネルの内面側に折り返される一対の折り返しパネルと、
    上記一対の折り返しパネルのうち、一方の折り返しパネルの先端縁から延出する仕切用パネルと
    を備え、
    上記仕切用パネルが、
    上記底面パネルの上面に配置される中敷部と、
    折り曲げ予定線を介して上記中敷部の先端側に連続し、上方に折り曲げられる仕切部と
    を有し、
    上記折り曲げ予定線が、上記仕切用パネルの任意の位置に設定可能である箱用シート。
  2. 第1側面パネルの先端縁に他のパネルを介して連続する仕切用パネルを備えない請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記仕切用パネルが、その先端からの距離が上記折り返しパネルの延出方向長さと等しい位置に、上記仕切用パネルの幅方向に沿った切断線又は切断容易線を有する請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記仕切用パネルが、その先端の角部に方形状の切り欠きを有し、
    上記切り欠きの1辺が、上記仕切用パネルの幅方向に沿っている請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  5. 上記シート材が段ボールシートであり、
    上記段ボールシートの中芯の稜線が、上記仕切部の幅方向に配向されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。


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