JP2014034399A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の略短冊状物品を収納する際の労力を軽減しながら、収納された略短冊状物品の並びが流通時に崩れ難い包装箱を提供する。
【解決手段】平箱の箱本体2に仕切り体4を配し、その仕切り体4は、箱本体2の底板5に対応する底敷き部10と、底敷き部10の側辺それぞれに連接して収納物の端部に折り重ねられ、収納物の端部を底敷き部10との間で抜き差し可能に保持する押さえ込み部11とからなり、押さえ込み部11の端部それぞれを箱本体2に係止した。
【選択図】図1

Description

本発明は形状が揃った複数の収納物をその並びが崩れないように収納することのできる包装箱に関するものである。
従来からお中元、お歳暮シーズンにおいては、お進物とする商品を専用の紙箱からなる包装箱に収納していて、箱詰めの包装物形態とした製品がメーカーやデパートなど側から提供されている。これらの内、スティックコーヒー商品などのように単体の形態がスティック状の個袋に入れられて同一形状で複数種類のものが販売されている商品に関しては、この商品をお中元セットやお歳暮セットなどとして販売する場合、その同一形状の商品を複数種類取り揃えて一つの包装箱に纏めて収納するようにしており、見栄えよくして豪華さを付与するために並べ入れする収納形態としている。
このような用途の包装箱としては、一般的には特許文献1に示すごとく箱本体の上面が広く開放された紙製の平箱が用いられており、さらに特許文献2に示されている中仕切り体を入れて複数の商品を並び設けるようにしていた。また、収納した複数の商品の並びが送付の輸送段階でも乱れないようにする工夫としては、特許文献3に示されるように箱本体の側壁の内側板に収納物一個ずつの端部を差し入れる開口を設けたり、特許文献4に示されているように収納物の並び方向に沿った山状の隆起部に収納物一個ずつを配置するための切り込みを設けている仕切り体を箱本体の底板の上に配置するようにした技術も示されている。
公開実用昭和47−001543号(実願46−000718号のマイクロフィルム) 公開実用昭和60−101419号(実願58−193362号のマイクロフィルム) 実開昭57−063059号公報 特開2006−069576号公報
スティック包装体(合掌貼りされた短寸チューブ状袋にコーヒー粉や粉薬などの粉体、味噌などの粘稠物、そして液体などが充填されていて、両端をヒートシールして封止した略短冊状の形態を呈する包装体である)などの略短冊状物品が複数本取り揃えてセットとされた商品をご贈答用に送るような場合、上述したようにその略短冊状物品の一つひとつを箱本体の側壁などに形成した開口部に差し入れたり、また底板上に配した上記仕切り体の切り込みに一つひとつを嵌め込むようにすれば、複数の収納物(略短冊状物品)の並びが流通時に乱れ難くなると考えられる。
一方、お中元用贈答品やお歳暮用贈答品はその流通のシーズンが短期間であり、かつシーズン中に多く発送している。そして、上述した複数の略短冊状物品をまとめて一つの平箱の包装箱に収納したお中元用やお歳暮用の製品では、その詰め合わせ作業が人員による手作業で行なわれている。しかしながら、数多くの略短冊状物品を一つひとつ側壁の開口部や仕切り体の切り込みに差し入れる作業が非常に軟雑になるという欠点があり、現状においては上記特許文献2に示されているような仕切り片を立ち上げるだけの仕切り体を箱本体に配し、そして、仕切りは複数本ごとに仕切るだけとなるように商品を並べ設けている。例えば、商品の種類ごとに仕切りにて分けるようにしている。そのため、収納物を入れた包装箱に流通段階などで通常の取り扱いによる振動が加わった際に商品の並びが崩れ易くなるという問題が解消できないでいる。
そこで本発明は上記事情に鑑み、複数の略短冊状物品を収納する際の労力を軽減しながら、収納された略短冊状物品の並びが流通時に崩れ難い包装箱を提供することを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、四方に側壁を有して上面開口に蓋が着脱可能に被せ付けられる箱本体の内側に仕切り体が配されていて、前記箱本体は、それぞれが同一形状の略短冊状物品である複数の収納物が箱本体における相対する一組の側壁の対向方向である第一の方向に並べられて収納するものであって、この複数の収納物を前記仕切り体で仕切る包装箱において、
前記仕切り体は、箱本体の底板に対応する底敷き部と、この底敷き部での前記第一の対向方向と直交する方向の第二の方向に対向する側辺それぞれに連接して収納物の端部に折り重ねられ、収納物の端部を前記底敷き部との間で抜き差し可能に保持する押さえ込み部とからなり、前記押さえ込み部での第一の方向で対向する端部それぞれが箱本体に係止していることを特徴とする包装箱を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明においては、上記押さえ込み部は、上記底敷き部の板材に折り罫を介して連接して底敷き部上で並ぶ収納物の端部側に被さるように折り返される折り重ね板と、前記折り重ね板に折り罫を介して連結してこの折り重ね板の下面側に折り返される折り込み板とからなり、
前記折り重ね板は、上記第一の方向で対向する端部に、箱本体の側壁の基端側に係止する係止片を有し、
前記折り込み板は、底敷き部で並ぶ収納物に底敷き部側へ付勢するように当接するものとすることが可能である。
(請求項3の発明)
また、本発明においては、上記底敷き部は、上記押さえ込み部に端部が達する仕切り板を有し、上記押さえ込み部は、前記仕切り板の端部が係止して該仕切り板を起立状態に保持する切り込みを有するものとすることが可能である。
(請求項4の発明)
また、本発明においては、上記押さえ込み部は上記蓋の天板に上方に向けて付勢状態で当接して蓋を支持し、被せ付けした蓋により前記押さえ込み部が押し下げられ、この押し下げられた押さえ込み部が箱本体に収納の収納物を底板側に付勢状態にして保持するものとすることが可能である。
(請求項1の発明の効果)
本発明によれば、仕切り体での押さえ込み部にあっては、底敷き部の第一の方向に沿った側辺の部分からの折りによって、この押さえ込み部の下側に前記第一の方向に沿った保持空間を形成するものとなる。そのため、押さえ込み部を折っていない仕切り体の底敷き部の上に複数の収納物を並べ置いた後、底敷き部の両側で押さえ込み部を折り曲げて得るようにするだけで、その押さえ込み部の下の保持空間に収納物の端部それぞれが位置した状態となり、なおかつ、収納物の端部はその押さえ込み部で保持されるようになるため、複数の収納物を箱側に保持させる作業が頗る簡単になるという優れた効果を奏する。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、押さえ込み部を、箱本体の側壁の基端側に係止する係止片を有する折り重ね板と収納物に当接する折り込み板とで構成するので、これにより、その折り重ね板と折り込み板との間での折り部分で生じる復元力を利用して、収納物それぞれをまとめて底敷き部側へ押し付けるようにすることがより一層簡単に行なえる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、底敷き部で立つ仕切り板が押さえ込み部で支えられるようにしているので、仕切り板を底敷き部から切り起こしてなるものとすることができ、収納物が第一の方向に移動するのを防止する仕切り板を簡易な構成のものとすることができる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、被せ付ける蓋で押さえ込み部を押し下げるようにするという簡単な構成で、収納物をより一層確実に保持できるようになる。即ち、贈答品の外装として通常に行なわれている包装紙などで収納箱を包み込んだり、帯(胴巻)を渡して締め込むなどすることで収納物を包装箱内で安定した並びに位置させておくことができる。
本発明の実施例を蓋と仕切り体と箱本体とを分離した状態で示す説明図である。 箱本体の展開状態をブランクで示す説明図である。 蓋の展開状態をブランクで示す説明図である。 実施例における箱本体の内部に仕切り体を配置した状態を示す説明図である。 実施例において収納物を収納した状態を示す説明図である。 仕切り体の一例をブランクの状態で示す説明図である。 仕切り体の押さえ込み部に収納物端部が保持されている状態を示す説明図である。 押さえ込み部の収納物の保持状態を斜視的に示す説明図である。 押さえ込み部を折り倒す前の状態を示す説明図である。 他の仕切り体をブランクの状態で示す説明図である。 他の仕切り体における押さえ込み部に収納物端部が保持されている状態を示す説明図である。 他の仕切り体による押さえ込み部の収納物の保持状態を斜視的に示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図12に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1はスティック包装体などの同一形状の略短冊状物品を収納物aとし、この複数の収納物aを並べて収納する平たい包装箱である。図1に示すように前記包装箱1は、上面が開口されて平面視形状を方形とした箱本体2と、この箱本体2の上面に着脱可能に被せ付ける蓋3と、前記箱本体2の内部に配された仕切り体4とを備えてなるものである。
上記箱本体2と蓋3と仕切り板4とはそれぞれ紙製であり、ブランク2a,3a,4aを組み起こして成形されている。図示されているように箱本体2は底板5の四方に側壁構成板6aからなる側壁6を有する有底の形態であって、長尺方向を第一の方向Aとしてこの方向に対向する短尺の側壁6それぞれの基端(底板5側)となる部分に横長の係止孔7が一対にして開口している。短尺の側壁6それぞれで、この短尺の側壁6の長さ方向(第一の方向Aに直交する第二の方向B)に二つの係止孔7が並んでいる。
なお、図示の実施の例において、前記側壁6それぞれは、通常の板紙製の平箱における箱本体の場合と同様、底板5の側辺に連接の側壁構成板6aを巻き折りして立ち上がって厚みのある壁としてなるものである。そして、前記係止孔7は短尺の側壁6の外方に向けて貫通しているものではなく、箱内方に折り下げられた側壁構成板6aのみにその係止孔7が開口している。また、図にあっては一方の短尺の側壁6の内面側のみを示して係止孔7が位置している状態が表現されているが、他方の短尺の側壁6においても同様に係止孔7が設けられている。
蓋3は箱本体2の上面に対応してこの上面を覆う天板8と天板8の四方に連接された側壁9とからなるものであり、蓋3を箱本体2に被せ付けることで箱本体2の上面が覆われ、箱本体2の側壁6の外面に蓋3の側壁9が対応位置する。この蓋3にあっても通常の板紙製の平箱における蓋の場合と同様に、天板8の側辺に連接の側壁構成板9aを巻き折りしており(図3参照)、これによって天板周辺に下垂する側壁9を有している。このように箱本体2の底板5の四周に側壁6が立設され、また蓋3の天板8の四辺から側壁9が下垂する基本的な点は従来からの板紙製の平箱と同様である。
上記仕切り体4は箱本体2の内部に配置されていて、上記第一の方向Aに並べて収納される上記複数の収納物aを仕切るとともに、その並びが崩れないようにするために用いているものであり、箱本体2の底板5に対応するようにしてその底板5の上に重ねられた底敷き部10と、それぞれが箱本体2の長尺な側壁6に接しながら前記第一の方向Aに沿っている押さえ込み部11とからなるものである。
一枚のブランク4aから成形されている仕切り体4は、前記底敷き部10の板材である敷き板12における第一の対向Aと直交する方向である第二の方向Bに対向する側辺それぞれに前記押さえ込み部11を形成する板材が連接されていて、図示されているように敷き板12側から折り重ね板13と折り込み板14とを折り罫を介して順に連接している。そして、前記折り重ね板13は、底敷き部10上で並ぶ収納物aの端部側に被さるように敷き板12との間の折り罫の位置から折り返され、さらに前記折り込み板14にあっては、前記折り重ね板13との間の折り罫の位置からその折り重ね板13の下面側に回り込むようにして折り返されている(図7参照)。このように押さえ込み部11は折り込み板14が折り重ね板13の下側となるようにした折り込みにより形成され、第二の方向Bで対向するようにして底敷き部10の両脇に位置している。
加えて、上記折り重ね板13は第一の方向Aに対向する端部それぞれに係止片15が設けられていて、図8に示すように係止片15を箱本体2の上記係止孔7に挿入して係止させている。ブランク4aの状態で示すように折り重ね板13での係止片15がある辺部それぞれは第一の方向Aでの外方に向く傾斜をしていて、係止片15の第一の方向Aで対向する間隔は、折り重ね板13の基端側から離れるに従って、箱本体2での短尺の側壁6の対向間隔(内寸)より大きくなるようにしている。
押さえ込み部11それぞれにおいて、上述したように係止片14の第一の方向Aでの間隔が箱本体2での短尺の側壁6の対向間隔より大きいことから、係止片15を上記短尺の側壁6の係止孔7に挿入して抜け困難に係止させることで、係止片15側の端部側以外が箱本体2の上方側に盛り上がった状態となり(図8参照)、押さえ込み部11の折り返し板14の下部に、この押さえ込み部11の対向側が開いている保持空間16を形成している。
箱本体2に収納したスティック包装体などの略短冊状物品である複数の収納物aは図5、図7に示すようにその両端部が上記保持空間16に差し入れられた状態で位置しており、その端部の上に折り重ねられた押さえ込み部11と底敷き部10との間で収納物aの端部を抜き差し可能に保持する。このように押さえ込み部11が前記収納物aの端部に被せ付けられるようにしてその収納物aを保持するため、箱本体2の内側に定められた本数にて収納された収納物aの並びが崩れないように確実に維持される。
特に折り重ね板13の第一の方向Aに対向する係止片15を、短尺の側壁6の上端側ではなくその短尺の側壁6の基端側(底敷き部側)に下げて係止させているため、収納物aの端部に対する押さえ込み力が高まるとともに、第一の方向Aに並ぶ定められた本数の収納物aの端部を一緒に押さえ込むようにしている。さらに押さえ込み部11では折り込み板14が保持空間16にある収納物aの端部に当接していて、折り重ね板13との間の折り罫部分で生じている復元力によって前記収納物aに底敷き部側へ付勢するように当接しており、この点からも収納物aの並びが崩れないように設けられている。
底敷き部10の敷き板12はそれぞれ第二の方向Bを長手としている複数の仕切り片17が切り起こされていて、この仕切り片17が第一の方向Aに間隔を置いて並べ設けられている。この仕切り片17は箱本体2の内側に定められた本数にて収納された収納物aを複数本ごとに仕切って、収納物aの第一の方向Aでの並びが崩れないように保持する。実施の形態では第一の方向Aに並ぶ複数の仕切り片17の列が、第二の方向Bに間隔を置いて二つにして設けられており、列同志での仕切り片17の切り起こし方向が互いに異なるようにしている。
上記押さえ込み部11は底敷き部10側に向けて押し下げ可能に設けられているもので、傾斜が深くなる折り重ね板13の倒れ込みに伴なって上記係止片15が係止孔7から短尺の側壁6内に進入できるようにしている。勿論、保持空間16に位置した収納物aの端部が潰れるような過大な力が上方からその押し込み部11に加わることを想定しているものではなく、後述するように蓋3を被せ付けたときに蓋3側からの押し込みに応じた押し下げできるようにされているものである。
スティック包装体を収納物aとして包装箱1に収納する仕方の一例として、仕切り体4の押さえ込み部11を巻き折りせずに、折り重ね板13を上方に折り上げて折り込み板14を折り倒した状態とするとともに、仕切り片17を折り上げておき、これを箱本体2に入れ、この後、敷き板12の上に収納物aを並べ置く。そして、折り重ね板13と折り込み板14との間を折り曲げるようにしながら折り重ね板13を収納物a側に倒し込む。ここで、巻き折り状にして形成される押さえ込み部11それぞれが収納物aの端部の上に被さるようになり、折り込み板14側からの押し下げの作用が収納物aの端部に加わるようになる。そして、折り重ね板13の端部の係止片15を、箱本体2の短尺側の側壁6の基端側にある係止孔7に差し入れ、係止片15の突端15aを係止させて係止片15が抜けないようにする。
このように、並べた収納物aの端部の上に重なるように押さえ込み部11それぞれを倒し込み、係止片15を係止孔7に係止させるだけの作業であり、手早く行なえるものである。また、上述のようにすることで収納物aの端部それぞれが押さえ込み部11の下の保持空間16に位置した状態で保持される。さらに蓋3を箱本体2の上に乗せて天板8が押さえ込み部11を押し下げるように密に被せ付ける。これによって収納物aそれぞれがより確実に保持される。なお、蓋3を被せて押さえ込み部11が押し下げられる際、係止片15は短尺の側壁6の内側に入り込むようにしており、押さえ込み部11の押し下げがスムーズに行なえるように設けられている。
押さえ込み部11において、折り重ね板13と折り込み板14との間の直線状の折曲部18がその押さえ込み部11での最上位置としている。そして、蓋3が被せ付けられていない非施蓋状態、また、収容本数の収納物aの端部が保持空間16に位置して保持されている状態であって蓋3が被せ付けられていない非施蓋状態では、前記折曲部18が箱本体2の側壁6の上端高さ位置より上位置にある。そして、押さえ込み部11の折り重ね板13や前記折曲部18に上方から押す外力が加われば、折曲部18の位置が下がるように押し下げできるものとしている。
本実施の形態では押さえ込み部11が押し下げ可能な状態で上記折曲部18が箱本体2の上面より凸となっているので、収納物aを収納した箱本体2に蓋3を被せ付ける際、押さえ込み部11それぞれの折曲部18が蓋3の天板8に上方に向けて付勢状態で当接する。さらに、本包装箱1を包装紙や帯紙などの外装材で密に包み込んで蓋3を箱本体2側に押し付けた状態の包装物とすると、前記蓋3により押さえ込み部11が押し下げられるようになる。この押し下げられた押さえ込み部11は、上記折り重ね板13が非施蓋状態に比べてさらに押圧力を高め、箱本体2に収納の収納物aを底敷き部10側に付勢状態にしてより確実に保持するように設けられている。なお、上記係止片15が僅かながら短尺の側壁6内に入り込むだけで押さえ込み部11の折曲部18の高さ位置が、側壁6の上端高さ位置に揃うようにしている。
勿論、蓋3を箱本体2に被せ付けてその箱本体2の上面を覆うようにすることのみで押さえ込み部11が押し込まれるものとしたり、また、被せ付けた蓋3の側壁6と箱本体2の側壁6とが密に接し合うものとし、外装材を用いずとも蓋3が箱本体2に密に被せ付けられて、押さえ込み部11の押し下がり状態が維持されるものであってもよい。
図10から図12は押さえ込み部11の変形を示している。この例での押さえ込み部11はブランク4aで示すように上記折り込み板14の下端に折り罫を介して押さえ板19を連接している。そして、図11、図12に示すようにこの押さえ板19が箱中央側に折り返されていて、押さえ板19が収納物aの端部を押さえ込むようにしているものである。さらにこの例での仕切り体4にあっては敷き板12で二列にして切り起こし形成されている仕切り片17が、第二の方向Bで並んで切り起こし方向を互いに逆方向としている仕切り片17の端部同士を係止させ合っている。
この例では、上記仕切り片17それぞれの押さえ込み部11側の端部は保持空間16内に達するように延設されていて、その端部20が前記押さえ板19に切り込み形成されたスリット21に嵌まり込むように設けられている。このように敷き板12から起こされた仕切り片17の端部が、収納物aの端部の上に乗ってこの端部を押さえ込む押さえ板19のスリット21に嵌まり込んでいるので、押さえ込み部11によって仕切り片17自体の倒れ込みも防止している。
1…包装箱
2…箱本体
3…蓋
4…仕切り体
6…箱本体の側壁
7…係止孔
8…蓋の天板
9…蓋の側壁
10…底敷き部
11…押さえ込み部
13…折り重ね板
14…折り込み板
15…係止片
16…保持空間
17…仕切り片
18…折曲部
19…押さえ板
21…スリット
A…第一の方向
B…第二の方向
a…収納物

Claims (4)

  1. 四方に側壁を有して上面開口に蓋が着脱可能に被せ付けられる箱本体の内側に仕切り体が配されていて、前記箱本体は、それぞれが同一形状の略短冊状物品である複数の収納物が箱本体における相対する一組の側壁の対向方向である第一の方向に並べられて収納するものであって、この複数の収納物を前記仕切り体で仕切る包装箱において、
    前記仕切り体は、箱本体の底板に対応する底敷き部と、この底敷き部での前記第一の対向方向と直交する方向の第二の方向に対向する側辺それぞれに連接して収納物の端部に折り重ねられ、収納物の端部を前記底敷き部との間で抜き差し可能に保持する押さえ込み部とからなり、前記押さえ込み部での第一の方向で対向する端部それぞれが箱本体に係止していることを特徴とする包装箱。
  2. 上記押さえ込み部は、上記底敷き部の板材に折り罫を介して連接して底敷き部上で並ぶ収納物の端部側に被さるように折り返される折り重ね板と、前記折り重ね板に折り罫を介して連結してこの折り重ね板の下面側に折り返される折り込み板とからなり、
    前記折り重ね板は、上記第一の方向で対向する端部に、箱本体の側壁の基端側に係止する係止片を有し、
    前記折り込み板は、底敷き部で並ぶ収納物に底敷き部側へ付勢するように当接する請求項1に記載の包装箱。
  3. 上記底敷き部は、上記押さえ込み部に端部が達する仕切り板を有し、上記押さえ込み部は、前記仕切り板の端部が係止して該仕切り板を起立状態に保持する切り込みを有する請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 上記押さえ込み部は上記蓋の天板に上方に向けて付勢状態で当接して蓋を支持し、被せ付けした蓋により前記押さえ込み部が押し下げられ、この押し下げられた押さえ込み部が箱本体に収納の収納物を底板側に付勢状態にして保持する請求項1から3に記載の包装箱。
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