JP2009298416A - Oaローラ用梱包容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワンウェイ方式でOAローラを輸送する場合の梱包コストを安価にし、さらに、収納したOAローラの取り出しを容易にし得るOAローラ用梱包容器を提供する。
【解決手段】段ボールにより全体が一体的に形成された組立て式容器であって、二対の立設部3A,3B、4A,4Bのうちいずれか一対の立設部4A,4Bに、OAローラの軸保持部5,7を備え、底部に、OAローラの軸を保持するための溝を有する切起し部が形成され、一対の立設部のうち少なくとも一方の立設部4AのOAローラの軸保持部が、切起し部を立設して形成された切起し軸保持部7であるOAローラ用梱包容器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、OAローラ用梱包容器(以下、単に「梱包容器」とも称する)に関し、詳しくは、OAローラを輸送する際に用いられるOAローラ用梱包容器に関する。
複写機やファックス等の各種OA機器に使用されるOAローラは、表面に機能層を備えることから、他物との接触を極端に嫌う。そのため、OAローラを輸送する際には、機能層表面への他物の接触を避けるために、ローラ端の軸部のみを保持し、ローラ本体部が中空に浮いた状態で収納できる梱包容器が使用されている。
従来、OAローラを輸送する際には、ポリプロピレン(PP)や塩化ビニル、耐衝撃性ポリスチレン等の合成樹脂製の容器が用いられていた。また、感光体用の梱包技術として、感光体を両端で支持する合成樹脂製の保護容器や(特許文献1参照)、感光体表面に保護シートを巻き付けた上で、間仕切りによって形成される空間に挿入して固定する梱包方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2001−33989号公報(特許請求の範囲等) 特開平10−55083号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、従来使用されている合成樹脂製の容器は高価であり、ワンウェイ方式でOAローラの輸送を行う場合、ローラ1本当たり5〜6円の輸送コストがかかることとなっていた。また、特許文献1に記載されている技術では、OAローラの軸端部を溝内で保持しており、梱包容器が合成樹脂等で作製されているため、取り出し時に端部を握りにくく、その改良が望まれていた。
これに対し、特許文献2に開示されている技術では、表面保護のための保護シートの巻付けが必須であるため、やはり輸送コスト増が避けられなかった。また、いったん保護シートを巻付けてから容器内に収納する作業が必要となるため、梱包作業性の点でも問題を有するものであった。さらに、取り出した後に保護シートを除去する必要があり、工数が増えるためコスト増が避けられなかった。
そこで本発明の目的は、ワンウェイ方式でOAローラを輸送する場合の梱包コストを安価にし得るOAローラ用梱包容器を提供することにある。さらに、収納したOAローラの取り出しを容易にし得るOAローラ用梱包容器を提供することにある。ただし、リターナブル(通い容器)方式で利用してもよい。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、梱包容器の容器材質として段ボールを用いるとともに、全体が一体的に形成された特定の組立て式の容器構造を採用することで、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のOAローラ用梱包容器は、矩形状の底部と、その周囲に設けられた互いに対向する二対の立設部とからなる箱体形状を有するOAローラ用梱包容器において、
段ボールにより全体が一体的に形成された組立て式容器であって、
前記二対の立設部のうちいずれか一対の立設部に、OAローラの軸保持部を備え、
前記底部に、OAローラの軸を保持するための溝を有する切起し部が形成され、
該一対の立設部のうち少なくとも一方の立設部のOAローラの軸保持部が、前記切起し部を立設して形成された切起し軸保持部であることを特徴とする。
また、本発明のOAローラ用梱包容器は、前記切起し軸保持部の溝の開口部を閉塞する蓋部材を有することが好ましく、前記蓋部材が、前記切起し軸保持部を有する立設部の側面上部を屈曲して、前記溝の開口部の上部に延在して形成されてなる第一蓋片を有し、該第一蓋片で前記溝の開口部を閉塞することが好ましい。さらにまた、前記蓋部材が、前記溝の開口部の上部から梱包容器内側に延在した第一蓋片部と、該第一蓋片に連接され、前記切起し軸保持部に向けて屈曲した第二蓋片部と、さらに、該第二蓋片に連接され、先端を前記底面に向けて屈曲して前記切起し軸保持部を押さえた保持片部と、を有することが好ましい。
さらに、本発明のOAローラ用梱包容器は、前記溝の開口部の上部から延在してなる前記蓋部材の両側に突起部を有し、OAローラの軸保持部を備えていない一対の立設部の梱包容器内側上端部に、前記突起部と嵌合する切欠き部を有することが好ましく、前記底部に複数の前記切起し部が形成され、該切起し部同士の間にリブ部を有することが好ましい。
さらにまた、本発明のOAローラ用梱包容器は、前記軸保持部は、略円形の切欠き孔からなるものとすることが好ましく、前記切欠き孔は、一部不連続の円形切断部により形成することができる。
本発明のOAローラ用梱包容器によれば、容器材質として段ボールを用いた特定構造としたことで、材料コストを安価にすることができ、容器が軽量であってワンウェイ方式で使い捨てする場合の輸送コストを大幅に低減することが可能となった。また、切起し軸保持部に溝を形成したことで、収納したOAローラの取り出しを容易にでき、さらに、組み込み時の段ボールの変形を抑止し、ローラ表面と他物との接触を回避できる。さらにまた、従来のような保護シートの併用等が不要であるため、作業性も良好である。また、本発明の梱包容器は、一体形成された組立て式容器であるため、製造が容易であるというメリットも有する。
以下、本発明の好適実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るOAローラ用梱包容器を示す斜視図である。本発明のOAローラ用梱包容器1は、矩形状の底部2と、その周囲に設けられた互いに対向する二対の立設部3A,3B、4A,4Bとからなる箱体形状であり、段ボールにより全体が一体的に形成された組立て式容器である。また、二対の立設部3A,3B、4A,4Bのうちいずれか一対の立設部4A,4Bに、それぞれOAローラ30の軸保持部5,7を備えている。
図2は、図1に示す梱包容器の切起し部を切り起こす前の状態を示す斜視図であり、図3は、図1に示す梱包容器の切起し部を切り起した後の状態を示す斜視図である。また、図4は、図1に示す梱包容器の見る角度を変えた斜視図である。底部2に、OAローラ30の軸を保持するための溝8を有する切起し部7aが形成され(図2参照)、一対の立設部4A,4Bのうち少なくとも一方の立設部4AのOAローラ30の軸保持部として、切起し部7aを立設して形成された切起し軸保持部7が設けられている(図3参照)。また、切起し軸保持部7は、端部において他方の立設部3A,3Bの切り込みに嵌合させて立設状態を保持することができる。さらに、それぞれの立設部3A,3B、4A,4B(蓋部材10等)は、リード罫15により容易に屈曲することができる。
切起し軸保持部7は、切起し部7aを立設して形成したものであるため溝8を有し、この溝8にOAローラ30の軸を挿入して保持する。また、かかる溝8は、略U字状を呈しており、上部に開口部8aを有し、下部にOAローラ30の軸を係止する係止部8bが形成されている。さらに、開口部8aから係止部8bにかけて、OAローラ30の軸の挿脱を容易にするために、テーパ状に形成することが好ましい。かかる切起し軸保持部7を有することにより、収納したOAローラ30の取り出しを容易にでき、さらに、組み込み時の段ボールの変形を抑止し、ローラ表面と他物との接触を回避でき、従来のような保護シートの併用等が不要であるため、作業性も良好となる。また、本発明の梱包容器1は、一体形成された組立て式容器であるため、製造が容易であるというメリットも有する。
また、図1に示すように、軸保持部5と切起し軸保持部7により、ローラ30を宙に浮かせた状態で、OAローラ30の軸を保持することができる。このため、機能層の形成されたOAローラ30表面と梱包容器1との接触を容易に防止することが可能となる。
さらに、本発明の梱包容器1は、底部2に複数の切起し部7aが形成され、切起し部7a同士の間にリブ部9を有することが好ましい。切起し部7a同士の間にリブ部9を設けることにより、梱包容器1の強度低下を防止することができる。
本発明の梱包容器1は、一対の立設部4A,4Bのうち少なくとも一方の立設部4AのOAローラ30の軸保持部として、切起し軸保持部7が設けられていればよく、両方の立設部4A,4Bに切起し軸保持部7が設けられていてもよい。また、一方の立設部4Aのみに切起し軸保持部7が設けられている場合の他の立設部4BのOAローラ30の軸保持部として、OAローラ30の軸を保持でき、本発明の所期の効果が得られればその形状は特に限定されないが、スリット形状または切欠き孔であることが好ましい。さらに、一対の立設部4A,4Bの軸保持部は、梱包容器1あたりのローラの収納数に応じた数で、互いに対向する位置に形成されている。
図5は、OAローラの軸保持部の拡大図であり、略円形の切欠き孔からなるものである。略円形の切欠き孔6により軸保持部5を構成することで、OAローラ30の軸の拘束力を高めることができる。さらに、図6は、OAローラの軸保持部の拡大図であり、スリット形状からなるものである。スリット6aを設けることで、このスリット6aを介してOAローラ30の軸を軸保持部まで誘導することができるので、梱包容器への組み込み時における立設部の変形を抑止することができる。
また、本発明において、かかる略円形の切欠き孔は、図5,6に示すような一部不連続の円形切断部により形成することが好ましい。すなわち、このような一部不連続の円形切断部を設けておき、OAローラ30を組み込む際に折曲部を折り曲げることで、略円形の切欠き孔6からなる軸保持部を形成することができる。なお、略円形の切欠き孔6のみの場合、一部不連続部分の位置は、上下左右等特に限定されない。軸保持部5をこのように形成することで、切欠き孔6部分の段ボール片が梱包容器本体に保持されることとなる。そのため、完全打ち抜きにより切欠き孔を形成した場合には避けられない段ボール片の発生の問題を解消して、段ボール片の除去の手間をなくすとともに、OAローラ30への段ボール片の付着防止効果を向上することができる。
本発明の梱包容器1は、切起し軸保持部7の溝8の開口部8aを閉塞する蓋部材10を有することが好ましい。これにより、OAローラ30搬送時に、梱包容器1からのOAローラ30の脱落を防止でき、さらに切起し軸保持部7を有する立設部の強度を高めることができる。
また、本発明の梱包容器1は、蓋部材10が、切起し軸保持部7を有する立設部の側面12上部を屈曲して、溝8の開口部8aの上部に延在して形成されてなる第一蓋片部13を有し、第一蓋片部13で溝8の開口部8aを閉塞することが好ましい。かかる蓋部材10は、梱包容器1と一体的に形成されたものであり、コストを低減することができる。
さらに、本発明の梱包容器1は、蓋部材10が、溝8の開口部8aの上部から梱包容器1内側に延在した第一蓋片部13と、第一蓋片部13に連接され、切起し軸保持部7に向けて屈曲した第二蓋片部14と、さらに、第二蓋片部14に連接され、先端を底面2に向けて屈曲して切起し軸保持部7を押さえた保持片部11と、を有することが好ましい。第一蓋片部13と第二蓋片部14を重ねたことによる力を保持片部11に作用させることで、切起し軸保持部7を固定でき、OAローラ30搬送時のOAローラ30のガタツキを防止できる。
また、本発明の梱包容器1は、溝8の開口部8aの上部から延在してなる蓋部材10の両側に突起部16を有し、OAローラ30の軸保持部を備えていない一対の立設部3A,3Bの梱包容器内側上端部に、突起部16と嵌合する切欠き部17を有することが好ましい。これにより、蓋部材10を梱包容器1に固定でき、OAローラ30搬送時のOAローラ30のガタツキをより防止できる。
さらに、本発明の梱包容器1は、軸保持部6を設けた立設部4B近傍の底部2に、梱包容器1の形状を保持する少なくとも1以上の底部の開孔部20を有することが好ましく、底部の開孔部20は、立設部4B近傍の底部2の略中央部分に穿孔されていることが好ましい。さらにまた、立設部4Bの内側下部に突起部を設け、該突起部を底部の開孔部20に挿入して固定することが好ましい。
上記底部の開孔部20の大きさとしては特に限定されないが、横300mm、縦250mm、高さ35mm程度の形状を有する容器において、横40mm、縦10mm程度の開孔であることが好ましい。また、立設部4Bの内側下部の突起部の大きさは、底部の開孔部20の大きさにあわせて適宜調整することが好ましい。かかる底部の開孔部20および突起部を有することで、軸保持部6を設けた立設部4B近傍の底部2が中央で反る、または製品端部と壁が干渉するという問題も回避できる。
さらに、図示する梱包容器1において、軸保持部を有しない立設部3A,3Bの上面には、把手部の開口部19を有する一対の把手部18が形成されていることが好ましい。かかる把手部18を設けることで、把手部の開口部19に指を入れて梱包容器1を容易に持ち運びすることが可能となり、輸送や収納面での利便性を高めることができる。
また、本発明の梱包容器1においては、二対の立設部3A,3B、4A,4Bのうちのいずれか一対4A,4Bが、他方3A,3Bよりも高く形成されていることが好ましい。このように、梱包容器1の外周部全てを同じ高さにせず、立設部の高さに差を設けることで、梱包用器1を積み重ねた際における、上部に載置した容器の裏面と、下部に載置した容器内のOAローラ30とのクリアランスを容易に確保するなど他の物との接触を回避することができ、OAローラ30表面の傷つきを防止することができるとともに、使用する段ボール量(使用量)を減少することが可能となる。これにより、さらなるコストダウンを図ることができ、また、環境性にも優れるものとなる。なお、この立設部の高さの差tは、特に制限はないが、例えば、1〜10mm程度とすることができる。
本発明の梱包容器1は、段ボールのプレス打ち抜き等により一体的に形成することができる。使用する段ボールについては、いかなるものであってもよいが、軽量性や加工性の観点からは、中芯が1層のみである薄いものを用いることが好ましい。
図7は、図1等に示す梱包容器の組立て前の状態を示す平面図である。図示する梱包容器の矩形状の底部1周囲には、互いに対向する二対の立設部3A,3B、および4A,4B(蓋部材10)が一体的に形成されており、立設部3A,3B、および4A,4B(蓋部材10)には、箱状体を形成さす際に容易に屈曲することができるリード罫15が設けられている。これらリード罫15を内側に屈曲することにより、図1等に示す立設部3A、3B、4A、4B(蓋部材10)が形成され、全体として薄底トレー状を呈する箱体形状の梱包容器が形成される。
また、矩形状の底部2には、複数の切起し部7aが形成され、切起し部7a同士の間にリブ部9が形成されている。図3に示すように、かかる切起し部7aは、立設して切起し軸保持部7を形成し、蓋部材10により溝8が閉塞される。さらに、軸保持部5を設けた立設部4B近傍の底部2の略中央部分には底部の開孔部20を有し、立設部4Bの内側下部の突起部21を底部の開孔部20に挿入して固定することができる。
図8および9は、蓋部材の屈曲状態を示す断面図である。また、図10は、ローラを装着した状態の断面図である。これら図8〜図10に基づき、本発明の梱包容器1にOAローラ30を装着させ、蓋部材10によりOAローラ30の軸を保持するとともに、蓋部材10の保持片部11の先端部分にてローラ30の軸31bを保持しながら、切り起し部7の立設状態を保持する方法を説明する。
先ず図8(a)に示すように、切起し軸保持部7および蓋部材10を底部2から立設させた状態で、OAローラ30の一方の軸31aをやや斜め方向から軸保持部5の切欠き孔6内に挿入する。その後、OAローラ30を水平状態に戻しながら、OAローラ30の他方の軸31bを溝8の開口部8aから挿入し、係止部8bに係止させる。
次に、図8(b)に示すように、立設部の側面12の上部をリード罫15部分で屈曲して第一蓋片部13を作製し、さらに内側に屈曲して第二蓋片部14、外側に屈曲して保持片部11を作製する。さらに、図8(c)に示すように、第二蓋片部14を第一蓋片部13側に深く屈曲する。
第二蓋片部14を第一蓋片部13側に深く屈曲した状態で、図9(a)に示すように、第一蓋片部13をローラ側に深く屈曲する。この状態で、保持片部11の先端部分が切起し軸保持部7に接触している。さらに、図9(b)に示すように、第一蓋片部13を水平状態になるようにローラ30側に深く屈曲し、第二蓋片部14を切起し軸保持部7に向けて屈曲し、保持片部11の先端を底面2に向けて屈曲して、切起し軸保持部7を保持片部11で押えて固定する。さらにまた、突起部16を切欠き部17に係止させる。
これにより、図9(b)および図10に示すように、保持片部11の先端部分がOAローラ30の軸31bを保持してOAローラ30のガタツキを防止する。また、この際、保持片部11により切起し軸保持部7が押圧された状態となり、切起し軸保持部7の立設状態を保持することができる。さらに、立設部の側面12の屈曲に際し、リード罫15は屈曲する側に形成されているため、保持片部11の外側方向への反発力により、切起し軸保持部7への押圧力が向上する。さらにまた、上述の逆の方法を行うことで、梱包容器1からOAローラ30を容易に取り出すことができる。
本発明の梱包容器1は、例えば、複数本のOAローラ30を収納した梱包容器1を平状でパレットに載せた状態(図11参照)、あるいは、複数本のOAローラ30を収納した梱包容器1を複数段積み重ねて収納した外箱をパレットに載せた状態(図12参照)等、いかなる搬送形態に適用することも可能である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例)
図1に示すような箱体形状を有するOAローラ用梱包容器を、段ボール(K5W)により製造した。1容器あたりのOAローラの収納本数は15本とした。
(比較例)
1容器あたりのOAローラの収納本数が15本である従来の梱包容器を、ポリプロピレン(PP)により製造した。
実施例および比較例の各梱包容器を用いてOAローラを輸送した際の輸送コストを試算した結果を、下記の表中に示す。
Figure 2009298416
上記表中に示すように、本発明に係る実施例の梱包容器によれば、従来の合成樹脂製梱包容器に比し、大幅なコスト削減が図れることが明らかである。
本発明の一実施の形態に係るOAローラ用梱包容器を示す斜視図である。 図1に示す梱包容器の切起し部を切り起こす前の状態を示す斜視図である。 図1に示す梱包容器の切起し部を切り起した後の状態を示す斜視図である。 図1に示す梱包容器の見る角度を変えた斜視図である。 立設部を示す拡大図である。 立設部を示す拡大図である。 図1に示す梱包容器の組立て前の状態を示す平面図である。 蓋部材の屈曲状態を示す断面図である。 蓋部材の屈曲状態を示す断面図である。 ローラを装着した状態の断面図である。 本発明の梱包容器の搬送形態の一例を示す平面図である。 本発明の梱包容器の搬送形態の他の例を示す平面図である。
符号の説明
1 OAローラ用梱包容器
2 底部
3A,3B、4A,4B 立設部
5 軸保持部
6 切欠き孔
6a スリット
7 切起し軸保持部
7a 切起し部
8 溝
8a 開口部
8b 係止部
9 リブ部
10 蓋部材
11 保持片部
12 立設部の側面
13 第一蓋片部
14 第二蓋片部
15 リード罫
16 突起部
17 切欠き部
18 把手部
19 把手部の開口部
20 底部の開孔部
21 突起部
30 OAローラ
31a,b ローラの軸

Claims (8)

  1. 矩形状の底部と、その周囲に設けられた互いに対向する二対の立設部とからなる箱体形状を有するOAローラ用梱包容器において、
    段ボールにより全体が一体的に形成された組立て式容器であって、
    前記二対の立設部のうちいずれか一対の立設部に、OAローラの軸保持部を備え、
    前記底部に、OAローラの軸を保持するための溝を有する切起し部が形成され、
    該一対の立設部のうち少なくとも一方の立設部のOAローラの軸保持部が、前記切起し部を立設して形成された切起し軸保持部であることを特徴とするOAローラ用梱包容器。
  2. 前記切起し軸保持部の溝の開口部を閉塞する蓋部材を有する請求項1記載のOAローラ用梱包容器。
  3. 前記蓋部材が、前記切起し軸保持部を有する立設部の側面上部を屈曲して、前記溝の開口部の上部に延在して形成されてなる第一蓋片を有し、該第一蓋片で前記溝の開口部を閉塞する請求項2記載のOAローラ用梱包容器。
  4. 前記蓋部材が、前記溝の開口部の上部から梱包容器内側に延在した第一蓋片部と、
    該第一蓋片に連接され、前記切起し軸保持部に向けて屈曲した第二蓋片部と、
    さらに、該第二蓋片に連接され、先端を前記底面に向けて屈曲して前記切起し軸保持部を押さえた保持片部と、を有する請求項3記載のOAローラ用梱包容器。
  5. 前記溝の開口部の上部から延在してなる前記蓋部材の両側に突起部を有し、OAローラの軸保持部を備えていない一対の立設部の梱包容器内側上端部に、前記突起部と嵌合する切欠き部を有する請求項2〜4のうちいずれか一項記載のOAローラ用梱包容器。
  6. 前記底部に複数の前記切起し部が形成され、該切起し部同士の間にリブ部を有する請求項1〜5のうちいずれか一項記載のOAローラ用梱包容器。
  7. 前記一方の立設部と対向する立設部の軸保持部が、略円形の切欠き孔からなる請求項1〜6のうちいずれか一項記載のOAローラ用梱包容器。
  8. 前記切欠き孔が、一部不連続の円形切断部により形成される請求項7記載のOAローラ用梱包容器。
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