JP6421045B2 - 箱型容器 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される箱型容器に関する。
従来、物品の運搬等に使用される箱型容器は、略矩形状の底壁部と、底壁部の外周縁から上方に延出する側壁部とを備えており、上方の開口から物品を出し入れする構成となっている。このような箱型容器に関しては、種々の発明がなされており、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。
特許文献1記載の箱型容器(中仕切り容器)は、底部と側壁とを有しており、中仕切り部材を取り付けることによって、その内部を複数領域に区分可能に構成されている。特許文献1においては、相互に対向する側壁の上端フランジに当接するように、仕切り挿入部材が形成されており、側壁内面の上部から上端フランジまで達する縦長スリットを有している。即ち、特許文献1記載の箱型容器は、仕切り挿入部材の縦長スリットに対して、中仕切り部材の側壁用挿入片を挿入することによって、容器内部を複数領域に区分可能に構成されている。
特開2013−129449号公報
ここで、箱型容器は、下側の箱型容器の内側に上側の箱型容器の下部を挿入させるようにして、上下に段積み(スタッキングやネスティング)ができるように構成されている。スタッキング状態やネスティング状態で、箱型容器を上下に段積みすることによって、運搬作業時における運搬効率や、倉庫保管時における収納効率を高めることができる。
特許文献1記載の箱型容器においては、仕切り挿入部材の容器外側部分が下方に位置する容器の上端フランジに当接することによって、ネスティング状態での段積みを実現している為、ネスティング状態で段積みした場合の収納効率(占有スペース)が制限されてしまう。
又、特許文献1記載の箱型容器の場合、仕切り挿入部材は、上端フランジの下方であって側壁の上端部に形成されている為、中仕切り部材の上縁は、容器開口部に位置した状態で配設される。この場合、当該箱型容器内部で区分された領域から、内容物を取り出すことが困難になってしまう。
複数領域からの内容物の取り出しやすさを改善する為に、中仕切り部材の上縁の位置を容器開口部よりも下方に位置することも考えられる。特許文献1記載の箱型容器の場合、中仕切り部材の上縁を下方に位置させるためには、仕切り挿入部材の位置も、側壁の下方に位置させることが必要となる。上述したように、ネスティング状態で段積みする場合、中仕切り部材が下方に位置する容器の上端フランジに当接する為、ネスティング状態で段積みした場合の収納効率(占有スペース)の低下を招いてしまう。
本発明は、物品の運搬等に使用される箱型容器に関し、仕切部材を取り付けた場合の利便性を高めつつ、段積み時における効率を高め得る箱型容器を提供する。
請求項1に係る箱型容器は、略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側縁部から上方に夫々延出する側壁部と、を有する箱型容器であって、前記側壁部は、複数の前記箱型容器をネスティング状態で段積みする際に、当該箱型容器に対する上側の箱型容器の位置を制限するネスティング制限部と、相互に対向する側壁部の高さ方向における中間位置において、当該中間位置の上方部分よりも当該箱型容器の内側方向へ突出する段部と、前記段部の下方となる位置に形成され、当該箱型容器の内部を仕切る仕切部材の端部が挿入される仕切挿入孔と、を有し、前記仕切部材は、当該仕切部材の両端に形成され、前記側壁部に形成された前記仕切挿入孔に挿入される取付部を有しており、前記取付部の先端の間を結ぶ前記仕切部材の全長は、前記段部の下方における一対の側壁部内面の間の下部寸法よりも大きく、且つ、前記段部の上方における一対の側壁部外面の間の上部寸法よりも小さいことを特徴とする。
請求項2に係る箱型容器は、請求項1記載の箱型容器であって、複数の前記箱型容器がネスティング状態で段積みされた場合、上側の箱型容器に取り付けられた仕切部材が、下側の箱型容器の段部の上方における一対の側壁部内面の間に配置されると共に、下側の箱型容器の前記段部の下方における一対の側壁部内面の間には、上側の箱型容器の底壁部下面と下側の箱型容器に取り付けられた仕切部材の上端とによって、接触回避空間が形成されることを特徴とする。
そして、請求項に係る箱型容器は、請求項1又は請求項2記載の箱型容器であって、前記側壁部は、複数の前記箱型容器をスタッキング状態で段積みする際に、下側の箱型容器における前記側壁部の上端面と接触することで、上側及び下側の箱型容器の相対位置を制限するスタッキング制限部を有することを特徴とする。
そして、請求項4に係る箱型容器は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の箱型容器であって、前記段部は、当該段部の上面から前記仕切挿入孔へ向かって延び、前記仕切部材の端部を案内するガイド溝を有しており、当該ガイド溝は、前記箱型容器の内側程、下方に位置するように傾斜していることを特徴とする。
請求項1に係る箱型容器は、底壁部と、側壁部とを有する箱状に形成されており、内部に内容物を収容可能に構成されている。当該箱型容器は、各側壁部にネスティング制限部を有している為、複数の前記箱型容器をネスティング状態で段積みすることができる。そして、当該箱型容器において、側壁部は、段部と、仕切挿入孔を有している為、段部よりも下方に上縁が位置する状態で、仕切部材を取り付けることができ、仕切部材を取り付けた状態での内容物の取り出し作業等における利便性を高めることができる。又、仕切部材を取り付けた状態で段積みして、ネスティング状態にすることができるので、当該箱型容器は、ネスティング状態で段積みする場合の作業効率を高めることができる。又、当該箱型容器によれば、段部よりも下方に仕切挿入孔を形成している為、仕切部材の端部の抜けを防止することができる。
請求項に係る箱型容器によれば、側壁部は、スタッキング制限部を有している為、下側の箱型容器における前記側壁部の上端面と接触することで、上側及び下側の箱型容器の相対位置を制限することができ、複数の前記箱型容器をスタッキング状態で段積みすることができる。即ち、当該箱型容器によれば、仕切部材を取り付けたままで、ネスティング状態での段積みに加え、スタッキング状態での段積みを行うことができるので、より利便性を高めることができる。
請求項に係る箱型容器において、前記仕切部材は、当該仕切部材の両端に形成され、前記側壁部に形成された前記仕切挿入孔に挿入される取付部を有しており、前記取付部の先端の間を結ぶ前記仕切部材の全長は、前記段部の下方における一対の側壁部内面の間の下部寸法よりも大きく形成されている。従って、当該箱型容器によれば、仕切部材の取付部を、側壁部の仕切挿入孔に挿入することで、対向する一対の側壁部の間に亘って仕切部材を取り付けることができ、確実に内部を区分することができる。そして、前記取付部の先端の間を結ぶ前記仕切部材の全長は、前記段部の上方における一対の側壁部外面の間の上部寸法よりも小さく形成されている為、当該箱型容器によれば、仕切部材の取付部を破損させることなく、仕切部材を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みすることができる。
請求項4に係る箱型容器によれば、前記側壁部の段部は、当該段部の上面から前記仕切挿入孔へ向かって延び、前記仕切部材の端部を案内するガイド溝を有しており、当該ガイド溝は、前記箱型容器の内側程、下方に位置するように傾斜している為、仕切部材の端部を仕切挿入孔に対して、容易且つ確実に取り付けることができる。
本実施形態に係る箱型容器の外観斜視図である。 本実施形態に係る箱型容器の底部の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る箱型容器の側面図である。 本実施形態に係る箱型容器の側断面図である。 本実施形態に係る仕切部材の構成を示す外観斜視図である。 仕切部材の装着作業時における箱型容器の説明図である。 仕切部材の装着作業時における箱型容器の側断面図である。 仕切部材を装着した状態の箱型容器の側断面図である。 仕切部材を装着した状態の箱型容器の外観斜視図である。 スタッキング状態の箱型容器の外観斜視図である。 スタッキング状態の箱型容器の側断面図である。 ネスティング状態の箱型容器の外観斜視図である。 ネスティング状態の箱型容器の側断面図である。
以下、本発明に係る箱型容器を、箱型容器1に適用した実施形態に基づいて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(箱型容器の概略構成)
本実施形態に係る箱型容器1の概略構成について、図1〜図4等を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態に係る箱型容器1は、相対する一対の長辺部と相対する一対の短辺部とを備える略矩形板状の底壁部5と、底壁部5の周縁部全周域から上方に延出する周壁部10と、を有しており、上方が開放された箱型に形成されている(図1〜図4参照)。当該箱型容器1は、樹脂材料(例えば、ポリプロピレン等)により構成されており、型成形によって底壁部5や周壁部10等を一体的に形成している。
そして、当該箱型容器1は、その内部に部品等の内容物を収容し、運搬・保管等を行う際に用いられる。当該箱型容器1は、後に詳細に説明するが、箱型容器1は、積み重ねる向きを適宜変えることで、スタッキング状態での段積み(図10、図11参照)と、及ネスティング状態での段積み(図12、図13参照)との両方が可能なSNコンテナとして構成されている。尚、当該箱型容器1は、何れの部位においても肉厚がほぼ一定に形成されている。
底壁部5は、上述したように、相対する一対の長辺部と相対する一対の短辺部とを備える略矩形板状に形成され、多数の穴6を有している。当該穴6は、水抜き孔等として利用可能に構成されている。
周壁部10は、底壁部5の各長辺側端縁から上方に延出する長辺側側壁部20と、底壁部5の各短辺側端縁から上方に延出する短辺側側壁部25とを有して構成されており、フランジ部11と、段部16と、穴6と同様に水抜き孔等として利用可能な多数の連通穴18と、仕切挿入孔19を有している。当該周壁部10(各長辺側側壁部20、短辺側側壁部25)は、型抜きの都合上、上方に向けて周壁部10の外周側に若干傾斜して延びている。
フランジ部11は、箱型容器1の周壁部10における上縁部から外周方向に向かって水平に延出しており、支脚受部12と、第1補強リブ13と、第2補強リブ14と、連結リブ15と、補強部15Aとを有している。当該フランジ部11は、箱型容器1の運搬作業に際して、作業者の手が掛けられる持ち手部分としても機能する。
支脚受部12は、フランジ部11の上面に形成されており、図10、図11に示すように、スタッキング状態で箱型容器1を段積みした場合に、上方に位置する箱型容器1の支脚(例えば、後述する長辺側支脚21等)を受けて、上方の箱型容器1を支持する。当該支脚受部12は、本発明におけるスタッキング制限部の一部を構成する。
第1補強リブ13は、周壁部10(長辺側側壁部20、短辺側側壁部25)の上縁部から外側に突出形成されており、フランジ部11の上面を構成する。第2補強リブ14は、第1補強リブ13と並行となるようにして延在しており、フランジ部11の下面を構成している。そして、連結リブ15は、一定の間隔で第1補強リブ13と第2補強リブ14との間を連結するように構成されており、フランジ部11の剛性を高めている。
そして、補強部15Aは、各長辺側側壁部20の長手方向中央部におけるフランジ部11に配置されており、第1補強リブ13、第2補強リブ14及び2つの連結リブ15に隣接している。当該補強部15Aは、長辺側側壁部20の壁面の一部を構成しており、連通穴18等のない等の無いベタ面として形成されている。従って、当該補強部15Aは、連結リブ15等と協働することによって、当該箱型容器1の剛性を高めている。
そして、段部16は、周壁部10(長辺側側壁部20、短辺側側壁部25)の高さ方向における中間位置において、中間位置に対する上方部分よりも下方部分を当該箱型容器1の内側方向に突出するように形成されている(図4等参照)。
長辺側側壁部20における段部16の上面には、複数のガイド溝17が所定間隔で形成されており、その下方には、仕切挿入孔19が形成されている。当該ガイド溝17は、箱型容器1の内側に向かう程、下側に位置するように傾斜して形成されている。そして、当該ガイド溝17は、後述する仕切部材50を箱型容器1に取り付ける際に、図5等に示す仕切部材50の端縁(即ち、取付突部52)をガイドし、仕切挿入孔19内部へ導く。
即ち、当該箱型容器1によれば、各ガイド溝17を傾斜して形成することによって、仕切挿入孔19に対して、仕切部材50の取付突部52を、容易かつ確実に挿入させることができ、もって、仕切部材50の取付作業に係る利便性を高めることができる。
(長辺側側壁部の構成)
図1〜図4に示すように、長辺側側壁部20は、底壁部5における長辺側端縁から上方に延出形成されており、周壁部10の一部を構成する。従って、長辺側側壁部20は、上述したフランジ部11と、段部16と、ガイド溝17と、仕切挿入孔19を有している。
各長辺側側壁部20は、その特徴的な構成として、長辺側支脚21と、長辺側凹部22と、情報表示部23を有している。長辺側支脚21及び長辺側凹部22は、各長辺側側壁部20において夫々2つずつ形成されている。そして、情報表示部23は、各長辺側側壁部20の長手方向中央部分において、連通穴18等の無いベタ面として形成されており、箱型容器1に収容された内容物の情報(例えば、名称や宛先)等を表示可能に構成されている。当該情報表示部23の上方に位置するフランジ部11においては、連結リブ15及び補強部15Aが形成されている。
従って、当該箱型容器1によれば、ベタ面として構成された情報表示部23と、フランジ部11における連結リブ15及び補強部15Aの配設位置が上下方向に並んでいる為、箱型容器1の剛性を高めることができる。又、当該長辺側側壁部20における肉厚は、補強部15Aが最も大きく、次いで、情報表示部23の肉厚となるように形成されており、長辺側側壁部20の段部16下方に位置する壁面の肉厚が最も薄く形成されている。このように構成することによって、当該箱型容器1は、上下方向に作用する荷重に対する剛性を高めると共に、ひねり変形に対する剛性を高めることができる。即ち、長辺側側壁部20のように、連通穴18や仕切挿入孔19が多数形成されている場合であっても、フランジ部11を持ち手として使用可能な強度を確保することができる。
図1〜図4等に示すように、各長辺側支脚21は、長辺側側壁部20の外側面から外側へ突出形成されており、フランジ部11の下部から箱型容器1底面のやや上方に亘って上下方向に延びている。そして、各長辺側凹部22は、長辺側側壁部20の上端から中間位置に亘って、長辺側側壁部20の内面側を外側方向に窪んで形成されている。当該長辺側凹部22は、他の箱型容器1に形成された長辺側支脚21を収容可能に形成されている。
長辺側側壁部20の長手方向一方側(後述する第1短辺側側壁部30側)において、長辺側凹部22は、長辺側側壁部20における長手方向一方側における端部近傍に形成されており、長辺側支脚21は、当該長辺側凹部22に対して、長手方向中央部側に隣接するように形成されている。
一方、長辺側側壁部20の長手方向他方側(後述する第2短辺側側壁部40側)においては、長辺側支脚21は、長辺側側壁部20における長手方向他方側における端部近傍に形成されており、長辺側凹部22は、当該長辺側支脚21に対して、長手方向中央部側に隣接するように形成されている。
即ち、長手方向他方側における長辺側支脚21は、長辺側側壁部20の長手方向中央部を基準として、長手方向一方側における長辺側凹部22と等距離となる位置に形成されている。又、長手方向他方側における長辺側凹部22は、長辺側側壁部20の長手方向中央部を基準として、長手方向一方側における長辺側支脚21と等距離となる位置に形成されている。
このように構成されている為、複数の箱型容器1をネスティング状態で段積みする場合、各長辺側支脚21は、夫々長辺側凹部22の内部に収容され、長辺側支脚21の下端が長辺側凹部22の底部に当接する。これにより、上側の箱型容器1を、下側の箱型容器1における中間位置まで進入させることができ、上側の箱型容器1の中間位置から下方を下側の箱型容器1の内側に収めて、ネスティング状態での段積みを実現することができる。即ち、長辺側支脚21及び長辺側凹部22は、本発明におけるネスティング制限部を構成する。
(短辺側側壁部の構成)
図1〜図4に示すように、箱型容器1の周壁部10は、一対の短辺側側壁部25を有している。以下の説明において、長辺側側壁部20の長手方向一方側に位置する短辺側側壁部25を、第1短辺側側壁部30といい、長辺側側壁部20の長手方向他方側に位置する短辺側側壁部25を、第2短辺側側壁部40という。そして、第1短辺側側壁部30及び第2短辺側側壁部40は、周壁部10の一部を構成する為、上述したフランジ部11と、段部16とを有している。
第1短辺側側壁部30は、その特徴的な構成として、第1短辺側支脚31と、第1短辺側凹部32とを夫々2つずつ有している。各第1短辺側支脚31は、第1短辺側側壁部30の両端側(各長辺側側壁部20との接続部)近傍に形成されている。各第1短辺側支脚31は、第1短辺側側壁部30の外側面から外側へ突出形成されており、フランジ部11の下部から箱型容器1底面のやや上方に亘って上下方向に延びている。
そして、各第1短辺側凹部32は、第1短辺側側壁部30の上端から中間位置に亘って、第1短辺側側壁部30の内面側を外側方向に窪んで形成されている。当該第1短辺側凹部32は、各第1短辺側支脚31に隣接配置され、箱型容器1の中央を基準として、後述する第2短辺側支脚41の対称位置に形成されている為、他の箱型容器1に形成された第2短辺側支脚41を収容可能に形成されている。
第2短辺側側壁部40は、その特徴的な構成として、第2短辺側支脚41と、第2短辺側凹部42とを夫々2つずつ有している。各第2短辺側支脚41は、各第2短辺側凹部42に対して隣接して配置され、各第1短辺側凹部32の対称位置に形成されている。そして、各第2短辺側支脚41は、第2短辺側側壁部40の外側面から外側へ突出形成されており、フランジ部11の下部から箱型容器1底面のやや上方に亘って上下方向に延びている。
そして、各第2短辺側凹部42は、第2短辺側側壁部40の上端から中間位置に亘って、第2短辺側側壁部40の内面側を外側方向に窪んで形成されている。当該第2短辺側凹部42は、第2短辺側側壁部40の両端側(各長辺側側壁部20との接続部)近傍に形成されている。即ち、各第2短辺側凹部42は、箱型容器1の中央を基準として、第1短辺側支脚31の対称位置に形成されている為、他の箱型容器1に形成された第1短辺側支脚31を収容可能に形成されている。
第1短辺側側壁部30及び第2短辺側側壁部40をこのように形成することによって、複数の箱型容器1を段積みする際に、下側の第1短辺側側壁部30に対して、上側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40が位置するように段積みすれば、下側の第1短辺側凹部32内部に上側の第2短辺側支脚41が収容され、下側の第2短辺側凹部42内部に上側の第1短辺側支脚31が収容され、第2短辺側支脚41の下端が第1短辺側凹部32の底部に、第1短辺側支脚31の下端が第2短辺側凹部42の底部に夫々当接する。これにより、上側の箱型容器1を、下側の箱型容器1における中間位置まで進入させることができ、上側の箱型容器1の中間位置から下方を下側の箱型容器1の内側に収めて、ネスティング状態での段積みを実現することができる。即ち、第1短辺側支脚31及び第1短辺側凹部32、第2短辺側支脚41及び第2短辺側凹部42は、本発明におけるネスティング制限部を構成する。
尚、上側の箱型容器1における長辺側凹部22、第1短辺側凹部32、第2短辺側凹部42を、下側の箱型容器1におけるフランジ部11上面(例えば、支脚受部12)に当接させることによって、ネスティング状態での段積みを行ってもよい。即ち、長辺側凹部22、第1短辺側凹部32、第2短辺側凹部42と、フランジ部11上面(例えば、支脚受部12)を、本発明におけるネスティング制限部とすることも可能である。又、この場合において、上側の箱型容器1における各支脚の下端が下側の箱型容器1における各凹部の底部に当接していても良いし、下側の箱型容器1における各凹部内に進入するだけでも良い。
(仕切部材の構成)
続いて、上述のように形成された箱型容器1に対して取り付けられる仕切部材50について、図5等を参照しつつ詳細に説明する。当該仕切部材50は、箱型容器1の内部を複数の領域に区分する為に取り付けられる部材であって、仕切本体部51と、取付突部52と、下部固定片53とを有している。
仕切本体部51は、合成樹脂で一体成形された弾性変形可能な略矩形を為す板状に形成されており、周壁部10の中間位置に対応する高さ寸法を有している。取付突部52は、仕切本体部51の上部両端側に形成されており、仕切部材50を箱型容器1に取り付ける際に、仕切挿入孔19内部に挿入される。各取付突部52は、ガイド溝17の幅よりやや薄く形成されており、当該取付突部52の下端縁は、仕切部材50の内側に向かう程、下方に位置するように傾斜している。仕切部材50の取付突部52がガイド溝17と協働することによって、仕切部材50の取付作業性を向上することができる。尚、各取付突部52は、本発明における取付部の一例である。
各下部固定片53は、仕切本体部51の下端縁の2か所において、下方に向かって突出形成されており、底壁部5に形成された穴6内に挿入可能に構成されている。下部固定片53は、底壁部5の穴6と協働することによって、仕切部材50の下端を底壁部5における所定位置に保持する機能を果たす。
尚、仕切本体部51における一方側に位置する取付突部52の先端から、他方側に位置する取付突部52の先端までの寸法を、突部間寸法Lという。
(仕切部材の取付作業)
続いて、本実施形態に係る箱型容器1に対して、仕切部材50を取り付ける際の取付作業について、図6〜図9を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下の説明においては、箱型容器1の相互に対向する一対の長辺側側壁部20において、段部16よりも下方にあたる内側面の間における寸法を、下部内壁間寸法DAといい、段部16よりも上方にあたる外側面の間の寸法を、上部外壁間寸法DBという(図11、図13参照)。
箱型容器1に対して仕切部材50を取り付けることによって、箱型容器1内部を複数領域に区分する場合、ユーザは、各長辺側側壁部20の間を、箱型容器1内部における所望の位置に向かって、仕切部材50を上方から下方へ入れてゆく。この時、仕切部材50の各取付突部52は、各長辺側側壁部20の段部16より上方部分における内壁面に沿って移動していく(図6、図7参照)。
各長辺側側壁部20の段部16近傍に到達すると、ユーザは、所望の位置に形成されたガイド溝17に対して、仕切部材50の取付突部52を夫々嵌合させて、仕切部材50を更に下方へ移動させる。この時、ガイド溝17は、内側下方に向かって傾斜している為、取付突部52がガイド溝17から離脱することなく、仕切部材50を下方へ移動させることができる。そして、長辺側側壁部20における段部16の下方は、段部16の上方よりも箱型容器1の内側に位置している為、仕切部材50は、下方への移動に伴って撓み変形する。
又、長辺側側壁部20における各ガイド溝17の下方には、仕切挿入孔19がそれぞれ形成されている為、仕切部材50を下方に移動させていくと、仕切部材50の各取付突部52は、ガイド溝17から外れるとほぼ同時に、すぐ下方に位置する仕切挿入孔19内にそれぞれ挿入される(図8参照)。同時に、仕切部材50の下端に形成された下部固定片53は、底壁部5に形成された穴6に進入し、仕切部材50の下端を所定位置に保持することができる。
図8等に示すように、各仕切挿入孔19は、長辺側側壁部20の段部16よりも下方に形成されている為、当該箱型容器1によれば、各仕切挿入孔19内における上方への移動を制限することができ、もって、仕切挿入孔19からの取付突部52の抜けを防止することができる。
又、各仕切挿入孔19は、長辺側側壁部20における段部16よりも下方に形成されており、下部内壁間寸法DAは、一対の長辺側側壁部20において、段部16よりも下方にあたる内側面の間における寸法である。本実施形態において、仕切部材50の突部間寸法Lは、下部内壁間寸法DAよりも大きく形成されている(図5、図11、図13参照)。従って、当該箱型容器1によれば、仕切部材50の各取付突部52を、夫々、対向する長辺側側壁部20の仕切挿入孔19内に確実に挿入することができ、確実に仕切部材50を取り付けることができる。
本実施形態に係る箱型容器1においては、仕切部材50の取付突部52を、仕切挿入孔19に夫々挿入すると同時に、下部固定片53を底壁部5の穴6に挿入することで、箱型容器1に対する仕切部材50の取付作業を完了する。このように、仕切部材50を取り付けることで、箱型容器1内部における下側部分(段部16よりも下方)を、複数の領域に区分することができる(図8、図9参照)。
(スタッキング状態での段積み)
次に、本実施形態に係る箱型容器1を、スタッキング状態で段積みする場合の動作について、図10、図11を参照しつつ説明する。本実施形態においては、複数の箱型容器1を段積みする際に、下側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30に対して、上側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30が位置するように段積みすることで、スタッキング状態での段積みを行い得る。尚、この時、下側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40に対して、上側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40が位置する。
この場合、上側の箱型容器1における各長辺側側壁部20の長辺側支脚21は、それぞれ、下側に位置する箱型容器1の長辺側側壁部20上部に形成された支脚受部12と当接する。又、上側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30の第1短辺側支脚31は、下側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30上部に形成された支脚受部12と当接し、同時に、上側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40の第2短辺側支脚41は、下側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40上部に形成された支脚受部12と当接する。
これにより、当該箱型容器1によれば、下側の箱型容器1の内側空間を極力狭めることなく、複数の箱型容器1を上下に段積みすることができ、スタッキング状態での段積みを実現し得る。そして、当該箱型容器1は、スタッキング状態での段積みを行うことによって、物品を収容した複数の箱型容器1を、周壁部10の外周方向における位置ずれを抑止しつつ段積みして、運搬・保管等を行うことができる。
尚、本実施形態における各支脚(即ち、長辺側支脚21、第1短辺側支脚31、第2短辺側支脚41)と、周壁部10における支脚受部12は、上述したように、下側の箱型容器1に対する上側の箱型容器1の挿入量を開口近傍に制限する為、本発明におけるスタッキング制限部として機能する。
(ネスティング状態での段積み)
続いて、本実施形態に係る箱型容器1を、ネスティング状態で段積みする場合の動作について、図12、図13を参照しつつ説明する。本実施形態においては、複数の箱型容器1を段積みする際に、下側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30に対して、上側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40が位置するように段積みすることで、ネスティング状態での段積みを行い得る。尚、この時、下側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40に対して、上側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30が位置する。
この場合、上側の箱型容器1における各長辺側側壁部20の長辺側支脚21は、それぞれ、フランジ部11に対する干渉を回避して、下側に位置する箱型容器1の長辺側側壁部20の長辺側凹部22内に収容されて支持される。又、上側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30の第1短辺側支脚31は、フランジ部11に対する干渉を回避して、下側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40の第2短辺側凹部42内に収容されて支持され、同時に、上側の箱型容器1における第2短辺側側壁部40の第2短辺側支脚41は、フランジ部11に対する干渉を回避して、下側の箱型容器1における第1短辺側側壁部30の第1短辺側凹部32内に収容されて支持される。
これにより、上側の箱型容器1における各支脚(長辺側支脚21、第1短辺側支脚31、第2短辺側支脚41)の下端と、下側の箱型容器1における各凹部(長辺側凹部22、第1短辺側凹部32、第2短辺側凹部42)の底部が当接するまで、上側の箱型容器1の中間位置から下方を下側の箱型容器1の内側に収めることができる。即ち、上側の箱型容器1における各支脚と、下側の箱型容器1における各凹部によって、下側の箱型容器1に対する上側の箱型容器1の挿入量が規定される。
尚、本実施形態における各支脚(即ち、長辺側支脚21、第1短辺側支脚31、第2短辺側支脚41)と、各凹部(即ち、長辺側凹部22、第1短辺側凹部32、第2短辺側凹部42)は、上述したように、下側の箱型容器1に対する上側の箱型容器1の挿入量を、中間位置に制限する為、本発明におけるネスティング制限部として機能する。
この結果、当該箱型容器1によれば、複数の箱型容器1を極力嵩張らないように上下に段積みすることができ、ネスティング状態での段積みを実現し得る。当該箱型容器1によれば、ネスティング状態での段積みを行うことによって、空の箱型容器1の運搬・保管効率を高めることができる。
図13に示すように、下側の箱型容器1に仕切部材50を取り付けた場合であっても、仕切部材50の上端縁は、下側の箱型容器1における段部16よりも下方に位置する為、下側の箱型容器1に仕切部材50を取り付けたままで、ネスティング状態での段積みを行うことができ、ネスティング状態で段積みした場合の収納効率を高めることができる。
又、本実施形態では、ネスティング状態で段積みした場合、上側の箱型容器1の底壁部5下面が下側の箱型容器1に取り付けた仕切部材50の上端に接触しない接触回避空間が形成されている。従って、内容物を収容した結果、上側の箱型容器1の底壁部5に撓みが生じてしまっていても、接触回避空間が形成されている為、下側の箱型容器1における仕切部材50と接触することはない。即ち、当該箱型容器1によれば、ネスティング状態で段積みした場合に、下側の箱型容器1に取り付けた仕切部材50が上側の箱型容器1の底壁部5下面に接触して、当該仕切部材50が破損してしまうことや、ネスティング状態で段積みした場合の収納効率低下を防止することができる。
ネスティング状態で段積みした場合、上側の箱型容器1の中間位置から下方が下側の箱型容器1の内側に収容され、下側の箱型容器1内部における中間位置から上方部分に、上側の箱型容器1の下部が位置する。ここで、上部外壁間寸法DBは、相互に対向する長辺側側壁部20において、段部16よりも上方にあたる外側面の間の寸法を示し、仕切部材50の突部間寸法Lは、上部外壁間寸法DBよりも短く形成されている。
従って、仕切部材50を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みした場合であっても、仕切部材50の取付突部52が、下側の箱型容器1における長辺側側壁部20の上部と接触することはない。即ち、当該箱型容器1によれば、仕切部材50を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みする際の利便性を高め、下部の箱型容器1との接触に起因する取付突部52の破損を防止し得る。
以上説明したように、本実施形態に係る箱型容器1は、底壁部5と、周壁部10とを有する上方が開放された箱状に形成されており、内部に内容物を収容可能に構成されている。当該箱型容器1は、周壁部10を構成する一対の長辺側側壁部20と、第1短辺側側壁部30と、第2短辺側側壁部40について、支脚(長辺側支脚21、第1短辺側支脚31、第2短辺側支脚41)及び凹部(長辺側凹部22、第1短辺側凹部32、第2短辺側凹部42)を有している為、複数の箱型容器1をネスティング状態で段積みすることができる(図12、図13参照)。
当該箱型容器1において、各長辺側側壁部20は、段部16と、仕切挿入孔19を有している為、段部16よりも下方に上縁が位置する状態で、仕切部材50を取り付けることができ(図9〜図13参照)、仕切部材50を取り付けた状態での内容物の取り出し作業等における利便性を高めることができる。
図12、図13に示すように、仕切部材50を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みすることができるので、箱型容器1は、仕切部材50の取り外し作業等を省略することができ、もって、ネスティング状態での段積みに関する作業効率を高め得る。又、当該箱型容器1において、各仕切挿入孔19は、長辺側側壁部20の段部16よりも下方に形成されている為、仕切部材50の取付突部52の抜けを防止することができる。
そして、当該箱型容器1においては、一対の長辺側側壁部20と、第1短辺側側壁部30と、第2短辺側側壁部40には、それぞれ支脚(長辺側支脚21、第1短辺側支脚31、第2短辺側支脚41)と、支脚受部12が形成されており、下側の箱型容器1における支脚受部12に対して、上側の箱型容器1の支脚下端を当接させることができる。即ち、当該箱型容器1は、ネスティング状態での段積みに加え、スタッキング状態での段積みを行い得る。即ち、当該箱型容器1によれば、仕切部材50を取り付けたままで、ネスティング状態での段積み(図12、図13参照)に加え、スタッキング状態での段積み(図10、図11参照)を行うことができるので、より利便性を高めることができる。
図5、図11、図13に示すように、仕切部材50における突部間寸法Lは、下部内壁間寸法DAよりも大きく形成されている。上述したように、仕切挿入孔19は、長辺側側壁部20の段部16よりも下方に形成されている為、当該箱型容器1によれば、仕切部材50の取付突部52を、対向する長辺側側壁部20の仕切挿入孔19内に確実に挿入し、対向する一対の長辺側側壁部20の間に亘って仕切部材50を取り付けることができ、もって、確実に箱型容器1の内部を区分することができる。
更に、仕切部材50における突部間寸法Lは、上部外壁間寸法DBよりも短く形成されている為、仕切部材50を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みした場合であっても、仕切部材50の取付突部52が、下側の箱型容器1における長辺側側壁部20の上部と接触することはない(図13参照)。即ち、当該箱型容器1によれば、仕切部材50を取り付けたまま、ネスティング状態で段積みする際の利便性を高め、下部の箱型容器1との接触に起因する取付突部52の破損を防止し得る。
図6等に示すように、長辺側側壁部20における段部16には、複数のガイド溝17が形成されており、各ガイド溝17は、段部16の上面から仕切挿入孔19へ向かって延びている。そして、各ガイド溝17は、箱型容器1の内側へ向かう程、下方に位置するように傾斜している。従って、当該箱型容器1によれば、仕切部材50の取付突部52を、ガイド溝17に沿って、仕切挿入孔19へ向かって移動させることができ、箱型容器1に対して仕切部材50を容易かつ確実に取り付けることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本発明に係る箱型容器1は、ネスティング状態での段積みと、スタッキング状態での段積みとの両者を行い得るように構成されていたが、この態様に限定されるものではない。本発明は、ネスティング状態での段積みが可能な箱型容器であれば適用することが可能である。
又、箱型容器1におけるネスティング状態での段積みと、スタッキング状態での段積みを実現する構成は、上述した実施形態に係る構成に限定されるものではなく、ネスティング状態での段積みと、スタッキング状態での段積みを実現可能な構成であれば、種々の方法を採用することができる。
そして、上述した実施形態においては、底壁部5に多数の穴6を形成すると共に、周壁部10に多数の連通穴18を形成していたが、この態様に限定されるものではない。底壁部5を、穴6のない板状に形成することも可能である。周壁部10については、仕切挿入孔19が形成されていればよく、それ以外の連通穴18が形成されていない態様を採用することも可能である。
又、上述した実施形態において、仕切部材50は、一対の長辺側側壁部20の間に亘って配設される構成(図6〜図13参照)であったが、この態様に限定されるものではない。第1短辺側側壁部30と第2短辺側側壁部40の間に亘って、仕切部材を配設可能に構成することも可能である。
そして、上述した実施形態においては、仕切部材50の取付突部52を、本発明における取付部とし、各取付突部52を仕切挿入孔19に対して挿入することによって、仕切部材50を取り付けていたが、この態様に限定されるものではない。本発明における取付部は、仕切部材の両端に位置し、仕切部材を取り付ける際に、仕切挿入孔に挿入される部分であれば、種々の態様を採用することができる。
例えば、仕切部材の端部全体を仕切挿入孔に挿入する構成とし、仕切部材の端部全体を取付部としてもよい。この場合、仕切部材が仕切挿入孔内部を通過して脱落してしまうことを防止する為、仕切部材に抜け止めを形成することが望ましい。抜け止めの構成としては、上述した実施形態のように、底壁部の穴に挿入可能な下部固定片を仕切部材の下端縁に形成してもよいし、板状に形成された仕切本体部に対して鉛直な方向に突出する抜け止めを形成して、仕切挿入孔内を挿通する際に、長辺側側壁部の内壁面と接触するように構成することも可能である。そして、仕切部材の端部全体を仕切挿入孔に挿入する構成の場合、上下方向に関する仕切挿入孔の内径は、上下方向に関する仕切部材の幅に影響を及ぼすので、上下方向に関する仕切挿入孔の内径を適宜変更することができる。
1 箱型容器
5 底壁部
10 周壁部
12 支脚受部
16 段部
17 ガイド溝
19 仕切挿入孔
20 長辺側側壁部
21 長辺側支脚
22 長辺側凹部
25 短辺側側壁部
30 第1短辺側側壁部
31 第1短辺側支脚
32 第1短辺側凹部
40 第2短辺側側壁部
41 第2短辺側支脚
42 第2短辺側凹部
50 仕切部材
52 取付突部
L 突部間寸法
DA 下部内壁間寸法
DB 上部外壁間寸法

Claims (4)

  1. 略矩形板状の底壁部と、
    前記底壁部の各側縁部から上方に夫々延出する側壁部と、を有する箱型容器であって、
    前記側壁部は、
    複数の前記箱型容器をネスティング状態で段積みする際に、当該箱型容器に対する上側の箱型容器の位置を制限するネスティング制限部と、
    相互に対向する側壁部の高さ方向における中間位置において、当該中間位置の上方部分よりも当該箱型容器の内側方向へ突出する段部と、
    前記段部の下方となる位置に形成され、当該箱型容器の内部を仕切る仕切部材の端部が挿入される仕切挿入孔と、を有し、
    前記仕切部材は、
    当該仕切部材の両端に形成され、前記側壁部に形成された前記仕切挿入孔に挿入される取付部を有しており、
    前記取付部の先端の間を結ぶ前記仕切部材の全長は、
    前記段部の下方における一対の側壁部内面の間の下部寸法よりも大きく、且つ、前記段部の上方における一対の側壁部外面の間の上部寸法よりも小さい
    ことを特徴とする箱型容器。
  2. 請求項1記載の箱型容器であって、
    複数の前記箱型容器がネスティング状態で段積みされた場合、上側の箱型容器に取り付けられた仕切部材が、下側の箱型容器の段部の上方における一対の側壁部内面の間に配置されると共に、下側の箱型容器の前記段部の下方における一対の側壁部内面の間には、上側の箱型容器の底壁部下面と下側の箱型容器に取り付けられた仕切部材の上端とによって、接触回避空間が形成される
    ことを特徴とする箱型容器。
  3. 請求項1又は請求項2記載の箱型容器であって、
    前記側壁部は、
    複数の前記箱型容器をスタッキング状態で段積みする際に、下側の箱型容器における前記側壁部の上端面と接触することで、上側及び下側の箱型容器の相対位置を制限するスタッキング制限部を有する
    ことを特徴とする箱型容器。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の箱型容器であって、
    前記段部は、当該段部の上面から前記仕切挿入孔へ向かって延び、前記仕切部材の端部を案内するガイド溝を有しており、
    当該ガイド溝は、前記箱型容器の内側程、下方に位置するように傾斜している
    ことを特徴とする箱型容器。
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