JP6127741B2 - トレイ状の宙吊り包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は,例えばイチゴやサクランボのような青果用の樹脂パックを運搬するのに好適なトレイ状の包装箱に関する。特に,本発明は,樹脂パックの縁を引っ掛けて支持することにより,樹脂パックの底を浮かせて,樹脂パックの底面がトレイの底面に接触することを避けるようにしたトレイ状の包装箱に関するものである。
従来から,例えばイチゴのような青果を収納した樹脂パックを市場や販売店に出荷する際には,上面開口型のダンボール製包装箱(トレイ状包装箱)に樹脂パックを複数個収納し,このトレイによって樹脂パック内の青果が傷まないように運搬していた。このような青果用のトレイ状包装箱としては,トレイの内部に中仕切部材を設置し,この中仕切部材によって仕切られたトレイ内の複数の区画のそれぞれに,樹脂パックを収納可能とするものが知られている。
また,従来から,樹脂パックに収納されるイチゴなどの青果が輸送時に痛むことを防止するために,トレイ内に収納された樹脂パックを,このトレイの底面から浮かせた状態に支持する機構が設けられた包装箱が知られている(例えば,特許文献1,特許文献2)。すなわち,青果を収納するパックとしては,一般的に,上部開口の周縁にフランジを有する薄い樹脂製の容器が用いられる(図2参照)。このような樹脂製のパックは,押圧や衝撃に弱く変形しやすいものである。このため,青果を載せた樹脂パックをトレイの底面に直接置くと,運搬時における振動や青果自体の荷重により樹脂パックの底が変形し,樹脂パック内の青果が傷んでしまう恐れがあった。そこで,特許文献1や特許文献2に開示された包装箱は,輸送時における青果の荷痛みを解消するために,トレイの底面から切り出した複数の支持フラップを立ち上げ,この支持フラップの頂部に樹脂パックのフランジを載せることで,樹脂パックの底がトレイの底から浮くように支持している。また,従来の包装箱は,複数の支持フラップに中仕切部材を直交させて嵌め込むことで,トレイ内部の収納空間を区分けし,この区分けされたトレイ内部に複数の樹脂パックを収納することができるようになっている。
特開2004−250098号公報 特開2008−254746号公報
しかしながら,従来の包装箱のように,トレイの底面から複数の支持フラップを立ち上げて,この複数の支持フラップに中仕切部材を嵌合させ,各支持フラップの頂縁に樹脂パックを載せて支持する構造である場合,包装箱を組み立てる作業,特に複数の支持フラップと中仕切部材を嵌合させる作業に手間が掛かるという問題があった。例えば,トレイの底面から4つの支持フラップを立ち上げて,全ての支持フラップに1つの中仕切部材を嵌合させる包装箱の構造を考えると,一方の手で支持フラップを立ち上げた状態を維持しつつ,他方の手で立ち上がった状態の支持フラップに対し中仕切部材を嵌合させる作業を行う必要がある。ところが,片手では2つの支持フラップを立ち上げてその状態を保持することは容易であっても,4つの支持フラップを同時に立ち上げて保持しておくことは困難である。このように,4つの支持フラップに同時に中仕切部材を嵌合させるという作業を一人で行うことは困難であり,このような構造を持つ包装箱は組み立てに時間が掛かるという問題があった。
また,特許文献1や特許文献2に開示された発明は,上記した包装箱の組み立て時における作業性を改良するための工夫が施されている。すなわち,特許文献1の包装箱は,中仕切部材の先端部分にパック支持片が設けられており,このパック支持片と底面から切り出した支持フラップとによって樹脂パックを宙吊り状態で支持することとしている。また,特許文献2の包装箱は,トレイの内側面に対向する突出部を形成し,その突出部とトレイ内に設置する中仕切部材によって樹脂パックを宙吊り状態で支持することとしている。しかしながら,特許文献1の包装箱のように,中仕切部材の先端部分に設けられたパック支持片は,構造的な強度が低いものであり,輸送時の衝撃で壊れやすくという問題があった。また,特許文献2の包装箱のように,トレイの内側面に突出部を形成することとすると,その包装箱の構造が複雑になって,その製造にコストが掛かったり,組み立て作業が複雑になるという問題あった。
上記のように,トレイ状の宙吊り方法箱は,構造をシンプルにしようとすると組み立て時の作業が困難になり,一方で,組み立て時の作業性を良くしようとすると構造が複雑になったり壊れやすくなるという問題を有していた。
このため,現在では,トレイの底面から切り出された複数の支持フラップに中仕切部材を嵌合させ,この支持フラップの頂縁に樹脂パックを載せて宙吊り状態で支持する包装箱であって,構造がシンプルで壊れにくく,且つ,組み立てが容易な包装箱が求められている。
そこで,本発明の発明者は,上記従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,トレイ状の箱本体の中に設置される中仕切部材の下縁部分に切欠きを設けることで,構造がシンプルな包装箱であっても,組み立て作業が容易になるという知見を得た。すなわち,中仕切部材の下縁に切欠きを設けることで,この中仕切部材は,箱本体の底面を切り出して形成された支持フラップが立ち上がることを阻害しないようになる。このため,本発明の包装箱は,樹脂パックを支持する一対の支持フラップのうち,まず一方の支持フラップを立ち上げて中仕切部材を嵌合させ,その後に他方の支持フラップを立ち上げて中仕切部材と嵌合させるという作業を行うことで組み立てることができる。これにより,樹脂パックを支持する一対の支持フラップを同時に立ち上げておく必要がなくなるため,組み立て作業を行い易くなる。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の包装箱は,トレイ状の箱本体1と,箱本体1内に配置される中仕切部材2とを備える。これにより,本発明の包装箱は,中仕切部材2によって仕切られた箱本体1内の複数の区画のそれぞれに,パック3を収納することができる。
箱本体1は,矩形状の底面10と,この底面10の周囲に立設する前後左右の側壁20,30,40,50と,を有している。
また,底面10には,切り込みが形成されることによって,前後方向に延びるように立ち上がる第1支持フラップ11と,第1支持フラップ11に対面するように立ち上がる第2支持フラップ13と,が設けられている。このため,第1支持フラップ11と第2支持フラップ13の上縁には,パック3のフランジを載せて支持することが可能となっている。
また,中仕切部材2は,第1支持フラップ11及び第2支持フラップ13に直交して嵌合される。
そして,中仕切部材2の下縁部分には,第1支持フラップ11と嵌合した状態において,第2支持フラップ13が立ち上がることを阻害しないようにするための切欠部60が形成されている。
上記構成のように,本発明の包装箱は,箱本体1の中に設置される中仕切部材2の下縁部分に切欠部60が形成されている。この切欠部60は,中仕切部材2が,パック3を支持する一対の支持フラップ11,13のうちの一方(第2支持フラップ13)が底面10から立ち上がることを阻害しない位置及び範囲で形成されている。このため,本発明の包装箱を組み立てる際には,まず,底面10から第1支持フラップ11を立ち上げて,この第1支持フラップ11と中仕切部材2を嵌合させる。その後,第1支持フラップ11と中仕切部材2が嵌合したままの状態で,第2支持フラップ13を立ち上げて,この第2支持フラップ13と中仕切部材2とを嵌合させることができる。このように,本発明では,第1支持フラップ11と第2支持フラップ13の両方を立ち上げた状態で中仕切部材2を嵌合させる必要がなく,第1支持フラップ11と第2支持フラップ13を順次立ち上げることができるため,組立作業が容易になる。また,パック3を支持するための支持フラップ11,13は,箱本体1の底面10から切り出したものである。このため,本発明の包装箱は,パック3を宙吊り状態で支持するための構造が比較的シンプルなものであり,また,その構造も壊れ難くなっている。
本発明の包装箱において,底面10には,切り込みが形成されることによって,2つの第1支持フラップ11,12と,2つの第2支持フラップ13,14が設けられていることが好ましい。ここで,2つの第1支持フラップ11,12は,底面10の左右方向中央部分において,前後方向に延びるように立ち上がるフラップである。また,2つの第2支持フラップ13,14は,第1支持フラップ11,12の左右方向外側において,その2つの第1支持フラップ11,12のそれぞれと対面するように立ち上がるフラップである。
また,中仕切部材2は,2つの第1支持フラップ11,12及び2つの第2支持フラップ13,14に直交して嵌合される。
そして,中仕切部材2の下縁部分には,2つの第1支持フラップ11,12と嵌合した状態において,2つの第2支持フラップ13,14それぞれが立ち上がることを阻害しないようにするための切欠部60が形成されている。
上記構成のように,底面10に,2つの第1支持フラップ11,12と,2つの第2支持フラップ13,14を形成し,これら4つのフラップに中仕切部材2を嵌合させることで,箱本体1内には,少なくとも合計4つのパック3を宙吊り状態で保持することができるようになる。
本発明の包装箱において,切欠部60の頂部には,第2支持フラップ13の頂部が差し込まれる嵌合溝61が形成されていることが好ましい。
上記構成のように,切欠部60の頂部に嵌合溝61を形成することで,第2支持フラップ13が切欠部60を通過して起立した後,この嵌合溝61に嵌り込んで固定されるようになる。これにより,第2支持フラップ13の起立状態が安定する。
本発明に包装箱において,側壁20,30,40,50のうち,中仕切部材2と平行に延びる前後一対の側壁20,30は,それぞれ,底面10に折線を介して連接した前後一対の外側面21,31と,外側面21,31に折線を介して連接した前後一対の内側面22,32と,を備えることが好ましい。これにより,前後一対の内側面22,32を,箱本体1の内側に向かって折り返すことで,前後一対の内側面22,32と前後一対の外側面21,31とによって,二重の壁が形成される。
このような場合において,前後一対の内側面22,32には,それぞれ,上下方向に延びる指掛孔24,34が形成されていることが好ましい。
上記構成のように,二重に形成した前後一対の側壁20,30のうち,その内側面22,32に指掛孔24,34を形成することで,箱本体1内に収容されたパック3の出し入れを行いやすくなる。また,指掛孔24,34を形成したとしても,前後一対の側壁20,30は二重構造となっているため,側壁に完全な開口が形成されることもなく,箱本体1の強度を維持できる。
本発明の包装箱において,側壁20,30,40,50のうち,中仕切部材2と直交する方向に延びる左右一対の側壁40,50には,それぞれ,差込孔43,53が形成されていることが好ましい。
この場合に,中仕切部材2は,左右方向の両先端に,差込孔43,53に差し込み可能な係止片62を有することが好ましい。
上記構成のように,左右一対の側壁40,50に差込孔43,53を設け,中仕切部材2に係止片62を設けることで,中仕切部材2を箱本体1内に収納したときに,中仕切部材2が左右一対の側壁40,50によってロックされるようになる。このため,中仕切部材2と箱本体1の係合状態が強固になる。また,本発明では,中仕切部材2と箱本体1が強固に係合している状態で,第2支持フラップ13を立ち上げる作業を行うことができる。従って,包装箱の組み立て作業がさらに簡易になる。
本発明は,トレイの底面から切り出された複数の支持フラップに中仕切部材を嵌合させ,この支持フラップの頂縁に樹脂パックを載せて宙吊り状態で支持する包装箱に関する。そして,本発明によれば,構造がシンプルで壊れにくく,且つ,組み立てが容易な包装箱を提供することができる。
図1は,本発明の一実施形態に係る包装箱を示した展開図である。 図2は,本発明の包装箱に収納される樹脂パックを示した斜視図である。 図3は,本発明の包装箱を組み立てる手順を説明するための斜視図である。 図4は,本発明の包装箱を組み立てる手順を説明するための斜視図である。 図5は,本発明の包装箱を組み立てる手順を説明するための斜視図である。 図6は,第2支持フラップを立ち上げる様子を拡大して示した斜視図である。 図7は,中仕切部材に形成された切欠部の形状を具体的に示した模式図である。 図8は,包装箱内に樹脂パックが収納された状態を示した断面図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,本願明細書において,「前後方向」とは,箱本体の前後一対の側壁を(前側壁20と後側壁30)とを結ぶ方向と意味する。また,「左右方向」とは,箱本体の左右一対の側壁(左側壁40と右側壁50)とを結ぶ方向を意味する。この「前後方向」と「左右方向」は,平面的にみて,互いに直交する方向である。また,「上下方向」とは,包装箱の組み立て時における上下方向を意味する。「上下方向」は,「前後方向」及び「左右方向」に対し立体的に直交する方向である。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
図1は,本発明に係る包装箱100の一実施形態を示す展開図である。図1に示されるように,包装箱100は,一枚の段ボールシートによって構成される箱本体1と,一枚の段ボールシートによって構成される中仕切部材2を有している。箱本体1は,折線に従って折り曲げて組み立てることで天面部分が開放されたトレイ状となる。また,中仕切部材2は,トレイ状の箱本体1の中に収納される部材であり,箱本体1の内部空間を仕切ることで複数の区画を形成する。
また,図2は,本発明の包装箱100によって収納されるパック3の一例を示した斜視図である。先に,本発明の包装箱100による包装対象物であるパック3について説明する。図2に示されるように,パック3は,例えば,底部71と,底部71に対して外側に傾斜するように延設された左右一対の側部72及び前後一対の前後部73と,側部72及び前後部73の上端縁から外側に突出したフランジ74を有している。そして,パック3は,側部72及び前後部73の上端縁に沿って,開口が形成されている。本発明の包装箱100は,基本的に,上記のような構成を有するパックであれば,公知のパックを包装対象物とすることができる。パック3は,例えば,ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリスチレン(PS),ポリ酢酸ビニル(PVAc),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),又はABS樹脂により形成された透明な樹脂パックであることが好ましい。
続いて,本発明に係る包装箱100の構造について詳しく説明する。
図1に示されるように,箱本体1は,前後左右の中央に矩形状(四角形状)の底面10を有する。また,底面10の周囲には,底面10の4辺を折線(B,E)として,前側壁20,後側壁30,左側壁40,及び右側壁50が連接している。ここで,前側壁20と後側壁30は,互いに対向するものであり,前側壁20と後側壁30を結ぶ方向が包装箱の「前後方向」となる。また,左側壁40と右側壁50は,互いに対向するものであり,左側壁40と右側壁50を結ぶ方向が包装箱の「左右方向」となる。前後一対の前側壁20・後側壁30と,左右一対の左側壁40・右側壁50は,それぞれ互いに直交している。これにより,前後左右の側壁20,30,40,50を底面10の周囲において起立させることで,包装箱100は,天面部分が開放されたトレイ状に組み立てられる。
また,図1に示した実施形態において,前側壁20と後側壁30は,二重構造となっている。すなわち,前側壁20は,底面10と折線(E)を介して連接した前外側面21と,この前外側面21と折線(F)を介して連接し前後方向に延在する前内側面22を有している。同様に,後側壁30は,底面10と折線(E)を介して連接した後外側面31と,この後外側面31と折線(F)を介して連接し前後方向に延在する後内側面32を有している。なお,図1に示されるように,前外側面21と前内側面22の境界に形成された折線(F)と,後外側面31と後内側面32の境界に形成された折線(F)は,平行な2本の罫線であることが好ましい。また,折線(F)を形成する二本の罫線の間には,所定幅(5mm〜30mm)の間隔が設けられていていることが好ましい。
また,図1に示されるように,本実施形態において,左側壁40と右側壁50には,それぞれ折込片と支持片が連接している。すなわち,左側壁40には,折線(C)を介して,前後方向に延在する一対の左折込片41が連接している。また,一対の左折込片41には,それぞれ,折線(D)を介して,左右方向に延在する一対の左支持片42が連接している。同様に,右側壁50には,折線(C)を介して,前後方向に延在する一対の右折込片51が連接している。また,一対の右折込片51には,それぞれ,折線(D)を介して,左右方向に延在する一対の右支持片52が連接している。左右の折込片41,51は,それぞれ,包装箱の組み立て時において,前側壁20を構成する前外側面21と前内側面22の間に折り込まれると共に,後側壁30を構成する後外側面31と後内側面32の間に折り込まれるようになっている。また,左右の支持片42,52は,上記のようにして,左右の折込片41,51が折り込まれた際に,前側壁20を構成する前外側面21と前内側面22の間の隙間,及び後外側面31と後内側面32の間の隙間を一定に保つように,これらの側面を支持するように機能する。このため,左右の支持片42,52の幅は,前外側面21と前内側面22の境界に形成された折線(F)における二本の罫線の間の幅と,後外側面31と後内側面32の境界に形成された折線(F)における二本の罫線の間の幅と,略等しいことが好ましい。なお,ここで「略等しい」とは,±5mm以内の誤差を許容することを意味する。
また,図1に示されるように,前内側面22と後内側面32は,それぞれ,組立状態にあるときの下方に向かって延出した複数の突起23,33が形成されている。他方,底面10には,この突起23,33と対応する位置に,複数のロック孔15が形成されている。このため,前内側面22と後内側面32を折り曲げて,前側壁20と後側壁30を2重構造とした際に,複数の突起23,33が,それぞれ底面10のロック孔15に差し込まれて,前内側面22及び後内側面32が底面10にロックされる。
また,本実施形態において,前側壁20を構成する前外側面21と前内側面22のうち,前内側面22には,上下方向に延びる指掛孔24が形成されている。また,後側壁30を構成する後外側面31と後内側面32のうち,後内側面32にも,上下方向に延びる指掛孔34が形成されている。このように,前後一対の側壁20,30に,それぞれ指掛孔24,34を形成することで,包装箱100内に収納される複数のパック3の出し入れを行いやすくなる。
また,本実施形態において,底面10には,4つの支持フラップ11,12,13,14が形成されている。各支持フラップ11〜14は,底面10から切り出されたものであり,底面10の前後方向に延びる折線(G,H)を介して,底面10と一体的に連結している。すなわち,各支持フラップ11〜14は,略コの字型の切り込み線と,一本の折線(G,H)において周囲を囲われた領域である。このため,各支持フラップ11〜14は,折線(G,H)を基点として,上方向に向かって起立することができるようになっている。具体的に説明すると,底面10における左右方向の中央部分には,左第1支持フラップ11と右第1支持フラップ12の2つフラップが形成されている。これらの左第1支持フラップ11と右第1支持フラップ12は,前後方向に延びる折線(G)において底面10と連結しており,この折線(G)以外の部分は底面10から切り離されている。他方,左第1支持フラップ11の左右方向外側には,左第2支持フラップ13形成され,右第1支持フラップ12の左右方向外側には,右第2支持フラップ14が形成されている。これらの左第2支持フラップ13と右第2支持フラップ14は,前後方向に延びる折線(H)において底面10と連結しており,この折線(H)以外の部分は底面10から切り離されている。ここで,左第1支持フラップ11と左第2支持フラップ13は,起立した状態において互いに対面し合う。また,右第1支持フラップ12と右第2支持フラップ14は,起立した状態において互いに対面し合うようになっている。
また,底面10から切りだされた各支持フラップ11〜14には,それぞれ,起立した状態の上縁(頂部)に,嵌合溝11a,12a,13a,14aが形成されている。これらの嵌合溝11a〜14aは,それぞれ,各支持フラップ11〜14の前後方向における中央部分に形成されている。これらの嵌合溝11a〜14aには,中仕切部材2が嵌り込むこととなる。
本実施形態において,包装箱100は,箱本体1とは別体として,中仕切部材2を有している。中仕切部材2は,トレイ状の箱本体1の収納空間を仕切るために用いられる板状の部材である。図1に示されるように,中仕切部材2は,一枚の段ボールシートによって形成されている。本実施形態において,中仕切部材2は,中央に設けられた折線(A)において二つ折りにすることができるようになっている。中仕切部材2は,この中央の折線(A)を軸として線対称となる形状となっている。このように,中仕切部材2を2重構造とすることで,その強度が向上する。中仕切部材2は,中央の折線(A)が上縁となり,折線(A)と反対側の辺が下縁となる。
図1に示されるように,中仕切部材2の下縁部分には,複数の嵌合溝61が形成されている。中仕切部材2は,箱本体1の各支持フラップ11〜14と直交するようにして嵌め込まれる。つまり,中仕切部材2の嵌合溝61は,各支持フラップ11〜14の嵌合溝11a〜14aと対応する位置に形成されており,これらの嵌合溝を合わせるようにして,中仕切部材2は,各支持フラップ11〜14に直交するように嵌め込むことができる。すなわち,図1に示されるように,各支持フラップ11〜14は前後方向に延びるようにして起立する。これに対し,中仕切部材2は,各支持フラップ11〜14に直交して,左右方向に延びるようにして,箱本体1内に設置される。これにより,箱本体1内の収納空間が中仕切部材2によって区画される。
ここで,本発明において,中仕切部材2の下縁部分には,切欠部60が形成されている。本実施形態において,切欠部60は,左右方向外側の両端部分に形成されている。この切欠部60は,中仕切部材2と,左第1支持フラップ11及び右第1支持フラップ12とを直交して嵌合させた状態において,中仕切部材2が,左第2支持フラップ13と右第2支持フラップ14とが底面10から立ち上がることを阻害しないようにするために設けられたものである。すなわち,中仕切部材2が左第1支持フラップ11及び右第1支持フラップ12に嵌合したままの状態であっても,左第2支持フラップ13と右第2支持フラップ14は,中仕切部材2の切欠部60を通過して,上方に向かって立ち上がることができるようになっている。本実施形態では,切欠部60の縁は,略円弧状に形成されている。ただし,切欠部60の形状は,略円弧状のものに限られず,左右の第2支持フラップ13,14の起立を阻害しない形状であれば,どのような形状であってもよい。例えば,切欠部60の形状としては,矩形であってもよいし,その他多角形状に中仕切部材2を切り抜いたものであってもよい。
ここにいう「阻害」とは,第1支持フラップ11,12を立ち上げて,この第1支持フラップ11,12と中仕切部材2を嵌合させた後に,第1支持フラップ11,12と中仕切部材2の嵌合状態を維持し続けながら,第2支持フラップ13,14を立ち上げて,この第2支持フラップ13,14と中仕切部材2を嵌合させるという動作を行うことができないことを意味する。例えば,第2支持フラップ13,14を立ち上げる際に,この第2支持フラップ13,14が中仕切部材2の下縁部分に多少接触する場合であっても,段ボールの柔軟性を利用して,第2支持フラップ13,14を押し込むことで立ち上げることができるのであれば,この構造は「阻害しないもの」であるといえる。また,例えば,第2支持フラップ13,14の頂部を1mm〜15mm程度押し潰したり,第1支持フラップ11,12と中仕切部材2の嵌合状態を維持できる程度に中仕切部材2を上方に持ち上げたりすることで,第2支持フラップ13,14を立ち上げることができるのであれば,この構造は「阻害しないもの」であるといえる。他方,第2支持フラップ13,14を立ち上げるときに,中仕切部材2と第2支持フラップ13,14のいずれかが破れてしまったり,中仕切部材2と第1支持フラップ11,12の嵌合状態が解除されてしまうような場合には,この構造は「阻害するもの」であるといえる。
このように,中仕切部材2の下縁部分に,第2支持フラップ13,14の立ち上がりを阻害しないようにするための切欠部60を設けることで,詳しくは後述するように,包装箱100の組み立て作業が簡便なものとなる。
また,図1に示されるように,各切欠部60の頂部には,左右の第2支持フラップ13,14の頂部が差し込まれる嵌合溝61が形成されている。この切欠部60の頂部に形成された嵌合溝61には,左右の第2支持フラップ13,14の頂部のうちの嵌合溝13a,14aが形成された部分が嵌め込まれるようになっている。このように,中仕切部材2と左右の第2支持フラップ13,14の嵌合溝を互いにあわせることで,両者の係合状態が強固になる。
また,図1に示されるように,中仕切部材2の左右方向の両端部には,左右方向に突出した係止片62が設けられている。この係止片62は,切欠部60の頂部に形成された嵌合溝61に隣接する位置に設けられていることが好ましい。他方,図1に示されるように,左右一対の側壁40,50のそれぞれには,差込孔43,53が形成されている。このように,中仕切部材2を折線(A)において二つ折りにした状態において,中仕切部材2の係止片62を,左右一対の側壁40,50の差込孔43,53に差し込むことができるようになっている。これにより,中仕切部材2は,箱本体1の左右一対の側壁40,50にロックされる。
また,中仕切部材2にも,一又は複数の指掛孔63を形成することができる。指掛孔63は,中央の折線(A)を頂部として,上下方向に延びるように形成されている。中仕切部材2にも指掛孔63を形成しておくことで,箱本体1内に収納されたパック3を取り出しやすくなる。
続いて,図3〜図6を参照して,上記構成を有する包装箱100の組み立て方を説明する。本実施形態に係る包装箱100は,基本的に,図1に示された各種折線A〜Hを,このアルファベット順で折り曲げていくことにより,組み立てることができるようになっている。
まず,図3に示されるように,中仕切部材2を,中央の折線(A)において二つ折りにしておく。他方,箱本体1を図3に示された状態まで組み立てるには,まず,左側壁40と右側壁50を,底面10との境界に位置する折線(B)において折り曲げて立ち上げる。また,左右の側壁40,50に連接した左右の折込片41,51を折線(C)において折り曲げると共に,この左右の折込片41,51に連接した左右の支持片42,52を折線(D)において折り曲げる。その後,前外側面21と後外側面31を,底面10との境界に位置する折線(E)において折り曲げて立ち上げる。その後,前内側面22と後内側面32を,折線(F)において折り返して,前外側面21と前内側面22の間,及び後外側面31と後内側面32との間において,左右の折込片41,51及び左右の支持片42,52を抱き込む。そして,前内側面22の突起23と後内側面32の突起33を,底面10のロック孔15に差し込む。これにより,二重構造となった前側壁20と後側壁30を形成することができる。このようにして,箱本体1をトレイ状に組み立てることができる。
上記のようにして箱本体1をトレイ状に組み立てた後,図3に示されるように,まずは,左第1支持フラップ11と右第1支持フラップ12を,折線(G)に沿って折り曲げて底面10から起立させる。その後,左右の第1支持フラップ11,12を起立させた状態で,中仕切部材2を,箱本体1内に設置する。すなわち,左右の第1支持フラップ11,12に形成された嵌合溝11a,12aと,中仕切部材2に形成された嵌合溝61を噛み合わせて,中仕切部材2を,左右の第1支持フラップ11,12に直交するように嵌め込む。また,中仕切部材2の左右両端部分に設けられた係止片62を,箱本体1の左右の側壁40,50に形成された差込孔43,53に差し込む。このようにして,中仕切部材2が箱本体1内に設置された状態が,図4に示されている。図4に示されるように,中仕切部材2を左右の第1支持フラップ11,12を嵌合させて,箱本体1内に設置する段階においては,左第2支持フラップ13と右第2支持フラップ14は寝かしたままの状態としておくことができる。
そして,中仕切部材2を箱本体1に設置する作業が完了した後,図5に示されるように,左第2支持フラップ13と右第2支持フラップ14を,折線(H)に沿って折り曲げて底面10から起立させる。また,図6には,左右の第2支持フラップ13,14のうち,左第2支持フラップ13の立ち上がる様子が拡大して示されている。図5及び図6に示されるように,本発明の包装箱100は,上述した通り,中仕切部材2の左右両端の下縁部分に切欠部60が形成されている。この切欠部60は,左右の第2支持フラップ13,14が立ち上がることを阻害しない形状となっている。このため,図5に示されるように,左右の第1支持フラップ11,12と中仕切部材2とが嵌合して,箱本体1内に中仕切部材2を設置する作業が完了した後であっても,左右の第2支持フラップ13,14は,中仕切部材2に阻害されることなく,切欠部60を通過して,上方に向かって立ち上がるようになる。そして,図6に示されるように,左右の第2支持フラップ13,14は,完全に立ち上がったときに,中仕切部材2の切欠部60の頂部に設けられた嵌合溝61に嵌り込むようになっている。これにより,左右の第2支持フラップ13,14と中仕切部材2の嵌合状態がロックされる。
上述のように,本発明の包装箱100を組み立てる際には,まず,底面10から第1支持フラップ11,12を立ち上げて,この第1支持フラップ11,12と中仕切部材2を嵌合させる。その後,第1支持フラップ11,12と中仕切部材2が嵌合したままの状態で,第2支持フラップ13,14を立ち上げて,この第2支持フラップ13,14と中仕切部材2とを嵌合させることができる。このように,本発明では,第1支持フラップ11,12と第2支持フラップ13,14の両方を立ち上げた状態で中仕切部材2を嵌合させる必要がなく,第1支持フラップ11,12と第2支持フラップ13,14を順次立ち上げるようにして組み立てることができるため,組立作業が簡便になる。
上記のようにして包装箱100の組み立てが完了すると,その包装箱100内には,複数のパック3を収納することができる。図5に示した実施形態に係る包装箱100は,合計4つのパック3を収納可能である。すなわち,互いに対面する左第1支持フラップ11と左第2支持フラップ13とによって,中仕切部材2を挟んで,2つのパック3を保持することができる。また,互いに対面する右第1支持フラップ12と右第2支持フラップ14とによって,中仕切部材2を挟んで,2つのパック3を保持することができる。このように,包装箱100全体として収納可能なパック3の数は4つとなっている。
ここで,中仕切部材2に形成された切欠部60の形状について,さらに詳しく説明する。図7は,中仕切部材2における切欠部60周辺の形状を拡大して示した模式図である。図6において,符号Rは,図1に示した符号Rと対応している。すなわち,符号Rは,第2支持フラップ13,14のうち,中仕切部材2の真下に位置する部分における,底面10との境界に設けられた折線(H)から第2支持フラップ13,14の上縁までの長さである。要するに,符号Rは,第2支持フラップ13,14のうち,中仕切部材2の切欠部60を通過する部分の長さ(高さ)である。また,図6には,長さRを半径とした正円が破線で描かれている。また,破線で示した正円の中心は,符号Cで示している。図6に示されるように,正円の中心Cは,中仕切部材2の切欠部60の頂部に形成された嵌合溝61の真下であって,且つ,中仕切部材2の下縁と高さが一致する位置に置かれている。すなわち,正円の外周は,第2支持フラップ13,14が,折線(H)を起点として回動する軌道を仮想的に示したものである。
このような図6の模式図からもわかるように,長さRを有する第2支持フラップ13,14を,折線(H)(中心C)を起点として立ち上げようとすると,第2支持フラップ13,14は,切欠部60を完全に通過することはできずに,一部分だけ中仕切部材2の下縁と接触するようになっている。この図6では,中仕切部材2のうち,第2支持フラップ13,14との接触部64に斜線を施してしめしている。このように,中仕切部材2は,切欠部60の頂部の近傍において,第2支持フラップ13,14の上縁が軽く接触する接触部64を有することが好ましい。ここにいう「軽い接触」とは,第2支持フラップ13,14の起立が阻害されない程度の接触である。このように,中仕切部材2が切欠部60の頂部近傍に接触部64を有することで,第2支持フラップ13,14が立ち上がって中仕切部材2の嵌合溝61に嵌り込んだ後に,中仕切部材2と第2支持フラップ13,14の嵌合状態が解除されにくくなる。そうすると,第2支持フラップ13,14の起立状態が安定する。
図6においては,仮想的な正円(破線)の中心から中仕切部材2の接触部64までの距離を,符号Pで示している。このとき,距離Pは,長さRを100%としたときに,70%〜99%,80%〜95%,又は85%〜90%の値であることが好ましい。このような値の範囲であれば,接触部64は,第2支持フラップ13,14の起立を阻害することなく,中仕切部材2と第2支持フラップ13,14の嵌合状態を良好に保持することができる。また,距離Pの値は,切欠部60の頂部に向かうにつれて徐々に(漸次的に)減少することが好ましい。言い換えると,接触部64は,切欠部60の頂部に向かうにつれて徐々に(漸次的に)大きくなることが好ましい。
また,図6の拡大図に示されるように,中仕切部材2の嵌合溝61に隣接する位置に形成された係止片62は,上記接触部64よりも下方に延出していることが好ましい。係止片62は,接触部64よりも1mm〜20mm程度下方に延出していればよい。これにより,第2支持フラップ13,14が垂直に起立したときに,第2支持フラップ13,14の頂部が係止片62の延出部分に当接するようになる。すなわち,係止片62が,第2支持フラップ13,14のストッパーとして機能する。これにより,第2支持フラップ13,14が立ち上がって中仕切部材2の嵌合溝61に嵌り込んだ後に,中仕切部材2と第2支持フラップ13,14の嵌合状態が解除されにくくなる。その結果,第2支持フラップ13,14の起立状態が安定する。
図8は,包装箱100内にパック3を収納した状態を示した断面図である。図8に示されるように,パック3は,箱本体1の支持フラップ11〜14によって支持されて,箱本体1の底面10から浮いた状態で包装箱100内に収納されている。すなわち,互いに対向する左第1支持フラップ11と左第2支持フラップ13の頂部に,パック3のフランジ74を載せることで,パック3を宙吊り状態で保持することができる。同様に,互いに対向する右第1支持フラップ12と右第2支持フラップ14の頂部に,パック3のフランジ74を載せることで,パック3を宙吊り状態で保持することができる。これにより,各パック3の底部71は,箱本体1の底面10から離れたものとなるため,輸送時おいてパック3内の青果(イチゴ等)に押圧や衝撃が加わることを軽減することが可能である。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,例えばイチゴやサクランボのような青果を入れたパックを運搬するのに好適な包装箱に適用することができる。このため,本発明は,包装箱の製造産業において好適に利用し得る。
1…箱本体 2…中仕切部材 3…パック
10…底面 11…左第1支持フラップ 12…右第1支持フラップ
13…左第2支持フラップ 14…右第2支持フラップ 11a〜14a…嵌合溝
15…ロック孔 20…前側壁 21…前外側面
22…前内側面 23…突起 24…指掛孔
30…後側壁 31…後外側面 32…後内側面
33…突起 34…指掛孔 40…左側壁
41…左折込片 42…左支持片 43…差込孔
50…右側壁 51…右折込片 52…右支持片
43…差込孔 60…切欠部 61…嵌合溝
62…係止片 63…指掛孔 100…包装箱

Claims (4)

  1. トレイ型の箱本体(1)と,前記箱本体(1)内に配置される中仕切部材(2)とを備え,前記中仕切部材(2)によって仕切られた前記箱本体(1)内の複数の区画のそれぞれに,パック(3)を収納可能な包装箱であって,
    前記箱本体(1)は,
    矩形状の底面(10)と,
    前記底面(10)の周囲に立設する前後左右の側壁(20,30,40,50)と,を有しており,
    前記底面(10)は,
    当該底面(10)に切り込みが形成されることによって,
    前後方向に延びるように立ち上がる一対の第1支持フラップ(11)と,
    前記第1支持フラップ(11)に対面するように立ち上がる一対の第2支持フラップ(13)と,が設けられており,
    前記第1支持フラップ(11)と前記第2支持フラップ(13)の上縁には,前記パック(3)のフランジを載せて支持することが可能であり,
    前記中仕切部材(2)は,
    前記第1支持フラップ(11)及び前記第2支持フラップ(13)に直交して嵌合されるものであり,
    当該中仕切部材(2)の中央付近における下縁部分に,前記第1支持フラップ(11)が嵌合する一対の第1の嵌合溝(61)と,
    当該中仕切部材(2)の左右方向の両端における下縁部分に,前記第1支持フラップ(11)が前記第1の嵌合溝(61)に嵌合した状態において,前記第2支持フラップ(13)が立ち上がることを阻害しないようにするための一対の切欠部(60)と,を有し,
    前記切欠部(60)の頂部には,前記第2支持フラップ(13)の頂部が差し込まれる第2の嵌合溝(61)が形成されている
    包装箱。
  2. 前記底面(10)は,
    当該底面(10)に切り込みが形成されることによって,
    当該底面(10)の左右方向中央部分に,前後方向に延びるように立ち上がる2つの第1支持フラップ(11,12)と,
    前記2つの第1支持フラップ(11,12)の左右方向外側に,当該2つの第1支持フラップ(11,12)のそれぞれと対面するように立ち上がる2つの第2支持フラップ(13,14)と,が設けられており,
    前記中仕切部材(2)は,
    前記2つの第1支持フラップ(11,12)及び前記2つの第2支持フラップ(13,14)に直交して嵌合されるものであって,
    当該中仕切部材(2)の下縁部分には,前記2つの第1支持フラップ(11,12)と嵌合した状態において,前記2つの第2支持フラップ(13,14)それぞれが立ち上がることを阻害しないようにするための切欠部(60)が形成されている
    請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記側壁(20,30,40,50)のうち,前記中仕切部材(2)と平行に延びる前後一対の側壁(20,30)は,それぞれ,
    前記底面(10)に折線を介して連接した前後一対の外側面(21,31)と,
    前記外側面(21,31)に折線を介して連接した前後一対の内側面(22,32)と,を備え,
    前記前後一対の内側面(22,32)を,前記箱本体(1)の内側に向かって折り返すことで,前記前後一対の内側面(22,32)と前記前後一対の外側面(21,31)とによって,二重の壁が形成されるものであり,
    前記前後一対の内側面(22,32)には,それぞれ,上下方向に延びる指掛孔(24,34)が形成されている
    請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記側壁(20,30,40,50)のうち,前記中仕切部材(2)と直交する方向に延びる左右一対の側壁(40,50)には,それぞれ,差込孔(43,53)が形成されており,
    前記中仕切部材(2)は,左右方向の先端に,前記差込孔(43,53)に差し込み可能な係止片(62)を有する
    請求項1に記載の包装箱。
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