JP2008081175A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】
縁付きの食品用トレーをその底が浮いた状態で包装できる包装箱であって、従来のものに比べ使用する部材が少ない包装箱を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明にかかる包装箱1は、縁付きの食品用トレーを包装するための包装箱であって、互いに向い合う一対の側壁5、6と、組立時に組込まれる仕切り板3と、を備えている。一対の側壁5、6は、底辺付近を基端として上方に延びる上延片19、29を有し、仕切り板3は、外側端またはその近傍から内側上方に伸延するように切込まれた誘導切込み部53、54を有している。そして、誘導切込み部53、54に上延片19、29を挿入しながら仕切り板3を組込むことで、誘導切込み部53、54に誘導された上延片19、29が内側に傾斜し、上延片19、29が食品トレーの縁を支えるための支持部として機能するようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、包装箱に関し、特に、縁付きの食品用トレーを包装するための包装箱に関する。
いちごやぶどう等の果物が入ったトレーを包装するには、運搬時の振動が直接果物に伝わるのを防ぐため、トレーをその底が浮いた状態で包装する場合がある。このような包装ができる包装箱として、特許文献1では、物品支持片を内方左右側壁板に沿って設け、この物品支持片でトレーの縁を支持する包装箱が提案されている(特許文献1の図5参照)。また、特許文献2では、支持パネルを側板パネルに沿って設け、この支持パネルがトレーのフランジ部を支持する包装箱が提案されている(特許文献2の図2参照)。これらの包装箱によれば、トレーの縁を物品支持片又は支持パネルで支持できるため、トレーをその底が浮いた状態で包装することができる。
特開平2005−170479号公報 実用新案登録第3116606号公報
ところが、特許文献1及び2に記載の包装箱は、箱を形成する側壁(内方左右側壁板又は側板パネル)とは別にトレーを支えるための部材(物品支持片又は支持パネル)を備えており、通常の包装箱に比べて、使用する材料が多く、また、組立も複雑になってしまうという問題があった。特に、いちご等の食品用トレーを包装する包装箱は、上面が開口していることから、箱の剛性を保つために側壁が平板を複数枚重ねてなる場合も多く(特許文献1の図5および特許文献2の図8参照)、このような場合ではさらに組立作業が複雑になってしまう。
そこで本発明は、縁付きの食品用トレーをその底が浮いた状態で包装できる包装箱であって、従来のものに比べ使用する材料が少ない包装箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本願発明にかかる包装箱は、縁付きの食品用トレーを包装するための包装箱であって、互いに向い合う一対の側壁と、組立時に組込まれる仕切り板と、を備え、該一対の側壁のうち少なくとも一の側壁は、底辺付近を基端として上方に延びる上延片を有し、該仕切り板は、外側端またはその近傍から内側上方に伸延するように切込まれた誘導切込み部を有し、該誘導切込み部に該上延片を挿入しながら仕切り板を組込むことで、該誘導切込み部に誘導された該上延片が内側に傾斜し、該上延片が該食品トレーの縁を支えるための支持部として機能する(請求項1)。
かかる構成によれば、上延片は包装箱の内側に傾斜した状態で固定されるため、側壁よりも突出した部分が支持部として機能する。よって、支持部を側壁全体に設ける必要が無く、部分的に設けた部材を支持部として機能させることができる。
また、上記包装箱において、該仕切り板は、一対の側壁の間に掛け渡されるように組込まれるようにしてもよい(請求項2)。かかる構成によれば、上延片を固定する仕切り板が、両端部分で側壁にしっかりと固定されるため、その結果として上延片の安定性を増すことができる。
また、上記包装箱において、該上延片を有する側壁は切込み線又は切断線を有し、該切込み線又は該切断線が該上延片の縁となることで、該側壁の一部が該上延片になるようにしてもよい(請求項3)。ここで、「切込み線」とは、その線上が完全に切込まれた線をいい、「切断線」とは、その線上において容易に切込めるよう加工がなされた線をいう。かかる構成によれば、食品トレーの縁を支えるための部材を特別に設ける必要が無く、側板を構成する部材の一部を用いて、支持部を構成することができる。加えて、使用される部材を減らすことで、組立を容易にすることもできる。
また、上記包装箱において、該上延片を有する側壁は、該上延片の上部において、上下方向に切込まれた案内切込み部を有するようにしてもよい(請求項4)。かかる構成によれば、仕切り板を案内切込み部に挿入するだけで、適切に仕切り板を組込むことができる。よって、仕切り板の組み込み作業が容易となる。
本願発明によれば、支持部を側壁全体に設ける必要が無く、部分的に設けた部材を支持部として機能させることができる。よって、縁付きの食品用トレーをその底が浮いた状態で包装できる包装箱であって、従来のものに比べ使用する材料が少ない包装箱を提供することができる。
本願発明にかかる包装箱1を実施するための最良の形態について、図1〜7を参照しつつ以下に説明する。
包装箱1は、段ボールシート1Aから組立てられる。そこでまず、包装箱1の組立に使用する段ボールシート1Aについて説明する。図1は、本実施形態にかかる包装箱1の組立に使用する段ボールシート1Aの平面図である。図中の破線は、折曲げ線を表わしている。段ボールシート1Aは、大きく分けて、本体シート2と仕切り板3の2つの部分から構成されている。このうち本体シート2は、底平板4と、左平板5と、右平板6と、前平板7と、後平板8と、前平板フラップ9、10と、後平板フラップ11、12とから構成されている。以下では、本体シート2の各構成部分4〜12と仕切り板3について順に説明する。なお、本体シート2は、図1中、上方を「後」とし、下方を「前」とし、左右方向をそれぞれ「左右」として説明する。また、仕切り板3は、図1中、上下左右をそれぞれ「上下左右」として説明する。
底平板4は、組立状態において包装箱1の底面を構成する。図1に示すように、底平板4は段ボールシート1Aの中央に位置している。底平板4は2つの切り起こし部13、14と4つの切り欠き部15〜18とを有している。
底平板4の切り起こし部13、14は、底平板4の中央付近に位置している。ここで、本体シート2の左右方向中央を通過し、かつ、前後方向に伸延する線を仮想中央線Lと定義すると、2つの切り起こし部13、14は、仮想中央線Lを基準として、線対象の関係となっている。切り起こし部13、14の形状は前後方向に伸延する略長方形であって、これらの四辺のうち、内側の辺が折曲げ線13a、14aで形成され、残りの三辺が切込み線で形成されている。なお、折曲げ線13a、14aの辺と向い合う辺13b、14bは、中間部分が内方に深く切れ込んでいる。
底平板4の切り欠き部15〜18は、底平板4と左平板5との境界付近に2つ、および底平板4と右平板6との境界付近に2つ施されている。切り欠き部15〜18の形状は、前後方向に延びる略長方形である。
左平板5は、組立状態において包装箱1の左側壁を構成する。図1に示すように、左平板5は底平板4の左側に位置して底平板5と連結しており、その境界部分には折曲げ線が施されている。また、左平板5は、上延片19と、案内切込み部20と、側延片21、22と、中央折曲げ線23、24と、鋭折部25、26と、差し込み部27、28とを有している。
左平板5の上延片19は、左平板5の左側に位置しており、前後方向に伸延する略長方形の形状を有している。上延片19の四辺のうち左側の辺は、中央付近が切込み線19aで形成されている。また、残りの三辺は幅を有する切込み線で形成されている。さらに、右側の辺の中央付近は、円弧状に窪んだ形状を有している。
左平板5の案内切込み部20は、上延片19の右側の辺を形成する切込み線の中央付近を基端として中央折曲げ線23、24のうち遠い方の中央折曲げ線24まで伸延している。また、案内切込み部20は、仕切板3の厚み程度の幅を有している。
左平板5の側延片21、22は、左側の辺であって前後の角に位置し、その形状は長方形である。前側の側延片21は、左平板5の隣接する他の部分よりも前方に突出しており、後側の辺は折曲げ線21aで形成されている。また、右側の辺のうち突出していない部分は、切込み線21bで形成されている。同様に、後側の側延片22は、左平板5の隣接する他の部分よりも後方に突出しており、前側の辺は折曲げ線22aで形成されている。また、右側の辺のうち突出していない部分は、切込み線22bで形成されている。
左平板5の中央折曲げ線23、24は、左平板5の左右方向の中央付近において伸延する平行に並んだ折曲げ線である。ただし、後述の鋭折部25、26および案内切込み部20と重なる部分は、折曲げ線が施されていない。つまり、中央折曲げ線23、24は、断続的な折曲げ線となっている。
左平板5の鋭折部25、26は、左平板5上の2箇所に形成されており、いずれも左平板5における左右方向の略中央に位置している。また、鋭折部25、26の形状は略長方形であって、鋭折部25、26の前側および後側の辺は切込線により形成されており、左側および右側の辺は折曲げ線により形成されている。また、鋭折部25、26の中央には、前後方向に伸延する折曲げ線25a、26aが形成されている。さらに、鋭折部25、26は、底平板4の切欠部15〜18と前後方向の位置が等しくなるように形成されている。
左平板5の差し込み部27、28は、左平板5に2箇所形成されており、いずれも左平板5の左側の辺に位置している。差し込み部27、28は、左平板5の左側の辺を基端として左方にわずかに突出している。さらに、差し込み部27、28は、底平板4の切欠部15〜18と前後方向の位置が等しくなるように形成されている。つまり、差し込み部27、28と、鋭折部25、26と、底平板の切欠部15〜18とは、一直線上に並ぶように形成されている。
右平板6は、組立状態において包装箱1の右側壁を構成する。図1に示すように、右平板6は底平板4の右側に位置して底平板4と連結しており、その境界部分には折曲げ線が施されている。右平板6は、前記の仮想中央線Lを基準として、左平板5と線対象の関係となっている。右平板6は、左平板5と同様に、上延片29と、案内切込み部30と、側延辺31、32と、中央折曲げ線33、34と、鋭折部35、36と、突出部37、38とを有している。これらの各構成部分29〜38については、左平板5の各構成部分19〜28と同様であるため詳細な説明は省略する。
前平板7は、組立状態において包装箱1の前側壁を構成する。図1に示すように、前平板7は、底平板4の前側に位置して底平板4と連結しており、その境界部分には折曲げ線が施されている。
後平板8は、組立状態において包装箱1の後側壁を構成する。図1に示すように、後平板8は、底平板4の後側に位置して底平板4と連結しており、その境界部分には折曲げ線が施されている。
前平板フラップ9、10は、組立状態において包装箱1の左側壁の内部および右側壁の内部を構成する。図1に示すように、前平板フラップ9、10は、前平板7の左右に位置して前平板7と連結しており、これらの境界部分には折曲げ線が施されている。左右の前平板フラップ9、10は、前記の仮想中央線Lを基準として、線対称の関係となっている。いずれの前平板フラップ9、10も、前側の辺には後方に窪む窪み部39、40が形成されている。さらに、窪み部39、40よりも左側および右側には、前方に突出する折曲げ部41〜44が形成されている。折曲げ部41〜44の基端部分は、折曲げ線が施されている。
後平板フラップ11、12は、組立状態において包装箱1の左側壁の内部および右側壁の内部を構成する部分である。図1に示すように、後平板フラップ11、12は、後平板8の左右に位置して後平板8と連結しており、これらの境界部分には折曲げ線が施されている。左右の後平板フラップ11、12は、前記の仮想中央線Lを基準として、線対称の関係となっている。いずれの後平板フラップ11、12も、後方の辺には前方に窪む窪み部45、46が形成されている。さらに、窪み部45、46よりも左側および右側には、後方に突出する折曲げ部47〜50が形成されている。折曲げ部47〜50の基端部分は、折曲げ線が施されている。
仕切り板3は、組立状態において、包装箱1の内部を仕切る部材である。図1に示すように、仕切り板3は、左右に伸延する形状を有している。仕切り板3は、直立切込み部51、52と、誘導切込み部53、54を有している。直立切込み部51、52は、中央付近に位置し、仕切り板3の下辺から上方に切込まれた部分である。誘導切込み部53、54は、外側端から内側上方に伸延するように切込まれている。誘導切込み部53、54の入口部は、仕切り板3の下側の辺よりも上方に位置しており、誘導切込み部53、54の奥の部分よりも広くなっている。
以上が、包装箱1の組立に使用する段ボールシート1Aについての説明である。次に、段ボールシート1Aを使用した包装箱1の組立方法について説明する。図2〜5は、包装箱1の組立工程を順に示した図である。
まず、図2に示すように、前平板7と底平板4との境界部分を谷折りにして前平板7を起立させる。同様に、後平板8と底平板4との境界部分を谷折りにして後平板8を起立させる。これにより、包装箱1の前側壁と、後側壁が形成される。このとき、前平板フラップ9、10は前平板7に連結しているため、前平板フラップ9、10も前平板7が起立されるのに伴って起立される。同様に、後平板フラップ11、12は後平板8と連結しているため、後平板フラップ11、12も後平板8が起立されるのに伴って起立される。その後、前平板フラップ9、10および後平板フラップ11、12の折曲げ部41〜44、47〜50を、各フラップ9〜12と直角になるように内側に折込む。
次に、図3に示すように、前平板フラップ9、10を前平板7と直角になるように、内側に折込む。同様に、後平板フラップ11、12を後平板8と直角になるように、内側に折込む。これにより、左側の前平板フラップ9と左側の後面フラップ11とが包装箱1の左側壁の一部を構成し、右側の前平板フラップ10と右側の後面フラップ12とが包装箱1の右側壁の一部を構成する。
次に、図4に示すように、左平板5を起立させて、さらに左側の前平板フラップ9と左側の後平板フラップ11とを巻き込むように内部側に折返す。同様に、右平板6を起立させて、さらに右側の前平板フラップ10と右側の後平板フラップ12とを巻き込むように内部に折返す。その後、左平板5の差し込み部27、28および右平板6の差し込み部37、38を底平板4の切欠部15〜18に挿入して、左平板5および右平板6を底平板4に固定する。これにより、外側の面が左平面5であって、内部部分が左側の前平板フラップ9および左側の後平板フラップ11であって、内側の面が左平面5である、包装箱1の左側壁が完成する。同様に、外側の面が右平面6であって、内部部分が右側の前平板フラップ10および右側の後平板フラップ12であって、内側の面が右平面6である、包装箱1の右側壁が完成する。また、このとき、左右の側壁の上部には、案内切込み部20、30の端部が現れている。
ここで、左平板5を折返す際は、中央折曲げ線23、24の部分をそれぞれ直角に折曲げ、両中央折曲げ線23、24の間の部分が左側壁の上面部分を形成するようにする。こうすることにより、左平板5のうち外側を形成する面と、左平板5のうち内側を形成する面との間に隙間が生じ、左側の前平板フラップ9および左側の後平板フラップ11を中に含んでいても、綺麗に折込むことができる。また、右平板6も左平板5と同じようにすることで、綺麗に折込むことができる。
また、鋭折部25、26、35、36には、中央折曲げ線23、24、33、34は施されておらず、中央に1本の折曲げ線25a、26a、35a、36aが施されている。そのため、鋭折部25、26、35、36の折曲げ線25a、26a、35a、36aの部分は、鋭角に折られ、図1に示すように、左右側壁の他の上面よりも上方に突出する。鋭折部25、26、35、36は、このような構成を有しているため、包装箱1を積み重ねるときに、上方に位置する包装箱1の底平板4に施された切欠部15〜18に鋭折部25、26、35、36を挿入することができる。これにより、鋭折部25、26、35、36が切欠部15〜18に係合し、包装箱1を崩さず安定して積み重ねることができる。
また、右平板6を折返す前に、側延片31、32を折込み線31a、32aに沿って山折りに折込むと、図4に示すように、側延片31、32は傾斜してその先端が前平板7および後平板8に接する。また、側延片31、32は右平板6の角に位置することから、底面板4とも接する。よって、側延片31、32は安定した状態で固定され、食品トレーの縁を支える支持部として機能することができる。同様に、左平板5の側延片21、22も支持部として機能する。
また、左平板5を折返すことにより、左平板5に施された上延片19は、底辺付近を基端として上方に延びる状態となり、案内切込み部20が、上延片19の上部において上下方向に伸延する状態となる。同様に、右平板6を折返すことにより、右平板6に施された上延片29が底辺付近を基端として上方に延びる状態となり、案内切込み部30が上延片29の上部において上下方向に伸延する状態となる。
その後、底平板4に施された、2つの切り起こし部13、14を起立させる。切り起こし部13、14は、後述する仕切り板2で固定されることで、食品用トレーの縁を支える支持部として機能することができる。
次に、図5に示すように、図4の状態の包装箱1に仕切り板3を組込む。このとき、包装箱1の左側壁と右側壁の間を掛け渡すように仕切り板を挿入する。これにより、仕切り板3の両端がしっかりと固定される。また、仕切り板3の直立切込み部51、52が、切り起こし部13、14中央の内方に深く入り込んだ部分に位置するようにする。これにより、切り起こし部13、14が仕切り板3に固定される。さらに、仕切り板3を案内切込み20、30に沿うように挿入する。これにより、仕切り板3をまっすぐに挿入できるとともに、上下方向以外に動かすことができないため、より強固に包装箱1の側壁と仕切り板3とを結合させることができる。
さらに、仕切り板3を組込む際には、誘導切込み部53、54に上延片19、29が導入されるようにする。図6は、右側の上延片54付近の縦断面図であって、(a)〜(c)は仕切り板3の挿入状況毎の上延片29と誘導切込み部54との関係を示した図である。図6(a)は、上延片29が誘導切込み部54に係合する前の状態を表わしている。図6(a)に示すように、誘導切込み部54の入口は、上延片29よりも外側に位置している。そのため、仕切り板3を鉛直下方に移動させると、上延片29は誘導切込み部54の入口に導入されることになる。図6(b)は、図6(a)の状態から仕切り板3を鉛直下方に移動した状態の図である。図6(b)に示すように、仕切り板3が鉛直下方に移動すると、上延片29は誘導切込み部54に係合する。また、誘導切込み部54は、外側端から内側上方に伸延するように切込まれているため、上延片29は誘導切込み部54に誘導され、内部側に傾斜する。図6(c)は、図6(b)の状態からさらに、仕切り板3を鉛直下方に移動した状態の図である。図6(c)に示すように、仕切り板3を包装箱1に底に接するまで挿入すると、上延片29は、より内部へ傾いた状態となって固定される。図6(c)の状態では、上延片29はその周辺の他の部分よりも内側に突出している。図7は、包装箱に、食品用トレーTを包装した状態の断面図である。図6(c)の状態では、図7に示すように、は上延片29の突出した部分が、食品用トレーTの縁を支えることができ、切り起こし部14等とともに支持部として機能することができる。なお、本実施形態にかかる包装箱1によれば、食品用トレーTを4つ包装することができる。
以上が、包装箱1の組立方法の説明である。このように、本実施形態にかかる包装箱1は、切り起こし部13、14と、上延部19、29と、側延部21、22、31、32とが支持部として機能する。つまり、従来必要としていた側壁の全範囲に沿うような支持部を特別に設けなくとも、側壁側については部分的に設けられた上延片19、29が食品用トレーTの縁を支えることができる。さらに、側壁の全範囲に沿うような支持部を設ける必要が無いことから、段ボールシート1Aの面積を小さくすることができ、組立作業も容易に行うことができる。これに加え、本実施形態にかかる段ボールシート1Aによれば、段ボールシート1Aを切断加工と罫線加工で作ることができ、接着剤も不要であることから、製造コストを抑えることができる。
以上、本願発明にかかる包装箱1を実施するための最良の形態について、図1〜7を参照しつつ説明した。以上では、左平板5および右平板6が切込み線を有し、この切込み線が上延片19、29の縁となる場合について説明しが、切込み線に替えて切断線としてもよい。かかる構成によれば、切断線に沿って左側壁又は右側壁の一部を切込むことで上延片を構成することができる。
本発明によれば、縁付きの食品用トレーをその底が浮いた状態で包装できる包装箱であって、従来のものに比べ使用する材料が少ない包装箱を提供することができる。よって、包装箱の技術分野において、特に縁付きの食品用トレーを包装するための包装箱の技術分野において有益である。
本願発明の一実施形態にかかる包装箱の組立に使用する段ボールシートの平面図である。 本願発明の一実施形態にかかる包装箱の組立工程を示した図である。 本願発明の一実施形態にかかる包装箱の組立工程を示した図である。 本願発明の一実施形態にかかる包装箱の組立工程を示した図である。 本願発明の一実施形態にかかる包装箱の組立工程を示した図である。 図1の上延片付近の縦断面図であって、仕切り板の挿入程度による上延片と導入切込み部との関係を示した図である。 図1の組立式包装容器に、食品用トレーを包装した状態の断面図である。
符号の説明
1 包装箱
1A 段ボールシート
3 仕切り板
4 底平板
5 左平板
6 右平板
7 前平板
8 後平板
9、10 前平板フラップ
11、12 後平板フラップ
19、29 上延片
20、30 案内切込部
53、54 誘導切込み部
T 食品用トレー

Claims (4)

  1. 縁付きの食品用トレーを包装するための包装箱であって、
    互いに向い合う一対の側壁と、組立時に組込まれる仕切り板と、を備え、
    該一対の側壁のうち少なくとも一の側壁は、底辺付近を基端として上方に延びる上延片を有し、
    該仕切り板は、外側端またはその近傍から内側上方に伸延するように切込まれた誘導切込み部を有し、
    該誘導切込み部に該上延片を挿入しながら仕切り板を組込むことで、該誘導切込み部に誘導された該上延片が内側に傾斜し、該上延片が該食品トレーの縁を支えるための支持部として機能する、包装箱。
  2. 該仕切り板は、一対の側壁の間に掛け渡されるように組込まれる、請求項1記載の包装箱。
  3. 該上延片を有する側壁は切込み線又は切断線を有し、該切込み線又は該切断線が該上延片の縁となることで、該側壁の一部が該上延片になる、請求項1又は2記載の包装箱。
  4. 該上延片を有する側壁は、該上延片の上部において、上下方向に切込まれた案内切込み部を有する、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載の包装箱。


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