JP3204033U - 卓球ボール包装箱用緩衝材、および卓球ボール包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で静電気の発生のおそれを低減することができる卓球ボール包装箱用緩衝材を提供する。【解決手段】卓球ボール包装箱用緩衝材21は、薄板状のベース部23と、一対の長辺側ガイド部24a、24bと、一対の短辺側ガイド部25a、25bとを備える。ベース部は、卓球ボールを保持する開孔22が複数設けられており、矩形状である。一対の長辺側ガイド部は、ベース部の一対の長辺に連なって設けられており、ベース部の厚み方向に沿って延びており、包装箱内においてベース部をガイドする。一対の短辺側ガイド部は、ベース部の一対の短辺に連なって設けられており、ベース部の厚み方向に沿って延びており、包装箱内においてベース部をガイドする。卓球ボールとベース部との接触面積が小さいので摩擦による静電気の発生が抑えられる。【選択図】図4
Description
本考案は、卓球ボールを包装する卓球ボール包装箱(以下、単に「包装箱」という場合がある。)、および卓球ボール包装箱の内方側に配置されて卓球ボールを保持する卓球ボール包装箱用緩衝材(以下、単に「緩衝材」という場合がある。)に関するものである。
卓球を行う際に用いられる卓球ボールは、複数個がまとめて包装箱に包装されて、輸送、運搬される。包装箱内において、卓球ボールは、互いが衝突しあったり擦れあったりしないように、緩衝材によって包装箱内において保持される。緩衝材は、いわゆるクッションとしての機能も有し、輸送時における卓球ボールの損傷を防いでいる。卓球等のスポーツに用いられるボールを内蔵することができる携帯二つ折り開閉型ペットボトルが、特開2010−265028号公報(特許文献1)に開示されている。
従来においては、包装箱内に配置され、卓球ボールを保持する緩衝材については、発泡スチロール製の緩衝材が用いられていた。この緩衝材は、卓球ボールの球面に沿った凹部が複数設けられているものであった。そして、この凹部に卓球ボールを載置して包装箱内で保持することとしていた。
しかし、このような構成の発泡スチロール製の緩衝材を用いると、輸送中に比較的大きな面積で卓球ボールと緩衝材とが擦れあうこととなる。そうすると、卓球ボールと緩衝材との間で静電気が発生し、この静電気が緩衝材に蓄積されてしまうこととなる。特に、卓球ボールが従来のセルロイド製からプラスチック製に変更されてからは、この傾向が顕著である。このような状況は、緩衝材に求められる特性として、好ましくない。また、コストの面からもできるだけコストダウンを図ることが望まれる。
この考案の目的は、安価で静電気の発生のおそれを低減することができる卓球ボール包装箱用緩衝材を提供することである。
この考案の他の目的は、より安定して確実に卓球ボールを包装することができる卓球ボール包装箱を提供することである。
この考案の一の局面においては、卓球ボール包装箱用緩衝材は、卓球ボールを包装する包装箱の内部に配置されて使用され、厚紙で形成される。卓球ボール包装箱用緩衝材は、薄板状のベース部と、一対の長辺側ガイド部と、一対の短辺側ガイド部とを備える。ベース部は、卓球ボールを保持する開孔が複数設けられており、矩形状である。一対の長辺側ガイド部は、ベース部の一対の長辺に連なって設けられており、ベース部の厚み方向に沿って延びており、包装箱内においてベース部をガイドする。一対の短辺側ガイド部は、ベース部の一対の短辺に連なって設けられており、ベース部の厚み方向に沿って延びており、包装箱内においてベース部をガイドする。
このような構成の卓球ボール包装箱用緩衝材は、開孔を設けた薄板状のベース部を備える構成であるため、卓球ボールを開孔に保持させた際に卓球ボールとベース部との接触面積を小さくして、卓球ボールとベース部と間の輸送時における摩擦を低減することができる。そうすると、静電気を発生させるおそれを大きく低減することができる。この場合、ベース部は薄板状であり、厚紙で形成されているため、適度に撓んで、緩衝材としての機能を発揮することができる。また、一対の長辺側ガイド部材と一対の短辺側ガイド部材によって、卓球ボール包装箱の内部において、卓球ボール包装箱用緩衝材の位置を適切に維持することができる。そうすると、開孔に安定して卓球ボールを保持することができる。さらに、このような構成の卓球ボール包装箱用緩衝材は、安価に製造することができる。したがって、このような構成の卓球ボール包装箱用緩衝材は、安価で静電気の発生のおそれを低減することができる。
卓球ボール包装箱用緩衝材は、一枚の厚紙の部材を折り曲げて形成される。このように構成することにより、より容易に、卓球ボール包装箱用緩衝材を製造することができる。
また、厚紙は、板紙、およびケント紙のうちの少なくともいずれか一つを含むことが好ましい。このように構成することにより、確実に、上記した機能を備える卓球ボール包装箱用緩衝材を製造することができる。
ここで、厚紙は、コートボール紙であることが好ましい。このような構成によれば、適度な強度を維持しつつ、取り扱い性を向上させて、より確実に緩衝材としての機能を発揮することができる。
また、厚紙の厚みは、0.65mm(ミリメートル)以上0.80mm以下であることが好ましい。このような構成によれば、より確実に緩衝材としての機能を発揮することができる。
また、開孔の直径は、36mm以上38mm以下であることが好ましい。このような構成によれば、より安定して、開孔に卓球ボールを保持することができる。
なお、隣り合う一対の長辺側ガイド部と一対の短辺側ガイド部との間には、それぞれ隙間が設けられていることが好ましい。このような構成によれば、一対の長辺側ガイド部と一対の短辺側ガイド部との干渉を防止することができる。
この考案の他の局面においては、卓球ボール包装箱は、上記した構成の卓球ボール包装箱用緩衝材と、卓球ボール包装箱用緩衝材をその内部に配置する内側部材と、内側部材を覆う外側部材とを備える。
このような構成の卓球ボール包装箱によれば、より確実に安定して卓球ボールを包装することができる。
このような構成の卓球ボール包装箱用緩衝材によれば、安価で静電気の発生のおそれを低減することができる。
また、このような構成の卓球ボール包装箱によれば、より安定して確実に卓球ボールを包装することができる。
以下、図面に基づいて本考案の一実施の形態を説明する。図1は、この考案の一実施形態に係る卓球ボール包装箱11の構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す包装箱11のうち、後述する外側部材12を取り除いた状態を示す斜視図である。図3は、図2に示す状態において、卓球ボール19を配置した状態を示す斜視図である。なお、図3においては、卓球ボール19を6個図示している。
図1〜図3を参照して、この考案の一実施形態に係る卓球ボール包装箱11は、外側部材12と、内側部材13と、卓球ボール包装箱用緩衝材21とを備える。内側部材13は、いわゆる天面が開放された箱状の部材である。すなわち、内側部材13は、矩形状の底板部14と、底板部14の四辺からそれぞれ底板部14の厚み方向に延びる四つの側壁部15a、15b、15c、15dとを備える構成である。天面側から緩衝材21が内側部材13の内方側に収容され、配置される。
外側部材12は、四角筒状であって、内側部材13の外形形状に沿う形状である。外側部材12を構成する天面部16aは、包装箱11のいわゆる天面側に位置し、外側部材12を構成する底面部16bは、包装箱11のいわゆる地面側に位置することとなる。また、外側部材12を構成する一対の側面部17a、17bは、包装箱11のいわゆる側面側にそれぞれ位置することとなる。なお、外側部材12の外表面には、卓球ボール19のメーカーや個数等が印刷され、表示される。
すなわち、包装箱11は、緩衝材21と、緩衝材21をその内部に配置する内側部材13と、内側部材13を覆う外側部材12とを備える構成である。そして、包装箱11による卓球ボール19の包装は、以下の通りである。すなわち、内側部材13の内方側に緩衝材21を配置する。そして、後述する開孔22に卓球ボール19を保持させた後、内側部材13を覆うようにして外側部材12を一方の短辺側に位置する側壁部15c側から他方の短辺側に位置する側壁部15a側に至るまで外側部材12をスライドさせる。このようにして、包装箱11による卓球ボール19の包装が行われる。
次に、この考案の一実施形態に係る卓球ボール包装箱用緩衝材21の構成について説明する。図4は、この考案の一実施形態に係る卓球ボール包装箱用緩衝材21を示す斜視図である。図5は、図4に示す緩衝材21を図4中の矢印D1で示す上面側から見た図である。図6は、図4に示す緩衝材21を図4中の矢印D2で示す正面側から見た図である。図7は、図4に示す緩衝材21を図4中の矢印D3で示す左側面側から見た図である。
図4〜図7を参照して、緩衝材21は、卓球ボール19を包装する包装箱11の内部に配置されて使用される。緩衝材21は、厚紙で形成される。具体的には、緩衝材21は、コートボール紙で形成される。
緩衝材21は、緩衝材21は、矩形状のベース部23を備える。すなわち、ベース部23は、一対の長辺24a、24bと一対の短辺25a、25bとを有する構成である。ベース部23は、薄板状であり、その厚みは、0.70mmである。また、一対の長辺24a、24b間の間隔、すなわち、ベース部23の矢印D2で示す縦方向の長さL1は、124mmである。一対の短辺25a、25bの間隔、すなわち、ベース部23の矢印D3で示す横方向の長さL2は、165mmである。
ベース部23には、卓球ボール19を保持する開孔22が複数設けられている。具体的には、開孔22は、矢印D2で示す縦方向に三列、矢印D3で示す横方向に四列の合計12個設けられている。
開孔22は、それぞれ丸孔状であって、ベース部23を厚み方向に貫通するようにして設けられている。図5中の長さL3で示す開孔22の直径は、37mmである。なお、卓球ボール19の直径は、40mmであるため、開孔22に卓球ボール19を保持させた際のベース部23の上面26aから卓球ボール19が突出する長さは、29mm程度である。この時、卓球ボール19は、ベース部23の下面26bから突出する長さは、11mm程度となる。このような構成によれば、開孔22に保持した卓球ボール19を、内側部材13の底板部14に適度に接触させて、安定して卓球ボール19を開孔22において保持することができる。このような構成は、例えば、卓球ボール19の表面に印刷を行う場合に、特に有効である。
縦方向に隣り合う開孔22同士の最短の間隔L4は、4mmである。横方向に隣り合う開孔22同士の間隔も同じ長さである。このような間隔であれば、隣り合う開孔22にそれぞれ卓球ボール19を保持させた場合にも、隣り合う卓球ボール19同士が接触することはなく、擦れあうことはない。また、ベース部23を含む緩衝材21の剛性も、適度に保つことができる。なお、四隅に位置する開孔22からベース部23の一対の長辺24a、24b、一対の短辺25a、25bまでのそれぞれの最短の長さは、2.5mmとしている。
ベース部23の一対の長辺24a、24b側には、ベース部23の一対の長辺24a、24bに連なって設けられる一対の長辺側ガイド部27a、27bが設けられている。一対の長辺側ガイド部27a、27bは、図4中の矢印D1で示すベース部23の厚み方向に延びている。具体的には、一対の長辺側ガイド部27a、27bはそれぞれ、図4中の矢印D1で示す方向に延びている。一対の長辺24a、24bからの一対の長辺側ガイド部27a、27bのそれぞれの長さL5は、共に11mmである。一対の長辺側ガイド部27a、27bは、一対の長辺24a、24b側において、包装箱11内におけるベース部23の位置をガイドする。
また、ベース部23の一対の短辺25a、25b側には、ベース部23の一対の短辺25a、25bに連なって設けられる一対の短辺側ガイド部28a、28bが設けられている。一対の短辺側ガイド部28a、28bについても、一対の長辺側ガイド部27a、27bと同様に、図4中の矢印D1で示すベース部23の厚み方向に延びている。具体的には、一対の短辺側ガイド部28a、28bはそれぞれ、一対の長辺側ガイド部27a、27bと同様に、図4中の矢印D1で示す方向に延びている。一対の短辺25a、25bからの一対の短辺側ガイド部28a、28bのそれぞれの長さL6は、一対の長辺側ガイド部27a、27bと同様に、共に11mmである。一対の短辺側ガイド部28a、28bについても、一対の短辺25a、25b側において、包装箱11内におけるベース部23の位置をガイドする。
なお、隣り合う一対の長辺側ガイド部27a、27bと一対の短辺側ガイド部28aとの間には、それぞれ隙間29が設けられている。こうすることにより、一対の長辺側ガイド部27a、27bと一対の短辺側ガイド部28a、28bとの干渉を防止することができる。
このような構成の緩衝材21は、薄板状のベース部23を備える構成であるため、卓球ボール19を開孔22に保持した際に卓球ボール19とベース部23との接触面積を小さくして、ベース部23と卓球ボール19との輸送時における摩擦を低減することができる。そうすると、静電気を発生させるおそれを大きく低減することができる。また、一対の長辺側ガイド部材27a、27bと一対の短辺側ガイド部材28a、28bによって、包装箱11の内部において、緩衝材21の位置を適切に維持することができる。そうすると、開孔22に安定して卓球ボール19を保持することができる。また、ベース部23は薄板状であるため、適度に撓んで、緩衝材21としての機能を発揮することができる。さらに、このような構成の緩衝材21は、安価に製造することができる。したがって、このような構成の緩衝材21は、安価で静電気の発生のおそれを低減することができる。
このような構成の緩衝材21は、開孔22を設けた薄板状のベース部23を備える構成であるため、卓球ボール19を開孔22に保持させた際に卓球ボール19とベース部23との接触面積を小さくして、卓球ボール19とベース部23との間の輸送時における摩擦を低減することができる。そうすると、静電気を発生させるおそれを大きく低減することができる。この場合、ベース部23は薄板状であり、厚紙で形成されているため、適度に撓んで、緩衝材としての機能を発揮することができる。また、一対の長辺側ガイド部材27a、27bと一対の短辺側ガイド部材28a、28bによって、包装箱11の内部において、緩衝材21の位置を適切に維持することができる。そうすると、開孔22に安定して卓球ボール19を保持することができる。さらに、このような構成の緩衝材21は、安価に製造することができる。したがって、このような構成の緩衝材21は、安価で静電気の発生のおそれを低減することができる。
また、このような構成の包装箱11によれば、上記した構成の緩衝材21を含むため、より確実に安定して卓球ボール19を包装することができる。
なお、緩衝材21は、一枚の厚紙を折り曲げて形成される。具体的には、所定の形状に打ち抜いたコートボール紙またはコートアイボリー紙を折り曲げて製造されている。用いるコートボール紙またはコートアイボリー紙は、上記した厚みのものが用いられる。
次に、このような構成の緩衝材21の製造方法について説明する。まず、一枚のコートボール紙またはコートアイボリー紙を準備する。そして、所定の外形形状となるよう、コートボール紙またはコートアイボリー紙を打ち抜く。
図8および図9は、所定の外形形状に打ち抜かれた緩衝材構成部材31の外形形状を示す図である。図8は、図4における矢印D1の方向から見た図である。図9は、図4における矢印D1と逆の方向から見た図である。
図8および図9を参照して、打ち抜かれた緩衝材構成部材31には、後に矩形状のベース部23となるベース部対応領域32、後にそれぞれ一対の長辺側ガイド部27a、27bとなる一対の長辺側ガイド部対応領域33a、33b、および後にそれぞれ一対の長辺側ガイド部27a、27bとなる一対の長辺側ガイド部対応領域34a、34bが設けられている。なお、ベース部対応領域32には、12個の開孔35が設けられている。また、矩形状のベース部対応領域32の四隅に位置する角部36a、36b、36c、36dは、内方側に丸みを帯びて凹むようR面となるよう構成されている。
一対の長辺側ガイド部対応領域33a、33bの長さL6は、折り曲げられた際に、隣り合う一対の短辺側ガイド部対応領域34a、34bとの間に上記した隙間29が形成されるよう、ベース部23の横方向の長さL2よりも若干短く構成されている。同様に、一対の短辺側ガイド部対応領域34a、34bの長さL7は、折り曲げられた際に、隣り合う一対の長辺側ガイド部対応領域33a、33bとの間に上記した隙間29が形成されるよう、ベース部23の縦方向の長さL1よりも若干短く構成されている。
そして、ベース部対応領域32と、一対の長辺側ガイド部対応領域33a、33b、および一対の短辺側ガイド部対応領域34a、34bとのそれぞれの境界には、厚み方向に切り欠いた切り欠き37a、37b、37a、37bが設けられている。切り欠き37a〜37dが設けられる位置は、矩形状のベース部対応領域32の四辺にそれぞれ相当する位置である。この切り欠き37a〜37dについては、コートボール紙等の上面38a側にのみ設けられ、下面38bには設けられていない。切り欠き37a〜37dは、コートボール紙等の厚みの例えば半分程度に切れ目を入れることにより形成される。
なお、このような緩衝材構成部材31は、トムソン型抜き加工を用いて、コートボール紙等を打ち抜くことにより形成される。
切り欠き37a〜37dに沿って、一対の長辺側ガイド部対応領域33a、33b、および一対の短辺側ガイド部対応領域34a、34bをそれぞれ下面38b側に約90度折り曲げる。すなわち、切り欠き37a〜37dの部分は、いわゆる折り目となる。このようにして、緩衝材21は形成される。
このようにして緩衝材21は形成される。このように構成することにより、より容易に、緩衝材21を製造することができる。この場合、切り欠き37a〜37dを設けているため、より適切に一対の長辺側ガイド部27a、27b、および一対の短辺側ガイド部28a、28bを形成することができる。
また、コートボール紙またはコートアイボリー紙を用いることにより、適度な強度を維持しつつ、取り扱い性を向上させて、より確実に緩衝材21としての機能を発揮することができる。
なお、上記の実施の形態として、厚紙をコートボール紙またはコートアイボリー紙とすることとしたが、これに限らず、厚紙は、板紙、ミルクカートン用紙、画用紙、ケント紙、および段ボールのうちの少なくともいずれか一つを含むようにしてもよい。このように構成することにより、確実に、上記した機能を備える緩衝材21を製造することができる。
また、上記の実施の形態においては、厚紙の厚みは、0.65mm以上0.80mm以下であるよう構成してもよい。このような構成によれば、緩衝材21を製造する際の作業性を向上させると共に、より確実に緩衝材21としての機能を発揮することができる。
なお、上記の実施の形態においては、開孔22の直径は、37mmとしたが、これに限らず、開孔22の直径は、卓球ボール19が挿通せず、包装箱11内で保持できればよい範囲の直径、具体的には、長さL3は、36mm以上38mm以下とすればよい。なお、開孔22の直径に応じて、長さL5、L6の長さを変更するとよい。具体的には、例えば、長さL3を37mmよりも短くした場合、開孔22に保持する卓球ボール19を、内側部材13の底板部14に接触させるべく、長さL5、L6の長さを11mmよりも短くするとよい。
また、上記の実施の形態においては、隣り合う一対の長辺側ガイド部27a、27bと一対の短辺側ガイド部28a、28bとの間には、それぞれ隙間29が設けられていることとしたが、これに限らず、この隙間29を設けない構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、開孔22は12個設けることとしたが、これに限らず、用途や必要に応じて、他の個数、例えば、開孔22を3個や6個設ける構成としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなく、実用新案登録請求の範囲によって規定され、実用新案登録請求の範囲と均等の範囲、および意味内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本考案に係る卓球ボール包装箱用緩衝材、および卓球ボール包装箱は、安価で静電気の発生のおそれを低減することが求められる場合に、特に有利に適用され得る。
11 卓球ボール包装箱、12 外側部材、13 内側部材、14 底板部、15a,15b,15c,15d 側壁部、16a 天面部、16b 底面部、17a,17b 側面部、19 卓球ボール、21 卓球ボール包装箱用緩衝材、22,35 開孔、23 ベース部、24a,24b 長辺、25a,25b 短辺、26a,38a 上面、26b,38b 下面、27a,27b 長辺側ガイド部、28a,28b 短辺側ガイド部、29 隙間、31 緩衝材構成部材、32 ベース部対応領域、33a,33b 長辺側ガイド部対応領域、34a,34b 短辺側ガイド部対応領域、36a,36b,36c,36d 角部、37,37b,37a,37b 切り欠き。
Claims (8)
- 卓球ボールを包装する包装箱の内部に配置されて使用され、厚紙で形成される卓球ボール包装箱用緩衝材であって、
薄板状であって、卓球ボールを保持する開孔が複数設けられた矩形状のベース部と、
前記ベース部の一対の長辺に連なって設けられており、前記ベース部の厚み方向に沿って延びており、前記包装箱内において前記ベース部をガイドする一対の長辺側ガイド部と、
前記ベース部の一対の短辺に連なって設けられており、前記ベース部の厚み方向に沿って延びており、前記包装箱内において前記ベース部をガイドする一対の短辺側ガイド部と、を備える、卓球ボール包装箱用緩衝材。 - 一枚の前記厚紙の部材を折り曲げて形成される、請求項1に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 前記厚紙は、板紙、ミルクカートン用紙、画用紙、ケント紙、および段ボールのうちの少なくともいずれか一つを含む、請求項1または2に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 前記厚紙は、コートボール紙またはコートアイボリー紙である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 前記厚紙の厚みは、0.65mm以上0.80mm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 前記開孔の直径は、36mm以上38mm以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 隣り合う一対の前記長辺側ガイド部と一対の前記短辺側ガイド部との間には、それぞれ隙間が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の卓球ボール包装箱用緩衝材と、
前記卓球ボール包装箱用緩衝材をその内部に配置する内側部材と、
前記内側部材を覆う外側部材と、を備える、卓球ボール包装箱。
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KR20230100888A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 크리에이티브오늘 주식회사 | 골프공 포장상자 |
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KR20230100888A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 크리에이티브오늘 주식회사 | 골프공 포장상자 |
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