JP6537267B2 - 仕切り箱 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、包装箱の対向する各側面板に折り曲げ線を介して底部形成片及び第一仕切片が設けられ、また、もう一つの対抗する各側面板にも同様に底部形成片及び第二仕切片が設けられた仕切り箱において、第一仕切片及び底部形成片には、第一仕切片の中途部から側面板の折り曲げ線まで溝が形成された構成が記載されている。この仕切り箱は、底部形成片と第二仕切片を直角に折り曲げ、前記溝に第二仕切片を挿入することにより、第一仕切片と第二仕切片が仕切り板を構成するものである。
また、第二仕切片を溝へ挿入する工程では、構造上、第二仕切片を多少湾曲させるように負荷をかける必要がある。そのため、第二仕切片の先端が折れ曲がりやすく、組み立てが困難であるという課題がある。
すなわち、本発明の課題を解決するための手段は、以下の仕切り箱を提供することである。
これによると、フラップの挿入部を仕切り板の切り欠き溝に挿入する際に、スムーズに挿入できるため、より簡便に仕切り箱を組み立てることができる。
これによると、フラップの挿入部を仕切り板の切り欠き溝に挿入する際に、フラップの先端にかかる負荷が低減されるため、よりスムーズに挿入されるだけでなく、フラップの折れ曲がり等の破損が生じにくいという効果を奏する。
これによると、傾斜した切り欠き溝を有する仕切り板を使用し、フラップを傾斜した状態で収容しても、包装箱を大きくする必要がないため、物品に最適なサイズの仕切り箱を提供することができる。
これによると、輸送中の振動で印刷面と仕切り板が擦れないため、印刷面の擦れ汚れを防止することができる。
[仕切り箱]
図1〜9は、本発明の第1実施例の仕切り箱10を説明する図である。仕切り箱10は、包装箱20及び仕切り板30を組み立てることにより構成される。
包装箱20及び仕切り板30の材料は、用途に応じて適宜決定され特に限定されないが、紙質、プラスチック等の板材が使用される。板材の構造としては、一枚で構成しても、段ボールのように波状の中芯の表裏を二枚のライナーで挟んだ構造としてもよい。包装箱と仕切り板の材質は、同一のものでも、異なっていてもよい。加工の容易性や強度の観点から、好ましくは紙質、段ボールである。また、包装箱と仕切り板は同一の材料であることが好ましい。
図1には、本発明の第1実施例の包装箱20の展開図が図示されている。本発明の第1実施例の包装箱20は、段ボールを図1に図示した展開図に沿って切り出され、図4〜9に図示した6面図のように組み立てられる。展開図の破線は、折り曲げるための罫線である。なお、破線の構成は、折り曲げる手段であればどのような手段でもよく、段ボールの罫線でも、蝶番等の回動手段を用いてもよい。
第1実施例の包装箱20の底板は、ワンタッチ式の構造であり、蓋板は、差し込み片26を備えた差し込み式の構造(段ボール底ワンタッチ式 JIS 0713)である。包装箱の構造としては、いずれかの側板の上端に、内部へ折り込むフラップを備えた構造であれば、特に限定されるものではない。例えば、段ボールA式(JIS 0201)、段ボールB式(JIS 0210)、段ボール底アメリカンロック式(JIS 0215)等が挙げられる。
回動を可能とする手段としては、通常、段ボールの罫線により構成されるが、蝶番等のような回動手段を設けてもよい。
略L字状のフラップは、罫線を設けた段ボールにより構成され、フラップ24a及び25bの罫線より先端の領域(図1の斜線で示した領域。以下、「先端域Ta」及び「先端域Tb」という。)は回動することができる。そして、先端域Ta及びTbは、包装箱20の内部に向けて折り曲げられている。
先端域Ta及びTbの長さを調整することにより、フラップ24a及び24bの先端の高さ方向の位置を設定することができる。フラップ24a及び24bの先端の高さ方向の位置は、特に限定するものではないが、仕切り板としての機能を勘案して、収容箱の高さの90%以下の位置が好ましく、10%以下の位置がさらに好ましい。10%以下の位置に設定すると、物品同士の接触による擦り傷の発生を抑制することができる。
フラップ24a及び24bは、仕切り板と略直角に交差し、仕切り板30と共に仕切り部材として機能する。
図2(A)には、本発明の第1実施例の仕切り板30の構造が図示されている。仕切り板30は、上端に切り欠き溝31a、31bが形成され、下端に3つの開口部34が形成されている。
切り欠き溝の数は、1又は2であり、挿入部を有する略L字状のフラップの数に合わせて設ければよい。
広口構造32aを設けることにより、フラップ24aの挿入部25aの挿入がスムーズとなり、仕切り箱10の組み立てが容易になる。
また、角部の形状も限定されず、広口構造32aのように円弧状としても、広口構造32b、32cのように直線状としてもよい。
組み立てやすさの観点から、側板21bより遠方側の角部を円弧状に形成することが特に好ましい。
ここで、傾斜した構成とは、図2(C)に図示するように、切り欠き溝31aと仕切り板30の上端の交点を通る垂線に対する角度(θ)が、2〜80°である構成をいう。
開口部を設けることにより、物品の印刷面と仕切り板30との擦れがなくなるため、印刷面の擦れ汚れを防止することができる。
本発明の物品は、本発明の仕切り箱に収容される物であり、その形状や大きさは、仕切り板30及びフラップ24a,24bにより仕切られた各領域に収容できるように任意に設計される。
以下、物品の説明を実施例にて行うが、これに限定されるものではない。
上記の構成により、物品の梱包中に仕切り箱が倒れる等のトラブルが生じた場合に、仕切り箱の外への物品の飛び出しを抑制するため、物品の破損等を防止することができる。
これによると、輸送中の物品の上下方向の揺れが低減され、物品の破損や、包装箱又は仕切り板との擦れを防止することができる。
PETは、傷が付くと目立ち易く、また、段ボール等の包装箱や仕切り板と擦れるだけでも傷が付いてしまうという特徴がある。そのため、物品と仕切り板又は包装箱との擦れを防止するという本発明の効果がより顕著に発揮される。
図3には、本発明の仕切り箱10に物品40が収容された状態が図示されている。本発明の仕切り箱10の組み立て方法は、包装箱20の側板21及び底板22を形成する工程、仕切り板30及び物品40を収容する工程、フラップ24の挿入部25を仕切り板30の切り欠き溝31に挿入する工程、蓋板23で包装箱20に蓋をする工程を備えている。
図16〜18は、本発明の第2実施例の仕切り箱110を説明する図である。仕切り箱110は、包装箱120及び仕切り板130を組み立てることにより構成される。
[包装箱]
図16には、第2の実施例の包装箱120の展開図が図示されている。第2実施例の包装箱120の底板は、段ボール底アメリカンロック式の構造であり、蓋板123は、差し込み片126を備えた差し込み式の構造である(JIS 0215)。
仕切り板が傾斜した状態で物品を収容すると、物品で仕切り板を折り曲げてしまうという課題がある。しかし、仕切り板とフラップを係合することにより、仕切り板を垂直に固定することができるため、物品収容時の仕切り板の折れ曲がりを防止することができる。
広口構造128a及び128bの構造は、スリット幅がフラップ先端において拡大すれば、特に限定されないが、溝幅がフラップの先端に向かって徐々に拡大する構成が好ましい。フラップの先端に向かって溝幅が拡大するための形状としては、上記の仕切り板30の切り欠き溝31と同様、フラップ先端とスリットにより形成された角部の形状を円弧状や直線状に切り落として傾斜部を設ければよい。さらに、この角部は、両側とも傾斜部を有することが好ましい。
図17には、第2実施例の仕切り板130が図示されている。広口構造132aは、側板121bより近辺側の角部133aを直線状に切り落として溝幅を徐々に拡大した構造である。
また、仕切り板の底辺には、物品の印刷面に沿って略矩形状に切り落とした開口部134が形成されている。
図19は、本発明の第3実施例の仕切り箱210を説明する図である。仕切り箱210は、包装箱220及び2枚の仕切り板230を組み立てることにより構成される。仕切り板を2枚使用することにより、包装箱220の内部空間を奥行き方向に3分割している。
フラップを2つに分割することにより、2枚の仕切り板230を別々に設置することができる。具体的には、例えば、仕切り板230の切り欠き溝231bにフラップ224bの挿入部225bを挿入して仕切り板230を設置した後に、2枚目の仕切り板230をフラップ224cにより設置し、最後にフラップ224aの挿入部225a1及び225a2を、2枚の仕切り板230の切り欠き溝231aに同時に挿入する。このように、フラップを複数に分割することにより、仕切り板を一枚ずつ設置することができるため、組み立て作業を簡便化することができる。
また、本発明の仕切り箱は、物品の破損や擦れ傷の発生を防止することができるため、PET容器等の傷が付きやすい物品を適切に輸送する方法を提供することができる。
Claims (4)
- 仕切り板と、4面の側板、底板、及び、蓋板からなる略直方体の包装箱、を備えた仕切り箱であって、
前記仕切り板には、前記仕切り板の上端から下方に向けて少なくとも1つの切り欠き溝が形成され、
前記側板の少なくとも1つの面の上端には、回動可能に固定された略L字状のフラップを備えており、
前記フラップの先端には、前記仕切り板の上端に形成された前記切り欠き溝に挿入される挿入部を有し、
前記切り欠き溝は、前記切り欠き溝と前記仕切り板の上端の交点を通る垂線に対する角度(θ)が2〜80°となるよう傾斜され、
さらに前記フラップは、側板と先端域の間の領域と、先端域とのなす角が鈍角となるように、前記フラップの挿入部が傾斜した状態で包装箱内に設置されることを特徴とする仕切り箱。 - 前記切り欠き溝は、前記仕切り板の上端との交点において広口構造を有することを特徴とする請求項1に記載の仕切り箱。
- 前記仕切り箱には、上部が下部より細い形状を有する物品が収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載の仕切り箱。
- 前記仕切り箱には、物品が収容されており、前記物品は、印刷面を有しており、前記仕切り板には、前記物品の印刷面と対向する領域に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の仕切り箱。
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