JP6821975B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
また、前記した包装箱において、前記係合片の下縁部に上向きに窪んだ上側凹部を形成し、前記上側凹部に前記仕切り板を差し込むことで、係合片を仕切り板に連結させることもできる。
さらに、前記した包装箱において、仕切り板の上縁部に下側凹部を形成するとともに、係合片の下縁部に上側凹部を形成し、下側凹部と上側凹部とを組み合わせることで、係合片を仕切り板に連結させることもできる。
この構成では、内容物に対してシートがずれるのを防ぐことができる。また、包装箱を組み立てたときに、内板の外面は側壁に覆われるため、スリットおよびスリットに差し込まれたシートの一部が外部に露出するのを防ぐことができる。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
なお、罫線上に適宜切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
左側の第一頂板21は、左側壁11の上縁部から右方に向けて延びている。左側の第一頂板21は、左側壁11に対して垂直に形成されている。本実施形態の第一頂板21の左右方向の長さは、底板10の左右方向の長さの略1/5の大きさである。
前側の第二頂板22は、前端壁13の上縁部から後方に向けて延びている。前側の第二頂板22は、前端壁13に対して垂直に形成されている。
本実施形態の第二頂板22の前後方向の長さは、底板10の前後方向の長さの略1/6の大きさである。前側の第二頂板22は、左右の第一頂板21,21の前部の上面に重ねられている。
ダブルロック機構3では、第二頂板22の左右の縁部に形成された突出片が、左右の側壁11,12の上縁部に形成された穴に差し込まれている。また、ダブルロック機構3では、左右の側壁11,12の上縁部に形成された突出片が、第二頂板22の左右の縁部に形成された穴に差し込まれている。
本実施形態の内板31の前後方向の長さは、底板10の前後方向の長さの略1/10の大きさである。内板31は、図1に示すように、左側壁11の内面に重ねられている。
また、仕切り板32の上縁部には、下向きに窪んでいる下側凹部32aが形成されている。下側凹部32aは、後記する係合片23が差し込まれる部位である(図5参照)。
右側の内板31は、図4に示すように、右側壁12の内面に重ねられており、右側の仕切り板32は、内板31の前縁部から左方に向けて延びている。
左側の仕切り板32と、右側の仕切り板32とは、左右方向に間隔を空けて配置されている。
前端壁13側の両内板31,31および両仕切り板32,32と、後端壁14側の両内板31,31および両仕切り板32,32とは、前後対称な形状である。
本実施形態の包装箱1では、図6に示すように、内部空間の前部および後部に仕切り板32が配置されており、内部空間が前後方向に三つの領域に区画されている。
係合片23は、第一頂板21の角部を下方に向けて折り曲げることで形成されている(図5参照)。係合片23は、長方形に形成されており、上下方向よりも前後方向が大きく形成されている。
したがって、右側の第一頂板21の後側の係合片23について詳細に説明し、その他の係合片23については説明を省略する。
また、第一頂板21において、罫線L6側の反対側の縁部から、罫線L15の前端部に亘って、切断線L16が形成されている。
係合片23は、図5に示すように、罫線L15において第一頂板21に対して下向きに折り曲げられている(図4参照)。係合片23は、第一頂板21に対して垂直に配置されている。
係合片23の上側凹部23aと、仕切り板32の下側凹部32aとは、図5に示すように、上下方向に組み合わされている。上側凹部23aの底面と下側凹部32aの底面とが当接している。
このように、係合片23の上側凹部23aと、仕切り板32の下側凹部32aとを組み合わせることで、係合片23が仕切り板32の上縁部に係合されている。
なお、本実施形態のスリット40は、直線状の部位と、直線状の部位から側方に延びている複数の部位とが形成されているが、その形状は限定されるものではない。
保護シートS1は、例えば、発泡ポリエチレン製などの柔軟なシートであり、バンパーBの外面を覆うことで、バンパーBの外面に傷が付くのを防ぐものである(図6参照)。
まず、図2に示すブランクシートSの内面にバンパーB(図6参照)を載せる。バンパーBの外面は保護シートS1(図7参照)によって覆われている。
同様に、図1に示すように、底板10に対して前端壁13を立ち上げた後に、前端壁13に対して両内板31,31を後方に向けて折り曲げる。さらに、内板31に対して仕切り板32を内方に向けて折り曲げる。
さらに、図8に示すように、保護シートS1の一部を内板31のスリット40に差し込んで固定する。
さらに、図5に示すように、左側壁11に対して第一頂板21を折り曲げ、係合片23の上側凹部23aと仕切り板32の下側凹部32aとを組み合わせる。同様に、右側壁12に対して第一頂板21を折り曲げ、係合片23の上側凹部23aと仕切り板32の下側凹部32aとを組み合わせる。
これにより、各仕切り板32が左右の第一頂板21,21に連結され、各仕切り板32が箱内に固定される。
これにより、両第一頂板21,21の前部の上面に、前側の第二頂板22が重なり、両第一頂板21,21の後部の上面に、後側の第二頂板22が重なる。
さらに、ダブルロック機構3によって、第二頂板22の両縁部を両側壁11,12に連結する。
さらに、内板31の外面は左側壁11に覆われているため、スリット40およびスリット40に差し込まれた保護シートS1の一部が外部に露出するのを防ぐことができる。
なお、包装箱1には、図7の状態において、底板10の上部および両端壁13,14(図1参照)の上部となる位置に、手持ち用の穴部を形成してもよい。
このように、本実施形態の包装箱1では、ブランクシートSの外形状の凹凸を小さくすることができ、ブランクシートSを長方形に近づけることができるため、全判シートからブランクシートSを裁断するときの紙取りを良くすることができる。
本実施形態の包装箱1では、図3に示すように、左右の仕切り板32,32の左右方向に並んでいるが、収容するバンパーB(図6参照)の形状に合わせて、左右の仕切り板32,32を前後方向にずらして配置してもよい。
2 開口部
3 ダブルロック機構
10 底板
11 左側壁
12 右側壁
13 前端壁
14 後端壁
21 第一頂板
22 第二頂板
23 係合片
23a 上側凹部
31 内板
32 仕切り板
32a 下側凹部
40 スリット
B バンパー
B1 正面部
B2 サイド部
S ブランクシート
S1 保護シート
Claims (4)
- 底板と、
前記底板の左右の縁部に連設された左右の側壁と、
前記底板の前後の縁部に連設された前後の端壁と、
前記両側壁の上縁部に連設された一対の第一頂板と、
前記両端壁の上縁部に連設され、前記両第一頂板の上面に重ねられた一対の第二頂板と、を備え、
前記端壁の側縁部には、一方の前記側壁の内面に重ねられた内板の一端側の縁部が連設され、
前記内板の他端側の縁部には、他方の前記側壁に向けて延びている仕切り板が連設されており、
前記第一頂板は、基端部が前記側壁の上縁部に連設され、先端部には下方に向けて延びている係合片が形成され、
前記係合片は、前記第一頂板の先端側の角部を下方に向けて折り曲げた部位であり、
前記係合片が前記仕切り板の上縁部に係合されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1に記載の包装箱であって、
前記仕切り板の上縁部には、下向きに窪んだ下側凹部が形成され、
前記下側凹部に前記係合片が差し込まれていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項2に記載の包装箱であって、
前記係合片の下縁部には、上向きに窪んだ上側凹部が形成され、
前記上側凹部に前記仕切り板が差し込まれていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱であって、
前記内板には、内容物の表面を保護するためのシートの一部が差し込まれるスリットが形成されていることを特徴とする包装箱。
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