JP6248710B2 - 仕切り体 - Google Patents
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Description
また、各第二仕切り体を左側板および右側板に対して傾動させて、各第二仕切り板を第一仕切り板に重ねることで、仕切り体をコンパクトに折り畳むことができる。
また、収容空間を囲む壁面内に折線が形成されないため、収容空間の形状を安定させることができ、仕切り体の強度を高めることができる。
また、第二仕切り板に対して第三仕切り板が上下方向に嵌め合わされており、第三仕切り板に対して第二仕切り板が前後方向に傾動自在である。したがって、第二仕切り板と第三仕切り板とを嵌め合わせた状態のままで、これらを第一仕切り板に重ねることができ、仕切り体をコンパクトに折り畳むことができる。
本実施形態の仕切り体1は、図1に示すように、箱2内に複数の収容空間3を形成するものであり、格子状を呈している。
本実施形態の仕切り体1を直方体の箱2内に収容すると、箱2内に十二個の収容空間3が形成される。収容空間3は、直方体の空間であり、各収容空間3は略同じ大きさに形成される(図6(a)参照)。
また、第三仕切り板30は、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS2によって形成されている。
このように、仕切り体1(図1参照)は、一枚のブランクシートS1と、二枚のブランクシートS2,S2と、からなる三ピース構造である。
下板11の前後方向の長さは、第一仕切り板10の前後方向の長さの略三分の一の長さである。
左側板12は、図3(a)に示すように、第一仕切り板10の左側面に重なる長方形の部位である。左側板12の上下方向の長さは、第一仕切り板10の下縁部から凹部10aの底部までの長さと同じである。
左前の第二仕切り板21は、左側板12に対して左方に延ばされている。また、左前の第二仕切り板21は、左側板12に対して直角に形成されている。
左前の第二仕切り板21の左右方向の長さは、左側板12の左右方向の長さの略二倍であり、箱2の内部空間の左右方向の幅の半分である。
このスリット25は、第三仕切り板30が差し込まれる部位であり(図1参照)、第三仕切り板30の厚さと同じ幅に形成されている。また、スリット25の上端部は、上縁部に向かうに従って漸次拡幅されている。
左後の第二仕切り板22は、左側板12に対して左方に延ばされている。また、左後の第二仕切り板22は、左側板12に対して直角に形成されている。
左後の第二仕切り板22は、左前の第二仕切り板21と同じ形状である(図5参照)。このように、左側板12の前後の両縁部には、前後一対の第二仕切り板21,22がそれぞれ連設されている。また、前後一対の第二仕切り板21,22は平行している。
右側板14は、図3(b)に示すように、第一仕切り板10の右側面に重なる長方形の部位である。右側板14は、左側板12と同じ形状に形成されている(図2参照)。
両第三仕切り板30,30は、第一仕切り板10に平行している。第一仕切り板10および二つの第三仕切り板30,30は左右方向に等間隔に並べられている。
第三仕切り板30の上下方向および前後方向の長さは、第一仕切り板10の上下方向および前後方向の長さと同じである(図2参照)。
前後のスリット35,35の間隔は、前後一対の第二仕切り板21,22(23,24)の間隔と同じである。
スリット35は、第二仕切り板21〜24が差し込まれる部位であり、第二仕切り板21〜24の厚さと同じ幅に形成されている。また、スリット35の下端部は、下縁部に向かうに従って漸次拡幅されている。
具体的には、左側の第三仕切り板30の両スリット35,35には、左側の前後一対の第二仕切り板21,22の両スリット25,25の底部よりも下側の部位がそれぞれ差し込まれる。
また、左側の前後一対の第二仕切り板21,22の両スリット25,25には、左側の第三仕切り板30の両スリット35,35の底部よりも上側の部位が差し込まれる。
また、右側の前後一対の第二仕切り板23,24の両スリット25,25には、右側の第三仕切り板30の両スリット35,35の底部よりも上側の部位が差し込まれる。
これにより、前後の第二仕切り板21,22(23,24)を例えば後方に傾動させると、第三仕切り板30は、第一仕切り板10側に向けて斜め後方に移動する。
まず、図2に示すブランクシートS1の状態から、折線L1において、第一仕切り板10に対して下板11を折り曲げるとともに、折線L2において、下板11に対して左側板12を折り曲げる。これにより、図3(a)に示すように、第一仕切り板10の左側面に左側板12が重なる。
また、折線L7(図2参照)および折線L8(図2参照)において、右側板14に対して、右前の第二仕切り板23および右後の第二仕切り板24を折り曲げて、第二仕切り板23,24を第一仕切り板10に対して直交させる(図4参照)。
なお、本実施形態では、各第二仕切り板21〜24を後方に傾動させているが、各第二仕切り板21〜24を前方に傾動させてもよい。
本実施形態の仕切り体1では、図1に示すように、第一仕切り板10の左右両側に第三仕切り板30,30が設けられているが、第三仕切り板30の数は限定されるものではない。そして、第三仕切り板30の数を増やすことで、箱2内に区画する収容空間3を増やすことができる。
また、第一仕切り板10の左右のいずれか一方のみに第三仕切り板30を設けてもよい。さらに、第三仕切り板30を設けなくてもよく、この場合には、箱2内に六つの収容空間が形成される。
2 箱
3 収容空間
10 第一仕切り板
10a 凹溝
11 下板
12 左側板
13 上板
14 右側板
21〜24 第二仕切り板
25 スリット
30 第三仕切り板
35 スリット
S1 ブランクシート
S2 ブランクシート
Claims (2)
- 箱内を複数の収容空間に区画するための仕切り体であって、
第一仕切り板と、
前記第一仕切り板の下縁部に連設され、前記第一仕切り板の左側面に重なる左側板と、
前記左側板の上縁部に連設され、前記第一仕切り板の上端面に重なる上板と、
前記上板の右縁部に連設され、前記第一仕切り板の右側面に重なる右側板と、
前記左側板の前後の両縁部および前記右側板の前後の両縁部にそれぞれ連設された四つの第二仕切り板と、を備え、
前記第一仕切り板は、前記左側板および前記右側板よりも前後方向に突出し、
前記各第二仕切り板は、左右方向に延ばされており、
前記第一仕切り板の上縁部には、前記上板が収容される凹部が形成されていることを特徴とする仕切り体。 - 前後一対の前記第二仕切り板に組み合わされる第三仕切り板を備え、
前記第二仕切り板に対して、前記第三仕切り板を上下方向に嵌め合わせることを特徴とする請求項1に記載の仕切り体。
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JP6248710B2 true JP6248710B2 (ja) | 2017-12-20 |
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Family Applications (1)
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