JP2005200080A - トレイ形包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレイ形包装用箱の底パネルを介してパッケージ容器の底部に加わる外力を緩和できるようにし、これにより、パッケージ容器に収納し、さらにトレイ形包装用箱に収納した生鮮果実等が傷みにくくする。また、トレイ形包装用箱に収納した生鮮果実のパッケージ容器を安定且つ確実に支持する。
【解決手段】 トレイ形包装用箱は、箱体の内側壁の下部をパック支持パネル11、11として箱体の内側に張り出させ、そのパック支持パネル11、11の上辺部22、22でパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持する。また、箱体内部を仕切る仕切を兼ねるパック支持パネル6を箱体の内部に挿入し、パック支持パネル6の上辺部24、24で箱体内部に収納するパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、底パネルの対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネルの対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接する側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口する箱体を形成したトレイ形包装用箱に関し、特に箱体内部に果物等を収納するトレイ状のパッケージ容器15を収納するトレイ形包装用箱に関する。
例えば、イチゴ等の生鮮果実を収納したパックを収納して出荷する箱体として前述のようなトレイ形包装用箱が多く使用されている。
このトレイ形包装用箱は、矩形の底パネルの対向する2辺から側パネルを起立させ、底パネルの対向する他の2辺から端パネルを起立させる。そして例えば、側パネルの両側に延設した連結フラップを端パネルの内側で互いに連結し、二重にした端パネルの間に挟み込むか、或いは連結フラップを端パネルに連結することにより、隣接する側パネルと端パネルとを互いに連結したものである。
このようなトレイ形包装用箱は、長さや幅の寸法に比べて比較的浅く、仕切により4つに区画し、それぞれの区画にイチゴのパッケージ容器を収納する。そのために、対向する側パネルの間と対向する端パネルの間にそれぞれ仕切パネルを渡し、これら仕切パネルを中央で互いに差し込んで直交状に交差させている。イチゴのパッケージ容器は、ポリエチレンテレフタレート等からなる薄い透明な樹脂製の容器で、平面長方形であり、側面及び端面が逆台形であり、開口部周囲に一体にフランジが延設されている。
このようなトレイ形包装用箱は、イチゴ等の生鮮果実の生産農家が収穫した生鮮果実を出荷するときにブランクから組み立て、その中に出荷する生鮮果実のパックを詰めてその生鮮果実を出荷する。そして、市場での競り売り等を経て、小売店の店頭に並べられる。小売店の店頭では、パッケージ容器を一単位として生鮮果実が小売りされる。
イチゴのこのような流通過程において、生鮮果実の傷みを防止し、鮮度を保持するためには、荷物の取扱中にトレイ形包装用箱に収納梱包された生鮮果実に外力が及ばないようにしなければならない。特に、路地もののイチゴが出荷される前に出荷されるハウスもののイチゴは、市場で高価に取り引きされ、その分だけイチゴの傷みに対して取引価格が大きく左右される。このため、出荷する側としては、流通過程における傷みを極力防止する必要性がある。
しかしながら、従来のトレイ形包装用箱は、イチゴを収納したパッケージ容器をトレイ形包装用容器の内部に仕切られた各区画に収納しているため、パッケージ容器は底パネルに接した状態で収納される。このため、パッケージ容器に収納された生鮮果実は、トレイ形包装用容器の底パネルの外部から加わる外力を底パネルを介して受けることになる。これにより、流通過程で特にパッケージ容器の底部付近の生鮮果実が傷みやすい。
特開2002−302118号公報
本発明は、パッケージ容器に生鮮果実を収納した状態で梱包、出荷するための前述のような従来のトレイ形包装用箱の課題に鑑み、その第一の目的は、トレイ形包装用箱の底パネルを介してパッケージ容器の底部に加わる外力を緩和できるようにし、これにより、パッケージ容器に収納し、さらにトレイ形包装用箱に収納した生鮮果実等が傷みにくくすることである。さらにその第二の目的は、トレイ形包装用箱に収納した生鮮果実のパッケージ容器を安定且つ確実に支持出来るようにすることである。
本発明では、前記の目的を達成するため、パッケージ容器15の周囲のフランジ17を支持するパック支持パネル6、11、11やパック支持フラップ7、7を箱体の内部に設けた。これにより、パッケージ容器15をその底面だけでなく、そのフランジ17でも支持されるようにしたものである。或いは、パッケージ容器15をフランジ17のみで支持し、底面が箱体の底パネル1に当たらないようにした。これにより、パッケージ容器15の底面からその中に収納した生鮮果実等の収納物に外力が及ばないようにした。
加えて、パック支持パネル11、11を箱体の側壁と一体に設け、パッケージ容器15のフランジ17を安定して確実に支持出来るようにした。
すなわち、本発明が適用されるトレイ形包装用箱は、底パネル1の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル1の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接するこれら側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに固定して上面を開口した箱体を形成ししたものである。
本発明では、このようなトレイ形包装用箱において、箱体の内側壁の下部をパック支持パネル11、11として箱体の内側に張り出させ、そのパック支持パネル11、11の上辺部22、22でパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持する。また、箱体内部を仕切る仕切を兼ねるパック支持パネル6を箱体の内部に挿入し、パック支持パネル6の上辺部24、24で箱体内部に収納するパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持する。
このような本発明によるトレイ形包装用箱では、パッケージ容器15を箱体内部に収納したとき、パッケージ容器15の周囲に延設したフランジ17がパック支持パネル11、11の上辺部22、22とパック支持パネル6の上辺部24、24で支持されるため、箱体を介してパッケージ容器15に加わる外力をそのフランジ17でも受けることが出来る。これにより、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を緩和することが出来る。
そして、箱体の内側壁の下部を箱体の内側に張り出させてパック支持パネル11としていることにより、パック支持パネル11は箱体と一体となって安定している。このため、パック支持パネル11によりパッケージ容器15のフランジ17を安定して支持することが出来る。
なお、パッケージ容器15を箱内で安定して支持するためには、箱体内部を仕切るための仕切もパック支持パネル6とし、これを箱体の内部に挿入し、その上辺部24、24で箱体内部に収納するパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持するようにする。また、箱体の内端面側にもパック支持フラップ7、7を配置し、その上辺部25、25でパッケージ容器15の周囲のフランジ17を載せて支持するようにする。
さらに、パック支持パネル6の上辺部24、24、パック支持パネル11、11の上辺部22、22及びパック支持フラップ7、7の上辺部25、25の底パネル1からの高さをパッケージ容器15のフランジ17の高さより高くする。これにより、パッケージ容器15の底面が箱体の底パネル1に当たらなくなる。従って、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を殆ど無くすことが出来る。
このように、本発明によるトレイ形包装用箱では、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を緩和するか、或いは殆ど無くすことが出来るので、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の中に収納した収納物に及ぶ外力を緩和し、或いは無くすことが出来る。このため、生鮮果実等の収納物の傷みや破損を防止することが出来る。
さらに、パック支持パネル11、11が箱体の側壁と一体になっているため、パック支持パネル11、11の位置や姿勢が安定する。これにより、パッケージ容器15のフランジ17をパック支持パネル11、11の上辺部22、22で安定して支持することが出来るようになる。
本発明では、箱体内部でパッケージ容器15の周囲のフランジ17を支持するパック支持パネル6、11、11やパック支持フラップ7、7を箱体の内部に設け、箱体の底壁からパッケージ容器15に加わる衝撃を低減するようにした。また、一部のパック支持パネル11を箱体の側壁と一体にすることにより、パッケージ容器15の安定した支持を実現した。
以下、このような本発明の実施例について、図面を参照しながら具体例を挙げて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるトレイ形包装用箱のブランクの展開図である。このブランクは、厚紙により形成され、最も一般的には、波状に折り曲げた紙製の中芯をその両側から紙製のライナーでラミネートした段ボール板により形成される。同図において、実線は外形線と切断線、破線は折線を表す。
矩形の底パネル1の両側部、すなわち図1において底パネル1の左右両辺となる折線の中央部から僅かに内側に離れて、その折線と平行なスリット20、20が開設されている。
さらに、その折線から一対の側外パネル2、2が延設されている。この側外パネル2、2の幅、すなわち図1において上下の寸法は、底パネル1の側辺の長さとほぼ同じである。
前記の側外パネル2、2の両側、すなわち図1において上下の端の折線から補助フラップ9、9が延設されている。この補助フラップ9、9は、その上辺側、すなわち図1の両側において、2条の破断線とその間の折線によって折り返すことが出来るようになっている。その折り返す高さは、側外パネル2、2の高さと同じである。この補助フラップ9、9の長さ、すなわち図1において上下方向の寸法は、後述する端パネル3の幅の1/2より長い。この補助フラップ9、9の先端側であって、前記の2条の破線状の切込線の途中に正方形に切り出された連結係合部15、15が設けられている。補助フラップ9、9の側外パネル2、2との折線から前記連結係合部15、15の中心までの距離が後述する端パネル3の幅の1/2である。
前記の側外パネル2、2の両側部、すなわち図1において側外パネル2、2の左右両側には、二点差線で示す平行な2本の折線を介して側内パネル8、8が延設されている。この側内パネル8、8は、側外パネル2、2に対し、二点差線で示す平行な2本の折線に沿って図1において紙面手前側に折り曲げることができる。二点差線で示す平行な2本の折線の両端に近い位置には、後述する連結フラップ10、10の差込フラップ13、13を差し込むためのスリット14、14が開設されている。この側内パネル8、8の両側、すなわち図1において上下の端は、3条の折線を介して前記補助フラップ9、9の上の折り返し部分が連なっている。補助フラップ9、9の2条の破断線とその間の折線は、側外パネル2、2と側内パネル8、8との間の二点差線で示す平行な2本の折線の延長線上にある。
側内パネル8、8の下側、つまり図1において両側の約3/5程の部分は、パック支持パネル11、11となっている。上側の側内パネル8、8と下側のパック支持パネル11、11との間は幅の狭いスリットとなっていると共に、このスリットの中央及び両側に設けた連結部23、23…により、側内パネル8、8とパック支持パネル11、11とが一体的に連結されている。この連結部23、23…は、前記スリットの幅の2倍強の間隔の平行な2条の折線の間に形成されている。
パック支持パネル11、11の下辺、つまり図1において両側の辺の中央部に低い係止突起21、21が突設されている。この係止突起21、21の幅は前記底パネル1の両側中央部に設けたスリット20、20より僅かに狭い。
両側の連結部23、23の端を起点とする折線を介してパック支持フラップ7、7が延設されている。このパック支持フラップ7、7の上辺となる中央の部分は、上辺部25、25として一段高くなっている。
矩形の底パネル1の両端部、すなわち図1において底パネル1の上下の折線から、一対の端外パネル3、3が延設されている。この端外パネル3、3の幅、すなわち図1において左右の寸法は、底パネル1の幅とほぼ同じである。また、端外パネル3、3の高さは、前記側外パネル2、2とほぼ等しい。正確には端外パネル3、3の高さは、側外パネル2、2よりブランク1枚分の厚さ程度高い。
この端外パネル3、3の上辺、すなわち図1において上下の辺には、2本の平行な折線を介して端内パネル4、4が延設されている。この端内パネル4、4の両側から前記第二の補助フラップ9、9の先端側にかけて連結フラップ10、10が切り出されている。この連結フラップ10、10の基部となる折線は、端外パネル3、3の上面の外側となる折線、すなわち底パネル1に近い側の折線と共通している。連結フラップ10、10は、この折線の両端部をそれぞれ中心とする90゜の扇状のものである。
この連結フラップ10、10の両端は、前記第二の補助フラップ9、9の先端部を切り出して形成した差込フラップ13、13であり、この差込フラップ13、13の基部は図1において縦の折線となっている。この差込フラップ13、13は舌片状であり、後述する箱体の組み立て時に前記スリット14、14に挿入しやすく、且つ挿入した後は抜け難いように、舌片状の基部にあご状の突起が形成されている。
図1に示すように、箱体の本体を形成するブランクとは分離して、仕切パネル5とパック支持パネル6とが切り出されている。図示の例は、パック支持パネル6が仕切パネル5と組み合わせて箱体の内部を仕切る仕切を兼ねる例である。これら仕切パネル5とパック支持パネル6とは交差して組み立てられた状態で箱体の中に配置され、箱体の中を4つの区画に仕切る。
仕切パネル5の高さは、側内パネル2、2よりやや低い。また、この仕切パネル5の長さは、後述するようにして組み立てた箱のパック支持パネル11、11の間に挿入出来る幅となっている。仕切パネル5の下辺中央部には、その高さの半分程度の深さのスリット18が縦に切り込まれている。このスリット18の幅は、次に述べるパック支持パネル6の連結部23、23…の幅とほぼ同じであり、上端はM字形に切り込まれている。
この仕切パネル5と交差して組み立てられるパック支持パネル6は、中央長手方向に切断線を有する。この切断線の中央と両端に連結部26、26…が設けられ、切断線の両側がそこで連絡されている。この連結部26、26…は、前述したパック支持パネル11、11の中央及び両側に設けた連結部26、26…と同等の間隔の平行な2本の折線の間に形成されている。両側の連結部26、26の先は突起となってパック支持パネル6の両端から延長されている。中央の連結部26の中央には、前記切断線と直交する方向にスリット12が切り出されている。このスリット12は、図1においてパック支持パネル6の左右及び上下方向の中央部にある。図1においてスリット12の上下方向の長さは、パック支持パネル6の図1において上下方向の寸法の約1/2強である。また、このスリット12の幅は、ブランク1枚分の厚さより僅かに広い。
このパック支持パネル6は、後述するようにして連結部26、26…の折線で端面が横コ字形に折り曲げられるが、そのとき連結部26、26…の間の切断線の部分が起立し、連結部26、26…より一段高くなった上辺部24、24…となる。
このようなブランクからトレイ形包装用箱を組み立てる手順について次に説明する。
まず、本体の側外パネル2、2と側内パネル8、8の両側の折線から補助フラップ9、9を何れも内側、すなわち図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げる。さらに側外パネル2、2を底パネル1との折線から図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、箱体の側面外壁を形成する。このとき補助フラップ9、9は、箱体の端面側に位置する。
次に、パック支持パネル11、11の両側のパック支持フラップ7、7をその折線から図1において紙面の奥側にほぼ90゜折り曲げ、さらに、パック支持フラップ7、7の両側の補助フラップ19、19をその折線から図1において紙面の奥側にほぼ90゜折り曲げる。
次に、側外パネル2、2と側内パネル8、8との間の2条の折線と補助フラップ9、9の2条の破断線とその間の折線をそれぞれ90゜ずつ図1において手前側に折り曲げる。これにより側内パネル8、8は、側外パネル2、2の内側に折り曲げられ、補助フラップ9、9の上辺側は箱体の端部内側で下方に折り曲げられる。
このとき補助フラップ9、9は、図2において手前側の補助フラップ9、9のように、それらの先端が重なり合うので、横コ字形に折り曲げた一方の補助フラップ9の先端の中に横コ字形に折り曲げた他方の補助フラップ9の先端を挿入する。そして、こられ補助フラップ9、9の先端側に設けた連結係合部15、15が重なり合うので、それらを重ね会わせて双方の補助フラップ9、9の先端を連結する。
また、パック支持フラップ7、7は箱体の端部で補助フラップ9、9の内側に位置し、その先端の補助フラップ19、19が重なり合って箱体の中央部へ向けて延びる。
次に、側内パネル8、8とパック支持パネル11、11との間の連結部23、23…の2条の折線のうち、側内パネル8、8との折線を図1において紙面奥側に90゜折り曲げ、他方のパック支持パネル11、11との折線を図1において紙面手前側に90゜折り曲げる。これにより、図2の奥側に見える側壁のように、側内パネル8、8の下側のパック支持パネル11、11が側内パネル8、8から連結部23、23…の幅だけ離れて箱体の内側に配置される。同時に、スリットの幅が連結部23、23…より狭い分だけスリットの側内パネル8、8側の辺が連結部23、23…より高く起立し、パック支持パネル11、11の上辺部22、22となる。また、パック支持パネル11、11の下辺中央の係止突起21、21は、前記底パネル1の両側中央に設けたスリット20、20と位置が合うので、そこに差し込んでパック支持パネル11、11を固定する。
次に、端外パネル3、3を底パネル1との折線から図1において紙面の手前側に90゜折り曲げ、これを箱体の端部で連結された補助フラップ9、9の外側に添える。続いて端内パネル4、4を、端外パネル3、3との境界である2本の折線で90゜ずつ箱体の内側に折り曲げ、これを前記補助フラップ9、9の内側に添える。
図2は箱体を組み立てる途中の状態であり、奥側の端外パネル3と端内パネル4を折り曲げて箱体の端部を構成した状態を示している。手前側の端外パネル3と端内パネル4及は、組み立てる手順が分かりやすいように展開したままの状態で示している。そのため、その端部側の補助フラップ9、9が見え、それらの先端が連結係合部15、15で連結された状態が見える。
次に、仕切となる仕切パネル5とパック支持パネル6、6を用意する。
まず、パック支持パネル6、6をその連結部26の平行な2本の折線で90゜ずつ折り曲げ、連結部26を上側にして端面を横コ字形とする。この状態では、パック支持パネル6、6の連結部26の間の切断線が連結部26より高く起立した上辺部24、24…となる。次に、パック支持パネル6、6の中央のスリット12に仕切パネル5のスリット18を差し込みながら、パック支持パネル6、6とスリット12とを直交状に交差させて組み立てる。こうして組み立てたパック支持パネル6、6と仕切パネル5を、それぞれ組み立てた箱体の長手方向と幅方向に向けて、その中に挿入する。このとき、このパック支持パネル6、6の両端部の内側に補助フラップ19、19を差し込む。これにより、パック支持パネル6、6が箱体の内部で動かないように支持される。この状態で箱体の内部は、パック支持パネル6、6と仕切パネル5とにより平面上4つの部分に区画される。
この箱体の内部のパック支持パネル5、5と保持パネル6とにより区画された4つの部分には、図2に示すようなトレイ状のパッケージ容器15を収納する。このパッケージ容器15は、イチゴ等の生鮮果実を収納するためのもので、収納部16の開口部の周囲にフランジ17を有する。パッケージ容器15は、パック支持パネル5、5と保持パネル6とにより区画された部分に収納された状態でそのフランジ17の一部、すなわちフランジの側部側が前述したパック支持パネル6、6の上辺部24、24とパック支持パネル11、11の上辺部22、22に載せられ支持される。また、パッケージ容器15のフランジ17の一方の端部側は、パック支持フラップ7、7の上辺部25、25に載せられ支持される。
箱体を組み立てた状態でパック支持パネル6、6の上辺部24、24、パック支持パネル11、11の上辺部22、22及びパック支持フラップ7、7の上辺部25、25の高さはほぼ等しくなる。また、それら上辺部の底パネル1の内面からの高さは、パッケージ容器15の収納部16の底面からフランジ17の高さより高くなっている。このためパック支持パネル5、5と保持パネル6とにより区画された部分に収納されたパッケージ容器15は、その底面が箱体の底パネル1には接触しない。これにより、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を殆ど無くすことが出来る。パッケージ容器15の中に収納した生鮮果実等の収納物の傷みや破損を防止することが出来る。
さらに、連結フラップ10、10の両側の差込フラップ13、13を、その基部の折線で箱体の内側に折り曲げ、続いて連結フラップ10、10を、その基部の折線で箱体の内側に折り曲げ、差込フラップ13、13をスリット14、14に挿入しする。差込フラップ13、13をスリット14、14に挿入した後は、差込フラップ13、13の基部の顎状の突起がスリット14、14の端部に掛かり、差込フラップ13、13がスリット14、14から抜け難くなる。スリット14、14の位置は、差込フラップ13、13がこのようにして挿入出来る位置に形成されている。
このようにして、図3に示した完成図のように、箱体の組み立てとパッケージ容器15の収納が完了する。
連結フラップ10、10は、箱体の四隅に平坦な部分を形成し、パッケージ容器15の抜け出し等を防止すると共に、複数の箱体を上下に重ねた時に、上の箱体を支持する機能を有する。
図4〜図6は、本発明によるトレイ形包装用箱の他の実施例を示す図である。図4がトレイ形包装用箱のブランクの展開図であり、図5が箱体の組立途中の状態、図6が箱体の組立が完了した状態の図である。この実施例は、基本的に図1〜図3による前述した実施例と共通しており、同じ部分は同じ符号で示している。図4の展開図における実線、破線、二点鎖線の意味も図1と同様である。
この実施例によるトレイ形包装用箱が図1〜図3により前述した実施例のトレイ形包装用箱と相違する点の一つは、端内フラップ4、4が無い点である。その代わり、第一の補助フラップ9、9がパック支持パネル11、11の両側にまであり、折線を介してパック支持パネル11、11の両側に連なっている。これに伴い、箱体の端面内側に配置されるパック支持フラップ7、7や補助フラップ19、19は無い。また、補助フラップ9、9の先端側には、連結係合部15、15が設けられていない。
相違する点の二つは、仕切パネル5がブランクの厚さ2枚分程度の間隔の2本の折線を介して上辺側が連なった2枚の板からなることである。仕切パネル5のスリット18は、折線が形成された上辺側の中央部となる位置に、それら折線と直交するように設けられている。このスリット18の下端は、M字形に切り込まれいる。
パック支持パネル6は、図1〜図3により前述した実施例のトレイ形包装用箱のものと基本的に相違はなく、やはりブランクの厚さ2枚分程度の間隔の2本の折線を介して上辺側が連なった2枚の板からなる。ただし、仕切パネル5のスリット18と差し込み合うパック支持パネル6のスリット12は、仕切パネル5のスリット18が上辺側に設けられた関係から、パック支持パネル6の下辺側となる位置の中央部に下辺と直交するように設けられている。
相違する点の三つは、外端パネル2、2とパック支持パネル11、11の底面側に、横に長い通気孔27、27、28、28が設けられている点である。通気孔27、27、28、28は、外端パネル2、2とパック支持パネル11、11の両側に2つ設けられている。互いに連続する外端パネル2、2とパック支持パネル11、11とにそれぞれ設けられた通気孔27、27と通気孔28、28は、互いに対応する位置に設けられている。
この実施例によるトレイ形包装用箱において、箱体の本体を組み立てる手順は図1〜図3により前述した実施例のトレイ形包装用箱と基本的に同様である。主として異なる点を以下に説明する。
まず、側内パネル8、8とパック支持パネル11、11と、その側外パネル2、2との境界である平行な2本の折線において図4において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、側外パネル2、2の内側に側内パネル2、2とパック支持パネル11、11を添える。このとき同時に、前記平行な2本の折線の延長線上にある補助フラップ9、9の2条の破断線とその間の折線によって補助フラップ9、9を折り曲げ、同補助フラップ9、9を2枚折りの状態とする。
次に、補助フラップ9、9を、側外パネル2、2、側内パネル8、8及びパック支持パネル11、11との境界である折線から内側に折り曲げる。その後、端外パネル2、2を、その底パネル1との折線から図4において紙面の手前側にほぼ90゜に折り曲げ、箱体の側面外壁を形成する。このとき補助フラップ9、9は、箱体の端面側に位置し、両側壁側から延長された補助フラップ9、9の端部が互いに突き合わせ状態となる。
次に、側内パネル8、8とパック支持パネル11、11との間の連結部23、23…の2条の折線のうち、側内パネル8、8との折線を図4において紙面奥側に90゜折り曲げ、他方のパック支持パネル11、11との折線を図4において紙面手前側に90゜折り曲げる。これにより、図5の奥側に見える側壁のように、側内パネル8、8の下側のパック支持パネル11、11が側内パネル8、8から連結部23、23…の幅だけ離れて箱体の内側に配置される。同時に、スリットの幅が連結部23、23…より狭い分だけスリットの側内パネル8、8側の辺が連結部23、23…より高く起立し、パック支持パネル11、11の上辺部22、22となる。また、パック支持パネル11、11の下辺中央の係止突起21、21は、前記底パネル1の両側中央に設けたスリット20、20と位置が合うので、そこに差し込んでパック支持パネル11、11を固定する。
次に、端外パネル3、3を底パネル1との折線から図4において紙面の手前側に90゜折り曲げ、これを箱体の端部で連結された補助フラップ9、9の外側に添える。図5は箱体を組み立てる途中の状態であり、奥側の端外パネル3を折り曲げて箱体の端部を構成した状態を示している。手前側の端外パネル3は、組み立てる手順が分かりやすいように展開したままの状態で示している。
次に、仕切となる仕切パネル5とパック支持パネル6、6を用意する。
まず、パック支持パネル6、6をその連結部26の平行な2本の折線で90゜ずつ折り曲げ、連結部26を上側にして端面を横コ字形とする。この状態では、パック支持パネル6、6の連結部26の間の切断線が連結部26より高く起立した上辺部24、24…となる。また、仕切パネル5、5も、その平行な2本の折線で90゜ずつ折り曲げ、折線側を上にして端面を横コ字形とする。
次に、仕切パネル5、5をパック支持パネル6、6の下側にし、パック支持パネル6、6の中央のスリット12に仕切パネル5のスリット18を差し込みながら、パック支持パネル6、6とスリット12とを直交状に交差させて組み立てる。こうして組み立てたパック支持パネル6、6と仕切パネル5を、それぞれ組み立てた箱体の長手方向と幅方向に向けて、その中に挿入する。この状態で箱体の内部は、パック支持パネル6、6と仕切パネル5とにより平面上4つの部分に区画される。
この箱体の内部のパック支持パネル5、5と保持パネル6とにより区画された4つの部分には、既に前述した実施例と同様に、図5に示すようなトレイ状のパッケージ容器15を収納する。この実施例では、パッケージ容器15のフランジ17の側部側が前述したパック支持パネル6、6の上辺部24、24とパック支持パネル11、11の上辺部22、22に載せられ支持される。
箱体を組み立てた状態でパック支持パネル6、6の上辺部24、24とパック支持パネル11、11の上辺部22、22の高さはほぼ等しくなる。また、それら上辺部の底パネル1の内面からの高さは、パッケージ容器15の収納部16の底面からフランジ17の高さより高くなっているため、パック支持パネル5、5と保持パネル6とにより区画された部分に収納されたパッケージ容器15は、その底面が箱体の底パネル1には接触しない。また特に、図4〜図6に示した実施例では、パック支持パネル6、6と共に、仕切パネル5、5も、その平行な2本の折線で90゜ずつ折り曲げ、折線側を上にして端面を横コ字形となっているため、パック支持パネル11、11の上辺部22、22に加わった生鮮果実のパッケージ容器15の荷重が、パック支持パネル6、6と仕切パネル5、5の2枚にパネルに分散して支持される。これにより、より安定した支持が可能となる。
さらに、連結フラップ10、10の両側の差込フラップ13、13を、その基部の折線で箱体の内側に折り曲げ、続いて連結フラップ10、10を、その基部の折線で箱体の内側に折り曲げ、差込フラップ13、13をスリット14、14に挿入しする。
このようにして、図6に示した完成図のように、箱体の組み立てとパッケージ容器15の収納が完了する。
なお、以上の各実施例の説明において、箱体の側面と端面は、箱体の上面と底面を除く4面を対向する2組ずつの面に区分して説明するためのもので、箱体の絶対的な位置関係を意味するものではない。それ故例えば、「側外パネル2、2」を「端外パネル2、2」と言い換え、「端外パネル3、3」を「側外パネル3、3」と言い換えることもできることはもちろんである。
本発明の一実施例によるトレイ形包装用箱を組み立てる前のブランクを示す平面図である。 同実施例によるトレイ形包装用箱を組み立てる途中の状態を示す斜視図である。 同実施例によるトレイ形包装用箱の組み立てが完了した状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施例によるトレイ形包装用箱を組み立てる前のブランクを示す平面図である。 同実施例によるトレイ形包装用箱を組み立てる途中の状態を示す斜視図である。 同実施例によるトレイ形包装用箱の組み立てが完了した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 底パネル
6 パック支持パネル
7 パック支持フラップ
11 パック支持パネル
15 パッケージ容器
17 パッケージ容器のフランジ
22 支持パネルの上辺部
24 パック支持パネルの上辺部
25 パック支持フラップの上辺部

Claims (3)

  1. 底パネル(1)の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル(1)の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接するこれら側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに固定して上面を開口した箱体を形成したトレイ形包装用箱において、箱体の内側壁の下部をパック支持パネル(11)として箱体の内側に張り出させ、そのパック支持パネル(11)の上辺部(22)、(22)で箱体内部に収納するパッケージ容器(15)の周囲のフランジ(17)を載せて支持することを特徴とするトレイ形包装用箱。
  2. 箱体内部を仕切る仕切を兼ねるパック支持パネル(6)を箱体の内部に挿入し、パック支持パネル(6)の上辺部(24)、(24)で箱体内部に収納するパッケージ容器(15)の周囲のフランジ(17)を載せて支持することを特徴とする請求項1に記載のトレイ形包装用箱。
  3. 箱体の端部内側にパック支持フラップ(7)を配置し、その上辺部(25)でパッケージ容器(15)の周囲のフランジ(17)を載せて支持することを特徴とする請求項1または2に記載のトレイ形包装用箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007161305A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Asahi Shiko Kk 段ボールケース
JP2011235922A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 梱包装置
JP2018104075A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 ヤンマー株式会社 宙吊り包装箱及び内トレイ体

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