JP2005067671A - トレイ形包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トレイ形包装用箱の底パネル1を介してパッケージ容器15の底部に加わる外力を緩和できるようにし、これにより、パッケージ容器15に収納し、さらにトレイ形包装用箱に収納した生鮮果実等が傷みにくくする。
【解決手段】 トレイ形包装用箱は、底パネル1の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル1の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接する側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口した箱体を形成し、箱体内部にトレイ状のパッケージ容器15を収納するものである。さらに、箱体内部にパッケージ容器15の周囲に延設したフランジ17を支持する支持パネル10、11を設ける。支持パネル10、11の底パネル1からの高さは、パッケージ容器15のフランジ17の高さより高くする。
【選択図】 図3
【解決手段】 トレイ形包装用箱は、底パネル1の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル1の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接する側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口した箱体を形成し、箱体内部にトレイ状のパッケージ容器15を収納するものである。さらに、箱体内部にパッケージ容器15の周囲に延設したフランジ17を支持する支持パネル10、11を設ける。支持パネル10、11の底パネル1からの高さは、パッケージ容器15のフランジ17の高さより高くする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、底パネルの対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネルの対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接する側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口する箱体を形成したトレイ形包装用箱に関し、特に箱内に仕切パネルを設けたトレイ形包装用箱に関し、特に箱体内部にトレイ状のパッケージ容器15を収納するトレイ形包装用箱に関する。
例えば、イチゴ等の生鮮果実を収納したパックを収納して出荷する箱体として前述のようなトレイ形包装用箱が多く使用されている。
このトレイ形包装用箱は、矩形の底パネルの対向する2辺から側パネルを起立させ、底パネルの対向する他の2辺から端パネルを起立させる。そして例えば、側パネルの両側に延設した連結フラップを端パネルの内側で互いに連結し、二重にした端パネルの間に挟み込むか、或いは連結フラップを端パネルに連結することにより、隣接する側パネルと端パネルとを互いに連結したものである。
このトレイ形包装用箱は、矩形の底パネルの対向する2辺から側パネルを起立させ、底パネルの対向する他の2辺から端パネルを起立させる。そして例えば、側パネルの両側に延設した連結フラップを端パネルの内側で互いに連結し、二重にした端パネルの間に挟み込むか、或いは連結フラップを端パネルに連結することにより、隣接する側パネルと端パネルとを互いに連結したものである。
このようなトレイ形包装用箱は、長さや幅の寸法に比べて比較的浅く、仕切により4つに区画し、それぞれの区画にイチゴのパッケージ容器を収納する。そのために、対向する側パネルの間と対向する端パネルの間にそれぞれ仕切パネルを渡し、これら仕切パネルを中央で互いに差し込んで直交状に交差させている。イチゴのパッケージ容器は、透明な樹脂製の容器で、平面長方形であり、側面及び端面が逆台形であり、開口部周囲にフランジが延設されている。
このようなトレイ形包装用箱は、イチゴ等の生鮮果実の生産農家が収穫した生鮮果実を出荷するときにブランクから組み立て、その中に出荷する生鮮果実のパックを詰めてその生鮮果実を出荷する。そして、市場での競り売り等を経て、小売店の店頭に並べられる。小売店の店頭では、パッケージ容器を一単位として生鮮果実が小売りされる。イチゴのこのような流通過程において、生鮮果実の傷みを防止し、鮮度を保持するためには、荷物の取扱中にトレイ形包装用箱に収納梱包された生鮮果実に外力が及ばないようにしなければならない。
ところが、従来のトレイ形包装用箱は、イチゴを収納したパッケージ容器をトレイ形包装用容器の内部に仕切られた各区画に収納しているため、パッケージ容器は底パネルに接した状態で収納される。このため、パッケージ容器に収納された生鮮果実は、トレイ形包装用容器の底パネルの外部から加わる外力を底パネルを介して受けることになる。そのため、流通過程で特にパッケージ容器の底部付近の生鮮果実が傷みやすい。
特開2002−302118号公報
本発明は、パッケージ容器に生鮮果実を収納した状態で梱包、出荷するための前述のような従来のトレイ形包装用箱の課題に鑑み、トレイ形包装用箱の底パネルを介してパッケージ容器の底部に加わる外力を緩和できるようにし、これにより、パッケージ容器に収納し、さらにトレイ形包装用箱に収納した生鮮果実等が傷みにくくすることを目的とする。
本発明では、前記の目的を達成するため、箱体のパッケージ容器15を収納する部分に、そのパッケージ容器15の開口部の周囲に延設したフランジ17を支持する支持パネル10、11を設け、パッケージ容器15をその底面だけでなく、パッケージ容器15をフランジ17でも支持するようにしたものである。或いは、パッケージ容器15をフランジ17のみで支持し、底面が箱体の底パネル1に当たらないようにした。これにより、パッケージ容器15の底面からその中に収納した生鮮果実等の収納物に外力が及ばないようにした。
すなわち、本発明によるトレイ形包装用箱は、底パネル1の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル1の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接する側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口した箱体を形成し、箱体内部にトレイ状のパッケージ容器15を収納するものであって、箱体内部にパッケージ容器15の周囲に延設したフランジ17を支持する支持パネル10、11を設けたものである。
このような本発明によるトレイ形包装用箱では、パッケージ容器15を箱体内部に収納したとき、パッケージ容器15の周囲に延設したフランジ17が支持パネル10、11で支持されるため、箱体を介してパッケージ容器15に加わる外力をそのフランジ17でも受けることが出来る。これにより、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を緩和することが出来る。
さらに、支持パネル10、11の底パネル1からの高さをパッケージ容器15のフランジ17の高さより高くすることにより、パッケージ容器15の底面が箱体の底パネル1に当たらなくなる。これにより、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を殆ど無くすことが出来る。
このように、本発明によるトレイ形包装用箱では、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を緩和するか、或いは殆ど無くすことが出来るので、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の中に収納した収納物に及ぶ外力を緩和し、或いは無くすことが出来る。このため、生鮮果実等の収納物の傷みや破損を防止することが出来る。
本発明では、箱体のパッケージ容器15を収納する部分に、そのパッケージ容器15の開口部の周囲に延設したフランジ17を支持する支持パネル10、11を設け、パッケージ容器15をその底面ではなく、フランジ17でも支持するようにし、パッケージ容器15に収納された収納物に加わる外力を緩和するようにした。
以下、このような本発明の実施例について、図面を参照しながら具体例を挙げて詳細に説明する。
以下、このような本発明の実施例について、図面を参照しながら具体例を挙げて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるトレイ形包装用箱のブランクの展開図である。同図において、実線は外形線と切断線、破線は段ボールの破線状に切断すると共に、段ボールの中芯を線状に潰して形成した折線、二点差線は段ボールの中芯を線状に潰して形成した折線を表す。
矩形の底パネル1の両側部、すなわち図1において底パネル1の左右両側の折線から、一対の側外パネル2、2が延設されている。この側外パネル2、2の幅、すなわち図1において上下の寸法は、底パネル1の側辺の長さとほぼ同じである。また、この側外パネル2、2はその中央部が低く、その両端部が高くなっている。この側外パネル2、2の両側、すなわち図1において上下の端の折線からは、補助フラップ9、9が延設されている。側外パネル2、2の両側からそれに続く補助フラップ9、9の一部の高さは、側外パネル2、2の中央部分より若干高くなっている。
この側外パネル2、2の両側部、すなわち図1において側外パネル2、2の左右両側には、二点差線で示す平行な2本の折線を介して側内パネル8、8が延設されており、側外パネル2、2に対し、二点差線で示す平行な2本の折線に沿って図1において紙面手前側に側内パネル8、8を折り曲げることができる。この側内パネル8、8の両側、すなわち図1において上下の端の折線からは、連結フラップ7、7が延設されている。この連結フラップ7、7の先端側には、後述するようにして箱体を組み立てるとき、連結フラップ7、7の先端部を互いに連結するためのスリットを有する。
矩形の底パネル1の両端部、すなわち図1において底パネル1の上下の2本ずつの平行な折線から、一対の端外パネル3、3が延設されている。この端外パネル3、3の幅、すなわち図1において左右の寸法は、底パネル1の幅、すなわち図1において左右の折線間の寸法とほぼ同じである。また、端外パネル3、3の高さは、前記側外パネル2、2の中央部分の高さと等しい。
この端外パネル3、3の上辺、すなわち図1において上下の辺には、2本の平行な折線を介して端内パネル4、4が延設されている。さらに、この端内パネル4、4の下辺、すなわち図1において上下の辺には、2本の平行な折線を介して支持パネル11、11が延設されている。この支持パネル11の高さは、端外パネル3、3や端内パネル4、4より低い。
図1に示すように、箱体の本体を形成するブランクとは分離して、第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6が切り出されている。第一の仕切パネル5、5は2枚あり、その一方の端辺が折線を介して互いに連結されている。これら2枚の第一の仕切パネル5、5の形状は同じである。他方、第二の仕切パネル6は1枚である。
第一と第二の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6の高さは、前記側外パネル2、2の中央部分及び端外パネル3、3の高さとほぼ等しい。
第一と第二の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6の高さは、前記側外パネル2、2の中央部分及び端外パネル3、3の高さとほぼ等しい。
第一の仕切パネル5の上辺、すなわち図1において右側の縁の中央から縦に、その第一の仕切パネル5の高さの約半分程の深さのスリット18が切り込まれている。この第一の仕切パネル5の幅、すなわち図1において上下の寸法は、底パネル1の側外パネル2、2との折線間の距離、すなわち底パネル1の図1において左右の寸法より僅かに小さい。
他方、第二の仕切パネル6の下辺中央部からは、スリット12が切り込まれている。このスリット12の深さは、第二の仕切パネル6の高さの約半分程である。このスリット12の下端部は、台形状にやや幅が広くなっている。また、第二の仕切パネル6の両側辺の下部の約半分の高さの部分には、切欠13、13が設けられている。この第二の仕切パネル6の長さ、すなわち図1において左右の寸法は、底パネル1の端外パネル3、3との折線間の距離、すなわち図1において底パネル1の上下の寸法よりやや小さい。
さらに、前記の第一の仕切パネル5、5の下辺に折線を介して支持パネル10、10が連なっている。この支持パネル10、10の幅、すなわち図1において上下の寸法は、第一の仕切パネル5、5の幅と同じであり、支持パネル10、10の高さは第一の仕切パネル5、5や第二の仕切パネル6より低い。2枚の支持パネル10、10は、それぞれ第一の仕切パネル5、5の下辺に折線を介して連なっているが、隣接する支持パネル10、10の端辺は切断線により互いに分離されている。
このようなブランクからトレイ形包装用箱を組み立てる手順について次に説明する。
まず、箱体のブランクから第一と第二の仕切パネル5、6及び支持パネル10、10を切り離す。
次に、側外パネル2、2の両側の折線から補助フラップ7、7を何れも内側、すなわち図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、さらに、側外パネル2、2を底パネル1との折線から図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、箱体の側面外壁を形成する。このとき補助フラップ7、7は、箱体の端面側に位置する。
まず、箱体のブランクから第一と第二の仕切パネル5、6及び支持パネル10、10を切り離す。
次に、側外パネル2、2の両側の折線から補助フラップ7、7を何れも内側、すなわち図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、さらに、側外パネル2、2を底パネル1との折線から図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げ、箱体の側面外壁を形成する。このとき補助フラップ7、7は、箱体の端面側に位置する。
また、側内パネル8、8の両側の連結フラップ7、7をその折線から図1において紙面の奥側にほぼ90゜折り曲げる。さらに、側内パネル8、8を側外パネル2、2との2本の折線から図1において紙面の手前側にほぼ90゜折り曲げる。このとき、連結フラップ7、7は、箱体の端面側に位置し、両側の連結フラップ7、7の先端側が重なるので、それらの先端部を箱体の端面で互いに連結する。
次に、端外パネル3、3を底パネル1との折線から図1において紙面の手前側に90゜折り曲げ、これを側内パネル8、8の両側から延設された連結フラップ7、7の外側に添える。続いて端内パネル4、4を、端外パネル3、3との境界である2本の折線で90゜ずつ箱体の内側に折り曲げ、これを側外パネル2、2の両側から延設された補助フラップ9、9の内側に添える。同時に、支持パネル11を端内パネル4、4との2本の折線から図1において下側に90゜ずつ折り曲げ、支持パネル11、11を端内パネル4、4の内側に起立させる。図2は、片側の端外パネル3、端内パネル4及び支持パネル11を折り曲げて箱体の端部を構成した状態を示しており、他側の端外パネル3、端内パネル4及び支持パネル11を展開したままの状態で示している。
次に、第一の仕切パネル5、5をそれらの折線の間でほぼ180゜折り曲げて重ね合わせると共に、支持パネル10、10を第一の仕切パネル5、5の外側にほぼ180゜折り曲げ、第一の仕切パネル5、5の外側に添える。さらに、第一の仕切パネル5、5のスリット18、18を上側に向け、第二の仕切パネル6のスリット12を下側に向け、それらを嵌め込んで直交状に交差させる。このとき、第二の仕切パネル6のスリット12の下側の広い部分に支持パネル10、10を挟み込む。
この状態で、図3に示すように、組み立てた第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6を、それぞれ組み立てた箱体の幅方向と長手方向に向けて、その中に挿入する。これにより、箱体の内側は、第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより4つの部分に区画される。箱体の端面内側の支持パネル11、11は、第二の仕切パネル6の両端の切欠13、13により押さえられる。これにより、箱体の組立は完了する。
この箱体の内部の第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより区画された4つの部分には、図3に示すようなトレイ状のパッケージ容器15を収納する。このパッケージ容器15は、イチゴ等の生鮮果実を収納するためのもので、収納部16の開口部の周囲にフランジ17を有する。パッケージ容器15は、第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより区画された部分に収納された状態でそのフランジ17の一部、すなわちフランジの端部側が前述した支持パネル10、10、11、11により支持される。箱体を組み立てた状態で支持パネル10、10、11、11の底パネル1の内面からの高さは、パッケージ容器15の収納部16の底面からフランジ17の高さより高くなっており、このため第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより区画された部分に収納されたパッケージ容器15は、その底面が箱体の底パネル1には接触しない。
このようにして、パッケージ容器15の底面が箱体の底パネル1には接触しないため、箱体の底パネル1を介してパッケージ容器15の底面に加わる外力を殆ど無くすことが出来る。パッケージ容器15の中に収納した生鮮果実等の収納物の傷みや破損を防止することが出来る。
図4〜図6は、本発明によるトレイ形包装用箱の他の実施例を示す図である。図4がトレイ形包装用箱のブランクの展開図であり、図5が箱体の組立途中の状態、図6が箱体の組立が完了した状態の図である。この実施例は、基本的に図1〜図3による前述した実施例と共通しており、同じ部分は同じ符号で示している。図4の展開図における実線、破線、二点鎖線の意味も図1と同様である。
この実施例によるトレイ形包装用箱が図1〜図3による前述した実施例によるトレイ形包装用箱と相違する点は、第一の仕切プレート5が1枚であり、そのスリット18がその下辺側に設けられていること、支持プレート10、10が第一の仕切プレート5と分離されており、且つ2枚の支持プレート10、10がそれらの下辺側の2本の平行な折線で連らなっていること、第二の仕切プレート6のスリット18がその上辺側に設けられていると共に、その下辺側に2枚の支持プレート10、10を差し込むための2本のスリット14が設けられている点である。
この実施例によるトレイ形包装用箱において、箱体の本体を組み立てる手順は前述した実施例によるトレイ形包装用箱と基本的に同様である。その後の仕切プレート5、6と支持プレート10、10の組立手順が若干ことなるので、それを説明する。まず、支持プレート10、10をそれらの2本の平行な折線で側面横コ字形に折り曲げる。また、スリット12、18を互いに差し込みながら、第一の仕切プレート5と第二の仕切プレート6とを直交状に交差させて組む。この状態を図5に示す。その後、支持プレート10、10の間に第一の仕切プレート5を挟み込むと共に、第二の仕切プレート6のスリット14に支持プレート10、10の中央部を差し込み、固定する。この状態で、組み立てた第一の仕切パネル5、5、第二の仕切パネル6及び支持プレート10、10を、箱体の中に配置する。この状態を図6に示す。
箱体の内部の第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより区画された4つの部分にトレイ状のパッケージ容器15を収納し、そのフランジ17を支持パネル10、10、11、11により支持すること等は、前述した実施例によるトレイ形包装用箱と全く同じであるため、説明を省略する。
図7〜図9は、本発明によるトレイ形包装用箱のさらに他の実施例を示す図である。図7がトレイ形包装用箱のブランクの展開図であり、図8が箱体の組立途中の状態、図9が箱体の組立が完了した状態の図である。この実施例は、基本的に図1〜図3による前述した実施例と共通しており、同じ部分は同じ符号で示している。また、図7の展開図における実線、破線、二点鎖線の意味も図1と同様である。
この実施例によるトレイ形包装用箱が図1〜図3による前述した実施例によるトレイ形包装用箱と相違する点は、第一の仕切プレート5が折線を介して2つに分割された底パネル1、1の中間に一体に設けられていること、支持プレート10、10、11、11が第一の仕切プレート5や箱体の本体と分離されており、且つ支持プレート10と支持プレート11とが折線と介して連結片15、15でそれぞれ連結されていること、第二の仕切プレート6、6が2枚に分離されている点である。第一の仕切プレート5、5は、その中央にスリット18を有し、第二の仕切プレート6、6は、その第一の仕切プレート5、5のスリット18に差し込んで固定するためのスリット12、12を有し、さらにこのスリット12、12に隣接して支持プレート10、10を差し込むためのスリット14、14を有する。
この実施例によるトレイ形包装用箱において、箱体の本体を組み立てる手順は前述した実施例によるトレイ形包装用箱と同様である。若干異なるのは、図8に示すようにして、第一の仕切プレート5、5を2つに分割された底パネル1、1の間で折起こし、それらの間に起立させることである。
また、2つに分かれた第二の仕切プレート6、6は、第一の仕切プレート5、5で2つに分割された底パネル1、1をそれぞれ2つに区画するように、第一の仕切プレート5、5にスリット12、12を差し込んで取り付ける。このとき、支持プレート10、10、11、11は、連結プレート15、15を中央にしてコ字形に折り曲げ、支持プレート10、10の中央部を第二の仕切プレート6、6のスリット14、14に差し込む。この状態で、支持プレート10、10を第一の仕切プレート5、5に近接して平行に固定し、支持プレート11、11を端外パネル3、3の内側に添えた補助プレート7、7の内側に添える。この状態を図9に示す。
箱体の内部の第一の仕切パネル5、5と第二の仕切パネル6とにより区画された4つの部分にトレイ状のパッケージ容器15を収納し、そのフランジ17を支持パネル10、10、11、11により支持すること等は、前述した実施例によるトレイ形包装用箱と全く同じであるため、説明を省略する。
なお、以上の各実施例の説明において、箱体の側面と端面は、箱体の上面と底面を除く4面を対向する2組ずつの面に区分して説明するためのもので、箱体の絶対的な位置関係を意味するものではない。それ故例えば、「側外パネル2、2」を「端外パネル2、2」と言い換え、「端外パネル3、3」を「側外パネル3、3」と言い換えることもできることはもちろんである。
1 底パネル
2 側外パネル
3 端外パネル
4 端内パネル
8 側内パネル
10 支持パネル
11 支持パネル
15 パッケージ容器
17 パッケージ容器のフランジ
2 側外パネル
3 端外パネル
4 端内パネル
8 側内パネル
10 支持パネル
11 支持パネル
15 パッケージ容器
17 パッケージ容器のフランジ
Claims (2)
- 底パネル(1)の対向する2辺から箱体の側壁を形成するパネルを起立させ、底パネル(1)の対向する他の2辺から箱体の端壁を形成するパネルを起立させ、隣接するこれら側壁のパネルと端壁のパネルとを互いに連結して上面を開口した箱体を形成し、箱体内部にトレイ状のパッケージ容器(15)を収納するトレイ形包装用箱において、箱体内部にパッケージ容器(15)の周囲に延設したフランジ(17)を支持する支持パネル(10)、(11)を設けたことを特徴とするトレイ形包装用箱。
- 支持パネル(10)、(11)の底パネル(1)からの高さは、パッケージ容器(15)のフランジ(17)の高さより高いことを特徴とする請求項1に記載のトレイ形包装用箱。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018167886A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 大日本印刷株式会社 | 凍結保存用容器、生体試料収容容器入り凍結保存用容器 |
JP2020121782A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | トレイおよびブランクシート |
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2003
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