JP2020121782A - トレイおよびブランクシート - Google Patents
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Abstract
Description
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成を限定するものではない。
以下の説明では、図1に示す宙吊りタイプのトレイ1について説明した後に、図5に示す平置きタイプのトレイ1について説明する。
本実施形態のトレイ1は、図1に示すように、底板10と、前後一対の端壁20,20と、左右一対の側壁30,30と、左右方向に延びている第一仕切り壁70と、前後方向に延びている第二仕切り壁80と、を備えている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線上に断続的なスリットを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
本体用シートS1は、箱本体100(図1参照)を構成するパーツが形成された略正方形のシートである。仕切り用シートS2は、仕切り部材90(図1参照)を構成するパーツが形成された略長方形のシートである。
本実施形態では、本体用シートS1の一辺に切断誘導線を介して仕切り用シートS2が連設されており、本体用シートS1および仕切り用シートS2によって一枚の四角形のブランクシートSが構成されている。
底板10の前縁部には、罫線を介して、前側の端壁20が連設されている。端壁20は、四角形の壁板であり、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。端壁20は、底板10に対して垂直に形成されている。
側壁30の後縁部にも、前縁部と同様に、連結片31が連設されており、この連結片31の先端部は後側の端壁20の外面側から差込口21に差し込まれている。
このように、側壁30の連結片31を端壁20の差込口21に差し込むことで、側壁30が端壁20に連結されている。
そして、左右の側壁30,30を前後の端壁20,20に連結することで、図4に示すように、前後の端壁20,20および左右の側壁30,30によって平面視で四角形の筒状の壁部が形成されている。
上縁板32の外側の縁部には、前後の受け部33,33が前後方向に間隔を空けて形成されている。受け部33は、上縁板32の上面よりも上方に突出している。
内壁40の下縁部に形成された突起部を、底板10の左右の縁部に形成された係合穴に差し込むことで、内壁40の下縁部が底板10の上面に連結されている。
内壁40の上縁部において、前後方向の中央部には、取付穴40aが開口している。
突出部42aの下縁部の中央部には、上方に向けて窪んでいる取付凹部42bが形成されている。
宙吊りタイプのトレイ1における第一仕切り壁70は、図1に示すように、下縁部よりも上縁部が短くなるように配置されている。この状態では、第一仕切り壁70の左右の側縁部は、下端部よりも上端部がトレイ1の内側に配置されるように傾斜している。
第二支持片42の内面は、第一仕切り壁70の側縁部に接している。これにより、第二支持片42は、下縁部よりも上縁部がトレイ1の内側に配置されるように傾斜した状態で、第一仕切り壁70の側縁部に支持されている。
このとき、容器Pの底面が底板10の上面から離れるように、第一支持片41、第二支持片42および第二仕切り壁80の各上縁部の高さが設定されている。したがって、宙吊りタイプのトレイ1では、容器Pが宙吊りに収容される。
次に、本実施形態のトレイ1を平置きタイプに組み立てた場合について説明する。
本実施形態のトレイ1では、図5に示すように、前記した宙吊りタイプ(図1参照)と同じパーツを用いて平置きタイプに組み立てることができる。つまり、図2に示すブランクシートSを用いて宙吊りタイプおよび平置きタイプの両方を組み立てることができる。
また、第二仕切り壁80は、両壁板81,81を重ねた状態で、第一仕切り壁70の中央の差込凹部71に差し込まれている。
このように、第一仕切り壁70と第二仕切り壁80とを組み合わせることで、十字形状の仕切り部材90が形成されている。
平置きタイプのトレイ1において、仕切り部材90を底板10の上面の中央部に固定すると、図7に示すように、仕切り部材90によって底板10の上面が前後左右の四つの領域に区画される。
そして、平置きタイプのトレイ1では、底板10の上面に形成された各領域に容器Pを上方から載置することで、四つの容器Pを平置きに収容できる。
本実施形態のブランクシートS(図2参照)から形成されるトレイ1は、図1および図5に示すように、第一支持片41、第二支持片42、第一仕切り壁70および第二仕切り壁80の組み立て方を変えることで、宙吊りタイプおよび平置きタイプに対応できる。
したがって、本実施形態のトレイ1では、使用者のニーズに応えて、宙吊りタイプおよび平置きタイプの両方に対応できるため、トレイ1の製造コストを低減できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の第一仕切り壁70および第二仕切り壁80では、図1に示すように、第一仕切り壁70の差込凹部71に第二仕切り壁80を差し込んでいるが、第二仕切り壁80に差込凹部を形成し、その差込凹部に第一仕切り壁70を差し込んでもよい。
10 底板
20 端壁
21 差込口
30 側壁
31 連結片
32 上縁板
40 内壁
40a 取付穴
41 第一支持片
42 第二支持片
42a 突出部
42b 取付凹部
70 第一仕切り壁
71 差込凹部
75 補強壁板
80 第二仕切り壁
81 壁板
90 仕切り部材
100 箱本体
P 容器
S ブランクシート
S1 本体用シート
S2 仕切り用シート
Claims (5)
- 底板と、
前記底板に連設された前後一対の端壁と、
前記底板に連設された左右一対の側壁と、
左右方向に延びている第一仕切り壁と、
前後方向に延びている第二仕切り壁と、を備え、
前記側壁の上縁部には、前記側壁の内方に折り返された内壁が連設されており、
前記内壁の前後の縁部には、内方に折り曲げられた第一支持片がそれぞれ連設され、
前記内壁の下部には、上方に向けて折り曲げ可能な第二支持片が形成されており、
前記第一仕切り壁は、左右の前記内壁の間に介設され、
前記第二仕切り壁は、左右の壁板からなり、
前記両壁板を筒状に開いた状態で、前記第一仕切り壁に組み付け可能であるとともに、
前記両壁板を左右に重ねた状態で、前記第一仕切り壁に組み付け可能であることを特徴とするトレイ。 - 請求項1に記載のトレイであって、
前記側壁の前後の縁部には、連結片が連設されるとともに、
前記端壁には、差込口が形成されており、
前記連結片の先端部が前記差込口に差し込まれていることを特徴とするトレイ。 - 請求項2に記載のトレイであって、
前記連結片の先端部は、前記端壁の外面側から前記差込口に差し込まれ、前記端壁の内面側に突出していることを特徴とするトレイ。 - トレイを形成するためのブランクシートであって、
本体用シートと、仕切り用シートと、を備え、
前記本体用シートには、
底板と、
前記底板に連設された前後一対の端壁と、
前記底板に連設された左右一対の側壁と、が形成され、
前記側壁を前記底板に対して立ち上げたときに前記側壁の上縁部となる縁部には、前記側壁の内方に折り返される内壁が連設されており、
前記内壁の前後の縁部には、内方に折り曲げられる第一支持片がそれぞれ連設され、
前記内壁を前記側壁の内方に折り返したときに前記内壁の下部となる部位には、上方に向けて折り曲げ可能な第二支持片が形成されており、
前記仕切り用シートには、
左右方向に延びた状態で、左右の前記内壁の間に介設される第一仕切り壁と、
前後方向に延びた状態で、前記第一仕切り壁に組み付けられる第二仕切り壁と、が形成され、
前記第二仕切り壁は、左右の壁板からなり、
前記両壁板を筒状に開いた状態で、前記第一仕切り壁に組み付け可能であるとともに、
前記両壁板を左右に重ねた状態で、前記第一仕切り壁に組み付け可能であることを特徴とするブランクシート。 - 請求項4に記載のブランクシートであって、
前記側壁の前後の縁部には、連結片が連設されるとともに、
前記端壁には、前記連結片の先端部が差し込まれる差込口が形成されていることを特徴とするブランクシート。
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- 2019-01-31 JP JP2019015674A patent/JP7310157B2/ja active Active
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