JP2004292054A - パック収納用トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送時におけるいちごの傷みを防止できるパック収納用の段ボール製トレーを提供する。
【解決手段】底壁11の周囲に二重構造の側壁12,13を連設したパック収納用段ボール製トレーにおいて、側壁13の内側板19に設けた段板23及び迫出板24を階段状に折り曲げ、段板23及び仕切壁3の支持片32にパックPのフランジを載せると、パックPが宙吊り状態で支持されるようにする。トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができるので、輸送中の衝撃が緩和され、パックPに詰められたいちごの傷みが防止される。
【選択図】図3

Description

この発明は、いちごパック等の運搬時に使用する厚紙製トレーに関する。
一般に、いちごパックを運搬する際には、図37に示すように、トレー本体51の内部に切溝で噛み合う十字状の仕切壁52,53をセットし、仕切壁52,53で形成された各区画にパックPを収納する段ボール製のトレーを使用する。
このトレー本体51は、底壁54の周囲に連設した側壁55,56のうち、一対の側壁55から延びる折込片57を、二重構造とされた他対の側壁56で抱き込むことにより保形される。
しかしながら、上記のようなトレーでは、パックPを底壁54上に直接置くため、輸送時の衝撃が緩和されることなくパックPのいちごに作用し、いちごが傷みやすいという問題があった。
そこで、この発明は、輸送時におけるいちごの傷みを防止できるパック収納用の段ボール製トレーを提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この発明は、底壁の周囲に側壁を連設し、対向する側壁を二重構造としたパック収納用段ボール製トレーにおいて、前記二重構造の側壁の内面に突出した支持部を形成し、その支持部にパックのフランジを載せると、パックが宙吊り状態で支持されるようにしたのである。
このようにパックを宙吊り状態で支持すると、トレーの底壁とパックの底面との間に隙間ができるので、輸送中の衝撃が緩和され、パックに詰められたいちごの傷みが防止される。
なお、前記支持部は、二重構造の側壁の内面をなす内側板に設けた段板及び迫出板を階段状に折り曲げて形成するとよい。また、内側板の下縁又は両側縁から延出した支持片を支持部としてもよい。
また、前記トレー内に仕切壁をセットする場合には、トレーの側壁だけでなく仕切壁にも支持部を形成し、この支持部と前記側壁の支持部によりパックを宙吊り状態で支持するようにしてもよい。
また、前記二重構造の側壁の内面をなす内側板を切り込んで、その頂部に達する受止片を設け、この受止片を内側へ折り曲げて突出させておくと、段積み時の落ち込みを防止し、安定性を向上させることができる。
そのほか、分割式のトレーにおいても、二重構造の側壁の内側板から支持片を延出し、又は底壁から切り起こして支持片を形成すると、パックを宙吊り状態で支持することができる。
この発明に係るトレーでは、パックのフランジを支持部に載せて、パックを宙吊り状態で支持するので、トレーの底壁とパックの底面との間に隙間ができ、この隙間により輸送中の衝撃が緩和されて、パックに詰められたいちごの傷みが防止される。
まず、この発明の第1実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
この段ボール製トレーは、図1に示すように段ボールシートを打ち抜いたトレー本体1及び仕切壁2,3のブランクから構成される。
トレー本体1のブランクでは、底壁11の一対の長辺に側壁12が、他対の短辺に側壁13がそれぞれ連設され、側壁12は、底壁11から外側板14、頂板15及び内側板16を順次連設し、側壁13は、底壁11から外側板17、頂板18及び内側板19を順次連設したものとされている。
側壁12の内側板16の両側縁には折込片21が、側壁13の外側板17の両側縁には折込片22がそれぞれ連設され、側壁13の内側板19には、分割された段板23及びこれに繋がる迫出板24が切込により順次設けられている。段板23には、迫出板24への切込により突片23aが設けられている。
また、側壁12の内側板16の外縁には2個の係止突起16aが、側壁13の内側板19の先端両側部には係止突起19aがそれぞれ形成され、底壁11の外側板14に沿った部分には2個の係止穴11aが、側壁12の内側板16の端縁両側部には係止穴16bがそれぞれ形成されている。
そのほか、段積み時の積ずれを防止するため、折込片22と外側板17のなす角部には係合凸部18bが、底壁11の四隅には係合穴11bがそれぞれ形成されている。
一方、仕切壁2のブランクでは、一方の長辺中央部に奥側へ向かって開くV字状の斜縁を有する切溝2aが形成され、この長辺の両端部を切り欠いて係合段部2cが形成されている。
また、仕切壁3のブランクでは、2枚の支持片32が折目を介して繋がれており、各支持片32の端縁中央部には切溝3aが形成されている。
上記ブランクからトレーを組み立てるには、図2に示すように、トレー本体1の底壁11から側壁13の外側板17を起こし、折込片22を内側へ折り曲げた後、底壁11から側壁12の外側板14を起こし、頂板15及び内側板16を巻き込むように折り曲げつつ、折込片21を内側へ折り曲げ、側壁13から延びる折込片22を側壁12で抱き込み、係止突起16aを係止穴11aに挿入する。
次いで、側壁13の頂板18及び内側板19を巻き込むように折り曲げて、側壁12から延びる折込片21を側壁13で抱き込み、係止突起19aを係止穴16bに挿入すると共に、段板23及び迫出板24を階段状に折り曲げる。このとき、突片23aが迫出板24から突出する。
また、仕切壁3の2枚の支持片32をV字形に折り曲げて、その切溝3aと仕切壁2の切溝2aとを相互に差し込む。この状態において、支持片32は、切溝2aの斜縁により所定角度傾斜した状態で固定される。
そして、このように噛み合わせた仕切壁2,3を、図3に示すように、仕切壁2の係合段部2cが迫出板24の下端中央部に係合するようにして、トレー本体1にセットすると、トレー本体1の内部が区画される。
上記のようなトレーの各区画にいちごパックPを収納する際には、図4に示すように、パックPの短面のフランジを、両端支持部となる側壁13の段板23と仕切壁3の支持片32とに載せる。これにより、パックPは、宙吊り状態で支持され、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができる。
このように、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができると、輸送中の衝撃が緩和されるので、パックPに詰められたいちごの潰れが防止され、潰れた部分からの腐敗が防止される。なお、突片23aによりパックPの移動が阻止され、パックPのフランジの段板23からの脱落が防止される。
次に、この発明の第2実施形態を図5乃至図8に基づいて説明する。
この段ボール製トレーは、図5に示すように段ボールシートを打ち抜いたトレー本体1及び仕切壁2,3のブランクから構成される。
トレー本体1のブランクでは、底壁11の一対の長辺に側壁12が、他対の短辺に側壁13がそれぞれ連設され、側壁12は、底壁11から外側板14、頂板15及び内側板16を順次連設し、側壁13は、底壁11から外側板17、頂板18及び内側板19を順次連設したものとされている。
側壁12の部分では、内側板16の外縁に支持片26が両端部及び中央部で折目を介して繋がれ、その間の部分は内側板16へ切り込まれて、脚部26aが形成されている。
また、外側板14及び内側板16の両側縁には、それぞれ折込片20,21が連設され、一側の折込片21には係合凸部21aが、他側の折込片21には係合凹部21bがそれぞれ形成されている。頂板15の両端部には、外側板14にかけて差込穴15aが形成されている。
側壁13の部分では、外側板17の外縁両端部にコーナー板28が頂板18及び内側板19を弧状に切り欠いて連設され、コーナー板28の外側縁には差込片28aが設けられている。内側板19の両側部には斜折線19aが入れられ、係合斜縁19bが形成されている。
一方、仕切壁2のブランクでは、2枚の支持片32が両端部及び中央部で折目を介して繋がれ、その間の部分はジグザグに切断されて、櫛歯状に脚部32aが形成されている。そして、各支持片32の長辺端縁の中央部には切溝2aが形成されている。
また、仕切壁3のブランクでは、一方の長辺中央部に奥側へ向かって開くV字状の斜縁を有する切溝3aが形成され、両短辺には切込により係合段部3bが形成されている。
上記ブランクからトレーを組み立てるには、図6に示すように、トレー本体1の底壁11から側壁12の外側板14を起こし、頂板15及び内側板16を巻き込むように折り曲げて、支持片26を上方へ折り返し、折込片20,21を重ねるように内側へ折り曲げて、折込片21の係合凸部21aと係合凹部21bとを噛み合わせる。
次いで、底壁11から側壁13の外側板17を起こし、内側板19を斜折線19a沿いに屈曲させつつ、頂板18及び内側板19を巻き込むように折り曲げ、折込片20,21を側壁13で抱き込むと共に、内側板19の先端両側部を支持片26の下方へ回り込ませて、内側板19を復元させる。
その後、コーナー板28を内側水平方向へ折り曲げ、差込片28aを差込穴15aに差し込むと、トレー本体1が保形される。この組立状態において、支持片26は、内側板16から内側へ迫り出すと共に、脚部26aが外側へ突出し、両端部分が係合斜縁19bへ当接して、所定角度傾斜した状態で固定される。
一方、仕切壁2,3のブランクにおいて、仕切壁2の2枚の支持片32をV字形に折り曲げ、その切溝2aと仕切壁3の切溝3aとを相互に差し込むと、支持片32は、脚部32aが両端部及び中央部の折目から下方へ突出し、切溝3aの斜縁により所定角度傾斜した状態で固定される。
そして、このように噛み合わせた仕切壁2,3を、図7に示すように、仕切壁3の係合段部3bで支持片26の基端中央部を受けるようにして、トレー本体1にセットすると、トレー本体1の内部が区画される。
上記のようなトレーの各区画にいちごパックPを収納する際には、図8に示すように、パックPの長面のフランジを、両端支持部となる側壁12の支持片26と仕切壁2の支持片32とに載せる。これにより、パックPは、宙吊り状態で支持され、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができる。
このように、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができると、輸送中の衝撃が緩和されるので、パックPに詰められたいちごの潰れが防止され、潰れた部分からの腐敗が防止される。
また、このトレーは、内側板16を短くして、支持片26の戻りを防止する脚部26aを、内側板16への切込により形成し、仕切壁2の高さを確保する支持片32の脚部32aを、支持片32同士の境界のジグザグの切込により形成したので、材料の段ボールシートを効率よく使用して、低コストで製造できる。
なお、この実施形態を変更して、図9に示すように、長面と幅面を逆転した構成とし、幅面側の側壁13の内面をなす内側板19から支持片26を延出し、同方向の仕切壁3を、2枚の支持片32をV字形に折り曲げたものとしてもよい。
この場合、仕切壁2の切溝2aにV字状の斜縁を設け、仕切壁2の両端部に支持片26の基端中央部を受ける係合段部2dを形成する。また、長面側の側壁12の内側板16に組立時に屈曲させる斜折線16cを入れると共に、支持片26の端部が当接する係合斜縁16dを形成し、差込片28aを差し込む差込穴18cを頂板18の両端部から外側板17へかけて形成する。
そのほか、図10に示す第3実施形態のように、幅面側の側壁13を二重構造とし、その内面をなす内側板19の両側縁から支持片34を延出し、この支持片34を長面側の側壁12に沿わせ、底壁11から内側へ傾斜させて、この支持片34と仕切壁2の支持片32とにパックPのフランジを載せると、パックPが宙吊り状態で支持されるようにしてもよい。
次に、この発明の第4実施形態を図11乃至図15に基づいて説明する。
この段ボール製トレーは、図11に示すように段ボールシートを打ち抜いたトレー本体1のブランクと、図12に示すように段ボールシートを打ち抜いた仕切壁2及び3のブランクから構成される。
トレー本体1のブランクでは、図11に示すように、底壁11の一対の長辺に側壁12が、他対の短辺に側壁13がそれぞれ連設され、側壁13は、底壁11から外側板17、頂板18、内側板19及び支持片26を順次連設したものとされている。側壁12の両側縁には折込片20が、支持片26の両側縁には折曲片27がそれぞれ連設され、折曲片27は内縁が傾斜した形状とされている。
内側板19の両側縁及び折曲片27の先端部内縁には係止突起19a,27aが形成され、側壁12の両側縁には係止穴12aが、底壁11の側壁12に沿った部分には2個の係止穴11aがそれぞれ形成されている。頂板18から内側板19の中央部には、仕切壁2の端部を差し込む差込穴18aが形成されている。
また、外側板17、頂板18及び内側板19に亘る2本の切込間には段積み用の係合凸部18bが、底壁11の外側板17に沿った部分には2個の係合穴11bがそれぞれ形成され、側壁12の端縁中央部には、段積み時におけるずれ止め用の凸部12bが形成されている。
一方、図12に示すように、仕切壁2のブランクは、中央部に切溝2aを、両端部にフック部2bをそれぞれ形成したものとされ、切溝2aの両側縁には、奥側へ向かって開くV字状の斜縁が形成されている。
また、仕切壁3のブランクは、2枚の仕切板31を半切線を介して繋ぎ、各仕切板31の端縁に支持片32を連設し、仕切板31の内側中央部及び各支持片32の先端中央部に切溝3aを形成したものとされている。
上記ブランクからトレーを組み立てるには、図13に示すように、トレー本体1の底壁11から側壁12及び側壁13の外側板17を起こし、折込片20を内側へ折り曲げ、頂板18及び内側板19を巻き込むように折り曲げて折込片20を側壁13で抱き込み、支持片26を上方へ折り返すと共に、折曲片27を内側へ折り曲げて、係止突起19a,27aを係止穴11a,12aに挿入する。
このようにトレー本体1を組み立てると、各側壁12,13の起立状態が維持され、支持片26は、内側板19から内側へ迫り出し、折曲片27により所定角度傾斜した状態で固定される。
また、仕切壁3の2枚の仕切板31を山形に折り曲げて重ね合わせ、支持片32を上方へ折り返し、仕切板31及び支持片32の切溝3aと仕切壁2の切溝2aとを相互に差し込むと、支持片32は、仕切板31から外側へ迫り出し、切溝2aの斜縁により所定角度傾斜した状態で固定される。
そして、このように噛み合わせた仕切壁2,3を、図14に示すように、仕切壁2のフック部2bを側壁13の差込穴18aに差し込むようにして、トレー本体1にセットすると、トレー本体1の内部が区画される。
上記のようなトレーの各区画にいちごパックPを収納する際には、図15に示すように、パックPの短面のフランジを、側壁13の支持片26と仕切壁3の支持片32とに載せる。これにより、パックPは、宙吊り状態で支持され、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができる。
このように、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間ができると、輸送中の衝撃が緩和されるので、パックPに詰められたいちごの潰れが防止され、潰れた部分からの腐敗が防止される。
次に、この発明の第5実施形態を図16乃至図19に基づいて説明する。
このトレーのトレー本体1は、上記第4実施形態とほぼ同様であるが、底壁11の長面方向中央部には、側壁12との境界から内側へ延びる係止穴11cが形成され、内側板19がやや短く、支持片26には内側板19への切込により脚部26aが形成されている。
また、仕切壁3では、一対の支持片32が間隔をおいて対向し、各支持片32の両端から内向板37及び重合板38が順次延出され、重合板38の内端同士が繋がれている。そして、内向板37及び重合板38が巻き込むように折り曲げられ、重合板38同士が重ね合わされている。
一方、仕切壁2には、切溝2aが間隔をおいて2本平行に形成され、これらの切溝2aと、仕切壁3の各支持片32の切溝3aとが相互に差し込まれて、仕切壁2,3が組み合わされている。そして、仕切壁2の両端のフック部2bは、側壁13の差込穴18aに差し込まれ、仕切壁3の重合板38の下部は、底壁11の係止穴11cに係合して、仕切壁2,3は安定するようになっている。
このようなトレーでもまた、パックPの短面のフランジを、側壁13の支持片26と仕切壁3の支持片32とに載せることにより、パックPを宙吊り状態で支持することができ、トレーの底壁11とパックPの底面との間に隙間を生じさせて、いちごの潰れを防止することができる。
次に、この発明の第6実施形態を図20乃至図23に基づいて説明する。
このトレーでは、長面側の側壁12の内側板16に、その中間部をコ字状に切り込んで頂板15との稜線に沿った受止片33が形成され、その先端には差込突起33aが、外側板14には差込穴14aがそれぞれ形成されている。頂板15は、受止片33の部分が切り抜かれ、その切抜部から外側板14にかけて指入用の切欠15bが形成されている。
このトレーを組み立てる際には、受止片33を内側へ手繰るようにV字形に折り曲げて内側板16から内側へ突出させ、差込突起33aを差込穴14aに差し込んで、受止片33の折曲状態を維持する。
このように、受止片33を突出させておくと、トレーを段積みしたとき、上段側トレーの係合穴11bから下段側トレーの係合突起18bが外れても、上段側トレーが下段側トレーの内側に落ち込んで傾くトラブルが防止され、安定した段積みが可能となる。
また、図示のように、受止片33を仕切壁3の2枚の支持片32で挟み込むようにすると、受止片33の折曲状態が確実に維持されると共に、仕切壁3が堅固に固定される。
なお、差込突起33a及び差込穴14aは省略してもよく、受止片33は、内側板16から内側へ突出させることができれば、V字形に折り曲げるものでなくてもよい。
ところで、上記各実施形態におけるパックPの支持部として、トレー本体1の段板23、支持片26,34と、支持片32を有する仕切壁2,3とは、適宜組み合わせて採用することができる。
また、上記各実施形態のトレーの変形例として、例えば、2個のパックPを収納する小型のトレーを構成する場合には、仕切壁2又は3のいずれかを省略し、一対の段板23や支持片26でパックPを支持するようにしてもよい。
そのほか、パックPの片側のみを浮き上がらせるようにしても、トレーの底壁11とパックPの底面との間に宙吊りによる隙間ができるので、いちごの傷みを防止することができる。
次に、この発明の第7実施形態を図24乃至図29に基づいて説明する。
このトレーは、底壁11の周囲に側壁12,13を連設し、中央部に2枚の仕切板31を折り重ねた仕切壁3を設け、その稜部に切目を入れて、仕切板31が側壁をなす2個のトレーに分割可能とし、輸送時には、2枚の仕切板25を折り重ねて形成した仕切壁2を仕切壁3に交差させて噛み合わせ、仕切板31の重合状態を維持して、分割単位のトレー同士を固定し、小売店では、仕切壁2を除去して仕切板31の稜部を切り離すことにより、2個のトレーに分割して販売できるようにしたものである。
そして、分割単位となる各トレーの対向する側壁12を二重構造とし、その内面をなす内側板16の両側縁から斜めの折目を介して支持片34を延出し、この支持片34を隣接する側壁13と分割時に側壁となる仕切板31とにそれぞれ沿わせ、底壁11から内側へ傾斜させた状態で、対向する支持片34にパックPのフランジを載せると、パックPが宙吊り状態で支持されるようになっている。
なお、このトレーでは、係合凸部15cを大きく突出させるため、頂板15の幅が大きくなっているが、この場合、折込片22が側壁12の内部で振れて安定しないため、外側の折込片22の上縁には頂板15の下方に重なる折曲片22aを連設し、内側の折込片22は基端の折目を後退させて、これらの折込片22の揺動を防止するようにしている。
次に、この発明の第8実施形態を図30乃至図35に基づいて説明する。
このトレーは、上記第7実施形態と同様、分割式のものであり、分割単位となる各トレーの底壁11を、分割時に側壁となる仕切板31側から切り起こして支持片35を形成し、この支持片35に対向する支持片36を固定用の仕切壁2の端部に設け、これらの支持片35,36を上方へかけて内側へ傾斜させた状態で仕切壁2により固定し、対向する支持片35,36にパックPのフランジを載せると、パックPが宙吊り状態で支持されるようにしたものである。
このトレーの底壁11には、支持片35を引き起こすための指穴11cが形成され、支持片35は、仕切壁2の切溝2aの斜縁に当接し、支持片36は、仕切板25の両側の係合斜縁2cに当接すると共に、その中央の折曲片2dが側壁13に当接して、支持片35,36の傾斜角度が維持されるようになっている。
なお、上記各トレーに収納するパックPとして、図36に示すように、底壁にリブ41を設けたものを使用すると、パックPの底壁がいちごの荷重で撓みにくくなり、パックPの底壁とトレーの底壁11との接触が防止される。
この発明の第1実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の使用状態を示す斜視図 同上の長面方向縦断図 この発明の第2実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の使用状態を示す斜視図 同上の短面方向縦断図 同上の長面と幅面を逆転した形態の組立過程を示す分解斜視図 この発明の第3実施形態に係るトレーの組立過程を示す分解斜視図 この発明の第4実施形態に係るトレー本体のブランクを示す図 同上の仕切壁のブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の使用状態を示す斜視図 同上の長面方向縦断図 この発明の第5実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の使用状態を示す斜視図 同上の長面方向縦断図 この発明の第6実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の使用状態を示す斜視図 同上の長面方向縦断図 この発明の第7実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の連結使用状態を示す斜視図 同上の分割使用状態を示す斜視図 同上の連結使用状態を示す長面方向縦断図 同上の分割使用状態を示す長面方向縦断図 この発明の第8実施形態に係るトレーのブランクを示す図 同上の組立過程を示す分解斜視図 同上の連結使用状態を示す斜視図 同上の分割使用状態を示す斜視図 同上の連結使用状態を示す長面方向縦断図 同上の分割使用状態を示す長面方向縦断図 いちごパックの平面図 従来のパック収納用トレーを示す斜視図
符号の説明
1 トレー本体
2,3 仕切壁
11 底壁
12,13 側壁
14,17 外側板
15,18 頂板
16,19 内側板
20,21,22 折込片
23 段板(支持部)
24 迫出板
26,32,34,35,36 支持片(支持部)
27 折曲片
28 コーナー片
33 受止片
37 内向板
38 重合板
P パック

Claims (9)

  1. 底壁の周囲に側壁を連設し、対向する側壁を二重構造としたパック収納用トレーにおいて、前記二重構造の側壁の内面に突出した支持部を形成し、その支持部にパックのフランジを載せると、パックが宙吊り状態で支持されるようにしたことを特徴とするパック収納用トレー。
  2. 前記二重構造の側壁の内面をなす内側板に段板及び迫出板を設け、この段板及び迫出板を階段状に折り曲げて前記支持部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のパック収納用トレー。
  3. 前記二重構造の側壁の内面をなす内側板の下縁から支持片を延出し、この支持片を上方へ折り返して前記支持部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のパック収納用トレー。
  4. 前記二重構造の側壁の内面をなす内側板の両側縁から支持片を延出し、この支持片を隣接する側壁に沿わせ、底壁から内側へ傾斜させて前記支持部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のパック収納用トレー。
  5. 前記トレー内にセットした仕切壁にも支持部を形成し、この支持部と前記側壁の支持部によりパックを宙吊り状態で支持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のパック収納用トレー。
  6. 前記仕切壁において、一対の支持片を上部の間隔が開くように連設して、前記支持部を形成したことを特徴とする請求項5に記載のパック収納用トレー。
  7. 前記二重構造の側壁の内面をなす内側板を切り込んで、その頂部に達する受止片を設け、この受止片を内側へ折り曲げて突出させたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のパック収納用トレー。
  8. 底壁の周囲に側壁を連設し、中央部に2枚の仕切板を折り重ねた仕切壁を設け、その稜部に切目を入れて、仕切板が側壁をなす2個のトレーに分割可能とし、この仕切壁に仕切板の重合状態を維持する固定用の仕切壁を交差させて噛み合わせた分割式のパック収納用トレーにおいて、分割単位となる各トレーの対向する側壁を二重構造とし、その内面をなす内側板の両側縁から支持片を延出し、この支持片を隣接する側壁に沿わせ、底壁から内側へ傾斜させて、対向する支持片にパックのフランジを載せると、パックが宙吊り状態で支持されるようにしたことを特徴とするパック収納用トレー。
  9. 底壁の周囲に側壁を連設し、中央部に2枚の仕切板を折り重ねた仕切壁を設け、その稜部に切目を入れて、仕切板が側壁をなす2個のトレーに分割可能とし、この仕切壁に仕切板の重合状態を維持する固定用の仕切壁を交差させて噛み合わせた分割式のパック収納用トレーにおいて、分割単位となる各トレーの底壁を、重なり合う仕切板側から切り起こして支持片を形成し、この支持片に対向する支持片を前記固定用の仕切壁の端部に設け、これらの支持片を上方へかけて内側へ傾斜させた状態で固定し、対向する支持片にパックのフランジを載せると、パックが宙吊り状態で支持されるようにしたことを特徴とするパック収納用トレー。
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