JP2018177272A - 青果物収納箱 - Google Patents

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健太郎 柚木
Kentaro Yuzuki
健太郎 柚木
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Abstract

【課題】 底板の4か所の脚部により水平面に載置したとき底板を水平面から十分離間した位置に水平に支持し得る青果物収納箱を提供すること。
【解決手段】 底板2と側壁3の両側に、境界用折目線7に平行で同一長さの脚用折目線8,8を形成し、両脚用折目線8の両端部間に脚用切目線9,9を形成し、脚用折目線8と脚用切目線9により形成された区画10内に、底板2側にシフトした脚用内部折目線11を形成し、側壁3を底板2に対して垂直に立ち上げて青果物収納箱を形成したとき、区画10内において脚用内部折目線11を中心として谷折部13’を形成することで、脚用内部折目線11が底板2の外面2aより下方側に突出し、境界用折目線7に平行な直線状突部13を有する脚部12が形成され、この脚部12を底板2の長手方向の両辺に沿って2か所ずつ計4か所に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トマト等の野菜或いは果実等を収納し得る青果物収納箱に関するものである。
従来、青果物を収納するための段ボール製の収納箱は各種のものが市販されている。
例えば、収納箱を1枚のブランクにより組み立てられるように構成し、組み立て状態において、底面の四か所に突起が形成され、複数の収納箱を積み重ねたとき、これらの突起が下の収納箱の上面に係合し、上下の収納箱のずれを防止する構造のものが提案されている(特許文献1)。
特開2015−196540号公報
ところで、上記従来の収納箱は、組み立て状態において、底面と側壁との間に、三角形状の傾斜壁が形成され、その傾斜壁の三角形の頂点を底面より下方に若干突出させる構成であるため、収納箱を上下に積み重ねた状態において、ずれ防止が十分に機能しないという課題があった。
また、上記突起の底面からの突出量が十分ではないため、当該収納箱を水平面に載置したとき、底面の略全域が水平面に接触してしまい、上記突起が脚部として機能し得ないという課題があった。
本発明は、底板に4か所の脚部が形成され、青果物収納箱を水平面に載置したとき、底板を水平面から十分に離間した位置に支持し得る青果物収納箱を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数の青果物収納箱を多段に積み重ねたとき、確実にずれ防止を行うことができる青果物収納箱を提供することを目的とする。
また、本発明は、1枚のブランクから構成することができ、簡単に組み立て可能な青果物収納箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、矩形の底板と該底板の四辺から垂直に立ち上がる4つの側壁からなる上面開口の青果物収納箱において、短辺側の対向する側壁には上記上面開口を閉鎖する方向に延びる短閉鎖桟が各々形成され、上記底板と長辺側の上記側壁との境界用折目線を挟んで上記底板と上記側壁の両側に、上記境界用折目線に平行でかつ互いに同一長さの脚用折目線が各々形成され、かつ上記両脚用折目線の両端部間は上記境界用折目線に直交する脚用切目線によって各々接続され、さらに上記脚用折目線と上記脚用切目線により形成された区画内に、上記境界用折目線は形成されず、上記区画内の上記底板側の領域に、上記境界用折目線の仮想延長線の位置より底板側にシフトした位置に脚用内部折目線が上記境界用折目線に平行に設けられ、長辺側の上記側壁を上記底板に対して垂直に立ち上げた状態において、上記区画内が上記脚用内部折目線を中心として谷折部を形成することで、上記脚用内部折目線が上記底板の外面より下方側に突出され上記境界用折目線に平行な直線状突部を有する脚部が構成されるものであり、上記直線状突部を有する同一の上記脚部が上記底板の長手方向の両辺に沿って2か所ずつ計4か所に形成されているものである青果物収納箱により構成される。
このように構成すると、青果物収納箱の底板に下方に突出する直線状突部を有する4か所の脚部が形成され、これらの脚部により青果物収納箱を水平面に載置したとき、底板を水平面から十分に離間した位置に支持することができる。また、これらの脚部は境界用折目線に平行な直線状突部を有するので、青果物収納箱を水平面に安定して支持することができる。
第2に、上記青果物収納箱を上記脚部にて水平面に載置した状態において、上記脚部によって上記底板の上記外面が上記水平面から一定の高さに水平に支持されるものである上記第1記載の青果物収納箱により構成される。
これらの脚部により青果物収納箱を水平面に載置したとき、底板を水平面から一定の高さに水平に支持し得るので、内部の青果物を水平面より一定の高さに保持することができ、青果物収納箱の底板の外面と水平面との間に十分な空間を確保して、青果物を風通しの良い状態で保存することができる。
第3に、上記青果物収納箱の複数個を上下に積み重ねた状態において、上側の青果物収納箱における4つの上記脚部の上記各谷折部の各々の短辺側の外側面の4か所が、下側の青果物収納箱における上記両短閉鎖桟の対応する4か所の端部に係合することで、上下の青果物収納箱の長辺方向のずれが防止されるように構成されている上記第1又は2記載の青果物収納箱により構成される。
従って、複数の青果物収納箱を積み重ねたときに、長手方向のずれを効果的に防止することができる。
第4に、上記底板と短辺側の上記両側壁の各境界用折目線に沿ってずれ防止用開口が各々設けられ、短辺側の上記両側壁の各上縁の上記各ずれ防止用開口に対応する位置に突出片が各々設けられ、上記青果物収納箱の複数個を上下に積み重ねた状態において、下側の青果物収納箱における上記突出片が、上側の青果物収納箱における上記ずれ防止用開口に嵌合されることで、上下の青果物収納箱の短辺方向のずれが防止されるように構成されている第1〜3の何れかに記載の青果物収納箱。
従って、複数の青果物収納箱を積み重ねたときに、短辺方向のずれを効果的に防止することができる。
第5に、上記青果物収納箱は、1枚のブランクを折り曲げることにより箱状に構成されたものであり、短辺側の上記両側壁に各々折目線を介して上記短閉鎖桟が各々形成され、上記各短閉鎖桟の両側に桟用補強片が桟用折目線を介して各々形成され、上記各桟用補強片の上記底板側の辺に突片が各々設けられ、長辺側の上記両側壁の各々の両側に補強片用折目線を介して側壁用補強片が各々形成されると共に、上記各補強片用折目線に沿ってロック用開口が各々設けられ、上記長辺側の上記側壁の直立状態において、上記各側壁用補強片が長辺側の上記側壁に直交状態で短辺側の上記各側壁の内側に立設しており、上記短閉鎖桟が水平となる組み立て状態において、上記各桟用補強片が上記短閉鎖桟に直交状態で長辺側の上記各側壁の内側に立設しており、上記各桟用補強片は、上記立設した状態において、上記各突片が対応する上記ロック用開口に挿入嵌合されると共に、上記突片とは反対側の各端部が対応する上記脚部の上記谷折部の対向する内側面に係止されることで各々ロック状態となるものである上記第1〜4の何れかに記載の青果物収納箱により構成される。
このように構成すると、青果物収納箱を1枚のブランクから容易に組み立てることができると共に、青果物収納箱の4つのコーナ部において、各桟用補強片は各突片がロック用開口に挿入嵌合されると共に、各桟用補強片の端部が対応する脚部の谷折部の内側面に係止されることでロックされるので、組み立て状態の青果物収納箱の各側壁の変形を防止して当該収納箱を強固に構成することができる。
本発明によれば、青果物収納箱の底板に下方に突出する直線状突部を有する4か所の脚部が形成され、これらの脚部により青果物収納箱を水平面に載置したとき、底板を水平面から十分に離間した位置に支持することができる。
また、これらの脚部は境界用折目線に平行な直線状突部を有するので、青果物収納箱を水平面に安定して支持することができる。
また、これらの脚部により青果物収納箱を水平面に載置したとき、底板を水平面から一定の高さに水平に支持し得るので、内部の青果物を水平面より一定の高さに保持することができ、青果物収納箱の底板の外面と水平面との間に十分な空間を確保して、青果物を風通しの良い状態で保存することができる。
また、複数の青果物収納箱を積み重ねたときに、長手方向のずれを効果的に防止することができる。
また、複数の青果物収納箱を積み重ねたときに、短辺方向のずれを効果的に防止することができる。
また、青果物収納箱を1枚のブランクから容易に組み立てることができると共に、青果物収納箱の4つのコーナ部において、各桟用補強片は各突片がロック用開口に挿入嵌合されると共に、各桟用補強片の端部が対応する脚部の谷折部の内側面に係止されることでロックされるので、組み立て状態の青果物収納箱の各側壁の変形を防止して当該収納箱を強固に構成することができる。
本発明に係る青果物収納箱の展開図である。 同上収納箱の組み立て状態の斜視図である。 同上収納箱の脚部を中心とする拡大斜視図である。 同上収納箱の脚部を中心とする拡大斜視図である。 同上収納箱の組み立て状態の裏面側斜視図である。 同上収納箱の組み立て状態の斜視図である。 同上収納箱の組み立て状態の斜視図である。 同上収納箱の突片の近傍の拡大部分斜視図である。 同上収納箱の桟用補強片の近傍の拡大斜視図である。 同上収納箱の斜視図である。 同上収納箱の裏面側の斜視図である。 同上収納箱の底面図である。 2個の同上収納箱を重ねる状態を示す斜視図である。 2個の同上収納箱を重ねた状態の斜視図である。 2個の同上収納箱を重ねた状態の側面図である。 2個の同上収納箱を重ねた状態の正面図である。 図1の展開図における脚部の近傍の拡大図である。 同上収納箱の脚部の縦断面図である。 同上収納箱を水平面に載置した状態の正面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明に係る青果物収納箱について詳細に説明する。
本発明に係る青果物収納箱1は、図10に示すように、矩形(本実施形体の場合は長方形状)の底板2と該底板2の四辺から垂直に立ち上がる4つの側壁(長辺側)3,3、側壁(短辺側)4,4からなる上面開口5の箱から構成されており、短辺側の対向する側壁4,4の各々の上縁には上記上面開口5を閉鎖する方向に延びる短閉鎖桟6,6が各々対向して形成されている。
この青果物収納箱1は、図1に示す段ボール紙製の1枚のブランク1’から構成されており、当該ブランク1’を折り曲げることにより、図10の青果物収納箱1を構成することができる。尚、図1においてはブランク1’の内面(組み立て状態において内側となる方)を示しており、図示されたブランク1’の裏面側を外面とする。また、図1において、紙面に向かって左右方向を「左右」と定義する。
上記底面2には、長辺側の上記側壁3,3に沿って2個ずつ、計4個の脚部12a,12a,12b,12bが各々形成されている(図1、図11参照)。これらの脚部12は、上記同一の側壁3に沿って形成された2個の脚部12a,12a(12b,12b)は同一構造、対向する側壁3に沿って形成された脚部12b,12bは、上記脚部12a,12aと対称構造(図1において左右方向の中心線に対して線対称)となっている(図12参照)。尚、上記脚部を示す場合は符号「12」を用い、位置を特定する場合は、符号「12a」又は符号「12b」と表記する。
そこで、1つの脚部12aのブランク1’における構造を図1、図17等に基づいて以下説明する。尚、図1のブランク1’は、箱の内側となる面を見たもので、図中、破線は内側面に形成された「折目線」を示し、実線はブランク1’の表裏を貫通している「切目線」を示す。
図1のブランク1’において、上記底板2と長辺側の上記側壁3との境界用折目線7を挟んで両側(底板2と側壁3)に、上記境界用折目線7に平行でかつ互いに同一長さの脚用折目線8,8が各々平行に形成され、かつ上記両脚用折目線8,8の両端部8a,8a’間(底板2側の上記脚用折目線8の一端部8a’と、側壁3側の脚用折目線8の一端部8a間、及び、底板2側の脚用折目線8の他端部8a’と、側壁3側の脚用折目線8の他端部8a間)は、上記端部8a,8a’、端部8a,8a’同士を結ぶように、上記境界用折目線7に直交する脚用切目線9,9が形成され、上記各端部8a,8a’、端部8a,8a’は上記脚用切目線9,9によって各々接続されている(図17も参照)。
さらに2本の上記脚用折目線8,8と2本の上記脚用切目線9,9により形成された区画10内に、上記境界用折目線7は形成されておらず、上記区画10内の上記底板2側の領域に、上記境界用折目線7の仮想延長線(区画10内において、両側の境界用折目線7,7を結ぶ仮想線p、図17参照)の位置より底板2側にシフトした位置に脚用内部折目線11が上記境界用折目線7に平行に設けられている。
このような構成の脚部12は、図1に示すように、一方の側壁3と底板2との間に、所定間隔を以って2個設けられ(脚部12a,12a)、対向する他方の側壁3と上記底板3との間に、対称構造の脚部12b,12bが、対称位置に2個設けられている。
そして、長辺側の上記側壁3,3を上記底板2に対して垂直に立ち上げた状態において(図2参照)、上記区画10内が上記脚用内部折目線11を中心として谷折りとなって谷折部13’を形成することで、上記脚用内部折目線11が上記底板2より下方側に十分に突出され上記境界用折目線7に平行な直線状突部13(図4参照)を有する脚部12が構成されるものである。即ち、同一の上記直線状突部13を有する上記脚部12が上記底板2の長手方向の両辺に沿って2か所ずつ、計4か所に形成される(図5、図11、図12参照)。
ここで図18に示すように、上記脚用切目線9における上記境界用折目線7から端部8aまでの長さt1と、上記脚用切目線9における脚用内部折目線11から端部8aまでの長さt2との関係は、t1<t2となっているので、上記底板2から上記側壁3を直立させると、上記区画10が谷折りとなり、上記底板2の外面2aから下方に直線状突部13が高さt3に亘り突出した状態となる。
図1に示すように、上記ブランク1’における長方形の底板2の対向する両短辺側には、上記境界用折目線7,7に直交する境界用折目線7’,7’を介して、短辺側の側壁4,4が形成され、さらに、短辺側の上記側壁4,4に、上記境界用折目線7’、7’に平行の折目線19,19を介して、上記短閉鎖桟6,6が一体に形成され、上記短閉鎖桟6,6の両側に、桟用補強片6’,6’が桟用折目線14,14(上記折目線19に直交している)を介して各々一体に形成され、上記桟用補強片6’,6’の上記底板2側の辺に突片6a,6aが各々設けられている。
また、上記桟用補強片6’,6’の上記突片6a,6aの反対側には、後述の谷折部13’の内側面13a(図7、図9参照)に係止する端部6c,6cが形成されている。
一方、上記長辺側の上記側壁3,3の両側に補強片用折目線15,15(境界用折目線7に直交している)を介して側壁用補強片3’,3’が各々形成されると共に、上記補強片用折目線15,15に沿ってロック用開口16,16(4か所)が設けられている。
そして、図10に示すように、上記長辺側の上記側壁3,3の直立状態において、上記側壁用補強片3’,3’が上記側壁3,3に直交状態で上記短辺側の上記側壁4,4の内側に立設しており、上記短閉鎖桟6,6の水平となる組み立て状態において(図10参照)、上記桟用補強片6’,6’が上記短閉鎖桟6,6に直交状態で上記長辺側の上記側壁3,3の内側に立設しており、この立設状態で、図9に示すように、上記桟用補強片6’,6’の上記端部6c,6cは、上記脚部12の上記直線状突部13を形成する谷折部13’の対向する内側面13aに係止されると共に、図8に示すように、上記各突片6a,6aが上記ロック用開口16,16に挿入嵌合されることで、上記桟用補強片6’,6’は、上記内側面13aと上記側壁用補強片3’との間に確実にロックされるように構成されている。尚、短辺側の上記両側壁4,4の両側には上記突片6a,6aを避けるための切欠20,20が形成されている(図8、図1参照)。
即ち、上記桟用補強片6’,6’は、上記直線状突部13の対向する内側面13aへの係止と、上記各突片6aの上記ロック用開口16への挿入嵌合により、二重にロックされるように構成されている。従って、上記各桟用補強片6’,6’は、上記立設状態において、上記各突片6a,6aが対応する上記ロック用開口16,16に挿入嵌合されると共に、上記突片6aとは反対側の各端部6cが対応する上記脚部12の上記谷折部13’の対向する内側面13aに係止されることで各々ロック状態となっている。
また、上記青果物収納箱1の複数個を上下に積み重ねた状態において、4つの上記脚部12の上記各直線状突部13を形成する上記谷折部13’の各々の短辺側の外側面13b,13b,13b,13bの4か所が(図11、図12参照)、下側の他の青果物収納箱1の各々上記両短閉鎖桟6,6の対応する四か所の端部6b,6bに係合することで、各青果物収納箱1の長辺方向のずれが防止されるように構成されている(図13、図14参照)。上記両短閉鎖桟6,6の上記縁部6b,6b間は、凹部6d,6d(図1参照)が形成され、収納箱1内の内容物(青果物)が取り出し易く構成されている。
さらに、上記底板2と上記短辺側の上記両側壁4,4の各境界用折目線7’,7’に沿ってずれ防止用開口17,17が上記境界用折目線7’,7’の中央部に各々設けられ、一方、上記短辺側の上記両側壁4,4の各上縁の上記各ずれ防止用開口17,17に対応する位置に各々突出片18,18が各々設けられている。具体的には、上記側壁4,4の上記折目線19,19の中央部に、側壁4,4から上記短閉鎖桟6,6に向けて「コ」字型切目線18a,18aを左右対称に設け(図1参照)、図7に示すように、上記側壁4,4に対して上記短閉鎖桟6,6を上記折目線19,19に沿って直角に折り曲げたとき、上記突出片18,18が上記側壁4,4に沿って上向きに立ち上がるように構成する。
そして、上記青果物収納箱1の複数個を上下に積み重ねた状態において(図15参照)、上記突出片18,18が、上側に位置する青果物収納箱1の上記ずれ防止用開口17,17に嵌合挿入されることで、各青果物収納箱1,1の短辺方向のずれが防止されるように構成されている。従って、上記開口17,17の幅は、上記突出片18の幅と略同一か、或いは若干幅広に開口形成されており、図15に示すように、2つの青果物収納箱1を上下に積み重ねたとき、下側の上記突出片18が上側の青果物収納箱1の上記開口17に嵌合し、青果物収納箱1の短辺方向のずれを防止し得るように構成されている。
本発明は上述のように構成されるので、図1の状態から青果物収納箱1を組み立てるには、まず図2に示すように底板2に対して、境界用折目線7,7を介して、長辺側の側壁3,3を垂直に立ち上げ、4か所の側壁用補強片3’を各々側壁3,3に対して直角に内側に折り曲げて各々境界用折目線7’上に直立状態に位置させる。
このとき、上記脚部12は、上記底板2に対して側壁3が直角に立ち上がることにより、その区画10内が、脚用内部折目線11を中心として下に凸の谷折りとなり、谷折部13’が形成され、その結果、底板2の外面2aから高さt3にて脚部12の直線状突部13が突出形成される(図4参照)。従って、上記底板2の外面2aには、図5に示すように、底板2の長辺に平行な直線状突部13を有する4つの脚部12(長辺の一方側に沿って脚部12a,12a、長辺の他方側に沿って脚部12b,12b)が形成される。
その後、図6に示すように、底板2に対して境界用折目線7’を介して、短辺側の側壁4を垂直に立ち上げると共に、上記側壁4に対してさらに折目線19を介して、短閉鎖桟6を直角に折り曲げつつ、両側の桟用補強片6’,6’を桟用折目線14,14に沿って互いに内側に直角に折り曲げて上記側壁3,3に平行とし、これら桟用補強片6’,6’を長辺側の側壁3,3の内側に位置させる(図6参照)。
そして、上記側壁4に対して上記短閉鎖桟6を、水平になるまで、直角に折り曲げていくと、上記桟用補強片6’,6’は上記短閉鎖桟6の折り曲げに伴って短辺側に回転し(図6の矢印A方向)、最終的に、図7、図9に示すように、上記桟用補強片6’の端部6cが上記脚部12の谷折部13’の短辺側の内側面13aに係止し、かつ、上記突片6aが対向するロック用開口16に挿入嵌合されて、図9に示す位置において、上記桟用補強片6’がロック状態となる。このとき側壁4には両側に切欠20が形成されているので(図8参照)、上記突片6aが上記ロック用開口16を挿通しても上記突片6aは上記側壁4に接触せず、側壁4と側壁3の直交状態は維持される。尚、上記開口16は上記側壁補強片3’に形成されているので、上記ロック状態においては、上記桟用補強片6’は上記側壁補強片3’にも係合していることになり、図8に示すように、側壁3の外側方向(矢印B方向)への傾倒(変形)が阻止されて、形崩れしない強固な果実収納箱1を構成することができる。
同様に、もう一方の上記側壁4に対して上記短閉鎖桟6を、水平になるまで、直角に折り曲げていくと、上記桟用補強片6’,6’は上記短閉鎖桟6の折り曲げに伴って短辺側に回転し(図7参照)、最終的に、図10に示すように、上記桟用補強片6’の端部6cが上記脚部12の谷折部13’の短辺側の内側面13aに係止し、かつ、上記突片6aが対向するロック用開口16に挿入嵌合されて、図10に示す位置において、上記桟用補強片6’がロックされる。
このような桟用補強片6’と側壁補強片3’との上述のような強固なロック構造は、図10に示すように、当該青果物収納箱1の四つのコーナ部C1〜C4にて同様に構成されるため、青果物収納箱1として変形のない強固な箱を構成することができる。また、上記桟用補強片6’の上記ロック状態は、当該桟用補強片6’を矢印A方向に回転するだけで実現できるため、ワンタッチ動作にて行うことができ、青果物収納箱1の組み立て作業も容易である。
また、上記短閉鎖桟6を上記側壁4に対して直角に折り曲げると、「コ」字型切目線18aに沿って段ボール紙が切断され、自動的に突出片18が立ち上がる。
以上の工程により、図10に示す青果物収納箱1を構成することができる。この青果物収納箱1は、図11に示すように、底板2の4か所に、底板2の外面2aから十分な高さt3で突出する4つの直線状突部13,13,13,13が形成されているため、当該青果物収納箱1を水平面に載置したとき、上記底板1の外面2aを、水平面から十分な高さt3の位置に支持することができる(図19参照)。このとき、青果物収納箱1の底板2の外面2aは上記水平面に接触することはない。勿論、青果物収納箱1内にトマト等の青果物を収納した状態においても、上記外面2aは上記水平面に接触せず、上記底板2を水平面から高さt3の位置に保持することができる。従って、底板2の下側の通気性を確保することができ、青果物収納箱1内の青果物を新鮮な状態で収納保持、保存することができる。
また、上記脚部12は段ボール紙を谷折り状態とすることにより構成されているので、緩衝性を有している(図18参照)。従って、上記底板2を水平面から浮かすことにより、輸送時の底板2からくる振動による収納物への衝撃を軽減することもできる。
また、4か所の上記脚部12,12,12,12は、上記青果物収納箱1の長辺側の側壁3,3に平行な直線部分を有する直線状突部13,13,13,13を左右の2個ずつ有しているので、これらの脚部12,12,12,12を以って当該青果物収納箱1を水平面に載置したとき、上記脚部12,12,12,12により安定して青果物収納箱1を支持することができる。
また複数の青果物収納箱1を積み重ねたときは、図13に示すように、上側の青果物収納箱1の4つの脚部12,12,12,12の谷折部13’,13’,13’,13’の短辺側の外側面13b,13b,13b,13bが、上記短閉鎖桟6,6の各端部6b,6b,6b,6bに係合するため(図14参照)、各青果物収納箱1の長辺方向のずれを確実に防止することができる。
さらに、複数の青果物収納箱1を積み重ねたときは、図15に示すように、下側の青果物収納箱1の突出片18が上側の青果物収納箱1の開口17に挿入され、これにより各青果物収納箱1の短辺方向のずれを確実に防止することができる。
以上のように本発明によれば、青果物収納箱1の底板2に下方に突出する直線状突部13を有する4か所の脚部12が形成され、これらの脚部12により青果物収納箱1を水平面に載置したとき、底板2を水平面から十分に離間した位置に支持することができる。
また、これらの脚部12は境界用折目線7に平行な直線状突部13を有するので、青果物収納箱1を水平面に安定して支持することができる。
また、これらの脚部12により青果物収納箱1を水平面に載置したとき、底板2を水平面から一定の高さに水平に支持し得るので、内部の青果物を水平面より一定の高さに保持することができ、青果物収納箱1の底板2の外面2aと水平面との間に十分な空間を確保して、青果物を風通しの良い状態で保存することができる。
また、複数の青果物収納箱1を積み重ねたときに、長手方向のずれを効果的に防止することができる。
また、複数の青果物収納箱1を積み重ねたときに、短辺方向のずれを効果的に防止することができる。
また、青果物収納箱1を1枚のブランク1’から容易に組み立てることができると共に、青果物収納箱1の4つのコーナ部において、各桟用補強片6’は各突片6aがロック用開口16に挿入嵌合されると共に、各桟用補強片6’の端部6cが対応する脚部12の谷折部13’の内側面13aに係止されることでロックされるので、組み立て状態の青果物収納箱1の各側壁3,4の変形を防止して当該収納箱1を強固に構成することができる。
さらに、上記脚部を構成する脚用折目線の位置、脚用内部折目線の位置、脚用切目線の位置、長さ等を変更することにより脚部の高さ(t3)、脚部の大きさ、脚部(直線状突部13)の長さ等を容易に変更することができ、内部に収納される青果物の種類により、底板の高さ、位置等を各種設定することができる。
また、上記脚部12の緩衝性に基づいて、青果物に対する輸送時の振動による衝撃を軽減することもできる。
本発明に係る青果物収納箱によれば、青果物収納箱を水平面に設置したとき底板を水平面から十分な高さに設置保持し得るため、内部の青果物を風通しの良い状態で保存することができるし、1枚のブランクにより強固な青果物収納箱を簡易に形成することができ、広く利用されることが期待されるものである。
1 青果物収納箱
1’ ブランク
2 底板
3 側壁(長辺側)
3’ 側壁用補強片
4 側壁(短辺側)
5 上面開口
6 短閉鎖桟
6’ 桟用補強片
6a 突片
6c 端部
7 境界用折目線
7’ 境界用折目線
8 脚用折目線
10 区画
11 脚用内部折目線
12 脚部
12a,12b 脚部
13 直線状突部
13’ 谷折部
14 桟用折目線
15 補強片用折目線
16 ロック用開口
17 ずれ防止用開口
18 突出片
19 折目線
t3 高さ

Claims (5)

  1. 矩形の底板と該底板の四辺から垂直に立ち上がる4つの側壁からなる上面開口の青果物収納箱において、
    短辺側の対向する側壁には上記上面開口を閉鎖する方向に延びる短閉鎖桟が各々形成され、
    上記底板と長辺側の上記側壁との境界用折目線を挟んで上記底板と上記側壁の両側に、上記境界用折目線に平行でかつ互いに同一長さの脚用折目線が各々形成され、
    かつ上記両脚用折目線の両端部間は上記境界用折目線に直交する脚用切目線によって各々接続され、
    さらに上記脚用折目線と上記脚用切目線により形成された区画内に、上記境界用折目線は形成されず、上記区画内の上記底板側の領域に、上記境界用折目線の仮想延長線の位置より底板側にシフトした位置に脚用内部折目線が上記境界用折目線に平行に設けられ、
    長辺側の上記側壁を上記底板に対して垂直に立ち上げた状態において、上記区画内が上記脚用内部折目線を中心として谷折部を形成することで、上記脚用内部折目線が上記底板の外面より下方側に突出され上記境界用折目線に平行な直線状突部を有する脚部が構成されるものであり、
    上記直線状突部を有する同一の上記脚部が上記底板の長手方向の両辺に沿って2か所ずつ計4か所に形成されているものである青果物収納箱。
  2. 上記青果物収納箱を上記脚部にて水平面に載置した状態において、
    上記脚部によって上記底板の上記外面が上記水平面から一定の高さに水平に支持されるものである請求項1記載の青果物収納箱。
  3. 上記青果物収納箱の複数個を上下に積み重ねた状態において、
    上側の青果物収納箱における4つの上記脚部の上記各谷折部の各々の短辺側の外側面の4か所が、下側の青果物収納箱における上記両短閉鎖桟の対応する4か所の端部に係合することで、上下の青果物収納箱の長辺方向のずれが防止されるように構成されている請求項1又は2記載の青果物収納箱。
  4. 上記底板と短辺側の上記両側壁の各境界用折目線に沿ってずれ防止用開口が各々設けられ、
    短辺側の上記両側壁の各上縁の上記各ずれ防止用開口に対応する位置に突出片が各々設けられ、
    上記青果物収納箱の複数個を上下に積み重ねた状態において、下側の青果物収納箱における上記突出片が、上側の青果物収納箱における上記ずれ防止用開口に嵌合されることで、上下の青果物収納箱の短辺方向のずれが防止されるように構成されている請求項1〜3の何れかに記載の青果物収納箱。
  5. 上記青果物収納箱は、1枚のブランクを折り曲げることにより箱状に構成されたものであり、
    短辺側の上記両側壁に各々折目線を介して上記短閉鎖桟が各々形成され、上記各短閉鎖桟の両側に桟用補強片が桟用折目線を介して各々形成され、上記各桟用補強片の上記底板側の辺に突片が各々設けられ、
    長辺側の上記両側壁の各々の両側に補強片用折目線を介して側壁用補強片が各々形成されると共に、上記各補強片用折目線に沿ってロック用開口が各々設けられ、
    長辺側の上記側壁の直立状態において、上記各側壁用補強片が長辺側の上記側壁に直交状態で短辺側の上記各側壁の内側に立設しており、
    上記短閉鎖桟が水平となる組み立て状態において、上記各桟用補強片が上記短閉鎖桟に直交状態で長辺側の上記各側壁の内側に立設しており、
    上記各桟用補強片は、上記立設した状態において、上記各突片が対応する上記ロック用開口に挿入嵌合されると共に、上記突片とは反対側の各端部が対応する上記脚部の上記谷折部の対向する内側面に係止されることで各々ロック状態となるものである請求項1〜4の何れかに記載の青果物収納箱。
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