JP2016069074A - 青果物パック収納用トレー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】苺や葡萄などを収めた青果物パックを収納するトレーは、一般に一枚の段ボールを、折り上げて組み立てた上面が開放された箱体に、青果物パックを底面から浮かせた状態で懸架支持する中仕切を装着している。本発明は、箱体30の底面1をほぼ正方形とし、青果物パック300の一隅部を懸架するため箱体30の隅部に斜めに立設する支持片3eを前後の側壁3Aの内側下部に設けている。そして、中仕切10は、青果物パック300を長手方向に配置した隣に青果物パック300が長手方向と直角方向に配置されるように中央部から左右の側壁2Aおよび前後の側壁3Aへ垂直および水平に伸びる伏コ字状に折り曲げた支持桟を、平面視風車状に形成している。
【選択図】図1
Description
代表的なものとしては、中央部に十字状の中仕切を配設して4個の苺パックを収納するようにしたものがある(特許文献1)。
しかしながら、従来(特許文献1)の苺パック収納用トレーは、トレーの長手方向に苺パックを長手方向として左右に配置しているので、苺パックの長手方向を長くすると、トレーの長手方向の長さがかなり長くなり、運搬や保存に際して支障をきたすという問題がある。
ここで、青果物パックは、PET樹脂等からなる透明なプラスチック製容器であり、直方体状で上部が開放され、上端部の周縁にフランジが形成されたものである。
中仕切は、4個の青果物パックを横(長手方向)縦(長手方向に直角方向)交互に配置するように仕切るもので、中央部から四方の側壁へ垂直と水平に伸びる支持桟を平面視風車状に形成したものである。なお、4本の支持桟の長さは同じである。
配置は例えば、青果物パックを横にして置き、右隣に青果物パックを縦にして置く。そして、その下に青果物パックを横にして置き、その左に青果物パックを縦にして置く。
なお、前記では、青果物パックを右回りに横、縦、横、縦に配置したが、左回りに横、縦、横、縦に配置してもよい。
すなわち、中仕切は、一枚の段ボールから折り上げられ、中央部から四方の側壁へ伸びる支持桟は、中央に設けた平行な折り目11e、11fと、これに対して直角方向に一定間隔に湾曲な切れ目gを複数個設け、各湾曲な切れ目g間に平行な折り目11a、11bと折り目11c、11dとを交互にズラして設け、折り目11e、11fを伏コ字状に折り曲げて上面に三角状の突起11Bを交互に形成させたものとする。
または、請求項3に記載のように、支持桟は、中央に設けた平行な折り目21a、21bを折り曲げて断面逆三角形状とし、支持桟片に付設された凸片21cを凹部21dへ嵌合させて係止したものとしてもよい。
また、請求項3に記載のように、支持桟は、中央に設けた平行な折り目21a、21bを折り曲げて断面逆三角形状とし、支持桟片に付設された凸片21cを凹部21dへ嵌合させて係止したものとすれば、構造が簡素で安価に製造できる。
左右の側壁2Aは、一枚の壁で上部両端の隅部にL字状の係止片2aが付設され、前後の側壁3Aは、二重壁で、上端の2箇所に段積みのための突片3gが付設され、底部の縁部には突片3gが嵌合する係止溝1aが設けられている。そして、前後の側壁3Aの内壁面両端下部には、青果物パック300の一端を支持する支持片3eが左右の側壁2Aへ向けて斜めに立設されている。また、内壁面下部中央部には、中仕切10を位置決めするガイド3dが付設されている。
箱体30内には青果物パック300を長手方向に配置した隣に該青果物パック300が長手方向と直角方向に配置されるように仕切る平面視風車状の中仕切10が設けられている。そして4個の青果物パック300が縦横交互に収納される(図1では青果物パック300は1個のみ収納した図としている)。
中仕切10は、図2に示すように、中央部12から支持桟11Aを四方へ垂直および水平に延設されている。なお、高さは青果物パック300の高さより3mmほど高くしてある。
段ボール100は、ほぼ中央に形成された矩形の底面1と、主折り目Aと主折り目Bを介してそれぞれ連設された一対の左右側壁片2と一対の前後側壁片3とからなる。
段ボール110は、中央部12から四方へ風車状に支持桟片11が延設され、支持桟片11には、それぞれ平行な折り目11a、11bと、折り目11c、11dと、折り目11e、11fと、切れ目g、h,k,jが設けられている。ここで、切れ目gは湾曲している。
まず、段ボール100の底面1の主折り目Aと主折り目B、前後側壁片3の二重折り目C、左右側壁片2の折り目Dを紙面手前側へ折り曲げ、また、折り目Jを紙面奥側へ折り曲げ、差込片4の折り目G、Hを紙面手前側へ折り曲げ、折り癖を付ける。二重折り目Cの折り曲げにより、三角状の突片3gが突出する。
そして、支持桟片11の折り目11eと折り目11fを紙面向こう側へコ字状に折り曲げる。この折り曲げ作業により、折り目11aと11b、折り目11cと11dが折り曲げられ、突起11Bが千鳥状に複数形成される。この場合、切れ目gは、凸状に形成されている(図6参照)ので、曲げ戻りに対する抵抗が大きく、折り曲げた状態が保持される。4本の支持桟片11を同様に順次コ字状に折り曲げれば図2の中仕切10が組み立てられる。
すなわち、青果物パック収納用トレー200の左上に青果物パック300を横(長手方向)に置き、その右側に青果物パック300を縦(長手方向と直角方向)に置き、この下に青果物パック300を横に置き、その左に青果物パック300を縦に置く。
そして、青果物パック300は、そのフランジ部が中仕切10の複数の突起11Bと係止片11Dと箱体30の四隅に設けられた支持片3eに支持されて、箱体30の底面1から浮いた状態で収納される。
図7は、中仕切20の全体を示す斜視図で、上記の中仕切10と同様に、中央部22から垂直と水平に伸びる支持桟21Aを平面視風車状に形成している。
支持桟21Aは、断面が逆三角形状で、上面は平坦で、高さは青果物パック300の高さより3mm程度高くしてある。
段ボール120は、支持桟片21が中央部22から四方へ風車状に延設され、支持桟片21は、それぞれ、平行な折り目21a、21bが設けられ、支持桟片21の一辺には凸片21cが付設され、対向する辺には凹部21dが設けられている。
中仕切20の箱体30への装着は、上記の中仕切10の場合と同様で、支持桟21Aの先端が前後の側壁3Aの下端中央部に設けたガイド3dに係合させればよい。
110 段ボール(中仕切)
120 段ボール(中仕切)
200 青果物パック収納用トレー
300 青果物パック
1 底面
1a 係止溝
1b 係止孔
2A 左右の側壁
2 左右側壁片
2a 係止片
3A 前後の側壁
3 前後側壁片
3a 内壁片
3b 外壁片
3c 係止片
3d ガイド
3e 支持片
3f 切込み
3g 突片
4 差込片
4a 受け片
4b 受け片
10 中仕切
11A 支持桟
11B 突起
11 支持桟片
11a〜11f 折り目
12 中央部
20 中仕切
21A 支持桟
21 支持桟片
21a、21b 折り目
21c 凸片
21d 凹部
22 中央部
30 箱体
35 十字状中仕切
36 支持片
37 支持片
A 主折り目
B 主折り目
C 二重折り目
D、E、F、G、H 折り目
a、b 切れ目
g、h、j、k、n 切れ目
Claims (4)
- 箱体に中仕切を装着し、4個の青果物パックを底面から浮かせた状態で支持する青果物パック収納用トレーにおいて、該箱体は、底面がほぼ正方形で、該青果物パックの一隅部を支持するため箱体の隅部に斜めに立設する支持片を設け、該中仕切は、該青果物パックを長手方向に配置した隣に該青果物パックが長手方向と直角方向に配置されるように、中央部から四方の側壁へ垂直と水平に伸びる支持桟を平面視風車状に形成したことを特徴とする青果物パック収納用トレー。
- 前記中仕切は、一枚の段ボールから折り上げられ、中央部から四方の側壁へ伸びる支持桟は、中央に設けた平行な折り目11e、11fと、これに対して直角方向に一定間隔に湾曲な切れ目gを複数個設け、各湾曲な切れ目g間に平行な折り目11a、11bと折り目11c、11dとを交互にズラして設け、折り目11e、11fを伏コ字状に折り曲げて上面に三角状の突起11Bを交互に形成させたことを特徴とする請求項1記載の青果物パック収納用トレー。
- 前記中仕切は、一枚の段ボールから折り上げられ、中央部から四方の側壁へ伸びる支持桟は、中央に設けた平行な折り目21a、21bを折り曲げて断面逆三角形状とし、該支持桟片に付設された凸片21cを凹部21dへ嵌合させて係止したことを特徴とする請求項1記載の青果物パック収納用トレー。
- 前記箱体の前後の側壁の内側下部に前記中仕切の支持桟を挟むように係合するガイド3dを設けたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の青果物パック収納用トレー。
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-
2014
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