JP2014084156A - 瓶状容体用緩衝材 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で、しかも、耐久性が高く衝撃緩衝性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材を提供することを目的とする。
【解決手段】二枚の紙製板状支持片1を立設状態で並設して形成した第一支持体2Aと第二支持体2Bとを、互いに立設状態で交差状に組み付けた構成とし、この第一支持体2Aと第二支持体2Bの一方若しくは双方に周壁形成片4を連設すると共に、この周壁形成片4に差し込み補強片6を連設し、この差し込み補強片6を並設状態の紙製板状支持片1の間に差し込み係合し得る形状に形成し、この差し込み補強片6を板状支持片1の間に差し込み係合した際に、周壁形成片4によって、第一支持体2Aと第二支持体2Bとの間に架設状態に配設される壁面部7を形成するように構成した瓶状容体用緩衝材。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラスや陶器など衝撃に弱く破損し易い材質の瓶状容体を収納箱内に収納した際に、この瓶状容体を底部側から支持して、外部からの衝撃や振動を和らげる瓶状容体用緩衝材に関するものである。
ガラスや陶器など衝撃に弱く破損し易い材質の瓶状容体に収納した日本酒などの飲料を収納箱体に収納して販売する場合は、輸送時の振動や取扱ミスによる落下時の衝撃によって破損しないように、例えば特許文献1に示すようなパルプモールド成形した緩衝材や発泡スチロールを成形した緩衝材、或いは、特許文献2に示すような段ボール材を組み付けて形成した緩衝材等を用いて、瓶状容体に伝わる衝撃や振動を緩和している。
特開2000−191051号公報 実用新案登録第3062448号公報
しかしながら、このパルプモールド成形や発泡スチロール成形の緩衝材は、耐久性が高く衝撃緩衝性に優れる反面、高価であるためにコストアップの要因となっており、また更に、パルプモールド成形の緩衝材においては、リサイクルができないため、廃棄の際は、一々、紙製(段ボール製)でリサイクル可能な収納箱体と分別して個別に廃棄しなければならず、手間がかかるものであった。
一方、段ボール材を組み付けて形成した緩衝材は、安価ではあり、また、収納箱体と同材質でるため、分別することなく一緒に廃棄(リサイクル)することができるので、分別の手間がかからないが、耐久性が低く、大きな衝撃に対して耐え切れずに折れ曲がって座屈してしまう可能性があるため衝撃緩衝性の面で不安があった。
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、安価で、しかも、耐久性が高く衝撃緩衝性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
収納箱体Sの底部に配設して該収納箱体S内に収納した瓶状容体Bを底部側から支持して前記瓶状容体Bに対する外部からの衝撃や振動を緩和する瓶状容体用緩衝材であって、二枚の紙製板状支持片1を立設状態で並設して形成した第一支持体2Aと第二支持体2Bとを、互いに立設状態で交差状に分離自在に組み付けた構成とし、前記第一支持体2Aと前記第二支持体2Bのいずれか若しくは双方を、前記紙製板状支持片1の長手方向端部側のいずれか一側若しくは両側に折り縁3を介して周壁形成片4を連設すると共に、この周壁形成片4の先端側に折り縁5を介して差し込み補強片6を連設した構成とし、前記差し込み補強片6を、並設状態の前記紙製板状支持片1の間に差し込み係合し得る形状に形成した構成とし、前記周壁形成片4を、板状に形成して前記紙製板状支持片1に折り縁3を介して立設状態で連設すると共に、前記差し込み補強片6を前記並設状態の板状支持片1の間に差し込み係合した際に、前記第一支持体2Aの長手方向端部とこれと隣り合う前記第二支持体2Bの長手方向端部との間に架設状態に配設される壁面部7を形成するように構成したことを特徴とする瓶状容体用緩衝材に係るものである。
また、前記差し込み補強片6を前記並設状態の紙製板状支持片1の間に差し込み係合した際に、前記第一支持体2Aと前記第二支持体2Bとの夫々の前記瓶状容体Bの底部側を支持する瓶底支持部8の少なくとも一部の支持側端縁が、前記二枚の紙製板状支持片1と前記差し込み補強片6との三片が重合した三重構造となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の瓶状容体用緩衝材に係るものである。
また、前記周壁形成片4を四片備え、各周壁形成片4に連設した夫々の差し込み補強片6を対応する夫々の前記並設状態の紙製板状支持片1間に形成した差し込み係合部9に差し込み係合した際に、四片の前記周壁形成片4が、前記交差状に組み付けた前記第一支持体2Aと前記第二支持体2Bとを囲繞する方形状の周壁部10を形成するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の瓶状容体用緩衝材に係るものである。
また、前記第一支持体2Aと前記第二支持体2Bとの夫々の長手方向両端部に、内側縁を内方に向かって下がり傾斜する誘い込み傾斜部11とした突出部12を設けて、前記第一支持体2Aと第二支持体2Bの各突出部12間に夫々、前記瓶状容体Bの底部が嵌合する凹状嵌合部13を形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の瓶状容体用緩衝材に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、紙製板状支持片から成る支持体を組み付けて形成した構成でありながら、高い耐久性を有し優れた衝撃緩衝性を発揮し、収納箱体内に収納した瓶状容体に対する振動や衝撃を和らげ、これら振動や衝撃による破損を可及的に低減することができる実用性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
しかも、安価であり、また、材質が収納箱体と同じ紙なので、一緒に廃棄(リサイクル)することができるので、分別する手間も掛からず、実用性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、より一層耐久性が向上し、一層優れた衝撃緩衝性を発揮する実用性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
また、請求項4記載の発明においては、瓶状容体の底部を容易に、且つ確実に凹状嵌合部に嵌合させることができ、これにより収納箱体内に収納する瓶状容体を適正な収納状態で収納して衝撃や振動による破損を可及的低減することができ、更に、例えば、周面にラベルが貼られている瓶状容体を収納した際、この瓶状容体のラベルの周面底部側が収納時や収納中に突出部と接して傷ついたり剥がれたりすることが無いので商品価値を下げることもない実用性に優れた瓶状容体用緩衝材となる。
本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。 本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例の使用状態を示す説明断面図である。 本実施例の第一支持体及び第二支持体の展開図である。 本実施例の組み立て途中の状態を示す説明斜視図である。 本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す平面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
第一支持体2Aと第二支持体2Bとを夫々立設状態にして、第一支持体2Aと第二支持体2Bの一方を上側、他方を下側に配設すると共に、これらが交差状となるように配設して、上下方向からこれらを分離自在に交差状に組み付ける。
この交差状に組み付けた第一支持体2Aと第二支持体2Bのいずれか一方若しくは双方の長手方向端部側のいずれか一側若しくは両側に設けた差し込み補強片6を折り縁5に沿って折り曲げ、この差し込み補強片6を折り曲げた状態で、周壁形成片4を折り縁3に沿って折り曲げて回動させて、この差し込み補強片6を、隣り合う他方の第一支持体2A若しくは第二支持体2Bの並設状態の紙製板状支持片1間に差し込み係合する。
この差し込み補強片6を、並設状態の二枚の紙製板状支持片1間に差し込み係合することによって、この差し込み補強片6を差し込み係合した第一支持体2A若しくは第二支持体2Bの一部が、この差し込み係合した差し込み補強片6と二枚の紙製板状支持片1との三片が重合する三重構造となって耐久性が向上し、縦方向(垂直方向)の振動や衝撃に対する耐久性が向上し、縦方向からの大きな荷重が加わっても、瓶状容体Bを支持している瓶底支持部8が破損し難くなる(折れ曲がり難くなり座屈し難くなる)。
また、この差し込み補強片6を差し込み係合することによって、この差し込み補強片6を設けた第一支持体2A若しくは第二支持体2Bの長手方向端部と、差し込み補強片6を差し込み係合したこれと隣り合う第二支持体2B若しくは第一支持体2Aの長手方向端部との間に周壁形成片4が架設状態に配設されてこの第一支持体2Aと第二支持体2Bとの長手方向端部間に壁面部7が形成されると共に、この壁面部7(周壁形成片4)によって、第一支持体2Aと第二支持体2Bとの長手方向端部同士が連結されて位置決め固定されることとなるので、横方向から大きな荷重が加わっても、交差状に組み付けた第一支持体2Aと第二支持体2Bとの交差状態が変形しにくくなり(交差角度が変化しにくくなり)、横方向(水平方向)の振動や衝撃に対する耐久性が向上する。
このように、本発明は、紙製板状支持片1から成る支持体を組み付けて形成した構成でありながら、高い耐久性を有し優れた衝撃緩衝性を発揮し、収納箱体S内に収納した瓶状容体Bに対する振動や衝撃を和らげ、これら振動や衝撃による瓶状容体Bの破損を可及的に低減することができる実用性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
しかも、従来のパルプモールド成形品に比べて安価であり、また、材質が収納箱体と同じ紙なので、一緒に廃棄(リサイクル)することができるので、分別する手間も掛からず、コストメリットが大きい画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すように、収納箱体Sの底部に配設してこの収納箱体S内に収納した瓶状容体Bを底部側から支持してこの瓶状容体Bに対する外部からの衝撃や振動を緩和する瓶状容体用緩衝材に関するものである。
また、本実施例は、二枚の紙製板状支持片1を立設状態で並設して形成した第一支持体2Aと第二支持体2Bとを、互いに立設状態で交差状に分離自在に組み付けた構成とし、前記第一支持体2Aと前記第二支持体2Bの双方を、前記紙製板状支持片1の長手方向端部側の両側に折り縁3を介して周壁形成片4を連設すると共に、この周壁形成片4の先端側に折り縁5を介して差し込み補強片6を連設した構成とし、前記差し込み補強片6を、並設状態の前記紙製板状支持片1の間に差し込み係合し得る形状に形成した構成とし、前記周壁形成片4を、板状に形成して前記紙製板状支持片1に折り縁を介して立設状態で連設すると共に、前記差し込み補強片6を前記並設状態の板状支持片1の間に差し込み係合した際に、前記第一支持体2Aの長手方向端部とこれと隣り合う前記第二支持体2Bの長手方向端部との間に架設状態に配設される壁面部7を形成するように構成している。
以下に、本実施例の瓶状容体用緩衝材を構成する第一支持体2A及び第二支持体2Bについて詳述する。
本実施例の第一支持体2Aは、第二支持体2Bと組み付ける際、上側に配設し、上方側から下側に配設した第二支持体2Bと組み付けるように構成したものであり、図2(A)に示すように、底辺部に嵌合凹部14を有する容体支持部15と、この容体支持部15の左右両側に設けた周壁形成片4と、この周壁形成片4の先端側に設けた差し込み補強片6とから成る構成としている。
具体的には、本実施例の容体支持部15は、立設状態で並設した二枚の紙製板状支持片1から成る構成とし、左右両側に突出部12を有し、上部側にこの突出部12によって形成される瓶状容体Bを嵌合し得る凹状嵌合部13を有する構成としている。
また、この凹状嵌合部13を形成する左右の突出部12は、夫々、内側縁を内方に向かって下がり傾斜状態に形成し、これを誘い込み傾斜部11とした構成とし、この突出部12の内側縁を傾斜状にしたことによって、この突出部12間に形成される凹状嵌合部13、即ち、この内側縁(誘い込み傾斜部11)を左右辺部とする凹状嵌合部13は、上部側(開口側)に行くに連れて幅広になる逆台形状に形成した構成とし、本実施例は、図3に示すように、この誘い込み傾斜部11(凹状嵌合部13の左右辺部)と凹状嵌合部13の底辺部とが瓶状容体Bを支持する瓶底支持部8となる構成としている。
また、容体支持部15の底辺部中央には、第二支持体2Bに設けた嵌合溝部14と係合して第二支持体2Bの容体支持部15と嵌合する嵌合溝部14が設けられ、更に、この容体支持部15の左右両端部には、第二支持体2Bに設けられた差し込み補強片6を差し込み係合し得る差し込み係合部9を設けた構成としている。
また、周壁形成片4は、帯板状(長方形状)に形成し、容体支持部15の左右両側に折り縁3を介して連設し、また、この折り縁3を回動軸として折り曲げ回動自在に設けた構成としている。
また、この周壁形成片4の先端側に設けられる差し込み補強片6は、折り縁5を介して折り曲げ自在に連設した構成とし、また、容体支持部15の左右両端部に設けられた差し込み係合部9(並設状態の紙製板状支持片1の間)に差し込み係合し得る形状、具体的には、差し込み係合部9に差し込み係合した際に、容体支持部15の上部側に形成された凹状嵌合部13に、この差し込み補強片6がはみ出さない形状に形成している。
また、第二支持体2Bは、第一支持体2Aと組み付ける際、下方側から第一支持体2Aと組み付けるように構成したものであり、図2(B)に示すように、嵌合溝部14の配置が第一支持体2Aの配置と異なる以外は、全て第一支持体2Aと同構成としており、この第二支持体2Bは、嵌合溝部14を容体支持部15の上辺部中央、言い換えると、凹状嵌合部13の底辺部中央に設けた構成としている。
また、本実施例の第一支持体2A及び第二支持体2Bは、夫々、所定形状に形成した(打ち抜きした)一枚の段ボール板材から成る展開部材16を、折り畳み重合して形成した構成としている。
この第一支持体2A及び第二支持体2Bを形成する展開部材16について、以下に具体的に説明する。
本実施例の第一支持体2Aを形成する展開部材16は、折り畳み重合することで容体支持部15を形成する容体支持部形成部17と、この容体支持部形成部17の左右両側に夫々設けられる二片の周壁形成片4と、この二片の周壁形成片4の夫々の先端側に設けられる二片の差し込み補強片6とで構成している。
具体的には、容体支持部形成部17は、図4(A)に示すように、方形状(本実施例では、上下の辺が左右の辺よりも長辺の横長方形状)に形成し、中央に凹状嵌合部13を形成するための開口部18を設け、また、上下の各長辺部の中央に嵌合溝部14を形成するための切欠き部19を設け、更に、開口部18を長手方向に横断する折り縁20を設けて、この折り縁20に沿って折り畳み重合自在に構成している。
より具体的に説明すると、中央に設けた開口部18の形状を、凹状嵌合部13の形状が上部側(開口側)に行くに連れて幅広になる逆台形状となるよう、六角形状、詳細には正六角形の対向する一対の二辺を他の四辺よりも長辺に設定した横長形状の六角形状に形成した構成として、この開口部18を長手方向に横断する折り縁20に沿って、この容体支持部形成部17を山折りに折り畳み重合することで、左右両側に、内側縁を内方に向かって下がり傾斜する誘い込み傾斜部11とした突出部12が形成され、この突出部12間に瓶状容体Bの底部を嵌合し得る凹状嵌合部13が形成され、更に底辺部中央に嵌合溝部14が形成された容体支持部15を形成するように構成している。
また、この容体支持部形成部17に設けた二片の周壁形成片4は、容体支持部形成部17の左辺上部と右辺下部とに夫々折り縁3を介して連設した構成とし、具体的には、容体支持部形成部17を折り畳み重合して容体支持部15を形成した際、この容体支持部15の高さと同じ高さとなる幅に設定すると共に、第一支持体2Aと第二支持体2Bとを交差状に組み付けた際、この第一支持体2Aと第二支持体2Bとの隣り合う端部同士間に架設し得る長さに設定した帯板状(長方形状)に形成している。
また、この周壁形成片4の先端側に設けた差し込み補強片6は、折り縁5を介して周壁形成片4に連設した構成とし、具体的には、本実施例の差し込み補強片6は、平面視略L字状に形成し、上側先端縁となる内側L字長辺部6Aを、突出部12の内側縁、即ち誘い込み傾斜部11と同傾斜角度に設定した斜辺に形成し、これと連接する内側L字短辺部6Bを、容体支持部15の上部側に形成された凹状嵌合部13の底辺部と面一状態となる高さ位置に設定し、差し込み係合部9に差し込み係合した際、この差し込み補強片6の内側L字長辺部6A及び内側L字短辺部6Bが夫々、突出部12の内側縁(誘い込み傾斜部11)及び凹状嵌合部13の底辺部と面一状態となるように形成している。
また、本実施例の第二支持体2Bを形成する展開部材16は、嵌合溝部14を形成するための切欠き部19の配置が異なる以外は、全て第一支持体2Aを形成する展開部材16と同じ構成としており、この第二支持体2Bを形成する展開部材16は、図4(B)に示すように、切欠き部19を、横長六角形に形成した開口部18の開口縁の、長辺に設定した上下方向に対向する二辺の夫々の中央に設けた構成としている。
本実施例は、上述のように構成した各展開部材16を夫々、容体支持部形成部17に設けた折り縁20に沿って山折りに折り畳み重合して第一支持体2Aと第二支持体2Bとを形成し、これら第一支持体2Aと第二支持体2Bとを、図5に示すように、直交状態に組み付けて第一支持体2Aと第二支持体2Bとの隣り合う端部同士の間隔が、四か所全て同じ間隔となるように構成し、この直交状態に組み付けた第一支持体2A及び第二支持体2Bの左右方向の各端部に連設した周壁形成片4を夫々内方(同方向)に向けて折り曲げ回動し、第一支持体2Aの差し込み補強片6は隣り合う第二支持体2Bの端部に設け垂れた差し込み係合部9へ、第二支持体2Bの差し込み補強片6は隣り合う第一支持体2Aの端部に設けられた差し込み係合部9へ、夫々差し込み係合することによって形成した構成とし、この差し込み補強片6を差し込み係合部9に差し込み係合することによって、第一支持体2A及び第二支持体2Bの夫々の容体支持部15の瓶状容体Bを支持する瓶底支持部8が、図7に示すように、この差し込み係合した差し込み補強片6と二片の紙製板状支持片1とが重合する三重構造となる構成としている。
また、本実施例は、この第一支持体2Aと第二支持体2Bの各差し込み補強片6を夫々差し込み係合部9に差し込み係合することによって、この差し込み補強片6を設けた周壁形成片4が、第一支持体2Aと第二支持体2Bとの隣り合う端部同士の間に架設状態に配設され、この第一支持体2Aと第二支持体2Bとの端部同士を連結して各端部間に架設する壁面部7が形成されるように構成している。
即ち、本実施例は、図6,図7に示すような、交差状に組み付けた第一支持体2Aと第二支持体2Bとを四片の壁面部7から成る方形状の周壁部10で囲繞した構成として、第一支持体2Aと第二支持体2Bとの端部同士を連結して交差状態が変形しない(交差角度が変化しない)ようにして耐久性を向上させると共に、図1に示すように、収納箱体Sの底部に本実施例を収納する際、この周壁部10がガイドとなって、スムーズに収納箱体S内に収納することができる構成としている。
尚、本実施例では、展開部材16に一本の折り縁20を設けて折り畳み重合する構成としているが、例えば、この折り縁20を所定の間隔を置いて二本並設状態に設けて、この折り縁20に沿って折り畳んだ際、容体支持部15が上面部を有する断面コ字状に形成されるように構成しても良い。
本実施例は、以上のように構成したので、以下のような作用・効果を発揮する。
本実施例は、段ボール材を材料としているので安価に製造することができ、また、第一支持体2A及び第二支持体2Bは、夫々、一枚の展開部材16を折り曲げて形成したものであるから、使用前は、各支持体を展開部材16の状態で積み重ねて保管しておくことができるので、収納スペースを要さず収納性に優れた瓶状容体用緩衝材となる。
また、使用後は、一々、収納箱体Sと分別する必要が無く、一緒にリサイクルに出すことができるので、分別する手間も省け、また、リサイクルによって再資源化できる実用性に優れた瓶状容体用緩衝材となる。
また、本実施例は、第一支持体2A及び第二支持体2Bの夫々の左右両側に設けた突出部12の内側縁を、内方に向けて下がり傾斜する形状に形成してこの下がり傾斜内側縁を誘い込み傾斜部11としたので、収納箱体Sに瓶状容体Bを収納した際、この瓶状容体Bの底部がこの誘い込み傾斜部11に接し誘導され確実に凹状嵌合部13に嵌合して収納箱体S内の中央、即ち耐久性を向上たせた瓶底支持部8に確実に配置させることができ、しかも、この収納箱体S内に瓶状容体Bを収納する際、或いは、収納状態にあって瓶状容体Bが振動などで微動しても、瓶状容体Bの周面に貼られているラベルLが突出部12の誘い込み傾斜部11と接することがないので、ラベルLの縁が突出部12に擦れて傷ついたり剥がれたりすることが無い実用性に優れた瓶状容体用緩衝材となる。
また、本実施例は、第一支持体2A及び第二支持体2Bの各差し込み補強片6を各差し込み係合部9に差し込み係合する構成としたので、第一支持体2A及び第二支持体2Bの瓶状容体Bを支持する瓶底支持部8が差し込み補強片6と二枚の紙製板状支持片1との三片が重合する三重構造となって耐久性が向上する。特に、縦方向(垂直方向)の振動や衝撃に対して優れた耐久性を発揮し、縦方向から大きな荷重が加わっても、瓶状容体Bを支持している瓶底支持部8が潰れたり折れ曲がって座屈するなどの破損が生じ難くなる。
また、本実施例は、第一支持体2Aの端部と第二支持体2Bの端部とを周壁形成片4(壁面部7)で連結した構成としたので、交差状に組み付けた第一支持体2Aと第二支持体2Bとの端部同士が位置決め固定され、横方向(水平方向)の振動や衝撃に対する耐久性が向上し、横方向から大きな荷重が加わっても、交差状に組み付けた第一支持体2Aと第二支持体2Bとの交差状態が変わらず(第一支持体2Aと第二支持体2Bとの交差角度が変化せず)、瓶状容体Bの支持を適正な状態で保持することができる。
このように、本実施例は、段ボール材で形成しているにもかかわらず、縦横いずれの方向からの荷重に対しても耐久性が高く、優れた衝撃緩衝性を発揮し、収納箱体内に収納した瓶状容体の振動や衝撃による破損を可及的に低減することができ、しかも、安価で、対費用効果が高く、また、使用後はリサイクル資源として有効利用できる極めて実用性に優れた画期的な瓶状容体用緩衝材となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 紙製板状支持片
2A 第一支持体
2B 第二支持体
3 折り縁
4 周壁形成片
5 折り縁
6 差し込み補強片
7 壁面部
8 瓶底支持部
9 差し込み係合部
10 周壁部
11 誘い込み傾斜部
12 突出部
13 凹状嵌合部
B 瓶状容体
S 収納箱体

Claims (4)

  1. 収納箱体の底部に配設して該収納箱体内に収納した瓶状容体を底部側から支持して前記瓶状容体に対する外部からの衝撃や振動を緩和する瓶状容体用緩衝材であって、二枚の紙製板状支持片を立設状態で並設して形成した第一支持体と第二支持体とを、互いに立設状態で交差状に分離自在に組み付けた構成とし、前記第一支持体と前記第二支持体のいずれか若しくは双方を、前記紙製板状支持片の長手方向端部側のいずれか一側若しくは両側に折り縁を介して周壁形成片を連設すると共に、この周壁形成片の先端側に折り縁を介して差し込み補強片を連設した構成とし、前記差し込み補強片を、並設状態の前記紙製板状支持片の間に差し込み係合し得る形状に形成した構成とし、前記周壁形成片を、板状に形成して前記紙製板状支持片に折り縁を介して立設状態で連設すると共に、前記差し込み補強片を前記並設状態の板状支持片の間に差し込み係合した際に、前記第一支持体の長手方向端部とこれと隣り合う前記第二支持体の長手方向端部との間に架設状態に配設される壁面部を形成するように構成したことを特徴とする瓶状容体用緩衝材。
  2. 前記差し込み補強片を前記並設状態の紙製板状支持片の間に差し込み係合した際に、前記第一支持体と前記第二支持体との夫々の前記瓶状容体の底部側を支持する瓶底支持部の少なくとも一部の支持側端縁が、前記二枚の紙製板状支持片と前記差し込み補強片との三片が重合した三重構造となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の瓶状容体用緩衝材。
  3. 前記周壁形成片を四片備え、各周壁形成片に連設した夫々の差し込み補強片を対応する夫々の前記並設状態の紙製板状支持片間に形成した差し込み係合部に差し込み係合した際に、四片の前記周壁形成片が、前記交差状に組み付けた前記第一支持体と前記第二支持体とを囲繞する方形状の周壁部を形成するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の瓶状容体用緩衝材。
  4. 前記第一支持体と前記第二支持体との夫々の長手方向両端部に、内側縁を内方に向かって下がり傾斜する誘い込み傾斜部とした突出部を設けて、前記第一支持体と第二支持体の各突出部間に夫々、前記瓶状容体の底部が嵌合する凹状嵌合部を形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の瓶状容体用緩衝材。
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JP2018165169A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 三菱電機株式会社 支持部材および梱包装置

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