JP3177073U - 仕切体及びこれを備える球体収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品同士の接触による傷付きや破損を防止し、クッション性に優れ、箱内における収納物の転がりを抑制することができる仕切体を提供する。
【解決手段】仕切体1は、外縁2及び内縁3を有する枠状形状のシート材からなる。内縁3の各頂点近傍から対応する外縁2の各頂点を構成する二辺に垂設される谷折り予定線4と、各対の谷折り予定線4のうち平行に隣接する2本の谷折り予定線4の中央にこれと平行に配設される山折り予定線5と、各対の谷折り予定線4間に形成される四隅の略方形の底面部6と、四隅の底面部6間に連接され、4本の山折り予定線5及びその左右の谷折り予定線4間に形成される壁面部7とを備える。この壁面部7のうちの少なくとも1つから延設され、その壁面部7を構成する谷折り予定線4の内縁3側から隣接する底面部6に延出する舌片状の底支持部8を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、仕切体及びこれを備える球体収納箱に関する。
従来、複数の商品をまとめて箱の中に収納する場合、輸送中に箱内で商品同士が接触して傷付いたり破損したりしないように緩衝材が用いられることが多い。このような緩衝材としては、一般的に、加工が容易でありコストが低い観点等から段ボールシートや厚紙等からなる仕切体が広く用いられている。
西瓜やメロン等の比較的大型で転がりやすい球状の商品を収納する仕切体としては、例えば長方形の段ボールシートの中央部に短辺と平行な頂部形成用折曲げ線を有し、且つこの頂部形成用折曲げ線の両側板に上記短辺と平行な両側折曲げ線が形成され、この両側折曲げ線の外側に果実類受片が連設された仕切体が提案されている(特許第2756429号公報)。この仕切体は、両側板を果物の間に挿入することにより果物同士の接触による傷付きや破損を防ぐと同時に、段ボールシートを2重段ボールシートとし、さらにライナー及び中芯の紙厚を上段よりも下段の方を厚くし、中芯の波型ピッチ及び波高を下段よりも上段の方を大きくすることによりクッション性を向上させている。
しかしながら、西瓜やメロン等の果物は、自重が重いため上下方向の衝撃に弱く、低い位置からの落下によっても容易に破損してしまう。そのため、上記従来技術では、クッション性が未だ不十分である。
また、上記従来技術では、両側板の弾力性を利用して果物を箱の側壁に押しつけることで、箱内における果物の転がりを防止している。しかし、果物に常に側板が当接している状態は、当接部分の擦れや圧迫による傷みを招来するおそれがあり、果物の固定方法としては再考の余地がある。
特許第2756429号公報
本考案はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、商品同士の接触による傷付きや破損を防止することができ、上下方向のクッション性に優れ、箱内における収納物の転がりを抑制することができる仕切体の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた考案は、
1枚のシート材からなり、箱内で球状の収納物の移動を規制する仕切体であって、
略矩形の外縁及び略正方形の内縁を有する枠状形状に形成されており、
上記内縁の各頂点近傍から対応する外縁の各頂点を構成する二辺に垂設される4対の谷折り予定線と、
各対の谷折り予定線のうち平行に隣接する2本の谷折り予定線の中央にこれと平行に配設される4本の山折り予定線と、
上記各対の谷折り予定線間に形成される四隅の略方形の底面部と、
上記四隅の底面部間に連接され、4本の山折り予定線及びその左右の谷折り予定線間に形成される4対の壁面部と
を備えており、
上記4対の壁面部のうちの少なくとも1つから延設され、その壁面部を構成する谷折り予定線の内縁側から隣接する底面部に延出する舌片状の底支持部を有していることを特徴とする。
当該仕切体は、谷折り予定線を略直角に谷折りし、山折り予定線を山折りして組み立てることにより、4本の山折り予定線を頂辺とする4対の壁面部が立ち上がる。これにより当該仕切体を箱内に収納すると、箱内の空間を四つに分割することができる。また、当該仕切体は、組み立てることにより、舌片状の底支持部が底面部よりも下方に突出する。従って、当該仕切体を箱内に収納すると、底支持部の先端が箱の底面に当接し、当該仕切体の底面部と箱の底面との間に空間が形成されるため、上下方向に衝撃が加えられた場合には、当該仕切体の底面部が上下に撓むことができ、衝撃を効果的に吸収・緩和することができる。その結果、収納物の破損を効果的に防止することができる。加えて、当該仕切体は、底支持部が内縁側に形成されているため、底面部が当該仕切体の中央部分から外縁の各頂点に向かって傾斜する。これにより内容物は、自重及び重力によって箱の側壁方向に自然と偏るため、西瓜やメロン等の転がりやすい球状の収納物の箱内での転がりを防止することができる。また、当該仕切体は一枚のシート材からなり、上記谷折り予定線及び山折り予定線を有する点以外は通常使用されるシート材と同様であるため、加工が容易であり製造コストに優れる。加えて、当該仕切体は、谷折り予定線及び山折り予定線を折り曲げるだけで組み立てることができるため、組み立て作業が非常に簡便である。
上記底支持部が、対向する2対の壁面部から延設されているとよい。このように対向する2対の壁面部から底支持部が延設されていることにより、当該仕切体を組み立てた際には、互いの底支持部が対向して同じ面を向くため、底支持部の強度を向上することができる。
上記底支持部が、隣接する底面部に加え、その壁面部を構成する内縁側及びその底面部に隣接する他の壁面部にも延出するとよい。このように底支持部が、隣接する底面部に加え、その壁面部を構成する内縁側及びその底面部に隣接する他の壁面部にも延出することにより、壁面部の横方向へのズレを防止することができ、当該仕切体の形状安定性を向上することができる。
上記底支持部が、延出外縁に切り込みを有し、延設する壁面部との間に弱化線を有していないとよい。このように底支持部が、延出外縁に切り込みを有するだけで、延設する壁面部との間に弱化線を有していないことにより、底支持部の折れや屈曲を防止することができ、底支持部の強度を向上することができる。
上記4対の壁面部の外縁が、それらの中央の山折り予定線方向に向かって内方に傾斜しているとよい。このように4対の壁面部の外縁が、それらの中央の山折り予定線方向に向かって内方に傾斜していることにより、当該仕切体の中央部分から外縁の各頂点に向かって底面部がより傾斜しやすくなる。その結果、内容物が自重及び重力によって箱の側壁方向により偏りやすくなるため、球状の収納物の箱内での転がりをより防止することができる。
上記4対の壁面部のうちの対向する2対の壁面部の内縁から突設され、その1対の壁面部の山折り予定線よりに形成される一対の係合片を有しているとよい。このように一対の係合片を形成することによっても、壁面部の横方向へのズレを防止することができ、当該仕切体の形状安定性を向上することができる。
また、本考案の球体収納箱は、
箱と、山折り予定線及び谷折り予定線で山折り及び谷折りに折り込まれ、上記箱内に収納される上記仕切体とを備えるものである。
当該球体収納箱によれば、上記仕切体によって箱内の空間を四つに分割することができるため、収納物同士が接触することによる傷付きや破損を防止することができる。また、当該収納箱によれば、上記仕切体を備えることにより上下方向のクッション性に優れ、また収納物の箱内での転がりを防止することができる。その結果、輸送中の収納物の傷付きや破損を効果的に防止することができる。
以上説明したように、本考案の仕切体によれば、商品同士の接触による傷付きや破損を防止することができ、上下方向のクッション性に優れ、箱内における収納物の転がりを抑制することができる。従って、当該仕切体を備える球体収納箱は、西瓜やメロン等の球状の果物を収納する収納箱として好適に用いることができる。
本考案の一実施形態に係る仕切体を示す展開図である。 図1の仕切体を組み立てた状態を示す斜視図である。 図1の仕切体を箱に収納した収納箱を示す斜視図である。 図1の仕切体の底支持部周辺の部分拡大図である。 図1の仕切体を備える収納箱の側面断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施形態を詳説する。
本考案の仕切体1は、図1に示すように、略矩形の外縁2及び略正方形の内縁3を有する枠状形状の1枚のシート材からなるものである。当該仕切体1は、4対の谷折り予定線4と、4本の山折り予定線5と、4つの略方形の底面部6と、4対の壁面部7とを備え、舌片状の底支持部8を有している。
当該仕切体1は、谷折り予定線4を略直角に谷折りし、山折り予定線5を山折りして組み立てることにより、図2に示すように、底面部6から、山折り予定線5を頂辺とする壁面部7が立ち上がる。このため、当該仕切体1を箱の中に収納することによって、箱内の空間を四つに分割することができ、収納物同士が接触することによる傷付きや破損を防止することができる。
また、当該仕切体1は、組み立てることによって、底支持部8が底面部6よりも下方に突出する。これにより、当該仕切体1を箱の中に収納すると、底面部6よりも下方に突出した底支持部8の先端が箱の底面に当接するため、当該仕切体1の底面部6と箱の底面との間に空間が形成される。その結果、箱の上下方向に衝撃が加えられた場合には、上記底面部6が上下に撓むことによって、衝撃を効果的に吸収・緩和することができる。
当該仕切体1に用いられるシート材としては、当該仕切体1の形状を維持できる程度の強度を有し、かつ折り曲げた際の適度な反発力を有していれば特に限定されず、例えば段ボールシート、厚紙等の紙製のシート材、合成樹脂製シート材、紙と合成樹脂シートの積層シート材、紙又は合成樹脂シートと金属箔の積層シート材等が挙げられる。これらの中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製のシート材が好ましく、段ボールシートがさらに好ましい。
上記段ボールシートとしては、特に限定されず、例えば波形状に形成された中芯原紙を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を更に貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの段ボールシートの中でも、加工性、経済性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
また、両面段ボールシートとしては、段の種類がA段、B段又はC段であり、ライナーがJIS−P3902−1995に規定されるAA級、A級、B級又はC級であり、中芯がJIS−P3904−1994に規定されるA級、B級又はC級である両面段ボールシートが、反発力が強く、衝撃吸収性に優れる点で好ましい。
上記外縁2の各辺は、対向する内縁3の各辺とそれぞれ平行に位置している。上記外縁2及び内縁3の一辺の長さとしては、特に限定されず、収納物の大きさや箱のサイズ等を考慮して適宜設定すればよい。例えば、当該仕切体1のサイズは、外縁2の一辺の長さが60cm、内縁3の一辺の長さが30cm程度である。
上記谷折り予定線4は、内縁3の各頂点近傍から対応する外縁2の各頂点を構成する二辺に垂設されている。
上記山折り予定線5は、各対の谷折り予定線4のうち平行に隣接する2本の谷折り予定線4の中央にこれと平行となるように配設されている。
上記谷折り予定線4及び山折り予定線5は、線に沿って折り曲げ易くするように加工が施されており、具体的には、線に沿って罫線加工が施されているとともに、ミシン目状の切り込み(切断されている部分とされていない部分が交互に繰り返される線)が形成されている。なお、図1及び図4において、谷折り予定線4及び山折り予定線5はそれぞれ破線で示している。
上記底面部6は、外縁2の四隅に位置し、外縁2の各頂点を構成する2辺と各対の谷折り予定線4とで囲まれる略方形の領域によって形成されている。
上記壁面部7は、四隅の底面部6の間に連接され、4本の山折り予定線5とその左右の谷折り予定線4の間に挟まれる領域によって形成されている。
上記底支持部8は、図4の拡大図に示すように、内縁3の各頂点近傍の壁面部7から延設され、その壁面部7を構成する谷折り予定線4の内縁3側から隣接する底面部6側に延出する舌片状に形成されている。
上記底支持部8は、内縁3の各頂点近傍に形成されているため、当該仕切体1を組み立てて箱の中に収納すると、各底面部6が当該仕切体1の中央部分から外縁2の各頂点方向(図2の矢印で示す方向)に向かってそれぞれ傾斜する。そのため、当該仕切体1によれば、収納物が重力及び自重によって箱の四隅に自然と偏るため、箱内での転がりを抑制することができ、収納物の破損や傷付きを防止することができる。
上記底支持部8の延出長さLとしては、谷折り予定線4の延長線L1から1cm以上3cm以下であることが好ましい。底支持部8の延出長さを上記範囲とすることにより、当該仕切体1のクッション性を向上することができると同時に、収納物の箱内での転がりをより防止することができる。
また、上記底支持部8は、隣接する底面部6に加え、その壁面部7を構成する内縁3側及びその底面部6に隣接する他の壁面部7にも延出する領域(図4の斜線で示す領域)を有している。上記底支持部8をこのような形状とすることにより、底支持部8の強度を向上し、壁面部7の横ズレを効果的に防止することができる。なお、図4の斜線は、上記底支持部8における、内縁3側及びその底面部6に隣接する他の壁面部7に延出する領域を視覚的に分かりやすくするために付した線であり、当該仕切体1の表面に実際に現れる線ではない。
また、上記底支持部8は、延出外縁に切り込みを有する。つまり、底支持部8と底面部9及び他の壁面部7との境界が、切り込みで形成されている。また、上記底支持部8は、延設する壁面部7との間に弱化線を有していない。このように底支持部8と延設する壁面部7との間に弱化線を有さないことにより、底支持部8の折れや屈曲を防止し、底支持部8の強度の向上を図っている。
また、当該仕切体1は、図1に示すように、底面部6の中央部分に十字形の切り込み9が設けられている。この十字形の切り込み9のうちの一辺は、外縁2の頂点と内縁3の頂点とを結ぶ線L2上に位置するように形成されている。このような十字形の切り込み9を設けることにより、球状の収納物の転がりを効果的に防止することができ、収納物をより安定して保持することができる。
上記十字形の切り込み9の長さとしては、特に限定されず、収納物のサイズによって適宜決定すればよい。例えば、当該仕切体1の十字形の切り込み9の長さは、3cm程度である。
当該仕切体1は、図1に示すように、上記4対の壁面部7の外縁2が、谷折り予定線4から中央の山折り予定線5方向に向かって内方に傾斜している。このように外縁2を山折り予定線5方向に向かって内方に傾斜させることにより、当該仕切体1を組み立てて箱内に収納した際には、壁面部7が外側に倒れることができ、図5に示すように底面部6の傾斜角θをより大きく取ることができる。その結果、当該仕切体1のクッション性をより向上することができると同時に、収納物の転がりをより防止することができる。
底面部6の傾斜角θとしては5°以上30°以下が好ましく、10°以上20°以下がより好ましい。
当該仕切体1は、上記4対の壁面部7のうちの対向する2対の壁面部7であって、底支持部8が延出する底面部6に隣接する他の壁面部7の内縁3から突設され、その1対の壁面部7の山折り予定線5寄りに形成される一対の係合片10を有している。当該仕切体1によれば、組み立てた場合に、上記係合片10が壁面部7の上端側(頂辺側)に位置するため、壁面部7の倒れ込みを効果的に防止することができる。
また、上記係合片10は、図1に示すように、対向する2対の壁面部7の内縁3に点対称となるように設けられており、山折り予定線5と係合片10の側縁の一辺とが略一直線となるように形成されている。係合片10をこのように形成することにより、壁面部7の強度を向上し、壁面部7の倒れ込みを効果的に防止することができる。
係合片10の数としては、特に限定されるものではなく、収納物のサイズや箱の大きさに応じて適宜増減させることができる。上記係合片10の幅は、特に限定されず、例えば当該仕切体1の係合片10の幅は5cm程度である。また係合片10の突出長さは、収納物に接触しない長さであれば特に限定されず、例えば当該仕切体1の係合片10は、内縁3から4cm程度突出している。
当該仕切体1によれば、組み立てた際に、係合片10を含む平面と上記底支持部8を含む平面とが直交するため、壁面部7をいずれの方向にも倒れ込み難くすることができ、当該仕切体1の形状保持性がより高められている。
次に、当該仕切体1の使用方法を含め、本考案の収納箱11について、図3及び図5を参照しつつ説明する。
本考案の収納箱11は、図3及び図5に示すように、箱12と、この箱12内に収納される上記仕切体1とを備える。
上記箱12内に、上記仕切体1を収納する際には、仕切体1の谷折り予定線4を略直角に谷折りし、山折り予定線5を山折りに折り込んだ状態で、外縁2の各頂点が箱12の底面の各頂点と対応するように収納する。その結果、当該仕切体1によれば、箱12内の空間を四つに分割することができ、箱12内で収納物X同士が接触することによる傷付きや破損を防止することができる。また、当該仕切体1の底支持部8は、底面部6よりも下方に突出するため、底支持部8の先端が箱12の底面に当接することにより、当該仕切体1の底面部6と箱12の底面との間に衝撃緩衝空間Yが形成され、上下方向に衝撃が加えられた場合には、上記底面部6が上下に撓むことによって、衝撃を効果的に吸収・緩和することができる。
特に、当該仕切体1においては、外縁2の各中央部分が内側方向に傾斜していることにより、壁面部7が外側に倒れ込むことができるため、底支持部8の突出による底面部6の傾斜が保持される。その結果、球状の収納物Xは、重力及び自重によって箱12の四隅に自然と偏るため、箱12内での移動が規制され運搬等の際の収納物Xの移動を防止することができる。
上記箱12は、段ボール箱であってもよいし、その他の紙製の箱又は例えばプラスチック製等、紙製以外の箱であってもよい。
上記箱12の内寸Aは、仕切体1における外縁2のうちの一辺の両端から各谷折り予定線4までの長さの和と略等しくなっており、例えば、当該仕切体1の内寸Aは60cm程度に形成されている。この箱12の深さとしては、特に限定されず、収納物Xの大きさを考慮して適宜設定すればよい。例えば、当該仕切体1の深さは20cm程度である。
なお、本考案の仕切体は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、底面部に形成される十字形の切り込みを放射状の切り込みとしてもよい。また、上記係合片の形状としては、図1の展開図に示すような扇形の他に、例えば半円状や凸状等としてもよい。
以上のように、本考案の仕切体は、商品同士の接触による傷付きや破損を防止することができ、上下方向のクッション性に優れ、箱内における収納物の転がりを抑制することができる。従って、当該仕切体を備える収納箱は、西瓜やメロン等の球状の果物を収納する収納箱として好適に用いることができる。
1 仕切体
2 外縁
3 内縁
4 谷折り予定線
5 山折り予定線
6 底面部
7 壁面部
8 底支持部
9 十字形の切り込み
10 係合片
11 収納箱
12 箱
X 収納物
Y 衝撃緩衝空間
L 底支持部の延出長さ
L1 谷折り予定線の延長線
L2 外縁の頂点と内縁の頂点とを結ぶ線
θ 底面部の傾斜角

Claims (7)

  1. 1枚のシート材からなり、箱内で球状の収納物の移動を規制する仕切体であって、
    略矩形の外縁及び略正方形の内縁を有する枠状形状に形成されており、
    上記内縁の各頂点近傍から対応する外縁の各頂点を構成する二辺に垂設される4対の谷折り予定線と、
    各対の谷折り予定線のうち平行に隣接する2本の谷折り予定線の中央にこれと平行に配設される4本の山折り予定線と、
    上記各対の谷折り予定線間に形成される四隅の略方形の底面部と、
    上記四隅の底面部間に連接され、4本の山折り予定線及びその左右の谷折り予定線間に形成される4対の壁面部と
    を備えており、
    上記4対の壁面部のうちの少なくとも1つから延設され、その壁面部を構成する谷折り予定線の内縁側から隣接する底面部に延出する舌片状の底支持部を有していることを特徴とする仕切体。
  2. 上記底支持部が、対向する2対の壁面部から延設されている請求項1に記載の仕切体。
  3. 上記底支持部が、隣接する底面部に加え、その壁面部を構成する内縁側及びその底面部に隣接する他の壁面部にも延出する請求項2に記載の仕切体。
  4. 上記底支持部が、延出外縁に切り込みを有し、延設する壁面部との間に弱化線を有していない請求項1、請求項2又は請求項3に記載の仕切体。
  5. 上記4対の壁面部の外縁が、それらの中央の山折り予定線方向に向かって内方に傾斜している請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の仕切体。
  6. 上記4対の壁面部のうちの対向する2対の壁面部の内縁から突設され、その1対の壁面部の山折り予定線よりに形成される一対の係合片を有している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の仕切体。
  7. 箱と、
    山折り予定線及び谷折り予定線で山折り及び谷折りに折り込まれ、上記箱内に収納される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の仕切体と
    を備える球体収納箱。
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CN113232992A (zh) * 2021-06-03 2021-08-10 常州市恒祥纸箱包装有限公司 一种果蔬用分体式可调节型瓦楞纸箱

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