JP7314543B2 - 梱包ユニット - Google Patents

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本発明は、被梱包体を梱包する梱包ユニットに関する。
従来から、被梱包体を梱包する梱包ユニットが種々提案されている。例えば特許文献1では、被梱包体の相対向する2つの面に被せられる一対の梱包材(下ケース、上ケースに相当)と、一対の梱包材間の開放面に介挿されて被梱包体を保護する保護材と、梱包材の内面と被梱包体との間に介挿される複数の緩衝材と、梱包材の外面側を締結する結束材(例えば布製バンド)とを備えた梱包装置が開示されている。開梱時には、結束材を弛めて外すことにより、一対の梱包材、保護材、および各緩衝材が互いに分離され、被梱包体が取り出される。開梱後、分離された各部材は、上記の結束材で再び結束されて工場に返却され、再利用される。
特開2005-154007号公報
ところが、特許文献1の梱包装置では、複数の緩衝材は、梱包材の内面と被梱包体との間に介挿されているのみで、何ら保持されていない。このため、開梱時に、つまり、上ケースおよび保護材を外したときに、被梱包体上の複数の緩衝材が落下する。したがって、被梱包体の付属品が同梱物としてさらに梱包されている場合には、開梱時に複数の緩衝材とともに同梱物が落下する可能性が高くなる。その結果、作業者は、同梱物の落下に気を付けながら開梱作業を行わなければならず、開梱作業を容易に進めることが困難となる。
本発明は、上記問題点に鑑み、開梱時に、緩衝材が同梱物とともに落下する事態を回避して作業の安全性を確保でき、これによって、作業者の開梱作業を容易にする梱包ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の梱包ユニットは、上下方向に互いに対向して位置する下ケースおよび上ケースと、前記下ケースと前記上ケースとの間に位置し、前記下ケース上に載置される被梱包体を囲む保護板と、前記被梱包体と前記保護板との間に配置され、前記被梱包体を位置決めする複数の緩衝材とを備える。前記複数の緩衝材は、前記下ケースに配置される下部緩衝材と、前記上ケースに配置される上部緩衝材とを有する。前記上部緩衝材の少なくとも1つは、前記被梱包体の付属品を同梱物として収容する収容部を有する。該梱包ユニットは、さらに、前記上部緩衝材を保持する保持部材を備えている。
上記の構成によれば、被梱包体と保護板との間に配置される上部緩衝材が保持部材によって保持されるため、開梱時に、つまり、下ケースに対して上ケースおよび保護板を外したときに、上部緩衝材が落下する事態を回避することができる。これにより、上部緩衝材の収容部に同梱物が収容されていても、同梱物が上部緩衝材とともに落下する事態を回避して、作業の安全性を確保することができる。その結果、作業者は開梱作業を容易に進めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る梱包ユニットの概略の構成を示す斜視図である。 上記梱包ユニットの概略の構成を示す断面図である。 上記梱包ユニットの保護板の組立順序を模式的に示す水平断面図である。 上記梱包ユニットの複数の上部緩衝材を模式的に示す斜視図である。 上記複数の上部緩衝材を保持する保持部材を模式的に示す斜視図である。 上記保持部材の展開図である。 蓋型の上記保持部材を内側から見た斜視図である。 上記複数の上部緩衝材を保持した状態の上記保持部材を内側から見た斜視図である。 図8の一部を拡大して示す斜視図である。 上記被梱包体を梱包する手順を示すフローチャートである。 開梱作業の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る梱包ユニット100の概略の構成を示す斜視図であり、図2は、梱包ユニット100の概略の構成を示す断面図である。梱包ユニット100は、互いに対向して位置する下ケース1および上ケース2と、保護板3と、複数の上部緩衝材4と、保持部材5と、複数の下部緩衝材6とを備えている。上部緩衝材4および下部緩衝材6は、被梱包体80と保護板3との間に配置されて被梱包体80を位置決めする。
なお、本実施形態では、下ケース1と上ケース2との対向方向を上下方向とし、上下方向に垂直な平面内で互いに垂直な2方向を、それぞれA-A’方向およびB-B’方向とする。
下ケース1は、矩形状の底板11と、底板11の周縁に立設された4つの側壁12とを有している。底板11の下面には、パレット13が一体的に設けられている。下ケース1およびパレット13は、例えば段ボール製または木製である。パレット13には、フォークリフト等のパレット運搬機のアームを挿入するためのアーム挿入部13aが形成されている。これにより、被梱包体80(例えば電子機器などの製品)を梱包した梱包ユニット100をパレット運搬機によって運搬することが可能となる。
被梱包体80は、下部緩衝材6を介して下ケース1の底板11上に載置される。すなわち、下部緩衝材6は下ケース1に配置される。下部緩衝材6としては、例えば発泡ポリエチレンなどの発泡体を用いることができる。
上ケース2は、矩形状の天板21と、天板21の周縁から下方に延びる4つの側壁22とを有している。上ケース2は、下部緩衝材6を介して下ケース1に被梱包体80を載置して、被梱包体80の周囲に保護板3を設置し、被梱包体80上に複数の上部緩衝材4を載置して保持部材5で覆った後、保持部材5の上方から保護板3に被せられる。これにより、上部緩衝材4は上ケース2に配置される。上ケース2は、例えば段ボールの折り曲げによって形成されている。
保護板3は、下ケース1(特に底板11)と上ケース2(特に天板21)との間に位置し、底板11上に載置される被梱包体80を側方から囲むことによって、被梱包体80を外部から保護する。本実施形態では、保護板3は、組み立て式で構成される。より詳しくは、以下の通りである。
図3は、保護板3の組立順序を模式的に示す水平断面図である。保護板3は、被梱包体80の周囲を覆う外箱3aであり、複数の分割壁部31・32と、複数の連結部材33a・33bとを有して構成されている。各分割壁部31・32は、平面視でL字形状となるようにそれぞれ形成されており、上ケース2側から見て矩形枠形状となるように並ぶ。分割壁部31は、その両端部に、連結部材33aが挿入される貫通孔31aと、連結部材33bが挿入される貫通孔31bとを有している。一方、分割壁部32は、その両端部に、連結部材33bが挿入される貫通孔32aと、連結部材33aが挿入される貫通孔32bとを有している。各分割壁部31・32は、例えば段ボールの折り曲げによってそれぞれ形成されている。
連結部材33a・33bは、複数の分割壁部31・32の相互の連結およびその解除を行う部材である。このような連結部材33a・33bとしては、公知の樹脂製の連結ジョイントを用いることができる。上記連結ジョイントは、例えば第1のジョイント器具および第2のジョイント器具からなり、第1のジョイント器具を2枚の段ボールの貫通孔に挿入し、第2のジョイント器具を第1のジョイント器具に差し込んでひねることにより、積層状態の2枚の段ボールを接合、連結できる器具である。なお、連結部材33a・33bとしては、上記の連結ジョイント以外にも、例えば2枚の段ボールを挟み込む、クリップなどの締結部材を用いることもできる。
分割壁部31において、貫通孔31a・31bは、必要に応じて上下方向に複数形成されていてもよい。同様に、分割壁部32において、貫通孔32a・32bは、必要に応じて上下方向に複数形成されていてもよい。この場合、連結部材33aは貫通孔31aの数(貫通孔32bの数)と同数設けられ、連結部材33bは貫通孔31bの数(貫通孔32aの数)と同数設けられればよい。
保護板3の組み立て時には、下ケース1の底板11上に被梱包体80を載置した後、上ケース2側から見て、被梱包体80を囲む枠形状となるように、各分割壁部31・32を配置する。このとき、一方の分割壁部31の貫通孔31aと、他方の分割壁部32の貫通孔32bとを位置合わせし、一方の分割壁部31の貫通孔31bと、他方の分割壁部32の貫通孔32aとを位置合わせする。そして、この状態で、貫通孔31aおよび貫通孔32bに連結部材33aを挿入し、貫通孔31bおよび貫通孔32aに連結部材33bを挿入することで、各分割壁部31・32を連結する。これにより、保護板3の組み立てが完了する。
上部緩衝材4は、例えば発泡ポリエチレンなどの発泡体で構成され、一部が保護板3と被梱包体80との間の隙間に入り込むように、被梱包体80上に載置され、被梱包体80を上ケース2側から覆う(図2参照)。本実施形態では、複数の上部緩衝材4が、被梱包体80の四隅上方に分散して位置している。これにより、被梱包体80の全体を1つの緩衝材で覆う構成に比べて、緩衝材の使用量を削減することができ、緩衝材の必要コストを低減することができる。特に、緩衝材として発泡体を用いる場合、発泡体は高価であるため、緩衝材の使用量の削減によって緩衝材の必要コストを低減する効果を高めることができる。
図4は、複数の上部緩衝材4を模式的に示す斜視図である。本実施形態では、複数の上部緩衝材4の少なくとも1つが、収容部41を有している。収容部41は、被梱包体80の付属品(例えば配線コード、CD-ROM、各種説明書など)を同梱物81として収容する部分である。なお、同図では、同梱物81を明確に図示するために、便宜的に、同梱物81にハッチングを付して示している(図5も同様とする)。本実施形態では、複数の上部緩衝材4のそれぞれが収容部41を有しており、これによって複数の同梱物81を収容することが可能となっている。このとき、各同梱物81は、隣り合う上部緩衝材4・4の各収容部41・41にわたって収容されていてもよいし、1つの上部緩衝材4の収容部41にのみ収容されていてもよい。
ここで、複数の同梱物81は、第1の同梱物81aと、第2の同梱物81bとを含む。第1の同梱物81aは、複数の同梱物81のうち、梱包時に上ケース2側から見て一方向(例えばA-A’方向)の中央側に位置する同梱物であり、第2の同梱物81bは、第1の同梱物81aよりも一方向の端部側に位置する同梱物である。すなわち、上部緩衝材4は、これらの第1の同梱物81aおよび第2の同梱物81bに対する収納部を形成している。
図5は、保持部材5を模式的に示す斜視図である。保持部材5は、複数の上部緩衝材4を保持する部材であり、例えば板状の段ボールシートを金型を用いて裁断し、所定位置で折り曲げ、更に隣り合う面(後述の側面部5bに相当)をテープ等で接着することによって形成されている。この保持部材5は、矩形状の上面部5aと、上面部5aの周縁(4辺)から下方に延びる側面部5bとを有しており、全体として蓋型に形成されている。なお、上面部5aには、後述する位置決め部52の折り曲げ形成のための裁断線52a(図7等参照)が存在するが、図5ではその図示を省略している。
保持部材5は、開口部51を有している。開口部51は、段ボールシートの所定箇所を裁断することによって形成されており、この結果、上面部5aから側面部5bにまたがって位置している。保持部材5に開口部51を設けることにより、複数の同梱物81のうち、上記した第2の同梱物81bを、開口部51を介して露出させことができる。これにより、開梱作業を行う作業者は、保持部材5によって複数の上部緩衝材4を保持した状態で、開口部51を介して第2の同梱物81bを視認でき、開口部51を介して第2の同梱物81bを収容部41から取り出すことが可能となる。
図6は、保持部材5の展開図であり、図7は、蓋型の保持部材5を内側から見た斜視図である。また、図8は、複数の上部緩衝材4を保持した状態の保持部材5を、内側から見た斜視図であり、図9は、図8の一部を拡大して示す斜視図である。保持部材5は、上記した開口部51のほか、位置決め部52を有している。位置決め部52は、保持部材5が複数の上部緩衝材4を保持した状態で、上記した第1の同梱物81aを位置決めする(図8、図9参照)。このような位置決め部52は、保持部材5を構成する板状の段ボールシートの一部を裁断線52a(図6、図7参照)に沿って裁断し、箱型に折り曲げることによって形成される。
次に、上記構成の梱包ユニット100を用いて被梱包体80を梱包する手順について説明する。図10は、被梱包体80を梱包する手順を示すフローチャートである。まず、下ケース1の底板11上に、下部緩衝材6を介して被梱包体80を載置する(S1)。続いて、底板11上で被梱包体80の周囲に保護板3(外箱3a)を設置する(S2)。なお、保護板3の組み立て順序については上述した通りである。
続いて、被梱包体80の上面の四隅に複数の上部緩衝材4を載置する(S3)。このとき、複数の上部緩衝材4の一部を保護板3と被梱包体80との間に挿入する。これにより、複数の上部緩衝材4の載置が安定する。次に、上部緩衝材4の収容部41に第1の同梱物81aおよび第2の同梱物81bを収容する(S4)。
その後、複数の上部緩衝材4を覆うように蓋形状の保持部材5を被せて、複数の上部緩衝材4を保持部材5で保持する(S5)。このとき、保持部材5の一部(側面部5b)は、保護板3と上部緩衝材4との間に入り込む。複数の上部緩衝材4を保持部材5で覆うことにより、第1の同梱物81aは、保持部材5の位置決め部52によって位置決めされ、固定される。なお、第2の同梱物81bの収容部41への収容については、S5の後に行われてもよい。つまり、S5の後、開口部51を介して第2の同梱物81bを収容部41に収容してもよい。
最後に、保護板3を覆うように上ケース2を設置する(S6)。これにより、被梱包体80の梱包が終了する。
次に、開梱作業について説明する。図11は、開梱作業の手順を示すフローチャートである。まず、作業者は、保護板3に対して上ケース2を取り外し(S11)、続いて、保護板3を取り外す(S12)。すなわち、S2では、外箱3aの連結部材33a・33bによる各分割壁部31・32の連結を解除して、外箱3aを分解する。なお、この状態では、被梱包体80上に載置された複数の上部緩衝材4は、保持部材5によって保持されているため、落下しない。そして、複数の同梱物81のうち、第2の同梱物81bを、開口部51を介して取り出す(S13)。
その後、保持部材5を取り外し、保持部材5による複数の上部緩衝材4の保持を解除する(S14)。これにより、複数の上部緩衝材4は落下する場合がある。ただし、第1の同梱物81aは、梱包時に一方向(A-A’方向)の中央側に位置しているため、複数の上部緩衝材4が落下しても被梱包体80上に残る。このため、第1の同梱物81aの落下による損傷は回避される。また、複数の上部緩衝材4は例えば発泡体で構成され、軽量であるため、落下した上部緩衝材4が作業者に当たっても、作業者が負傷することはない。
その後、被梱包体80上に残った第1の同梱物81aを取り出し(S15)、最後に、被梱包体80を取り出す(S16)。これにより、開梱作業が終了する。
以上のように、本実施形態では、梱包時に使用される複数の上部緩衝材4が保持部材5によって保持される。複数の上部緩衝材4が、被梱包体80の一部を覆い、被梱包体80と保護板3との間の隙間に入り込む構成では、開梱時に、上ケース2および保護板3を外したときに、複数の上部緩衝材4が外側に倒れて落下しやすくなる。しかし、複数の上部緩衝材4が保持部材5によって保持されるため、開梱時に複数の上部緩衝材4が落下する事態を回避することができる。これにより、上部緩衝材4の収容部41に同梱物81が収容されていても、同梱物81が上部緩衝材4とともに落下する事態を回避して、作業の安全性を確保することができる。その結果、作業者は開梱作業を容易に進めることが可能となる。
また、保持部材5は、第2の同梱物81bを露出させる開口部51を有しているため、開梱時に、保持部材5で複数の上部緩衝材4を保持したまま、開口部51を介して、収容部41から第2の同梱物81bを取り出すことができる。これにより、開梱作業における利便性を向上させることができる。また、開梱時、作業者は、開口部51を介して第2の同梱物81bを視認できるため、第2の同梱物81bの取り残しが生じる事態を低減することも可能となる。
また、第2の同梱物81bは、一方向(A-A’方向)の端部側に位置しているため、第2の同梱物81bを収容する上部緩衝材4は、第2の同梱物81bの重みによって外側に倒れやすくなり、開梱時には、上部緩衝材4とともに第2の同梱物81bが落下しやすくなる。このため、保持部材5で複数の上部緩衝材4を保持することによって同梱物81の落下を回避できる本実施形態の構成が非常に有効となる。
また、開口部51は、保持部材5の上面部5aから側面部5bにまたがって位置している。これにより、一方向の端部側に位置する第2の同梱物81bを、開口部51を介して露出させることが容易となる。その結果、開口部51を介して第2の同梱物81bを取り出し可能にする構成を容易に実現することができる。
また、保持部材5は、上面部5aと側面部5bとを有する蓋体であるため、開梱時に上ケース2および保護板3が外されても、1つの保持部材5によって複数の上部緩衝材4をまとめて確実に保持することができる。
また、保持部材5は位置決め部52を有しており、この位置決め部52によって第1の同梱物81aが位置決めされて固定されるため、梱包ユニット100の輸送時に第1の同梱物81aを安定して輸送することができる。
また、開梱時には、連結部材33a・33bによる複数の分割壁部31・32の連結を解除することにより、各分割壁部31・32は分離され、これによって外箱3aを分解することができる。これにより、例えば外箱3aを分解せずに上方に引き抜いて開梱作業を行う場合に比べて、開梱作業が容易になる(特に被梱包体80および外箱3aが上下方向に長い場合)。しかし、その反面、被梱包体80上に複数の上部緩衝材4を残したまま外箱3aが分解されるため、(本実施形態のように保持部材5がなければ)複数の上部緩衝材4が落下しやすくなり、同梱物81も梱包されている場合には、同梱物81とともに上部緩衝材4が落下しやすくなる。
複数の上部緩衝材4が保持部材5によって保持されていることにより、上述のように同梱物81とともに複数の上部緩衝材4が落下することが回避されるため、特に、外箱3aが複数の分割壁部31・32の連結によって構成されている場合には、保持部材5を用いて複数の上部緩衝材4および同梱物81の落下を回避できる本実施形態の構成が非常に有効となる。
なお、本実施形態では、被梱包体80と保護板3との間に配置される上部緩衝材4が複数の場合について説明したが、上部緩衝材4が1個である場合(例えば被梱包体80の四隅のいずれか1か所の側方に位置する場合)でも、保持部材5によって上部緩衝材4を保持することにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、電子機器などの被梱包体の梱包に利用可能である。
1 下ケース
2 上ケース
3 保護板
3a 外箱
4 上部緩衝材
5 保持部材
5a 上面部
5b 側面部
6 下部緩衝材
31 分割壁部
32 分割壁部
33a、33b 連結部材
41 収容部
51 開口部
52 位置決め部
80 被梱包体
81 同梱物
81a 第1の同梱物
81b 第2の同梱物
100 梱包ユニット

Claims (7)

  1. 上下方向に互いに対向して位置する下ケーおよび上ケーと、
    前記下ケースと前記上ケースとの間に位置し、前記下ケース上に載置される被梱包を囲む保護と、
    前記被梱包体と前記保護板との間に配置され、前記被梱包体を位置決めする複数の緩衝材とを備える、梱包ユニットであって、
    前記複数の緩衝材は、前記下ケースに配置される下部緩衝と、前記上ケースに配置される上部緩衝とを有し、
    前記上部緩衝材の少なくとも1つは、前記被梱包体の付属品を同梱として収容する収容を有し、
    該梱包ユニットは、さらに、前記上部緩衝材を保持する保持部を備え
    前記保持部材は、前記上部緩衝材を保持した状態で、前記同梱物を位置決めする位置決め部を有していることを特徴とする梱包ユニット。
  2. 前記上部緩衝材は全体として、前記収容部を複数有して前記同梱物を複数収容し、
    前記位置決め部は、前記保持部材が前記上部緩衝材を保持した状態で、前記複数の同梱物のうち、梱包時に前記上ケース側から見て一方向の中央側に位置する第1の同梱物と前記第1の同梱物よりも前記一方向の端部側に位置する第2の同梱物とのうちの少なくとも前記第1の同梱物を位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の梱包ユニット。
  3. 前記保持部材は、前記第2の同梱物を露出させる開口部を有していることを特徴とする請求項2に記載の梱包ユニット。
  4. 前記保持部材は、上面と、前記上面部の周縁から下方に延びる側面とを有しており、
    前記開口部は、前記保持部材の前記上面部から前記側面部にまたがって位置することを特徴とする請求項に記載の梱包ユニット。
  5. 上下方向に互いに対向して位置する下ケースおよび上ケースと、
    前記下ケースと前記上ケースとの間に位置し、前記下ケース上に載置される被梱包体を囲む保護板と、
    前記被梱包体と前記保護板との間に配置され、前記被梱包体を位置決めする複数の緩衝材とを備える、梱包ユニットであって、
    前記複数の緩衝材は、前記下ケースに配置される下部緩衝材と、前記上ケースに配置される上部緩衝材とを有し、
    前記上部緩衝材の少なくとも1つは、前記被梱包体の付属品を同梱物として収容する収容部を有し、
    該梱包ユニットは、さらに、前記上部緩衝材を保持する保持部材を備え
    前記保持部材は、上面部と、前記上面部の周縁から下方に延びる側面部とを有しており、
    前記保持部材は、前記同梱物を露出させる開口部を有し、
    前記開口部は、前記保持部材の前記上面部から前記側面部にまたがって位置することを特徴とする梱包ユニット。
  6. 前記上部緩衝材は全体として、前記収容部を複数有して前記同梱物を複数収容し、
    前記開口部は、前記保持部材前記上部緩衝材を保持した状態で、前記複数の同梱物のうち、梱包時に前記上ケース側から見て一方向の中央側に位置する第1の同梱よりも前記一方向の端部側に位置する第2の同梱を露出させことを特徴とする請求項に記載の梱包ユニット。
  7. 前記保護板は、前記下ケース上で前記被梱包体の周囲を覆う外であり、
    前記外箱は、
    前記上ケース側から見て矩形枠形状となるように並ぶ複数の分割壁と、
    前記複数の分割壁部の相互の連結およびその解除を行う連結部とを有していることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の梱包ユニット。

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