JP4348967B2 - 梱包装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、梱包装置、特に、機械製品等の被梱包物を梱包する梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油ポンプ等の比較的重量のある機械製品の出荷の際、輸送上の不具合を防ぐため、製品を梱包して保護している。このような機械製品に対する梱包は、従来、製品ごとに、その製品の大きさに応じて木枠等の梱包材(以下、梱包装置とする)を用いて行われることが多い(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−2116号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また、同じ機械製品を梱包する場合であっても、付属品を付ける場合や付けない場合がある。しかも、付属品を付ける場合においても、その付属品の内容が異なる場合があり、このような場合には、付属品を含めた製品のサイズが様々なものになってしまうため、いわゆる現物合わせで梱包せざるを得なくなっている。このため、梱包作業の手間が増えて、コストアップの要因になっている。
【0005】
これを解決するために、例えば、付属品のサイズを考慮したサイズの大きい梱包装置を使用する方法や、付属品を含めた各種製品のサイズに合わせた多種類の梱包装置を準備しておく方法もある。しかし、前者の方法では、付属品が付いていない場合でも梱包後の荷姿が大きくなってしまい、輸送時の容積効率が低下することになるため望ましくない。後者の方法では、多種類の梱包装置の仕様が存在することになってしまい、管理面で煩雑になる。
【0006】
また、一度、梱包された製品に後付けで付属品を付けたり、付属品の仕様が変更になった場合には、開梱されて不要になった梱包装置を廃棄するとともに、製品を再梱包しなければならなくなる。このことは、環境上の観点から望ましくない。
【0007】
さらに、出荷先において開梱して、製品を取り出した後も、現物合わせの梱包に使用された梱包装置を再使用することは困難であるため、結果的に、出荷先において開梱された後の梱包装置も廃棄せざるを得ない。ここでも、環境上の問題が生じる。
【0008】
本発明の課題は、製品のサイズが異なる場合や付属品を付けて製品を梱包する場合であっても、現物合わせの梱包作業が不要とし、コストダウンが可能な梱包装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の梱包装置は、被梱包物を梱包する梱包装置であって、第1梱包部材及び第2梱包部材と、第3梱包部材及び第4梱包部材とを備えている。第1梱包部材及び第2梱包部材は、被梱包物を上下方向又は横方向から挟むように配置されており、略長方形状の板状部材の4辺の第1辺及び第1辺の対辺である第2辺の少なくとも一方が被梱包物側に折り曲げられることによって形成された折曲部をそれぞれ有している。第3梱包部材及び第4梱包部材は、第1梱包部材と第2梱包部材との間に挟まれるように被梱包物を囲むように配置され、第1梱包部材及び第2梱包部材に着脱可能に固定されており、第1辺及び第2辺に対応し、かつ、互いが向かい合うように配置されるとともに、それぞれ、第1辺と第2辺とを結ぶ2つの辺に沿って延びる一対の第3壁部及び一対の第4壁部を有している。そして、各折曲部は、複数の折り曲げ位置で折り曲げることが可能であり、第3梱包部材及び第4梱包部材は、被梱包物の大きさに応じて、第3壁部及び第4壁部に沿う方向に互いの相対位置を変更することが可能であり、折曲部の折り曲げ位置と第3梱包部材及び第4梱包部材の相対位置とを変更することによって、第3壁部及び第4壁部に沿う方向のサイズを可変することが可能である。
【0010】
この梱包装置では、第2梱包部材の折曲部を第1辺及び第2辺の少なくとも一方を被梱包物側に折り曲げることによってサイズを変更することが可能であるため、被梱包物の大きさに応じて、第3及び第4梱包部材間の相対位置を変更することが可能となり、梱包装置のサイズを可変できる。ここで、第3梱包部材及び第4梱包部材は、第1及び第2梱包部材の第1辺及び第2辺に対応し、かつ、互いが向かい合うように配置されているため、第1及び第2梱包部材のサイズ変更に応じて、第3梱包部材及び第4梱包部材の相対位置を容易に変更することができる。このため、製品サイズが異なる場合や付属品を付けて製品を梱包する場合であっても、同じ梱包装置を用いて梱包することができるようになり、現物合わせの梱包作業が不要となる。これにより、材料費の削減や管理工数の低減が可能になる。しかも、第3及び第4梱包部材は、第1及び第2梱包部材に着脱可能に固定されているため、一旦梱包した後において、梱包された製品に後付けで付属品を付ける等の製品を再梱包しなければならない場合でも、梱包装置を無駄にすることなく、容易に再梱包を行うことができる。
【0011】
請求項2に記載の梱包装置は、請求項1に記載の梱包装置において、第1梱包部材と第2梱包部材とは、同一構造を有している。
【0012】
この梱包装置では、構成する梱包部材の種類を少なくできる。
【0013】
請求項3に記載の梱包装置は、請求項1又は2において、第3梱包部材と第4梱包部材とは、同一構造を有している。
【0014】
この梱包装置では、構成する梱包部材の種類を少なくできる。
【0015】
請求項4に記載の梱包装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、折曲部は、複数の折り曲げ位置のいずれで折り曲げられた場合においても、複数の位置決め部材によって、折り曲げた状態を保持することが可能である。
【0016】
この梱包装置では、位置決め部材によって、折曲部を折り曲げた状態を保持することができるため、折曲部の折り曲げ位置を変更する作業が容易になる。
【0017】
請求項に記載の梱包装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、第3梱包部材及び第4梱包部材は、第2梱包部材に着脱可能に固定するための複数の第1孔を有している。第2梱包部材は、折曲部を複数の折り曲げ位置のいずれで折り曲げた状態においても、複数の第1孔に重なる複数の第2孔を有している。そして、第1孔及び第2孔に嵌合可能な接続部材をさらに備えている。
【0018】
この梱包装置では、第3及び第4梱包部材と第2梱包部材との接続が各梱包部材に形成された第1孔及び第2孔と接続部材とを用いて行われるため、第2梱包部材のサイズ変更に応じて、第3及び第4梱包部材の相対位置を容易に変更することができる。
【0019】
請求項に記載の梱包装置は、請求項1〜5のいずれかにおいて、対の第3壁部と一対の第4壁部とは、互いが重なるように配置されている。
【0020】
この梱包装置では、第3梱包部材の第3壁部と第4梱包部材の第4壁部とが互いに重なるように配置されているため、第3梱包部材と第4梱包部材との相対位置が離れる方向に変更されても、被梱包物を囲んだ状態を確保することができて、被梱包物が確実に保護される。
【0021】
請求項に記載の梱包装置は、請求項1〜6のいずれかにおいて、第2梱包部材は、被梱包物の下側に配置されている。
【0022】
被梱包物のサイズが小さい場合には、被梱包物が軽量であるために、輸送時に高い場所から落とされて破損する可能性がある。しかし、この梱包装置では、第2梱包部材を被梱包物の下側に配置されているため、被梱包物のサイズが小さい場合には折曲部のサイズが大きくなり、落下強度が向上する。これにより、被梱包物の破損を防ぐことができる。
【0023】
請求項に記載の梱包装置は、請求項において、第2梱包部材の下面に着脱可能に固定された複数の脚部材をさらに備えている。複数の脚部材は、被梱包物のサイズ変更に応じて、第2梱包部材の角部近傍に配置することが可能である。
【0024】
この梱包装置では、第2梱包部材の下面に複数の脚部材が設けられており、しかも、被梱包物のサイズ変更に応じて第2梱包部材のサイズを変更する場合でも、第2梱包部材の角部近傍に配置することが可能であるため、被梱包物の落下等による破損を確実に防ぐことができる。
【0025】
請求項に記載の梱包装置は、請求項において、第2梱包部材の折曲部の位置に対応して固定される脚部材は、他の脚部材よりも被梱包物のサイズ変更方向の寸法が大きい。
【0026】
この梱包装置では、例えば、付属品を含む被梱包物を梱包する際のように、第2梱包部材のサイズ変更に伴って、被梱包物の脚等の位置がずれる場合であっても、常に脚部材の上に配置できるため、被梱包物が確実に保護される。
【0027】
請求項10に記載の梱包装置は、請求項1〜9のいずれかにおいて、第1梱包部材と第2梱包部材とは、被梱包物を開梱して取り出した後に、互いを重ね合わせることによって、少なくとも第3梱包部材及び第4梱包部材を収納する収納空間を形成することが可能である。
【0028】
この梱包装置では、開梱後に、第1梱包部材と第2梱包部材とによって形成される収容空間に第3梱包部材及び第4梱包部材等の部材を収納することができるため、返送時の荷姿が小さくなり、再使用を促進することができる。
【0029】
請求項11に記載の梱包装置は、請求項8又は9において、第1梱包部材と第2梱包部材とは、被梱包物を開梱して取り出した後に、互いを重ね合わせることによって、少なくとも第3梱包部材、第4梱包部材及び複数の脚部材を収納する収納空間を形成し、収納空間を形成した状態において、接続部材又は位置決め部材を介して、互いを固定することが可能である。
【0030】
この梱包装置では、接続部材又は位置決め部材によって、重ね合わされた第1及び第2梱包部材同士を固定することができるため、第1及び第2梱包部材同士を固定するための別部材が不要である。
【0031】
請求項12に記載の梱包装置は、請求項10又は11において、第1梱包部材と第2梱包部材とは、各折曲部を開き、かつ、逆向きにして、互いを重ね合わせることによって、収容空間を形成する。
【0032】
この梱包装置では、第1梱包部材と第2梱包部材とが同一構造であっても、干渉することなく重ね合わせることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる梱包装置について、図面に基づいて説明する。
【0034】
(1)梱包装置の構成
図1は、梱包装置11の製品10のみを梱包した状態における荷姿(この状態を標準荷姿とする)を示す斜視図である。図2は、被梱包物である製品10及び梱包装置11の構成部材を示す分解斜視図である。
【0035】
製品10は、比較的重量の大きい油ポンプ等の機械製品である。本実施形態において、製品10は、油ポンプを内蔵した箱形のユニットであり、前面側に向かうとともに下方に傾斜する天面10aを有し、略長方形状の下面10bの角部に対応して複数のユニット脚10cを有している。
【0036】
梱包装置11は、本実施形態において、天トレー21及び底トレー31と、一対の胴枠41、42と、複数のスキッド脚51、61と、複数の第1天押さえ板71及び複数の第2天押さえ板81と、複数のジョイント91とから構成されている。
【0037】
天トレー21及び底トレー31は、それぞれ、製品10の上側及び下側に配置されており、製品10の上部及び下部を保護する部材である。本実施形態において、天トレー21は、紙ダンボールやプラスチックダンボール等からなる板状部材に切り込みや折り曲げを施して形成された製品10側(すなわち、下向き)に開口を有する箱体である。底トレー31は、天トレー21と同様、紙ダンボールやプラスチックダンボール等からなる板状部材に切り込みや折り曲げを施して形成された製品10側(すなわち、上向き)に開口した箱体である。
【0038】
次に、底トレー31について詳述する。
【0039】
底トレー31は、図3に示すように、略長方形状の板状部材の各辺を折り曲げることによって形成された折曲部33、34、35、36と、折曲部33、34、35、36に囲まれるように形成された底面部32とを有している。
【0040】
折曲部33は、図2及び図3に示すように、底面部32の製品10の前面側(図3の紙面上側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線31a)から製品10側(すなわち、上向き)に向かって延びる長方形状の部分である。折曲部33は、その長手方向の両端(すなわち、製品10の両側面側)に、孔33a、33bを有している。
【0041】
折曲部34は、図2及び図3に示すように、底面部32の製品10の側面側(図3の紙面左側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線31b)から製品10側(すなわち、上向き)に向かって延びる長方形状の部分である。また、折曲部34は、その長手方向(すなわち、製品10の前後面側)の両縁部を折り曲げ線31d、31eとして、折り曲げられて形成される前側係止部34a及び後側係止部34bを有している。前側係止部34a及び後側係止部34bは、それぞれ、孔34c及び孔34dを有している。ここで、前側係止部34aの孔34cは、前側係止部34aを折曲部33側に折り曲げることによって、折曲部33の孔33aに重なるように形成されている。そして、折曲部33と折曲部34とは、孔34c及び孔33aに嵌合可能なジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0042】
具体的には、ジョイント91は、例えば、図4及び図5に示すような樹脂等からなる部材であり、嵌合部91aと、ストッパー部91bと、つまみ91cとを有している。嵌合部91aは、孔34c及び孔33aに嵌合された矩形筒状の部分である。ストッパー部91bは、嵌合部91aに形成された孔34c及び孔33aの孔サイズよりも大きなサイズを有する矩形環状の部分であり、嵌合部91aを孔34c及び孔33aに挿入・嵌合させた際に、所定の位置で挿入距離を制限するストッパーとしての機能を有する。つまみ91cは、嵌合部91aの内部に形成され、嵌合部91aの嵌合方向に延びる一対の板状部分であり、ジョイント91を孔34c及び孔33aから取り外す際に、指先でつまんで、孔34c及び孔33aから引き抜くのに使用される。
【0043】
また、折曲部34は、胴枠41の下部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔34eと、胴枠42の下部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔34f、34gとを有している。
【0044】
折曲部35は、底面部32に対して折曲部34と左右対称の位置に形成されており、図1〜図3に示すように、底面部32の製品10の側面側(図3の紙面右側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線31c)から製品10側(すなわち、上向き)に向かって延びる長方形状の部分である。また、折曲部35は、その長手方向(すなわち、製品10の前後面側)の両縁部を折り曲げ線31f、31gとして、折り曲げられて形成される前側係止部35a及び後側係止部35bを有している。前側係止部35a及び後側係止部35bは、それぞれ、孔35c及び孔35dを有している。ここで、前側係止部35aの孔35cは、前側係止部35aを折曲部33側に折り曲げることによって、折曲部33の孔33bに重なるように形成されている。そして、折曲部33と折曲部35とは、孔35c及び孔33bにおいて、折曲部33と折曲部34との固定と同様に、嵌合可能なジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0045】
また、折曲部35は、胴枠41の下部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔35eと、胴枠42の下部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔35f、35gとを有している。
【0046】
折曲部36は、図1〜図3に示すように、底面部32の製品10の後面側(図3の紙面下側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線31h)から製品10側(すなわち、上向き)に向かって延びる長方形状の部分である。折曲部36は、折曲部33と折曲部34の前側係止部34a及び折曲部35の前側係止部35aと同様の固定を行うために、折曲部34の後側係止部34bの孔34d及び折曲部35の後側係止部35bの孔35dにそれぞれ重なるように形成された孔36a及び孔36bを有している。また、折曲部36は、その外縁部と折り曲げ線31hとの間に折り曲げ線31iを有している。そして、折曲部36は、折り曲げ線31iで折り曲げた際に、折曲部34の後側係止部34bの孔34d及び折曲部35の後側係止部35bの孔35dにそれぞれ重なる孔36c及び孔36dをさらに有している。ここで、折曲部34の後側係止部34bは、折曲部36を折り曲げ線31iで折り曲げた際にも、孔34dと孔36cとが重なるように、後側係止部34bの縁部と折り曲げ線31eとの間に、折り曲げ線31jをさらに有している。同様に、折曲部35の後側係止部35bは、孔35dと孔36dとが重なるように、後側係止部35bの縁部と折り曲げ線31gとの間に、折り曲げ線31kをさらに有している。そして、折曲部36と折曲部34、35とは、折曲部33と折曲部34、35との固定と同様に、ジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0047】
底面部32は、図2及び図3に示すように、折り曲げ線31a、31b、31c、31hによって囲まれる長方形状の平面である。また、底面部32は、スキッド脚51をジョイント91を介して固定するための複数の孔32aと、スキッド脚61をジョイント91を介して固定するための複数の孔32b、32cとを有している。さらに、底面部32は、折曲部36を折り曲げ線31hの位置や折り曲げ線31iの位置で折り曲げることによって、その平面サイズを製品10の前後方向に長さW1だけ変更することが可能になっている。
【0048】
天トレー21は、本実施形態において、底トレー31と同一の構造を有する部材であり、底トレー31と同様、図3に示すように、略長方形状の板状部材の各辺を折り曲げることによって形成された折曲部23、24、25、26と、折曲部23、24、25、26に囲まれるように形成された天面部22とを有している。
【0049】
折曲部23は、図2及び図3に示すように、天面部22の製品10の前面側(図3の紙面上側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線21a)から製品10側(すなわち、下向き)に向かって延びる長方形状の部分である。折曲部23は、その長手方向の両端(すなわち、製品10の両側面側)に、孔23a、23bを有している。
【0050】
折曲部24は、図2及び図3に示すように、天面部22の製品10の側面側(図3の紙面左側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線21b)から製品10側(すなわち、下向き)に向かって延びる長方形状の部分である。また、折曲部24は、その長手方向(すなわち、製品10の前後面側)の両縁部を折り曲げ線21d、21eとして、折り曲げられて形成される前側係止部24a及び後側係止部24bを有している。前側係止部24a及び後側係止部24bは、それぞれ、孔24c及び孔24dを有している。ここで、前側係止部24aの孔24cは、前側係止部24aを折曲部23側に折り曲げることによって、折曲部23の孔23aに重なるように形成されている。そして、折曲部23と折曲部24とは、底トレー31の折曲部33と折曲部34と同様、ジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0051】
また、折曲部24は、胴枠41の上部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔24eと、胴枠42の上部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔24f、24gとを有している。
【0052】
折曲部25は、天面部22に対して折曲部24と左右対称の位置に形成されており、図1〜図3に示すように、天面部22の製品10の側面側(図3の紙面右側)縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線21c)から製品10側(すなわち、下向き)に向かって延びる長方形状の部分である。また、折曲部25は、その長手方向(すなわち、製品10の前後面側)の両縁部を折り曲げ線21f、21gとして、折り曲げられて形成される前側係止部25a及び後側係止部25bを有している。前側係止部25a及び後側係止部25bは、それぞれ、孔25c及び孔25dを有している。ここで、前側係止部25aの孔25cは、前側係止部25aを折曲部23側に折り曲げることによって、折曲部23の孔23bに重なるように形成されている。そして、折曲部23と折曲部25とは、折曲部23と折曲部24との固定と同様に、ジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0053】
また、折曲部25は、胴枠41の上部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔25eと、胴枠42の上部をジョイント91を介して着脱可能に固定するための孔25f、25gとを有している。
【0054】
折曲部26は、図1〜図3に示すように、天面部22の製品10の後面側(図3の紙面下側)の縁部(具体的には、板状部材の折り曲げ線21h)から製品10側(すなわち、下向き)に向かって延びる長方形状の部分である。折曲部26は、折曲部23と折曲部24の前側係止部24a及び折曲部25の前側係止部25aと同様の固定を行うために、折曲部24の後側係止部24bの孔24d及び折曲部25の後側係止部25bの孔25dにそれぞれ重なるように形成された孔26a及び孔26bを有している。また、折曲部26は、その外縁部と折り曲げ線21hとの間に折り曲げ線21iを有している。そして、折曲部26は、折り曲げ線21iで折り曲げた際に、折曲部24の後側係止部24bの孔24d及び折曲部25の後側係止部25bの孔25dにそれぞれ重なる孔26c及び孔26dをさらに有している。ここで、折曲部24の後側係止部24bは、折曲部26を折り曲げ線21iで折り曲げた際にも、孔24dと孔26cとが重なるように、後側係止部24bの縁部と折り曲げ線21eとの間に、折り曲げ線21jをさらに有している。同様に、折曲部25の後側係止部25bは、孔25dと孔26dとが重なるように、後側係止部25bの縁部と折り曲げ線21gとの間に、折り曲げ線21kをさらに有している。そして、折曲部26と折曲部24、25とは、折曲部23と折曲部24、25との固定と同様に、ジョイント91によって、互いが着脱可能に固定されている。
【0055】
天面部22は、図1〜図3に示すように、折り曲げ線21a、21b、21c、21hによって囲まれる長方形状の平面である。また、天面部22は、底面部32と同様に、折り曲げ線21hの位置ではなく折り曲げ線21iの位置で折り曲げることによって、その平面サイズを製品10の前後方向に変更することが可能になっている。さらに、天面部22は、底面部32と同様に、折曲部26を折り曲げ線21hの位置や折り曲げ線21iの位置で折り曲げることによって、その平面サイズを製品10の前後方向に長さW1だけ変更することが可能になっている。尚、天面部22は、底面部32と同様に、スキッド脚51をジョイント91を介して固定することが可能な複数の孔22a、22b、22cを有しているが、製品10の上側に配置されているため、使用されていない。
【0056】
一対の胴枠41、42は、図1及び図2に示すように、天トレー21と底トレー31との間に挟まれるように、製品10を囲むように配置されている。
【0057】
本実施形態において、胴枠41は、底トレー31の折曲部33に対応して配置されており、折曲部33の内側に沿って配置された前壁部41aと、前壁部41aの側端部から折曲部34、35の内側に沿って延びる一対の側壁部41b、41cとを有している。一対の側壁部41b、41cは、それぞれ、底トレー31の折曲部34、35の孔34e、35eに対応する位置に孔41d、41eを有している。同様に、一対の側壁部41b、41cは、それぞれ、天トレー21の折曲部24、25の孔24e、25eに対応する位置に孔41f、41gを有している。そして、胴枠41は、これらの孔41d、41e、41f、41gにおいて、ジョイント91を介して、天トレー21及び底トレー31に着脱可能に固定されている。
【0058】
胴枠42は、本実施形態において、胴枠41と同一の構造を有する部材であり、底トレー31の折曲部36に対応して配置されている。胴枠42は、折曲部36の内側に沿って配置された後壁部42aと、後壁部42aの側端部から折曲部34、35の内側に沿って延びる一対の側壁部42b、42cとを有している。一対の側壁部42b、42cは、それぞれ、その下部に、孔42d、42eを有している。同様に、一対の側壁部42b、42cは、それぞれ、その上部に、孔42f、42gを有している。
【0059】
ここで、底トレー31の折曲部34、35に形成された孔34f、35fは、底トレー31の折曲部36が折り曲げ線31hの位置で折り曲げられる際に、胴枠42の孔42d、42eに重なるように配置されるように形成されている。同様に、天トレー21の折曲部24、25に形成された孔24f、25fは、天トレー21の折曲部26が折り曲げ線21hの位置で折り曲げられる際に、胴枠42の孔42f、42gに重なるように配置されるように形成されている。これにより、胴枠42は、底トレー31の折曲部36が折り曲げ線31hの位置で折り曲げられた状態において、ジョイント91を介して、天トレー21及び底トレー31に着脱可能に固定されている。また、底トレー31の折曲部34、35に形成された孔34g、35gは、底トレー31の折曲部36が折り曲げ線31iの位置で折り曲げられる際に、胴枠42の孔42d、42eに重なるように配置されるように形成されている。同様に、天トレー21の折曲部24、25に形成された孔24g、25gは、天トレー21の折曲部26が折り曲げ線21iの位置で折り曲げられる際に、胴枠42の孔42f、42gに重なるように配置されるように形成されている。これにより、胴枠42は、底トレー31の折曲部36が折り曲げ線31iの位置で折り曲げられた状態においても、ジョイント91を介して、天トレー21及び底トレー31に着脱可能に固定されている。このように、胴枠42は、底トレー31の折曲部36の折り曲げ位置を変更した場合であっても、それに応じて、胴枠41との相対位置を変更しつつ、天トレー21及び底トレー31に着脱可能に固定することが可能である。
【0060】
また、胴枠41の側壁部41b、41cの胴枠42側の端部は、図7に示すように、胴枠42の側壁部42b、42cの胴枠41側の端部と重なるように配置されている。具体的には、胴枠41の側壁部41b、41cの端部と胴枠42の側壁部42b、42cの端部とは、それぞれ、製品10の前後方向に長さL1だけ重なるように配置されている。このように、胴枠41と胴枠42とは、製品10の前後方向に向かい合うように配置されており、製品10の側面が外部に露出させることなく保護している。
【0061】
スキッド脚51、61は、図2、図6及び図8〜図10に示すように、底トレー31の底面部32にジョイント91を介して取り付けられている。スキッド脚51は、製品10の前面側に配置されており、製品10の前後方向に貫通する角孔52aを有する角筒部52と、角孔52aの両端部に固定された複数のブロック部53と、角筒部52の上面に底面部32の孔32aに対応するように形成された複数の孔52bとを有している。複数のブロック部53は、製品10のユニット脚10cが配置される部分を補強するために設けられており、例えば、ダンボール等を巻いてブロック状に成形したものである。スキッド脚61は、製品10の後面側に配置されており、製品10の前後方向に貫通する角孔62aを有する角筒部62と、角孔62aの両端部に固定された複数のブロック部63と、角筒部62の上面に形成された複数の孔62bとを有している。ここで、孔62bは、底トレー31の折曲部36を折り曲げ線31hで折り曲げる際には、底面部32の複数の孔32bに重なるようになっており、底トレー31の折曲部36を折り曲げ線31iで折り曲げる際には、孔32cに重なるようになっている。尚、スキッド脚61の製品10の前後方向の長さX2は、スキッド脚51の製品10の前後方向の長さX1よりも長くなっている。
【0062】
複数の第1天押さえ板71は、図2に示すように、天トレー21の天面部22と製品10の天面10aとの間に挟まれるように、かつ、製品10の横方向に並んで配置された2つの部材である。第1天押さえ板71は、天トレー21の天面部22に当接する製品10の前後方向に延びる板状部72と、板状部72の長辺の両縁部から下方に延びて製品10の天面10aに当接する一対の当接部73とを有している。当接部73は、製品10の天面10aの形状に沿う端部形状を有しており、製品10の前後方向の両端部付近には、スリット73a、73bが形成されている。
【0063】
複数の第2天押さえ板81は、複数の第1天押さえ板71の下側に配置されており、第1天押さえ板71の位置決めをする2つの部材である。2つの第2天押さえ板81は、製品10の横方向に延びる板状部材であり、第1天押さえ板71のスリット73a、73bに噛み合う複数(本実施形態では、4つ)のスリット81aが形成されている。これにより、複数の第1天押さえ板71及び複数の第2天押さえ板81は、天トレー21と製品10との間に介在して、製品10の上部の保護に寄与している。
【0064】
(2)梱包装置の動作
次に、梱包装置11の梱包時、開梱時及び折り畳み時の動作について説明する。
【0065】
<1>梱包時の動作
<製品10のみを梱包する場合>
梱包装置11によって、製品10のみを梱包する場合について、図1〜3及び図6、7を用いて説明する。
【0066】
まず、底トレー31の折曲部33、34、35、36を各折り曲げ線31a、31b、31c、31hで折り曲げることによって形成する。ここで、折曲部36は、折り曲げ部31hで折り曲げられて形成されているため、底面部32のサイズが製品10の前後方向のサイズに対応するようになっている。そして、折曲部34と折曲部33とは、前側係止部34aの孔34cと孔33aとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部35と折曲部33とは、前側係止部35aの孔35cと孔33bとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部34と折曲部36とは、後側係止部34bの孔34dと孔36aとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部35と折曲部36とは、後側係止部35bの孔35dと孔36bとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。
【0067】
次に、天トレー21は、底トレー31と同様に、天トレー21の折曲部23、24、25、26を各折り曲げ線21a、21b、21c、21hで折り曲げて、さらに、各折曲部23、24、25、26間をジョイント91を介して固定することによって形成する。ここで、折曲部26は、折曲部36と同様に、折り曲げ部21hで折り曲げられて形成されているため、天面部22のサイズが製品10の前後方向のサイズに対応するようになっている。
【0068】
次に、スキッド脚51、61を底トレー31の底面部32に取り付ける。ここで、スキッド脚51は、孔52bが底面部32の孔32aに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。また、スキッド脚61は、孔62bが底面部32の孔32bに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。
【0069】
次に、製品10を底トレー31の底面部32上に配置する。ここで、製品10の前面側のユニット脚10cは、図6に示すように、スキッド脚51上に配置されている。製品10の後面側のユニット脚10cは、図6に示すように、スキッド脚61上に配置されている。
【0070】
次に、図1、図2及び図7に示されるように、底トレー31の折曲部33、34、35、36の内側に沿って、一対の胴枠41、42を配置して固定する。ここで、胴枠41は、孔41dが折曲部34の34eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠41は、孔41eが折曲部35の35eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42dが折曲部34の34fに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42eが折曲部35の35fに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。この際、胴枠42の側壁部42b、42cの端部は、図7に示すように、胴枠41の側壁部41b、41cの端部に長さL1だけ重なるように配置されている。
【0071】
次に、図1及び図2に示されるように、第1天押さえ板71、81を製品10の上に配置し、その上から、天トレー21を配置する。天トレー21は、折曲部23、24、25、26が一対の胴枠41、42外側に沿って配置される。そして、胴枠41は、孔41fが折曲部24の24eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠41は、孔41gが折曲部25の25eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42fが折曲部24の24fに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42gが折曲部25の25fに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。
【0072】
<製品10及び付属品10dを梱包する場合>
梱包装置11によって、製品10及び付属品10dを梱包する場合について、図3及び図11〜図13を用いて説明する。
付属品10dを製品10とともに梱包する場合、付属品10dは、例えば、製品10の後側に配置されて、梱包装置11によって梱包される。
【0073】
まず、底トレー31の折曲部33、34、35、36を形成する。ここで、折曲部36は、折り曲げ線31hではなく、折り曲げ線31iで折り曲げることによって形成する。これにより、底トレー31の底面部32は、折曲部36が折り曲げ部31hで折り曲げられて形成される場合よりも、付属品10dを加えた場合の前後方向のサイズの増加に相当する分(図3の長さW1)だけサイズが大きくなっている。そして、折曲部34と折曲部33とは、前側係止部34aの孔34cと孔33aとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部35と折曲部33とは、前側係止部35aの孔35cと孔33bとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部34と折曲部36とは、後側係止部34bの孔34dと孔36cとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。折曲部35と折曲部36とは、後側係止部35bの孔35dと孔36dとを重ねた後、ジョイント91を嵌合させることによって、互いに固定されている。
【0074】
次に、天トレー21は、底トレー31と同様に、天トレー21の折曲部23、24、25、26を各折り曲げ線21a、21b、21c、21iで折り曲げて、さらに、各折曲部23、24、25、26間でジョイント91を介して固定することによって形成する。ここで、折曲部26は、折曲部36と同様に、折り曲げ部21iで折り曲げられて形成されているため、底面部22のサイズが付属品10dを加えた製品10の前後方向のサイズに対応するようになっている。
【0075】
次に、スキッド脚51、61を底トレー31の底面部32に取り付ける。ここで、スキッド脚51は、孔52bが底面部32の孔32aに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。また、スキッド脚61は、孔62bが底面部32の孔32cに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。
【0076】
次に、製品10及び付属品10dを底トレー31の底面部32上に配置する。ここで、製品10の前面側のユニット脚10cは、図12に示すように、スキッド脚51上に配置されている。また、製品10の後面側のユニット脚10cは、図12に示すように、スキッド脚61の前部の上に配置されている。このように、スキッド脚61の製品10の前後方向の長さX2を長くしているため、付属品10dを製品10の後側に配置して梱包しているのにもかかわらず、製品10のユニット脚10cは、スキッド脚61の上に配置されるようになっている。
【0077】
次に、図11及び図13に示されるように、底トレー31の折曲部33、34、35、36の内側に沿って、一対の胴枠41、42を配置して固定する。ここで、胴枠41は、孔41dが折曲部34の34eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠41は、孔41eが折曲部35の35eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42dが折曲部34の34gに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42eが折曲部35の35gに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。この際、胴枠42の側壁部42b、42cの端部は、図13に示すように、胴枠41の側壁部41b、41cの端部に長さL2だけ重なるように配置されている。つまり、付属品10dとともに製品10を梱包することにより前後方向の長さが長くなる場合においても、胴枠42の側壁部42b、42cの端部と胴枠41の側壁部41b、41cの端部とが重なるようになっており、製品10が外部に露出せず、保護されるようになっている。
【0078】
次に、図2及び図11に示されるように、第1天押さえ板71、81を製品10の上に配置し、その上から、天トレー21を配置する。天トレー21は、折曲部23、24、25、26が一対の胴枠41、42外側に沿って配置される。そして、胴枠41は、孔41fが折曲部24の24eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠41は、孔41gが折曲部25の25eに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42fが折曲部24の24gに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。胴枠42は、孔42gが折曲部25の25gに重なるように配置されて、ジョイント91によって固定されている。
【0079】
<2>開梱時の動作
梱包装置11によって梱包された製品10(付属品を含む場合は、製品10及び付属品10d)を開梱する動作について、図1及び図2を用いて説明する。
【0080】
まず、天トレー21と胴枠41、42とを固定しているジョイント91を取り外す。ここで、ジョイント91は、図4及び図5に示されるつまみ91cを指先でつまんで引っ張ることにより取り外される。同様に、底トレー31と胴枠41、42とを固定しているジョイント91を取り外す。
【0081】
次に、天トレー21の折曲部26と折曲部24、25とを固定しているジョイント91を取り外す。同様に、底トレー31の折曲部36と折曲部34、35とを固定しているジョイント91を取り外す。
【0082】
次に、天トレー21、天押さえ板71、81及び一対の胴枠41、42を順に取り外し、製品10(付属品を含む場合は、製品10及び付属品10d)を取り出す。
【0083】
<3>折り畳み時の動作
製品10(付属品を含む場合は、製品10及び付属品10d)を開梱した後、梱包装置11を返送する際の折り畳み動作について、図14及び図15を用いて説明する。
【0084】
まず、開梱動作によって、製品10(付属品を含む場合は、製品10及び付属品10d)が取り出された後、スキッド脚51、61を底トレー31から取り外す。
【0085】
次に、ジョイントが取り外された底トレー31の折曲部36を開いた後、スキッド脚51、61、天押さえ板71、81、一対の胴枠41、42及び複数のジョイント91(開梱時及びスキッド脚51、61の取り外し時に取り外された16個のうち、12個のジョイント91)を底トレー31に収納する。
【0086】
次に、天トレー21の折曲部26を開いた後、底トレー31と逆の向きにして重ねる。具体的には、天トレー21は、天トレー21の折曲部24の外面が底トレー31の折曲部35の内面に沿うように、かつ、天トレー21の折曲部25の内面が底トレー31の折曲部34の外面に沿うように重ねられる。ここで、天トレー21の孔25dは、底トレー31の孔34eに重なるようになっている。また、天トレー21の孔25eは、底トレー31の孔35dに重なるようになっている。同様に、天トレー21の孔24dは、底トレー31の孔35eに重なるようになっている。また、天トレー21の孔24eは、底トレー31の孔35dに重なるようになっている。このように、天トレー21を底トレー31に重ねることによって、内部に収納空間Sが形成されている。
【0087】
次に、底トレー31に収納せずに残しておいた4つのジョイント91を上記の各4組の孔に嵌合させて、天トレー21を各部材を収納した状態の底トレー31に固定する。
【0088】
(3)梱包装置の特徴
本実施形態の梱包装置には、以下のような特徴がある。
【0089】
<1>製品のサイズに応じてサイズ変更可能であること
本実施形態の梱包装置11では、一対の胴枠41、42(第3及び第4梱包部材)が、製品10の大きさに応じて、互いの相対位置を変更することが可能になっており、梱包装置11のサイズを可変できるようになっている。このため、製品10のサイズが異なる場合や付属品10dを付けて製品を梱包する場合であっても、同じ梱包装置11を用いて梱包することができるようになり、従来行われていた現物合わせの梱包作業が不要となる。これにより、材料費の削減や管理工数の低減が可能になる。
【0090】
また、一対の胴枠41、42は、天トレー21及び底トレー31(第1及び第2梱包部材)に着脱可能に固定されているため、一旦梱包した後において、梱包された製品10に後付けで付属品10dを付ける等の製品を再梱包しなければならない場合でも、梱包装置11を無駄にすることなく、容易に再梱包を行うことができる。
【0091】
<2>底トレーの特徴
本実施形態の梱包装置11では、底トレー31は、略長方形状の板状部材の4辺を折り曲げることによって形成された折曲部33、34、35、36を有している。そして、製品10の後面側の辺に対応する折曲部36(第1辺)は、折り曲げ線31h、31i(折り曲げ位置)において製品10側に折り曲げることが可能である。このため、底トレー31の折曲部36を製品10側に折り曲げることによって底トレー31のサイズを変更することが可能である。
【0092】
また、折曲部36は、隣り合う折曲部34、35の後側係止部34b、35dにジョイント91(位置決め部材)を介して、折り曲げた状態を保持することが可能になっているため、折曲部36の折り曲げ線31h、31iを変更する場合に容易に変更できる。
【0093】
さらに、製品10のサイズが小さい場合には、製品10が軽量であるために、輸送時に高い場所から落とされて破損する可能性があるが、本実施形態の梱包装置11では、底トレー31が製品10の下側に配置されているため、製品10のサイズが小さい場合には折曲部36のサイズが大きくなり、落下強度が向上している。これにより、製品10の破損を防ぐことができる。
【0094】
<3>胴枠の特徴
本実施形態の梱包装置11では、胴枠41と胴枠42とは、折曲部36(第1辺)及び折曲部33(第2辺)に対応し、かつ、互いが向かい合うように配置されているため、底トレー31のサイズ変更に応じて、互いの相対位置を容易に変更することができる。
【0095】
また、胴枠41及び胴枠42は、それぞれ、折曲部34、35に沿って延びる側壁部41b、41c(第3壁部)及び側壁部42b、42c(第4壁部)を有しており、製品10の前後方向に向かい合う側壁部同士が互いに重なるように配置されているため(図7のL1、図13のL2参照)、胴枠41と胴枠42との相対位置が離れる方向にサイズ変更されても、製品10、10dを囲んだ状態を確保することができて、製品10、10dが確実に保護される。
【0096】
さらに、胴枠41及び胴枠42は、それぞれ、底トレー31に着脱可能に固定するための孔41d、41e(第1孔)及び孔42d、42e(第1孔)を有している。底トレー31は、折曲部36を折り曲げ線31h、31iのいずれで折り曲げた状態においても、孔41d、41e(第1孔)及び孔42d、42e(第1孔)に重なるように形成された孔34e〜34g、35e〜35g(第2孔)を有している。そして、胴枠41、42と底トレー31との接続は、孔41d、41e(第1孔)及び孔42d、42e(第1孔)と、孔34e〜34g、35e〜35g(第2孔)と、複数のジョイント91(接続部材)とを用いて行われるため、底トレー31のサイズ変更に応じて、胴枠41と胴枠42との相対位置を容易に変更することができる。
【0097】
<4>スキッド脚の特徴
本実施形態の梱包装置11は、底トレー31の底面部32に2つのスキッド脚51、61(脚部材)が設けられており、しかも、製品10、10dのサイズ変更に応じて底トレー31のサイズを変更する場合でも、底トレー31の底面部32の角部近傍に配置することが可能であるため、製品10、10dの落下等による破損を確実に防ぐことができる。
【0098】
また、スキッド脚51、61の固定は、ジョイント91を用いて行われており、着脱可能であるため、製品10、10dのサイズ変更に応じて底トレー31のサイズを変更する場合にも、容易に所定の位置に固定することができる。
【0099】
さらに、底トレー31の折曲部36の位置に対応して固定されたスキッド脚61は、スキッド脚51よりも製品10のサイズ変更方向のサイズが大きくなっている(図6、図12のX1、X2参照)。このため、例えば、付属品10dを含む製品10を梱包する際のように、底トレー31のサイズを変更した後に、製品10のユニット脚10cの位置がずれる場合であっても、製品10のユニット脚10cを常にスキッド脚61の上に配置できるため、製品10、10dが確実に保護される。
【0100】
<5>部材の共通化
本実施形態の梱包装置11では、天トレー21は、底トレー31と同一の構造を有している。これにより、梱包装置11を構成する部材の種類を少なくできる。
【0101】
また、胴枠41と胴枠42とは、同一構造を有している。これにより、梱包装置11を構成する部材の種類を少なくできる。
【0102】
さらに、ジョイント91は、底トレー31の各折曲部33、34、35、36間の固定、天トレー21の各折曲部23、24、25、26間の固定、天トレー21及び底トレー31と一対の胴枠41、42との固定、及び、底トレー31とスキッド脚51、61との固定の全てに共通の部材として使用されている。これにより、梱包装置11を構成する部材の種類を少なくできる。
【0103】
<6>開梱時、折り畳み時の特徴
本実施形態の梱包装置11では、製品10、10dの開梱後に、天トレー21と底トレー31とを重ね合わせることによって、一対の胴枠41、42、第1及び第2天押さえ板71、81、スキッド脚51、61及び複数のジョイント91の全てを収納可能な収納空間Sを形成することが可能になっている。これにより、返送時の荷姿が小さくなり、再使用を促進することができる。
【0104】
また、天トレー21は、開梱時に、折曲部26と折曲部24、25とを固定しているジョイント91を外して、折曲部26を開いた状態にしている。同様に、底トレー31は、開梱時に、折曲部36と折曲部34、35とを固定しているジョイント91を外して、折曲部36を開いた状態にしている。そして、各折曲部26、36を開いた状態で、天トレー21と底トレー31とを互い違いに重ね合わせることによって、収納空間Sを形成しているため、天トレー21と底トレー31とが同一の構造であるにもかかわらず、干渉することなく、重ね合わせることができる。
【0105】
また、各トレー21、31の折曲部26、36を開いた状態で重ね合わせているため、収納空間Sのサイズも大きくなっている。
【0106】
さらに、天トレー21と底トレー31とを重ね合わせた後に、ジョイント91(接続部材又は位置決め部材)によって、天トレー21と底トレー31とを固定することができる。具体的には、天トレー21と底トレー31とを重ね合わせると、天トレー21の孔24d、24e、25d、25eと底トレー31の孔34d、34e、35d、35eとがそれぞれ重なるように配置されるようになっており、これらの孔にジョイント91を嵌合させることによって、天トレー21と底トレー31とを固定することができる。これにより、天トレー21と底トレー31とを固定するための別部材も不要である。
【0107】
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0108】
(1)前記実施形態では、複数の折り曲げ位置で折り曲げ可能な折曲部が製品の後面側のみに形成されているが、製品の前面側に設けてもよい。また、製品の前後両側に設けてもよい。
【0109】
(2)前記実施形態では、折曲部は、2段階のサイズ変更しかできないが、孔数や折り曲げ線の数を増やして、さらに多段階のサイズ変更を可能にした構成であってもよい。
【0110】
(3)前記実施形態では、ジョイントとして、図4及び図5に示すような形状のものを使用したが、これに限定されず、種々の形状のものを使用可能である。
【0111】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0112】
請求項1にかかる発明では、第2梱包部材の折曲部を第1辺及び第2辺の少なくとも一方を被梱包物側に折り曲げることによってサイズを変更することが可能であるため、被梱包物の大きさに応じて、第3及び第4梱包部材間の相対位置を変更することが可能になり、梱包装置のサイズを可変できる。ここで、第3梱包部材及び第4梱包部材は、第2梱包部材の第1辺及び第2辺に対応し、かつ、互いが向かい合うように配置されているため、第2梱包部材のサイズ変更に応じて、第3梱包部材及び第4梱包部材の相対位置を容易に変更することができる。このため、製品サイズが異なる場合や付属品を付けて製品を梱包する場合であっても、同じ梱包装置を用いて梱包することができるようになり、現物合わせの梱包作業が不要となる。これにより、材料費の削減や管理工数の低減が可能になる。
【0113】
請求項2及び請求項3にかかる発明では、構成する梱包部材の種類を少なくできる。
【0114】
請求項4にかかる発明では、位置決め部材によって、折曲部を折り曲げた状態を保持することができるため、折曲部の折り曲げ位置を変更する作業が容易になる。
【0115】
請求項にかかる発明では、第3及び第4梱包部材と第2梱包部材との接続が各梱包部材に形成された第1孔及び第2孔と接続部材とを用いて行われるため、第2梱包部材のサイズ変更に応じて、第3及び第4梱包部材の相対位置を容易に変更することができる。
【0116】
請求項にかかる発明では、第3梱包部材の第3壁部と第4梱包部材の第4壁部とが互いに重なるように配置されているため、第3梱包部材と第4梱包部材との相対位置が離れる方向に変更されても、被梱包物を囲んだ状態を確保することができて、被梱包物が確実に保護される。
【0117】
請求項にかかる発明では、第2梱包部材を被梱包物の下側に配置されているため、被梱包物のサイズが小さい場合には折曲部のサイズが大きくなり、落下強度が向上する。これにより、被梱包物の破損を防ぐことができる。
【0118】
請求項にかかる発明では、第2梱包部材の下面に複数の脚部材が設けられており、しかも、被梱包物のサイズ変更に応じて第2梱包部材のサイズを変更する場合でも、第2梱包部材の角部近傍に配置することが可能であるため、被梱包物の落下等による破損を確実に防ぐことができる。
【0119】
請求項にかかる発明では、付属品を含む被梱包物を梱包する際のように、第2梱包部材のサイズの変更に伴って、被梱包物の脚等の位置がずれる場合であっても、常に脚部材の上に配置できるため、被梱包物が確実に保護される。
【0120】
請求項10にかかる発明では、開梱後に、第1梱包部材と第2梱包部材とによって形成される収容空間に第3梱包部材及び第4梱包部材等の部材を収納することができるため、返送時の荷姿が小さくなり、再使用を促進することができる。
【0121】
請求項11にかかる発明では、接続部材又は位置決め部材によって、重ね合わされた第1及び第2梱包部材同士を固定することができるため、第1及び第2梱包部材同士を固定するための別部材が不要である。
【0122】
請求項12にかかる発明では、第1梱包部材と第2梱包部材とが同一構造であっても、干渉することなく重ね合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 梱包装置の標準荷姿を示す斜視図。
【図2】 被梱包物である機械製品及び梱包装置の構成部材を示す分解斜視図。
【図3】 天トレー及び底トレーの展開図。
【図4】 ジョイントの正面図。
【図5】 ジョイントの側面図。
【図6】 図1をA方向から見た平面断面図。
【図7】 図1をB方向から見た側面断面図。
【図8】 スキッド脚(前面側)を図1のB方向から見た図。
【図9】 スキッド脚を図1のC方向から見た図。
【図10】 スキッド脚(後面側)を図1のB方向から見た図。
【図11】 梱包装置の付属品付きの荷姿を示す斜視図。
【図12】 図11をA方向から見た平面断面図。
【図13】 図11をB方向から見た側面断面図。
【図14】 折り畳み時の動作を説明する斜視図。
【図15】 折り畳み後の荷姿を示す斜視図。
【符号の説明】
10、10d 製品、付属品(被梱包物)
11 梱包装置
21 天トレー(第1梱包部材)
31 底トレー(第2梱包部材)
31h、31i 折り曲げ線(折り曲げ位置)
34e、34f、34g 孔(第2孔)
35e、35f、35g 孔(第2孔)
36 折曲部
41 胴枠(第3梱包部材)
41b、41c 側壁部(第3壁部)
41d、41e 孔(第1孔)
42 胴枠(第4梱包部材)
42b、42c 側壁部(第4壁部)
42d、42e 孔(第1孔)
51、61 スキッド脚(脚部材)
91 ジョイント(位置決め部材、接続部材)
S 収容空間

Claims (12)

  1. 被梱包物(10、10d)を梱包する梱包装置であって、
    前記被梱包物を上下方向又は横方向から挟むように配置されており、略長方形状の板状部材の4辺の第1辺及び前記第1辺の対辺である第2辺の少なくとも一方が前記被梱包物(10、10d)側に折り曲げられることによって形成された折曲部(26、36)をそれぞれ有している第1梱包部材(21)及び第2梱包部材(31)と、
    前記第1梱包部材と前記第2梱包部材との間に挟まれるように、前記被梱包物を囲むように配置され、前記第1梱包部材及び前記第2梱包部材に着脱可能に固定されており、前記第1辺及び前記第2辺に対応し、かつ、互いが向かい合うように配置されるとともに、それぞれ、前記第1辺と前記第2辺とを結ぶ2つの辺に沿って延びる一対の第3壁部(41b、41c)及び一対の第4壁部(42b、42c)を有する第3梱包部材(41)及び第4梱包部材(42)とを備え、
    前記折曲部は、複数の折り曲げ位置(21h、21i、31h、31i)で折り曲げることが可能であり、
    前記第3梱包部材(41)及び前記第4梱包部材(42)は、前記被梱包物の大きさに応じて、前記第3壁部及び前記第4壁部に沿う方向に互いの相対位置を変更することが可能であり、
    前記折曲部の折り曲げ位置と前記第3梱包部材及び前記第4梱包部材の相対位置とを変更することによって、前記第3壁部及び前記第4壁部に沿う方向のサイズを可変することが可能である、
    梱包装置(11)。
  2. 前記第1梱包部材(21)と前記第2梱包部材(31)とは、同一構造を有している、請求項1に記載の梱包装置(11)。
  3. 前記第3梱包部材(41)と前記第4梱包部材(42)とは、同一構造を有している、請求項1又は2に記載の梱包装置(11)。
  4. 前記折曲部(36)は、複数の折り曲げ位置(31h、31i)のいずれで折り曲げられた場合においても、複数の位置決め部材(91)によって、折り曲げた状態を保持することが可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の梱包装置(11)。
  5. 前記第3梱包部材(41)及び前記第4梱包部材(42)は、前記第2梱包部材(31)に着脱可能に固定するための複数の第1孔(41d、41e)(42d、42e)を有しており、
    前記第2梱包部材は、前記折曲部(36)を前記複数の折り曲げ位置(31h、31i)のいずれで折り曲げた状態においても、前記複数の第1孔(41d、41e)(42d、42e)に重なる複数の第2孔(34e〜34g、35e〜35g)を有しており、
    前記第1孔及び前記第2孔に嵌合可能な接続部材(91)をさらに備えている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の梱包装置(11)。
  6. 前記一対の第3壁部と前記一対の第4壁部とは、いが重なるように配置されている、請求項1〜5のいずれかに記載の梱包装置(11)。
  7. 前記第2梱包部材(31)は、前記被梱包物(10、10d)の下側に配置されている、請求項1〜6のいずれかに記載の梱包装置(11)。
  8. 前記第2梱包部材(31)の下面に着脱可能に固定された複数の脚部材(51、61)をさらに備えており、
    前記複数の脚部材(61)は、前記被梱包物(10、10d)のサイズ変更に応じて、前記第2梱包部材(31)の角部近傍に配置することが可能である、請求項に記載の梱包装置(11)。
  9. 前記第2梱包部材(31)の前記折曲部(36)の位置に対応して固定される前記脚部材(61)は、前記他の脚部材(51)よりも前記被梱包物(10、10d)のサイズ変更方向の寸法が大きい、請求項に記載の梱包装置(11)。
  10. 前記第1梱包部材(21)と前記第2梱包部材(31)とは、前記被梱包物(10、10d)を開梱して取り出した後に、互いを重ね合わせることによって、少なくとも前記第3梱包部材(41)及び前記第4梱包部材(42)を収納する収納空間(S)を形成することが可能である、請求項1〜9のいずれかに記載の梱包装置(11)。
  11. 前記第1梱包部材(21)と前記第2梱包部材(31)とは、前記被梱包物(10、10d)を開梱して取り出した後に、互いを重ね合わせることによって、少なくとも前記第3梱包部材(41)、前記第4梱包部材(42)及び前記複数の脚部材(51、61)を収納する収納空間(S)を形成し、前記収納空間を形成した状態において、前記接続部材(91)又は前記位置決め部材(91)を介して、互いを固定することが可能である、
    請求項8又は9に記載の梱包装置(11)。
  12. 前記第1梱包部材(21)と前記第2梱包部材(31)とは、前記各折曲部(26、36)を開き、かつ、逆向きにして、互いを重ね合わせることによって、前記収容空間(S)を形成する、請求項10又は11に記載の梱包装置(11)。
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