JP2014055006A - パレットボックス - Google Patents

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【課題】製造の簡略化を図ることが可能な構成のパレットボックスを提供する。
【解決手段】パレットボックス1の構成を、荷役用のパレット2と、前記パレット2の下面2aに装着された脚3と、前記パレット2の上面2bにおける外周の近傍に配されたスリーブ受溝22に下縁を支持させた状態で前記パレット2上に配されるスリーブ4と、前記パレット2を水平軸回りに180度反転させた形状をなし前記スリーブ4の上端開口部を閉塞する上カバー5とを備えるものにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、荷役用のパレットボックスに関する。
従来この種のパレットボックスとして、荷物を上面に直接載せて単独で使用することも可能な標準的な荷役用のパレットと、このパレットの上面に取り付けられるパレットカバーと、このパレットカバーの上面周縁部に下縁を支持させてこのパレットカバー上に配されるスリーブと、このスリーブの上端開口部を閉塞する上カバーとを備えたものが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
ところが、このような構成のものは、部品の種類が多く、各部品をそれぞれ異なった型を用いて成形しなければならない。そのため、さらなる製造の簡略化を促進するためには、何らかの改善が望まれている。
川上産業株式会社、"デカボカパッチ|プチプチ発のかるいボード 川上産業のプラパール"、[online]、平成22年、川上産業株式会社、[平成24年5月23日検索]、インターネット<URL:http://www.putiputi.co.jp/shohin/PPL/decabocapatch.html>
本発明は以上の点に着目し、製造の簡略化を図ることが可能な構成のパレットボックスを提供することを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係るパレットボックスは、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係るパレットボックスは、荷役用のパレットと、前記パレットの下面に装着された脚と、前記パレットの上面における外周の近傍に配されたスリーブ受溝に下縁を支持させた状態で前記パレット上に配されるスリーブと、前記パレットを水平軸回りに180度反転させた形状をなし前記スリーブの上端開口部を閉塞する上カバーとを備えている。
このようなものであれば、前記パレットと、前記上カバーとは、同一の型を用いて成形することができる。そのため、部品の種類を実質的に削減することができ、製造の簡略化を図ることができる。また、このようなものであれば、パレットボックスの利用態様に対応させて種々の脚をパレットの下面に装着することができる。
このようなパレットボックスにおいて、脚を容易にパレットに位置決めした状態で装着できるようにするためには、前記パレットが下面に脚を取り付けるための凹凸係合部を備えているものが望ましい。
また、同一構造を有するパレットボックス同士を安定して段積みできるようにするには、前記上カバーが脚の先端部と係合し得る形状の凹凸係合部を備え、この上カバーと前記パレットとが水平面を基準として面対称であるものが望ましい。
脚をパレットに容易に取り付けられるようにするための具体的な態様としては、脚が前記パレットの凹凸係合部に圧入固定された基端部を備えたものや、脚が前記パレットの凹凸係合部に着脱可能に係合された基端部を備えたものを挙げられる。
このようなパレットボックスを、フォークリフトによる運搬や、自動倉庫のフォークを用いた搬送装置に好適に対応させるための構成として、前記パレットが平面視ほぼ矩形状をなし、このパレットの下面の四隅部及び各辺の中間部に前記脚がそれぞれ装着されているものが挙げられる。
製造が容易でかつ丈夫なパレットと上カバーとを実現するためには、パレットと上カバーとが、共通の型を用いてそれぞれツインシート成形により作られたものであるものが望ましい。なお、本発明において、「ツインシート成形」とは、2枚の熱可塑性樹脂シート素材を第1の型と第2の型とによりそれぞれ真空成形した上で相互に溶着させて成形する成形方法を示す。
このようなパレットボックスに用いられるスリーブの具体的な態様の一例として、プラスチック中空板を筒状に形成したものが挙げられる。
本発明によれば、製造の簡略化を図ることが可能な構成のパレットボックスを提供することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 図1におけるII−II断面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 本発明の他の実施形態を示す部分断面図。 本発明の他の実施形態を示す部分断面図。 本発明の他の実施形態を示す部分断面図。 本発明の他の実施形態を示す部分断面図。 本発明の他の実施形態における脚の取付態様を示す分解斜視図。
本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照しつつ以下に示す。
本実施形態のパレットボックス1は、図1〜図3に示すように、荷役用のパレット2と、前記パレット2の下面2aに装着された脚3と、前記パレット2の上面2bにおける外周の近傍に配されたスリーブ受溝22に下縁を支持させた状態で前記パレット2上に配されるスリーブ4と、前記スリーブ4の上端開口部を閉塞する上カバー5とを備えている。
前記パレット2は、図2に示すように、2枚の熱可塑性樹脂シート素材を第1の型と第2の型とによりそれぞれ真空成形した上で相互に溶着させて成形するツインシート成形により作られたものである。このパレット2は、下面2aに、脚3を装着するための凹凸係合部である凹陥部21を備えている。具体的に説明すれば、このパレット2は、自動倉庫において用いられるこの種のパレット2に標準的な寸法の平面視矩形状をなし、その下面の四隅部及び各辺の中間部に前記凹陥部21を備えている。このパレット2の上面2bにおける外周の近傍には、スリーブ4の下縁を支持するためのスリーブ受溝22が形成されている。このスリーブ受溝22とパレット2の外周面との間は、前記熱可塑性樹脂シート素材2枚分よりも薄い厚み寸法を有した外側壁23により隔てられている。すなわち、前記スリーブ受溝22は、パレット2の外周面にごく近い位置に配されている。このスリーブ受溝22の幅は、前記スリーブ4の厚み寸法に対応させてある。そして、前記スリーブ受溝22に前記スリーブ4を挿入した状態でこのスリーブ4の下縁を支持しつつ、パレット2は下面の前記凹陥部21に装着された脚3により支持される。
前記脚3は、インジェクション成形により形成された合成樹脂製のもので、図1〜図3に示すように、略角柱状をなしている。この脚3の基端部32は、前記パレット2の凹陥部21に挿入されうる寸法に設定されている。この脚3の先端部33は、前記基端部32よりも若干小さな外法寸法を備えている。また、この脚3には雌ねじ孔3xを設けており、この雌ねじ孔3xにパレット2のねじ挿通孔2xを通過させた雄ねじ部材34を螺合させることにより該パレット2に取り付けるようにしている。
前記スリーブ4は、図1〜図3に示すように、前壁41と、この前壁41に対向する背壁42と、これら前壁41及び背壁42を左右両側においてそれぞれ接続する左右の側壁43とを備えた筒状のものである。前記前壁41、背壁42、及び左右の側壁43は、いずれも、多数のキャップ状の突起を有するキャップシート4aと、このキャップシート4aを挟むように底面側及び頂面側に配される平坦なバックシート4b及びライナーシート4cとを備えた3層状のプラスチック中空板であるプラスチック気泡ボードである。前記前壁41、背壁42、及び左右の側壁43は、コーナーヒンジ44を介してそれぞれ接続されている。また、左右の側壁43は、前後方向中間位置にセンターヒンジ45を有しており、前記各コーナーヒンジ44を山折りするとともにこれら両センターヒンジ45を谷折りすることにより、このスリーブ4全体を平坦な形態に折り畳むことができるようにしてある。そして、このスリーブ4を筒状に形成した状態で、このスリーブ4の上縁が前記上カバー5に設けた上スリーブ受溝52と係り合うことにより、このスリーブ4の上縁が前記上カバー5により保持される。
前記上カバー5は、図2に示すように、2枚の熱可塑性樹脂シート素材を、前記パレット2と共通の第1の型と第2の型とによりそれぞれ真空成形した上で相互に溶着させて成形するツインシート成形により作られたものである。この上カバー5は、パレット2を水平軸回りに180度反転させた形状をなしている。すなわち、この上カバー5は、反転させない状態においては、前記パレット2と全く同一の形状をなしている。さらに、この上カバー5は、前記スリーブ4の高さ方向中間に想定した水平面を基準として前記パレット2と面対称である。しかして、この上カバー5は、図1及び図3に示すように、上面5aの四隅部及び上面5aの各辺の中間部に、同一の構成を有する他のパレットボックス1の脚3の先端部33と係合し得る形状の凹凸係合部である凹陥部51を備えている。前記脚3の先端部33は、前述したように基端部32よりも若干小さな外法寸法を有するので、前記脚3の先端部33と前記各凹陥部51とは、位置決め機能は有しつつ容易に離脱可能である状態で係り合っている。この上カバー5の下面5bにおける外周の近傍には、スリーブ4の上縁を支持するための上スリーブ受溝52が形成されている。この上スリーブ受溝52と上カバー5の外周面との間は、前記熱可塑性樹脂シート素材2枚分よりも薄い厚み寸法を有した外側壁23により隔てられている。すなわち、前記上スリーブ受溝52は、上カバー5の外周面にごく近い位置に配されている。この上スリーブ受溝52の幅も、前記スリーブ4の厚み寸法に対応させてある。
以上に述べたように、本実施形態によれば、前記パレット2と、前記上カバー5とを、同一の第1の型及び第2の型を用いて成形することができる。そのため、部品の種類を実質的に削減することができ、製造の簡略化を図ることができる。また、パレット2と脚3とを別体とし脚3をパレット2に装着するようにしているので、パレット2と脚3とを一体に成形する場合と比較して、パレット2と上カバー5との同一形状化を容易に図ることができる。しかも、このようにしておけば、パレットボックス1の利用態様に対応させて種々の脚3をパレット2の下面2aに装着することも可能になる。さらに、前記パレット2と前記上カバー5とを、同一の第1の型及び第2の型を用いてそれぞれツインシート成形により作っているので、製造が容易でかつ丈夫なパレット2と上カバー5とを実現することができる。
上カバー5が、前記スリーブ4の高さ方向中間に想定した水平面を基準として前記パレット2と面対称であるので、当該パレットボックス1の上に同一構造を有する他のパレットボックス1を積み上げる際に、他のパレットボックス1の脚3の先端部33が当該パレットボックス1の上カバー5の凹陥部51と係合し、相互に位置決めされることとなる。そのため、同一構造を有するパレットボックス1同士を安定して段積みすることができる。
前記パレット2が平面視ほぼ矩形状をなし、このパレット2の下面2aの四隅部及び各辺2aの中間部に前記脚3がそれぞれ装着されているので、互いに隣接する脚3同士の間の空間にフォークを挿入することができる。従って、フォークリフトによる運搬や、自動倉庫のフォークを用いた搬送装置に好適に対応することができる。
そして、前記スリーブ4を、多数のキャップ状の突起を有するキャップシート4aと、このキャップシート4aを挟むように底面側及び頂面側に配される平坦なバックシート4b及びライナーシート4cとを備えた3層状のプラスチック中空板により形成しているので、スリーブ4の軽量化及び折り曲げ剛性の向上を図ることもできる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、パレットの下面に装着する脚の構成は、種々のものを採用できる。このような脚の他の実施形態としては、図4に示すようなものが挙げられる。
図4に示すパレットボックスX1の脚X3は、中間部に鍔部X31を有した角柱状をなしている。この脚3の基端部X32は、パレットX2の凹陥部X21に圧入し固定されうる寸法に設定されている。この脚X3の先端部X33は、前記基端部X32よりも若干小さな外法寸法を備えている。前記鍔部X31は、前記基端部X32をパレットX2の凹陥部X21に圧入した状態で、前記パレットX2の下面に当接するようになっている。ここで、前記パレットX2の凹陥部X21は、この凹陥部X21に脚X3の基端部X32を圧入した状態で該脚X3の基端部X32を囲う形状を有する。
このようなものであれば、パレットX2の下面X2aの凹陥部X21に脚X3の先端部X33を圧入固定することにより、脚X3をパレットX2に容易に位置決めして取り付けることができる。
なお、図4に示した実施形態において、パレットボックスX1の上述した以外の各部位は図1〜図3を参照しつつ前述したパレットボックス1におけるものと同様の構成を有し、各部位には先頭にXを付加した符号を付している。
また、パレットの下面に装着する脚のさらに他の実施形態として、図5及び図6に示すようなものも挙げられる。
図5に示すパレットボックスA1の脚A3は、先端部A33が下方に向けて開口しており、この開口部内にキャスタA34を有する。このキャスタA34は、脚A3の他の箇所よりも優先して接地する。この実施形態でも、パレットA2の下面A2aに脚A3の基端部A32が圧入固定される凹凸係合部である凹陥部A21を設けている。この凹陥部A21の前記キャスタに対応する位置には凹部A21aが設けられている。また、この実施形態でも、図示は省略するが上カバーがパレットを水平軸回りに180度反転させた形状をなし、この上カバーと前記パレットA2とがスリーブA4の高さ方向中間に想定した水平面を基準として面対称である。すなわち、図示は省略するが、上カバーの上面に同一の構成を有する他のパレットボックスの脚の先端部と係合し得る形状の凹凸係合部である凹陥部を備えており、この凹陥部内に前記キャスタA34の先端部を収納可能な凹部が設けられている。
図6に示すパレットボックスB1の脚B3は、設置床面の不陸に対応すべく、先端部B33にアジャスタB34を有する。このアジャスタB34は基端側に雄ねじ部材B34aを有し脚B3の基端側に設けた雌ねじ孔B3xに雄ねじ部材B34aをねじ込んで取り付けるようにしたものである。
なお、図5及び図6に示した実施形態において、パレットボックスA1、B1の上述した以外の各部位は図4に示したパレットボックスX1におけるものと同様の構成を有し、各部位には先頭のXをA又はBに変更した符号を付している。すなわち、図5に示した実施形態のパレットボックスA1のパレットA2には、図4に示した実施形態の脚X3や、図6に示した実施形態の脚B3を取り付け可能である。図4に示した実施形態のパレットボックスX1のパレットX2には図6に示した実施形態の脚B3を取付可能である。図6に示した実施形態のパレットボックスB1のパレットB2には図4に示した実施形態の脚X3を取付可能である。そして、上方に他のパレットボックスを段積みしない使用態様であれば、図4に示した実施形態のパレットボックスX1のパレットX2や図6に示した実施形態のパレットボックスB1のパレットB2に、図5に示した実施形態の脚A3を取り付けることも可能である。すなわち本発明によれば、パレットボックスの利用態様に対応させて種々の脚をパレットの下面に装着することができる。加えて、図5又は図6に示した実施形態の脚A3、B3に雌ねじ孔を設け、図1〜図3を参照しつつ前述した実施形態のパレットボックス1のパレット2に取り付けるようにしてももちろんよい。
図1〜図3を参照しつつ前述した実施形態では、脚をパレットにねじ止めするようにしており、図4に示した実施形態では、脚の基端部をパレットの凹凸係合部である凹陥部に圧入固定するようにしているが、パレットの下面への脚の装着態様は他にも種々のものが考えられる。パレットの下面への脚の装着態様の他の実施形態としては、例えば図7に示すようなものが挙げられる。
図7に示すパレットボックスC1の脚C3の装着態様は、パレットC2の下面C2aに凹凸係合部である突起C21を設けているとともに、この突起C21を脚C3の基端部C32に設けた凹部C32aに圧入固定することによりパレットC2の下面C2aに脚C3を取り付けるようにしたものである。この態様では、脚C3の先端部C33にも凹部C33aが設けられている。また、この実施形態でも、図示は省略するが、上カバーがパレットC2を水平軸回りに180度反転させた形状をなし、この上カバーと前記パレットC2とが水平面を基準として面対称である。すなわち、図示は省略するが、上カバーの上面にも、同一の構成を有する他のパレットボックスC1の脚C3の先端部C33の凹部C33aと係合し得る形状の凹凸係合部である突起が設けられている。
また、図1〜図3を参照しつつ前述した実施形態では、脚の基端部をパレットの凹凸係合部に圧入固定するようにしているが、脚の基端部をパレットの凹凸係合部に着脱可能に係合するようにしてもよい。このようなパレットの下面への脚の装着態様の実施形態としては、例えば図8に示すようなものが挙げられる。
図8に示すパレットボックスD1の脚D3の装着態様は、脚D3の基端部D32に係止突起D34を設けているとともに、パレットD2の下面D2aの凹凸係合部D21にこの係止突起D34を通過させることが可能な突起通過孔D23、及びこの突起通過孔D23を通過した係止突起D34と係合可能な係止凹部D24を設けているものである。この装着態様では、前記係止突起を前記突起通過孔に挿入した後、脚D3を鉛直軸周りに回転させ、前記係止突起D34を前記係止凹部D24に係り合わせることにより、脚D3がパレットD2から脱落不能に取り付けられる。そして、脚D3を鉛直軸周りに回転させ、前記係止突起D34と前記係止凹部D24とが係り合った状態を解除することにより、脚D3をパレットD2の下面D2aから取り外すことができる。
脚の基端部をパレットの凹凸係合部に着脱可能に係合するための他の実施形態として、以下に述べるようなものも挙げられる。すなわち、パレットの下面の凹凸係合部と脚の基端部との間にこれらを接着する接着手段を設け、これら面ファスナーを介してパレットの下面に脚を取り付けるようにしたものも挙げられる。このような接着手段として、パレットの下面の凹凸係合部と脚の基端部との一方に設けたフックを他方に設けたループに係合させる構成の面ファスナーや、パレットの下面の凹凸係合部と脚の基端部とのうちの一方に設けた両面テープ等が考えられる。
図1〜図3を参照しつつ前述した実施形態では、パレットボックスの上に同一構造を有する他のパレットボックスを積み上げる際に相互に位置決めが行われるようにすべく、当該パレットボックスの上カバーが他のパレットボックスの脚の先端部と係合し得る形状の凹凸係合部を備え、この上カバーと前記パレットとを水平面を基準として面対称な形状に設定しているが、パレットボックスの上に同一構造を有する他のパレットボックスを積み上げることが考慮されない用途にのみ用いる場合、前記上カバーの凹凸係合部は省略してよく、また、上カバーとパレットとが水平面を基準として面対称である必要もない。
図1〜図3を参照しつつ上述した実施形態では、前記パレットと前記上カバーとが、共通の型を用いてそれぞれツインシート成形により作られたものであるが、前記パレットと前記上カバーとを、共通の型を用いて1枚の熱可塑性樹脂シート素材を真空成形することにより作るようにしてもよい。
そして、図1〜図3を参照しつつ前述した実施形態では、多数のキャップ状の突起を有するキャップシートと、このキャップシートを挟むように底面側及び頂面側に配される平坦なバックシート及びライナーシートとを備えた3層状のプラスチック中空板によりスリーブを形成しているが、プラスチックの溶融押し出しにより形成された2枚のシートと、それら2枚のシート間を連結して平行に走る多数のリブとを備えたプラスチック段ボールと呼ばれるものや、プラスチック製のシートに所定ピッチで垂直方向の部分を与え、長手方向に順次折り重ねることにより形作られるハニカム構造を有するプラスチック折り畳みハニカムボードと呼ばれるもの等を採用してもよい。さらに、スリーブの材料はプラスチック中空板に限らない。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
1…パレットボックス
1(2)…他のパレットボックス
2、2(2)…パレット
21…凹凸係合部(凹陥部)
2a…パレットの下面
2b…パレットの上面
3、3(2)…脚
32…脚の基端部
33…脚の先端部
4、4(2)…スリーブ
5…上カバー
51…凹凸係合部(凹陥部)

Claims (8)

  1. 荷役用のパレットと、前記パレットの下面に装着された脚と、前記パレットの上面における外周の近傍に配されたスリーブ受溝に下縁を支持させた状態で前記パレット上に配されるスリーブと、前記パレットを水平軸回りに180度反転させた形状をなし前記スリーブの上端開口部を閉塞する上カバーとを備えていることを特徴とするパレットボックス。
  2. 前記パレットが下面に脚を取り付けるための凹凸係合部を備えたものである請求項1記載のパレットボックス。
  3. 前記上カバーが脚の先端部と係合し得る形状の凹凸係合部を備えたものであり、この上カバーと前記パレットとが水平面を基準として面対称である請求項2記載のパレットボックス。
  4. 前記脚が、前記パレットの凹凸係合部に圧入固定された基端部を備えたものである請求項2又は3記載のパレットボックス。
  5. 前記脚が、前記パレットの凹凸係合部に着脱可能に係合された基端部を備えたものである請求項2又は3記載のパレットボックス。
  6. 前記パレットが平面視ほぼ矩形状をなし、このパレットの下面の四隅部及び各辺の中間部に前記脚がそれぞれ装着されている請求項1、2、3、4又は5記載のパレットボックス。
  7. 前記パレットと前記上カバーとが、共通の型を用いてそれぞれツインシート成形により作られたものである請求項1、2、3、4、5又は6記載のパレットボックス。
  8. 前記スリーブが、プラスチック中空板を筒状に形成したものである請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のパレットボックス。
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