JP4841585B2 - 簡易組立式収納箱 - Google Patents
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Description
また、プラスチック段ボール箱は、軽量且つ堅牢であることが重要であるとともに、ねじ止め工程を有さず、簡易に組み立てられることも要求される。また一方では、運搬等の際に、収納箱を積み重ねた場合の安定性等も重要視される。
しかし、従来の収納箱は積み重ね時において、積み重ねた上の収納箱を角部材の4点で支持するものであり、耐久性、耐荷重性に適さないものであった。
しかし、当該特許文献1における収納箱では、角部材を筐体に取り付ける方法として、超音波溶着等の工程を経て固着されるものであり、簡易に組み立てられるといった趣旨から外れてしまうものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、当該爪部に前記縁部材における係合部を係止したことを特徴とするものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、当該爪部に前記縁部材における係合部を係止したことを特徴とするものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
角部材における前記保持片の上端面で、当該略半分の幅を前記保持片の外側部に位置する両端部より突出させて肩部を形成し、
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とするものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
角部材における前記保持片の上端面で、当該略半分の幅を前記保持片の外側部に位置する両端部より突出させて肩部を形成し、
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とするものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材を前記筐体における複数の側板に設置した取手部の突起部とし、当該突起部に前記縁部材における前記係合部を係止したことを特徴とするものである。
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材からなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材を前記筐体における複数の側板に設置した取手部の突起部とし、当該突起部に前記縁部材における前記係合部を係止したことを特徴とするものである。
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とするものである。
更に、側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に角部材における凹部を嵌合して取り付けたことから、当該側板が長手方向に微動するのを防止することもできる。これによって、隣接する側板における角部に隙間が生じるのを防止することができるので、当該箇所から埃等が入り込むこともない。
また、角部材における突状部に縁部材を覆設して取り付けたことから、縁部材よりも先に筐体へ取り付けられる角部材が上方へ抜けるのを防止することができる。
更に、縁部材は、筐体における抜け防止部材と係止して取り付けたことから、上方へ抜けるのを防止することができる。
また、溶着或いはビス止め等の工程を要しないことから、即座、且つ、容易に組立を行うことができ、組立機械も不要となる。これによって、各部品を分解することができるので、嵩を低くして保管することができるし、搬送又は輸送も効率よく行うことができる。
更に、縁部材においては、複数の側板によって長手方向の寸法のみが異なるが、角部材においては、4箇所の角部に共通の部材を使用することができるため、部材の左右方向が混同して組立工程が煩雑になるということもない。
また、一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するプラスチック段ボールを筐体に使用することにより、加工時、若しくは箱形に組み立てる際に生じるリブの方向について留意する必要がなくなり、製造時における煩雑さを解消することができる。
そして、請求項1に係る発明は、抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、爪部に縁部材における係合部を係止したので、筐体における底板、側板及び爪部とを同時に打ち抜き加工することができ、生産効率を向上させることができる。また、側板の一部を爪部として突出させることから、別部材を有するといったこともなく経済的である。
また、角部材におけるL形凹部を補強部材に嵌合したことから、補強部材の抜け防止をすることができる。
そして、請求項2に係る発明は、抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、爪部に縁部材における係合部を係止したので、筐体における底板、側板及び爪部とを同時に打ち抜き加工することができ、生産効率を向上させることができる。また、側板の一部を爪部として突出させることから、別部材を有するといったこともなく経済的である。
また、一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するプラスチック段ボールを筐体に使用することにより、リブの方向を考慮することなく、隣接する側板と同等の強度の爪部を形成することができるようになり効果的である。
本願発明において、前記筐体2は、図2に示すように、押し出し成形で一定方向にリブR4を有するよう、底板2aにおける折り目Pを介して複数の側板である短側板2b及び長側板2cを有するようにプレス加工されてなる。
前記折り目Pを谷折りにして箱形に組み立てられる前記筐体2の上方に位置する前記短側板2b及び前記長側板2cの一端辺には、長手方向の一端から端部2dを有した後、第1スリット2e及び第2スリット2fが設けられ、前記第1スリット2eと前記第2スリット2fの間は凸状片2gを形成し、2箇所の第2スリット2fの間は中央片2hを形成する。また、前記凸状片2gは、後に取り付けられる角部材4の肉厚寸法を調節するために、当該一端辺より下方位置へ段差を有するように設けられている。
更に、前記爪部2iにおける下底位置は、前記第2スリット2fの深さと同程度に位置し、後述する縁部材5における係合部5dが取り付けられる位置に対応するものである。また、前記爪部2iは、前記中央片2hに相当する長さを有するようにして設けることもできるし、所定の長さに短くし並列して複数個所に設けることもできる。
一方、前記長側板2cにおいては、箱形に組み立てられる際に、鉛直方向と同一方向に前記リブR4を有する。この場合において、前記爪部2iにおける前記リブR4が前記押圧部2jからの屈曲に対して補強する効果を奏するので、結果として強度が増し、同様にして縁部材5を上方へ引き上げた際にも、前記押圧部2jから屈曲することもない。
このように、箱形に組み立てられる際に、鉛直方向と同一方向に前記リブR4を有する方が、当該爪部2iの屈曲に対する強度は大きくなるが、所定の板厚(例えば、板厚9mm程度)を有する場合には、前記リブR4の方向を考慮する必要はない。なお、前記リブR4の方向は、箱形に組み立てられる際に、前記短側板2bにおける鉛直方向と同一方向に有する場合であっても同様である。
具体的には、前記内側狭持片3a及び外側狭持片3cは、間隙3dを有するようにして、前記内側狭持片3a及び外側狭持片3cにおける略V字の屈曲箇所にて、支持片3bによって連結されている。また、前記間隙3dは、前記筐体2における前記短側板2b及び前記長側板2cの肉厚寸法を有してはめ合いが可能な寸法であればよい。
前記基体4aは、平面形状が略L字形の上端面4bと、前記上端面4bの外側一端部から上方へ延設してなる保持片4cを有してなる。
また、保持片4cにおける上端面の幅の略半分が、前記保持片4cの両端部より突出して肩部4eを形成する。前記肩部4eは、前記保持片4cの外側部に位置して、後に取り付けられる縁部材5と当接してガイドするように設けられている。
また、前記外側片5aの上端部は、前記角部材4と同様にして、保持片5fを形成しており、前記外側片5aと前記内側片5bの間隙は、前記角部材4における前記突状部4fの外形と同一形状である差込凹部5eを形成する。更に、前記内側片5bの端部は、前記差込凹部5e側へ折曲されて係合部5dを形成する。
具体的には、前記補強部材3における支持片3bにて分割される前記間隙3dの一方を前記短側板2bにおける前記端部2dへ係合し、他方を前記長側板2cにおける前記端部2dへ係合させればよい。このとき、前記補強部材3の上端面は、前記短側板2b及び前記長側板2cの上端面と同一平面にあることが望ましい。一方、前記補強部材3の下端面は、前記簡易組立式収納箱1の内側面においては、前記短側板2b及び前記長側板2cにおける前記底板2aとの境界面まで延設してなり、前記簡易組立式収納箱1の外側面においては、図1に示すように、当該収納箱の底部に亘るまで延設してなる。
また、前記第1スリット2e及び前記第2スリット2fに前記角部材4を嵌合させることから、前記内側狭持片3a及び前記外側狭持片3cの両端部は、前記端部2dの平面上に位置することが要件となる。
これによって、前記短側板2b及び前記長側板2cと前記補強部材3のはめ合いにより、相互はしっかりと固定され、角部を補強することができる。
そして、前記角部材4における前記L形凹部4dを前記端部2d及び前記補強部材3へ、また、前記角部材4における前記凹部4gを前記第1スリット2eと前記第2スリット2fの間の凸状片2gへ嵌合させる。
これによって、前記補強部材3と前記L形凹部4dのはめ合いにより、相互はしっかりと固定される。また、前記凸状片2gと前記凹部4gのはめ合いにより、相互はしっかりと固定される。よって、溶着或いはビス止め等の工程を要することなく、前記角部材4を前記筐体2の角部に取り付けることができる。
そして、前記中央片2h及び前記突状部4fを覆うようにして、前記縁部材5における前記差込凹部5eを係合させる。また、前記肩部4eと前記突状部4fの間隙に、前記縁部材4における前記保持片5f及び前記外側片5aを嵌挿する。
このとき、図11に示すように、前記縁部材5における前記係合部5dを抜け防止部材である前記爪部2iに係止させることによって、上方への抜けを防止することができる。
更に、図10に示すように、前記突状部4fを覆うようにして係合させることで、前記角部材4の上方への抜けを防止することができる。
このようにして、前記簡易組立式収納箱1の角部は構成されて組み立てられる。
また、前記角部材4における前記L形凹部4dを前記補強部材3に嵌合したことから、前記補強部材3の抜け防止をすることができる。更に、短側板2b又は長側板2cの端部2dに連設してなる前記第1スリット2eを一端部に有し、他端部に前記第2スリット2fを有する前記凸状片2gに前記角部材4における前記凹部4gを嵌合して取り付けたことから、当該側板2b又は2cが長手方向に微動するのを防止することもできる。
更に、前記補強部材3の上方に設置される前記角部材4には、前記縁部材5における前記差込凹部5eと同一形状の前記突状部4fを設けることで、前記縁部材5との係合を容易、且つ、良好にするとともに、前記係合部5dを抜け防止部材である前記爪部2iに係止させるので、前記縁部材5よりも先に前記筐体2へ取り付けられる前記角部材4が上方へ抜けるのを防止することができる。
また、前記保持片4cの両端部より突出した前記肩部4eが、前記縁部材5における前記保持片5fと当接して嵌合することから、前記縁部材5が外側方向へ傾倒するのを防止することができる。
また、前記縁部材5には、前記角部材4における前記上端面4bと同一平面の前記上端面5cを設けたことから、上方に載置される別の簡易組立式収納箱の荷重を全周面で受けることができる。よって、当該荷重を分散させることができるので、前記簡易組立式収納箱1の耐久性を向上させることができる。
更に、前記上端面4b及び前記上端面5cと直交した同一平面を形成する前記保持片4c及び前記保持片5fを設けたことから、上方に載置される別の簡易組立式収納箱がずれるのを防止することができる。
また、前記保持片4c及び前記保持片5fにおける上端面同士も同一平面としたことから、上方に別の簡易組立式収納箱を載置した際において、前記短側板2b又は前記長側板2cの外側から埃等が入り込むこともない。
また、本願発明の簡易組立式収納箱1においては、溶着或いはビス止め等の工程を要しないことから、即座、且つ、容易に組立を行うことができる。これによって、組立機械も不要となる。
更に、前記縁部材5においては、前記短側板2b又は前記長側板2cによって長手方向の寸法のみが異なるが、前記補強部材3及び前記角部材4においては、4箇所の角部に共通の部材を使用することができるため、部材の左右方向が混同して組立工程が煩雑になるということもない。
これによって、プラスチック段ボールの強度が小さい場合であっても、前記爪部2iにおける前記リブR4が前記押圧部2jからの屈曲に対して補強する効果を奏するので、結果として強度が増し、縁部材5を取り付けた後、上方へ引き上げた際にも、前記押圧部2jから屈曲することもない。よって、前記縁部材5における前記係合部5dの上方への抜けを防止することができるようになる。
具体的には、図12に示す前記筐体2Aにおける前記短側板2b及び前記長側板2cの前記折り目Pを介して前記底板2aが底部となるよう、図13に示すように谷折りに折曲させた後、前記短側板2bの内側へ前記折り目Pを介して、前記重合片2kを谷折りに折曲させることで、前記爪部2iを内側面に位置させることができ、前記縁部材5における前記係合部5dを係止させることができる。
尚、前記補強部材3を設けない組立においては、前記角部材4における前記L形凹部4dを前記短側板2bの前記端部2d、前記長側板2cの前記端部2d及び前記重合片2kの端部2dへ嵌合させる点で相違するが、その他については前記実施例1と同様のものである。
本実施例3における参考例となる抜け防止部材においては、前記折返し部2mを折曲させることから、折曲時における反発力が比較的小さい板厚の薄い簡易組立式収納箱を作成する際に効果的である。
このように構成される前記筐体2Dは、図21及び図22に示すようにして、前記実施例1と同様に組み立てられる。また、前記折返し部2mにあっては、前記折り目Qを設けた場合と異なり、前記切断部2oが露呈することから、前記折返し部2mは簡易組立式収納箱の内側方向のみではなく、外側方向へも折曲することができるようになる。また、外側方向へ折曲させる場合には、前記縁部材5における係合部5dを前記外側片5a側の端部に設けることによって、同様に係止させることができる。
また、前記縁部材5においても同様の方法で取り付けられるが、図25に示すように、前記取手部6における突起部6aが前記縁部材5における前記係合部5dと係合させる点で、前記実施例1乃至前記実施例3と相違するものである。
本実施例4における抜け防止部材においては、前記突起部6aに係合させることから、前記実施例3に示すような前記折返し部2mを有する必要がなく、前記取手部6を有した最も一般的に使用される簡易組立式収納箱において効果的である。
また、前記取手部6においては、当該仕様に関わらず、防塵用の蓋を有した取手等を使用することもできる。
また、図30に示すように、前記補強部材3と略同様の構成を有する補強部材3Aには、内側狭持片3aの端部に係合部3eが間隙3d側に向かって設けられている。
当該実施例6における構造は、前記実施例1乃至前記実施例5における前記筐体2、筐体2B、筐体2C、筐体2D、筐体2E及び筐体2Fの角部に前記補強部材3を設置する構造の全てに対応し得るものであることは勿論である。
更に、前記実施例1乃至前記実施例6における構造を採用できることは勿論である。
また、前記リブS4は、図36(b)に示すように、前記内側面S1側に略円柱形状の上部を形成し、前記外側面S2側において隣接するリブS4とつながり、形成されている。前記外側面S2側に略円柱形状の上部を設けることができるのは、勿論である。
特に、前記実施例1に示すようなリブS4の方向を考慮することなく、隣接する側板と同等の強度の爪部2iを形成することができるようになり効果的である。
2、2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G、2H、2I 筐体
2a 底板
2b 短側板
2c 長側板
2d 端部
2e 第1スリット
2f 第2スリット
2g 凸状片
2h 中央片
2i 爪部
2j 押圧部
2k 重合片
2l 係合溝
2m 折返し部
2n 端部辺
2o 切断部
2p 取付孔
3 補強部材
3a 内側狭持片
3b 支持片
3c 外側狭持片
3d 間隙
3e 係合部
4 角部材
4a 基体
4b 上端面
4c 保持片
4d L形凹部
4e 肩部
4f 突状部
4g 凹部
5 縁部材
5a 外側片
5b 内側片
5c 上端面
5d 係合部
5e 差込凹部
5f 保持片
6 取手部
6a 突起部
P、Q 折り目
R、S プラスチック段ボール片
R1、S1 内側面
R2、S2 外側面
R3、S4 貫通孔
R4、S4 リブ
R5、R6 端面
Claims (8)
- 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、当該爪部に前記縁部材における係合部を係止したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材は側板の一部を爪部として、押圧部を中心に突出させて形成し、当該爪部に前記縁部材における係合部を係止したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
角部材における前記保持片の上端面で、当該略半分の幅を前記保持片の外側部に位置する両端部より突出させて肩部を形成し、
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
角部材における前記保持片の上端面で、当該略半分の幅を前記保持片の外側部に位置する両端部より突出させて肩部を形成し、
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材とからなり、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を互いに隣接する複数の側板における端部に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材を前記筐体における複数の側板に設置した取手部の突起部とし、当該突起部に前記縁部材における前記係合部を係止したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 一定方向にリブ又は一定方向に配列する略円柱形状のリブを有するよう一体に成形されたプラスチック段ボールから構成される底板、複数の側板を有する筐体と、
互いに隣接する複数の側板における上端縁の角部に固定され、当該上端縁の上面に重層する上端面及び当該上端面から上方に延設され、上方へ載置される収納箱を安定して保持する保持片を有する角部材と、
前記複数の側板の上端縁に着脱可能に取り付けられ、前記角部材における上端面及び保持片と略同一平面を形成する上端面及び保持片を有して、断面を略h形状に成形し下方に位置する一端部に係合部を有する縁部材からなり、
互いに隣接する複数の側板における端部を補強部材における内側狭持片及び外側狭持片にて狭持して係合し、
角部材は、上端面と対向する下端面にL形凹部を有して略L字状に形成される基体と、
前記基体の両端部から突出し、下端面に凹部を有してなる突状部を具備してなり、
前記角部材における前記L形凹部を前記補強部材に嵌合し、
側板の端部に連設してなる第1スリットを一端部に有し、他端部に第2スリットを有する凸状片に前記角部材における前記凹部を嵌合して取り付け、
前記角部材における前記突状部に縁部材を覆設して取り付け、
前記筐体における複数の側板に設けた抜け防止部材に前記縁部材における係合部を係止した簡易組立式収納箱において、
抜け防止部材を前記筐体における複数の側板に設置した取手部の突起部とし、当該突起部に前記縁部材における前記係合部を係止したことを特徴とする簡易組立式収納箱。 - 請求項1及び2のいずれかに記載の簡易組立式収納箱において、少なくとも前記筐体における側板の鉛直方向と同一方向にリブを有する前記側板に前記爪部を設けたことを特徴とする簡易組立式収納箱。
- 請求項1、2、5、6及び7のいずれかに記載の簡易組立式収納箱において、角部材における前記保持片の上端面において、当該略半分の幅を前記保持片の外側部に位置する両端部より突出させて肩部を形成し、
前記肩部と前記突状部の間隙に、前記縁部材における保持片及び外側片を嵌挿したことを特徴とする簡易組立式収納箱。
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