JPH0632650Y2 - 抵抗器用基板 - Google Patents

抵抗器用基板

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JPH0632650Y2
JPH0632650Y2 JP1989090570U JP9057089U JPH0632650Y2 JP H0632650 Y2 JPH0632650 Y2 JP H0632650Y2 JP 1989090570 U JP1989090570 U JP 1989090570U JP 9057089 U JP9057089 U JP 9057089U JP H0632650 Y2 JPH0632650 Y2 JP H0632650Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チップ抵抗器やチップネットワーク抵抗器
(以下単にネットワーク抵抗器という)に使用するため
の絶縁性を有する基板の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、ネットワーク抵抗器用のセラミック等の絶縁
性を有する基板にあっては、特開昭56−46503号
公報に記載され、また、第4図に示すように、アルミナ
等のいわゆるグリーンシート状の基板1の片面に、予め
製品となる大きさの略矩形状のチップ部2に分割(ブレ
ーク)し、且つそのブレークを容易にするため、弱化溝
等の縦スリット線3と横スリット線4とを施す一方、当
該縦スリット線3と横スリット線4との交差部等に平面
視円形孔5等の穴を予め前記基板1の板厚を貫通するよ
うに施していた。
また、前記円形孔5等の貫通穴を設けるのは次のような
理由があった。
即ち、例えば、第5図に示すように2つの抵抗膜9が並
設されるようなネットワーク抵抗器6を製作する場合、
第4図の前記基板1を縦スリット線3に沿って短冊片に
ブレークした後、この短冊片7における前記縦スリット
線3に沿う端面3aを図示しない塗布ローラの外周面に
おける軸線方向に沿う長手切欠き溝に押し付け、該長手
切欠き溝内の電極用ペーストを前記短冊片7の端面3a
及び短冊片7の側部の上下両面に適宜の幅寸法(H1)
にわたって一挙に塗着させるのである。
このようにすると、チップ部2における左右両側端面3
a,3a沿って形成された一対の電極端子8,8は前記
円形孔5を分割して形成された半円弧状の窪み部分5a
の箇所で分離隔絶できたことにより、これら電極端子8
の位置が前記端面3aに沿ってずれず位置確定できる。
また、その後、前記一対の電極端子8,8の両端部分が
重複するようにチップ部2上面に抵抗膜9を印刷し、焼
成後その抵抗膜9の箇所をレーザトリミングする場合、
前記一対の電極端子8,8にプローブ(探針)を接触さ
せて、各抵抗膜9箇所の抵抗値を測定するときにも、そ
れと無関係の隣接する箇所の電極端子8,8と完全に電
気的に絶縁されている状態を保証することを目的とする
ものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、第5図及び第6図に示すように電極端子8用
のペーストをチップ部2における左右両側端面3a,3
a沿って奥行き寸法(H1)にて塗着したとき、この端
面3aの中途部における窪み部5aが半円弧状(チップ
部2の隅部においては略4半円弧状の窪み部5b)の場
合には、端面3aと窪み部5a,5bとの交差面がチッ
プ部2の平面視で直交しているのではなく、当該窪み部
5a,5bの表面(チップ部2の板厚の箇所)がチップ
部2の奥行き方向(抵抗膜9の長手方向)に行くに従っ
て隣接する抵抗膜9の一側に近付くような湾曲傾斜面を
呈している故、前記奥行き寸法(H1)の塗着部分のペ
ーストが前記湾曲傾斜面に沿って伝い流れて塗着し易
く、前述のような隣接する電極端子8,8が相互に接続
してしまい完全に電気的に絶縁する状態を保証できなか
った。
しかも、前記チップ部2を形成するために、縦スリット
線3や横スリット線4に沿ってブレークする場合、これ
らのスリット線3,4が基板の片面にしか刻設されてい
ないことと、スリット線3,4と円形孔5との交差部は
直交していることとが相まって、いわゆる切欠き効果が
少ないので、正確にスリット線に沿ってブレークできな
かったり、チップ部2の板厚を最短距離でブレークでき
ないため、いわゆるバリと称する突起部分が発生する等
の不都合があった。
このような不都合を解消するため、縦スリット線3の中
途部または縦スリット線3と横スリット線4との交差部
に穿設する孔10を、特開昭56−46503号公報や
第7図に示すように、平面視略菱形に形成し、少なくと
も縦スリット線3と孔10との交差箇所にて平面視で角
部があるようにし、その角部箇所からのブレークが容易
になるようにすることが試みられた。
そして、チップ部2の奥行き方向(抵抗膜9の長手方
向)に孔10の寸法を大きくすることで、この孔10に
相当する平面視略V状等の窪み部10a(第8図参照)
の前記電極端子用のペーストが伝い塗着し難くなるよう
にしようとしたが、この窪み部10aの表面(チップ部
2の板厚部分)もチップ部2の奥行き方向に行くに従っ
て隣接する抵抗膜9の一側に近付くような傾斜面を呈し
ている故、前記奥行き寸法(H1)の塗着部分のペース
トが前記傾斜面に沿って伝い流れて塗着し易く、前述の
ような隣接する電極端子8,8が接続する等して完全に
電気的に絶縁する状態を保証できなかった。これによ
り、前記短冊片の状態で抵抗値の検査等、品質検査がで
きなくなるという問題があった。
このような不都合は、チップ部に一対の電極端子とこれ
に接続する抵抗膜とを備えるようにするチップ抵抗器に
あっても同様に生じていた。
即ち、隣接する電極端子部が電気的に接続してしまう
と、ネットワーク抵抗機器としては不良品となるという
問題がある。
本考案は、これらの従来の技術の欠点を解消することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、セラミック製等の絶
縁性の基板の表裏両面に、チップ部が横並びに連接する
短冊片にブレークするための縦スリット線と、該短冊片
からチップ部にブレークするための横スリット線とを施
し、且つ前記縦横スリット線の交差部及び/又は縦スリ
ット線の中途部には、縦スリット線と直交する長さ寸法
H3の一対の平面部と該一対の平面部に連通する湾曲底
部とから成る平面視略小判形の孔を穿設し、前記分割後
の短冊片における縦スリット線に沿ってペースト塗布形
成する電極端子が、縦スリット線と直交する方向のペー
スト塗布形成寸法H2が、前記前記長さ寸法H3の半分
より短くなるように設定したものである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について説明すると、第1図に示
す符号20はネットワーク抵抗器用のセラミック等の絶
縁性を有する板厚(To)の基板で、該基板20はアル
ミナ等の焼成用のいわゆるグリーンシート状基板20の
上面及び下面に予め製品となる大きさの略矩形状のチッ
プ部21に分割(ブレーク)し、且つそのブレークを容
易にするため、弱化溝等の縦スリット線22と横スリッ
ト線23とを刻設して施す。
なお、縦横スリット線22,23を刻設した後、この断
面V字状のスリット線(第3図の一点鎖線で示す)はそ
の粘性により左右両側から圧縮された状態(第3図の実
線で示す)となる。
また、第2図実施例では、2つの抵抗膜24,24がチ
ップ部21の上面に並列状に成形されるようなネットワ
ーク抵抗器25のためのものである。
このようなネットワーク抵抗器25を製作する場合、前
記基板20を縦スリット線22に沿って短冊状にブレー
クした後、この短冊片26における前記縦スリット線2
2に沿う端面22aを図示しない塗布ローラの外周面に
おける軸線方向に沿う長手切欠き溝に押し付け、該長手
切欠き溝内の電極端子27,27用ペーストを前記短冊
片26の端面22a及び短冊片26の側部の上下両面に
適宜の幅寸法(H2)にわたって一挙に塗着させるので
ある。
また、そののち前記一対の電極端子27,27に両端部
分が重複するようにチップ部21上面に抵抗膜24,2
4を印刷し、焼成後その各抵抗膜24の箇所をレザート
リミングする場合、前記一対の電極端子27,27にプ
ローブ(探針)を接触させて、各抵抗膜24箇所の抵抗
値を測定する。なお、そののち抵抗膜24を覆うガラス
コートを施す。
そして、この基板20には、前記グリーンシートの状態
のとき、予め前記縦スリット線22と横スリット線23
との交差部及び縦スリット線22の中途部に、平面視略
小判形の孔28を基板20の板厚を貫通するように施す
ものである。
この小判形の孔28は、第1図から理解できるように、
縦スリット線22と直交する適宜長さ(H3)の一対の
平面部28a,28aと該一対の平面部28a,28a
に連通する平面視半円弧状の湾曲底部28b,28bと
から成るものである。そして、前記縦スリット線22に
沿って分割したのちの基板20(チップ部21)におけ
る電極端子27,27の個所に、この電極端子用ペース
トを塗布(塗着)する場合に、前記縦スリット線22と
直交する方向のペースト塗布幅(H2)を(H3/2)
より小さくなるよう設定するものである。
〔考案の作用・効果〕
この構成により、基板20を縦スリット線22に沿って
ブレークして短冊片26に形作るとき、孔28箇所でそ
の一対の平面部28a,28aと縦スリット線22とが
直交状態であっても、該縦スリット線22が基板20の
上下両面に刻設してあるから、基板20の板厚を最短距
離で通過するような割れ目線が入って、端面22aが基
板の上下両面と直角となるように奇麗にブレークするこ
とができる。
また、縦スリット線22に沿ってブレークした箇所(チ
ップ部21の端面22a)は、チップ部21における電
極端子27,27用のペーストを塗着する箇所でもある
が、前記孔28を分断した略半小判状の窪み部28cに
より前記端面22aが分断されるので、隣接する電極端
子27,27を電気的に絶縁されている状態を保証する
ことができる。
さらに、略半小判状の窪み部28c及びチップ部21の
隅部となる4半小判状窪み部28dでは、前記縦スリッ
ト線22との交差部分で平面視直交する平面部28aを
適宜長さ(H3/2)だけ有することになるから、電極
端子27,27となる箇所の左右両側端面22a,22
aからチップ部21に上下両面にわたって窪み部28
c,28dの奥行き方向に(H2)の幅寸法に電極端子
用のペーストを塗着しても、(H2)<(H3/2)で
ある限り、前記窪み部28c、28dにおける平面部2
8aが端面22aと直角であるため、ペーストが湾曲底
部28b方向に伝い流れ難くなり、この湾曲底部28b
にてペーストが連通しないから、従来技術のような電極
端子27,27同士が互いに接続することがなく、隣接
する電極端子を完全に電気的に絶縁する状態を保証する
ことができるのである。
また、このようにすると、チップ部21における左右両
側端面22a,22a沿って形成された一対の電極端子
27,27は前記略小判形の孔28を分割して形成され
た半小判状の窪み部分28cの箇所で分離隔絶できたこ
とになり、ネットワーク抵抗器を形成するときや単体の
チップ抵抗器を形成するときのこれら電極端子27の位
置を前記端面22aに沿ってずれさせず位置確定できる
効果も有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の実施例を示し、第1図は基
板の斜視図、第2図はネットワーク抵抗器の斜視図、第
3図は第1図のIII−III視断面図、第4図から第8図迄
は従来技術を示し、第4図はその一例の基板の平面図、
第5図は従来のネットワーク抵抗器の斜視図、第6図は
第4図の基板をブレークした状態の要部拡大平面図、第
7図は他の基板の平面図、第8図は第7図の基板をブレ
ークした状態を示す要部拡大平面図である。 1,20……基板、2,21……チップ部、3,22…
…縦スリット線、4,23……横スリット線、5……円
形孔、6,25……ネットワーク抵抗器、7,26……
短冊片、8,8,27,27……電極端子、9,24…
…抵抗膜、10……菱形孔、28……略小判形の孔、2
8a……平面部、28b……湾曲底部、5a,5b,2
8c,28d……窪み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製等の絶縁性の基板の表裏両面
    に、チップ部が横並びで連接する短冊片にブレークする
    ための縦スリット線と、該短冊片からチップ部にブレー
    クするための横スリット線とを施し、且つ前記縦横スリ
    ット線の交差部及び/又は縦スリット線の中途部には、
    縦スリット線と直交する長さ寸法H3の一対の平面部と
    該一対の平面部に連通する湾曲底部とから成る平面視略
    小判形の孔を穿設し、前記分割後の短冊片における縦ス
    リット線に沿ってペースト塗布形成する電極端子を、縦
    スリット線と直交する方向のペースト塗布形成寸法H2
    が、前記前記長さ寸法H3の半分より短くなるように設
    定したことを特徴とする抵抗器用基板。
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