JPH0616763Y2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH0616763Y2
JPH0616763Y2 JP12204888U JP12204888U JPH0616763Y2 JP H0616763 Y2 JPH0616763 Y2 JP H0616763Y2 JP 12204888 U JP12204888 U JP 12204888U JP 12204888 U JP12204888 U JP 12204888U JP H0616763 Y2 JPH0616763 Y2 JP H0616763Y2
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JP
Japan
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inspection
distance
thermal head
heating resistor
insulating substrate
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JP12204888U
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利幸 白崎
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、サーマルヘッドに関し、詳しく言えば、絶
縁基板縁部と発熱抵抗体列との間の距離の検査を容易化
したサーマルヘッドに関する。
(ロ)従来の技術 サーマルヘッドは、例えば第5図に示すように、アルミ
ナセラミック等の絶縁基板12上に、その縁部(エッ
ジ)12eに沿って発熱抵抗体列13と、この発熱抵抗
体列13に通電する共通電極14及び個別電極15とを
形成したものが知られている。なお、17は、発熱抵抗
体列13の記録紙pへのあたりを向上させるためのグレ
ーズ層、18は、発熱抵抗体列13、共通電極14及び
個別電極15を保護するための保護膜である。
上記サーマルヘッド11は、生産性向上のため、第8図
に示すように大型基板12の各区画に、発熱抵抗体列
13、共通電極及び個別電極(共に第3図では図示せ
ず)を形成した後、この大型基板12を切断線に沿
って切断分割し、個々のサーマルヘッド11としてい
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来のサーマルヘッド11では、絶縁基板エッジ1
2eと発熱抵抗体列13の中心との距離Dは、これが大
きすぎると紙あたりが悪くなり、小さすぎると共通電極
14に十分な幅を与えることができなくなるので、この
距離Dを検査して、これが適切な範囲にないものは、不
良品として排除しなければならない。
上記距離Dを検査する方法としては、大型基板12
に、発熱抵抗体列13、共通電極14及び別個電極1
5と共に、検査用パターン16を別に形成しておく(第
4図参照)。その後、大型基板12を切断分割し、検
査用パターン16を、顕微鏡を用いて目視し、距離Dが
適切な範囲にあるか否かを判断していた。
しかしながら、この方法では検査パターン16を発熱抵
抗体列13、電極14・14とは別個に形成し、又検査
を目視により行っているものであるから、手間がかか
り、サーマルヘッドの製造コストが上昇してしまう問題
点があった。
この考案は上記に鑑みなされたものであり、検査の容易
なサーマルヘッドの提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、この考案のサーマルヘッド
は、絶縁基板上に、絶縁基板縁部に沿って発熱抵抗体列
を形成すると共に、この発熱抵抗体列に通電する電極と
を形成してなるサーマルヘッドにおいて、前記絶縁基板
縁部上には、一対の検査用電極を設け、これら検査用電
極は、前記絶縁基板縁部と前記発熱抵抗体列との距離D
の最小許容値となる位置より前記絶縁基板上中央側では
分離し、距離Dが最小許容値と最大許容値との間の位置
では検査用抵抗体により結ばれ、距離Dが最大許容値以
上の位置では短絡していることを特徴としている。
(ホ)作用 この考案のサーマルヘッドは、前記距離Dが最小許容値
より小さい時には、前記検査用電極は分離しており導通
しない。一方、距離Dが最大許容値以上の場合には、前
記検査用電極は短絡する。距離Dが許容範囲に収まって
いる時は、前記検査用電極間には、距離Dに応じた値の
抵抗が生じる。よって、この検査用電極の導通状態よ
り、距離Dを知ることが可能となり、距離Dの検査を電
気的に行えると共に、検査用電極は共通電極、個別電極
と同時に、また検査用抵抗体は発熱抵抗体列と同時に形
成できるから、工程が増えず、検査の手間が省け、製造
コストを低減することができる。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて以下
に説明する。
この実施例は、この考案を薄膜型サーマルヘッドに適用
したものである。この実施例サーマルヘッド1も、第3
図に示すように大型のアルミナセラミック基板2を切
断分割して製造されるものである。アルミナセラミック
基板2上は、切断線(破線で示す)により区画され
ており、各区画には、まずグレーズ層(図示せず)が形
成され、次に発熱抵抗体列3、検査用抵抗体7が形成さ
れ、さらに続いて共通電極4、個別電極5、…、5、検
査用電極6が形成される(第1図参照)。
第1図は、各区画に形成されるパターンの要部を示して
いる。発熱抵抗体列3は、切断線に沿って形成されて
いる。発熱抵抗体列3の切断線側には、共通電極4が
形成され、各発熱抵抗体3a、…、3aに共通に接続し
ている。一方、発熱抵抗体列3の、切断線の反対側に
は、個別電極5、…、5が列設され、各個別電極5は、
それぞれ発熱抵抗体3aに接続している。
共通電極4と検査用電極6とは、一体に形成されてい
る。共通電極4の引出し部4aは、検査用電極の一方を
兼ね、この引出し部4aと検査用電極6との間には抜き
パターン8が形成されている。この抜きパターン8の先
端8aは、発熱抵抗体列3の中心より、距離Dの最小許
容値DMIN離れた位置になるよう形成されている。
また、検査用抵抗体7は、この抜きパターン先端8a及
び枝部8bに接するような長方形上に形成されており、
その先端7aは、発熱抵抗体列3の中心より、距離Dの
最大許容値DMAXとなるように形成されている。
さて、アルミナセラミック基板2は、切断線により
切断分割されて、個々の絶縁基板2とされる。第2図
(a)は、絶縁基板のエッジ(切断線)2aと、発熱抵抗
体3の中心線との距離Dが許容範囲にはいっている場合
を示している。この時、共通電極4と検査用電極6は切
断の結果分離され、引出し部4aと検査用電極6が検査
用抵抗体7を介して導通する。よって共通電極4と検査
用電極6間に、所定の範囲の抵抗値があるか否かを電気
的に検査して、距離Dが所定の範囲にあるか否かを判断
することができる。
また、検査用抵抗体7の電流が流れる面積は、距離Dに
比例して変化するから、抵抗値より距離Dの値自体も知
ることができる。前記抜きパターン8の枝部8bは、距
離Dに対する抵抗値の変化を大きく出すために形成され
ている。
第2(b)は、距離DがDMAXよりも大きい場合を示し
ており、切断によっても共通電極4と検査用電極6が分
割されない。よって、この時には共通電極4と検査用電
極6とが短絡状態となり、距離DがDMAXより大きい
ことを知ることができる。
第2図(c)は、距離DがDMINよりも小さい場合を示
しており、共通電極引出し部4aと検査用電極6とが抜
きパターン8により完全に分離されている。よって、共
通電極4aと検査用電極6との間に導通がない場合に
は、距離DがDMINを下回っていると判断できる。
なお、この実施例では、検査用電極の一つを、共通電極
が兼ねている場合を示しているが、共通電極とは別にも
う一つの検査用電極を設けてもよく適宜設計変更可能で
ある。
また、上記実施例では、薄膜型サーマルヘッドについて
説明しているが、この考案は厚膜型サーマルヘッドにつ
いても適用可能である。
(ト)考案の効果 以上説明したように、この考案のサーマルヘッドは、絶
縁基板縁部上には、一対の検査用電極を設け、これら検
査用電極は、絶縁基板縁部と前記発熱抵抗体列との距離
の最小許容値となる位置より前記絶縁基板上中央側では
分離し、前記距離が最小許容値と最大許容値との間の位
置では検査用抵抗体で結ばれ、前記距離が最大許容値以
上の位置では短絡していることを特徴とするものであ
り、検査の手間が省け、サーマルヘッドの製造コストを
低減できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係るサーマルヘッドの
絶縁基板切断前の抵抗体及び電極パターンを説明する
図、第2図(a)、第2図(b)及び第2図(c)は、それぞれ
絶縁基板縁部−発熱抵抗体中心間の距離と共通電極−検
査用電極間の導通状態を説明する図、第3図は、同サー
マルヘッド及び従来のサーマルヘッドの製造工程を説明
する図、第4図は、従来のサーマルヘッドの検査を説明
する図、第5図は、同従来のサーマルヘッドの要部断面
図である。 2a:絶縁基板縁部、3:発熱抵抗体列、 4:共通電極、5:個別電極、 6:検査用電極、7:検査用抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に、絶縁基板縁部に沿って発熱
    抵抗体列を形成すると共に、この発熱抵抗体列に通電す
    る電極とを形成してなるサーマルヘッドにおいて、 前記絶縁基板縁部上には、一対の検査用電極を設け、こ
    れら検査用電極は、前記絶縁基板縁部と前記発熱抵抗体
    列との距離の最小許容値となる位置より前記絶縁基板上
    中央側では分離し、前記距離が最小許容値と最大許容値
    との間の位置では検査用抵抗体により結ばれ、前記距離
    が最大許容値以上の位置では短絡していることを特徴と
    するサーマルヘッド。
JP12204888U 1988-09-17 1988-09-17 サーマルヘッド Expired - Lifetime JPH0616763Y2 (ja)

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JP12204888U JPH0616763Y2 (ja) 1988-09-17 1988-09-17 サーマルヘッド

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JP12204888U JPH0616763Y2 (ja) 1988-09-17 1988-09-17 サーマルヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH0241945U JPH0241945U (ja) 1990-03-22
JPH0616763Y2 true JPH0616763Y2 (ja) 1994-05-02

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