JPH07326506A - チップ抵抗器の製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器の製造方法

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JPH07326506A
JPH07326506A JP6139383A JP13938394A JPH07326506A JP H07326506 A JPH07326506 A JP H07326506A JP 6139383 A JP6139383 A JP 6139383A JP 13938394 A JP13938394 A JP 13938394A JP H07326506 A JPH07326506 A JP H07326506A
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JP
Japan
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resistor
electrodes
mask
chip
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Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6139383A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Tamura
雅英 田村
Tatsuya Nishida
達也 西田
Koji Azuma
絋二 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工数を削減することができ、正確な抵抗
値の設定が簡単に可能なチップ抵抗器の製造方法を提供
する。 【構成】 各々複数のチップ基板12を形成する複数の
大型の絶縁性基板に、所定間隔で各々複数の抵抗体16
を印刷等により形成する。この後これらの絶縁性基板に
電極14を形成するに際して、初めに各抵抗体16の両
端部に所定のマスクにより一旦電極14を印刷形成し、
この電極14間の抵抗値を測定する。測定された抵抗値
が基準値より大きい場合はその度合いに合わせて電極1
4間の間隔の短いマスクを選択し、逆に測定された抵抗
値が基準値より小さい場合はその度合いに合わせて電極
14間の間隔の長いマスクを選択する。以後、この選択
されたマスクにより、抵抗体16が形成された他の絶縁
性基板の各抵抗体16の両端部に電極14を印刷形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大型絶縁基板上に抵
抗体を形成し、これを分割して個々のチップ抵抗器を形
成するチップ抵抗器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なチップ抵抗器は、例えば
特公平5−53281号公報や特開平2−43701号
公報に開示され、図4に示すように、薄い平板状の大型
の絶縁基板2の表面に、複数の電極4及び電極4間の抵
抗体6を印刷等により形成し、各抵抗体6をレーザ等に
よりトリミングし所定の抵抗値に調整して、その基板2
を各抵抗体毎に分割して、個々のチップ抵抗器を形成し
ていた。この抵抗体6の表面には、ガラス等のトリミン
グ用コート7が施され、トリミング後にさらにオーバー
コート9が形成されるものであった。このトリミング用
コート7は、レーザトリミング時のマイクロクラックの
防止やオーバーコート9を形成した際に、トリミングに
より調整した抵抗値が変化してしまうのを抑えるため等
のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、30MΩ以上の高抵抗用チップ抵抗器をレーザトリ
ミングを行うと、抵抗体にマイクロクラックが生じ、抵
抗値の異常を生じる場合があり、レーザートリミングが
難しいものであった。そして、これにより抵抗値調整を
行おうとすると、装置が複雑かつ高価なものになってし
まうものであった。さらに、100MΩ〜100GΩ以
上の高抵抗用チップ抵抗器の場合は、レーザトリミング
によりクラックが生じ、抵抗値調整ができないものであ
った。
【0004】この発明は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、正確な抵抗値の設定が簡単に可能なチップ
抵抗器の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、各々複数の
チップ基板を形成する複数の大型の絶縁性基板に、所定
間隔で各々複数の抵抗体を印刷等により形成し、これら
の絶縁性基板に電極を形成するに際して、初めに各抵抗
体の両端部に所定のマスクにより一旦電極を印刷形成
し、この後この電極間の抵抗値を測定し、測定された抵
抗値が基準値より大きい場合はその度合いに合わせて上
記電極間間隔の短いマスクを選択し、逆に測定された抵
抗値が基準値より小さい場合はその度合いに合わせて上
記電極間間隔の長いマスクを選択し、以後この選択され
たマスクにより、上記抵抗体が形成された他の上記絶縁
性基板の各抵抗体の両端部に電極を印刷形成し、この
後、この抵抗体にオーバーコートを施し、一旦個々のチ
ップ抵抗器の端面が露出するように分割し、端面電極を
形成した後、個々のチップ抵抗器に分割するチップ抵抗
器の製造方法である。また、上記電極間の抵抗値を測定
し、測定された抵抗値が基準値より大きい場合はその度
合いに合わせて上記電極間の抵抗体上に所定の導体部を
印刷するマスクを選択し、以後この選択されたマスクに
より、上記抵抗体が形成された他の上記絶縁性基板の各
抵抗体の両端部及びその中間部に電極及び導体部を印刷
形成するものである。
【0006】
【作用】この発明のチップ抵抗器の製造方法は、抵抗値
の調整を、電極形成前に所望のマスクを選択することに
より行い、そのロットについては、ほぼ均一な抵抗値が
得られ、トリミングの必要がなくなるものである。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1、図2はこの発明の第一実施例を示す
もので、この実施例のチップ抵抗器10は、セラミック
ス等の絶縁性基板を分割したチップ基板12の表面に、
酸化ルテニウム等の抵抗体16が形成され、その両端部
に、銀、銀−パラジウム、金、銀−マンガン、銀−パラ
ジウム−マンガン、銀−白金、銅等のメタルグレーズペ
ーストや、銀レジンペーストによる表面電極14が形成
されている。また同様にして、表面電極14とチップ基
板12を挟んで対面する位置に、裏面電極15が形成さ
れている。そして、抵抗体16の表面は、ガラス又はエ
ポキシ系樹脂等のオーバーコート19により覆われてい
る。
【0008】また、チップ基板12の側面及び表裏面に
かけて、銀ペースト等を塗布して形成された端面電極2
2が設けられ、この端面電極22及び、表裏面電極1
4,15の外表面に、さらに保護層としてのニッケルメ
ッキ24が形成され、さらに、ハンダ付けを確実にする
ために図示しないハンダメッキも施されている。
【0009】なお、回路とのダイボンド接続の場合、電
極22は銀又は銀−パラジウムのグレーズペースト又は
レジンペーストが好ましく、ワイヤボンディング接続の
場合、表面電極14は、金グレーズ、金レジネートのみ
で構成し、ニッケルメッキ、ハンダメッキ等はしないも
のである。
【0010】次にこの実施例のチップ抵抗器の製造方法
について説明する。この実施例のチップ抵抗器10は、
先ず、チップ基板12を形成する大型の絶縁基板の裏面
に、チップ基板12毎に分割する分割線に沿って、裏面
電極15を印刷する。そして、乾燥後、焼成する。次
に、各チップ基板12毎に、抵抗体16を印刷し乾燥
後、焼成する。この抵抗体16の印刷工程までは、その
ロット分の数だけの、多数の大型絶縁基板に対して順次
行われるものである。
【0011】次に、抵抗体16の両端部に各々一部重な
るように所定位置に、表面電極14を印刷する。この印
刷は、先ず最初にサンプルとして1枚目の大型基板の各
抵抗体16に対して、所定のマスクが施されたスクリー
ンを用いて、いわゆるスクリーン印刷により所定位置に
表面電極14を印刷する。このスクリーンは、微妙に、
形成する表面電極14の間隔を変えたものを複数種類用
意されているものである。そして、印刷した表面電極1
4を、乾燥、焼成する。この後、形成されたチップ抵抗
器10の抵抗値を測定する。この実施例のチップ抵抗器
10は、30MΩ以上で、数百GΩないし、テラΩレベ
ルの抵抗値を設定するものである。そして、測定した抵
抗値が、所望の基準値より大きい場合は、この基準値を
越えた度合いに合わせて、形成する表面電極14間の間
隔の短いマスクを有したスクリーンを選択する。また、
逆に測定された抵抗値が基準値より小さい場合は、その
度合いに合わせて表面電極14間の間隔の長いマスクを
選択する。そして、以後この選択したマスクを有したス
クリーンを用いて、そのロット分の大型絶縁性基板の各
抵抗体16の両端部に表面電極14を印刷形成する。
【0012】そして、抵抗体16を覆うオーバーコート
19を、印刷形成し、乾燥、焼成する。この後、大型の
絶縁基板を分割線で、短冊状に分割し、端面に銀ペース
ト等を塗布し端面電極22を形成する。そして、各チッ
プ基板12毎に分割し、端面電極22、裏面電極15及
び表面電極14上に、ニッケルメッキ24を施し、その
外側にハンダメッキを施す。
【0013】この実施例のチップ抵抗器は、形成される
チップ抵抗器10の抵抗値を、トリミングによることな
く、一製造工程の最初に検査を行うだけで、比較的均一
な抵抗値の高抵抗用のチップ抵抗器を製造することがで
きる。具体的には、下記の表1のように、抵抗値が許容
差内に収まる抵抗器の割合が大幅に向上したものであ
る。
【0014】
【表1】
【0015】この発明の他の実施例のチップ抵抗器とし
て、図3(A)に示すように、表面電極14の形状を、
互いに対向する方向に凸状に形成したものでも良い。こ
の場合、表面電極14の凸部の膨らみの異なるマスクを
複数用いて、所望の抵抗値になるようにマスクを選択す
れば良い。さらに、凸部の形状は、台形状でも良く、適
宜選択可能なものである。また、図3(B)に示すよう
に、抵抗値調整用の導体部14aを、表面電極14の間
の抵抗体16上に形成したものでも良い。この場合も、
導体部14aは、表面電極14の形成時に同時に形成さ
れるもので、この導体部14aの幅または形状を適宜変
えた複数のマスクを用意して、所望の抵抗値になるよう
にマスクを選択すれば良い。
【0016】これらの実施例によっても、上記実施例と
同様の効果が得られ、微妙な調整も可能となる。
【0017】尚、この発明のチップ抵抗器の抵抗体は、
上記実施例の他、ニッケル−鉄−リン合金等の、金属皮
膜抵抗体でも良く、また、表面電極や、端面電極の組成
は適宜選択し得るものであり、銀以外の銅等の導電性ペ
ーストを使用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明のチップ抵抗器は、抵抗体の表
面側に電極を形成し、その電極の位置や、導体部を、所
定の複数のマスクの中から選択して、印刷形成している
ので、レーザートリミング及びそのためのコートをなく
し、製造工程を簡略化することができるものである。さ
らに、高抵抗用のチップ抵抗器においても、正確な抵抗
値調整を可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例のチップ抵抗器の平面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】このこの発明のチップ抵抗器の他の実施例を示
す概略図である。
【図4】従来技術のチップ抵抗器を示す断面図である。
【符号の説明】
10 チップ抵抗器 12 チップ基板 14 表面電極 15 裏面電極 16 抵抗体 19 オーバーコート 22 端面電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々複数のチップ基板を形成する複数の
    大型の絶縁性基板に、所定間隔で各々複数の抵抗体を形
    成し、これらの絶縁性基板に電極を形成するに際して、
    初めに各抵抗体の両端部に所定のマスクにより一旦電極
    を印刷形成し、この後この電極間の抵抗値を測定し、測
    定された抵抗値が基準値より大きい場合はその度合いに
    合わせて上記電極間間隔の短いマスクを選択し、逆に、
    測定された抵抗値が基準値より小さい場合はその度合い
    に合わせて上記電極間間隔の長いマスクを選択し、以後
    この選択されたマスクにより、上記抵抗体が形成された
    他の上記絶縁性基板の各抵抗体の両端部に電極を印刷形
    成し、この後、この抵抗体にオーバーコートを施し、一
    旦分割して、端面電極を形成し、個々のチップ抵抗器に
    分割するチップ抵抗器の製造方法。
  2. 【請求項2】 各々複数のチップ基板を形成する複数の
    大型の絶縁性基板に、所定間隔で各々複数の抵抗体を形
    成し、これらの絶縁性基板に電極を形成するに際して、
    初めに各抵抗体の両端部に所定のマスクにより一旦電極
    を印刷形成し、この後この電極間の抵抗値を測定し、測
    定された抵抗値が基準値より大きい場合はその度合いに
    合わせて上記電極間の抵抗体上に所定の導体部を印刷す
    るマスクを選択し、以後この選択されたマスクにより、
    上記抵抗体が形成された他の上記絶縁性基板の各抵抗体
    の両端部に電極及び上記導体部を印刷形成し、この後、
    この抵抗体にオーバーコートを施し、一旦分割して、端
    面電極を形成し、この後さらに、個々のチップ抵抗器に
    分割するチップ抵抗器の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記抵抗体を印刷により形成し、上記電
    極を印刷形成するマスクは、スクリーン印刷のスクリー
    ンである請求項1又は2記載のチップ抵抗器の製造方
    法。
JP6139383A 1994-05-30 1994-05-30 チップ抵抗器の製造方法 Withdrawn JPH07326506A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08203701A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップ形固定抵抗器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08203701A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップ形固定抵抗器

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Effective date: 20040225