JP2007062837A - 段ボール製パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】 非常に簡単な構成でパレットのデッキボード等を補強することができ、デッキボードの圧縮強度のみならず、フォークリフトで持ち上げる際の、全体としての剛性を格段に高めることができる。
【解決手段】脚部3と、上記脚部の上面に接合されたデッキボード2と、上記デッキボードの四方の縁部に設けられたフラップ6,7,8,9とを備える段ボール製パレット1であって、矩形状の断面を有するとともに、上記デッキボードの底面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材18と、上記補強部材の上面に接合されるダンボール製上板部材19とを備えて構成される。

Description

本願発明は、ダンボール製パレットに関する。詳しくは、構成部材の全てに段ボールを採用したパレットに関する。
製品の保管や運搬に、フォークリフトに対応したパレットが用いられることが多い。従来のパレットは、強度を確保するため、木材やプラスチック、金属等で形成されることが多かった。
しかし、木材の枯渇やリサイクルの観点から、段ボールを使用した紙製パレットが普及しつつある。段ボール製のパレットは、リサイクルが容易であり、焼却処分することも可能である。また、軽量で安価に製作することもできる。
ところが、従来の段ボール製パレットは、木材製や金属製のパレットに比べて強度が劣るという問題があった。上記欠点を補完するため、木材や樹脂からなる補強部材を設けたものが提供されている。しかしながら、上記木材や樹脂を組み合わせると、製造コストが増加したり、リサイクルが面倒になる等の問題があった。また、段ボール等の紙部材を用いた補強構造を採用したパレットも提案されている。
特開2003−40268
上記特許文献1には、段ボール製床板本体の表面に、紙管を短尺に切断した補強材を、その端面が床板本体の表面側となるように多数並べて配置して、それら床板本体と補強材とを一体に固着してなることを特徴とするパレットが記載されている。
上記特許文献1に記載されているパレットは、上記紙管を利用した補強材を採用しているため、載置された収容物からの圧縮荷重に対する強度は極めて大きい。
ところが、上記紙管は、独立して上記床板に接合されているため、隣接する紙管は相互に力を作用させることはない。このため、床板の下面に脚部を設けてフォークリフトで搬送するように構成した場合、床板が全体として撓みやすくなる。この問題を解決するため、補強材と補強材の間の隙間に充填材を充填することが提案されているが、製造工程が複雑化するとともに、製造コストが増加することは明らかである。さらに、重量が増加して、非常に取り扱い難いものとなる。
また、上記特許文献1に記載されているパレットにおいては、上部空間に紙管を利用して支柱を設け、上記支柱にパネル材を設けて側壁を構成したものが開示されている。
しかしながら、上記紙管を利用して側壁を設ける構造は非常に複雑であり、製造コストが増加するのは明らかである。
本願発明は、上記従来の問題を解決し、非常に簡単な構成でパレットのデッキボード等を補強することができ、デッキボードの圧縮強度のみならず、フォークリフトで持ち上げる際の、全体としての剛性を格段に高めることができる総段ボール製パレットを提供するものである。
本願発明は、脚部と、上記脚部の上面に接合されたデッキボードと、上記デッキボードの四方の縁部に設けられたフラップとを備える段ボール製パレットであって、矩形状の断面を有するとともに、上記デッキボードの底面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、上記補強部材の上面に接合されるダンボール製上板部材とを備えて構成される。
本願発明に係る上記補強部材は、断面矩形状の部材から形成される。上記補強部材は、屈曲強度の高い方向すなわち、ライナーがデッキボードの表面に対して直角方向となるように貼り合わせるのが好ましい。上記構成を採用することにより、圧縮荷重に対する抵抗力はもちろん、デッキボード全体の変形抵抗、すなわち、フォークリフトで持ち上げる際の変形強度を大幅に高めることができる。また、補強部材をデッキボードの縁部から縁部までを連続する長尺棒状に形成するのが好ましい。
さらに強度を高めるには、上記補強部材を複数の段ボールを貼り合わせて複々両面段ボールで構成するとともに、中芯の凹凸条の方向が長手方向に向くように設定して、上記凹凸条が上記デッキボードの表面に平行となるように貼り合わせるのが好ましい。
本願発明に係る上記補強部材は、上記デッキボード等を製作した際の端材を利用して形成することができる。このため、材料費をほとんど増加させることなく、補強構造を構成することができる。
一方、上記補強部材は、デッキボードの底面に配置されるとともに、上記上板部材で覆われるため、従来のパレットの外観や構成をほとんど変更することなく、強度を高めることができる。
さらに、本願発明では、上記上板部材として、上記デッキボードより厚さが小さいものを採用することができる。上記構成により、圧縮荷重及び曲げ変形に対する強度が高く、しかも、全体として軽量なパレットを提供することが可能となる。さらに、段ボールを、大型のパレットに適用することも可能となった。
上記補強部材の配置方向や間隔は特に限定されることはなく、脚部材の間隔や、フォークリフトの爪の差し込み方向に応じて設定することができる。また、デッキボードの縁部に対して斜め方向に上記補強部材を配置してもよい。
本願の請求項2に記載した発明は、上記補強部材を直接デッキボードの底面に接合するのではなく、段ボール製下板部材を介して上記デッキボードの底面に接合したものである。上記構成を採用することにより、デッキボードの強度をさらに高めることができる。
また、上記補強部材を上板部材と下板部材とで挟み込んで一体的に接合した補強体を別途形成し、パレットの大きさに応じて上記補強体を切断して、デッキボードに貼り合わせることが可能となる。これにより、従来の段ボール製パレットにも、補強構造を極めて容易に付加することが可能となる。
本願の請求項3に記載した発明は、上記デッキボードないし上記フラップに連結される段ボール製側壁部材を設けたものである。上記側壁部材を設ける方法は特に限定されることはなく、従来の種々の手法を採用できる。特に、本願発明に係る補強構造は、従来のデッキボードの構造をほとんど変更することはない。このため、従来の種々の手法で側壁部材を設けることができる。
本願の請求項4に記載した発明は、上記補強部材及び/又は上記上板部材と、上記フラップ内面との間に隙間を設け、上記側壁部材の下縁部を上記隙間に差し込むことにより、上記側壁部材と上記デッキボードないしフラップとを連結したものである。
上記構成を採用することにより、上記補強部材と上記上板部材を利用して側壁部材の連結構造を構成することができる。しかも、上記補強部材及び上記上板部材によって、デッキボード自体の変形抵抗が高められる。このため、上記側壁部材の下縁部を上記隙間に差し込むだけで、上記側壁部材を上記デッキボードに対して、位置決めを行いつつ強度高く連結することができる。
上記側壁部材は、接着剤を用いて上記デッキボードないし上記フラップに対して離脱不可能に接合することもできるし、分解可能に連結することもできる。
上記側壁部材として、デッキボードの寸法に対応した矩形筒状のものを採用することができる。また、請求項5に記載した発明のように、上記側壁部材として、平面視略L字状の一対の部材を組み合わせて構成することもできる。本願発明では、上記補強部材ないし上記上板部材と、上記フラップとの間に側板部材の下縁部が挟持されるため、デッキボードと側壁部材の連結強度を確保できるばかりでなく、組立及び分解を容易に行うこともできる。
本願の請求項6に記載した発明は、上記側壁部材の上方開口を覆うトップボードと、上記側壁部材の上縁部に添着されるフラップとを備える蓋部材を設けたものである。
上記蓋部材の構成は特に限定されることはない。従来と同様にフラップを上記側壁部材の上縁外面に被着するようにして組み付けるように構成できる。
請求項7に記載した発明は、上記蓋部材を、矩形状の断面を有するとともに、上記トップボードの下面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、上記補強部材の下面に接合されるダンボール製下板部材とを備えて構成したものである。
従来の総段ボール製箱型パレットにおいては、強度が低いため、積み重ねることは困難であった。本願発明では、上記デッキボードと上記蓋部材に同様の補強構造を設けることにより、積み重ねて使用することも可能となった。
請求項8に記載した発明のように、上記補強部材を、段ボール製上板部材を介して上記トップボードの下面に接合することにより、上記蓋部材の強度をさらに高めることができる。
本願の請求項9に記載した発明は、上記蓋部材に設けた上記補強部材及び上記下板部材と、上記フラップ内面との間に隙間を設け、この隙間に上記側壁部材の上縁部を差し込むことにより、上記蓋部材と上記側壁部材とを連結したものである。
本願発明では、上記補強部材ないし上記下板部材により、上記側壁部材の上縁部が位置決めされた状態で固定され、内部空間側に撓むことはない。したがって、トップボードの積載荷重を増加させることが可能となった。この結果、重量物を収容したパレットを積層することも可能となる。
従来、比較的小さな収容物をパレット内部にバラ積みした場合、側壁部が変形して外側へ膨張するといった問題があった。本願の請求項10に記載した発明は、デッキボードと同様に上記側壁部材を補強することにより、上記問題を解決したものである。
請求項10に記載した発明は、上記側壁部材を、矩形状の断面を有するとともに上記側壁部材の内面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、上記側壁部材により形成される内部空間側において、上記補強部材に接合されたダンボール製内側部材とを備えて構成したものである。
上記補強部材及び上記内側部材とを設けることにより、バラ積みした収容物から側壁部材に側方への力が作用した場合であっても、側壁部材が外方へ撓みにくくなる。しかも、上記側壁部が補強されることにより、垂直方向に作用する荷重支持力も向上し、パレットを複数段積み重ねることも可能となる。
本願の請求項11に記載した発明は、上記補強部材を、側壁部材に接合された側板部材を介して上記側壁部材に接合したものである。上記デッキボード、上記トップボードと同様の補強構造を採用することにより、製造工程を簡略化することができる。
本願の請求項12に記載した発明は、脚部と、上記脚部の上面に接合されたデッキボードと、上記デッキボードの上方空間を囲むように上記デッキボードの縁部に連結される側壁部材を備える段ボール製パレットであって、矩形状の断面を有するとともに、上記デッキボードの底面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、上記補強部材の上面に接合されるダンボール製上板部材とを備え、上記側壁部材は、上記補強部材ないし上記上板部材の側部外縁に嵌め込むようにして、上記デッキボードに対して連結されているものである。
本請求項に記載した発明は、フラップのないデッキボードに対応したものである。従来のこの種の構造では、フラップの外周部に側壁部材の下縁内面を添着してデッキボードに対して連結されていたが、上記補強部材と上板部材の強度はフラップに比べて格段に高く、直接側壁部材を連結することができる。なお、従来と同様に上記補強構造の縁部を囲むフラップを設けて、フラップの外周部に、上記側壁部を連結するように構成することもできる。
以下、本願発明の実施の形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係るパレット1は、全体が直方体箱状の形態を備えており、デッキボード2と、このデッキボード2の下面に接合されたブロック状の脚部3と、上記デッキボード2の上方空間を囲む側壁部材4と、上記側壁部材4の上方開口を封止する蓋部材5とを備えて構成されている。
上記デッキボード2の四方の縁部には、上方に立ち上がるフラップ6,7,8,9が設けられており、上記デッキボード2と四方の上記フラップ6,7,8,9で平面視矩形状のトレイが構成されている。
上記脚部3は、フォークリフトの爪が挿入できる差し込み間隔を開けて配置されており、四方から爪を挿入して持ち上げることができるように構成されている。
上記側壁部材4は、図5に示すように、一対の平面視L字状部材10,11から構成されており、縁部を重ねるようにして連結して筒状の形態に組み付けることにより、上記デッキボード2の上方に筒状空間を構成している。
上記蓋部材5は、トップボード12と、上記トップボード12の四方の縁部から下方に向けて延出するフラップ13,14,15,16を備えて構成されており、図2に示すように、上記フラップ13,14,15,16が、上記側壁部材4の上縁部外面を囲むようにして連結される。上記トップボード12及びフラップ13,14,15,16も、すべて段ボールから形成されている。
本実施の形態では、図6及び図7に示すように、上記デッキボード2の底面17に、矩形状の断面を有する3層のダンボール製長尺補強部材18が、一定の間隔を開けて平行に接合されている。上記補強部材18は、上記デッキボード2の底面17の全域にわたって配置されているとともに、上記補強部材18の上面には、ダンボール製の上板部材19が貼着されており、実質的な収容物の載置面を構成している。本実施の形態では、上記デッキボード2及びフラップ6,7,8,9に厚さ約10mmの段ボール板材を採用するとともに、上記上板部材19に厚さ約5mmの段ボール板材を採用している。また、上記上板部材19は、上記デッキボード2の底面全域を覆うように設定されている。上記補強部材18は、上記デッキボード2を裁断した際の端材を3層に積層貼着して構成されている。
図4及び図7に示すように、上記補強部材18ないし上記上板部材19の縁部と、上記フラップ6,7,8,9の内面との間には、上記側壁部材4の厚さに対応した隙間20が形成されている。上記側壁部材4は、下縁部を上記隙間20に挿入するようにして、上記デッキボード2ないし上記フラップ6,7,8,9に連結されている。
さらに、上記トップボード12の下面12にも、上記デッキボード2の底面17に設けたのと同様の補強構造が形成されている。すなわち、上記トップボード12の下面に、矩形状の断面を有するダンボール製長尺補強部材22が、一定の間隔を開けて平行に接合されているとともに、上記補強部材22の下面に、ダンボール製の下板部材23が設けられている。上記下板部材23も、上記トップボード12の厚さの約半分のダンボール板材が採用されている。
また、上記補強部材22ないし上記下板部材23と、上記フラップ13,14,15,16の内側面との間にも、上記側壁部材4の厚さに対応した隙間24が形成されており、上記側壁部材4の上縁部を上記隙間24に収容するようにして、上記蓋部材5が上記側壁部材に連結されている。
本実施の形態では、上記側壁部材4は、上記デッキボード2及び上記蓋部材5に対して着脱可能に保持されており、図5に示すように、全体を4つの部材に分解することができるように構成されている。
本実施の形態では、図7から明らかなように、上記補強部材18及び上記上板部材19によって、デッキボード2が補強されている。上記補強構造は、段ボールを積層した補強部材18のライナー部25が、デッキボード2の底面17に対して直交するとともに、中芯26の凹凸条が上記デッキボード2の表面に対して平行となるように配置されている。このため、収容物から作用する上記デッキボード2の圧縮変形に対する抵抗を高めるだけでなく、上記デッキボード2の曲げ変形に対する抵抗力を増加させている。このため、上記脚部3の間にフォークリフトの爪を挿入して持ち上げた場合等にも、上記デッキボード2の全体としての撓みを抑制することができる。これにより、比較的小さい部品をバラ積みした場合であっても、上記デッキボード2が変形するのを効果的に防止することが可能となる。
また、本実施の形態に係る側壁部材4は、上記補強部材18ないし上記上板部材19と上記フラップ6,7,8,9の内面との間に挟持されるように構成されているため、挿入するだけで高い連結強度を確保することができる。また、外方から不用意な力が作用した場合であっても、側壁部材4が内方へ変位することもない。しかも、上記側壁部材4及び上記蓋部材5を容易に着脱することができるため、作業性を格段に向上させることができる。
さらに、本実施の形態では、上記トップボード12の下面にも、上記デッキボード2と同様の補強構造を設けるとともに、上記側壁部材4の上縁部をデッキボードに対する連結構造と同様に連結しているため、蓋部材5の荷重支持能力も大幅に向上している。しかも、上記側壁部材4の上縁部及び下縁部が精度高く位置決めされているため、上記側壁部材4の荷重支持能力も大幅に向上している。この結果、上記蓋部材5の上面に、パレットを積層することが可能となる。
図8に、本願発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態では、断面矩形状の長尺補強部材31を、上板部材32と板板部材33とで挟み込んで一体化した補強板34をあらかじめ形成しておき、上記補強板34を、上記デッキボード2び上記トップボード12の大きさに応じて切断して、上記デッキボードの底面12及びトップボードの下面27に張り合わせたものである。
上記構成を採用することにより、上記デッキボード2及び上記トップボード12の補強構造を極めて簡単に構成することができる。しかも、上記上板部材32及び上記下板部材33と、上記補強部材31とを大きな圧力を作用した状態で張り合わせることが可能となり、安定した品質のパレットを提供することが可能となる。
図9に、本願発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態では、補強部材41をフラップに対して角度をもたせて配置している。上記構成を採用することにより、強度の方向性が緩和される。
図10に、本願発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態では、側壁部材4にも、補強構造を設けたものである。上記側壁部材4は、矩形状の断面を有するとともに、上記側壁部材の内面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材40と、上記側壁部材4により形成される内部空間側において、上記補強部材40に接合されたダンボール製内側部材41とを備えて構成されている。上記補強構造は、上記デッキボード2及びトップボード12の補強構造と同様であるので説明は省略する。
上記側壁部材2の補強構造を設けることにより、側壁の変形強度が格段に高まり、小さな部品等をバラ積みした場合等に生じる側壁の外方への変形を効果的に防止できる。
さらに、側壁の垂直方向の荷重支持能力も格段に向上する。したがって、複数のパレットを積み重ねて保管することが可能となる。
図11及び図12に、本願発明の第5の実施の形態を示す。この実施の形態では、上記デッキボード2及び上記トップボード12に上述したのと同様の補強構造を設ける一方、フラップを設けていない。上記側壁部材4は、上記補強構造を構成する補強部材18,22と、上板部材19ないし下板部材23の縁部を囲むように連結されている。
本実施の形態における上記補強部材18,22ないし上板部材19ないし下板部材23の変形強度は、フラップに比べて格段に大きい。したがって、フラップを設けることなく、側壁部材4を連結しても問題が生じることはない。
本願発明は、上述の実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、側壁部4を上記デッキボード2に対して分解可能に連結したが、接着材等によって固着することもできる。
また、実施の形態では、ブロック状の脚部3を設けたが、長尺桁状の脚部を設けることもできる。
また、各部材に採用される段ボールの構造も限定されることはない。強度を高めるために、2層あるいは3層以上の段ボールを採用することもできる。
本願発明に係るパレットの組付状態を示す全体斜視図である。 図1におけるII−II線に沿う断面図である。 蓋部と側壁部とを分離した状態を示す全体斜視図である。 図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。 図1に記載したパレットの分解斜視図である。 デッキボードの補強構造を示すための図であり、図4におけるVI−VI線に沿う一部破断平面図である。 デッキボードと側壁部材との連結構造を示す要部の拡大断面図である。 本願発明の第2の実施の形態を示す図であり、図4に相当する断面図である。 本願発明の第3の実施の形態を示す図であり、図6に相当する一部破断平面図である。 本願発明の第4の実施の形態を示す図であり、図2に相当する断面図である。 本願発明の第5の実施の形態を示す図であり、図4に相当する断面図である。 本願発明の第5の実施の形態を示す図であり、図11に示すパレットの組付状態を表す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 パレット
2 デッキボード
3 脚部
6 フラップ
7 フラップ
8 フラップ
9 フラップ
18 補強部材
19 上板部材

Claims (12)

  1. 脚部と、上記脚部の上面に接合されたデッキボードと、上記デッキボードの四方の縁部に設けられたフラップとを備える段ボール製パレットであって、
    矩形状の断面を有するとともに、上記デッキボードの底面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、
    上記補強部材の上面に接合されるダンボール製上板部材とを備える、段ボール製パレット。
  2. 上記補強部材は、段ボール製下板部材を介して上記デッキボードの底面に接合されている、請求項1に記載の段ボール製パレット。
  3. 上記デッキボードないし上記フラップに連結される段ボール製側壁部材を備える、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  4. 上記補強部材及び/又は上記上板部材と、上記フラップ内面との間に隙間を設け、上記側壁部材の下縁部を上記隙間に差し込むことにより、上記側壁部材がデッキボードに対して連結されている、請求項3に記載の段ボール製パレット。
  5. 上記側壁部材は、平面視略L字状の一対の部材を組み合わせて構成されている、請求項3又は請求項4のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  6. 上記側壁部材の上方開口を覆うトップボードと、上記側壁部材の上縁部に添着されるフラップとを備える蓋部材を設けた請求項3から請求項5のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  7. 上記蓋部材は、
    矩形状の断面を有するとともに、上記トップボードの下面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、
    上記補強部材の下面に接合されるダンボール製下板部材とを備える、段ボール製パレット。
  8. 上記補強部材は、段ボール製上板部材を介して上記トップボードの下面に接合されている、請求項7に記載の段ボール製パレット。
  9. 上記蓋部材に設けた上記補強部材及び上記下板部材と、上記フラップ内面との間に隙間を設け、この隙間に上記側壁部材の上縁部を差し込むことにより、上記蓋部材と上記側壁部材とが連結されている、請求項7又は請求項8のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  10. 上記側壁部材は、
    矩形状の断面を有するとともに、上記側壁部材の内面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、
    上記側壁部材により形成される内部空間側において、上記補強部材に接合されたダンボール製内側部材とを備える、請求項3から請求項9のいずれかに記載の段ボール製パレット。
  11. 上記補強部材は、側壁部材に接合された側板部材を介して上記側壁部材に接合されている、請求項10に記載の段ボール製パレット。
  12. 脚部と、上記脚部の上面に接合されたデッキボードと、上記デッキボードの上方空間を囲むように上記デッキボードの縁部に連結される側壁部材を備える段ボール製パレットであって、
    矩形状の断面を有するとともに、上記デッキボードの底面のほぼ全域に所定間隔で略平行に配置されたダンボール製補強部材と、上記補強部材の上面に接合されるダンボール製上板部材とを備え、
    上記側壁部材は、上記補強部材ないし上記上板部材の側部外縁に嵌め込むようにして、上記デッキボードに対して連結されている、段ボール製パレット。
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