JP5554697B2 - 運搬陳列兼用ケース - Google Patents
運搬陳列兼用ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP5554697B2 JP5554697B2 JP2010284278A JP2010284278A JP5554697B2 JP 5554697 B2 JP5554697 B2 JP 5554697B2 JP 2010284278 A JP2010284278 A JP 2010284278A JP 2010284278 A JP2010284278 A JP 2010284278A JP 5554697 B2 JP5554697 B2 JP 5554697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- tray
- flap
- column
- outer end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cartons (AREA)
Description
このようなケースは、その開口を通じて内部の商品が視認できるため、店頭において多段に積み重ね、その商品をケースに収納されたままの状態で陳列に供することも可能である。
したがって、商品を兼用ケースから取り出して陳列する場合に比べて、格段に商品の視認性が悪く、商品をケースに収納された状態でディスプレイするにあたり、改善の余地が残されている。
この場合は、前後左右のいずれの方向からも商品を視認可能であるため視認性は向上するものの、兼用ケースを上下に積み重ねた際に四隅の柱部のみで上段側ケースに収納された商品の荷重を支持することになる。
そのため、強度的に不充分であり、柱部が荷重に耐え切れず座屈変形等すると、上段側ケースが落下したり、上段側ケース内の商品の荷重が下段側ケース内の商品に直接負荷されたりして、商品が破損するおそれがある。
また、このような兼用ケースを、汎用されている包装用箱のブランクに最小限の加工を施すことで作製可能とすることである。
また、その柱部の内側に、補強部を重ね合わせることで補強する構成を採用したのである。
さらに、そのような兼用ケースを、汎用されている包装用箱のブランクの端板および側板に切れ込みを施すだけで作製可能としたのである。
またトレー用ブランクは、各外端板の外端フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行に切れ込みが形成されることで、その切れ込み間に区画される内側の内端板と外側の内端フラップを備える。
さらにトレー用ブランクは、各外側板の外側フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行に切れ込みが形成されることで、その切れ込み間に区画される内側の内側板と外側の内側フラップを備える。
また、外端フラップと外側フラップが、重ね合わせて折り曲げられてトレー外底面となる。
さらに、内端板と内端フラップも内側板と内側フラップも、トレー外周面およびトレー外底面に重なり合うようにL字型に折り曲げられて、トレー内周面およびトレー内底面となる。
補強部用ブランクから補強部を組み立てる際には、柱板はトレーの柱部をなす外端板の柱片と外側板の柱片との間に架け渡される。
また、一方の脚板はトレーの外周面をなす外端板と内周面をなす内端板の間に挟み込まれて、他方の脚板はトレーの外周面をなす外側板と内周面をなす内側板の間に挟み込まれる。このようにして、補強部はトレーに固定される。
図示のように、兼用ケース1は、トレー10と補強部20とからなる。
補強部20は、トレー10の平面視L字型に屈曲する柱部の内側に架け渡され、全体として三角柱形構造となることで、柱部を補強している。
店頭での陳列の際には、兼用ケース1はトレー10の四面の周面のほぼ全面が開口2になっているため、前後左右いずれの方向からもその開口2を通じて収納された商品のほぼ全体を識別することができる。したがって、兼用ケース1から商品を取り出して陳列した場合と、遜色ない程度の視認性が確保されている。
また兼用ケース1は、上下に積み重ねられた際に、上側兼用ケース1の荷重を下側兼用ケース1のトレー10の柱部のみで支持することになるが、柱部は補強部20とで三角柱形構造になって耐荷重強度が向上しているため、その損傷などが防がれている。
なお、ここでいう段ボールには、紙製のもののみならず、ブラスチック製のもの(いわゆるプラスチック段ボール)など、あらゆる素材のものが含まれるものとする。
ここで、外端板11および外側板12はそれぞれ略矩形であり、かつ整列方向への長さは、外端板11より外側板12のほうが大きく、整列方向に直交する方向への長さは、ほぼ等しくなっている。外端板11と外側板12の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
ここで外端フラップ13と外側フラップ14は、外端板11と外側板12の整列方向に直交する方向への長さが、ほぼ等しくなっており、かつその長さは、外端板11の前記整列方向への長さの約半分となっている。
なお、隣り合う外端フラップ13と外側フラップ14の間は接続されることなく(切れ込みが介在して)、互いに独立している。
各外端板11の両切れ込みは、この整列方向に対して直交する方向に外縁から内部へと延び、外端フラップ13までに至らずに終端している。
この切れ込みにより、各外端板11の外端板と外側板の整列方向の両端部(切れ込みの外側)には、短冊形の柱片11aが形成されている。
ここで内端板15の幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)は、柱片11aを除いた外端板11の幅(同)とほぼ等しくなっている。
また、矩形の内端フラップ16は、その先端両角隅が矩形に切り欠かれて、切り欠き部16aが形成されている。
外端板11と内端板15の境界、および内端板15と内端フラップ16の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
各外側板12の両切れ込みは、この整列方向に対して直交する方向に外縁から内部へと延び、外側フラップ14までに至らずに終端している。
この切れ込みにより、各外側板12の外端板11と外側板12の整列方向の両端部(切れ込みの外側)には、短冊形の柱片12aが形成されている。
ここで内側板17の幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)は、柱片12aを除いた外側板12の幅(同)とほぼ等しくなっている。
外側板12と内側板17の境界、および内側板17と内側フラップ18の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
また、一対の内端フラップ16の切り欠き部16aを除いた幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)と一つの内側フラップ18の外端板11と外側板12の整列方向の長さの合計が、外側板12の外端板11と外側板12の整列方向の長さとほぼ等しくなっている。
かかる包装箱用ブランクは、組立時には端板および側板を角筒形に折り曲げて周面とし、端フラップおよび側フラップを重ね合わせて閉塞した底面とし、天面が開口するものである。
柱板21の長手方向の長さは、トレー用ブランク10の外端板11および外側板12の前記整列方向と直交する向きの長さとほぼ等しく、柱板21間の距離は、トレー用ブランク10の外端板11の前記整列方向の長さとほぼ等しいかやや小さくなっている。
上述した寸法関係により、対向する外端フラップ13の先端同士は離れているが、対向する外側フラップ14の先端同士が突き合うため、トレー外底面は全面が閉塞されることになる。
この状態で、各柱板21がトレー用ブランク10の外端板11の柱片11aと外側板12の柱片12aの間に架け渡されるように、すなわち柱片11a、12aと柱板21が合わさって三角柱形となるように、トレー10の全面が開口する天面より、内部へと挿入する。
内端板15および内側板17は、段ボールの厚み分に相当するマチ部15a、17aを有し、かつ外端板11および外側板12と幅が等しいため、外端板11および外側板12から浮き上がらないように、これらに重ね合わせることができる。
このとき、図2(a)のように、トレー10の内端フラップ16と内側フラップ18とは、上述した寸法関係から、内端フラップ16の切り欠き部16aに内側フラップ18の先端角隅部が弾性的にかつ過不足なくはまり込む。
このため、内端フラップ16と内側フラップ18はトレーの外底面から浮き上がらないようにきれいに重ね合わせることができる。また、内端フラップ16と内側フラップ18とが弾性的にはまり合うことで、トレー10がブランクの状態へと段ボールの弾性で復元しないように、しっかりと固定される。
そのため、組み立てられたトレー10の柱部が補強部20の柱板21より高く、そのため柱板21の上部は柱部より凹んで段部21aとなっている。
したがって、兼用ケース1の運搬中などに荷崩れ等するのが一層防止されることになる。
すると、最上段の兼用ケース1の天面が、天板30によってほぼ面一になって、その上に他種商品等を載置するのに好適となる。
また、各内端フラップ16および各内側フラップ18の先端角隅の片側同側にだけそれぞれ設けてもよい。
要するに、内端フラップ16および内側フラップ18をトレー10の外底面上に重ねあわせた際に、弾性的に嵌り合うように先端部を補完形状に形成しさえすればよい。
要するに、柱板21がトレー10の柱部に重ね合わされ、脚板23がトレー10の内周面と外周面に挟み込まれて固定されればよい。
また実施形態では柱板21を三面に折り曲げ可能としているが、トレー10の柱部とで四角柱のような多角柱構造が形成されるように、多面に折り曲げ可能でありさえすればよい。
2 開口
10 トレー(トレー用ブランク)
11 外端板
11a 柱片
12 外側板
12a 柱片
13 外端フラップ
14 外側フラップ
15 内端板
15a マチ部
16 内端フラップ
16a 切り欠き部
17 内側板
17a マチ部
18 内側フラップ
19 継代
20 補強部(補強部用ブランク)
21 柱板
21a 段部
22、23 脚板
30 天板
C 商品(飲料用缶)
L 蓋
Claims (3)
- 段ボール製のトレー用ブランクから組み立てられ、天面から四面の周面にかけて四隅の柱部を残して開口するトレーと、
段ボール製の補強部用ブランクから組み立てられ、前記トレーの柱部を内側から補強する補強部と、からなり、
前記トレー用ブランクは、
交互に整列する各一対の外端板および外側板と、
前記各外端板および各外側板の同側にそれぞれ連設された外端フラップおよび外側フラップと、
前記各外端板の前記外端フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行な切れ込みが形成されることでその切れ込み間に区画される、内側の内端板および外側の内端フラップと、
前記各外側板の前記外側フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行な切れ込みが形成されることでその切れ込み間に区画される、内側の内側板および外側の内側フラップと、を備え、
組み立ての際には、
前記外端板および外側板が角筒形に折り曲げられてトレー外周面となり、かつ前記外端板の柱片および外側板の柱片がL字型に折り曲げられてトレー柱部となり、
前記外端フラップおよび外側フラップが重ね合わせて折り曲げられてトレー外底面となり、
前記内端板および内端フラップならびに内側板および内側フラップが、それぞれ前記トレー外周面およびトレー外底面に重なり合うように折り曲げられてトレー内周面およびトレー内底面となり、
前記補強部用ブランクは、
柱板と、
各柱板の長手方向の一端から両側方向に延びる脚板と、を備え、
組み立ての際には、
前記柱板は前記トレーの柱部をなす外端板の柱片と外側板の柱片の間に架け渡され、
前記脚板の一方は前記トレーの外周面をなす外端板と内周面をなす内端板の間に挟み込まれ、前記脚板の他方は前記トレーの外周面をなす外側板と内周面をなす内側板の間に挟み込まれて補強部はトレーに固定される、
商品の運搬と陳列に兼用可能なケース。 - 前記トレー用ブランクの内端フラップおよび内側フラップの少なくとも一方は、その先端角隅部に矩形の切り欠き部を有し、
前記組み立ての際に、内端フラップおよび内側フラップをトレー外底面に重ね合わせると、内端フラップの先端部と内側フラップの先端部とが弾性的に嵌り合う請求項1に記載のケース。 - 組み立てた状態で、前記補強部の柱板の上部に、前記トレーの柱部から凹む段部が形成される請求項1または2に記載のケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010284278A JP5554697B2 (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 運搬陳列兼用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010284278A JP5554697B2 (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 運搬陳列兼用ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012131521A JP2012131521A (ja) | 2012-07-12 |
JP5554697B2 true JP5554697B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=46647605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010284278A Expired - Fee Related JP5554697B2 (ja) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | 運搬陳列兼用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5554697B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3464088A4 (en) * | 2016-06-03 | 2019-12-25 | Graphic Packaging International, LLC. | PACKAGE COMPRISING A CARTON WITH AN INSERTED ELEMENT |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2762550A (en) * | 1952-12-31 | 1956-09-11 | Crown Zellerbach Corp | Reinforcement for a container |
JPH0462614U (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-28 | ||
JP2973827B2 (ja) * | 1994-08-05 | 1999-11-08 | 花王株式会社 | 包装箱 |
US8297490B2 (en) * | 2008-05-15 | 2012-10-30 | York Container Company | Materials for and method for manufacturing a container with corner supports and the resulting container |
-
2010
- 2010-12-21 JP JP2010284278A patent/JP5554697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012131521A (ja) | 2012-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8800854B2 (en) | Reinforcing support assemblies for a container and method of making same | |
JP2012210960A (ja) | ダンボール箱 | |
KR100781612B1 (ko) | 종이 포장상자 | |
KR102256946B1 (ko) | 수동 조립을 위해 판지 시트 재료로 제조된 트레이 및 이러한 트레이를 제조하기 위한 블랭크 | |
JP5554697B2 (ja) | 運搬陳列兼用ケース | |
US11130611B2 (en) | Self-contained continuous carton system with self erecting stacking shoulders | |
JP5386325B2 (ja) | 梱包容器 | |
JP5770036B2 (ja) | 包装箱 | |
JP2017507857A5 (ja) | ||
JP3202167U (ja) | 包装展示兼用箱 | |
US10329045B2 (en) | Tray made from cardboard sheet material, blank, device and method for producing such a tray | |
JP2015013659A (ja) | 仕切り壁部付き包装箱 | |
KR101802702B1 (ko) | 상품 고정용 적층 포장체 | |
JP6041582B2 (ja) | 段ボール箱 | |
JP2018138469A (ja) | トレイ及びトレイのブランク | |
KR101069279B1 (ko) | 강도 보강된 골판지 포장박스 | |
JP2017001736A (ja) | 外装兼用展示箱 | |
JP2019199287A (ja) | トレイ及びトレイのブランク | |
JP2021193043A (ja) | 組立式段ボール箱 | |
JP3142514U (ja) | ディスプレイ用具 | |
JP6410248B1 (ja) | 組立式段ボール箱 | |
JP3226908U (ja) | トレイ | |
JP5370847B2 (ja) | 厚紙製包装箱 | |
JP2005239168A (ja) | 梱包容器 | |
JP6084828B2 (ja) | 包装箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140529 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5554697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |