JP5554697B2 - 運搬陳列兼用ケース - Google Patents

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Description

この発明は、商品の運搬とその商品の陳列に兼用可能な段ボール製のケースに関する。
飲料用缶などの商品を収納して運搬する段ボール製のケースとして、特許文献1のように、その直方体形のケースの天面から周面の対向する二面にかけて開口を設けたものが知られている。
このようなケースは、その開口を通じて内部の商品が視認できるため、店頭において多段に積み重ね、その商品をケースに収納されたままの状態で陳列に供することも可能である。
しかし、従来の運搬陳列に兼用可能なケースは、四面の周面のうち二面しか開口していないため、前後左右の四方向のうち、二方向からしか収納された商品を視認できない。具体的には、兼用ケースの前後方向からは商品が視認できるが、その左右方向からは商品が視認できないような事態が生じる。
したがって、商品を兼用ケースから取り出して陳列する場合に比べて、格段に商品の視認性が悪く、商品をケースに収納された状態でディスプレイするにあたり、改善の余地が残されている。
一方、このような兼用ケースについて、その天面から周面の四面すべてにかけてその四隅に柱部を残して開口する構成を採用することも想定できる。
この場合は、前後左右のいずれの方向からも商品を視認可能であるため視認性は向上するものの、兼用ケースを上下に積み重ねた際に四隅の柱部のみで上段側ケースに収納された商品の荷重を支持することになる。
そのため、強度的に不充分であり、柱部が荷重に耐え切れず座屈変形等すると、上段側ケースが落下したり、上段側ケース内の商品の荷重が下段側ケース内の商品に直接負荷されたりして、商品が破損するおそれがある。
ところで、この種の兼用ケースが、汎用されている包装箱用のブランクに最小限の加工工程を付け加えるだけで作製可能となれば、コスト的に非常に有利である。
特開2007−15705号公報
そこでこの発明の解決すべき課題は、商品の運搬と陳列に兼用可能なケースについて、収納した商品の外部からの視認性を向上させつつ、その積み重ね強度も担保することである。
また、このような兼用ケースを、汎用されている包装用箱のブランクに最小限の加工を施すことで作製可能とすることである。
上記した課題を解決するため、発明にかかる兼用ケースとして、直方体形をなす全体の天面から四面の周面の全面にかけて四隅に柱部を残してすべて開口した構成を採用し、前後左右のいずれの方向からも収納された商品が視認可能としたのである。
また、その柱部の内側に、補強部を重ね合わせることで補強する構成を採用したのである。
さらに、そのような兼用ケースを、汎用されている包装用箱のブランクの端板および側板に切れ込みを施すだけで作製可能としたのである。
具体的には、発明にかかる兼用ケースは、天面から四面の周面にかけて四隅の柱部を残して開口するトレーと、トレーの柱部を内側から補強する補強部から構成される。そして、トレーは段ボール製のトレー用ブランクから組み立てられ、補強部は段ボール製の補強部用ブランクから組み立てられる。
ここでトレー用ブランクは、交互に整列する各一対の外端板および外側板と、各外端板および各外側板の同側にそれぞれ連設された外端フラップおよび外側フラップを備える。
またトレー用ブランクは、各外端板の外端フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行に切れ込みが形成されることで、その切れ込み間に区画される内側の内端板と外側の内端フラップを備える。
さらにトレー用ブランクは、各外側板の外側フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行に切れ込みが形成されることで、その切れ込み間に区画される内側の内側板と外側の内側フラップを備える。
このようなトレー用ブランクからトレーを組み立てる際には、その外端板と外側板が角筒形に折り曲げられてトレー外周面となり、同時に外端板の柱片と外側板の柱片がL字型に折り曲げられてトレー柱部となる。
また、外端フラップと外側フラップが、重ね合わせて折り曲げられてトレー外底面となる。
さらに、内端板と内端フラップも内側板と内側フラップも、トレー外周面およびトレー外底面に重なり合うようにL字型に折り曲げられて、トレー内周面およびトレー内底面となる。
一方、補強部用ブランクは、柱板および柱板の長手方向の一端から両側方向に延びる脚板を備える。
補強部用ブランクから補強部を組み立てる際には、柱板はトレーの柱部をなす外端板の柱片と外側板の柱片との間に架け渡される。
また、一方の脚板はトレーの外周面をなす外端板と内周面をなす内端板の間に挟み込まれて、他方の脚板はトレーの外周面をなす外側板と内周面をなす内側板の間に挟み込まれる。このようにして、補強部はトレーに固定される。
発明にかかる兼用ケースを以上のように構成したので、周面が四面いずれも開口しており、前後左右のいずれの方向からも収納した商品を視認可能となるため、視認性が改善される。
また兼用ケースのトレーの四隅にある柱部は、補強部により内側から補強されているため、ケースを上下に積み重ねた際にも下段側ケースが上段側ケースに収納された商品の重量を支持するのに十分な強度が担保される。
さらに兼用ケース作製の際には、汎用されている包装箱用ブランク、すなわち交互に整列する一対の端板および側板と、これらの同側にそれぞれ連設する端フラップおよび側フラップと、からなるものの、端板および側板に切れ込みを入れるだけであるから簡易であり、製造コストを抑えることができる。
第1実施形態の兼用ケースの斜視図 (a)は第1実施形態の兼用ケースの平面図、(b)は(a)のb−b線に沿った断面図、(c)は(a)のc−c線に沿った断面図 第1実施形態の兼用ケースを積み重ねた状態を示す斜視図 第1実施形態の兼用ケースの(a)はトレー用ブランクの平面図、(b)は補強部用ブランクの平面図 第1実施形態の兼用ケースの組み立て作業の概要を示す斜視図 第2実施形態の兼用ケースの斜視図 第2実施形態の兼用ケースを積み重ねた状態を示す斜視図 積み重ねた第2実施形態の兼用ケースの(a)は全体縦断面図、(b)は要部拡大縦断面図
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施形態について説明する。
図1および図2に示す第1実施形態の兼用ケース1は、飲料用缶などの商品Cを収納してそれを運搬するのと、商品を収納状態のまま店頭で陳列するのに兼用される。
図示のように、兼用ケース1は、トレー10と補強部20とからなる。
トレー10は、全体が略直方体形をなしており、その天面、四面の周面、底面のうち、天面の全面が開口し、四面の周面はいずれもその角隅の柱部および底面に近接する下縁部を残して開口している。また、その底面の全面が閉塞されている。
補強部20は、トレー10の平面視L字型に屈曲する柱部の内側に架け渡され、全体として三角柱形構造となることで、柱部を補強している。
図3のように、兼用ケース1は複数を上下に積み重ねかつ前後左右に並列させ、適宜蓋Lを被せるなどしてまとめた状態で、陳列や運搬の用に供される。
店頭での陳列の際には、兼用ケース1はトレー10の四面の周面のほぼ全面が開口2になっているため、前後左右いずれの方向からもその開口2を通じて収納された商品のほぼ全体を識別することができる。したがって、兼用ケース1から商品を取り出して陳列した場合と、遜色ない程度の視認性が確保されている。
また兼用ケース1は、上下に積み重ねられた際に、上側兼用ケース1の荷重を下側兼用ケース1のトレー10の柱部のみで支持することになるが、柱部は補強部20とで三角柱形構造になって耐荷重強度が向上しているため、その損傷などが防がれている。
兼用ケース1のトレー10は、図4(a)に示すような、段ボールシートを打ち抜いて作製されるトレー用ブランク10から組み立てられ、また補強部20は、図4(b)に示すような、段ボールシートを打ち抜いて作製される補強部用ブランク20から組み立てられる。
なお、ここでいう段ボールには、紙製のもののみならず、ブラスチック製のもの(いわゆるプラスチック段ボール)など、あらゆる素材のものが含まれるものとする。
図4(a)のように、トレー用ブランク10は、各一対の外端板11および外側板12を備える。外端板11と外側板12とは交互にかつ単列に整列して罫線を介して連設されている。
ここで、外端板11および外側板12はそれぞれ略矩形であり、かつ整列方向への長さは、外端板11より外側板12のほうが大きく、整列方向に直交する方向への長さは、ほぼ等しくなっている。外端板11と外側板12の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
またトレー用ブランク10の各外端板11の一側には、それぞれ略矩形の外端フラップ13が罫線を介して連設されており、各外側板12の一側には、それぞれ略矩形の外側フラップ14が罫線を介して連設されている。
外端フラップ13と外側フラップ14は、外端板11と外側板12の整列方向に対して同じ側に連設されている。また外端フラップ13および外側フラップ14の境界と、外端板11および外側板12の境界は、それぞれ罫線により折り曲げ容易となっている。
ここで外端フラップ13と外側フラップ14は、外端板11と外側板12の整列方向に直交する方向への長さが、ほぼ等しくなっており、かつその長さは、外端板11の前記整列方向への長さの約半分となっている。
なお、隣り合う外端フラップ13と外側フラップ14の間は接続されることなく(切れ込みが介在して)、互いに独立している。
さらにトレー用ブランク10の、各外端板11の外端フラップ連設側と逆側には、外端板11と外側板12の整列方向に並列する平行な切れ込みが形成されている。
各外端板11の両切れ込みは、この整列方向に対して直交する方向に外縁から内部へと延び、外端フラップ13までに至らずに終端している。
この切れ込みにより、各外端板11の外端板と外側板の整列方向の両端部(切れ込みの外側)には、短冊形の柱片11aが形成されている。
また、各外端板11の並列する切れ込みの間(切れ込みの内側)は、矩形に区画されて、さらにそれが外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向に、罫線を介して並列する内側の内端板15と外側の内端フラップ16に区画されている。
ここで内端板15の幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)は、柱片11aを除いた外端板11の幅(同)とほぼ等しくなっている。
矩形の内端板15は、その外端板11との連設部分が近接して並列する罫線により帯形のマチ部15aに形成されている。このマチ部15aの幅は、ブランクをなす段ボールの厚みと、ほぼ等しいかやや大きくなっている。
また、矩形の内端フラップ16は、その先端両角隅が矩形に切り欠かれて、切り欠き部16aが形成されている。
外端板11と内端板15の境界、および内端板15と内端フラップ16の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
同様にトレー用ブランク10の、各外側板12の外側フラップ連設側と逆側には、外端板11と外側板12の整列方向に並列する平行な切れ込みが形成されている。
各外側板12の両切れ込みは、この整列方向に対して直交する方向に外縁から内部へと延び、外側フラップ14までに至らずに終端している。
この切れ込みにより、各外側板12の外端板11と外側板12の整列方向の両端部(切れ込みの外側)には、短冊形の柱片12aが形成されている。
また、各外側板12の並列する切れ込みの間(切れ込みの内側)は、矩形に区画されて、さらにそれが外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向に、罫線を介して並列する内側の内側板17と外側の内側フラップ18に区画されている。
ここで内側板17の幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)は、柱片12aを除いた外側板12の幅(同)とほぼ等しくなっている。
矩形の内側板17は、その外側板12との連設部分が近接して並列する罫線により帯形のマチ部17aに形成されている。このマチ部17aの幅は、内端板15のマチ部15aの幅とほぼ等しくなっている。
外側板12と内側板17の境界、および内側板17と内側フラップ18の境界は、罫線により折り曲げ容易となっている。
内端フラップ16と内側フラップ18の寸法については、一対の内側フラップ18の幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)と一つの内端フラップ16の切り欠き部16aを除いた外端板11と外側板12の整列方向の長さの合計が、外端板11の外端板11と外側板12の整列方向の長さとほぼ等しくなっている。
また、一対の内端フラップ16の切り欠き部16aを除いた幅(外端板11と外側板12の整列方向と直交する方向の長さ)と一つの内側フラップ18の外端板11と外側板12の整列方向の長さの合計が、外側板12の外端板11と外側板12の整列方向の長さとほぼ等しくなっている。
さらに、外端板と外側板の整列方向の端部に位置する外側板12には、罫線を介して継代19が連設されており、外側板12と継代19の境界は折り曲げ容易となっている。
このようなトレー用ブランク10は、罫線を介して交互に連設される各一対の端板および側板と、これら端板および側板の同側に罫線を介してそれぞれ独立して連設される端フラップ及び側フラップと、からなる汎用されている包装箱用ブランクより作製される。
かかる包装箱用ブランクは、組立時には端板および側板を角筒形に折り曲げて周面とし、端フラップおよび側フラップを重ね合わせて閉塞した底面とし、天面が開口するものである。
この包装箱用ブランクに、その端板に前記平行な切れ込みを加工して内端板15および内端フラップ16を区画し、その側板に前記平行な切れ込みを加工して内側板17および内側フラップ18を区画する。さらに、内端フラップ16の切り欠き部16a形成のために、一部を切り落とすことにより、トレー用ブランク10が作製される。
一方、図4(b)のように、補強部用ブランク20は、柱板21と脚板22、23とから構成される。略矩形の柱板21は、その長手方向と直交する向きに並列しており、両柱板21の長手方向の一端には、その並列方向両側に延びる脚板22、23が連設されている。ここで、両柱板21間に延びる脚板22同士は連結されている。
また柱板21は、その長手方向に並列して罫線が入れられ、これにより三面をなすように折り曲げ可能となっている。
柱板21の長手方向の長さは、トレー用ブランク10の外端板11および外側板12の前記整列方向と直交する向きの長さとほぼ等しく、柱板21間の距離は、トレー用ブランク10の外端板11の前記整列方向の長さとほぼ等しいかやや小さくなっている。
ブランク10、20の構成は以上のようであり、これらから兼用ケース1を組み立てる際には、図5(a)のように、まずトレー用ブランク10の外端板11および外側板12を罫線で角筒形に折り曲げて継代19で接着し、トレー外周面を形成する。これと同時に、外端板11の柱片11aと外側板12の柱片12aは互いに直角をなすようにL字型に折り曲げられてトレー柱部を形成する。
次に図5(b)のように、トレー用ブランク10の外端フラップ13および外側フラップ14をこの順に重ね合わせてステープル等で結合し、トレー外底面を形成する。
上述した寸法関係により、対向する外端フラップ13の先端同士は離れているが、対向する外側フラップ14の先端同士が突き合うため、トレー外底面は全面が閉塞されることになる。
さらに図5(b)のように、一対の補強部用ブランク20を、その脚板22と脚板23がほぼ直角をなすように、かつその柱板21が三面をなすように、柱板21の罫線で折り曲げる。
この状態で、各柱板21がトレー用ブランク10の外端板11の柱片11aと外側板12の柱片12aの間に架け渡されるように、すなわち柱片11a、12aと柱板21が合わさって三角柱形となるように、トレー10の全面が開口する天面より、内部へと挿入する。
次にトレー用ブランク10の内端板15および内側板17を、それぞれトレー外周面をなす外端板11および外側板12の内側に重なり合うように罫線で折り曲げて、トレー内周面を形成する。
内端板15および内側板17は、段ボールの厚み分に相当するマチ部15a、17aを有し、かつ外端板11および外側板12と幅が等しいため、外端板11および外側板12から浮き上がらないように、これらに重ね合わせることができる。
同時に内端フラップ16および内側フラップ18を、それぞれトレー外底面をなす外端フラップ13および外側フラップ14の内側に重なり合うように折り曲げて、トレー内底面を形成する。
このようにして、図1のような兼用ケース1が完成する。
このとき、図2(a)のように、トレー10の内端フラップ16と内側フラップ18とは、上述した寸法関係から、内端フラップ16の切り欠き部16aに内側フラップ18の先端角隅部が弾性的にかつ過不足なくはまり込む。
このため、内端フラップ16と内側フラップ18はトレーの外底面から浮き上がらないようにきれいに重ね合わせることができる。また、内端フラップ16と内側フラップ18とが弾性的にはまり合うことで、トレー10がブランクの状態へと段ボールの弾性で復元しないように、しっかりと固定される。
また、図2(b)および(c)のように、補強部20は、その両脚板22、23がトレーの外周面(外端板11および外側板12)と内周面(内端板15および内側板17)の間にそれぞれ挟みこまれることになる。このため、補強部20は、トレー10から外れないようにしっかりと固定される。
図6に、第2実施形態の兼用ケース1を示す。ここでは、トレー用ブランク10の外端板11および外側板12の柱片11a、12aの高さ(整列方向と直交する向きの長さ)が、補強部用ブランク20の柱板21の高さ(長手方向の長さ)よりも大きくなるように、寸法が設定されている。
そのため、組み立てられたトレー10の柱部が補強部20の柱板21より高く、そのため柱板21の上部は柱部より凹んで段部21aとなっている。
ここでトレー10は段ボール製であって弾性変形可能であるため、図7および図8のように、兼用ケース1を上下に積み重ねた際に、上側のトレー10を下側のトレー10の開口に押し込み可能である。このようにすると、上側のトレー10が下側のトレー10の柱板21の段部21aにはまり込んでずれ動かないように位置決めされた状態で、支持されることになる。
したがって、兼用ケース1の運搬中などに荷崩れ等するのが一層防止されることになる。
図示のように、積み重ねた最上段の兼用ケース1の各段部21aには、厚みが段部の深さとほぼ等しい段ボール製の矩形の天板30の四隅をはめ込む。
すると、最上段の兼用ケース1の天面が、天板30によってほぼ面一になって、その上に他種商品等を載置するのに好適となる。
上記各実施形態では、トレー用ブランク10について、その切り欠き部16aを各内端フラップ16の先端両角隅に設けたが、切り欠き部は、各内側フラップ18の先端両角隅に設けてもよい。
また、各内端フラップ16および各内側フラップ18の先端角隅の片側同側にだけそれぞれ設けてもよい。
要するに、内端フラップ16および内側フラップ18をトレー10の外底面上に重ねあわせた際に、弾性的に嵌り合うように先端部を補完形状に形成しさえすればよい。
上記各実施形態では、補強部用ブランク20について、柱板21が並列しその間の脚板22が連結する構成のものを2つ用いたが、単一の柱板21とその長手方向の一端の両側から脚板23が張り出すT字型の補強部用ブランクを4つ用いてもよい。
要するに、柱板21がトレー10の柱部に重ね合わされ、脚板23がトレー10の内周面と外周面に挟み込まれて固定されればよい。
また実施形態では柱板21を三面に折り曲げ可能としているが、トレー10の柱部とで四角柱のような多角柱構造が形成されるように、多面に折り曲げ可能でありさえすればよい。
このように上記各実施形態は例示であって、これに発明の範囲は限定されない。この発明の範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて定められ、特許請求の範囲に示された内容を限度として、実施形態についてのあらゆる変更が可能であり、その変更可能な形態も当然にこの発明に包含されるものとする。
1 運搬陳列兼用ケース
2 開口
10 トレー(トレー用ブランク)
11 外端板
11a 柱片
12 外側板
12a 柱片
13 外端フラップ
14 外側フラップ
15 内端板
15a マチ部
16 内端フラップ
16a 切り欠き部
17 内側板
17a マチ部
18 内側フラップ
19 継代
20 補強部(補強部用ブランク)
21 柱板
21a 段部
22、23 脚板
30 天板
C 商品(飲料用缶)
L 蓋

Claims (3)

  1. 段ボール製のトレー用ブランクから組み立てられ、天面から四面の周面にかけて四隅の柱部を残して開口するトレーと、
    段ボール製の補強部用ブランクから組み立てられ、前記トレーの柱部を内側から補強する補強部と、からなり、
    前記トレー用ブランクは、
    交互に整列する各一対の外端板および外側板と、
    前記各外端板および各外側板の同側にそれぞれ連設された外端フラップおよび外側フラップと、
    前記各外端板の前記外端フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行な切れ込みが形成されることでその切れ込み間に区画される、内側の内端板および外側の内端フラップと、
    前記各外側板の前記外側フラップ連設側と逆側から両端に柱片を残して平行な切れ込みが形成されることでその切れ込み間に区画される、内側の内側板および外側の内側フラップと、を備え、
    組み立ての際には、
    前記外端板および外側板が角筒形に折り曲げられてトレー外周面となり、かつ前記外端板の柱片および外側板の柱片がL字型に折り曲げられてトレー柱部となり、
    前記外端フラップおよび外側フラップが重ね合わせて折り曲げられてトレー外底面となり、
    前記内端板および内端フラップならびに内側板および内側フラップが、それぞれ前記トレー外周面およびトレー外底面に重なり合うように折り曲げられてトレー内周面およびトレー内底面となり、
    前記補強部用ブランクは、
    柱板と、
    各柱板の長手方向の一端から両側方向に延びる脚板と、を備え、
    組み立ての際には、
    前記柱板は前記トレーの柱部をなす外端板の柱片と外側板の柱片の間に架け渡され、
    前記脚板の一方は前記トレーの外周面をなす外端板と内周面をなす内端板の間に挟み込まれ、前記脚板の他方は前記トレーの外周面をなす外側板と内周面をなす内側板の間に挟み込まれて補強部はトレーに固定される、
    商品の運搬と陳列に兼用可能なケース。
  2. 前記トレー用ブランクの内端フラップおよび内側フラップの少なくとも一方は、その先端角隅部に矩形の切り欠き部を有し、
    前記組み立ての際に、内端フラップおよび内側フラップをトレー外底面に重ね合わせると、内端フラップの先端部と内側フラップの先端部とが弾性的に嵌り合う請求項1に記載のケース。
  3. 組み立てた状態で、前記補強部の柱板の上部に、前記トレーの柱部から凹む段部が形成される請求項1または2に記載のケース。
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