JP2002205736A - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JP2002205736A
JP2002205736A JP2001144682A JP2001144682A JP2002205736A JP 2002205736 A JP2002205736 A JP 2002205736A JP 2001144682 A JP2001144682 A JP 2001144682A JP 2001144682 A JP2001144682 A JP 2001144682A JP 2002205736 A JP2002205736 A JP 2002205736A
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bottom wall
side wall
wall portion
side walls
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JP2001144682A
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English (en)
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Masahiko Nakamura
雅彦 中村
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NANYO MOKUZAI KK
Original Assignee
NANYO MOKUZAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】折り畳み可能で、かつ、重量物を収納しても積
み重ねることが可能な収納箱を提供すること。 【解決手段】長方形状の底壁部5と、底壁部5と連続し
て、底壁部5の各周縁から、それぞれ、上方に延設され
る4つの長方形状の側壁部9・10と、を備える直方体
上の収納箱1。各側壁部9・10は、それぞれ、両側縁
が、隣接する側壁部9・10と分離可能に形成され、各
側壁部9・10より合成を有して、側壁部9・10上端
から底壁部5付近まで配設される取り外し可能な4本の
支柱24により、隣接する側壁部9・10と連結され
る。各側壁部9・10には、底壁部5近傍に、底壁部5
と略平行に、各側壁部9・10を内側に折り畳み可能な
ヒンジ部15が形成される。各支柱24は、取り外して
各側壁部9・10を折り畳んだ際に、側壁部9・10と
底壁部5との間に収納可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納箱に関するも
のであり、特に、重量物を収納して積み重ねることが可
能な収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、重量物を収納する収納
箱としては、木製の収納箱等が使用されていた。しか
し、従来から使用されている木製の収納箱は折り畳んで
保管することができず、保管場所として大きなスペース
が必要であった。
【0003】そこで、保管場所を確保しやすいように硬
質合成樹脂製のシート材等から構成される折り畳み可能
な収納箱も使用されていた。しかし、このような収納箱
は、側壁にヒンジ部を設けて折り畳み可能とした構成で
あるため、上下方向に対する強度が弱く、重量物を収納
した状態で積み重ねることが困難であった。
【0004】本発明は、上記にかんがみて、折り畳み可
能で、かつ、重量物を収納しても積み重ねることが可能
な収納箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる収納箱
は、シート材から形成される長方形状の底壁部と、底壁
部と連続して形成されて、底壁部の各周縁から、それぞ
れ、上方に延設される4つの長方形状の側壁部と、を備
えて構成される直方体状の収納箱において、各側壁部
は、それぞれ、両側縁が、隣接する側壁部と分離可能に
形成されるとともに、各側壁部より剛性を有して、側壁
部上端から底壁部付近まで配設される取り外し可能な4
本の支柱により、隣接する側壁部と連結される構成と
し、さらに、それぞれ、底壁部近傍に、底壁部と略平行
に、各側壁部を内側に折り畳み可能なヒンジ部が、形成
され、各支柱は、各支柱を取り外して、各側壁部を折り
畳んだ際に、側壁部と底壁部との間に収納可能とされて
いることを特徴とする。
【0006】また、各側壁部の両側縁付近における上端
には、下方へ凹む嵌合凹部が、それぞれ、形成され、各
支柱は、隣接する側壁部の側縁相互を嵌合する嵌合凹溝
を有して、側壁部上端から底壁部側に向かって配設され
る本体部と、本体部の上端に設けられて、隣接する側壁
部の各嵌合凹部に、それぞれ、嵌合可能な嵌合ピンを有
し、他の収納箱を載置可能な載置面を上面に備えたコー
ナー部と、を備えている構成とすることが好ましい。
【0007】さらに、収納箱は、2枚の長方形状のシー
ト材を、中央付近で略直交するように上下に重ねて接合
させて構成され、シート材の重ねられた部位が、底壁部
として構成され、底壁部から突出するシート材の部位
が、側壁部として構成されて、下方に配置されるシート
材で構成される各側壁部に、それぞれ、把手が形成され
ている構成とすることが好ましい。
【0008】さらにまた、底壁部の下面には、滑り防止
層が形成されている構成とすることが好ましい。
【0009】さらにまた、底壁部が、少なくとも長手方
向の両端に、下面側から下方に突出する脚部を備えて構
成され、脚部は、相互に間隔を設けて配置されている構
成とすることが好ましい。
【0010】さらにまた、脚部の下面側に、滑り防止層
を形成する取替可能な滑り防止材が、配設されている構
成とすることが好ましい。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明の収納箱は、底壁部から延
設される4つの側壁部が、それぞれ、両側縁を、隣接す
る側壁部と分離可能とし、かつ、隣接する側壁部と、取
り外し可能な4本の支柱により、連結可能とした構成で
あり、さらに、各側壁部が、ヒンジ部により、内側に折
り畳み可能とされている。そのため、各支柱を取り外し
て、各側壁部を内側に折り畳むことにより、折り畳んで
保管することができる。また、折り畳み時に、各支柱
を、各側壁部と底壁部との間に収納可能な構成としてい
るため、支柱の収納スペースも確保できる。さらに、側
壁部相互を連結する支柱は、側壁部より剛性を有して、
側壁部上端から底壁部付近まで上下方向に長く形成され
ているため、上下方向に対する強度も強く、重量物を収
納した状態で収納箱を積み重ねても、各支柱で上方の収
納箱の重量に対抗することが可能である。
【0012】従って、本発明の収納箱は、折り畳み可能
で、かつ、重量物を収納しても積み重ねることが可能で
ある。
【0013】また、請求項2に記載した構成とすれば、
重量物を収納した状態の収納箱を載置面に載置させて積
み重ねても、上側の収納箱の荷重を、剛性を有した支柱
の上面の載置面で円滑に支持することができる。また、
各側壁部相互は、側縁を支柱における本体部の嵌合凹溝
に嵌合されて連結されているため、各側壁部の上下方向
の撓みが防止されるとともに、隣接する側壁部相互の上
端付近における下方へ凹む嵌合凹部に、コーナー部の嵌
合ピンを嵌合させて、各側壁部とコーナー部とを連結さ
せることにより、隣接する側壁部相互と支柱との連結状
態が強固となる。すなわち、各側壁部が、上下方向の強
度を向上させて各支柱と強固に連結されることから、各
支柱の上下方向の強度が高くなって、重量物を収納した
状態で収納箱を積み重ねても、一層、安定して積み重ね
ておくことができる。
【0014】さらに、収納箱として、2枚の長方形状の
シート材を、中央付近で略直交するように上下に重ねて
接合させて構成され、シート材の重ねられた部位が、底
壁部として構成され、底壁部から突出するシート材の部
位が、側壁部として構成されて、下方に配置されるシー
ト材で構成される各側壁部に、それぞれ、把手が形成さ
れている構成とすれば、把手が形成されるシート材が、
底壁部の最下面を構成するため、把手を使用して収納箱
を持ち上げる際に、重量物を収納していても安定して持
ち上げることができる。
【0015】さらにまた、底壁部の下面に、滑り防止層
が形成されている構成とすれば、収納箱を載置面に対し
て滑りにくくすることができ、安定して保管することが
でき、さらに、収納箱相互を積み重ねても、安定して積
み重ねておくことができる。
【0016】さらにまた、底壁部が、少なくとも長手方
向の両端に、下面側から下方に突出する脚部を備えて構
成され、脚部は、相互に間隔を設けて配置されている構
成とすれば、載置面と底壁部の脚部間との間に部分的に
空間を設けることができ、フォークリフトを使用して収
納箱を運搬する際に、フォークを載置面と底壁部との間
に配置させやすい。
【0017】さらにまた、脚部の少なくとも下面側に、
滑り防止層を形成する取替可能な滑り防止材が、配設さ
れている構成とすれば、使用を重ねて滑り防止材が摩耗
した場合に、滑り止め防止材のみを取り替えることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】本実施形態の収納箱1を図1・2に示す。
収納箱1は、直方体状で上方が開口とされた収納箱本体
3と、収納箱本体3の開口部分を覆う蓋体32と、収納
箱本体3の下面に配置されて、収納箱本体3における後
述する底壁部5の一部を構成する脚部41と、からなる
構成である。なお、実施形態では、収納箱本体3、蓋体
32及び底壁部5の一部を構成する脚部41は、全てポ
リプロピレン等の合成樹脂からなるシート材で形成され
ている。このシート材は、図7・9に示すように、薄肉
状の二枚の近接させた板状物を同様の多数の板状物で連
結させて、断面が段ボール紙のような中空構造としてい
る。また、本実施形態では、図7・9に示すように、シ
ート材における中空部分の連続方向が、収納箱本体3の
各側壁部9・10・11・12において上下方向と略平
行となるように、シート材を使用している。
【0020】収納箱本体3は、図2〜5に示すように、
長方形状の底壁部5と、底壁部5と連続して形成され
て、底壁部5の各周縁から、それぞれ、上方に延設され
て、収納箱本体3の短手方向で対向する長方形状の側壁
部9・11と、収納箱本体3の長手方向で対向する長方
形状の側壁部10・12と、を備えて構成されるもので
ある。底壁部5は、底壁部本体5aと、底壁部本体5a
の下面側から下方に突出する複数の脚部41と、を備え
て構成されている。側壁部9・10・11・12は、そ
れぞれ、両側縁9a・9a・10a・10a・11a・
11a・12a・12aが、隣接する側壁部9・10・
11・12と分離可能に形成されている。そして、隣接
する側壁部9・10・11・12相互は、それぞれ、後
述する金属製の支柱24によって連結されている。各側
壁部9・10・11・12における両側縁9a・9a・
10a・10a・11a・11a・12a・12aの上
端付近は、図2に示すように、支柱25における本体部
25を配置させ易いように、それぞれ、略テーパ状に切
り欠かれている。また、各側壁部9・10・11・12
の切欠部分近傍における上端には、図2・8・9に示す
ように、支柱24の後述するコーナー部28に配置され
る嵌合ピン30・30を嵌合可能な、下方へ凹む略U字
形状の嵌合凹部9b・9b・10b・10b・11b・
11b・12b・12bが、それぞれ、形成されてい
る。そして、各側壁部9・10・11・12の上端に
は、それぞれ、断面略逆U字形状の金属製の補強部材1
4が、切欠部分を除いた略全長にわたって連続して配設
されている。各補強部材14の両端付近には、各側壁部
9・10・11・12における各嵌合凹部9b・9b・
10b・10b・11b・11b・12b・12bに対
応する嵌合凹部14a・14aが、それぞれ、形成され
ている。
【0021】また、各側壁部9・10・11・12に
は、図2・3に示すように、底壁部5と略平行に、各側
壁部9・10・11・12を内側に折り畳み可能なヒン
ジ部15が、それぞれ形成されている。各ヒンジ部15
は、図11に示すように、それぞれ、各側壁部9・10
・11・12に対して直交方向に侵入する切り込みで構
成されるものであり、各側壁部9・10・11・12
を、薄肉のインテグラルヒンジのように、外側から内側
の一部を残すようにして切り込むことにより、各側壁部
9・10・11・12を内側に折り畳み可能に形成され
ている。なお、図2・3に示すように、側壁部11にお
けるヒンジ部15の底壁部5からの距離h1と、側壁部
9におけるヒンジ部15の底壁部5からの距離h2、側
壁部10・12におけるヒンジ部15の底壁部5からの
距離h3は、それぞれ異なっており、実施形態では、h
1<h2<h3となるように設定されている。収納箱1
の折畳時における側壁部9・10・11・12の折畳順
によるためである。実施形態では、まず側壁部11を最
初に折り畳んで、側壁部11と収納箱本体3の短手方向
で対向する側壁部9を折り畳む。次いで、収納箱本体3
の長手方向で対向する側壁部10・12を折り畳む。そ
の際、側壁部9・11は収納箱本体3の短手方向で対向
するため、図14に示すように、折り畳まれた側壁部9
・11の上端付近が重なることから、後述のごとくコン
パクトに折り畳むためには、側壁部11の板厚分の差を
つけて、ヒンジ部15の底壁部5からの距離h1・h2
を異ならせる必要がある。一方、側壁部10・12は収
納箱本体3の長手方向で対向するため、図15に示すよ
うに、折り畳まれた側壁部10・12が重ならず、ヒン
ジ部15の底壁部5からの距離h3を同一にできる。ま
た、ヒンジ部15の形状としては、上記形状に限られる
ものではなく、例えば図16に示すように、収納箱1の
内側から熱溶着等により略楔状の凹部を形成したヒンジ
部47を使用してもよい。ヒンジ部として、このような
形状のものを使用した場合、ヒンジ部47が収納箱1外
部から見えず、意匠性が良好となる。
【0022】側壁部9・11の内側における両側縁9a
・9a・11a・11a付近には、図2に示すように、
それぞれ、支柱24の上方への抜けを防止するための鎖
状の抜け防止フック17が配設されている。この抜け防
止フック17は、図10に示すように、先端を支柱24
のコーナー部28に形成される固定穴部28dに固定さ
せて、各支柱24の各側壁部9・10・11・12から
の抜けを防止するものである。また、側壁部9・11の
外側面における上端略中央付近には、図2に示すよう
に、使用時に、蓋体32を収納箱本体3に固定するため
の略長方形状の雌型面状ファスナー18が、それぞれ、
貼着されている。各雌型面状ファスナー18は、蓋体3
2を収納箱本体3に固定するための雄型面状ファスナー
から形成されるベルト部45に対応して配設されるもの
であり、ベルト部45の一端に固着される。なお、ベル
ト部45の他端は、図1・2に示すように、後述する蓋
体32に貼着される雌型面状ファスナー39に固着され
る構成である。側壁部10・12の上端略中央付近に
は、図2・3に示すように、それぞれ、略楕円状の穴部
10c・12cが形成されて把手19が配置されてい
る。
【0023】収納箱本体3は、図12に示すように、2
枚の長方形状の収納箱本体形成シート材21・22を、
中央付近で略直交するように上下に重ねて接合させて構
成されている。そして、収納箱本体形成シート材21・
22の重ねられた部位が、底壁部本体5a(内側底壁部
6・外側底壁部7)として構成されており、収納箱本体
形成シート材21における内側底壁部6から突出する部
位が、収納箱本体3の短手方向で対向する側壁部9・1
1として構成され、収納箱本体形成シート材22におけ
る外側底壁部7から突出する部位が、収納箱本体3の長
手方向で対向する側壁部10・12として構成される。
なお、図12において、L1・L2は内側底壁部6と側
壁部9・11との折り目であり、L3・L4は外側底壁
部7と側壁部10・12との折り目である。
【0024】各支柱24は、アルミニウム合金等から形
成されて各側壁部9・10・11・12より剛性を有し
ており、図1〜3に示すように、各側壁部9・10・1
1・12上端から底壁部本体5a(内側底壁部6)近傍
まで配設されている。各支柱24は、図6に示すよう
に、各側壁部9・10・11・12相互を連結する本体
部25と、本体部25の上端に配置されて収納箱本体3
のコーナー部分を覆うコーナー部28と、を備える構成
である。本体部25は、図7に示すように、それぞれ、
隣接する各側壁部9・10(11・12)の両側縁9a
・9a・10a・10a(11a・11a・12a・1
2a)を、それぞれ、全長にわたって上方から嵌合可能
な、上下方向に延びる嵌合凹溝26aを備えた断面略コ
字形状の長尺状の2個の保持部材26・26を、互いに
直交するように端部付近で固着させて形成されている。
コーナー部28は、図4・6に示すように、上方から見
て略L字形状で、断面略逆U字形状に形成されており、
保持部材26の嵌合凹溝26aに連通して、図10に示
すように、隣接する各側壁部11・12(9・10)に
配置される各補強部材14を、上方から嵌合可能な嵌合
凹溝28aを備えている。コーナー部28の上面は、使
用時に蓋体32若しくは収納箱1の下面の脚部41を載
置させる載置面28bとされている。載置面28bの外
縁には、使用時に蓋体32の位置決めとなるフランジ部
28cが、上方に突出して形成されている。なお、フラ
ンジ部28cの高さは、図1に示すように、蓋体32を
載置面28bに載置させた際に、蓋体32の上面よりも
若干上方に突出する構成とする。蓋体32を付けた状態
で収納箱1相互を積み重ねる際に、フランジ部28cが
ストッパとなって上側の収納箱1がずれにくくなるため
である。また、コーナー部28における左右両端付近に
は、図6に示すように、コーナー部28を水平方向に貫
通するように嵌合ピン30・30が配置されている。各
嵌合ピン30は、図8・9に示すように、各側壁部9・
10・11・12及び各補強部材14に形成される嵌合
凹部9b・10b・11b・12b・14aに上方から
嵌合させて、各側壁部9・10・11・12とコーナー
部28とを連結することにより、隣接する側壁部9・1
0・11・12相互と各支柱24とを、より強固に連結
するためのものである。また、コーナー部28の内部側
における略中央付近には、図10に示すように、抜け防
止フック17の先端を固定させるための固定穴部28d
が形成されている。
【0025】蓋体32は、図2に示すように、四隅を各
コーナー部28の載置面28bに載置させて、収納箱本
体3の開口部分を覆う長方形状の天井壁部33と、天井
壁部33の各周縁から下方に延設されて、収納箱本体3
における各側壁部9・10・11・12の上端付近をそ
れぞれ覆う4つの側壁部34・35・36・37と、を
備える構成である。そして、側壁部34・36の外側面
における下端略中央付近には、使用時に、蓋体32を収
納箱本体3に固定するための略長方形状の雌型面状ファ
スナー39が、それぞれ、貼着されている。各雌型面状
ファスナー39は、各ベルト部45の他端に固着され
て、蓋体32を収納箱本体3に固定する構成である。
【0026】底壁部5の一部を構成する脚部41は、図
1〜5に示すように、四角柱状に形成されており、底壁
部本体5a(外側底壁部7)の下面側から下方に突出し
て、収納箱本体3の長手方向と略直交するように3個配
置されている。そして、底壁部5の下面、すなわち、脚
部41の下面と、脚部41に覆われていない底壁部本体
5a(外側底壁部7)の下面とには、略全面にわたって
滑り防止剤が塗布されて、滑り防止層43が形成されて
いる。滑り防止層43を形成する滑り防止剤としては、
滑り防止層43の摩擦係数が、収納箱本体3の他の面の
摩擦係数よりも大きくなるものであれば特に限られるも
のではなく、具体的には、粘着剤等を塗布して表面を乾
燥させることにより滑り防止層43を形成すればよい。
また、中央に配置される脚部41Cの上側面における内
部側両端付近には、図1・4・5に示すように、収納箱
1折畳時に使用される雌型面状ファスナー44が、それ
ぞれ配置されている。各雌型面状ファスナー44は、収
納箱1折畳時に、蓋体32における雌型面状ファスナー
39に一端を固着させたベルト部45の他端を固着させ
て、収納箱1折畳時に、収納箱本体3と蓋体32とを固
定するものである。なお、実施形態では、図12に示す
ように、各脚部41と外側底壁部7とをビス止めし、外
側底壁部7と内側底壁部6とをビス止めすることによ
り、収納箱本体3と各脚部41とを固定させている。
【0027】収納箱本体3と蓋体32とは、図1に示す
ように、ベルト部45により固定される構成である。こ
のベルト部45は、雄型面状ファスナーから形成される
ものであり、収納箱本体3における側壁9・11と、蓋
体32における側壁34・36と、に、それぞれ、形成
される雌型面状ファスナー18・39に固着させること
により、収納箱本体3と蓋体32とを固定するものであ
る。
【0028】次に、本実施形態の収納箱1の折畳方法に
ついて説明をする。まず、図13に示すように、各ベル
ト部45を各雌型面状ファスナー39から剥して、蓋体
32を収納箱本体3からはずす。次いで、抜け防止フッ
ク17の先端を固定穴部28dからはずし、各支柱24
を上方へスライドさせるようにして収納箱本体3から抜
き取る。抜き取った各支柱24は、図14に示すよう
に、収納箱本体3内における底壁部5(内側底壁部6)
上に、それぞれ、コーナー部28が底壁部5中央側とな
るようにして、収納箱本体3の長手方向と略平行に横向
きに載置させて収納箱本体3内に収納する。さらに、各
ベルト部45を各雌型面状ファスナー18から剥して、
一端を脚部41Cに配置されている各雌型面状ファスナ
ー44に、それぞれ固着させておく。そして、図14に
示すように、側壁部11をヒンジ部15で内側に折り曲
げるようにして折り畳み、側壁部9を同様に折り畳む。
このとき、折り畳まれた側壁部9・11の上端付近が重
なるが、側壁部11における底壁部5からのヒンジ部1
5の距離h1と、側壁部9における底壁部5からのヒン
ジ部15の距離h2と、は折り畳み時に必要以上に嵩張
らずコンパクトに折り畳み可能なように、側壁部11の
板厚分の差をつけて、h1<h2となるように設定され
ている。次いで、図15に示すように、側壁部10・1
2をヒンジ部15で内側に折り曲げるようにして、それ
ぞれ折り畳む。折り畳んだ側壁部10・12の上方か
ら、蓋体32を被せ、各雌型面状ファスナー39に各ベ
ルト部45の他端を固着させれば、蓋体32と収納箱本
体3とを固定できて、収納箱1の折り畳みが完了する。
【0029】また、収納箱本体3を組み立てる際には、
各側壁部9・10・11・12の折畳状態を解除して、
それぞれ、垂直に立て、各支柱24を各側壁部9・10
・11・12の上方から、嵌合凹溝26aに、隣接する
各側壁部9・10・11・12の両側縁9a・9a・1
0a・10a・11a・11a・12a・12aを嵌め
込むようにして、下方にスライドさせ、さらに、隣接す
る各側壁部9・10・11・12に配置される各補強部
材14を嵌合凹溝28aに嵌合させ、各嵌合ピン30を
各嵌合凹部9b・10b・11b・12b・14aに、
上方から嵌合させる。次いで、抜け防止フック17の先
端を固定穴部28dに固定させれば、収納箱本体3の組
み立てが完了する。
【0030】本実施形態の収納箱1は、上記のごとく、
底壁部5から延設される4つの側壁部9・10・11・
12が、それぞれ、両側縁9a・9a・10a・10a
・11a・11a・12a・12aを、隣接する側壁部
9・10・11・12と分離可能とし、かつ、隣接する
側壁部9・10・11・12と、取り外し可能な4本の
支柱24により、連結可能とした構成であり、さらに、
各側壁部9・10・11・12が、ヒンジ部15によ
り、それぞれ、内側に折り畳み可能とされている。その
ため、各支柱24を取り外して、各側壁部9・10・1
1・12を内側に重ねて折り畳むことにより、折り畳ん
で保管することができる。また、実施形態では、各側壁
部9・10・11・12をヒンジ部15で折り畳む構成
であるため、側壁部9・10・11・12と底壁部5と
の間には、ヒンジ部15の高さ分だけ、即ち、実施形態
では側壁部11における底壁部5からのヒンジ部15の
距離h1分だけ空間が生じて、この空間に支柱24を収
納することができる。そのため、折り畳み時に、各支柱
24を、各側壁部9・10・11・12と底壁部5(内
側底壁部6)との間に収納可能な構成としているため、
支柱24の収納スペースも確保できる。
【0031】また、実施形態の収納箱1では、隣接する
各側壁部9・10・11・12の両側縁9a・9a・1
0a・10a・11a・11a・12a・12aは、側
壁部9・10・11・12上端から底壁部5付近まで上
下方向に長く配置される剛性を有した各支柱24に形成
される本体部25の嵌合凹溝26aに、それぞれ、嵌合
されて連結され、収納箱本体3におけるコーナー部の上
端付近を、隣接する各側壁部9・10・11・12に配
置される補強部材14を上側から嵌合可能な嵌合凹溝2
8a、及び、各補強部材14の両端付近に形成される嵌
合凹部14a・14aに嵌合可能な嵌合ピン30・30
を備えて、蓋体32若しくは収納箱1の下面の脚部41
を載置させる載置面28bを備えたコーナー部28によ
り覆う構成である。即ち、重量物を収納した状態で収納
箱1を積み重ねても、上側の収納箱1の荷重を、剛性を
有した支柱24におけるコーナー部28の上面の載置面
28bで円滑に支持することができる。また、隣接する
各側壁部9・10・11・12相互は、両側縁9a・9
a・10a・10a・11a・11a・12a・12a
を、支柱24における本体部25の嵌合凹溝26a・2
6aに嵌合させて連結されるため、各側壁部9・10・
11・12の上下方向の撓みが極力防止されるととも
に、隣接する側壁部9・10・11・12相互の上端付
近における下方へ凹む嵌合凹部9b・10b・11b・
12b・14aに、嵌合ピン30を嵌合させて、各側壁
部9・10・11・12とコーナー部28とを連結させ
ることにより、隣接する側壁部9・10・11・12相
互と支柱24との連結状態が強固となる。すなわち、各
側壁部9・10・11・12が、上下方向の強度を向上
させて各支柱24と強固に連結されることから、各支柱
24の上下方向の強度が高くなって、重量物を収納した
状態で収納箱1を積み重ねても、一層、安定して積み重
ねておくことができる。
【0032】従って、本発明の収納箱1は、折り畳み可
能で、かつ、重量物を収納しても積み重ねることが可能
である。
【0033】なお、実施形態では、支柱24の上端にコ
ーナー部28が配置されている構成であるが、例えば、
各側壁部9・10・11・12における両側縁9a・9
a・10a・10a・11a・11a・12a・12a
の上端付近をテーパ状とせず、支柱24における本体部
25を各側壁部9・10・11・12の上端まで配置さ
せる構成とすれば、重量物を収納した収納箱1を積み重
ねても、上側の収納箱1の荷重を本体部25の上端で十
分支持可能である。そのため、このような構成とすれ
ば、コーナー部28を配置させなくてもよい。なお、コ
ーナー部28を配置しない構成とする場合には、本体部
25の上端付近を、各側壁部9・10・11・12の上
端を覆うような構成として、本体部25と上側の収納箱
1との接触面積を大きくすることが好ましい。
【0034】また、実施形態の収納箱1は、2枚の長方
形状の収納箱本体形成シート材21・22を、中央付近
で略直交するように上下に重ねて接合させて構成されて
いる。そして、収納箱本体形成シート材21・22の重
ねられた部位が、底壁部5(内側底壁部6・外側底壁部
7)として構成されており、収納箱本体形成シート材2
1における内側底壁部6から突出する部位が、収納箱本
体3の短手方向で対向する側壁部9・11として構成さ
れ、収納箱本体形成シート材22における外側底壁部7
から突出する部位が、収納箱本体3の長手方向で対向す
る側壁部10・12として構成される。そして、各側壁
部10・12に、それぞれ、把手19が配置される構成
である。そのため、把手19・19が形成される収納箱
本体形成シート材22が、外側底壁部7、即ち、底壁部
5の最下面を構成するため、把手19・19を使用して
収納箱1を持ち上げる際に、重量物を収納していても安
定して持ち上げることができる。なお、上記点を考慮し
なければ、把手が形成されない方の収納箱本体形成シー
ト材で形成される底壁部を最下面としてもよく、さらに
は、収納箱本体として、底壁部を一重構造として、底壁
部の各周縁から、4つの側壁部が延設される構成として
もよい。
【0035】さらに、実施形態では、底壁部5の下面、
すなわち、脚部41の下面と、脚部41に覆われていな
い底壁部本体5a(外側底壁部7)の下面とに、略全面
にわたって滑り防止剤が塗布されて、滑り防止層43が
形成されている。このような構成とすれば、収納箱1を
載置面に対して滑りにくくすることができて、安定して
保管することができ、さらに、収納箱1相互を積み重ね
ても、安定して積み重ねておくことができる。なお、本
実施形態の収納箱1は、コーナー部28のフランジ部2
8cが上方に突出して形成されて、かつ、フランジ部2
8cの高さは、蓋体32をコーナー部28に載置させた
状態で蓋体32の上面より若干上方に突出するように設
定されているため、蓋体32を付けた状態でもはずした
状態でも、安定して積み重ねることができる。また、フ
ォークリフトを使用して収納箱1を運搬する際に、フォ
ークの上に底壁部本体5a(外側底壁部7)の下面を載
置させても、底壁部本体5a(外側底壁部7)の下面に
も滑り防止層43が形成されているため、フォークに対
して収納箱1が滑らず、安定して運搬することができ
る。
【0036】さらにまた、実施形態では、底壁部5が、
底壁部本体5a(外側底壁部7)の下面側から下方に突
出する脚部41を、相互に間隔を設けて配置させている
ため、載置面と底壁部との間に部分的に空間を設けるこ
とができ、フォークリフトを使用して収納箱を運搬する
際に、フォークを載置面と底壁部5(外側底壁部7)と
の間に配置させやすい。なお、この点を考慮しなけれ
ば、底壁部5に、脚部41を配置させない構成としても
よい。また、実施形態では、脚部41は、3箇所に配置
されているが、脚部41の配置数はこれに限られるもの
ではなく、例えば、底壁部5における長手方向の両端付
近の2箇所に配置させる構成としてもよい。しかし、重
量物を収納させる見地からは、2箇所以上に配置させる
ことが好ましく、フォークリフトを使用して運搬するこ
とを考慮すれば、3箇所に配置させることが望ましい。
また、脚部41の形状も上記形状に限られるものではな
く、例えば、底壁部本体5aの四隅に配置させてもよ
い。
【0037】また、収納箱51として、図17に示すも
のを使用してもよい。収納箱51は、直方体状で上方が
開口とされた収納箱本体53と、収納箱本体53の開口
部分を覆う蓋体55と、収納箱本体53の下面に配置さ
れて、底壁部65の一部を構成する脚部66と、からな
る構成である。収納箱本体53は、基本的構成を、前述
の収納箱1における収納箱本体3と略同一としており、
前述の収納箱本体3と同一の部分に関しては、同一の図
符号を付して説明を省略する。また、収納箱本体53及
び蓋体55は、前述の収納箱1と同様に、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂からなるシート材で形成されている。
【0038】蓋体55は、前述の蓋体32と同様、四隅
を各コーナー部28の載置面28bに載置させる構成で
あり、収納箱本体53の開口部分を覆う長方形状の天井
壁部56と、天井壁部56の短手方向の両縁から下方に
延設されて、収納箱本体53における各側壁部9・11
の上端付近を覆う2つの側壁部57・58と、を備える
構成である。そして、側壁部57・58には、それぞ
れ、雄型面状ファスナーからなるベルト部61が、後述
する面状ファスナー62・63と接触する接触面61a
を内側とするように、ビス止めにより固着されている。
また、天井壁部56の長手方向における中央付近には、
図18・19に示すように、裏面側から、長方形板状の
補強部材59が、短手方向と平行に略全長にわたって配
置されている。この補強部材59は、収納箱本体53及
び蓋体55を構成するシート材で形成されて、蓋体55
の強度補強のために配置されるものである。
【0039】また、収納箱本体3における側壁部9・1
1には、ベルト部45に対応する雌型面状ファスナー6
2が、側壁部9・11の外側面における上端略中央付近
にビス止めにより固着されている。また、各側壁部9・
11におけるヒンジ部15の下方の略中央付近にも、雌
型面状ファスナー63が、それぞれ、ビス止めにより固
着されている。各雌型面状ファスナー62・63は、前
述の収納箱1と同様、蓋体55を収納箱本体53に固定
するために配置されるものである。
【0040】そして、上記のように、ベルト部54を蓋
体55に固着させる構成とすれば、収納箱本体53の折
り畳み作業時に、ベルト部54を移動させる必要がなく
なって、蓋体55の移動作業が容易となると同時に、ベ
ルト部54の紛失等を防ぐことができて、ベルト部54
の管理が容易となる。
【0041】底壁部65は、前述の収納箱1における底
壁部5と同様、底壁部本体65aと底壁部本体65aの
下面側から下方に突出する複数の脚部66と、を備える
構成である。そして、底壁部本体65aは、前述の収納
箱1と同様、内側底壁部6と外側底壁部7とから構成さ
れる。
【0042】収納箱本体53における各支柱24の下方
には、各側壁部9・10・11・12の下端付近を連結
して、内側底壁部6と各側壁部9・10・11・12と
の間を、それぞれ、密閉する密閉部材64が配置されて
いる。この密閉部材64は、支柱24における本体部2
5と同様に、断面略コ字形状の保持部材を、互いに直交
するように端部付近で固着させた構成で、下端を内側底
壁部6に当接させた状態で、上端がヒンジ部15に干渉
しない長さ寸法に形成されている。この密閉部材64
は、図示しないが、下端と内側底壁部6との当接部位付
近を、シール材によりシールされている。密閉部材64
を配置させ、密閉部材64と内側底壁部6との間をシー
ル材によりシールすることで、収納箱本体53内に収納
されている物品から液体等が漏れ出た場合にも、収納箱
本体53から液体が漏れ出ることを防止できる。
【0043】底壁部65の一部を構成する脚部66は、
前述の収納箱1における脚部41と同様、底壁部本体5
a(外側底壁部7)の下面側から下方に突出して配置さ
れている。脚部66は、図20〜22に示すように、滑
り防止材である発泡ポリウレタン等から形成される脚部
本体67と、収納箱本体53における底壁部本体65a
(外側底壁部7)の下面側に固着されて、脚部本体67
を取り付けるための取付部68と、脚部本体67と取付
部68とを連結する帯状の連結部材69と、を備えて構
成されている。
【0044】脚部本体67は、前述の収納箱1における
脚部41と同様に、略四角柱状に形成されて、底壁部本
体65a(外側底壁部7)の下面側に、収納箱本体3の
長手方向と略直交するように3個配設されている。そし
て、各脚部本体67の上面側には、長手方向と略直交す
るように、取付部68と嵌合可能な複数個(実施形態で
は3個)の嵌合凹溝67aが形成され、下面側における
嵌合凹溝67aの略直下となる位置には、連結部材69
を通すための凹溝67bが形成されている。
【0045】取付部68は、略四角筒状のパイプから形
成されて、脚部本体67の長手方向と略直交するように
3箇所に形成されている。また、取付部68は、底壁部
本体65aに、ビス止めして固定されている。
【0046】連結部材69は、合成樹脂や織布等からな
る帯状であり、取付部68を嵌合凹溝67aに嵌合させ
た状態の脚部本体67において、取付部68の内部を貫
通させ、凹溝67bに通した状態で、端部相互を接合さ
せることにより、脚部本体67を収納箱本体53に取付
固定する構成である。この連結部材69の端部相互の接
合手段は特に限られるものではなく、接着剤等による接
着や、熱圧着、若しくは、係合ピン等を配置させて係合
させる等、任意の方法で接合させればよい。
【0047】収納箱51をこのような構成とすれば、脚
部本体67が滑り止め防止材から構成され、かつ、収納
箱本体53と分離可能に形成されているため、脚部本体
67が破損したり、使用を重ねて摩耗した場合等に、脚
部本体67のみを取り替えることができる。また、取替
え作業時にも、連結部材69を取り外せば、脚部本体6
7を取り外すことができ、新しい脚部本体67の嵌合凹
溝67aを取付部68に嵌合させて、連結部材69を、
取付部68の内部を貫通させ、凹溝67bに通した状態
で、端部相互を接合させれば、新しい脚部本体67を取
り付けることができるため、取替え作業も容易である。
【0048】また、脚部本体67の取替え時に、脚部本
体67全体を取り替えてもよいが、脚部本体67の下面
側が摩耗した場合、例えば、摩耗した部分を切除して、
切除面に、脚部本体67と同一の材料から形成されて、
切除部位と同一形状の交換部材を接着剤等で貼着させて
もよい。このように摩耗した部分のみを取り替えれば、
脚部本体67全体を取り替えなくてもよいこととなっ
て、材料の使用量を抑えることができるため、製造コス
トを抑えることができる。
【0049】なお、実施形態では、脚部本体67全体を
滑り防止材である発泡ポリウレタンで形成しているが、
例えば、脚部として、前述の収納箱1の脚部41の下面
側に、滑り防止層を形成する滑り防止材を貼着させる構
成としてもよい。脚部をこのような構成とした場合に
も、使用を重ねて滑り防止材が摩耗すれば、摩耗した部
分を切除して、新たに、滑り防止材を貼着させればよ
い。勿論、脚部に対して、滑り防止材を連結部材等で取
替え可能に取付固定する構成としてもよい。
【0050】実施形態では、収納箱1・51は、図例に
示すごとく、水平方向に長い横長の直方体状に形成され
ているが、勿論、立方体状に形成してもよく、さらに
は、上下方向に長い縦長の直方体状に形成してもよい。
また、ヒンジ部15も、実施形態では、各側壁部9・1
0・11・12において、それぞれ1箇所ずつに形成さ
れているが、収納箱の形状によっては、それぞれ、2箇
所以上に、底壁部と平行に設ける構成としてもよい。ヒ
ンジ部を2箇所以上に設ける構成とした場合には、折り
畳み後の収納箱の大きさをコンパクトにするためには、
下方に配置されるヒンジ部から折り畳む構成とすること
が望ましい。さらに、収納箱の形状に伴って、支柱24
を本体部25の部分で分割する構成としてもよい。な
お、支柱24(本体部25)は、少なくとも、ヒンジ部
15の下方まで覆うように配置されることが好ましい。
【0051】なお、本発明の収納箱1・51は、自動車
用部品等の重量物を収納して運搬する通い箱に使用する
のに好適である。また、本発明の収納箱1・51では、
ヒンジ部15の高さを調整することによって、自動車用
部品の運搬の際に収納箱1・51内で使用される所定形
状の部品固定板等を収納したままの状態で、支柱24も
収納させて折り畳むことが可能である。さらに、本発明
では、蓋体32・55、収納箱本体3・53は、それぞ
れ合成樹脂からなるシート材で形成されているが、蓋体
32・55及び収納箱本体3・53の形成材料はこれに
限られるものではなく、各側壁部を分割してヒンジ部を
蝶番等で構成すれば、板金や木材等で形成してもよい。
勿論、脚部41・66の形成材料も、シート材及び発泡
ポリウレタンに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である収納箱の斜視図であ
る。
【図2】同実施形態の収納箱の分解斜視図である。
【図3】同実施形態の収納箱における蓋体をはずした状
態の側面図である。
【図4】同実施形態の収納箱における蓋体をはずした状
態の平面図である。
【図5】同実施形態の収納箱における蓋体をはずした状
態の底面図である。
【図6】同実施形態の収納箱における支柱の斜視図であ
る。
【図7】同実施形態の収納箱において支柱の連結部と側
壁部との連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図8】同実施形態の収納箱において支柱のコーナー部
における嵌合ピン付近を示す部分拡大断面図である。
【図9】同実施形態の収納箱において支柱のコーナー部
における嵌合ピン付近を示す部分拡大断面図である。
【図10】同実施形態の収納箱において支柱のコーナー
部付近を示す部分拡大斜視図である。
【図11】同実施形態の収納箱における側壁部のヒンジ
部を示す部分拡大断面図である。
【図12】同実施形態の収納箱における収納箱本体を展
開した状態を示す分解斜視図である。
【図13】同実施形態の収納箱の折畳工程を示す斜視図
である。
【図14】同実施形態の収納箱の折畳工程において、図
13の次の工程を示す斜視図である。
【図15】同実施形態の収納箱の折畳工程において、図
14の次の工程を示す斜視図である。
【図16】同実施形態の収納箱においてヒンジ部の他の
態様を示す部分拡大断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態である収納箱の斜視図
である。
【図18】同実施形態の収納箱の分解斜視図である。
【図19】同実施形態の収納箱における蓋体の断面図で
ある。
【図20】同実施形態の収納箱における脚部付近の分解
斜視図である。
【図21】同実施形態の収納箱における脚部付近の側面
図である。
【図22】同実施形態の収納箱における脚部の断面図で
あり、図21のXXII−XXII部位を示す。
【符号の説明】
1・51 収納箱 3・53 収納箱本体 5 底壁部 9・10・11・12 側壁部 9a・10a・11a・12a 側縁 9b・10b・11b・12b 嵌合凹部 14 補強部材 14a 嵌合凹部 15 ヒンジ部 21・22 収納箱本体形成シート材 24 支柱 25 本体部 26 保持部材 26a 嵌合凹溝 28 コーナー部 28a 嵌合凹溝 28b 載置面 28c フランジ部 30 嵌合ピン 32 蓋体 41・66 脚部 43 滑り防止層 67 脚部本体 68 取付部 69 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 6/34 B65D 6/34 25/20 25/20 U Z 25/22 25/22 B 25/24 25/24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材から形成される長方形状の底壁
    部と、該底壁部と連続して形成されて、前記底壁部の各
    周縁から、それぞれ、上方に延設される4つの長方形状
    の側壁部と、を備えて構成される直方体状の収納箱にお
    いて、 前記各側壁部は、 それぞれ、両側縁が、隣接する側壁部と分離可能に形成
    されるとともに、前記各側壁部より剛性を有して、前記
    側壁部上端から前記底壁部付近まで配設される取り外し
    可能な4本の支柱により、隣接する前記側壁部と連結さ
    れる構成とし、さらに、 それぞれ、前記底壁部近傍に、前記底壁部と略平行に、
    前記各側壁部を内側に折り畳み可能なヒンジ部が、形成
    され、 前記各支柱は、前記各支柱を取り外して、前記各側壁部
    を折り畳んだ際に、前記側壁部と前記底壁部との間に収
    納可能とされていることを特徴とする収納箱。
  2. 【請求項2】 前記各側壁部の両側縁付近における上端
    には、下方へ凹む嵌合凹部が、それぞれ、形成され、 前記各支柱は、 隣接する前記側壁部の側縁相互を嵌合する嵌合凹溝を有
    して、前記側壁部上端から前記底壁部側に向かって配設
    される本体部と、 該本体部の上端に設けられて、隣接する前記側壁部の各
    嵌合凹部に、それぞれ、嵌合可能な嵌合ピンを有し、他
    の収納箱を載置可能な載置面を上面に備えたコーナー部
    と、 を備えて構成されることを特徴とする請求項1記載の収
    納箱。
  3. 【請求項3】 前記収納箱は、2枚の長方形状のシート
    材を、中央付近で略直交するように上下に重ねて接合さ
    せて構成され、 前記シート材の重ねられた部位が、前記底壁部として構
    成され、前記底壁部から突出する前記シート材の部位
    が、前記側壁部として構成されて、 下方に配置される前記シート材で構成される前記各側壁
    部に、それぞれ、把手が形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の収納箱。
  4. 【請求項4】 前記底壁部の下面には、滑り防止層が形
    成されていることを特徴とする請求項1、2又は3のい
    ずれかに記載の収納箱。
  5. 【請求項5】 前記底壁部が、少なくとも長手方向の両
    端に、下面側から下方に突出する脚部を備えて構成さ
    れ、 該脚部は、相互に間隔を設けて配置されていることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4のいずれかに記載の収
    納箱。
  6. 【請求項6】 前記脚部の下面側に、滑り防止層を形成
    する取替可能な滑り防止材が、配設されていることを特
    徴とする請求項5記載の収納箱。
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