JPH0248352Y2 - - Google Patents

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JPH0248352Y2
JPH0248352Y2 JP1985043580U JP4358085U JPH0248352Y2 JP H0248352 Y2 JPH0248352 Y2 JP H0248352Y2 JP 1985043580 U JP1985043580 U JP 1985043580U JP 4358085 U JP4358085 U JP 4358085U JP H0248352 Y2 JPH0248352 Y2 JP H0248352Y2
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fitting
clamping
side panel
support
flat pallet
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンテナ、特に、分解、組み立てが可
能なコンテナの支柱と側パネルとを取外し可能に
連結する挾持金具の取付構造に関するものであ
る。
(ロ) 考案の概要 本考案は、分解、組み立てが可能なコンテナに
おいて、平パレツトの角部に立設した支柱の上端
部と、この支柱に添わして立設した着脱可能な側
パネルの上端角部とを取外し可能に挾持すること
により、前記支柱と前記側パネルとを連結する挾
持金具を、係合手段を介し、支柱に着脱可能に係
合し、前記挾持金具の脱落を防止するものであ
る。
(ハ) 従来技術とその問題点 従来、分解、組み立て可能なコンテナの支柱と
側パネルとを取外し可能に挾持する挾持金具の取
付構造としては、例えば、第5図に示すものがあ
る。
すなわち、使用時に平パレツト(図示せず)角
部から分離しないように立設した支柱10の上端
部と、この支柱10に添わして平パレツトの上面
周辺部に着脱可能に立設した側パネル15の上端
角部とを挾持金具11で取り外し可能に挾持し、
支柱10と側パネル15とを連結するものが提案
されている。
しかしながら、従来の挾持金具11は、単に上
方から落し込むことにより、支柱10の上端部と
側パネル15の上端角部とを挾持して連結してい
るにすぎない。このため、輸送中のコンテナに振
動が加わると、挾持金具11にガタツキが生じ、
挾持金具11が支柱10から脱落するおそれがあ
る。
しかも、側パネル15は平パレツト上に立設し
ているにすぎないので、外部からの振動によつて
挾持金具11にガタツキが生じると、側パネルも
上下にガタツキを生じるという問題点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、前記問題点に鑑み、平パレツトと、
使用時に前記平パレツトの角部に分離しないよう
に立設され、不使用時に前記平パレツトから分離
できる支柱と、この支柱に添つて立設する着脱可
能な4枚の側パネルと、前記支柱の上端部に設け
られ、隣合う前記側パネル同士を連結する挾持金
具とからなるコンテナにおいて、前記挾持金具お
よび前記支柱のいずれか一方に突起を設ける一
方、残る他方に前記突起に着脱可能に係合できる
係合孔を設けたものである。
(ホ) 作用とその効果 したがつて、本考案によれば、係合手段である
突起と係合孔とを介し、挾持金具が支柱に係合さ
れるので、組み立てたコンテナに外部から振動が
加わつても、挾持金具が支柱の上端部から脱落す
ることがない。
しかも、挾持金具を支柱に係合することによ
り、使用時に平パレツトの角部から分離しないよ
うに立設した前記支柱を介し、側パネルが平パレ
ツトに連結一体化されるので、外部から振動が加
わつても、側パネルに上下のガタツキが生じにく
いという効果がある。
(ヘ) 実施例の説明 以下、本考案にかかる一実施例を第1図ないし
第4図の添附図面に従つて説明する。
本実施例の基本構成は前述の従来例とほぼ同様
であり、異なる点は、支柱10の外側面に、係合
孔19bを有するばね板を折り曲げて形成した係
合金具19をリベツト19aで固定した点と、挾
持金具11の外側下端部に前記係合孔19bに係
合可能な爪部11bを切り起こした点である。
したがつて、挾持金具11の爪部11bを係合
金具19の係合孔19bに係合すれば、挾持金具
11が支柱10の上端部に係止されるので、挾持
金具11が支柱10の上端部から脱落することが
ない。
しかも、前記支柱10および前記挾持金具11
を介して側パネル15が平パレツト2に連結一体
化されるので、側パネル15に上下方向のガタツ
キが生じにくいという利点がある。
なお、本実施例では挾持金具11の両端面に設
けた嵌合部11dを、側パネル15の上端角部近
傍に設けた切り欠き部15dに嵌合させてあるの
で、側パネル15の幅方向のガタツキを防止でき
る。また、係合金具19は外方に折り曲げた形状
を有しているので、挾持金具11との係合作業を
スムーズに行なえるという利点がある。
次に、本実施例を適用した立方体形状の液体用
コンテナについて説明する。
この液体用コンテナは、箱体1と、袋体20
と、蓋体30とから構成されている。
箱体1は平パレツト2上に、連結手段である支
柱10、挾持金具11を介して側パネル15を立
設して形成したものである。
すなわち、平パレツト2は、大略、フオークリ
フトで運搬可能なパレツト形状を有し、そのフラ
ツトな上部デツキボード5の上面周辺部には、後
述する側パネル15を位置決めするため、断面略
L字形状の鋼材からなる位置決め金具7を固定し
てある。なお、位置決め金具7は、衝突防止のた
め、デツキボード5の縁部より若干内方に位置決
めしてある。
支柱10は断面略L字形状の鋼材からなり、そ
の上端外側面に既述の係合金具19を固定してあ
る。一方、支柱10は下端部外側面にそれぞれ設
けた突起10a,10bを位置決め金具7の角部
6に設けた貫通孔6aおよび略L字形状の落とし
込み用溝部6bにそれぞれ嵌合することにより、
分離可能に立設されている。
挾持金具11は、支柱10に添わして立設した
側パネル15が後述する被輸送物の圧力によつて
外方に開くのを防止するとともに、前記側パネル
15が上下方向にガタツキを生じるのを防止する
ためのもので、第1図および第2図で説明したよ
うに、支柱10の上端部と側パネル15の上端角
部とを取外し可能に挾持することにより、支柱1
0と側パネル15とを連結する構造となつてい
る。さらに、挾持金具11は、既述の如く、その
外側下端部に爪部11bを切り起こしてあるとと
もに、その両端面に嵌合部11dを設けてある。
側パネル15は、合板の表裏面を合成樹脂で被
覆したものであるので、軽量かつ秀れた剛性を有
するとともに、洗浄が容易で、傷がつきにくいう
え、直射日光によるコンテナ内部の温度上昇を防
止できる断熱効果がある。
そして、4枚の側パネル15は、その上端角部
近傍に、挾持金具11の嵌合部11dに嵌合可能
な切り欠き部15dを設け、その上端中央部に補
強用リブ金具15cを固定してある。
なお、側パネル15の一部は金具16等により
上下に分割出来るものであつてもよい(第3図)。
このようにすれば、後述する袋体20の内容物を
少量ずつ使用する場合に、内容量の現状を容易に
確認できるという利点がある。
袋体20は、被輸送物、例えば、液体の充填、
排出に従つて内容積が変化するゴム、プラスチツ
ク等からなるフレキシブルな構造を有し、その上
方中央部に注入口21を設けてあるとともに、下
方部に排出口(図示せず)を設けてある。
蓋体30は、上下両面を合成樹脂で被覆したも
ので、蓋体30の下面には、衝撃力を緩和するた
め、保護用発泡板(図示せず)が貼着されてい
る。
次に、本考案にかかるコンテナの組立て、折畳
み方法について説明する。
まず、位置決め金具7の角部6に設けた落とし
込み用溝部6bに支柱10の一方の突起10bを
落し込み、これを角部6の方にスライドさせた
後、支柱10の他方の突起10aを角部6の貫通
孔6aに嵌合することにより、位置決め金具7の
角部6に支柱10を分離可能に立設する。そし
て、側パネル15を位置決め金具7および支柱1
0に添わせて立設し、前述の第1図および第2図
において説明した如く、挾持金具11の嵌合部1
1dを側パネル15の切り欠き部15dに嵌合さ
せるとともに、その爪部11bを係合金具19の
係合孔16bに係合させることにより、側パネル
15の上端角部と支柱10の上端部とを連結して
箱体1を形成する。
したがつて、挾持金具11は支柱10に設けた
係合金具19に係合して抜け止めされるので、脱
落することがない。しかも、側パネル15は、そ
の切り欠き部15dに挾持金具11の嵌合部11
dを嵌合するので、幅方向にガタつくことがな
い。さらに、挾持金具11に挾持されている側パ
ネル15の両側端部が、支柱10の内側面に当接
するので、側パネル15に内容物が加わつても外
方に開くことがない。
なお、前記係合金具19は挾持金具11の外側
面に取付けることも可能であり、その場合、爪部
は支柱10の外側面に設けられる。
ついで、袋体20を前記箱体1の内部に載置、
収納する。そして、袋体20の注入口21から被
輸送物を充填した後、蓋体30で箱体1の開口部
を覆う。なお、長距離の輸送に際しては、固定バ
ンド(図示せず)を巻回して箱体1と蓋体30と
を一体化しておいてもよい。
次に、被輸送物をすべて排出口(図示せず)か
ら排出させた後、蓋体30をはずし、挾持金具1
1を係合金具19および側パネル15から取り外
し、その後、側パネル15を取り外す。そして、
支柱10の突起10a,10bを、位置決め金具
7の角部6近傍に設けた貫通孔6aおよび落とし
込み用溝部6bから取り外し、これを平パレツト
2の空洞部4a内に挿入する。更に、袋体20を
折り畳み、圧縮してコンパクトな形状とする。
最後に、平パレツト2上に前記袋体20、4枚
の側パネル15を順次載置し、挾持金具11の嵌
合部11dを位置決め金具7に設けた切り欠き部
7dに嵌合した後(第4図)、上方から蓋体30
を載置すれば、折畳み作業が完了する。
なお、袋体20は1度の使用で廃棄する使い捨
てであつてもよく、また、返送時には、各部材の
散逸を防止するため、固定バンド(図示せず)を
巻回しておいてもよい。
再度、このコンテナを使用する場合には、前述
の組立て方法と同様な作業により組立てればよ
い。
従つて、本実施例にかかるコンテナによれば、
構成部材の一部を平パレツト2の内部および平パ
レツト2の上面に収容でき、位置決め金具7、蓋
体30にて保管時、輸送時の散逸を防止できると
いう利点がある。
また、本実施例によれば、袋体20に被輸送物
を充填しても、側パネル15の内側面に袋体20
を傷付ける突起物がないため、液状物の漏出がな
いうえに、返送時においても袋体20を傷付ける
ことがなく、全体の使用期間を大巾に長く出来
る。
しかも、支柱10および側パネル15が上方か
らの荷重を受け、袋体20が上方からの大荷重を
直接受けないので、段積みが可能である。一方、
被輸送物をすべて取出した後であれば、コンパク
トな形状に折り畳むことができるので、空コンテ
ナの保管スペースや返送時における輸送スペース
を節約できるという利点がある。
なお、本考案にかかるコンテナは液体輸送に限
る必要はなく、粉体輸送等であつてもよいことは
勿論である。さらに、挾持金具は、その上面から
外側方向に若干はみ出した端部周辺に、段積みす
る上方のコンテナを位置決めするための凸部を有
するものであつてもよい。この挾持金具によれ
ば、コンテナを正確かつ迅速に位置決めして段積
みできる。また、係合手段である突起および係合
孔は挾持金具あるいは支柱に直接設けてもよいこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案にかかる一実施例
を示し、第1図、第2図は要部組み立て説明図、
第3図は組み立て後を示す斜視図、第4図は折り
畳み経過を示す要部斜視図、第5図は従来例にか
かる組み立て説明図である。 2……平パレツト、10……支柱、11……挾
持金具、11b……突起、15……側パネル、1
9……係合金具、19b……係合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平パレツトと、使用時に前記平パレツトの角部
    に分離しないように立設され、不使用時に前記平
    パレツトから分離できる支柱と、この支柱に添つ
    て立設する着脱可能な4枚の側パネルと、前記支
    柱の上端部に設けられ、隣合う前記側パネル同士
    を連結する挾持金具とからなるコンテナにおい
    て、 前記挾持金具および前記支柱のいずれか一方に
    突起を設ける一方、残る他方に前記突起に着脱可
    能に係合できる係合孔を設けたことを特徴とする
    コンテナ。
JP1985043580U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0248352Y2 (ja)

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JP1985043580U JPH0248352Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JP1985043580U JPH0248352Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JPS61160035U JPS61160035U (ja) 1986-10-03
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KR101160592B1 (ko) * 2010-03-04 2012-06-28 김선정 일체형 접이식 용기의 성형 조립방법과 그 접이식 용기
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JPS5672724U (ja) * 1979-11-07 1981-06-15

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