JPH027788Y2 - - Google Patents

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JPH027788Y2
JPH027788Y2 JP1985040766U JP4076685U JPH027788Y2 JP H027788 Y2 JPH027788 Y2 JP H027788Y2 JP 1985040766 U JP1985040766 U JP 1985040766U JP 4076685 U JP4076685 U JP 4076685U JP H027788 Y2 JPH027788 Y2 JP H027788Y2
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positioning
fitting
container
support
flat pallet
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンテナ、特に、分解,組み立てが可
能なコンテナの支柱の立設構造に関するものであ
る。
(ロ) 考案の概要 本考案は、分解,組み立てが可能なコンテナに
おいて、断面略L字形状からなる支柱の下端部外
側面のそれぞれに突起を設ける一方、平パレツト
の上面周辺部に所定の高さを有する位置決め金具
を固定し、この位置決め金具が構成する略直角の
角部に、前記突起のそれぞれに嵌合可能な略L字
形状の落し込み用溝部と貫通孔とを設けることに
より、製造および分解,組み立ても容易にするも
のである。
(ハ) 従来技術とその問題点 従来、分解,組み立て可能なコンテナの支柱立
設構造としては、例えば、第6図に示すものがあ
る。
すなわち、フオークリフトで運搬可能なパレツ
ト形状の平パレツト40は、その上面角部を切り
欠いてあるとともに、この切り欠いた角部の下方
に位置する桁41の端部に断面略コ字形状の立設
金具42を固定し、前記桁41の端面と立設金具
42とで嵌合凹部43を形成してある。そして、
この嵌合凹部43には、その上方から支柱44の
嵌合部45を嵌合し、支柱44を立設してある。
さらに、この嵌合部45の上面45aには側パネ
ル46の下端角部が載置され、抜け止めが図られ
ている。なお、47,47は側パネル46の位置
決め金具である。
しかしながら、従来のコンテナの支柱立設構造
においては、平パレツト40の上面角部を切り欠
き、さらに、桁41の端部に立設金具42を固定
しなければならないので、製造に手間がかかつ
た。
しかも、支柱44の嵌合部45全体を平パレツ
ト40の角部に設けた嵌合凹部43に嵌合させな
ければならないので、挿入,抜き取りに多大の力
を必要とした。
さらに、嵌合凹部43には支柱44の嵌合部4
5を嵌合させる必要があるので、支柱44が長く
なり、コンテナが重くなるという問題点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、前記問題点に鑑み、平パレツトと、
この平パレツトの上面周辺部に沿つて固定される
所定高さを有する位置決め金具と、この位置決め
金具にて構成される角部に下端部を分離可能に係
止して立設する断面略L字形状の支柱と、この支
柱および前記位置決め金具に添わせて前記平パレ
ツト上に分離可能に立設する4枚の側パネルとか
らなるコンテナにおいて、前記支柱の下端部外側
面のそれぞれに突起を突設する一方、前記位置決
め金具の角部に、前記突起のそれぞれに嵌合可能
な略L字形状の落し込み用溝部および貫通孔を設
けてある。
(ホ) 作用とその効果 したがつて、本考案によれば、従来例のように
平パレツトを切り欠いて嵌合凹部を設ける必要が
なく、支柱に設けた突起に嵌合可能な溝部と貫通
孔とを位置決め金具に設けるだけで支柱を平パレ
ツトにガタツキなく立設できるので、コンテナの
製造が容易になる。
しかも、位置決め金具に設けた溝部と貫通孔と
に支柱の突起をそれぞれ嵌合するだけで支柱を立
設できるので、支柱を立設するために多大の力を
必要としない。
さらに、支柱の下端部には、従来例のような嵌
合部を設ける必要がなく、嵌合用の突起を適宜設
けるだけでよいので、支柱が短かくてすむうえ
に、従来の立設金具も不要になるので、コンテナ
の軽量化を図ることができるという効果がある。
(ヘ) 実施例の説明 以下、本考案にかかる実施例を第1図ないし第
5図の添附図面に従つて説明する。
本実施例は、立方体形状の液体用コンテナに適
用した場合で、箱体1と、この箱体1内に収納さ
れる袋体(図示せず)と、蓋体30とから構成さ
れている。
箱体1は平パレツト2上に、連結手段である支
柱10、挾持金具を介して側パネル15を立設し
て形成したものである。
すなわち、平パレツト2は、大略、フオークリ
フトで運搬可能なパレツト形状を有し、そのフラ
ツトな上部デツキボード5の上面周辺部には、後
述する側パネル15を位置決めするため、断面略
L字形状の鋼材からなる位置決め金具7を固定し
てある。そして、この位置決め金具7が構成する
略直角の角部には、後述する支柱10の突起10
a,10bに嵌合可能な略L字形状からなる落し
込み用溝部7aと貫通孔7bとが設けられてい
る。なお、位置決め金具7は、衝突防止のため、
デツキボード5の縁部より若干内方に位置決めし
てある。また、5aは上部デツキボード5に着脱
自在な閉鎖板である。
支柱10は断面略L字形状の鋼材からなるとと
もに、その下端部外側面のそれぞれに、前述の溝
部7aと貫通孔7bとにそれぞれ嵌合可能な突起
10a,10bを設けてある。
側パネル15は、合板の表裏面を合成樹脂層で
被覆したものであるので、軽量かつ秀れた剛性を
有するとともに、洗浄が容易で、傷がつきにく
い。しかも、直射日光によるコンテナ内部の温度
上昇を防止できる断熱効果がある。
袋体は、被輸送物、例えば、液体の充填,排出
に従つて内容積が変化するゴム,プラスチツク等
からなるフレキシブルな構造を有するものであ
る。
蓋体30は、上面を合成樹脂層で被覆したもの
であり、その外周端部に断面略L字形状の剛材を
固定してリブ部31を形成し、側パネル15から
のずれ落ちを防止する構造となつている。
次に、本考案にかかるコンテナの組立て、折畳
み方法について説明する。
まず、位置決め金具7の溝部7aに上方から支
柱10の突起10aを落し込んだ後(第1図参
照)、第2図中A方向にずらし、支柱10の突起
10bを位置決め金具7の貫通孔7bに嵌合し、
支柱10を立設する。そして、側パネル15を位
置決め金具7および支柱10に添わせて立設した
後、挾持金具によつて側パネル15の上端角部と
支柱10の上端部とを挟持して固定し、箱体1を
形成する。
したがつて、この箱体1の外側面には大きな突
起物がないので、コンテナを密に並設でき、空間
を有効に利用できる。しかも、位置決め金具7に
設けられている落し込み用溝部7a,貫通孔7b
により、支柱10は位置決め金具7から抜け出る
ことがない。このため、本考案にかかるコンテナ
は輸送時等の振動によつて容易に分解しないとい
う利点がある。また、溝部7aの一部にテーパを
設けることにより、突起10aを溝部7aに嵌合
させたとき、支柱10の下端面が位置決め金具7
の上面に圧接するようにしておけば、支柱10の
抜け止めをより一層確実にできる。
なお、支柱10は前述のものに限らず、突起1
0aの上方に、位置決め金具7の上端部に係合可
能なカギ型突起10cを設けたものであつてもよ
い(第3図参照)。これによれば、支柱10の抜
け止めをより一層確実にできるという利点があ
る。
ついで、袋体を前記箱体1内部に載置,収納す
る。そして、袋体の注入口(図示せず)から被輸
送物を適宜充填した後、蓋体30で箱体1を覆
う。なお、長距離の輸送に際しては、固定バンド
(図示せず)を巻回して箱体1と蓋体30とを一
体化しておいてもよい。
次に、上部デツキボード5の閉鎖板5aを取り
外し、その上方に位置する排出口(図示せず)か
ら被輸送物をすべて排出させた後、蓋体30,挾
持金具を取外して側パネル15を分解する。そし
て、支柱10を位置決め金具7から取り外し、袋
体を折畳み、圧縮してコンパクトな形状とする。
最後に、平パレツト2に袋体,4枚の側パネル
15を順次載置し、上方から蓋体30を載置す
る。
なお、返送時には、各部材の散逸を防止するた
めに固定バンド(図示せず)を巻回しておいても
よい。
更に、このコンテナを再度使用する場合におい
ては、前述の組立て方法と同様な工程により組立
てればよい。
したがつて、本実施例によれば、支柱10,側
パネル15の存在によつて袋体は外荷重を直接受
けないので、段積みが可能である一方、被輸送物
をすべて取出した後であれば、コンパクトな形状
に折畳むことができるので、空コンテナの保管ス
ペースや返送時における輸送スペースを節約でき
るという利点がある。
なお、本考案にかかるコンテナは液体輸送に限
る必要はなく、粉体輸送等であつてもよいことは
勿論である。また、側パネルと位置決め部との取
付構造は、孔に突起を嵌合する取付構造に限ら
ず、溝に突条を嵌合して取付ける構造等であつて
もよく、箱体も立方体形状に限らない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案にかかる実施例を
示し、第1図、第2図は一実施例の要部組み立て
説明図、第3図は他の実施例の要部組み立て説明
図、第4図、第5図は組み立て後および組み立て
経過を示す斜視図、第6図は従来例にかかる要部
組み立て説明図である。 2……平パレツト、7……位置決め金具、7a
……溝部、7b……貫通孔、10……支柱、10
a,10b……突起、15……側パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平パレツトと、この平パレツトの上面周辺部に
    沿つて固定される所定高さを有する位置決め金具
    と、この位置決め金具にて構成される角部に下端
    部を分離可能に係止して立設する断面略L字形状
    の支柱と、この支柱および前記位置決め金具に添
    わせて前記平パレツト上に分離可能に立設する4
    枚の側パネルとからなるコンテナにおいて、 前記支柱の下端部外側面のそれぞれに突起を突
    設する一方、前記位置決め金具の角部に、前記突
    起のそれぞれに嵌合可能な略L字形状の落し込み
    用溝部および貫通孔を設けたことを特徴とするコ
    ンテナ。
JP1985040766U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH027788Y2 (ja)

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JP1985040766U JPH027788Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JPS61156619U JPS61156619U (ja) 1986-09-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4215627Y1 (ja) * 1964-10-08 1967-09-07
JPS578681A (en) * 1980-06-11 1982-01-16 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Prefabricated container

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