JPH0140827Y2 - - Google Patents
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- JPH0140827Y2 JPH0140827Y2 JP11761685U JP11761685U JPH0140827Y2 JP H0140827 Y2 JPH0140827 Y2 JP H0140827Y2 JP 11761685 U JP11761685 U JP 11761685U JP 11761685 U JP11761685 U JP 11761685U JP H0140827 Y2 JPH0140827 Y2 JP H0140827Y2
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- box
- synthetic rubber
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、若干の流動性を有する軟状合成ゴ
ム、合成樹脂、高分子製品、あるいは粘性液体等
を輸送する際に、それらを収納して運搬する軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱の改良に関するも
のである。
ム、合成樹脂、高分子製品、あるいは粘性液体等
を輸送する際に、それらを収納して運搬する軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱の改良に関するも
のである。
従来、若干の流動性を有する軟状合成ゴム、合
成樹脂、高分子製品、あるいは粘性液体等を輸送
する際には、それらをポリエチレンフイルム、ポ
リエチレンフイルム等の薄膜包装袋で被覆して長
形偏平状ペールとし、それを幾つかまとめて段ボ
ール箱内に収納し、これをパレツト上に載置した
後、このパレツトを2〜3段に積み重ねてコンテ
ナあるいはトラツク等に積み込んで出荷してい
た。
成樹脂、高分子製品、あるいは粘性液体等を輸送
する際には、それらをポリエチレンフイルム、ポ
リエチレンフイルム等の薄膜包装袋で被覆して長
形偏平状ペールとし、それを幾つかまとめて段ボ
ール箱内に収納し、これをパレツト上に載置した
後、このパレツトを2〜3段に積み重ねてコンテ
ナあるいはトラツク等に積み込んで出荷してい
た。
しかしながら、これらの被収納物は若干の流動
性を有しているので、時間が経過するのにしたが
つて段ボール箱の側面下方を押圧して段ボール箱
をビア樽型に変形せしめていた。このように段ボ
ール箱が変形すると、コンテナあるいはトラツク
等への積み込み作業が難しくなると共に段ボール
箱が変形した分だけ積載効率が低下するという欠
点を有しており、且つコンテナあるいはトラツク
等に積載して運搬している途中において荷崩れや
荷傾き等の原因ともなつていた。
性を有しているので、時間が経過するのにしたが
つて段ボール箱の側面下方を押圧して段ボール箱
をビア樽型に変形せしめていた。このように段ボ
ール箱が変形すると、コンテナあるいはトラツク
等への積み込み作業が難しくなると共に段ボール
箱が変形した分だけ積載効率が低下するという欠
点を有しており、且つコンテナあるいはトラツク
等に積載して運搬している途中において荷崩れや
荷傾き等の原因ともなつていた。
そこで、このような欠点を除去する方法とし
て、本考案者等は、さきに実開昭55−7743号公報
に開示されているような軟状合成ゴム等の輸送用
段ボール箱を開発した。
て、本考案者等は、さきに実開昭55−7743号公報
に開示されているような軟状合成ゴム等の輸送用
段ボール箱を開発した。
すなわち、平面四角形状の段ボール製外箱と、
該外箱の左側面及び右側面と同一形状を成し該左
側面及び右側面の内面にそれぞれ当接せしめられ
る硬質性の補強板と、該外箱の前面及び後面の内
面に両端部が固定せしめられて該外箱内を幅方向
に仕切る中仕切体とより成る、軟状合成ゴム等の
輸送用段ボール箱を開発した。
該外箱の左側面及び右側面と同一形状を成し該左
側面及び右側面の内面にそれぞれ当接せしめられ
る硬質性の補強板と、該外箱の前面及び後面の内
面に両端部が固定せしめられて該外箱内を幅方向
に仕切る中仕切体とより成る、軟状合成ゴム等の
輸送用段ボール箱を開発した。
この軟状合成ゴム等の輸送用段ボール箱は、上
記のような構成であるから、それを、それ以前の
段ボール箱の外周を金属製又は木製の補強枠でも
つて囲うことにより段ボール箱を補強したものに
比較すると、約20%も軽量であり且つその製造コ
ストが15%程安い、といつた非常に大きい利点を
うることができたのであるが、この輸送用段ボー
ル箱にあつては、段ボール箱の左側面及び右側面
の内面に、それぞれかなりの厚さを有する硬質性
の補強板が当接せしめられているので、これを、
補強板がない通常の段ボール箱のようには折畳め
ない、といつた不便があつた。
記のような構成であるから、それを、それ以前の
段ボール箱の外周を金属製又は木製の補強枠でも
つて囲うことにより段ボール箱を補強したものに
比較すると、約20%も軽量であり且つその製造コ
ストが15%程安い、といつた非常に大きい利点を
うることができたのであるが、この輸送用段ボー
ル箱にあつては、段ボール箱の左側面及び右側面
の内面に、それぞれかなりの厚さを有する硬質性
の補強板が当接せしめられているので、これを、
補強板がない通常の段ボール箱のようには折畳め
ない、といつた不便があつた。
すなわち、この従来の輸送用段ボール箱にあつ
ては、補強板が、外箱の左側面及び右側面の内面
に直接接着剤によつて接着されるか、又は、外箱
の内面に対向している面の全部を外箱の内面に固
定された、断面がL型の固定具によつて、外箱内
の所定の位置に固定されていたため、外箱の内側
に向かつて突出しているこの補強板の角の部分が
邪魔になつて、この輸送用段ボール箱を折畳めな
い、といつた不便があつたのである。
ては、補強板が、外箱の左側面及び右側面の内面
に直接接着剤によつて接着されるか、又は、外箱
の内面に対向している面の全部を外箱の内面に固
定された、断面がL型の固定具によつて、外箱内
の所定の位置に固定されていたため、外箱の内側
に向かつて突出しているこの補強板の角の部分が
邪魔になつて、この輸送用段ボール箱を折畳めな
い、といつた不便があつたのである。
したがつて、この従来の輸送用段ボール箱は、
それを使用する場所までは、外箱の内面に補強板
を当接することなく、これを折畳んで補強板とは
別体にして運び、それを使用する場所においては
じめて、外箱の内面に接着剤又は断面L型の固定
具を使つて補強板を取付ける必要があつた。
それを使用する場所までは、外箱の内面に補強板
を当接することなく、これを折畳んで補強板とは
別体にして運び、それを使用する場所においては
じめて、外箱の内面に接着剤又は断面L型の固定
具を使つて補強板を取付ける必要があつた。
この考案は、上記のような補強板を有する軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱において、上記補
強板を、初めから外箱の左側面及び右側面の内面
に当接させておいても、外箱を折畳むことができ
るようにすることにある。
合成ゴム等の輸送用段ボール箱において、上記補
強板を、初めから外箱の左側面及び右側面の内面
に当接させておいても、外箱を折畳むことができ
るようにすることにある。
上記の目的を達成するために本考案が採用した
手段を、実施例に対応する第1〜5図を用いて説
明すると、本考案は、平面四角形状の段ボール製
外箱1と、該外箱1の左側面1a及び右側面1b
と同一形状を成し該左側面1a及び右側面1bの
内面にそれぞれ当接せしめられる硬質性の補強板
2と、該外箱1の前面1c及び後面1dの内面に
両端部が固定せしめられて該外箱1内を幅方向に
仕切る中仕切体3とより成り、前記補強板2が外
箱1の前面1c及び後面1dの内面に縦方向に固
定せしめられた断面L型の固定具1eにより該外
箱1の左側面1a及び右側面1bの内面に当接せ
しめられている軟状合成ゴム等の輸送用段ボール
箱において、 外箱1の内面の四隅に位置する上記4個の固
定具1eが、何れも、それをL型に屈曲してい
る折線aにおいて屈伸自在であること、 少なくとも外箱1の対角位置にある一対の固
定具1eが、上記折線aから一定巾αの部分を
残して外箱1の内面に固定されていること、 中仕切体3の両端部が、外箱1の内面に対し
て折畳み自在に固定されていること、 にある。
手段を、実施例に対応する第1〜5図を用いて説
明すると、本考案は、平面四角形状の段ボール製
外箱1と、該外箱1の左側面1a及び右側面1b
と同一形状を成し該左側面1a及び右側面1bの
内面にそれぞれ当接せしめられる硬質性の補強板
2と、該外箱1の前面1c及び後面1dの内面に
両端部が固定せしめられて該外箱1内を幅方向に
仕切る中仕切体3とより成り、前記補強板2が外
箱1の前面1c及び後面1dの内面に縦方向に固
定せしめられた断面L型の固定具1eにより該外
箱1の左側面1a及び右側面1bの内面に当接せ
しめられている軟状合成ゴム等の輸送用段ボール
箱において、 外箱1の内面の四隅に位置する上記4個の固
定具1eが、何れも、それをL型に屈曲してい
る折線aにおいて屈伸自在であること、 少なくとも外箱1の対角位置にある一対の固
定具1eが、上記折線aから一定巾αの部分を
残して外箱1の内面に固定されていること、 中仕切体3の両端部が、外箱1の内面に対し
て折畳み自在に固定されていること、 にある。
本考案に係る軟状合成ゴム等の輸送用段ボール
箱は上記の如き構造を有するものであるから、従
来の軟状合成ゴム等の輸送用段ボール箱と同様
に、この段ボール箱の内部に被収納物Pを収納し
た場合には、左側面1a及び右側面1bの内面に
補強板2が当接せしめられていることから(第5
図参照)、収納物Pが左側面1a及び右側面1b
を外方に突き出すように変形させることがなく、
また、前面1c及び後面1dも、左側面1a及び
右側面1bの内面に当接せしめられた補強板2に
よつて均一に引つ張られていると共に中央部に固
定せしめられている中仕切体3によつてその間隔
を一定に保持せしめられているから、外方へ突出
することが抑えられ、更に、本考案に係る軟状合
成ゴム等の輸送用段ボール箱を積み重ねた場合に
は、外箱1の左側面1a及び右側面1bの内面に
それぞれ当接せしめられた補強板2によつて両端
部が支持せしめられることになるため、上下方向
の荷重に対しても大きい強度が得られ、従つて運
搬時の荷崩れや荷傾き等の事故も同時に防止する
ことができるのであるが、この考案に係る軟状合
成ゴム等の輸送用段ボール箱にあつては、特に、
補強板2の板面が外箱1の側面1a,1bに対し
て接着乃至摺動不能に固定されておらず、外箱1
の内面の四隅において補強板2を外箱1の内面に
固定している断面L型の固定具1eが、それをL
型に屈曲している折線aにおいてそれぞれ屈伸自
在であるから、一対の補強板2自体は、これを外
箱1の側面1a,1bと一体となることなく外箱
1の前面1c及び後面1dに対して、それぞれ折
畳み可能である。また、上記固定具1eは、少な
くとも外箱1の対角位置にある一対の固定具1e
が、上記折線aから一定巾αの部分を外箱1の内
面に固定されておらず、中仕切体3の両端部が、
外箱1の内面に対してそれぞれ折畳み自在に固定
されているので、この輸送用段ボール箱は、上記
一対の固定具1eの各折目を開いて一対の補強板
2を外箱1の前面1cと後面1dの内面にそれぞ
れ近づける向きに折畳むと、各固定具1eのそれ
が外箱1の前面1c又は1dに接着固定されてい
ない部分と、外箱1の前面1c又は1aとの間
に、それぞれ断面が三角形の隙間bを生じて、偏
平に折畳まれる。なお、このとき段ボール製の外
箱1の両側面1a,1bの一部cは、他の一対の
固定具1eによつて外箱1の隅に固定されている
側の、補強板2の各端縁部によつて、若干変形さ
れる。
箱は上記の如き構造を有するものであるから、従
来の軟状合成ゴム等の輸送用段ボール箱と同様
に、この段ボール箱の内部に被収納物Pを収納し
た場合には、左側面1a及び右側面1bの内面に
補強板2が当接せしめられていることから(第5
図参照)、収納物Pが左側面1a及び右側面1b
を外方に突き出すように変形させることがなく、
また、前面1c及び後面1dも、左側面1a及び
右側面1bの内面に当接せしめられた補強板2に
よつて均一に引つ張られていると共に中央部に固
定せしめられている中仕切体3によつてその間隔
を一定に保持せしめられているから、外方へ突出
することが抑えられ、更に、本考案に係る軟状合
成ゴム等の輸送用段ボール箱を積み重ねた場合に
は、外箱1の左側面1a及び右側面1bの内面に
それぞれ当接せしめられた補強板2によつて両端
部が支持せしめられることになるため、上下方向
の荷重に対しても大きい強度が得られ、従つて運
搬時の荷崩れや荷傾き等の事故も同時に防止する
ことができるのであるが、この考案に係る軟状合
成ゴム等の輸送用段ボール箱にあつては、特に、
補強板2の板面が外箱1の側面1a,1bに対し
て接着乃至摺動不能に固定されておらず、外箱1
の内面の四隅において補強板2を外箱1の内面に
固定している断面L型の固定具1eが、それをL
型に屈曲している折線aにおいてそれぞれ屈伸自
在であるから、一対の補強板2自体は、これを外
箱1の側面1a,1bと一体となることなく外箱
1の前面1c及び後面1dに対して、それぞれ折
畳み可能である。また、上記固定具1eは、少な
くとも外箱1の対角位置にある一対の固定具1e
が、上記折線aから一定巾αの部分を外箱1の内
面に固定されておらず、中仕切体3の両端部が、
外箱1の内面に対してそれぞれ折畳み自在に固定
されているので、この輸送用段ボール箱は、上記
一対の固定具1eの各折目を開いて一対の補強板
2を外箱1の前面1cと後面1dの内面にそれぞ
れ近づける向きに折畳むと、各固定具1eのそれ
が外箱1の前面1c又は1dに接着固定されてい
ない部分と、外箱1の前面1c又は1aとの間
に、それぞれ断面が三角形の隙間bを生じて、偏
平に折畳まれる。なお、このとき段ボール製の外
箱1の両側面1a,1bの一部cは、他の一対の
固定具1eによつて外箱1の隅に固定されている
側の、補強板2の各端縁部によつて、若干変形さ
れる。
第1〜5図について、この考案に係る軟状合成
ゴム等の輸送用段ボール箱の一実施例を説明する
と、図面中、1は平面形状が四角形である段ボー
ル製の外箱であり、左側面1a、右側面1b、前
面1c、後面1d、上面を形成する4枚の上面フ
ラツプ1f、及び下面を形成する4枚の下面フラ
ツプ1gとより構成せしめられている。2は外箱
1の左側面1a及び右側面1bと同一形状を成し
且つ左側面1a及び右側面1bの内面にそれぞれ
当接せしめられる硬質性の補強板であり、外箱1
内に被収納物Pを収納した際、左側面1a及び右
側面1bにふくらみを生じせしめない程度の剛性
を有する素材、例えば木製、プラスチツク製又は
紙製等の比較的安価で軽量のものを使用し、その
形状は板状、波形、あるいは異形断面等が使用で
きる。なお、この補強板2の内面側にライナー4
を装着したり、補強板2の上端面にテープ5を被
覆して被収納物Pの損傷事故を防止せしめること
は自由である。この補強板2を外箱1の左側面1
a及び右側面1bの内面に当接せしめる手段とし
て、外箱1の前面1c及び後面1dの内面に、そ
れぞれ縦方向に接着固定せしめられた断面L型の
固定具1eを使用しているが、この固定具1eは
厚手のライナー紙製で、この固定具1eは、補強
板2を外箱1の前面1c及び後面1dに対して折
畳めるように、その折線aに沿つて折曲げ及び伸
展自在であり、特に、対角位置にある一対の固定
具1eは、折線aから一定巾αの部分を残したβ
巾の部分(第1図に網線を施した部分)のみを、
外箱1の内面に対して接着固定されている。3は
外箱1の前面1c及び後面1dの内面に両端部が
固定せしめられて該外箱1内を幅方向に仕切る中
仕切体であり、段ボール製の薄板や四角筒、ある
いは平面コ字若しくはI字型の壁体やテープ状の
もの等より成る。この中仕切体3により外箱1は
所定間隔に仕切られるものであるが、その間隔を
等間隔とすれば段ボール箱に収納せしめられる被
収納物Pの大きさが一種類となり作業性が向上す
る。例えば、図示の実施例の如く中仕切体3が段
ボール製の四角筒である場合は、その幅方向の長
さを外箱1の幅の1/3とすると共に固定する位置
を中央にすれば中仕切体3により該外箱1は3等
分せしめられることになる。中仕切体3を外箱1
の前面1c及び後面1dの内面に固定する手段と
しては、接着剤による方法や、線鋲を用いる方法
や、第1図の実施例の如く外箱1の前面1c及び
後面1dの内面にそれぞれ縦方向に接着せしめら
れたライナー紙製の、断面L型の固定具1eによ
り固定する方法、あるいはそれらを併用する方法
等種々存在するが、何れの場合にも、中仕切体3
は、その両端部を外箱1の前面1c及び後面1d
に対して折畳み自在に固定されている。
ゴム等の輸送用段ボール箱の一実施例を説明する
と、図面中、1は平面形状が四角形である段ボー
ル製の外箱であり、左側面1a、右側面1b、前
面1c、後面1d、上面を形成する4枚の上面フ
ラツプ1f、及び下面を形成する4枚の下面フラ
ツプ1gとより構成せしめられている。2は外箱
1の左側面1a及び右側面1bと同一形状を成し
且つ左側面1a及び右側面1bの内面にそれぞれ
当接せしめられる硬質性の補強板であり、外箱1
内に被収納物Pを収納した際、左側面1a及び右
側面1bにふくらみを生じせしめない程度の剛性
を有する素材、例えば木製、プラスチツク製又は
紙製等の比較的安価で軽量のものを使用し、その
形状は板状、波形、あるいは異形断面等が使用で
きる。なお、この補強板2の内面側にライナー4
を装着したり、補強板2の上端面にテープ5を被
覆して被収納物Pの損傷事故を防止せしめること
は自由である。この補強板2を外箱1の左側面1
a及び右側面1bの内面に当接せしめる手段とし
て、外箱1の前面1c及び後面1dの内面に、そ
れぞれ縦方向に接着固定せしめられた断面L型の
固定具1eを使用しているが、この固定具1eは
厚手のライナー紙製で、この固定具1eは、補強
板2を外箱1の前面1c及び後面1dに対して折
畳めるように、その折線aに沿つて折曲げ及び伸
展自在であり、特に、対角位置にある一対の固定
具1eは、折線aから一定巾αの部分を残したβ
巾の部分(第1図に網線を施した部分)のみを、
外箱1の内面に対して接着固定されている。3は
外箱1の前面1c及び後面1dの内面に両端部が
固定せしめられて該外箱1内を幅方向に仕切る中
仕切体であり、段ボール製の薄板や四角筒、ある
いは平面コ字若しくはI字型の壁体やテープ状の
もの等より成る。この中仕切体3により外箱1は
所定間隔に仕切られるものであるが、その間隔を
等間隔とすれば段ボール箱に収納せしめられる被
収納物Pの大きさが一種類となり作業性が向上す
る。例えば、図示の実施例の如く中仕切体3が段
ボール製の四角筒である場合は、その幅方向の長
さを外箱1の幅の1/3とすると共に固定する位置
を中央にすれば中仕切体3により該外箱1は3等
分せしめられることになる。中仕切体3を外箱1
の前面1c及び後面1dの内面に固定する手段と
しては、接着剤による方法や、線鋲を用いる方法
や、第1図の実施例の如く外箱1の前面1c及び
後面1dの内面にそれぞれ縦方向に接着せしめら
れたライナー紙製の、断面L型の固定具1eによ
り固定する方法、あるいはそれらを併用する方法
等種々存在するが、何れの場合にも、中仕切体3
は、その両端部を外箱1の前面1c及び後面1d
に対して折畳み自在に固定されている。
以上詳述したように、本考案に係る軟状合成ゴ
ム等の輸送用段ボール箱は、外箱の側面の補強の
ために一対の補強板を使用して、それを外箱の側
面の内面にそれぞれ当接せしめているが、この考
案にしたがつた補強板は、その側面を外箱の内面
に対して接着乃至摺動不能に固定されておらず、
特に、この補強板を外箱の内面に固定している断
面L型の固定具はそれが折線において屈伸自在で
あり、しかも、外箱の対角位置にある少なくとも
一対の固定具は、それが折線から一定巾αの部分
を外箱1の内面に固定されていないことによつ
て、この補強板を外箱内で外箱と共に折畳むこと
ができるようになつているので、この考案の軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱は、外箱内に補強
板を取付けた状態になつていても、それをコンパ
クトに折畳んでそれを使用する位置まで輸送する
ことができ、使用場所において外箱を開くと、た
だそれだけで、補強板をして、外箱内の所定の補
強作用位置に位置させることができる。
ム等の輸送用段ボール箱は、外箱の側面の補強の
ために一対の補強板を使用して、それを外箱の側
面の内面にそれぞれ当接せしめているが、この考
案にしたがつた補強板は、その側面を外箱の内面
に対して接着乃至摺動不能に固定されておらず、
特に、この補強板を外箱の内面に固定している断
面L型の固定具はそれが折線において屈伸自在で
あり、しかも、外箱の対角位置にある少なくとも
一対の固定具は、それが折線から一定巾αの部分
を外箱1の内面に固定されていないことによつ
て、この補強板を外箱内で外箱と共に折畳むこと
ができるようになつているので、この考案の軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱は、外箱内に補強
板を取付けた状態になつていても、それをコンパ
クトに折畳んでそれを使用する位置まで輸送する
ことができ、使用場所において外箱を開くと、た
だそれだけで、補強板をして、外箱内の所定の補
強作用位置に位置させることができる。
第1図は本考案に係る軟状合成ゴム等の輸送用
段ボール箱の一実施例を示した一部切欠斜視図、
第2図は同分解斜視図、第3図は同横断平面図、
第4図は若干折畳んだ状態の同横断平面図、第5
図は被収納物の収納状態を示した同縦断図であ
る。 1……外箱、1a……左側面、1b……右側
面、1c……前面、1d……後面、1e……固定
具、1f……上面フラツプ、1g……下面フラツ
プ、2……補強板、3……中仕切体、4……ライ
ナー、5……テープ、a……折線、b……隙間。
段ボール箱の一実施例を示した一部切欠斜視図、
第2図は同分解斜視図、第3図は同横断平面図、
第4図は若干折畳んだ状態の同横断平面図、第5
図は被収納物の収納状態を示した同縦断図であ
る。 1……外箱、1a……左側面、1b……右側
面、1c……前面、1d……後面、1e……固定
具、1f……上面フラツプ、1g……下面フラツ
プ、2……補強板、3……中仕切体、4……ライ
ナー、5……テープ、a……折線、b……隙間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平面四角形状の段ボール製外箱1と、該外箱
1の左側面1a及び右側面1bと同一形状を成
し該左側面1a及び右側面1bの内面にそれぞ
れ当接せしめられる硬質性の補強板2と、該外
箱1の前面1c及び後面1dの内面に両端部が
固定せしめられて該外箱1内を幅方向に仕切る
中仕切体3とより成り、前記補強板2が外箱1
の前面1c及び後面1dの内面に縦方向に固定
せしめられた断面L型の固定具1eにより該外
箱1の左側面1a及び右側面1bの内面に当接
せしめられている軟状合成ゴム等の輸送用段ボ
ール箱であつて、 外箱1の内面の四隅に位置する上記4個の
固定具1eが、何れも、それをL型に屈曲し
ている折線aにおいて屈伸自在であること、 少なくとも外箱1の対角位置にある一対の
固定具1eが、上記折線aから一定巾αの部
分を残して外箱1の内面に固定されているこ
と、 中仕切体3の両端部が、外箱1の内面に対
して折畳み自在に固定されていること、 を特徴とする軟状合成ゴム等の輸送用段ボール
箱。 (2) 固定具1eが紙製である、実用新案登録請求
の範囲第1項に記載の軟状合成ゴム等の輸送用
段ボール箱。 (3) 補強板2が木製である、実用新案登録請求の
範囲第1項又は第2項に記載の軟状合成ゴム等
の輸送用段ボール箱。 (4) 補強板2がプラスチツク製である。実用新案
登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の軟状
合成ゴム等の輸送用段ボール箱。 (5) 補強板2が紙製である、実用新案登録請求の
範囲第1項に記載の軟状合成ゴム等の輸送用段
ボール箱。 (6) 中仕切体3が段ボール製シートである、実用
新案登録請求の範囲第1項から第5項までのい
ずれか1項に記載の軟状合成ゴム等の輸送用段
ボール箱。 (7) 中仕切体3が四角筒である、実用新案登録請
求の範囲第1項から第5項までのいずれか1項
に記載の軟状合成ゴム等の輸送用段ボール箱。 (8) 中仕切体3が外箱1の前面1c及び後面1d
の内面に接着剤により固定せしめられている、
実用新案登録請求の範囲第1項から第7項まで
のいずれか1項に記載の軟状合成ゴム等の輸送
用段ボール箱。 (9) 中仕切体3が外箱1の前面1c及び後面1d
の内面に縦方向に固定せしめられた紙製の断面
がL型の固定具1e′により該前面1c及び後面
1dに固定せしめられている、実用新案登録請
求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項
に記載の軟状合成ゴム等の輸送用段ボール箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11761685U JPH0140827Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11761685U JPH0140827Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6225618U JPS6225618U (ja) | 1987-02-17 |
JPH0140827Y2 true JPH0140827Y2 (ja) | 1989-12-05 |
Family
ID=31003301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11761685U Expired JPH0140827Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0140827Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6526949B2 (ja) * | 2014-07-29 | 2019-06-05 | 株式会社ロッテ | 薄片付き容器 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP11761685U patent/JPH0140827Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6225618U (ja) | 1987-02-17 |
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