JPH031386Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031386Y2
JPH031386Y2 JP1985046981U JP4698185U JPH031386Y2 JP H031386 Y2 JPH031386 Y2 JP H031386Y2 JP 1985046981 U JP1985046981 U JP 1985046981U JP 4698185 U JP4698185 U JP 4698185U JP H031386 Y2 JPH031386 Y2 JP H031386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
clamping
side panel
support
flat pallet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985046981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61161228U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985046981U priority Critical patent/JPH031386Y2/ja
Publication of JPS61161228U publication Critical patent/JPS61161228U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031386Y2 publication Critical patent/JPH031386Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンテナ、特に、分解、組み立てが可
能なコンテナを構成する側パネルの固定構造に関
するものである。
(ロ) 考案の概要 本考案は、分解、組み立てが可能なコンテナを
構成する側パネルの固定構造において、側パネル
の上端部に切り欠き部を設けるとともに、この切
り欠き部に嵌合可能な嵌合部を挾持金具に設ける
ことにより、輸送中の側パネルのガタツキ、位置
ずれを防止するものである。
(ハ) 従来技術とその問題点 従来、分解、組み立て可能なコンテナを構成す
る側パネルの固定構造としては、例えば、第8図
に示すものがある。
すなわち、フオークリフトで運搬可能なパレツ
ト形状からなる平パレツト(図示せず)の上面角
部に立設した支柱40に沿わして側パネル41を
立設し、この側パネル41の上端角部と支柱40
の上端部とを挾持金具42にて板厚方向に挾持し
ていた。したがつて、従来例によれば、挾持金具
42は側パネル41を板厚方向に位置規制し、板
厚方向のガタツキ、位置ずれを防止できる。
しかしながら、従来例にかかるコンテナの側パ
ネル41の固定構造では、挾持金具42が側パネ
ル41と支柱40とを板厚方向に挾持しているに
すぎないので、側パネル41は幅方向にガタツ
キ、位置ずれを生じやすいという問題点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、前記問題点に鑑み、平パレツトと、
使用時に前記平パレツトの角部に分離しないよう
に立設され、不使用時に前記平パレツトから分離
できる支柱と、この支柱に沿つて立設する着脱可
能な4枚の側パネルと、前記支柱の上端部に設け
られ、前記側パネル同士を連結する挾持金具とか
らなるコンテナにおいて、前記側パネルの上端部
に切り欠き部を設けるとともに、前記切り欠き部
に嵌合可能な嵌合部を有する前記挾持金具に、前
記支柱に係止できる係止部を設けた構成としてあ
る。
(ホ) 作用とその効果 したがつて、本考案によれば、挾持金具の嵌合
部が側パネルの上端部に設けた切り欠き部に嵌合
すると、その嵌合部が側パネルの幅方向の位置を
規制し、幅方向のガタツキ、位置ずれを防止す
る。
しかも、挾持金具には支柱に係止できる係止部
を設けてあるので、挾持金具および支柱を介して
平パレツトと側パネルとが上下方向に連結一体化
される。このため、使用時に挾持金具が支柱から
分離することがないので、側パネルに上向きの力
が加わつても、側パネルが平パレツトから分離し
ないという効果がある。
(ヘ) 実施例の説明 以下、本考案にかかる一実施例を第1図ないし
第7図の添附図面に従つて説明する。
本実施例の基本的構成は前述の従来例とほぼ同
様であり、異なる点は、側パネル15の上端角部
近傍に切り欠き部15dを設けるとともに、この
切り欠き部15dに嵌合可能な嵌合部11dを有
する挾持金具11に、支柱10に係止できる係止
部である突起11bを設けた点である(第1図お
よび第2図参照)。
すなわち、本実施例では、挾持金具11の上方
への抜け止めを図るため、挾持金具11の外側下
端部に突起11bを切り起こしてあるとともに、
この突起11bと着脱自在に係合する係合孔19
bを備えた係合金具19を、支柱10の上端外側
面にリベツト19aにて固定してある。このた
め、側パネル15は挾持金具11と係合金具19
との係合により上下方向にガタつくことがないと
いう利点がある。
次に、本実施例を適用した立方体形状の液体用
コンテナについて説明する。
この液体用コンテナは、箱体1と、袋体20
と、蓋体30とから構成されている。
箱体1は平パレツト2上に、連結手段である支
柱10、挾持金具11を介して側パネル15を立
設して形成したものである。
すなわち、平パレツト2は、大略、フオークリ
フトで運搬可能なパレツト形状を有し、そのフラ
ツトな上部デツキボード5の上面周辺部には、後
述する側パネル15を位置決めするため、断面略
L字形状の鋼材からなる位置決め金具7を固定し
てある。そして、この位置決め金具7が構成する
略直角の角部6には、前記挾持金具11の嵌合部
11dを嵌合できる切り欠き部7d,7dが設け
られているとともに、後述する支柱10の突起1
0a,10bに嵌合可能な略L字形状からなる落
し込み用溝部7aと貫通孔7bとが設けられてい
る。
なお、位置決め金具7は、衝突防止のため、デ
ツキボード5の縁部より若干内方に位置決めして
ある。また、5aは上部デツキボード5に嵌合自
在な閉鎖板である。
支柱10は断面略L字形状の鋼材からなるとと
もに、その下端部外側面のそれぞれに、前述の溝
部7aと貫通孔7bとにそれぞれ嵌合可能な突起
10a,10bを設けてある。そして、支柱10
は、その上部外側面に係合孔19bを備えた係合
金具19をリベツト19aにて固定してある。後
述する挾持金具11の抜け止めを図るためであ
る。
挾持金具11は、支柱10に沿わして立設する
パネル15が後述の被輸送物により外側に開くの
を防止するためのもので、第1図および第2図で
示したように、支柱10の上端部と側パネル15
の上端角部とを取外し可能に挾持固定する構造と
なつている。そして、挾持金具11は、既述の如
く、その外側下端部に前記係合金具19の係合孔
19bに係合する突起11bを切り起こしてある
とともに、その両端面に後述の側パネル15の切
り欠き部15dあるいは前述の位置決め金具7の
切り欠き部7dに嵌合可能な嵌合部11dを設け
てある。
この嵌合部11dは挾持金具11の両端開口部
に設けた側壁11eの下半分を切り欠いて形成し
た板形状のものであるが、必ずしもこれに限ら
ず、側壁11eを切り欠くことなくそのまま嵌合
部としてもよく、また、側壁の代わりに棒材を両
端開口部に設けて嵌合部としてもよい。
側パネル15は、合板の表裏面を合成樹脂層で
被覆したもので、その上端角部近傍に挾持金具1
1の嵌合部11dと嵌合する既述の切り欠き部1
5dを設けてある。なお、15cは側パネル15
の補強用リブ金具である。
袋体20は、被輸送物、例えば、液体の充填、
排出に従つて内容積が変化するゴム、プラスチツ
ク等からなるフレキシブルな構造を有し、その上
方中央部に注入口21を設けてあるとともに、下
方部に排出口(図示せず)を設けてある。
蓋体30は、上面を合成樹脂層で被覆したもの
からなり、その外周端部に断面略L字形状の剛材
を固定してリブ部31を形成し、側パネル15か
らのずれ落ちを防止する構造となつている。ま
た、蓋体30の下面には、衝撃力を緩和するた
め、保護用発泡板(図示せず)が貼着されてい
る。
次に、本考案にかかるコンテナの組立て、折畳
み方法について説明する。
まず、支柱10の突起10a,10bを位置決
め金具7の溝部7a、貫通孔7bにそれぞれ嵌合
し、支柱10を立設する。そして、側パネル15
を支柱10に沿わせて位置決めした後、第1図お
よび第2図で示したように、挾持金具11の嵌合
部11dを側パネル15の切り欠き部15dに嵌
合し、その突起11bを係合金具19の係合孔1
9bに係合し、箱体1を形成する。
したがつて、挾持金具11は係合金具19との
係合により脱落するおそれがないとともに、側パ
ネル15は挾持金具11と係合金具19との係合
により、板厚方向、幅方向および高さ方向のいず
れの方向にもガタツキを生じない。さらに、この
箱体1の外側面には大きな突起物がないので、コ
ンテナを密に並設でき、空間を有効に利用でき
る。しかも、側パネル15が、その両側端部で支
柱10の内側面を押圧するので、支柱10は位置
決め金具7から脱落することがない。このため、
本考案にかかるコンテナは輸送時等の振動によつ
て容易に分解しないという利点がある。
ついで、袋体20を前記箱体1内部に載置、収
納し、袋体20の注入口21から被輸送物を充填
した後、蓋体30で箱体1を覆う(第4図参照)。
なお、長距離の輸送に際しては、固定バンド(図
示せず)を巻回して箱体1と蓋体30とを一体化
しておいてもよい。
次に、被輸送物をすべて排出口(図示せず)か
ら排出させた後は、蓋体30、挾持金具11、側
パネル15を取外す。そして、支柱10を位置決
め金具7から取り外して平パレツト2の空洞部4
a内に挿入した後、上部デツキボード5に嵌合し
てある閉鎖板5aにて閉じる。更に、袋体20を
折り畳み、圧縮してコンパクトな形状とする。
最後に、平パレツト2上に袋体20および側パ
ネル15を順次載置し、挾持金具11の嵌合部1
1dを位置決め金具7の角部6に設けた切り欠き
部7dに嵌合した後(第5図、第6図参照)、上
方から蓋体30を載置し(第7図参照)、分解作
業を完了する。
なお、袋体20は1度の使用で廃棄する使い捨
てであつてもよく、返送時には、各部材の散逸を
防止するために固定バンド(図示せず)を巻回し
ておいてもよい。
再度、このコンテナを使用する場合には、前述
の組立て方法と同様な工程により組立てればよ
い。
したがつて、本実施例によれば、挾持金具11
は、位置決め金具7にて構成される角部6に嵌合
可能であるとともに、位置決め金具7と蓋体30
とに挾持、固定されるので、脱落して散逸するお
それがなくなるうえに、その角部6の内側に一定
のスペースを確保する。このため、分解した側パ
ネル15を平パレツト5上に載置、収納すると、
挾持金具11が側パレツト15の位置規制を行な
うので、輸送中における側パネルのガタツキをな
くし、その損傷を防止するとともに、側パネル1
5の角部6への偏りをなくすので、支柱10を立
設する際に必要なスペースを予め確保できるとい
う利点がある。
しかも、すべての部材を平パレツト2内および
平パレツト2上部に収納でき、保管時、輸送時の
散逸を防止できるという利点がある。
さらに、本実施例によれば、段積みが可能であ
る一方、コンパクトな形状に折り畳むことができ
るので、保管スペースや返送時における輸送スペ
ースを節約できるという利点がある。
なお、本考案にかかるコンテナは液体輸送に限
る必要はなく、粉体輸送等であつてもよいことは
勿論である。さらに、挾持金具は、その上面から
外側方向に若干はみ出した端部周辺に、段積みす
る上方のコンテナを位置決めするための凸部を有
するものであつてもよい。この挾持金具によれ
ば、コンテナを正確かつ迅速に段積みできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案にかかる一実施例
を示し、第1図、第2図は要部拡大斜視図、第3
図、第4図は組み立て経過を示す斜視図、第5
図、第6図は折り畳み経過を示す要部拡大斜視
図、第7図は折り畳み完了後を示す斜視図、第8
図は従来例にかかる一実施例の要部斜視図であ
る。 2……平パレツト、10……支柱、11……挾
持金具、11d……嵌合部、15……側パネル、
15d……切り欠き部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平パレツトと、使用時に前記平パレツトの角部
    に分離しないように立設され、不使用時に前記平
    パレツトから分離できる支柱と、この支柱に沿つ
    て立設する着脱可能な4枚の側パネルと、前記支
    柱の上端部に設けられ、前記側パネル同士を連結
    する挾持金具とからなるコンテナにおいて、 前記側パネルの上端部に切り欠き部を設けると
    ともに、前記切り欠き部に嵌合可能な嵌合部を有
    する前記挾持金具に、前記支柱に係止できる係止
    部を設けたことを特徴とするコンテナ。
JP1985046981U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH031386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046981U JPH031386Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046981U JPH031386Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61161228U JPS61161228U (ja) 1986-10-06
JPH031386Y2 true JPH031386Y2 (ja) 1991-01-17

Family

ID=30561886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985046981U Expired JPH031386Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH031386Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100730698B1 (ko) 2006-12-18 2007-06-21 주식회사 영록산업 사각 고리를 이용한 조립식 상자
JP5554978B2 (ja) * 2009-12-18 2014-07-23 塩島梱包株式会社 梱包材
KR101346157B1 (ko) * 2013-02-22 2014-01-10 라수미 조립식 컨테이너박스의 작업문 결합구조
WO2017181172A1 (en) * 2016-04-15 2017-10-19 Green Ox Pallet Technology, Llc Pallet and container kit
KR102329469B1 (ko) * 2020-10-13 2021-11-19 박교훈 종이박스용 바닥보강브래킷 및 박스모서리 보강구

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648533Y2 (ja) * 1975-05-17 1981-11-12
JPS57107728U (ja) * 1980-12-23 1982-07-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61161228U (ja) 1986-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4266670A (en) Collapsible reinforced container
US4230227A (en) Shipping container
US4643314A (en) Container construction
US5143283A (en) Reinforced container for large objects
US4852756A (en) Shipping container
US7163122B2 (en) Container
US20070221721A1 (en) Stackable Multi-Component Tote Having Locking Members
EP0125307A1 (en) CONTAINER.
US11866226B2 (en) Pallet and container kit
US8573135B2 (en) Load support device made of cardboard material that can withstand pressure forces exerted thereon
US5269455A (en) Socket
JP2001199439A (ja) リストアパックおよびその輸送方法
US20070221719A1 (en) Stackable multi-component tote
WO1994001333A1 (en) Methods and apparatus for collapsible storage structures
JPH031386Y2 (ja)
JP2002205736A (ja) 収納箱
US4595137A (en) Reinforcing element for collapsible container
KR20180070855A (ko) 내구성을 향상시킨 접이식 포장 및 수송용 박스형 팔레트
GB2089316A (en) Pallets and palletised receptacles
JPH0248352Y2 (ja)
US20080277392A1 (en) Cargo container
EP1737737B1 (en) Knock-down crate with walls stored in base and method employing such a crate
JPH027788Y2 (ja)
JPH0327956Y2 (ja)
JPH0326121Y2 (ja)