JP6846785B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製の中空板材からなる折り畳みコンテナに関する。
特許文献1には、合成樹脂製の中空板材からなる折り畳みコンテナが記載されている。特許文献1の折り畳みコンテナは、長方形板状の底壁と、その底壁の周縁に立設された対向する各一対の長側壁及び短側壁とを備えている。また、特許文献1の折り畳みコンテナにおいて各側壁は、他の箇所よりも薄肉に形成されることによってヒンジとして機能する薄肉部を有する。そして、各側壁において薄肉部よりも上側の部分は、薄肉部よりも下側の部分に対して内方に回動可能になっている。
特開2015−34027号公報
特許文献1の折り畳みコンテナは、各短側壁を内方に回動させ、その短側壁上に一対の長側壁が重なるように各長側壁を内方に回動させることで折り畳み状態とされる。このように、折り畳み状態において、短側壁上に一対の長側壁が重なっていると、長側壁の重量が短側壁に作用する。そして、折り畳み状態における短側壁に上側から作用する重量はヒンジとして機能する薄肉部に集中しやすく、仮にそのような重量が薄肉部に過度に集中して作用すれば、当該薄肉部の破損の原因となる。
上記課題を解決するため、本発明は、内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する一対の第1側壁と、前記底壁の周縁に立設されるとともに一対の前記第1側壁の間に配置された対向する一対の第2側壁とを備える四角箱状の折り畳みコンテナであって、前記第1側壁は、当該第1側壁の幅方向に延びる第1薄肉部と、前記第1薄肉部よりも前記底壁側に位置する第1下側壁と、前記第1下側壁の上側に位置して前記第1薄肉部により前記第1下側壁に対して内方に回動可能な第1上側壁とを有し、前記第2側壁は、当該第2側壁の幅方向に延びる第2薄肉部と、前記第2薄肉部よりも前記底壁側に位置する第2下側壁と、前記第2下側壁の上側に位置して前記第2薄肉部により前記第2下側壁に対して内方に回動可能な第2上側壁とを有し、前記第2下側壁には、当該第2下側壁の上端部から前記第2薄肉部よりも上側に延びるように突出する突出部が設けられ、前記第2上側壁には、当該第2上側壁における前記第2下側壁側の端部である基端部から前記第2上側壁の先端側へと窪む収容凹部が設けられ、前記第2上側壁を前記第2下側壁の立設方向と同じ方向に立設させた起立状態において前記収容凹部の内部に前記突出部が位置する。
上記の構成によれば、第1側壁の第1上側壁を内方に回動させた際、第1上側壁の内面(折り畳み状態では下面)が第2下側壁の突出部の先端に当接できる。このように突出部の先端が第1上側壁の内面に当接すれば、第1上側壁の重量の少なくとも一部は第2側壁の突出部で受け止められることになる。したがって、第1上側壁の重量が過度に第2側壁の第2薄肉部に作用することを抑制でき、その結果、その第2薄肉部が破損することを抑制できる。
上記の発明において、前記第1下側壁の幅方向の端部には、当該第1下側壁の幅方向の端部における外面から前記第2下側壁の幅方向の端部における外面までを覆う下側補強部が取り付けられており、前記第1上側壁の幅方向の端部には、当該第1上側壁の幅方向の端部における外面から前記起立状態での前記第2上側壁の幅方向の端部における外面までを覆う上側補強部が取り付けられており、前記下側補強部には、前記第1上側壁を前記上側補強部とともに内方に回動させた状態において前記上側補強部に当接して当該上側補強部を支持する支持面が設けられており、前記支持面は、前記底壁に対して平行な面であってもよい。
上記の構成によれば、第1上側壁及び上側補強部の重量の一部は、第1下側壁に取り付けられた下側補強部の支持面にも受け止められることになる。この支持面は、底壁に対して平行な面であるため、例えば折り畳みコンテナを水平な面に載置した場合には、支持面も水平である。このように水平な面で、上側補強部及び第1上側壁の重量を受け止めることができれば、これらの重量が第1側壁部の第1薄肉部に作用して第1薄肉部が破損することを抑制できる。
本発明によれば、第2側壁の第2薄肉部に第1側壁の重量が過度に集中して作用することを抑制することにより、第2薄肉部が破損することを抑制できる。
折り畳みコンテナ及び蓋部材の斜視図。 短側壁を折り畳んだ状態の折り畳みコンテナの斜視図。 蓋部を被せた折り畳み状態の折り畳みコンテナの斜視図。 (a)は図1における4A−4A線断面図、(b)は図1における4B−4B線断面図、(c)は図1における4C−4C線断面図。 折り畳み状態における短側壁側からの折り畳みコンテナの正面図。 折り畳み状態における短側壁側からの下側補強部及び上側補強部の正面図。 上下を反転させた状態の蓋部材の斜視図。 蓋部材を取り付けた状態での折り畳みコンテナの断面図。 図3における9−9断面図。
以下、本発明の折り畳みコンテナ10と、その折り畳みコンテナ10と共に使用できる蓋部材50を図面に従って説明する。先ず、折り畳みコンテナ10について説明する。
図1に示すように、折り畳みコンテナ10は、全体として有底四角箱状になっている。折り畳みコンテナ10の底壁11は、内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材で構成され、長方形板状になっている。なお、中空板材(樹脂構造体)としては、例えば、特開2013−16335号公報に記載のものが挙げられる。
図1に示すように、底壁11の周縁には、当該底壁11の長辺に沿って長方形板状の長側壁21が立設されている。第1側壁としての長側壁21は、底壁11に対して直角に立設されている。長側壁21は、底壁11の長手方向一方側の端から他方側の端にまで至るように延びている。また、長側壁21は、底壁11の2つの長辺それぞれに沿って立設されていて、これら一対の長側壁21が互いに対向している。一対の長側壁21は、底壁11と同一の中空板材により構成されている。特に、この実施形態では、一枚の長方形状の中空板材の所定の折り曲げ箇所を加熱しながら折り曲げることにより、底壁11と、その底壁11から立設された一対の長側壁21とが形成される。
図1に示すように、長側壁21には、その幅方向(底壁11の長辺に沿う方向)に延びる第1薄肉部22が設けられている。図4(c)に示すように、第1薄肉部22は、長側壁21の外面側(図4(c)において左側)から当該長側壁21を厚み方向に貫通しないように切り込み(ハーフカット)を形成することにより、当該切り込みが形成されていない他の箇所よりも薄肉にされている。なお、図4では、底壁11、長側壁21、短側壁31における内部構造の図示を省略している。
図1に示すように、長側壁21は、第1薄肉部22を境界として、底壁11側に位置する下長側壁21Dと、その下長側壁21Dの上側に位置する上長側壁21Uとに区画されている。長側壁21は、第1薄肉部22において内部の中空構造が切断されていて、第1薄肉部22における曲げ強度が他の箇所よりも低くなっている。そのため、第1薄肉部22がヒンジとして機能し、長側壁21における上長側壁21Uが第1薄肉部22を介して下長側壁21Dに対して内方に回動可能になっている。
図1に示すように、底壁11の周縁には、当該底壁11の短辺に沿って長方形板状の短側壁31が立設されている。第2側壁としての短側壁31は、底壁11に対して直角に立設されている。短側壁31は、対向する一対の長側壁21の間に配置されていて、一方の長側壁21の内面から他方の長側壁21の内面にまで至るように延びている。短側壁31の立設方向(上下方向)の長さは、長側壁21と同一になっている。また、短側壁31は、底壁11の2つの短辺それぞれに沿って立設されていて、これら一対の短側壁31が互いに対向している。一対の短側壁31は、底壁11と同種の中空板材により構成されている。特に、この実施形態では、短側壁31は、底壁11とは別体の中空板材を樹脂溶接(プラスチック溶接)により底壁11に固定することで形成されている。
図1に示すように、短側壁31には、その幅方向(底壁11の短辺に沿う方向)に延びる第2薄肉部32が設けられている。第2薄肉部32は、短側壁31の幅方向の両端と幅方向の中央部の合計3箇所に設けられていて、これら3箇所の第2薄肉部32は同一直線上に位置している。図4(a)に示すように、第2薄肉部32は、短側壁31の外面側から当該短側壁31を厚み方向に貫通しないように切り込み(ハーフカット)を形成することにより、当該切り込みが形成されていない他の箇所よりも薄肉にされている。第2薄肉部32の上下方向における形成位置は、長側壁21の第1薄肉部22の形成位置よりも所定距離X1分だけ下側になっている。この実施形態では、所定距離X1は、短側壁31の厚みと同一である。
図1及び図2に示すように、短側壁31は、上下方向における第2薄肉部32の形成位置を境界として、底壁11側に位置する下短側壁31Dと、その下短側壁31Dの上側に位置する上短側壁31Uとに区画されている。また、短側壁31において下短側壁31Dの上端部と上短側壁31Uの下端部とは、第2薄肉部32以外の部分では連結されてなく分離されている。短側壁31は、第2薄肉部32において内部の中空構造が切断されていて、第2薄肉部32における強度が他の箇所よりも低くなっている。そのため、第2薄肉部32がヒンジとして機能し、短側壁31における上短側壁31Uが第2薄肉部32を介して下短側壁31Dに対して内方に回動可能になっている。
図2及び図5に示すように、短側壁31における下短側壁31Dには、当該下短側壁31Dの上端部から上側に延びるように突出する突出部33が設けられている。突出部33は、幅方向一方側の第2薄肉部32と幅方向中央の第2薄肉部32との間、幅方向他方側の第2薄肉部32と幅方向中央の第2薄肉部32との間に、合計2箇所設けられている。各突出部33は、平面視で四角形状になっている。図4(b)に示すように、突出部33の下短側壁31Dの上端部からの突出長は、所定距離X1になっている。すなわち、突出部33の先端面の高さ位置は、長側壁21の第1薄肉部22と同じ高さ位置になっている。
図2に示すように、短側壁31における上短側壁31Uには、当該上短側壁31Uにおける下短側壁31D側の端部である基端部から上短側壁31Uの先端側へと窪む収容凹部35が設けられている。収容凹部35は、上短側壁31Uの幅方向において、突出部33に対応して2箇所設けられている。また、収容凹部35は、平面視で突出部33と同形同大の四角形状になっている。上短側壁31Uの外面のうち、幅方向の縁部には面ファスナー36が取り付けられている。
なお、図4(b)に示すように、こうした突出部33及び収容凹部35は、所定の形状に沿って短側壁31を厚み方向に貫通するように切断することによって形成される。具体的には、この実施形態では、短側壁31における隣り合う第2薄肉部32の端部同士を繋ぐように下向きコ字状に短側壁31を切断することにより、短側壁31に、平面視四角形状の突出部33及びそれと同形同大の収容凹部35が形成される。
図1及び図2に示すように、長側壁21における下長側壁21Dの幅方向の縁部には、上下方向に延びる下側補強部41が取り付けられている。下側補強部41は、下長側壁21Dの上下方向の全体に亘るように延びている。下側補強部41は、延設方向に直交する断面がL字状になっていて、互いに直角に延びる2つの壁部を有している。そして、下側補強部41の一方の壁部は、下長側壁21Dの幅方向の縁部における外面を覆っているとともに、下側補強部41の他方の壁部は、下短側壁31Dの幅方向の縁部における外面を覆っている。このように、下側補強部41は、下長側壁21Dと下短側壁31Dとの境界部分である角部を補強している。また、下側補強部41は、下長側壁21Dと下短側壁31Dとの4箇所の境界部分に対応して4つ設けられている。各下側補強部41は、下長側壁21Dに対して図示しないリベットによって固定されているとともに、下短側壁31Dに対しても図示しないリベットによって固定されている。
図6に示すように、下側補強部41のうち下短側壁31Dの外面を覆っている壁部の上端部には、正方形状の切欠部42が設けられている。切欠部42は、下側補強部41における短側壁31の幅方向中央側の縁から幅方向外側へと所定距離X2の範囲内で切り欠かれているとともに、下側補強部41における上端から下側へ所定距離X2の範囲内で切り欠かれている。この実施形態では、所定距離X2は、下側補強部41における短側壁31の幅方向中央側の縁から下長側壁21Dの内面までの距離である。正方形状の切欠部42は、その正方形の一辺が底壁11と平行となっている。その結果として、切欠部42の内側の端面の一部が底壁11と平行な支持面43として構成されている。
図1及び図2に示すように、長側壁21における上長側壁21Uの幅方向の縁部には、上下方向に延びる上側補強部45が取り付けられている。上側補強部45は、上長側壁21Uの上下方向の全体に亘るように延びている。上側補強部45は、延設方向に直交する断面がL字状になっていて、互いに直角に延びる2つの壁部を有している。そして、上側補強部45の一方の壁部は、上長側壁21Uの幅方向の縁部における外面を覆っているとともに、上側補強部45の他方の壁部は、上短側壁31Uの幅方向の縁部における外面を覆っている。このように、上側補強部45は、上長側壁21Uと上短側壁31Uとの境界部分である角部を補強している。また、上側補強部45は、上長側壁21Uと上短側壁31Uとの4箇所の境界部分に対応して4つ設けられている。各上側補強部45は、上長側壁21Uに対して図示しないリベットによって固定されている。また、各上側補強部45は、対向する上短側壁31Uの外面に対して、面ファスナー36によって着脱可能になっている。
上記のように構成された折り畳みコンテナ10の折り畳み態様について説明する。
図1に示すように、折り畳みコンテナ10における長側壁21の上長側壁21Uを、下長側壁21Dの立設方向と同じ方向に立設させた起立状態では、長側壁21が一枚の板状になっている。また、同様に、短側壁31の上短側壁31Uを、下短側壁31Dの立設方向と同じ方向に立設させた起立状態では、短側壁31が一枚の板状になっている。
ここで、図2に示すように、下短側壁31Dの上端部から突出する突出部33と、上短側壁31Uの基端部から先端側へと窪む収容凹部35とは、平面視で同形同大である。したがって、図1に示すように上短側壁31Uが起立状態にあるときには、突出部33が収容凹部35内に位置している。また、内方に回動された状態の上短側壁31Uを起立状態へと回動する際にも、突出部33が邪魔になることはない。
上短側壁31Uが起立状態にある場合には、面ファスナー36により上短側壁31Uの外面が上側補強部45に固定されている。そのため、上短側壁31Uが自重により、ひとりでに内方に回動することは抑制されている。さらに、一対の長側壁21の間に短側壁31が位置しているため、短側壁31における上短側壁31Uが起立状態にあれば、その起立状態にある上短側壁31Uにより、長側壁21の上長側壁21Uが内方に回動することは規制される。
折り畳みコンテナ10を折り畳む際には、先ず、図2に示すように、短側壁31における上短側壁31Uを、第2薄肉部32を介して内方に回動させる。ここで、長側壁21における第1薄肉部22の高さ位置は、短側壁31における第2薄肉部32よりも短側壁31の厚み(所定距離X1)分だけ上側である。したがって、上短側壁31Uを下短側壁31Dに対して90°内方に回動させると、上長側壁21Uの全体が、上短側壁31Uよりも上側に位置する。このような位置関係においては、長側壁21の上長側壁21Uは、上短側壁31Uに規制されることなく内方に回動可能である。
折り畳みコンテナ10の上短側壁31Uを内方に90°回動させた後、上長側壁21Uを内方に90°回動させると、上長側壁21Uが上短側壁31Uの上に重ね合わされたようになる。ここで、短側壁31における突出部33の突出長は、上短側壁31Uの厚みと同じ所定距離X1である。すなわち、図5に示すように、突出部33の先端は、内方に90°回動させた状態の上短側壁31Uの上面(起立状態では外面)と同じ高さ位置である。このような位置関係においては、内方に90°回動させた状態の上長側壁21Uの下面が、上短側壁31Uの上面に面接触するとともに短側壁31の突出部33の先端面に面接触する。したがって、上長側壁21Uの重量の少なくとも一部は、突出部33によって受け止められ、下短側壁31Dによって支持されることになる。また、突出部33との当接関係により、上長側壁21Uがそれ以上内方に回動することは規制される。なお、図5では、下側補強部41及び上側補強部45を省略した状態の折り畳みコンテナ10の正面図を図示している。
また、図6に示すように、上長側壁21Uを内方に90°回動させると、上長側壁21Uとともに上側補強部45も内方に90°回動される。そして、上側補強部45の下方側の角部が下側補強部41における切欠部42に嵌り込み、上側補強部45が支持面43によって支持される。したがって、上側補強部45及び上長側壁21Uの重量の一部は、下側補強部41に受け止められる。
次に、蓋部材50について説明する。
図1に示すように、蓋部材50の天板51は、合成樹脂製の中空板材であり、長方形板状になっている。天板51の長手方向の寸法は、折り畳みコンテナ10における底壁11の長手方向の寸法とほぼ同一になっている。天板51の短手方向の寸法は、底壁11よりもやや大きくなっている。
図1及び図7に示すように、天板51の周縁には、当該天板51の長辺に沿って長方形板状の側板52が立設されている。側板52は、天板51に対して直角に立設されている。側板52は、天板51の長手方向一方側の端から他方側の端にまで至るように延びている。側板52の立設方向(上下方向)の長さは、折り畳み状態における折り畳みコンテナ10の上下方向の寸法とほぼ同一になっている。具体的には、側板52の立設方向の長さは、折り畳みコンテナ10における底壁11の厚さ、下長側壁21Dの上下方向の長さ、上長側壁21Uの厚さ、上側補強部45の壁部の厚さを足し合わせた長さになっている。側板52は、天板51の2つの長辺それぞれに沿って立設されていて、これら一対の側板52が互いに対向している。
図7に示すように、天板51の内面(図7においては上側の面)には、天板51の短手方向に延びる一対のストッパ部53が、天板51の内面から突出されている。各ストッパ部53の延設方向の長さは、折り畳みコンテナ10における一方の短側壁31の内面から他方の短側壁31の内面までの長さよりも小さくなっている。また、ストッパ部53は、各側板52にまでは至ってなく、ストッパ部53と各側板52との間には隙間が設けられている。一対のストッパ部53は、天板51の長手方向において、一方のストッパ部53の外側の縁部から他方のストッパ部53の外側の縁部までの距離が所定距離X3となるように配置されている。所定距離X3は、折り畳みコンテナ10の短側壁31の幅方向において、一方の上側補強部45の幅方向内側の縁から他方の上側補強部45の幅方向内側の縁までの距離よりもわずかに小さな距離である。
次に、蓋部材50の使用態様について説明する。
折り畳みコンテナ10における上長側壁21U及び上短側壁31Uが起立状態にある状態で蓋部材50を使用する際には、蓋部材50の各側板52が折り畳みコンテナ10の各長側壁21の外側に位置するように、蓋部材50を折り畳みコンテナ10に被せる。ここで、上述したとおり、蓋部材50においてストッパ部53と各側板52との間には隙間が設けられている。したがって、上記のように蓋部材50を折り畳みコンテナ10に被せると、図8に示すように、長側壁21における上長側壁21Uの先端が、蓋部材50においてストッパ部53と側板52との間の隙間に嵌り込む。その結果として、ストッパ部53が一対の上長側壁21Uの間に配置される。そのため、蓋部材50が折り畳みコンテナ10に対して長手方向に移動すると、蓋部材50のストッパ部53が、折り畳みコンテナ10の上短側壁31Uの内面に当接して、それ以上長手方向に移動することは規制される。
また、この蓋部材50は、図3に示すように、折り畳みコンテナ10において上短側壁31U及び上長側壁21Uを90°内方に回動させた折り畳み状態の折り畳みコンテナ10に対しても使用できる。折り畳み状態のコンテナ10に蓋部材50を被せると、蓋部材50の各側板52によって、折り畳みコンテナ10の長側壁21の全域が覆われたようになるとともに、蓋部材50の各側板52の下端が、折り畳みコンテナ10が載置されている載置面に当接する。
また、図9に示すように、蓋部材50において一方のストッパ部53の外側の縁部から他方のストッパ部53の外側の縁部までの所定距離X3は、折り畳みコンテナ10の短側壁31の幅方向において、一方の上側補強部45の幅方向内側の縁から他方の上側補強部45の幅方向内側の縁までの距離よりもわずかに小さい。したがって、蓋部材50を折り畳み状態の折り畳みコンテナ10に被せると、折り畳みコンテナ10の上長側壁21Uの上面(外面)と上側補強部45とによって構成される段差に、蓋部材50のストッパ部53が嵌り込んだ状態となる。この状態では、折り畳みコンテナ10に対する蓋部材50の長手方向(図9において左右方向)の移動は、蓋部材50のストッパ部53が折り畳みコンテナ10の上側補強部45に当接することによって規制される。
上記実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
・上記の折り畳みコンテナ10によれば、長側壁21の上長側壁21Uを内方に90°回動させた際、上長側壁21Uの内面(折り畳み状態では下面)が短側壁31の突出部33の先端に当接する。この状態では、上長側壁21Uの重量の少なくとも一部が、短側壁31の突出部33で受け止められることになる。また、折り畳み状態の折り畳みコンテナ10の上に他の折り畳みコンテナ10を段積みした場合には、上側の折り畳みコンテナ10の重量が下側の折り畳みコンテナ10の上長側壁21Uに作用する。このような場合であっても、上側の折り畳みコンテナ10の重量は上長側壁21Uを介して短側壁31の突出部33で受け止められることになる。したがって、上長側壁21Uの重量が過度に短側壁31の第2薄肉部32に作用することを抑制でき、その結果、第2薄肉部32が破損することを抑制できる。
・さらに、上記の折り畳みコンテナ10では、短側壁31の突出部33の突出長(所定距離X1)が上短側壁31Uの厚みと同じになっている。そのため、上短側壁31∪を内方に90°回動させた状態において、突出部33の先端を、上短側壁31Uの外面(折り畳み状態では上面)と同一平面状に位置させることができる。このような位置関係であれば、上長側壁21Uの重量を適切に受け止めることを可能としつつ、突出部33が必要以上に突出することもない。また、上短側壁31Uの起立状態において、突出部33の先端面と収容凹部35の内側面とが面接触するため、起立状態の上短側壁31Uの重量を突出部33の先端面でも受け止めることができる。したがって、起立状態の上短側壁31Uの重量が第2薄肉部32に集中して作用することを抑制できる。
・上記の折り畳みコンテナ10においては、長側壁21の第1薄肉部22の高さ位置が短側壁31における突出部33の先端の位置と一致している。そのため、上長側壁21Uを90°内方に回動させて突出部33の先端に当接させた状態では、上長側壁21Uの内面(折り畳み状態では下面)が突出部33の先端に面接触する。その結果、例えば、折り畳み状態の折り畳みコンテナ10の上に他の折り畳みコンテナ10を段積みした場合に、上段の折り畳みコンテナ10の重量を突出部33に作用させ、突出部33全体でその重量を受け止めることができる。
・上記の折り畳みコンテナ10によれば、短側壁31において、下短側壁31Dの上端部から突出する突出部33の平面視形状と、上短側壁31Uの下端部で窪む収容凹部35の平面視形状とが同一である。したがって、上短側壁31Uを起立させた状態において、収容凹部35が突出部33によって塞がれて、短側壁31を厚み方向に貫通するような孔が形成されなくなる。また、上短側壁31Uを起立させた状態において突出部33の先端面と収容凹部35の底面(上短側壁31Uを起立させた状態において上面)とが面接触する。したがって、起立させた状態の上短側壁31Uに対して上側から下側へと力が作用しても、その力を収容凹部35の底面、突出部33の先端面を介して、下短側壁31Dへと伝達させることができる。したがって、短側壁31の第2薄肉部32に過度な力が作用することが抑制され、上短側壁31Uを起立させた状態での短側壁31の上下方向の圧縮強度の低下が最小限に留められる。また、上長側壁21Uや上短側壁31Uを起立させた状態で、他の折り畳みコンテナ10を段積みすることもあり得るが、この場合であっても、上側の折り畳みコンテナ10の重量をその力を収容凹部35の底面、突出部33の先端面を介して、下短側壁31Dへと伝達させることができる。
・上記の折り畳みコンテナ10によれば、長側壁21に切り込み(ハーフカット)を形成することにより、第1薄肉部22が形成されている。そのため、上長側壁21Uを起立させた状態において、上長側壁21Uと下長側壁21Dとが平坦な一枚の板状をなすようになる。したがって、上長側壁21Uを起立させた状態において長側壁21の外表面の汚れ等を拭き取りやすく、また、上長側壁21Uと下長側壁21Dとの外表面が平坦であることで美観の向上も図られる。この点、短側壁31における第2薄肉部32についても同様である。
・上記の折り畳みコンテナ10によれば、上側補強部45を上長側壁21Uとともに内方に回動させると、上側補強部45が下側補強部41における切欠部42の支持面43に当接し、上側補強部45や上長側壁21Uの重量を下側補強部41で受け止めることができる。また、この支持面43は、底壁11に対して平行な面であるため、折り畳みコンテナ10を水平な面に載置した場合には、支持面43も水平である。仮に支持面43が傾斜していると、その支持面43の傾斜に応じて上側補強部45や上長側壁21Uの重量の一部が下向きの力に変換され、その下向きの力が長側壁21の第1薄肉部22に作用することがある。この点、上記のとおり水平な支持面43で、上側補強部45や上長側壁21Uの重量を受け止めることができれば、これらの重量が長側壁21の第1薄肉部22に作用して第1薄肉部22が破損することは抑制できる。
・上記蓋部材50における側板52の立設方向の長さ設定によれば、折り畳み状態の折り畳みコンテナ10に当該蓋部材50を被せると、蓋部材50の側板52の先端が、折り畳みコンテナ10が載置されている載置面に当接する。したがって、例えば、蓋部材50の上側に他の折り畳みコンテナ10等を積載しても、その重量が蓋部材50の内側に配置されている折り畳みコンテナ10に作用することを抑制できる。
・上記の蓋部材50のストッパ部53によれば、折り畳み状態の折り畳みコンテナ10に当該蓋部材50を被せると、折り畳みコンテナ10の上長側壁21Uの上面(外面)と上側補強部45とによって構成される段差に、蓋部材50のストッパ部53が嵌り込んだ状態となる。この状態では、折り畳みコンテナ10に対する蓋部材50の長手方向の移動は、蓋部材50のストッパ部53が折り畳みコンテナ10の上側補強部45に当接することによって規制される。したがって、外部からの衝撃や振動等によって、蓋部材50が折り畳みコンテナ10に対して位置ずれしてしまうことが抑制できる。
・また、上記の蓋部材50においては、ストッパ部53と各側板52との間に隙間が設けられている。そのため、上長側壁21Uや上短側壁31Uが起立状態にある折り畳みコンテナ10に蓋部材50を被せる際に、長側壁21における上長側壁21Uの先端が、蓋部材50においてストッパ部53と側板52との間の隙間に嵌り込む。その結果として、ストッパ部53が一対の上長側壁21Uの間に配置される。そのため、蓋部材50が折り畳みコンテナ10に対して長手方向に移動すると、蓋部材50のストッパ部53が、折り畳みコンテナ10の上短側壁31Uの内面に当接して、それ以上長手方向に移動することは規制される。
上記の実施形態は、次のように変更することができる。
・折り畳みコンテナ10の底壁11、長側壁21、短側壁31を構成する中空板材は、内部に中空構造を有する合成樹脂製で、ある程度の剛性を有しているのであれば、どのようなものでも適用でき得る。上記実施形態で例示したものほか、例えば、特開2014−205341号公報に記載のものが挙げられる。また、断面がハーモニカ状のプラスチックダンボール等であってもよい。
・上記実施形態では、一枚の中空板材を折り曲げることにより底壁11と長側壁21とを形成しつつ、樹脂溶接で底壁11に短側壁31を固定したが、底壁11、長側壁21、短側壁31の形成方法はこれに限らない。長側壁21だけでなく短側壁31も、中空板材を曲げることにより形成してもよい。この場合、底壁11、一対の長側壁21、一対の短側壁31が一体的な一枚の中空板材で構成される。また、短側壁31だけでなく長側壁21も、樹脂溶接で固定してもよい。これら底壁11、長側壁21、短側壁31により、全体として四角箱状の折り畳みコンテナ10が構成されるのであれば、製造方法は問わない。
・折り畳みコンテナ10の底壁11は、長方形板状に限らず、正方形板状であってもよい。なお、底壁11が正方形板状である場合、底壁11の端から端まで延設されている側壁が第1側壁に相当し、一対の第1側壁の間に配置されている側壁が第2側壁に相当する。
・折り畳みコンテナ10において上短側壁31Uと上側補強部45とを着脱可能にする構成は、上記実施形態で例示した面ファスナー36に限らない。例えば、上短側壁31Uの外面に凸部又は凹部を形成し、上側補強部45の内面に凹部又は凸部を形成し、これらを嵌め合わせることにより、上短側壁31Uを上側補強部45に取り付け可能としてもよい。また、上短側壁31U及び上側補強部45とは別体のロック機構を設けることにより、上短側壁31Uと上側補強部45とを着脱可能にしてもよい。
・折り畳みコンテナ10の長側壁21における第1薄肉部22は、切り込みにより形成するのに限らない。例えば、熱罫線加工のように長側壁21の一部分を加熱しながら圧縮することにより薄肉部を形成してもよい。長側壁21を部分的に薄肉にすることにより、中空板材の内部構造を切断して曲げ剛性を低下できるのであれば、どのような手法でもって薄肉部を形成しても、その薄肉部がヒンジとして機能し得る。この点、短側壁31における第2薄肉部32についても同様である。
・折り畳みコンテナ10の長側壁21における第1薄肉部22の形成位置は、上記実施形態の例に限らない。第1薄肉部22の形成位置は、短側壁31の第2薄肉部32の形成位置に対して上短側壁31Uの厚み分(所定距離X1)以上上側の位置であればよい。
・短側壁31の幅方向において、突出部33の形成位置は適宜変更できる。例えば、突出部33を、短側壁31の幅方向において短側壁31の両端部に設けてもよい。このように、短側壁31の両端部に突出部33を設けることで、折り畳みコンテナ10にねじり等の力が作用した際に第2薄肉部32に力が作用しにくく、第2薄肉部32の破損を抑制できる。また、上長側壁21Uを内方に回動させた際に、当該上長側壁21Uの先端が当接するような位置に、突出部33を設ければ、上長側壁21Uの先端が反ったり曲がったりするなどの変形を抑制できる。
・折り畳みコンテナ10の短側壁31における突出部33の突出長は適宜変更できる。例えば、断面コ字状の補強部材を上長側壁21Uの先端を覆うように取り付けることがある。この場合、上長側壁21Uの先端に取り付けられた補強部材の肉厚を考慮して突出部33の突出長を設定すれば、上長側壁21Uを内方に回動させた状態において当該上長側壁21Uを底壁11に対して平行にできる。また、例えば、突出部33の突出長は、上短側壁31Uの厚み(所定距離X1)より大きくてもよい。さらに、上短側壁31Uにおける内方への回動範囲によっては、突出部33の突出長は、上短側壁31Uの厚みより小さくてもよい。例えば、上短側壁31Uを内方へ略180°回動させた場合、上短側壁31Uの基端の高さ位置が第2薄肉部32の高さ位置とほぼ同じになる。したがって、この場合には、突出部33の先端の位置が第2薄肉部32よりも上側でさえあれば、上長側壁21Uの重量が短側壁31の第2薄肉部32に作用することを抑制できる。なお、突出部33の突出長を上短側壁31Uの厚みより小さくした場合、突出部33の先端面の高さ位置は、長側壁21の第1薄肉部22の高さ位置よりも低くなる。
・折り畳みコンテナ10において、下側補強部41における切欠部42の寸法は適宜変更できる。特に、短側壁31の幅方向における切欠部42の寸法が変更されたとしても、短側壁31の幅方向における切欠部42の寸法が変わらなければ、上側補強部45を切欠部42の支持面43で支持できる。そこで、例えば、切欠部42を、一辺が所定距離X2の正方形状にするのに代えて、短側壁31の幅方向に長い長方形状にしてもよい。つまり、上側補強部45を上長側壁21Uとともに内方に回動させる際に上側補強部45が下側補強部41に干渉することを防止でき、且つ内方に回動させた状態の上側補強部45を支持できる支持面43が形成されるのであれば、切欠部42の上下方向、幅方向の寸法は変更できる。
・折り畳みコンテナ10において、下側補強部41に切欠部42を設けるのに代えて、上側補強部45における下端部に切欠部を設けてもよい。この場合、下側補強部41の上端面が底壁11と平行な面であるならば、その下側補強部41の上端面の一部が上側補強部45と当接する支持面として機能する。
・下側補強部41における支持面43は必ずしも底壁11と平行でなくてもよい。例えば、下側補強部41に円弧状の切欠部を設け、その円弧状の曲面が支持面43として機能してもよい。この場合、例えば上側補強部45の下端部に、下側補強部41の切欠部42の形状に応じた突起部を設け、この突起部の先端面が下側補強部41における切欠部42の支持面43に面接触することが好ましい。このように、仮に、下側補強部41における支持面43が傾斜していても、その支持面43において上側補強部45や上長側壁21Uの重量の一部を受け止めることはできる。
・下側補強部41で上側補強部45や上長側壁21Uの重量の一部を受け止めないのであれば、上側補強部45を上長側壁21Uとともに内方に回動させた際に、上側補強部45が下側補強部41に当接しなくてもよい。さらに、下側補強部41及び上側補強部45のいずれか一方又は両方を省略してもよい。
・上記実施形態の蓋部材50において側板52の立設方向の長さは適宜変更できる。ただし、側板52の立設方向の長さを上記実施形態のものよりも長くすると、折り畳み状態の折り畳みコンテナ10に蓋部材50を被せても、蓋部材50における天板51の内面と折り畳みコンテナ10との間に隙間が生じることになる。
・蓋部材50において一対のストッパ部53のうちの一方又は両方を省略してもよい。例えば、蓋部材50を折り畳みコンテナ10に対して長手方向にスライド移動させて、折り畳みコンテナ10の内部を露出させるような使用が想定されるのであれば、蓋部材50においてストッパ部53が設けられていない方がよいこともある。
・折り畳みコンテナ10は、蓋部材50とともに使用されるのに限らず、折り畳みコンテナ10のみ単独で使用することもできる。折り畳みコンテナ10が使用される状況等に応じて、蓋部材50とともに使用するのか否かを決めればよい。
上記実施形態及び変更例から以下の技術思想が導き出せる。
・突出部の突出長は、第2上側壁の厚み以上である。
・第1側壁の立設方向における第1側壁の第1薄肉部の形成位置は、突出部の先端の位置と同じ位置である。
・上記折り畳みコンテナとともに使用される蓋部材であって、当該蓋部材は、四角形板状の天板とその天板の長辺に沿って立設される一対の側板とを備え、天板の内面には、蓋部材を折り畳みコンテナに被せた状態において、折り畳みコンテナに対する蓋部材の長手方向の移動を規制するストッパ部が設けられている。
10…折り畳みコンテナ、11…底壁、21…長側壁、21D…下長側壁、21U…上長側壁、22…第1薄肉部、31…短側壁、31D…下短側壁、31U…上短側壁、32…第2薄肉部、33…突出部、35…収容凹部、36…面ファスナー、41…下側補強部、42…切欠部、43…支持面、45…上側補強部、50…蓋部材、51…天板、52…側板、53…ストッパ部。

Claims (4)

  1. 内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する一対の第1側壁と、前記底壁の周縁に立設されるとともに一対の前記第1側壁の間に配置された対向する一対の第2側壁とを備える四角箱状の折り畳みコンテナであって、
    前記第1側壁は、当該第1側壁の幅方向に延びる第1薄肉部と、前記第1薄肉部よりも前記底壁側に位置する第1下側壁と、前記第1下側壁の上側に位置して前記第1薄肉部により前記第1下側壁に対して内方に回動可能な第1上側壁とを有し、
    前記第2側壁は、当該第2側壁の幅方向に延びる第2薄肉部と、前記第2薄肉部よりも前記底壁側に位置する第2下側壁と、前記第2下側壁の上側に位置して前記第2薄肉部により前記第2下側壁に対して内方に回動可能な第2上側壁とを有し、
    前記第2下側壁には、当該第2下側壁の上端部から前記第2薄肉部よりも上側に延びるように突出する突出部が設けられ、前記第2上側壁には、当該第2上側壁における前記第2下側壁側の端部である基端部から前記第2上側壁の先端側へと窪む収容凹部が設けられ、
    前記第2上側壁を前記第2下側壁の立設方向と同じ方向に立設させた起立状態において前記収容凹部の内部に前記突出部が位置し、
    前記第1下側壁の幅方向の端部には、当該第1下側壁の幅方向の端部における外面から前記第2下側壁の幅方向の端部における外面までを覆う下側補強部が取り付けられており、
    前記第1上側壁の幅方向の端部には、当該第1上側壁の幅方向の端部における外面から前記起立状態での前記第2上側壁の幅方向の端部における外面までを覆う上側補強部が取り付けられており、
    前記下側補強部には、前記第1上側壁を前記上側補強部とともに内方に回動させた状態において前記上側補強部に当接して当該上側補強部を支持する支持面が設けられていることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する一対の第1側壁と、前記底壁の周縁に立設されるとともに一対の前記第1側壁の間に配置された対向する一対の第2側壁とを備える四角箱状の折り畳みコンテナであって、
    前記第1側壁は、当該第1側壁の幅方向に延びる第1薄肉部と、前記第1薄肉部よりも前記底壁側に位置する第1下側壁と、前記第1下側壁の上側に位置して前記第1薄肉部により前記第1下側壁に対して内方に回動可能な第1上側壁とを有し、
    前記第2側壁は、当該第2側壁の幅方向に延びる第2薄肉部と、前記第2薄肉部よりも前記底壁側に位置する第2下側壁と、前記第2下側壁の上側に位置して前記第2薄肉部により前記第2下側壁に対して内方に回動可能な第2上側壁とを有し、
    前記第2下側壁には、当該第2下側壁の上端部から前記第2薄肉部よりも上側に延びるように突出する突出部が設けられ、前記第2上側壁には、当該第2上側壁における前記第2下側壁側の端部である基端部から前記第2上側壁の先端側へと窪む収容凹部が設けられ、
    前記第2上側壁を前記第2下側壁の立設方向と同じ方向に立設させた起立状態において前記収容凹部の内部に前記突出部が位置し、
    前記第1下側壁の幅方向の端部には、当該第1下側壁の幅方向の端部における外面から前記第2下側壁の幅方向の端部における外面までを覆う下側補強部が取り付けられており、
    前記第1上側壁の幅方向の端部には、当該第1上側壁の幅方向の端部における外面から前記起立状態での前記第2上側壁の幅方向の端部における外面までを覆う上側補強部が取り付けられており、
    前記下側補強部には、前記第1上側壁を前記上側補強部とともに内方に回動させた状態において前記上側補強部に当接して当該上側補強部を支持する支持面が設けられており、前記支持面は、前記底壁に対して平行な面であることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  3. 内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する一対の第1側壁と、前記底壁の周縁に立設されるとともに一対の前記第1側壁の間に配置された対向する一対の第2側壁とを備える四角箱状の折り畳みコンテナであって、
    前記第1側壁は、当該第1側壁の幅方向に延びる第1薄肉部と、前記第1薄肉部よりも前記底壁側に位置する第1下側壁と、前記第1下側壁の上側に位置して前記第1薄肉部により前記第1下側壁に対して内方に回動可能な第1上側壁とを有し、
    前記第2側壁は、当該第2側壁の幅方向に延びる第2薄肉部と、前記第2薄肉部よりも前記底壁側に位置する第2下側壁と、前記第2下側壁の上側に位置して前記第2薄肉部により前記第2下側壁に対して内方に回動可能な第2上側壁とを有し、
    前記第2下側壁には、当該第2下側壁の上端部から前記第2薄肉部よりも上側に延びるように突出する突出部が設けられ、前記第2上側壁には、当該第2上側壁における前記第2下側壁側の端部である基端部から前記第2上側壁の先端側へと窪む収容凹部が設けられ、
    前記第2上側壁を前記第2下側壁の立設方向と同じ方向に立設させた起立状態において前記収容凹部の内部に前記突出部が位置し、
    前記第1下側壁の幅方向の端部には、当該第1下側壁の幅方向の端部における外面から前記第2下側壁の幅方向の端部における外面までを覆う下側補強部が取り付けられており、
    前記第1上側壁の幅方向の端部には、当該第1上側壁の幅方向の端部における外面から前記起立状態での前記第2上側壁の幅方向の端部における外面までを覆う上側補強部が取り付けられており、
    前記下側補強部には、前記第1上側壁を前記上側補強部とともに内方に回動させた状態において前記上側補強部に当接して当該上側補強部を支持する支持面が設けられており、前記支持面は、前記底壁に対して傾斜した面であることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  4. 内部に中空構造を有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する一対の第1側壁と、前記底壁の周縁に立設されるとともに一対の前記第1側壁の間に配置された対向する一対の第2側壁とを備える四角箱状の折り畳みコンテナであって、
    前記第1側壁は、当該第1側壁の幅方向に延びる第1薄肉部と、前記第1薄肉部よりも前記底壁側に位置する第1下側壁と、前記第1下側壁の上側に位置して前記第1薄肉部により前記第1下側壁に対して内方に回動可能な第1上側壁とを有し、
    前記第2側壁は、当該第2側壁の幅方向に延びる第2薄肉部と、前記第2薄肉部よりも前記底壁側に位置する第2下側壁と、前記第2下側壁の上側に位置して前記第2薄肉部により前記第2下側壁に対して内方に回動可能な第2上側壁とを有し、
    前記第2下側壁には、当該第2下側壁の上端部から前記第2薄肉部よりも上側に延びるように突出する突出部が設けられ、前記第2上側壁には、当該第2上側壁における前記第2下側壁側の端部である基端部から前記第2上側壁の先端側へと窪む収容凹部が設けられ、
    前記第2上側壁を前記第2下側壁の立設方向と同じ方向に立設させた起立状態において前記収容凹部の内部に前記突出部が位置し、前記突出部の先端面と前記収容凹部の底面とが接触する際には両者が面接触することを特徴とする折り畳みコンテナ。
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