JP7462301B2 - 折畳コンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底壁部上で組立状態と折畳状態とに変更可能な側壁部又は、組立状態における底壁部からの高さが異なる別の側壁部を取り付け可能な折畳コンテナーに関するものである。
従来より、上記折畳コンテナーに関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、矩形状の底板の対向する一対の辺に上方に向けて突出した第1の立ち上がり突部にそれぞれ回動自在に取付けた一対の第1の側板と、対向する他の一対の辺に上方に向けて突出した上記第1の立ち上がり突部よりも背の低い第2の立ち上がり突部にそれぞれ回動自在に取付けた一対の第2の側板とを、一対の第2の側板を倒した上に一対の第1の側板を倒した状態で折り畳み且つ一対の第1の側板を起立させた後に一対の第2の側板を起立させて箱形状に組み立て、起立状態で第2の側板の両端部を支持して第2の側板が起立状態で外側に倒れるのを防止するための支持突部を第1の側板の両端部に突設し、対をなす第1の側板を倒した状態で両端部の支持突部を底板に設けた受け凹部に嵌め込むようにした折り畳みコンテナの製造方法であって、高さが異なり且つ支持突部の突出位置のレベル又は支持突部の上下巾の異なる複数種類の側板を用意し、底板に設けた受け凹部を上記複数種類の支持突部のいずれも嵌め込むことができる大きさに形成し、底板を共用化して該底板に任意の種類の側板を選択して回動自在に取付けて折り畳みコンテナを組み立てることを特徴とする。
下記特許文献1の記載によれば、このような方法を採用することで、高さの異なる折り畳みコンテナを製造するに当たり、底板を共用化しても、折り畳み時に異なる側板の支持突部を収めて嵩を低くできる折り畳みコンテナを製造することができる。
特開2001-335030号公報
しかしながら、起立状態にある第2の側板が倒れるのを防止する構成物は、上記支持突部に限定されるものではない。例えば、第1の側板の両端部に対して、上記支持突部とは異なる突設物が、上記支持突部に代えて、又は上記支持突部に加えて配される場合が考えられる。そのような場合、それぞれの条件に適した折り畳みコンテナが望まれる。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであって、側壁部又は、側壁部とは組立状態での高さが異なる別の側壁部を底壁部に取り付け可能であり、側壁部及び別の側壁部に対して、組立状態での高さに応じた位置に、傾倒変位を規制するためのロック機構及び規制部が配されている折畳コンテナーにおいて、折畳状態における折畳コンテナーの高さ(以下、「折畳コンテナーの折畳高さ」という。)を抑えることを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、底壁部と、底壁部の縁辺から上方向へ延び出す底壁土手部と、底壁土手部に回動自在に取り付けられ、底壁土手部から上方向に沿った直立姿勢になる組立状態と、底壁土手部の内側で横倒姿勢になる折畳状態とに変更可能な側壁部と、を備え、側壁部とは組立状態での高さが異なる別の側壁部を底壁土手部に取り付け可能な折畳コンテナーであって、側壁部及び別の側壁部は、底壁部において相対して配される一対の第1側壁部及び一対の第2側壁部を備え、一対の第1側壁部は、組立状態では高さに応じた配設高さに位置するロック機構と、ロック機構に設けられた先端部と、を備え、一対の第2側壁部は、一対の第2側壁部の幅方向の端部から突出し、組立状態ではロック機構の先端部を係止することによって、一対の第1側壁部が底壁土手部の内側へ傾倒変位することを規制する規制部と、一対の第2側壁部の幅方向において、規制部の少なくとも一部よりも外方側で端部から規制部の突出方向へ突出することによって、組立状態にある一対の第1側壁部を一対の第1側壁部の外方側から支持する支持部と、を備え、支持部は、規制部の突出長さ以上に突出し、底壁部は、底壁土手部に画設され、少なくとも上方向に向かって開いている空間部と、底壁土手部に形成された段差部と、を備え、空間部には、折畳状態にある側壁部の規制部が収まり、且つ、別の側壁部が底壁土手部に取り付けられた場合には、折畳状態にある別の側壁部の規制部が収まり、段差部には、折畳状態にある側壁部の支持部が収まり、且つ、別の側壁部が底壁土手部に取り付けられた場合には、別の側壁部の支持部が収まり、底壁部では、空間部の上下方向長さが、段差部の高低差以下であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の折畳コンテナーであって、側壁部及び別の側壁部は、下壁面において、ヒンジ凸部を備え、底壁部は、底壁土手部に形成され、ヒンジ凸部が軸装されるヒンジ凹部を備え、空間部は、第1空間部及び第2空間部を備え、第1空間部は、ヒンジ凹部に隣接する位置に設けられ、ヒンジ凹部に連続する凹み連続部分を有し、第1空間部には、折畳状態にある側壁部の規制部が収まる一方、第2空間部には、折畳状態にある別の側壁部の規制部が収まることを特徴とする。
請求項1に係る発明の折畳コンテナーは、底壁部と、底壁部の縁辺から上方向へ延び出す底壁土手部と、底壁土手部に回動自在に取り付けられ、底壁土手部から上方向に沿った直立姿勢になる組立状態と、底壁土手部の内側で横倒姿勢になる折畳状態とに変更可能な側壁部と、を備え、側壁部とは組立状態での高さが異なる別の側壁部を底壁土手部に取り付け可能である。すなわち、請求項1に係る発明の折畳コンテナーは、側壁部又は、側壁部とは組立状態での高さが異なる別の側壁部を底壁部に取り付け可能なものである。
これにより、請求項1に係る発明の折畳コンテナーは、一つの底壁部に対して、側壁部を取り付け、あるいは、別の側壁部を取り付けることができるので、側壁部専用の底壁部及び別の側壁部専用の底壁部を用意する場合と比べて、製造コストの低減を可能にする。
また、請求項1に係る発明の折畳コンテナーにおいて、側壁部及び別の側壁部は、底壁部において相対して配される一対の第1側壁部及び一対の第2側壁部を備える。一対の第1側壁部は、組立状態では高さに応じた配設高さに位置するロック機構と、ロック機構に設けられた先端部と、を備える。一対の第2側壁部は、一対の第2側壁部の幅方向の端部から突出し、組立状態ではロック機構の先端部を係止することによって、一対の第1側壁部が底壁土手部の内側へ傾倒変位することを規制する規制部を備える。このような構成により、請求項1に係る発明の折畳コンテナーでは、側壁部及び別の側壁部に対して、組立状態での高さに応じた位置に、傾倒変位を規制するためのロック機構及び規制部が配されている。
更に、請求項1に係る発明の折畳コンテナーにおいて、底壁部は、底壁土手部に画設され、少なくとも上方向に向かって開いている空間部を備える。空間部には、折畳状態にある側壁部の規制部が収まり、且つ、別の側壁部が底壁土手部に取り付けられた場合には、折畳状態にある別の側壁部の規制部が収まる。このような構成により、請求項1に係る発明の折畳コンテナーでは、底壁部に取り付けられているものが側壁部及び別の側壁部のいずれでもあっても、折畳コンテナーの折畳高さが抑えられる。
請求項に係る発明の折畳コンテナーにおいて、側壁部及び別の側壁部は、一対の第2側壁部の幅方向において、規制部の少なくとも一部よりも外方側で端部から規制部の突出方向へ突出することによって、組立状態にある一対の第1側壁部を一対の第1側壁部の外方側から支持する支持部を備える。底壁部は、底壁土手部に形成され、折畳状態では、側壁部の支持部が収まり、且つ、別の側壁部が底壁土手部に取り付けられた場合には、別の側壁部の支持部が収まる段差部を備える。支持部は、規制部の突出長さ以上に突出する。底壁部では、空間部の上下方向長さが、段差部の高低差以下である。このような構成により、請求項に係る発明の折畳コンテナーは、底壁部において空間部が占める割合を抑えて、底壁部の強度を確保する。
本発明の実施形態の折畳コンテナーが表された斜視図であって、底壁部に取り付けられた背高側壁部が組立状態で表された図である。 同折畳コンテナーの底壁部が表された斜視図である。 同折畳コンテナーの短辺側側壁部が表された斜視図である。 背高側壁部が組立状態にある同折畳コンテナーが表された斜視図である。 背高側壁部が組立状態にある同折畳コンテナーが表された斜視図である。 背高側壁部が組立状態にある同折畳コンテナーを図4の線I-Iで切断した断面が表された図である。 背高側壁部が折畳状態にある同折畳コンテナーが表された斜視図である。 背高側壁部が折畳状態にある同折畳コンテナーを図7の線II-IIで切断した断面が表された図である。 同折畳コンテナーが表された斜視図であって、底壁部に取り付けられた背低側壁部が組立状態で表された図である。 背低側壁部が折畳状態にある同折畳コンテナーが表された斜視図である。 背低側壁部が折畳状態にある同折畳コンテナーを図10の線III-IIIで切断した断面が表された図である。 同折畳コンテナーの底壁部の変更例が表された斜視図である。 同折畳コンテナーの底壁部の変更例が表された斜視図である。 同折畳コンテナーの長辺側側壁部の変更例が表された斜視図である。
以下、本発明に係る折畳コンテナーについて、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。
図1に表されたように、本実施形態の折畳コンテナー1は、底壁部10及び背高側壁部T等を備えている。底壁部10及び背高側壁部T等は、ポリプロピレン等の樹脂を材料として金型成形されたものである。
底壁部10は、略長方形状をなしている。底壁部10の各長辺側縁辺からは、一対の長辺側底壁土手部12,12が上方へ延び出している。これに対して、底壁部10の各短辺側縁辺からは、一対の短辺側底壁土手部14,14が上方へ延び出している。各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14は、底壁部10の四隅において互いに連なっている。各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14には、背高側壁部Tが取り付けられている。背高側壁部Tは、一対の長辺側側壁部30,30及び一対の短辺側側壁部50,50を備えている。このようにして、底壁部10では、一対の長辺側側壁部30,30が相対して配され、一対の短辺側側壁部50,50が相対して配されている。
尚、図1において、符号D1の方向は、上下方向(つまり、高さ方向)を示している。符号D2の方向は、各長辺側側壁部30の幅方向を示している。符号D3の方向は、各短辺側側壁部50の幅方向を示している。各方向D1,D2,D3は、互いに直交する関係にある。これらの点は、後述する図2乃至図14においても、同様である。
以下では、方向D1を、上下方向D1と表記する。方向D2を、長辺方向D2と表記する。方向D3を、短辺方向D3と表記する。尚、図6では、紙面に対して垂直方向が、上下方向D1である。図8及び図11では、紙面に対して垂直方向が、長辺方向D2である。
図2に表されたように、底壁部10において、各長辺側底壁土手部12には、4個の長辺側ヒンジ凹部16,16,16,16が設けられている。但し、4個の長辺側ヒンジ凹部16,16,16,16の一部は、図示されていない。これに対して、各短辺側底壁土手部14には、3個の短辺側ヒンジ凹部18,18,18が設けられている(後述する図7参照)。
各長辺側底壁土手部12では、その上壁面において、一対の第1空間部20,20及び一対の第2空間部120,120が形成されている。各第1空間部20及び各第2空間部120では、各長辺側底壁土手部12の上壁面側及び内壁面側が、各長辺側底壁土手部12の外部に向かって開いている。各第1空間部20は、底壁部10の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凹部16,16の間において、各長辺側ヒンジ凹部16に隣接する位置に設けられている。更に、各第1空間部20は、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み部分のうち上方部分(以下、「各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分」という。)に向かって開いている。これにより、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分は、各第1空間部20としても使用されることが可能である。各第2空間部120は、底壁部10の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凹部16,16に対して、各第1空間部20とは反対側で近接する位置に設けられている。
各長辺側底壁土手部12では、その外壁面において、段差部22が長辺方向D2に沿って形成されている。
尚、各第1空間部20の上下方向D1の長さL1は、各第2空間部120の上下方向D1の長さL2と同じである。また、各第1空間部20の上下方向D1の長さL1及び各第2空間部120の上下方向D1の長さL2は、各段差部22の高低差L3よりも短い。
図1及び図3に表されたように、各短辺側側壁部50は、同一部材であって、略長方形状をなしている。各短辺側側壁部50では、その上下方向D1の下壁面において、3個の短辺側ヒンジ凸部52,52,52が設けられている。各短辺側側壁部50では、その短辺方向D3の各端部53の外側縁辺において、略板状の支持板部54が突設されている。各支持板部54では、その内壁面において、3個の略コ字状の係合壁部56,56,56が凸設されている。各係合壁部56には、係合孔部58が設けられている。各係合孔部58は、各端部53上で各係合壁部56の内周面に囲まれており、更に、各支持板部54を貫き通されている。
各短辺側側壁部50の各端部53には、略直方体状の規制部60が設けられている。各規制部60は、各短辺側側壁部50の上下方向D1の上辺寄りに配設され、各支持板部54の突出方向と同一方向へ突出している。更に、各規制部60は、短辺方向D3において、各支持板部54よりも各短辺側側壁部50の内方側に位置している。この点を言い換えると、各支持板部54は、短辺方向D3において、各規制部60よりも各短辺側側壁部50の外方側に位置している。更に、各短辺側側壁部50の各端部53には、各規制部60と各支持板部54との間において、規制凹部62が凹設されている。
尚、図6に表されたように、各支持板部54の突出長さL4は、各規制部60の突出長さL5よりも長い。
図1、図4及び図5に表されたように、各長辺側側壁部30は、同一部材であって、略長方形状をなしている。各長辺側側壁部30の外壁面では、その長辺方向D2の両側辺付近において、3個の係合突部32,32,32が突設されている。
各長辺側側壁部30では、その外壁面において、ロック機構34が設けられている。各ロック機構34は、各長辺側側壁部30の上下方向D1の上辺寄りに配設され、一対のロックバー36,36及び操作部材38等を備えている。各ロック機構34では、各長辺側側壁部30の長辺方向D2中央において、操作部材38が配されている。更に、操作部材38の長辺方向D2の両側からは、各ロックバー36が長辺方向D2に沿って各長辺側側壁部30の端へ向かって延在している。
各ロックバー36では、操作部材38とは反対側の長辺方向D2の一端において、係爪部46が形成されている。但し、一対のロックバー36,36のうち、いずれか一方の係爪部46は、図示されていない。各係爪部46は、各長辺側側壁部30の外方へ突き出た状態にあり、使用者によって操作部材38が下方向へ押下されると、各長辺側側壁部30の内方へ移動する。尚、このような動作を行うための各ロック機構34の構成は公知技術であるため、その詳細な説明は省略する。
各長辺側側壁部30では、その上下方向D1の下壁面において、4個の長辺側ヒンジ凸部40,40,40,40、一対の第1充填突部42,42、及び一対の第2充填突部44,44が設けられている。但し、4個の長辺側ヒンジ凸部40,40,40,40のうち、各長辺側側壁部30の長辺方向D2中央から一方側に配される2個の長辺側ヒンジ凸部40,40は、図示されていない。また、一対の第1充填突部42,42のうち、一方の第1充填突部42は、図示されていない。更に、一対の第2充填突部44,44のうち、一方の第2充填突部44は、図示されていない。
各第1充填突部42は、各長辺側側壁部30の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凸部40,40の間において、各長辺側ヒンジ凸部40に隣接する位置に突設されている。尚、上述したように、各長辺側側壁部30の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凸部40,40のうち、いずれか一方の長辺側ヒンジ凸部40は、図示されていない。各第2充填突部44は、各長辺側側壁部30の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凸部40,40に対して、各第1充填突部42とは反対側で近接する位置に突設されている。
底壁部10の各長辺側ヒンジ凹部16には、各長辺側側壁部30の各長辺側ヒンジ凸部40が軸装される。これによって、底壁部10の各長辺側底壁土手部12からは、各長辺側側壁部30が上方向へ直立した姿勢になる。これに対して、底壁部10の各短辺側ヒンジ凹部18には、各短辺側側壁部50の各短辺側ヒンジ凸部52が軸装される。これによって、底壁部10の各短辺側底壁土手部14からは、各短辺側側壁部50が上方向へ直立した姿勢になる。
底壁部10の各長辺側ヒンジ凹部16における軸装は、使用者によって、各長辺側側壁部30を底壁部10の上方側までの範囲で回動させることを可能とし、更に、各長辺側側壁部30(の各長辺側ヒンジ凸部40)を底壁部10に着けたり外したりすることを可能にする。同様にして、底壁部10の各短辺側ヒンジ凹部18における軸装は、使用者によって、各短辺側側壁部50を底壁部10の上方側までの範囲で回動させることを可能とし、更に、各短辺側側壁部50(の各短辺側ヒンジ凸部52)を底壁部10に着けたり外したりすることを可能にする。尚、このような軸装の構成は公知技術であるため、その詳細な説明は省略する。
更に、各短辺側側壁部50では、各支持板部54の各係合孔部58に対して、各長辺側側壁部30の各係合突部32が嵌装される。
また、図5及び図6に表されたように、各短辺側側壁部50では、各支持板部54と各規制部60との間において、各長辺側側壁部30の各ロックバー36の係爪部46が介在した状態にある。従って、各長辺側側壁部30は、底壁部10の上方側へ向かう回転によって、底壁部10の各長辺側底壁土手部12の内側へ傾倒変位すると、各ロックバー36の係爪部46が各短辺側側壁部50の各規制部60に係り合って止まるので、上記傾倒変位が制限される。
このようなメカニズムを実現するため、各ロックバー36(の係爪部46)及び各規制部60については、底壁部10からの上下方向D1の距離が同一とされる。尚、上述したように、各ロックバー36は、各長辺側側壁部30の上下方向D1の上辺寄りに配設され、各規制部60は、各短辺側側壁部50の上下方向D1の上辺寄りに配設されている。従って、各ロックバー36(の係爪部46)は、各長辺側側壁部30の上下方向D1の上辺から底壁部10までの距離(つまり、各長辺側側壁部30の高さ)に応じた配設高さに位置し、各規制部60は、各短辺側側壁部50の上下方向D1の上辺から底壁部10までの距離(つまり、各短辺側側壁部50の高さ)に応じた配設高さに位置している。
また、各短辺側側壁部50の各支持板部54は、短辺方向D3において、各長辺側側壁部30の外方側に位置している。つまり、各短辺側側壁部50の各支持板部54は、各長辺側側壁部30の直立姿勢を、各長辺側側壁部30の外方側から支持することが可能な位置に配されている。
また、図4に表されたように、底壁部10の各第1空間部20及び各第2空間部120には、それらの上方側から各長辺側側壁部30の各第1充填突部42及び各第2充填突部44が入り込んでいる。これにより、底壁部10の各第1空間部20及び各第2空間部120は、各長辺側側壁部30の各第1充填突部42及び各第2充填突部44で隠されると共に塞がれる。尚、各短辺側側壁部50の各規制部60は、各長辺側側壁部30の長辺方向D2の両側辺に設けられた凹部48に入り込んでいる。
これらによって、底壁部10の上方には、各長辺側側壁部30の上壁面及び各短辺側側壁部50の上壁面によって、開口面が形成されている。このようにして、本実施形態の折畳コンテナー1は、底壁部10、各長辺側側壁部30、及び短辺側側壁部50が組み付けられることによって、図1等に表されたように、一面が開口された直方体状になる。このような状態を、組付状態という。
但し、各長辺側側壁部30及び各短辺側側壁部50については、使用者が各ロック機構34の操作部材38を下方向へ押下することによって、各短辺側側壁部50における各支持板部54と各規制部60との間から、各長辺側側壁部30の各ロックバー36の係爪部46を退かせて、相互の組み付けを解除させると、底壁部10に対する回動によって、図7に表されたような折畳状態に移行させることが可能である。
このようにして、本実施形態の折畳コンテナー1において、各長辺側側壁部30及び各短辺側側壁部50は、組立状態から折畳状態に変更することが可能であり、それとは逆に、折畳状態から組立状態に変更することも可能である。
尚、図7において、一対の短辺側側壁部50,50のうち、一方の短辺側側壁部50と、各長辺側底壁土手部12の一部と、一対の短辺側底壁土手部14,14のうち、一方の短辺側底壁土手部14とについては、それらの断面が表されている。このような点は、後述する図10においても、同様である。
折畳状態では、各長辺側側壁部30及び各短辺側側壁部50は、各長辺側底壁土手部12の内側及び各短辺側底壁土手部14の内側で横倒しになった姿勢で、底壁部10に積み重ねられる。
その際には、先ず、各長辺側側壁部30のうち、一方の長辺側側壁部30が底壁部10に載せされ、更に、他方の長辺側側壁部30が、底壁部10に載せされた一方の長辺側側壁部30に対して重ねられる。次に、一方の長辺側側壁部30に重ねられた他方の長辺側側壁部30に対して、各短辺側側壁部50が重ねられる。このような積み重ねスペースを確保するため、底壁部10では、各長辺側底壁土手部12が、各短辺側底壁土手部14の高さHよりも低く形成されている。
また、図7及び図8に表されたように、底壁部10の各長辺側ヒンジ凹部16においては、各長辺側側壁部30の各長辺側ヒンジ凸部40が、各長辺側底壁土手部12の内側に向かって延在し、更に、各長辺側ヒンジ凸部40よりも上方側にある各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分と、底壁部10の各第1空間部20とに対して、それら上方側から各短辺側側壁部50の各規制部60が入り込む。一方、底壁部10の各段差部22には、その上方側から各短辺側側壁部50の各支持板部54が入り込む。これらによって、折畳状態の底壁部10では、各長辺側側壁部30と各短辺側側壁部50との積み重ね高さが、各短辺側底壁土手部14の高さHよりも低く抑えられている。そのため、底壁部10の各短辺側底壁土手部14の高さHが、本実施形態の折畳コンテナー1の折畳高さとなる。
図9乃至図11に表されたように、本実施形態の折畳コンテナー1において、使用者は、底壁部10の各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に対して、背低側壁部Sを取り付けることが可能である。背低側壁部Sは、上記背高側壁部Tと同様にして、ポリプロピレン等の樹脂を材料として金型成形されたものであって、上記背高側壁部Tに代わるものである。つまり、背低側壁部Sと上記背高側壁部Tは、底壁部10の各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に対して着脱自在であって、互いに交換可能なものである。以下、背低側壁部Sについては、上記背高側壁部Tと同じ部分には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
背低側壁部Sは、一対の長辺側側壁部130,130及び一対の短辺側側壁部150,150を備えている。各長辺側側壁部130及び各短辺側側壁部150は、それらの組立状態での高さが、上記背高側壁部Tの上記各長辺側側壁部30及び上記各短辺側側壁部50よりも低い。従って、各ロックバー36(の係爪部46)の配設高さ及び各規制部60の配設高さは、上記背高側壁部Tの方よりも背低側壁部Sの方が低い。
そのため、折畳状態では、底壁部10の各第2空間部120に対し、その上方側から各短辺側側壁部150の各規制部60が入り込む。
以上詳細に説明した通り、本実施形態の折畳コンテナー1は、底壁部10、各長辺側底壁土手部12、各短辺側底壁土手部14、及び背高側壁部T等を備えている。各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14は、底壁部10の各縁辺から上方向へ延び出すものであり、背高側壁部Tが回動自在に取り付けられる。背高側壁部Tは、各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14から上方向に沿った直立姿勢になる組立状態と、各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14の内側で横倒姿勢になる折畳状態とに変更可能である。背高側壁部Tとは組立状態での高さが異なる背低側壁部Sを、背高側壁部Tに代えて、各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に取り付けることが可能である。すなわち、本実施形態の折畳コンテナー1は、背高側壁部T又は、背高側壁部Tとは組立状態での高さが異なる背低側壁部Sを底壁部10に取り付け可能なものである。
これにより、本実施形態において、使用者は、折畳コンテナー1の用途や収容物に応じ、一つの底壁部10に対して、背高側壁部Tを取り付け、あるいは、背低側壁部Sを取り付けることができる。そのため、背高側壁部T専用の底壁部及び背低側壁部S専用の底壁部を用意する場合と比べて、折畳コンテナー1の製造コストが低減される。
また、本実施形態の折畳コンテナー1において、背高側壁部Tは、底壁部10において相対して配される、一対の長辺側側壁部30,30及び一対の短辺側側壁部50,50を備えている。各長辺側側壁部30は、ロック機構34を備えている。各ロック機構34は、長辺方向D2に沿って配設され、組立状態では高さに応じた配設高さに位置する一対のロックバー36,36と、各ロックバー36の一端に設けられ、各長辺側側壁部30の外方へ突き出た状態から各長辺側側壁部30の内方へ退行可能な係爪部46を備えている。各短辺側側壁部50は、短辺方向D3の各端部53から突出する各規制部60を備えている。各規制部60は、組立状態では各ロック機構34の係爪部46を係止することによって、各長辺側側壁部30が各長辺側底壁土手部12の内側へ傾倒変位することを規制する。このような構成は、背低側壁部Sが備える一対の長辺側側壁部130,130及び一対の短辺側側壁部150,150についても、同様である。これらにより、本実施形態の折畳コンテナー1では、背高側壁部T及び背低側壁部Sに対して、組立状態での高さに応じた位置に、傾倒変位を規制するための各ロック機構34及び各規制部60が配されている。
更に、本実施形態の折畳コンテナー1において、底壁部10は、各長辺側底壁土手部12に画設され、少なくとも上方向に向かって開いている各第1空間部20及び各第2空間部120を備えている。各第1空間部20には、折畳状態にある背高側壁部Tの各規制部60が収まる。各第2空間部120には、背高側壁部Tに代えて、背低側壁部Sが各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に取り付けられている場合、折畳状態にある背低側壁部Sの各規制部60が収まる。このような構成により、本実施形態の折畳コンテナー1では、底壁部10に取り付けられているものが背高側壁部T及び背低側壁部Sのいずれでもあっても、折畳コンテナー1の折畳高さが、各短辺側底壁土手部14の高さHに抑えられる。
本実施形態の折畳コンテナー1において、背高側壁部Tは、各支持板部54を備えている。各支持板部54は、各短辺側側壁部50の短辺方向D3において、各規制部60よりも外方側で各端部53から各規制部60の突出方向へ突出している。これにより、各支持板部54は、組立状態にある各長辺側側壁部30を各長辺側側壁部30の外方側から支持することが可能である。この点は、背低側壁部Sが備える各長辺側側壁部130及各短辺側側壁部150についても、同様である。底壁部10は、各段差部22を備えている。各段差部22は、各長辺側底壁土手部12に形成されている。各段差部22には、折畳状態では、背高側壁部Tの各支持板部54が収まり、背高側壁部Tに代えて、背低側壁部Sが各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に取り付けられている場合、背低側壁部Sの各支持板部54が収まる。背高側壁部T及び背低側壁部Sにおいて、各支持板部54は、各規制部60の突出長さL5よりも突出している。底壁部10では、各第1空間部20の上下方向D1の長さL1及び各第2空間部120の上下方向D1の長さL2が、各段差部22の高低差L3よりも短い。このような構成により、本実施形態の折畳コンテナー1は、底壁部10において各第1空間部20及び各第2空間部120が占める割合を抑えて、底壁部10の強度を確保している。
ちなみに、本実施形態において、長辺側底壁土手部12及び短辺側底壁土手部14は、「底壁土手部」の一例である。第1空間部20及び第2空間部120は、「空間部」の一例である。一対の長辺側側壁部30,30は、「一対の第1側壁部」の一例である。係爪部46は、「ロック機構の先端部」の一例である。一対の短辺側側壁部50,50は、「一対の第2側壁部」の一例である。支持板部54は、「支持部」の一例である。一対の長辺側側壁部130,130は、「一対の第1側壁部」の一例である。一対の短辺側側壁部150,150は、「一対の第2側壁部」の一例である。短辺方向D3は、「一対の第2側壁部の幅方向」の一例である。第1空間部20の上下方向D1の長さL1及び第2空間部120の上下方向D1の長さL2は、「空間部の上下方向長さ」の一例である。背低側壁部Sは、「別の側壁部」の一例である。背高側壁部Tは、「側壁部」の一例である。
また、本発明の折畳コンテナーは、
底壁部と、
前記底壁部の縁辺から上方向へ延び出す底壁土手部と、
前記底壁土手部に回動自在且つ着脱自在に取り付けられ、前記底壁土手部から上方向に沿った直立姿勢になる組立状態と、前記底壁土手部の内側で横倒姿勢になる折畳状態とに変更可能な側壁部と、を備え、
前記側壁部を、前記側壁部とは前記組立状態での高さが異なる別の側壁部に交換可能な折畳コンテナーであって、
前記側壁部及び前記別の側壁部は、前記底壁部において相対して配される一対の第1側壁部及び一対の第2側壁部を備え、
前記一対の第1側壁部は、前記一対の第1側壁部の幅方向に沿って配設され、前記組立状態では前記高さに応じた配設高さに位置するロックバーを備え、
前記ロックバーは、前記一対の第1側壁部の外方へ突き出た状態から前記一対の第1側壁部の内方へ退行可能な先端部を備え、
前記一対の第2側壁部は、前記一対の第2側壁部の幅方向の端部から突出し、前記組立状態では前記ロックバーの前記先端部を係止することによって、前記一対の第1側壁部が前記底壁土手部の内側へ傾倒変位することを規制する規制部を備え、
前記底壁部は、前記底壁土手部に画設され、少なくとも上方向に向かって開いている第1空間部及び第2空間部を備え、
前記第1空間部には、前記折畳状態にある前記側壁部の前記規制部が収まる一方、前記第2空間部には、前記折畳状態にある前記別の側壁部の前記規制部が収まることを特徴とする。
また、本発明の折畳コンテナーにおいて、
前記側壁部及び前記別の側壁部は、前記一対の第2側壁部の幅方向において、前記規制部の少なくとも一部よりも外方側で前記端部から前記規制部の突出方向へ突出することによって、前記組立状態にある前記一対の第1側壁部を前記一対の第1側壁部の外方側から支持する支持部を備え、
前記底壁部は、前記底壁土手部に形成され、前記折畳状態では、前記側壁部の前記支持部及び前記別の側壁部の前記支持部のいずれかが収まる段差部を備え、
前記支持部は、前記規制部の突出長さ以上に突出し、
前記底壁部では、前記第1空間部及び前記第2空間部の上下方向長さが、前記段差部の高低差以下であることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、背高側壁部T及び背低側壁部Sは、ドライバー等の工具によって、各長辺側底壁土手部12及び各短辺側底壁土手部14に取り付けられ、容易には交換できないものであってもよい。
また、各長辺側底壁土手部12において、各第1空間部20は、各長辺側ヒンジ凹部16から隔離して設けられてもよい。但し、このような場合、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分は、各第1空間部20として使用されない。
また、底壁部10の強度が確保されるのであれば、各第1空間部20の上下方向D1の長さL1と各第2空間部120の上下方向D1の長さL2は、各段差部22の高低差L3と同じでもよく、各支持板部54の突出長さL4は、各規制部60の突出長さL5と同じでもよい。
また、各規制部60は、その上下方向D1の一端又両端から短辺方向D3に沿って延設されることによって、支持板部54に連なってもよい。但し、このような場合、各長辺側底壁土手部12では、背低側壁部Sの各規制部60を入れ込むため、各第2空間部120に代えて、例えば、図12に表されたように、各段差部22に向かって開いている形態の各第2空間部220が設けられる。尚、各第2空間部220は、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分に向かって開いている。一方、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分に対し、背高側壁部Tの各規制部60の全部が入れ込むのであれば、各第1空間部20は、例えば、図12に表されたように(つまり、本実施形態のように)、各段差部22に向かって開いていない形態で構わない。
また、図13に表されたように、各長辺側底壁土手部12では、上記各第2空間部120よりも長辺方向D2で幅広の第2空間部320が設けられてもよい。尚、各第2空間部320は、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分に隣接している。
また、上記図12の場合に、例えば、各長辺側底壁土手部12の4個の長辺側ヒンジ凹部16,16,16,16のうち、底壁部10の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凹部16,16が設けられないときは、第1空間部20及び第2空間部220は連成されてもよい。
同様にして、上記図13の場合に、例えば、各長辺側底壁土手部12の4個の長辺側ヒンジ凹部16,16,16,16のうち、底壁部10の長辺方向D2中央で隣り合う2個の長辺側ヒンジ凹部16,16が設けられないときは、第1空間部20及び第2空間部320は連成されてもよい。
また、図14に表されたように、各長辺側底壁土手部12では、各長辺側ヒンジ凹部16内において、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分に加えて、その凹み上方部分とその下側で連続する凹み部分(以下、「各長辺側ヒンジ凹部16の凹み連続部分」という。)を、各規制部60が入り込む各第1空間部20の一部として使用してもよい。
そのような場合、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み連続部分は、例えば、図14に表されたように、各長辺側底壁土手部12の内側に向かって延在する各長辺側ヒンジ凸部40において、その上側に形成された各段差420の高低差によって確保される。折畳状態では、一方の長辺側側壁部30に重ねられる他方の長辺側側壁部30の各長辺側ヒンジ凸部40が、各長辺側ヒンジ凹部16の凹み上方部分とその下側で隣接する位置に配される(図8参照)。そのため、例えば、各規制部60の突出長さL5が本実施形態よりも長い場合には、各規制部60が、上述した各長辺側ヒンジ凹部16の凹み連続部分に入り込む。
尚、図14の変更例では、各長辺側側壁部30が折畳状態から組立状態になると、各第1充填突部42は、各第1空間部20ではなく、各長辺側ヒンジ凹部16に入り込む。図14では、背高側壁部Tの長辺側側壁部30が記載されているが、この点は、背低側壁部Sの長辺側側壁部130についても、同様である。
また、本実施形態では、背高側壁部Tを背低側壁部Sに交換することが可能であり、それとは逆に、背低側壁部Sを背高側壁部Tに交換することが可能であるが、背高側壁部T及び背低側壁部Sとは組立状態での高さが異なる別のものと交換してもよい。このような場合、使用者は、折畳コンテナー1の用途や収容物に応じ、多様な組立状態での高さを選択できる。
1 折畳コンテナー
10 底壁部
12 長辺側底壁土手部
14 短辺側底壁土手部
20 第1空間部
22 段差部
30 長辺側側壁部
34 ロック機構
46 係爪部
50 短辺側側壁部
53 端部
54 支持板部
60 規制部
130 長辺側側壁部
150 短辺側側壁部
120 第2空間部
220 第2空間部
320 第2空間部
D1 上下方向
D3 短辺方向
L1 第1空間部の上下方向の長さ
L2 第2空間部の上下方向の長さ
L3 段差部の高低差
L5 規制部の突出長さ
S 背低側壁部
T 背高側壁部

Claims (2)

  1. 底壁部と、
    前記底壁部の縁辺から上方向へ延び出す底壁土手部と、
    前記底壁土手部に回動自在に取り付けられ、前記底壁土手部から上方向に沿った直立姿勢になる組立状態と、前記底壁土手部の内側で横倒姿勢になる折畳状態とに変更可能な側壁部と、を備え、
    前記側壁部とは前記組立状態での高さが異なる別の側壁部を前記底壁土手部に取り付け可能な折畳コンテナーであって、
    前記側壁部及び前記別の側壁部は、前記底壁部において相対して配される一対の第1側壁部及び一対の第2側壁部を備え、
    前記一対の第1側壁部は、
    前記組立状態では前記高さに応じた配設高さに位置するロック機構と、
    前記ロック機構に設けられた先端部と、を備え、
    前記一対の第2側壁部は、
    前記一対の第2側壁部の幅方向の端部から突出し、前記組立状態では前記ロック機構の前記先端部を係止することによって、前記一対の第1側壁部が前記底壁土手部の内側へ傾倒変位することを規制する規制部と、
    前記一対の第2側壁部の幅方向において、前記規制部の少なくとも一部よりも外方側で前記端部から前記規制部の突出方向へ突出することによって、前記組立状態にある前記一対の第1側壁部を前記一対の第1側壁部の外方側から支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、前記規制部の突出長さ以上に突出し、
    前記底壁部は、
    前記底壁土手部に画設され、少なくとも上方向に向かって開いている空間部と、
    前記底壁土手部に形成された段差部と、を備え、
    前記空間部には、前記折畳状態にある前記側壁部の前記規制部が収まり、且つ、前記別の側壁部が前記底壁土手部に取り付けられた場合には、前記折畳状態にある前記別の側壁部の前記規制部が収まり、
    前記段差部には、前記折畳状態にある前記側壁部の前記支持部が収まり、且つ、前記別の側壁部が前記底壁土手部に取り付けられた場合には、前記別の側壁部の前記支持部が収まり、
    前記底壁部では、前記空間部の上下方向長さが、前記段差部の高低差以下であることを特徴とする折畳コンテナー。
  2. 前記側壁部及び前記別の側壁部は、下壁面において、ヒンジ凸部を備え、
    前記底壁部は、底壁土手部に形成され、前記ヒンジ凸部が軸装されるヒンジ凹部を備え、
    前記空間部は、第1空間部及び第2空間部を備え、
    前記第1空間部は、前記ヒンジ凹部に隣接する位置に設けられ、前記ヒンジ凹部に連続する凹み連続部分を有し、
    前記第1空間部には、前記折畳状態にある前記側壁部の前記規制部が収まる一方、前記第2空間部には、前記折畳状態にある前記別の側壁部の前記規制部が収まることを特徴とする請求項1に記載の折畳コンテナー。
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