JP2011051628A - 折り畳み式コンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】組み立て時には、バー部材が、第2の側壁の係止用凹部に嵌入して、バー部材が、係止用凹部と係合することにより、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止され、組み立て時に、第1の側壁に外側から内側へ力がかかった際には、バー部材の係止用開口部に、第2の側壁の係止用突設部が係合するとともに、第2の側壁の係止用突設部によって、バー部材の弾性係止片が外側に押圧された状態となり、第1の側壁が回動して内側に折り畳まれるのが防止されるように構成した。
【選択図】図20
Description
このような内倒れ方式の折り畳み式コンテナにおいて、折り畳み作業をより一層容易に行うことができるようにするために、側壁同士を係止するためのロック構造が、特許文献1(特開2003−40263号公報)に提案されている。
先ず、組み立て時には、図24、図26に示したように、第1の側壁102のバー部材108を上方に移動させた際に、バー部材108が、第2の側壁104の係止用凹部112の下方の開口部110から、係止用凹部112に嵌入する。
略矩形状の底板と、
前記底板の対向する一対の第1の辺にそれぞれ回動可能に連結された、一対の第1の側壁と、
前記底板の対向する一対の第2の辺にそれぞれ回動可能に連結された、一対の第2の側壁とを備え、
折り畳み時には、前記第1の側壁を内側に回動して折り畳んだ後に、第2の側壁を回動して内側に折り畳み、
組み立て時には、前記第2の側壁を外側に回動して垂直に立設した後に、前記第1の側壁を外側に回動して垂直に立設して、有底箱形状のコンテナとするように構成した折り畳み式コンテナであって、
前記第1の側壁の側方方向外側に突設するように形成したバー部材と、
前記第2の側壁に形成され、第1の側壁のバー部材が嵌合する係止用凹部と、
前記第2の側壁の係止用凹部に形成した係止用突設部と、
前記バー部材に形成され、第2の側壁の係止用突設部が係合する係止用開口部と、
前記バー部材の係止用開口部に突設するように形成された弾性係止片とを備え、
組み立て時には、バー部材が、第2の側壁の係止用凹部に嵌入して、バー部材が、係止用凹部と係合することにより、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止されるように構成したことを特徴とする。
組み立て時に、第1の側壁に外側から内側へ力がかかった際には、バー部材の係止用開口部に、第2の側壁の係止用突設部が係合するとともに、第2の側壁の係止用突設部によって、バー部材の弾性係止片が外側に押圧された状態となり、第1の側壁が回動して内側に折り畳まれるのが防止され、
折り畳み時には、バー部材が、第2の側壁の係止用凹部から外れて、第1の側壁と第2の側壁との係止状態が解除されるように構成したことを特徴とする。
これにより、折り畳み、組み立て動作が極めて容易で、内容物が破損損傷するのを防止することができる。
前記第1の側壁の両側の側方方向外側に突設するように形成された一対のバー部材と、
前記第2の側壁に形成され、第1の側壁のバー部材が嵌合する一対の係止用凹部とを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、操作部材を上下に移動させるだけで、バー部材を上下に移動させることができ、上記の第1の側壁と第2の側壁との係止状態、解除の操作を簡単に行うことができる。
このようにバー部材が、操作部材と一体に形成されていれば、バー部材と操作部材の強度が向上して、繰り返しの使用においても破損損傷することがない。
このように構成することによって、第1の側壁と第2の側壁とが、相互に隣接する4箇所で、バー部材と係止用凹部で相互に確実に係止されるので、第1の側壁と第2の側壁とが回動して内側に不要に折り畳まれるのが防止され、内容物が破損損傷することがない。
また、本発明の折り畳み式コンテナは、前記バー部材が、操作部材から、第1の側壁の側方方向外側に突設するように付勢されていることを特徴とする。
また、本発明の折り畳み式コンテナは、前記一対のバー部材が、操作部材から、第1の側壁の側方方向外側に突設するように付勢されていることを特徴とする。
また、本発明の折り畳み式コンテナは、
前記バー部材が、第1の側壁の側方方向外側に出没自在に構成されており、
組み立て時には、前記第1の側壁のバー部材を上方に移動した状態で、バー部材が、第1の側壁の側方方向内側に移動した後、
前記第2の側壁の係止用凹部に位置した状態で、バー部材が、第1の側壁の側方方向外側に突出することにより、係止用凹部と係合して、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止されるように構成されていることを特徴とする。
その後、第2の側壁の係止用凹部に位置した状態で、バー部材が、第1の側壁の側方方向外側に突出することにより、係止用凹部と係合して、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止される。
また、本発明の折り畳み式コンテナは、
前記バー部材の先端部分に、テーパー面が形成されており、
組み立て時には、前記第1の側壁のバー部材を上方に移動した状態で、バー部材のテーパー面が、第2の側壁の係止用凹部の側壁に沿って摺動することにより、バー部材が、第1の側壁の側方方向内側に移動した後、
前記第2の側壁の係止用凹部に位置した状態で、バー部材が、第1の側壁の側方方向外側に突出することにより、係止用凹部と係合して、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、組み立て時には、バー部材が、上方向に付勢されているので、第1の側壁と第2の側壁が自動的に相互に係止された状態となり、折り畳み時には、バー部材を上方向の付勢力に抗して押し下げることによって、上記の第1の側壁と第2の側壁との係止状態を簡単に解除することができる。
これにより、折り畳み、組み立て動作が極めて容易で、内容物が破損損傷するのを防止することができる。
図1は、本発明の折り畳み式コンテナの組み立てた状態を示す斜視図、図2は、図1の折り畳み式コンテナの組み立て、折り畳みの途中段階を示す斜視図、図3は、図1の折り畳み式コンテナの折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図1に示したように、本発明の折り畳み式コンテナ10は、例えば、食品、機械、電子機器類などの部品などを運搬する場合に用いられる折り畳み式コンテナである。
また、この第1の立ち上がり部26には、第1の回動用凹部18が形成されており、図5に示したように、短側壁である第1の側壁16の下端に形成された第1のヒンジ20が、この回動用凹部18に嵌合することによって、底板12の第1の辺14に対して、第1の側壁16が、それぞれ回動可能に連結されている。
すなわち、この実施例では、図4に示したように、底板12の長辺である第2の辺22に、第2の立ち上がり部28が形成されている。
また、図8、図10に示したように、バー部材本体36の中間部分には、後述するように、操作部材48から、バー部材34が、第1の側壁16の側方方向外側に突出しすぎないようにするために、ストッパー係止片46が形成されている。
また、操作部材48には、両側端部に、操作部材48を上下に、第1の側壁16に沿って摺動案内するためのガイド部材60が形成されている。
この係止用凹部68は、内側の側壁70と、上方壁71と、第2の側壁24の端部から第1の側壁16側に延設された支持壁24aとから構成されており、図13に示したように、第1の側壁16のバー部材34が嵌合する下方に開口部72を有している。
先ず、組み立て時には、図3の折り畳み状態から、図2に示したように、第2の側壁24の下端に形成された第2のヒンジ32と、第2の立ち上がり部28に形成した第2の回動用凹部30とのヒンジ連結部を介して、底板12の第2の辺22に対して、第2の側壁24を外側に回動して、垂直に立設させる。
そして、この状態では、第1の側壁16と第2の側壁24との係止状態が解除された状態となっているので、図20、図21の矢印Iで示したように、第1の側壁16を内側に回動して折り畳んだ後に(図2参照)、図3に示したように、第2の側壁24を回動して内側に折り畳むことによって、コンパクトな折り畳み状態とすることができるようになっている。
なお、この実施例では、一対のバー部材34と、このバー部材34が嵌合する第2の側壁24に形成された一対の係止用凹部68とを備えるように構成した。これにより、第1の側壁16と第2の側壁24とが、相互に隣接する4箇所で、バー部材34と係止用凹部68で相互に確実に係止されるので、第1の側壁16と第2の側壁24とが回動して内側に不要に折り畳まれるのが防止され、内容物が破損損傷することがない。
12 底板
14 第1の辺
16 第1の側壁
18 回動用凹部
20 ヒンジ
22 第2の辺
24 第2の側壁
24a 支持壁
26 第1の立ち上がり部
28 第2の立ち上がり部
30 回動用凹部
32 ヒンジ
34 バー部材
36 バー部材本体
38 係合部
40 枠部
40a 上枠部
40b 側部上枠部
41 テーパー面
42 係止用開口部
44 弾性係止片
44a 屈曲部
44b リブ
46 ストッパー係止片
48 操作部材
50 操作部材本体
52 操作用開口部
54 バー部材収容凹部
54a ストッパーリブ
56 弾性片
58 弾性片
60 ガイド部材
62 案内縦リブ
64 案内突条
65 装着用凹部
66 開口部
68 係止用凹部
70 側壁
71 上方壁
72 開口部
74 係止用突設部
100 折り畳み式コンテナ
102 第1の側壁
104 第2の側壁
106 操作部材
108 バー部材
108a 先端
110 開口部
112 係止用凹部
114 側壁
116 係止用突設部
Claims (2)
- 略矩形状の底板と、
前記底板の対向する一対の第1の辺にそれぞれ回動可能に連結された、一対の第1の側壁と、
前記底板の対向する一対の第2の辺にそれぞれ回動可能に連結された、一対の第2の側壁とを備え、
折り畳み時には、前記第1の側壁を内側に回動して折り畳んだ後に、第2の側壁を回動して内側に折り畳み、
組み立て時には、前記第2の側壁を外側に回動して垂直に立設した後に、前記第1の側壁を外側に回動して垂直に立設して、有底箱形状のコンテナとするように構成した折り畳み式コンテナであって、
前記第1の側壁の側方方向外側に突設するように形成したバー部材と、
前記第2の側壁に形成され、第1の側壁のバー部材が嵌合する係止用凹部と、
前記第2の側壁の係止用凹部に形成した係止用突設部と、
前記バー部材に形成され、第2の側壁の係止用突設部が係合する係止用開口部と、
前記バー部材の係止用開口部に突設するように形成された弾性係止片とを備え、
組み立て時には、バー部材が、第2の側壁の係止用凹部に嵌入して、バー部材が、係止用凹部と係合することにより、第1の側壁と第2の側壁が相互に係止されるように構成したことを特徴とする折り畳み式コンテナ。 - 組み立て時に、第1の側壁に外側から内側へ力がかかった際には、バー部材の係止用開口部に、第2の側壁の係止用突設部が係合するとともに、第2の側壁の係止用突設部によって、バー部材の弾性係止片が外側に押圧された状態となり、第1の側壁が回動して内側に折り畳まれるのが防止され、
折り畳み時には、バー部材が、第2の側壁の係止用凹部から外れて、第1の側壁と第2の側壁との係止状態が解除されるように構成したことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
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CN102951336A (zh) * | 2011-08-26 | 2013-03-06 | 三甲株式会社 | 折叠容器 |
CN110498111A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-11-26 | 苏州市百诺塑胶有限责任公司 | 可折叠式周转箱 |
JP7462301B2 (ja) | 2020-05-28 | 2024-04-05 | 三甲株式会社 | 折畳コンテナー |
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JP2004284641A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 折り畳み式運搬用容器及び運搬用容器 |
WO2005016770A1 (ja) * | 2003-08-13 | 2005-02-24 | Mitsubishi Plastics, Inc. | 折り畳みコンテナ |
JP2006051957A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Sanko Co Ltd | 折り畳みコンテナ |
-
2009
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