JP7417977B2 - 容器 - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態の容器である組立状態の折畳コンテナ1に仕切板2を装着した状態の斜視図、および折畳コンテナ1から仕切板2を抜脱した状態の斜視図である。図2は、図1に示した折畳コンテナ1の折り畳み途中の状態を示す斜視図、および折畳コンテナ1の折り畳みを完了した折畳状態を示す斜視図である。
図1に示すように、折畳コンテナ1は、上面が開口した直方体形状であり、仕切板2を装着することにより内部を区画可能である。また、折畳コンテナ1は、組立状態かつ仕切板2を抜脱した状態から、図2に示すように、折畳状態に折り畳み可能である。折畳コンテナ1および仕切板2は、例えばポリプロピレンからなる樹脂製である。
図1に示すように、上枠部14は、一対の長辺部141および一対の短辺部142を有する。長辺部141における仕切板2の装着領域の近辺部分は、仕切板2を折畳コンテナ1の上方から折畳コンテナ1の内部へ装着可能なように、第1側壁部12の内面よりも折畳コンテナ1の内方へ張り出さないように形成されている。また、上枠部14は、長辺部141と短辺部142とが交わるコーナー部に、コーナー凹部143を有する。コーナー凹部143には、折畳コンテナ1を積み上げたときに、上側の折畳コンテナ1の下面のコーナー凸部(図示せず)が嵌合される。
図1に示すように、第1側壁部12は、本実施形態において、上下方向の略中央で上第1側壁部(上側壁部)121と下第1側壁部(下側壁部)122とに2分割されている。なお、第1側壁部12は、3分割以上に分割されていてもよい。
図3は、図1に示した仕切板保持部15の斜視図、前記斜視図におけるE-E断面図(仕切板2が無の状態)、前記斜視図におけるE-E断面図(仕切板2が有の状態)、前記斜視図におけるF-F断面図(仕切板2が無の状態)、および前記斜視図におけるF-F断面図(仕切板2が有の状態)である。
図4は、図1におけるA-A断面図およびB-B断面図である。図5は、図1におけるC-C断面図である。なお、図5では、下第1側壁部122の受壁部126および係止突起127とそれら受壁部126および係止突起127に対応する被係止部132を示している。
図6は、図2に示した折畳コンテナ1の折畳状態におけるD-D断面図である。図6に示すように、折畳コンテナ1の折畳状態において、仕切板保持部15の凸部151は、左右の第2側壁部13の下辺部の間に位置する。したがって、折畳コンテナ1の折畳状態において、第2側壁部13と仕切板保持部15の凸部151とは干渉することがない。これにより、折畳コンテナ1は、折畳状態において、高さが高くなって嵩張る事態を回避することができる。
下第1側壁部122が受壁部126および係止突起127を有する場合、これら受壁部126および係止突起127に対応して、第2側壁部13は被係止部132を有する。この場合、図6に示すように、折畳コンテナ1の折畳状態において、下第1側壁部122の仕切板保持部15の凸部151の突出長は、下第1側壁部122の内面から係止突起127の先端までの長さ以下である。したがって、折畳コンテナ1の折畳状態において、仕切板保持部15の凸部151が係止突起127よりも長く突出して底壁部11に当接することがない。これにより、折畳コンテナ1は、折畳状態において、高さが高くなって嵩張る事態を回避することができる。
図1に示すように、底壁部11は、上面に2個の仕切板保持部16を有している。仕切板保持部16は、仕切板2を保持可能なように、折畳コンテナ1を横切り、仕切板保持部15が存在する平面と同一平面内に位置している。
図7は、図1に示した仕切板2の斜視図、および仕切板2の左右の一方の側部の拡大図である。
折畳コンテナ1を折り畳む場合には、仕切板2を抜脱し、組立状態から、図2に示すように、一対の第2側壁部13を内側に(回動変位させて)押し込み、上枠部14内に折り畳む。次に、第1側壁部12を内側に(回動変位させて)二つ折りに折り畳む。これにより、折畳コンテナ1は折畳状態となる。
折畳コンテナ1を組み立てる場合には、折畳状態から、上枠部14を底壁部11に対して上方に持ち上げる。これにより、一対の第1側壁部12の上第1側壁部121および下第1側壁部122が開き、一対の第2側壁部13が自重で下方に回動して一対の第1側壁部12の間に入り込む。次に、一対の第2側壁部13を内側から押して下方まで回動させると、上第1側壁部121および下第1側壁部122の受壁部126および係止突起127に第2側壁部13の被係止部132が係合する。これにより、折畳コンテナ1は組立状態となる。つまり、折畳コンテナ(容器)1は、組立状態と折畳状態との状態変更が可能である。
仕切板2は、組立状態の折畳コンテナ1に対して、必要に応じて装着することができる。仕切板2を装着する場合には、折畳コンテナ1の上方から仕切板2を折畳コンテナ1の内部に挿入し、上第1側壁部121および下第1側壁部122の仕切板保持部15に仕切板2の上保持凸部21および下保持凸部22を装着し、底壁部11の仕切板保持部16に仕切板2の下保持凸部23を装着する。これにより、上第1側壁部121および下第1側壁部122の仕切板保持部15、ならびに底壁部11の仕切板保持部16によって仕切板2を保持する。この場合、仕切板2の下方への移動、すなわち仕切板保持部15の凹部152に対する仕切板2の上保持凸部21および下保持凸部22の移動は、仕切板保持部15の装着案内部153によって案内される。
本発明の他の実施形態について以下に説明する。図8は、本実施形態の容器である組立状態の折畳コンテナ3の図4に対応する位置の縦断面、折畳コンテナ3の正面および正面の縦断面の模式図、ならびに第2側壁部33の正面の模式図である。
2 仕切板
11 底壁部
12 第1側壁部
13,33 第2側壁部
14 上枠部
15,16 仕切板保持部
21 上保持凸部
22 下保持凸部
23 下保持凸部
121 上第1側壁部(上側壁部)
122 下第1側壁部(下側壁部)
126 受壁部
127 係止突起
132 被係止部
151 凸部
152 凹部
153 装着案内部
154 規制壁
331 凸部回避部
Claims (7)
- 平面視略矩形の底壁部と、
前記底壁部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部とを備える容器において、
前記側壁部のうちの相対する少なくとも一対には仕切板保持部が形成され、
前記仕切板保持部は、前記側壁部の内面から前記容器の内方へ突出する左右の凸部、および前記左右の凸部の間に形成され、前記側壁部の内面から外面へ貫通または非貫通の凹部を有し、前記左右の凸部の相対する一対の内面および前記凹部の相対する一対の内面によって前記仕切板保持部に対応する位置に保持凸部を有する仕切板を保持可能であり、
前記凹部は、前記凹部の上方への前記仕切板の移動を規制する規制壁を上端部に有し、
前記容器は、前記容器を箱型とした組立状態と、前記容器を折り畳んだ折畳状態との状態変更が可能である、ことを特徴とする容器。 - 前記凸部は上端部が前記凹部の上端部よりも上方に位置し、前記凸部の前記凹部の上端部よりも上の部分は、対向する前記凸部同士の間隔が上端部へ向って広がった形状の装着案内部となっていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部および相対する一対の第2側壁部を含み、
前記仕切板保持部は前記第1側壁部に形成され、
前記第2側壁部は、前記折畳状態へ状態変更する場合に前記凸部との干渉を回避する凸部回避部を備えている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の容器。 - 平面視略矩形の底壁部と、
前記底壁部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部とを備える容器において、
前記側壁部のうちの相対する少なくとも一対には仕切板保持部が形成され、
前記仕切板保持部は、前記側壁部の内面から前記容器の内方へ突出する左右の凸部、および前記左右の凸部の間に形成され、前記側壁部の内面から外面へ貫通または非貫通の凹部を有し、前記左右の凸部の相対する一対の内面および前記凹部の相対する一対の内面によって前記仕切板保持部に対応する位置に保持凸部を有する仕切板を保持可能であり、
前記側壁部の上辺部に沿って設けられた矩形枠状の上枠部を前記側壁部の上に備え、
前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部および相対する一対の第2側壁部を含み、
前記第1側壁部は、下辺部が底壁部の側辺部に対して回動可能に連結された下側壁部と、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結された上側壁部とを有し、
前記第2側壁部は、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結されており、
箱型とした組立状態と、前記組立状態から、前記第1側壁部の前記下側壁部、前記第1側壁部の前記上側壁部および前記第2側壁部を前記容器の内側に回動変位させて折り畳んだ折畳状態との状態変更が可能であり、
前記仕切板保持部は前記第1側壁部に備えられ、
前記凸部は、前記第2側壁部の回動領域以外の領域に設けられていることを特徴とする容器。 - 平面視略矩形の底壁部と、
前記底壁部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部とを備える容器において、
前記側壁部のうちの相対する少なくとも一対には仕切板保持部が形成され、
前記仕切板保持部は、前記側壁部の内面から前記容器の内方へ突出する左右の凸部、および前記左右の凸部の間に形成され、前記側壁部の内面から外面へ貫通または非貫通の凹部を有し、前記左右の凸部の相対する一対の内面および前記凹部の相対する一対の内面によって前記仕切板保持部に対応する位置に保持凸部を有する仕切板を保持可能であり、
前記側壁部の上辺部に沿って設けられた矩形枠状の上枠部を前記側壁部の上に備え、
前記側壁部は、相対する一対の第1側壁部および相対する一対の第2側壁部を含み、
前記第1側壁部は、下辺部が底壁部の側辺部に対して回動可能に連結された下側壁部と、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結された上側壁部とを有し、
前記第2側壁部は、上辺部が前記上枠部に対して回動可能に連結されており、
箱型とした組立状態と、前記組立状態から、前記第1側壁部の前記下側壁部、前記第1側壁部の前記上側壁部および前記第2側壁部を前記容器の内側に回動変位させて折り畳んだ折畳状態との状態変更が可能であり、
前記仕切板保持部は前記第1側壁部に備えられ、
前記第2側壁部は、回動した場合に前記凸部との干渉を回避する凸部回避部を備えていることを特徴とする容器。 - 前記凸部は、前記容器が前記折畳状態である場合に、折り畳まれた前記一対の第2側壁部の下辺部の間に位置することを特徴とする請求項4または5に記載の容器。
- 前記下側壁部は、左右両側の側部に、前記組立状態の場合に前記第2側壁部方向へ突出し、前記容器を組立状態とした場合に前記第2側壁部の外面と当接または近接する受壁部と、前記組立状態の場合に前記受壁部の先端部から前記第1側壁部の横幅方向中央部に向って突出する係止突起とを有し、
前記第2側壁部は、前記組立状態の場合に、前記係止突起が挿入される被係止部を有し、
前記仕切板保持部は前記下側壁部に形成され、
前記下側壁部の前記仕切板保持部の前記凸部の突出長は、前記下側壁部の内面から前記係止突起の先端までの長さ以下であることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の容器。
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