JP2019001513A - 仕切り付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手のよい仕切り付き容器を提供する。【解決手段】仕切り付き容器1は、上方に開口する箱状の容器本体2と、容器本体2の収容空間3を仕切るようにして着脱自在に設けられた第1仕切り板4とを備える。容器本体2には、相対する一対の短辺側側壁部12(上壁部18)の内面とそれぞれ対向するようにして補強梁22が設けられる。第1仕切り板4は、略板状の仕切り本体31と、仕切り本体31の両側辺部の上部から側方に突出する突出片32と、各突出片32の側辺部から側方に突出する水平突起33と、各突出片32の下辺部から下方に突出する垂直突起34とを備える。短辺側側壁部12には、水平突起33が挿入される水平挿入部23が設けられ、補強梁22と短辺側側壁部12の上壁部18との間には、垂直突起34が挿入される垂直挿入部24が設けられ、補強梁22の上辺部には、突出片32が挿入される突出片挿入部25が設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、物品の運搬等に使用され、収容空間を仕切る仕切り板を備えた仕切り付き容器に関するものである。
従来、上方に開口する箱型の容器本体と、容器本体の内側の収容空間を仕切るべく、容器本体に対して着脱自在に設けられた仕切り板とを備える仕切り付き容器が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
より具体的に、特許文献1の仕切り付き容器は、相対する一対の側壁部の内側面に対して、それぞれ上下に延びる装着溝が側壁部の横幅方向に並ぶようにして複数設けられ、仕切り板の両側辺部から側方に突出する膨出片をそれぞれ装着溝に挿入させることで、仕切り板が容器本体に装着されている。また、装着溝の下縁部には容器本体の内周側の部位から上方に突出する係止片が設けられている。仕切り板の装着状態においては、膨出片の下辺部に設けられた係合凹部に対して前記係止片が挿入され、膨出片が装着溝から容器本体の内周側へ脱落するといった事態が抑止されるようになっている。
実用新案登録第2606092号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の仕切り付き容器が上下に振動した場合には、容器本体に対して仕切り板が上方に相対変位し、仕切り板の下辺部と、容器本体の底壁部との間に隙間が形成され、当該隙間を介して、物品が隣の収容空間に移動してしまったり、物品が仕切り板の下敷きになってしまったりするおそれがある。さらに、例えば、仕切り付き容器の運搬等に際して、側壁部が外方に変形した場合には、係止片、及び、係合凹部が損傷したり、仕切り板が装着溝から脱離して倒れたりしてしまうおそれがある。従って、仕切り付き容器の使用に際して余分な作業が発生してしまうことが懸念される。
また、仕切り板等によって仕切られた各収容空間に対応して、当該収容空間に収容されている物品に関する情報(2次元コード等)を示すラベルが貼着される場合がある。ところで、例えば、ラベルが仕切り板に貼着されるとともに、収容空間に対して、背の高い物品が収容されたり、複数の物品が積上げられるようにして収容されたりする場合には、当該収容空間に収容された物品によって仕切り板に貼着されたラベルが隠されてしまい、ラベルの情報が読み取り難くなるおそれがある。従って、ラベルを隠している物品を退かしてラベルの情報を読取る等の作業が必要になってしまうことが懸念される。さらに、ラベルを仕切り板や容器本体に貼着する場合には、収容する物品を変更する場合に、ラベルを交換する等の作業が比較的煩雑になることが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、使い勝手のよい仕切り付き容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、内側の収容空間に対して物品を収容可能な容器本体と、
前記収容空間を仕切るようにして、前記容器本体に対して着脱自在に取付けられた仕切り板とを備える仕切り付き容器において、
前記容器本体は、前記側壁部の内面と対向する補強梁を互いに相対するようにして少なくとも一対で備え、
前記仕切り板は、略板状の仕切り本体と、前記仕切り本体の両側辺部の上部に設けられ、前記仕切り本体の側辺部よりも側方に突出する突出片と、前記各突出片の側辺部から側方に突出する水平突起と、前記各突出片の下辺部から下方に突出する垂直突起とを備え、
前記側壁部には、前記水平突起が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記水平突起の上方向、及び、前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制する水平挿入部が設けられ、
前記補強梁と前記側壁部との間には、前記垂直突起が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記垂直突起の前記仕切り板の横幅方向中央部側への相対変位を規制する垂直挿入部が設けられ、
前記補強梁の上辺部には、前記突出片が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記突出片の前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制する突出片挿入部が設けられていることを特徴とする仕切り付き容器。
手段1によれば、仕切り板の両側部と、容器本体とを比較的強固に係止状態とすることができる。特に、水平突起が水平挿入部に挿入されることで、水平突起の上方への相対変位が規制されることから、仕切り付き容器が上下に振動した場合であっても、仕切り板が容器本体に対して上方に変位するといった事態を防止することができる。従って、例えば、仕切り板が上方に変位してしまい、仕切り板の下辺部と、容器本体の底壁部との間に隙間が形成され、当該隙間を介して、物品が隣の収容空間に移動してしまったり、物品が仕切り板の下敷きになってしまったりするといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器の使用に際して余分な作業(異なる収容空間に進入していた物品の対応関係を正す作業や、仕切り板に物品が下敷きとされた状態の解消等)が発生してしまうことを防止することができ、仕切り付き容器の使い勝手の向上等を図ることができる。
さらに、仕切り板の厚み方向における係止構造としては、仕切り板のうち最も側方に位置する水平突起が、側壁部の水平挿入部に係止されるのみならず、水平突起の土台となっている突出片が、補強梁の突出片挿入部に係止されることとなる。このため、例えば、仕切り板に対してその厚み方向に湾曲させるような力が作用した場合に、水平突起及びその周辺部に作用する応力を減少させることができ、かかる部位の変形・変位を抑制することができる。従って、水平突起が水平挿入部から脱離したり、水平突起等が損傷したりすることを抑止することができ、仕切り板の装着状態の安定化を図るとともに、仕切り板の耐久性の向上を図ることができる。
また、補強梁が設けられることにより、容器本体の変形を抑制することができる。このため、例えば、仕切り付き容器をライン搬送やハンドリング等する際に、容器本体に対して外力が作用し、容器本体が斜めに歪む、或いは、水平挿入部が設けられた側壁部が外方(容器本体の外周側)に変形する等して、水平突起が水平挿入部から脱離したり、水平突起等が損傷したりするといった事態を抑止することができる。従って、仕切り板の水平突起が容器本体の水平挿入部から脱離して、仕切り板が位置ずれしたり、倒れたりしてしまうといった事態を防止することができ、仕切り板を元の係止状態に戻す等の作業を回避することができる。結果として、仕切り付き容器の使い勝手を向上させるといった作用効果がより一層奏される。
さらに、水平挿入部が設けられた側壁部が外方に変形する等しても、垂直突起が垂直挿入部に係止されるとともに、突出片が突出片挿入部に係止されていることから、仕切り板側の水平突起の位置については比較的維持され易い。このため、例えば、水平挿入部が設けられた側壁部が外方に変形しているという水平突起が水平挿入部から比較的脱離し易い状態で、仕切り板が変位してしまうことをより確実に防止することができる。また、万一、側壁部の外方への変形に起因して、水平突起が水平挿入部から若干抜け出してしまったとしても、水平突起の位置が維持されることにより、側壁部の変形状態が解消された場合には、水平突起が水平挿入部に係止される状態へと自然復帰することを期待することができる。加えて、水平挿入部が設けられた側壁部に対し、当該側壁部の厚み方向において、水平突起、垂直突起、及び、突出片が直接係止されていないことから、水平挿入部が設けられた側壁部が外方に変形しても、水平突起、垂直突起、及び、突出片が外方に引っ張られて損傷等してしまうといった事態を回避することができる。
手段2.前記側壁部の内面には、前記水平挿入部から上方に向けて前記側壁部の上辺部にまで延びるガイド溝が設けられ、
前記補強梁と、前記側壁部の内外周方向において前記補強梁と対向する前記側壁部との間を連結する連結壁が設けられ、
前記垂直挿入部は、前記連結壁において設けられ、前記垂直挿入部に挿入状態とされた前記垂直突起の前記仕切り板の横幅方向中央部側への相対変位、及び、前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制することを特徴とする手段1に記載の仕切り付き容器。
手段2によれば、仕切り板を容器本体に装着する際に、水平突起がガイド溝によって水平挿入部側へと案内される。従って、仕切り板の装着作業性の向上を図ることができる。また、仕切り板を容器本体に装着する際に、水平突起がガイド溝を通過することから、ガイド溝が設けられない場合に比べ、水平突起の突出長を大きくしても、無理なく水平突起を水平挿入部に挿入させることができる。従って、水平突起と、水平挿入部とのかかり代を比較的大きくすることができ、水平突起と、水平挿入部との係止状態の安定化を図ることができる。
尚、水平挿入部と、ガイド溝との連接部位において、ガイド溝の底面から容器本体の内周側に突出する抜け止め突部を設けることとしてもよい。この場合、水平突起と、水平挿入部の上縁部とのかかり代についても比較的大きく確保することができ、係止状態のより一層の安定化を図ることができる。また、抜け止め突部は、ガイド溝の下端部にのみ設けられることから、ガイド溝に沿って案内された水平突起が水平挿入部に挿入されなくなってしまうといった事態を抑制することができる。加えて、抜け止め突部の上面のうち少なくとも容器本体の内周側の部位を傾斜面とすることで、ガイド溝に沿って下方に移動する水平突起が比較的スムースに抜け止め突部を乗り越えることができる。
また、本手段2によれば、垂直挿入部が連結壁において形成されることにより、垂直挿入部に挿入された垂直突起の仕切り板の横幅方向における相対変位を規制するだけでなく、仕切り板の厚み方向への相対変位を規制することが可能となる。従って、例えば、連結壁がなく、垂直突起が補強梁の裏面側に係止されるだけの構成に比べ、仕切り板の装着状態の安定化をより一層図ることができる。
加えて、連結壁が設けられることで、補強梁、及び、側壁部の剛性を高めることができ、補強梁を設けることによって、側壁部の変形(特に、補強梁と対向し、水平挿入部が設けられた側壁部の変形)を抑制し、結果的に、水平突起の水平挿入部からの離脱を防止したり、水平突起の損傷を防止したりするといった作用効果がより一層奏される。
また、連結壁が補強梁の上辺部から下方に離間し過ぎている場合、補強梁の剛性を高める効果が薄くなってしまう。これに対し、本手段2によれば、連結壁に対して垂直突起を挿入可能な垂直挿入部を設けることで、例えば、連結壁を突出片挿入部の下端部とほぼ同じ高さ位置に設けるとともに、垂直突起の突出長を大きくしたとしても、垂直突起を垂直挿入部に挿入して係止状態とすることができる。従って、連結壁を設けることによりその周辺部の剛性を高めるといった作用効果を確保しつつ、垂直突起と、垂直挿入部とのかかり代を比較的大きくすることができ、垂直突起と、垂直挿入部との係止状態の安定化を図ることができる。
手段3.略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、内側の収容空間に対して物品を収容可能な容器本体と、
前記収容空間を仕切るようにして、前記容器本体に対して着脱自在に取付けられた仕切り板と、
前記仕切り板に対して着脱自在に取付けられた情報具備手段とを備える仕切り付き容器において、
前記情報具備手段は、前記仕切り板の上辺部を挟み込むようにして挟持固定可能なクリップ部と、前記クリップ部と連結されるとともに、前記収容空間に収容される物品に関する情報を有する情報部とを備え、
前記容器本体は、前記側壁部の内面と対向する補強梁を互いに相対するようにして少なくとも一対で備え、
前記情報具備手段は、前記補強梁に対しても、前記補強梁の上辺部を挟み込むようにして着脱自在に取付けられることを特徴とする仕切り付き容器。
手段3によれば、容器本体に対して補強梁が設けられることにより、情報具備手段を仕切り板だけでなく、容器本体側にも着脱自在に取付けることができる。従って、情報具備手段の取付場所として、仕切り板だけでなく、補強梁も選択することができ、仕切り板で区画された各収容空間と、各情報部との対応関係を明確にする等、情報具備手段のレイアウトを、適宜、好適なものとすることができる。
また、例えば、各収容空間に収容されている物品に関する情報を有する2次元コード等のコード情報が情報部に記載され、コード情報をハンドスキャナで読取ることにより物品の管理等を行う場合がある。ところで、例えば、収容空間に収容されている物品によって情報具備手段の情報部(の情報、例えば、コード情報等)が隠されたり、情報部に対してハンドスキャナの角度を上手く合わせられなかったりして、情報部の情報を読取ることができない等の事態が発生するおそれがある。この場合、収容空間の物品を退けながら情報部の情報を読取る、物品を一旦取出して情報を読取る、又は、仕切り板を外して情報を読取る等の作業が必要になってしまうことが懸念される。
この点、本手段3によれば、情報具備手段が着脱自在に構成されていることから、情報部の情報を読み取ることができない場合には、情報具備手段を一旦取り外し、ハンドスキャナで情報部の情報の読取りを確実に行うことができる。また、情報の読取りが終わった後は、再度、情報具備手段を仕切り板、又は、補強梁に対して比較的容易に取付けることができる。結果として、仕切り付き容器の使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、仕切り付き容器に収容する物品を変更する場合には、情報具備手段を交換すればよく、例えば、情報を有するラベルを仕切り板や容器本体に直接貼着する場合のように、ラベルを交換するべくラベルを剥がす等の比較的煩雑な作業が必要になるといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器の使い勝手を向上させるといった作用効果がより一層奏される。
また、情報具備手段が着脱自在に構成されることにより、例えば、仕切り板や容器本体に対して、情報を有するラベルを貼着する、ペン等で直接情報を書き込む等といった事態を回避することができ、情報の変更を行う際に情報部の刷新を上手く行うことができず(ラベルの剥がし残りが発生する等)、作業性の低下、外観品質の低下等を招くといった事態を回避することができる。
加えて、情報具備手段の形状としても、クリップ部が、仕切り板、及び、補強梁の上辺部を挟む格好で取付けられることから、例えば、情報を有するラベルが仕切り板の片方の側面に貼着されるような構成に比べ、仕切り付き容器の上方から情報部がどの位置に設けられているのかを認識し易くすることができる。
手段4.前記仕切り板は、両側部に係止部が設けられた第1仕切り板と、前記第1仕切り板に対して交差して延びる第2仕切り板とを備え、
前記側壁部のうち前記補強梁と対向する部位、及び、前記補強梁のうち、少なくとも一方には、前記係止部と係合する被係止部が設けられ、
前記第1仕切り板には、上辺部から下方に向けて延びる第1切欠き部が設けられ、
前記第2仕切り板には、下辺部から上方に向けて延びる第2切欠き部が設けられ、
前記第1仕切り板と、前記第2仕切り板とを交差させるとともに、前記第1切欠き部と、前記第2切欠き部とを互いに挿通させるようにして、前記第1仕切り板と、前記第2仕切り板とを嵌合させることにより、前記第1仕切り板と、前記第2仕切り板とが組み付けられる構成であって、
前記第1切欠き部と、前記第1仕切り板の下辺部との間の長さと、前記第2切欠き部の上下の長さとが同じ、又は、ほぼ同じに構成されるとともに、
前記第1仕切り板、及び、前記第2仕切り板のうち少なくとも一方には、前記第1切欠き部、又は、前記第2切欠き部の最深部を構成する部位において、前記第1仕切り板、及び、前記第2仕切り板の一般部よりも厚肉に構成された係合部が設けられ、
前記第1仕切り板、及び、前記第2仕切り板のうち前記一方に対する他方には、前記第2切欠き部、又は、前記第1切欠き部の最深部の近傍部位において、前記係合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴とする手段3に記載の仕切り付き容器。
手段4によれば、一対の補強梁の間に延びる第1仕切り板に対して交差して組付けられる第2仕切り板により、第1仕切り板の長手方向(横幅方向)において容器本体の収容空間を複数の区画に分割することができる。特に、第1切欠き部が複数設けられる場合には、第2仕切り板の設置の位置や、第2仕切り板の数を適宜変更することができ、収容空間の区画のバリエーションを増やすことができる。
また、収容空間のうち第1仕切り板の長手方向の両端部に関しては、補強梁が対応して設けられている側壁部によって区画されるため、当該端部の収容空間に関しては、第2仕切り板の代わりに、補強梁に対して情報具備手段を取付けることができる。従って、第1仕切り板の長手方向において、第2仕切り板に取付けられた情報具備手段と同じ並びで情報具備手段を補強梁に取付けることができる。このため、例えば、第1仕切り板の長手方向の一方の端部側から仕切り付き容器を視認した場合に、各収容空間の奥側を画定する壁部としての第2仕切り板、又は、補強梁に対して対応する情報具備手段が取付けられているといった法則性を持たせることができる上、複数の収容空間にそれぞれ対応する複数の情報具備手段の情報部を一度に目視することができる。結果として、情報具備手段の配置、及び、情報具備手段の情報部で示される物品が収容されている収容空間の位置をより明確にすることができる。
さらに、第1仕切り板と、第2仕切り板とを組付けた場合に、第1仕切り板、及び、第2仕切り板のうち少なくとも一方に設けられた係合部と、他方に設けられた被係合部とが係合状態とされることにより、仕切り付き容器が上下に振動した場合等において、第1仕切り板に対して、第2仕切り板が上方に相対変位してしまうといった事態を防止することができる。従って、例えば、第2仕切り板が上方に変位してしまい、第2仕切り板の下辺部と、容器本体の底壁部との間に隙間が形成され、当該隙間を介して、物品が隣の収容空間に移動してしまったり、物品が第2仕切り板の下敷きになってしまったりするといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器の使用に際して余分な作業(異なる収容空間に進入していた物品の対応関係を正す作業や、第2仕切り板に物品が下敷きとされた状態の解消等)が発生してしまうことを防止することができ、仕切り付き容器の使い勝手の向上等を図ることができる。
尚、手段3、手段4の構成を、手段1、又は、手段2と組合わせることも可能である。
仕切り付き容器の斜視図である。 容器本体の斜視図である。 第1仕切り板の斜視図である。 第2仕切り板の斜視図である。 容器本体の一部断面を含む部分拡大斜視図ある。 容器本体、及び、第1仕切り板の一部断面を含む部分拡大斜視図である。 容器本体、及び、第1仕切り板の一部断面を含む部分拡大斜視図である。 容器本体、第1仕切り板、及び、第2仕切り板の一部断面を含む斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、仕切り付き容器1は、上方に開口する略箱状をなし、内側の収容空間3に対して物品を収容可能な容器本体2と、収容空間3を仕切るようにして、容器本体2に対して着脱自在に取付けられた第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5とを備えている。
図2等に示すように、容器本体2は、相対する一対の長側辺部と相対する一対の短側辺部とを備える略矩形板状の底壁部10と、底壁部10の各長側辺部からそれぞれ上方に延出する長辺側側壁部11と、底壁部10の各短側辺部からそれぞれ上方に延出する短辺側側壁部12とを備えている。また、長辺側側壁部11、及び、短辺側側壁部12の上辺部から外方(容器本体2の外周側)に延びる上フランジ13と、長辺側側壁部11、及び、短辺側側壁部12の下辺部近傍部位から外方に延びる下フランジ14と、上フランジ13と下フランジ14との間を連結する縦フランジ15とが設けられている。本実施形態では、各長辺側側壁部11、及び、各短辺側側壁部12において縦フランジ15が2本ずつ設けられている。尚、本実施形態の容器本体2は、ポリプロピレンによって一体的に形成されている。
また、図2、図5に示すように、本実施形態の短辺側側壁部12は、底壁部10から上方に延びる下壁部16と、下壁部16の上辺部から外方に向けてほぼ水平に延びる連結壁17と、連結壁17の先端部から上方に延びる上壁部18とを備えている。下壁部16、及び、上壁部18は、互いに同じ角度で延在しており、上方に向けて若干外方に傾斜している。加えて、上壁部18の上辺部は、長辺側側壁部11の上辺部と同じ高さ位置とされ、長辺側側壁部11の上辺部と連続して延びている。また、各短辺側側壁部12においては、上フランジ13は、上壁部18の上辺部から延出し、下フランジ14は、下壁部16の下辺部よりも上方位置において、下壁部16の外面から延出している。
さらに、短辺側側壁部12の外面側には、一対の縦フランジ15の間において、連結壁17を外方に延長させるようにして延びる延出部19と、延出部19の先端部から下方に延びる折返し部20と、折返し部20の下端部から外方に延びる縁突部21とが設けられている。縁突部21の先端部は、縦フランジ15の先端縁(外端縁)と面一とされている。容器本体2を持ち運ぶ場合には、延出部19、及び、折返し部20の裏面側に指を掛けて、(連結壁17側に指を触れることなく)容器本体2を持ち上げることができる。尚、延出部19の下方位置(短辺側側壁部12に設けられた一対の縦フランジ15間の部位)に関しては、下フランジ14が省略されている。
さて、本実施形態の容器本体2は、各短辺側側壁部12の下壁部16の上辺部全域から上方に延び、上壁部18の内面と対向する補強梁22を備えている。図5に示すように、補強梁22の内面(容器本体2の内周側の面)は、下壁部16の内面が上方に延長されたような格好となっており、下壁部16の内面と同じ角度で延びている。一方、補強梁22の外面は、当該補強梁22が下方に向けて次第に肉厚となるようにして、下壁部16に対して若干傾いて延びている。また、補強梁22の上辺部は、上壁部18の上辺部よりも下方に位置している。さらに、補強梁22の両側部は、それぞれ長辺側側壁部11と連結されている。
また、図1、図3に示すように、第1仕切り板4は、一方の短辺側側壁部12の下壁部16及び補強梁22と、他方の短辺側側壁部12の下壁部16及び補強梁22との間に延びる略矩形板状の仕切り本体31と、仕切り本体31の両側辺部の上部に設けられ、仕切り本体31の側辺部よりも側方に突出する突出片32と、各突出片32の側辺部から側方に突出する水平突起33と、各突出片32の下辺部から下方に突出する垂直突起34とを備えている。尚、基本的に、仕切り本体31(横幅方向中央部を含む一般部)の上辺部は、補強梁22の上辺部よりも下方に位置しているが、仕切り本体31のうち横幅方向(長手方向)両側部を含む部位は、補強梁22の上辺部よりも上方に達する位置にまで上方に突出しており、当該上方に突出している部位から前記突出片32が側方に突出するようになっている。
これに対し、図5、図7等に示すように、容器本体2の各短辺側側壁部12の上壁部18には、上壁部18の上辺部よりも下方位置において上壁部18の厚み方向に貫通して設けられた水平挿入部23が設けられている。水平挿入部23は、各短辺側側壁部12に対し、容器本体2の短手方向において互いに所定距離を隔てて5箇所に設けられている。さらに、一対の短辺側側壁部12に設けられた水平挿入部23同士が、互いに相対する位置に設けられている。図6に示すように、第1仕切り板4の容器本体2への装着状態においては、前記水平突起33が水平挿入部23に挿入状態とされる。これにより、上下方向、及び、第1仕切り板4の厚み方向(容器本体2の短手方向)における水平突起33の相対変位が規制されることとなる。尚、本実施形態の水平突起33は、突出片32からの突出方向先端部側に向けて幅の狭くなるテーパ状をなしており、水平挿入部23に対する水平突起33の比較的スムースな着脱、及び、損傷の抑制が図られるようになっている。
また、図5等に示すように、各連結壁17には、連結壁17の厚み方向に貫通して設けられた垂直挿入部24が設けられている。垂直挿入部24は、前記各水平挿入部23に対応する位置に(各連結壁17に対して5箇所ずつ)設けられている。図6に示すように、第1仕切り板4の容器本体2への装着状態においては、前記垂直突起34が垂直挿入部24に挿入状態とされる。これにより、第1仕切り板4の横幅方向(長手方向)中央部側、及び、第1仕切り板4の厚み方向における垂直突起34の相対変位が規制されることとなる。
さらに、図5、図7等に示すように、各補強梁22の上辺部には、補強梁22の厚み方向に貫通するとともに、上方に開口した突出片挿入部25が設けられている。突出片挿入部25は、前記各水平挿入部23に対応する位置に(各補強梁22に対して5箇所ずつ)設けられている。図6に示すように、第1仕切り板4の容器本体2への装着状態においては、前記突出片32が突出片挿入部25に挿入状態とされる。これにより、第1仕切り板4の厚み方向における突出片32の相対変位が規制されることとなる。
尚、図5に示すように、突出片挿入部25の下縁部のうち容器本体2の外周側の部位は、容器本体2の外周側に向けて下方に傾斜している。さらに、図3、図6に示すように、垂直突起34のうち第1仕切り板4の横幅方向中央部側の縦辺部は、下方に向けて第1仕切り板4の横幅方向側方側に傾斜して延びている。これにより、補強梁22の下辺部と上壁部18との間を連結するようにして延びる連結壁17に設けられた垂直挿入部24に対する垂直突起34の比較的スムースな着脱、及び、損傷の抑制が図られるようになっている。また、本実施形態では、水平突起33、垂直突起34、及び、突出片32により係止部が構成され、水平挿入部23、垂直挿入部24、及び、突出片挿入部25により被係止部が構成されている。
加えて、図3、図6に示すように、第1仕切り板4の仕切り本体31の両側辺部は、短辺側側壁部12の下壁部16及び補強梁22の内面の傾斜に対応した角度で延びており、第1仕切り板4が容器本体2に装着された状態では、仕切り本体31の側辺部が、短辺側側壁部12の下壁部16の内面、及び、補強梁22の内面に当接、又は、近接する。さらに、図6に示すように、水平突起33の上下幅は、突出片32の上下幅よりも小さく構成されるとともに、垂直突起34の側辺部と、突出片32の側辺部とが面一とされて連続して延びており、第1仕切り板4が容器本体2に装着された状態では、突出片32の側辺部、及び、垂直突起34の側辺部が、上壁部18の内面に当接、又は、近接する。従って、容器本体2に装着された第1仕切り板4に対し、第1仕切り板4の横幅方向の側方側への力が作用したとしても、仕切り本体31の側辺部が下壁部16及び補強梁22の内面に当接したり、突出片32及び垂直突起34の側辺部が上壁部18の内面に当接したりする等して、第1仕切り板4の横幅方向の側方側への相対変位が規制されることとなる。
また、図5、図7等に示すように、短辺側側壁部12の上壁部18の内面には、水平挿入部23から上方に向けて上壁部18の上辺部にまで延びるガイド溝26が設けられている。本実施形態では、ガイド溝26は、下方に向けて次第に横幅が狭くなるテーパ状をなしている。第1仕切り板4を容器本体2に装着する場合には、第1仕切り板4の両側部に設けられた水平突起33をそれぞれガイド溝26に挿入し、第1仕切り板4を下方に押圧することで、水平突起33がガイド溝26に沿って下方に変位して水平挿入部23に挿入されることとなる。
さらに、水平挿入部23と、ガイド溝26との連接部位において、ガイド溝26の底面から容器本体2の内周側に突出する抜け止め突部27が設けられている。加えて、抜け止め突部27は、その上面のうち容器本体2の内周側の部位が、容器本体2の内周側に向けて若干下方傾斜する傾斜面として構成されている。
図1、図4に示すように、第2仕切り板5は、略矩形板状をなし、容器本体2の長手方向に沿って延びる第1仕切り板4に対して直交して(容器本体2の短手方向に沿って延びるように)設置されることとなる。より具体的には、図1、図3等に示すように、第1仕切り板4の仕切り本体31には、上辺部から下方に向けて延びる第1切欠き部35が設けられている。その一方で、図4、図8等に示すように、第2仕切り板5には、下辺部から上方に向けて延びる第2切欠き部36が設けられている。そして、図1、図8に示すように、第1仕切り板4と、第2仕切り板5とを直交させるとともに、第1切欠き部35と、第2切欠き部36とを互いに挿通させるようにして、第1仕切り板4と、第2仕切り板5とを嵌合させることにより、第1仕切り板4と、第2仕切り板5とが組み付けられる。
また、第1仕切り板4には、第1切欠き部35が仕切り本体31の横幅方向において複数箇所に設けられており、当該第1仕切り板4に組付ける第2仕切り板5の数や位置を適宜変更可能に構成されている。さらに、第1仕切り板4がいずれの突出片挿入部25(水平挿入部23及び垂直挿入部24)に係止状態とされていても、当該第1仕切り板4に対して第2切欠き部36を組付け可能とするべく、第2仕切り板5においても、第2切欠き部36が第2仕切り板5の横幅方向(長手方向)において複数箇所に設けられている。尚、図8に示すように、第2仕切り板5の横幅は、容器本体2の一対の長辺側側壁部11間の距離よりも若干短く構成されるとともに、第2仕切り板5の両側辺部は、長辺側側壁部11の傾斜に対応した角度で延びており、第2仕切り板5が第1仕切り板4を介して容器本体2に装着された状態では、第2仕切り板5の側辺部が長辺側側壁部11の内面に近接するようになっている。
また、図7、図8に示すように、第1切欠き部35と、第1仕切り板4の下辺部との間の長さと、第2切欠き部36の上下の長さとが同じ、又は、ほぼ同じに構成されている。このため、第1仕切り板4と、第2仕切り板5との組付け状態においては、第1切欠き部35の最深部と、第2切欠き部36の最深部とが略当接するとともに、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の下辺部が、底壁部10に当接するようになっている。加えて、本実施形態では、第1仕切り板4の仕切り本体31の一般部の上下幅と、第2仕切り板5の上下幅とが同じとなっており、第1仕切り板4と、第2仕切り板5との組付け状態では、第1仕切り板4の上辺部と、第2仕切り板5の上辺部とが略面一となっている。
さらに、図3、図4に示すように、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の外周縁部と、第1切欠き部35、及び、第2切欠き部36の周縁部とに沿って、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の一般部よりも厚肉に構成された厚肉部37が設けられている。加えて、図4、図8に示すように、第2仕切り板5には、第2切欠き部36の最深部の近傍部位において、第2切欠き部36の幅を狭めるようにして、第2切欠き部36の一対の内側面からそれぞれ突出する一対の突起により構成された被係合部38が設けられている。そして、図8に示すように、第1仕切り板4と、第2仕切り板5とを組付けることにより、第1仕切り板4に設けられた厚肉部37のうち、第1切欠き部35の最深部を構成する部位(以下、「係合部39」と称する)と、第2仕切り板5の被係合部38とが係合されることとなる。これにより、第2仕切り板5の上方への相対変位が防止されることとなる。
また、図1に示すように、本実施形態の仕切り付き容器1は、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5に対して着脱自在に構成された情報具備手段としての情報具備パーツ41を備えている。情報具備パーツ41は、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の上辺部を挟み込むようにして挟持固定可能なクリップ部42と、クリップ部42と連結されるとともに、仕切り板4、5で仕切られた各収容空間3に収容された物品に関する情報を有する情報部43とを備えている。より具体的には、クリップ部42は、細長い矩形板状の天板部44と、天板部44の各長側辺部から下方に延びる一対の側板部45とを備えている。また、一対の側板部45のうち一方は、他方よりも下方にまで延出するとともに、その外面側には、物品名、及び、当該物品に対応する2次元コードが記載されたラベル(図示略)が貼着されている。本実施形態では、上下幅の大きい方の側板部45、及び、ラベルによって、情報部43が構成されている(上下幅の大きい方の側板部45は、クリップ部42の一部、及び、情報部43の一部の両方を兼ねている)。さらに、本実施形態の情報具備パーツ41(の本体)は、ポリプロピレンにより構成され、一対の側板部45は弾性変形可能に構成されている。
また、情報具備パーツ41は、補強梁22に対しても、補強梁22の上辺部を挟み込むようにして着脱自在に取付けられるようになっている。そして、例えば、図1に示すように、容器本体2の長手幅方向の一端部側から仕切り付き容器1を目視した場合に、各収容空間3の奥側に立設される第2仕切り板5、又は、補強梁22に対し、情報部43が手前側に露出するようにして情報具備パーツ41を取付ける。この場合、所定の情報部43の情報と、当該情報部43の手前側の収容空間3に収容されている物品とが対応していることが明確になる。尚、情報部43の2次元コード(コード情報)は、物品の管理に利用され、例えば、収容空間3から物品を取出した場合に対応する2次元コードがハンドスキャナにより読取られることで、当該収容空間3から物品が1つ減ったことの記録が行われるように構成することができる。
加えて、図7等に示すように、底壁部10の上面側には、容器本体2に装着された第1仕切り板4の下辺部が挿入されて係止される長辺側係止溝28と、容器本体2に装着された第1仕切り板4に組付けられた第2仕切り板5の下辺部が挿入されて係止される短辺側係止溝29とが設けられている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、第1仕切り板4の両側部には、仕切り本体31から側方に突出する突出片32、突出片32からさらに側方に突出する水平突起33、及び、突出片32から下方に突出する垂直突起34が設けられ、容器本体2には、突出片32を係止して第1仕切り板4の厚み方向への変位を規制する突出片挿入部25、水平突起33を係止して第1仕切り板4の厚み方向、及び、上下方向への変位を規制する水平挿入部23、及び、垂直突起34を係止して第1仕切り板4の厚み方向、及び、第1仕切り板4の横幅方向中央部側への変位を規制する垂直挿入部24が設けられている。従って、第1仕切り板4の両側部と、容器本体2とを比較的強固に係止状態とすることができる。特に、水平突起33が水平挿入部23に挿入されることで、水平突起33の上方への相対変位が規制されることから、仕切り付き容器1が上下に振動した場合であっても、第1仕切り板4が容器本体2に対して上方に変位するといった事態を防止することができる。従って、例えば、第1仕切り板4(及び第2仕切り板5)が上方に変位してしまい、第1仕切り板4の下辺部と、容器本体2の底壁部10との間に隙間が形成され、当該隙間を介して、物品が隣の収容空間3に移動してしまったり、物品が第1仕切り板4(或いは、第2仕切り板5)の下敷きになってしまったりするといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器1の使用に際して余分な作業(異なる収容空間3に進入していた物品の対応関係を正す作業や、第1仕切り板4や第2仕切り板5に物品が下敷きとされた状態の解消等)が発生してしまうことを防止することができ、仕切り付き容器1の使い勝手の向上等を図ることができる。
さらに、第1仕切り板4の厚み方向における係止構造としては、第1仕切り板4のうち最も側方に位置する水平突起33が、短辺側側壁部12の上壁部18に設けられた水平挿入部23に係止されるのみならず、水平突起33の土台となっている突出片32が、補強梁22の突出片挿入部25に係止されることとなる(本例では、さらに、垂直突起34が垂直挿入部24に係止されている)。このため、例えば、第1仕切り板4に対してその厚み方向に湾曲させるような力が作用した場合に、水平突起33及びその周辺部に作用する応力を減少させることができ、かかる部位の変形・変位を抑制することができる。従って、水平突起33が水平挿入部23から脱離したり、水平突起33等が損傷したりすることを抑止することができ、第1仕切り板4の装着状態の安定化を図るとともに、第1仕切り板4の耐久性の向上を図ることができる。
また、補強梁22が設けられることにより、容器本体2の変形を抑制することができる。このため、例えば、仕切り付き容器1をライン搬送やハンドリング等する際に、容器本体2に対して外力が作用し、容器本体2が斜めに歪む、或いは、水平挿入部23が設けられた短辺側側壁部12(上壁部18)が外方に変形する等して、水平突起33が水平挿入部23から脱離したり、水平突起33等が損傷したりするといった事態を抑止することができる。従って、第1仕切り板4の水平突起33が容器本体2の水平挿入部23から脱離して、第1仕切り板4が位置ずれしたり、倒れたりしてしまうといった事態を防止することができ、第1仕切り板4を元の係止状態に戻す等の作業を回避することができる。結果として、仕切り付き容器1の使い勝手を向上させるといった作用効果がより一層奏される。
さらに、水平挿入部23が設けられた上壁部18が外方に変形する等しても、垂直突起34が垂直挿入部24に係止されるとともに、突出片32が突出片挿入部25に係止されていることから、第1仕切り板4側の水平突起33の位置については比較的維持され易い。このため、例えば、水平挿入部23が設けられた上壁部18が外方に変形しているという水平突起33が水平挿入部23から比較的脱離し易い状態で、第1仕切り板4が変位してしまうことをより確実に防止することができる。また、万一、上壁部18の外方への変形に起因して、水平突起33が水平挿入部23から若干抜け出してしまったとしても、水平突起33の位置が維持されることにより、上壁部18の変形状態が解消された場合には、水平突起33が水平挿入部23に係止される状態へと自然復帰することを期待することができる。加えて、水平挿入部23が設けられた上壁部18に対し、当該上壁部18の厚み方向において、水平突起33、垂直突起34、及び、突出片32が直接係止されていないことから、上壁部18が外方に変形しても、水平突起33、垂直突起34、及び、突出片32が外方に引っ張られて損傷等してしまうといった事態を回避することができる。
また、短辺側側壁部12の上壁部18の内面には、水平挿入部23から上方に向けて上壁部18の上辺部にまで延びるガイド溝26が設けられている。このため、第1仕切り板4を容器本体2に装着する際に、水平突起33がガイド溝26によって水平挿入部23側へと案内される。従って、第1仕切り板4の装着作業性の向上を図ることができる。さらに、第1仕切り板4を容器本体2に装着する際に、水平突起33がガイド溝26を通過することから、ガイド溝26が設けられない場合に比べ、水平突起33の突出長を大きくしても、無理なく水平突起33を水平挿入部23に挿入させることができる。従って、水平突起33と、水平挿入部23とのかかり代を比較的大きくすることができ、水平突起33と、水平挿入部23との係止状態の安定化を図ることができる。
加えて、水平挿入部23と、ガイド溝26との連接部位において、ガイド溝26の底面から容器本体2の内周側に突出する抜け止め突部27が設けられている。このため、水平突起33と、水平挿入部23の上縁部とのかかり代についても比較的大きく確保することができ、係止状態のより一層の安定化を図ることができる。また、抜け止め突部27は、ガイド溝26の下端部にのみ設けられることから、ガイド溝26に沿って案内された水平突起33が水平挿入部23に挿入されなくなってしまうといった事態を抑制することができる。さらに、抜け止め突部27の上面のうち容器本体2の内周側の部位が傾斜面とされているため、ガイド溝26に沿って下方に移動する水平突起33が比較的スムースに抜け止め突部27を乗り越えることができる。
また、本実施形態の補強梁22は、短辺側側壁部12の下壁部16の上辺部から上方に延出しており、下壁部16の上辺部から容器本体2の外周側に延びる連結壁17によって、補強梁22の下辺部と、上壁部18との間が連結されるような格好となっている。さらに、垂直挿入部24が連結壁17において形成されることにより、垂直挿入部24に挿入された垂直突起34の第1仕切り板4の横幅方向における相対変位を規制するだけでなく、第1仕切り板4の厚み方向への相対変位を規制することが可能となる。従って、例えば、連結壁17がなく、垂直挿入部24が補強梁22の裏面(容器本体2の外周側の面)側に係止されるだけの構成に比べ、第1仕切り板4の装着状態の安定化をより一層図ることができる。
加えて、連結壁17が設けられることで、補強梁22、及び、短辺側側壁部12の剛性を高めることができ、補強梁22を設けることによって、短辺側側壁部12の変形(特に、補強梁22と対向し、水平挿入部23が設けられた上壁部18の変形)を抑制し、結果的に、水平突起33の水平挿入部23からの離脱を防止したり、水平突起33の損傷を防止したりするといった作用効果がより一層奏される。
また、連結壁17が補強梁22の上辺部から下方に離間し過ぎている場合、補強梁22の剛性を高める効果が薄くなってしまう。これに対し、連結壁17に対して垂直突起34を挿入可能な垂直挿入部24を設けることで、例えば、連結壁17を突出片挿入部25の下端部とほぼ同じ高さ位置に設けるとともに、垂直突起34の突出長を大きくしたとしても、垂直突起34を垂直挿入部24に挿入して係止状態とすることができる。従って、連結壁17を設けることによりその周辺部の剛性を高めるといった作用効果を確保しつつ、垂直突起34と、垂直挿入部24とのかかり代を比較的大きくすることができ、垂直突起34と、垂直挿入部24との係止状態の安定化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、容器本体2に対して補強梁22が設けられることにより、情報具備パーツ41を仕切り板4、5だけでなく、容器本体2側にも着脱自在に取付けることができる。従って、情報具備パーツ41の取付場所として、仕切り板4、5だけでなく、補強梁22も選択することができ、仕切り板4、5で区画された各収容空間3と、各情報部43との対応関係を明確にする等、情報具備パーツ41のレイアウトを、適宜、好適なものとすることができる。
また、例えば、情報具備パーツ41の情報部43の2次元コードをハンドスキャナで読取る作業を行う場合に、収容空間3に収容されている物品によって情報具備パーツ41の情報部43が隠されたり、情報部43に対してハンドスキャナの角度を上手く合わせられなかったりして、情報部43の情報(2次元コード)を読取ることができない等の事態が発生するおそれがある。この場合、収容空間3の物品を退けながら2次元コードを読取る、物品を一旦取出して2次元コードを読取る、又は、仕切り板4、5を外して2次元コードを読取る等の作業が必要になってしまうことが懸念される。
この点、本実施形態によれば、情報具備パーツ41が着脱自在に構成されていることから、情報部43の2次元コードを読み取ることができない場合には、情報具備パーツ41を一旦取り外し、ハンドスキャナで2次元コードの読取りを確実に行うことができる。また、2次元コードの読取りが終わった後は、再度、情報具備パーツ41を仕切り板4、5、又は、補強梁22に対して比較的容易に取付けることができる。結果として、仕切り付き容器1の使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、仕切り付き容器1に収容する物品を変更する場合には、情報具備パーツ41を交換すればよく、例えば、ラベルを仕切り板4、5や容器本体2に直接貼着する場合のように、ラベルの2次元コード等の情報を交換するべくラベルを剥がす等の比較的煩雑な作業が必要になるといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器1の使い勝手を向上させるといった作用効果がより一層奏される。
また、情報具備パーツ41が着脱自在に構成されることにより、例えば、仕切り板4、5や容器本体2に対して、情報を有するラベルを貼着する、或いは、ペン等で直接情報を書き込む等といった事態を回避することができ、情報の変更を行う際に情報部の刷新を上手く行うことができず(ラベルの剥がし残りが発生する等)、作業性の低下、外観品質の低下等を招くといった事態を回避することができる。
加えて、情報具備パーツ41の形状としても、クリップ部42が、仕切り板4、5、及び、補強梁22の上辺部を挟む格好で取付けられることから、例えば、情報を有するラベルが仕切り板4、5の片方の側面に貼着されるような構成に比べ、仕切り付き容器1の上方から(或いは、仕切り板4、5のうち情報部43が設けられた面とは反対の面側から)情報部43がどの位置に設けられているのかを認識し易くすることができる。
また、一対の補強梁22の間に延びる第1仕切り板4に対して交差して組付けられる第2仕切り板5により、第1仕切り板4の長手方向(横幅方向)において容器本体2の収容空間3を複数の区画に分割することができる。特に、第1切欠き部35が複数設けられる場合には、第2仕切り板5の設置の位置や、第2仕切り板5の数を適宜変更することができ、収容空間3の区画のバリエーションを増やすことができる。
さらに、収容空間3のうち第1仕切り板4の長手方向の両端部に関しては、補強梁22が対応して設けられている短辺側側壁部12によって区画されるため、当該端部の収容空間3に関しては、第2仕切り板5の代わりに、補強梁22に対して情報具備パーツ41を取付けることができる。従って、第1仕切り板4の長手方向において、第2仕切り板5に取付けられた情報具備パーツ41と同じ並びで情報具備パーツ41を補強梁22に取付けることができる。このため、例えば、第1仕切り板4の長手方向の一方の端部側から仕切り付き容器1を視認した場合に、各収容空間3の奥側を画定する壁部となる第2仕切り板5又は補強梁22に対して対応する情報具備パーツ41が取付けられているといった法則性を持たせることができる上、複数の収容空間3にそれぞれ対応する複数の情報具備パーツ41の情報部43を一度に目視することができる。結果として、情報具備パーツ41の配置、及び、情報具備パーツ41の情報部43で示される物品が収容されている収容空間3の位置をより明確にすることができる。
さらに、第1仕切り板4と、第2仕切り板5とを組付けた場合には、第1仕切り板4の第1切欠き部35の最深部に設けられた係合部39と、第2仕切り板5の第2切欠き部36の最深部の近傍に設けられた被係合部38とが係合状態とされる。これにより、仕切り付き容器1が上下に振動した場合等において、第1仕切り板4に対して、第2仕切り板5が上方に相対変位してしまうといった事態を防止することができる。従って、例えば、第2仕切り板5が上方に変位してしまい、第2仕切り板5の下辺部と、容器本体2の底壁部10との間に隙間が形成され、当該隙間を介して、物品が隣の収容空間3に移動してしまったり、物品が第2仕切り板5の下敷きになってしまったりするといった事態を回避することができる。結果として、仕切り付き容器1の使用に際して余分な作業(異なる収容空間3に進入していた物品の対応関係を正す作業や、第2仕切り板5に物品が下敷きとされた状態の解消等)が発生してしまうことを防止することができ、仕切り付き容器1の使い勝手の向上等を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、短辺側側壁部12の水平挿入部23(垂直挿入部24、及び、突出片挿入部25)の数や配置等については特に限定されるものではない。但し、上記実施形態のように、水平挿入部23等を複数箇所に設けることによって、第1仕切り板4の設置位置や設置数を、状況に応じて自由に変更することができ、利便性の向上を図ることができる。また、上記実施形態では、水平突起33がテーパ状に構成されているが、水平突起33の上辺部や下辺部が略水平方向に延びるような角張った形状としてもよいし、水平突起33の上辺部や下辺部の端部のみが面取り形状とされ、水平突起33の上辺部において略水平に延びる部位が残存するように構成してもよい。さらに、上記実施形態では、垂直突起34のうち第1仕切り板4の横幅方向中央部側の縦辺部が傾斜しているが、少なくとも付根部の部位(上部)がほぼ鉛直に延びるように構成してもよい。
また、上記実施形態において、第1仕切り板4の両端部を容器本体2に係止させる構成は特に限定されるものではなく、例えば、突出片32、水平突起33、及び、垂直突起34のうちいずれか1つ、又は、2つを省略することとしてもよい。尚、突出片32、水平突起33、及び、垂直突起34の全てを省略する(第1仕切り板4の係止の構造を省略する)ことも可能である。
さらに、上記実施形態では、補強梁22や水平挿入部23等が短辺側側壁部12に対応して設けられるように構成されているが、かかる構成に代えて、又は、加えて、長辺側側壁部11に対応して、補強梁22(突出片挿入部25)、水平挿入部23、及び、垂直挿入部24が設けられることとしてもよい。加えて、水平挿入部23及び垂直挿入部24は孔状に構成されているが、凹状(溝状)に構成されることとしてもよい(当該凹状部は、上壁部18や連結壁17を凹ませるようにして設けてもよいし、上壁部18の内面や連結壁17の上面に枠状のリブを設けることで構成してもよい)。
加えて、上記実施形態では、水平挿入部23に挿入された水平突起33は、水平挿入部23(の周縁部)により上下方向への相対変位が規制されるようになっているが、少なくとも上方への変位が規制されるように構成されていればよく、例えば、水平挿入部23が溝状に構成されるとともに(水平挿入部23が有底状ではなく、上壁部18を貫通していても可)、上壁部18の下辺部にまで延設されることで、水平挿入部23が下方に開口するような格好としてもよい。但し、水平突起33が水平挿入部23により上下方向への変位が規制されるように構成することで、水平突起33の挿入状態の安定化、及び、水平挿入部23の周辺部の強度の向上等を図ることができる。
(b)上記実施形態では、補強梁22が設けられる短辺側側壁部12が、下壁部16と、連結壁17と、上壁部18とを備えて段差状に構成されているが、例えば、短辺側側壁部12はその全体が平板状に構成され、その内面に対向するようにして、補強梁が設けられることとしてもよい(補強梁はその両側部が長辺側側壁部11と連結されるのみであってもよいし、補強梁の下辺部と、短辺側側壁部12の内面とを連結する連結壁を設けてもよいし、補強梁を底壁部10まで延設して底壁部10と連結してもよい)。尚、連結壁17が省略された場合や、連結壁17が装着状態にある第1仕切り板4の垂直突起34の下端部よりも下方に位置する場合には、垂直突起34を第1仕切り板4の厚み方向において位置決めする構成が省略されるものの、補強梁22と、上壁部18との間(当該隙間が垂直挿入部を構成する)に垂直突起34が挿入されることで、補強梁22の裏面側(容器本体2の外方側の面)に垂直突起34が係止され、垂直突起34の第1仕切り板4の横幅方向中央部側への相対変位を規制することができる。
(c)上記実施形態では、容器本体2の底壁部10が平面視略矩形状をなしているが、特にかかる構成に限定されるものではなく、例えば、平面視略円形状、平面視略三角形状等としてもよい。また、補強梁22、及び、仕切り板4、5の形状についても略平板状に限定されるものではなく、湾曲部や屈曲部を備えるものであってもよい。
(d)容器本体2に対して装着される第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の配置や数は特に限定されるものではなく、状況に応じて適宜変更可能である。例えば、第1仕切り板4が複数装着される場合や、第2仕切り板5が1つも装着されない場合等があってもよい。さらに、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5の形状、例えば、第1切欠き部35、及び、第2切欠き部36の数や形成位置等は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、第1仕切り板4の第1切欠き部35を省略し、第2仕切り板5が組付けられない構成としてもよい。また、例えば、第1仕切り板4と、第2仕切り板5との組付けの構成に関し、第2仕切り板5に被係合部38が設けられる構成に代えて、又は、加えて、第1仕切り板4の第1切欠き部35の最深部近傍部位において、第2仕切り板5の第2切欠き部36の最深部の厚肉部37(係合部)と係合可能な被係合部を設けることとしてもよい。尚、係合部39、及び、被係合部38を省略することも可能である。さらに、例えば、第1仕切り板4の上下幅と、第2仕切り板5の上下幅とが異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、第2仕切り板5が第1仕切り板4に対して直交する方向に交差して組付けられているが、直交する方向に対して傾斜する方向に交差して組付けられるように構成してもよい。さらに、上記実施形態の底壁部10に設けられている長辺側係止溝28、及び、短辺側係止溝29を省略することとしてもよい。
(e)上記実施形態では、容器本体2、第1仕切り板4、及び、第2仕切り板5は、ポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、ポリカーボネート、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
(f)また、上記実施形態では、情報具備パーツ41(の本体)は、ポリプロピレンにより構成されているが、例えば、情報具備パーツ41の一部又は全部を金属製、ゴム製等としてもよい。さらに、情報具備パーツ41の形状としても特に限定されるものではなく、例えば、断面略コ字状のクリップ部42から情報部が上方に延出する、或いは、情報部がクリップ部42に対して相対変位可能(例えば、回動可能)に連結されるように構成してもよい。また、例えば、情報具備パーツ41の上面部にも所定の情報(例えば、別の情報具備パーツ41との区別のための情報等)が付加されるように構成してもよい。
また、情報具備パーツ41の取付位置としても特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、第1仕切り板4を複数設けるとともに、第1仕切り板4によって仕切られる収容空間3毎に、補強梁22に対して情報具備パーツ41が取付けられるように構成してもよい。尚、情報具備パーツ41に対してラベルが貼着される構成に代えて、又は、加えて、情報部43に対して直接情報が記入(書き換え可能としてもよい)、印刷、刻印等されるように構成してもよいし、物品に関する情報が記憶されたRFIDタグが取付けられるように構成してもよい。また、情報具備パーツ41を省略することも可能である。
1…仕切り付き容器、2…容器本体、3…収容空間、4…第1仕切り板、5…第2仕切り板、10…底壁部、11…長辺側側壁部、12…短辺側側壁部、16…下壁部、17…連結壁、18…上壁部、22…補強梁、23…水平挿入部、24…垂直挿入部、25…突出片挿入部、26…ガイド溝、31…仕切り本体、32…突出片、33…水平突起、34…垂直突起、35…第1切欠き部、36…第2切欠き部、38…被係合部、39…係合部、41…情報具備パーツ、42…クリップ部、43…情報部。

Claims (3)

  1. 略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、内側の収容空間に対して物品を収容可能な容器本体と、
    前記収容空間を仕切るようにして、前記容器本体に対して着脱自在に取付けられた仕切り板とを備える仕切り付き容器において、
    前記容器本体は、前記側壁部の内面と対向する補強梁を互いに相対するようにして少なくとも一対で備え、
    前記仕切り板は、略板状の仕切り本体と、前記仕切り本体の両側辺部の上部に設けられ、前記仕切り本体の側辺部よりも側方に突出する突出片と、前記各突出片の側辺部から側方に突出する水平突起と、前記各突出片の下辺部から下方に突出する垂直突起とを備え、
    前記側壁部には、前記水平突起が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記水平突起の上方向、及び、前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制する水平挿入部が設けられ、
    前記補強梁と前記側壁部との間には、前記垂直突起が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記垂直突起の前記仕切り板の横幅方向中央部側への相対変位を規制する垂直挿入部が設けられ、
    前記補強梁の上辺部には、前記突出片が挿入可能に構成され、挿入状態とされた前記突出片の前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制する突出片挿入部が設けられていることを特徴とする仕切り付き容器。
  2. 前記側壁部の内面には、前記水平挿入部から上方に向けて前記側壁部の上辺部にまで延びるガイド溝が設けられ、
    前記補強梁と、前記側壁部の内外周方向において前記補強梁と対向する前記側壁部との間を連結する連結壁が設けられ、
    前記垂直挿入部は、前記連結壁において設けられ、前記垂直挿入部に挿入状態とされた前記垂直突起の前記仕切り板の横幅方向中央部側への相対変位、及び、前記仕切り板の厚み方向における相対変位を規制することを特徴とする請求項1に記載の仕切り付き容器。
  3. 略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、内側の収容空間に対して物品を収容可能な容器本体と、
    前記収容空間を仕切るようにして、前記容器本体に対して着脱自在に取付けられた仕切り板と、
    前記仕切り板に対して着脱自在に取付けられた情報具備手段とを備える仕切り付き容器において、
    前記情報具備手段は、前記仕切り板の上辺部を挟み込むようにして挟持固定可能なクリップ部と、前記クリップ部と連結されるとともに、前記収容空間に収容される物品に関する情報を有する情報部とを備え、
    前記容器本体は、前記側壁部の内面と対向する補強梁を互いに相対するようにして少なくとも一対で備え、
    前記情報具備手段は、前記補強梁に対しても、前記補強梁の上辺部を挟み込むようにして着脱自在に取付けられることを特徴とする仕切り付き容器。
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