JP4404506B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される折り畳みコンテナー、特に、中仕切り部材が配設された折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、額縁状の上部フレームと底部との間に配設される4枚の側壁のうち、一方の相対する側壁を上下に分割し、分割した側壁をヒンジで連結して折り畳み可能に構成し、また、もう一方の相対する側壁の上端部を上部フレームに枢着し、上方に回動可能に構成された折り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーは、上部フレームにその上端部が枢着された側壁を、略垂直状態から、折り畳みコンテナーの内部方向に、略水平状態まで回動させ、次いで、上下に分割された側壁を、ヒンジ部分で折り畳むことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。
【0003】
上述した折り畳みコンテナーに、瓶や缶等の種々の物品を区分けして収容するために、上端部を上部フレームに枢着し、上方に回動可能に構成した側壁(以下、このような側壁を、単に、はね上げ側壁という。)に、収容空間を有する中仕切り部材を配設した折り畳みコンテナーが知られている(例えば、特開2001−58635号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、中仕切り部材を取り付けるために、はね上げ側壁に、コの字状やC字状やW字状等の複雑な形状の複数の切り欠きが形成されているために、はね上げ側壁の強度が大きく低下するという問題があった。
【0005】
また、中仕切り部材が、はね上げ側壁に、しっかりと取り付けられていないために、中仕切り部材が、はね上げ側壁から外れたり、はね上げ側壁から浮き上がるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、上部フレームと、底部と、上部フレームにその上端部が枢支されたはね上げ側壁と、上下に分割された分割側壁とからなる折り畳みコンテナーにおいて、第1には、はね上げ側壁には、その垂直中心線を挟んで、対称に、縦長の内側細溝と同じく縦長の外側細溝を穿設し、また、中仕切り部材には、上記内側細溝と外側細溝に挿通される取付突片を形成するとともに、取付突片には係合舌片を形成し、取付突片と係合舌片とにより、はね上げ側壁の内側細溝と外側細溝との間に位置する部分を挟持するようにしたものであり、第2には、中仕切り部材が、はね上げ側壁に取り付けられた状態においては、中仕切り部材に形成された取付突片が、中仕切り部材の取付突片の高さより狭い間隔を有するはね上げ側壁に穿設された外側細溝の上部傾斜部と下部傾斜部の傾斜面に当接し、弾性変形するように構成されているものである。
【0008】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0009】
折り畳みコンテナーは、上部フレーム1と、底部2と、上部フレーム1にその上端部がヒンジ連結され、折り畳みコンテナーの内側方向に回動可能に構成された相対する一対のはね上げ側壁3と、上下に分割されているとともに、適当なヒンジ4aにより連結された側壁(以下、この側壁を「分割側壁」という。)4とから構成されている。分割側壁4は、ヒンジ4aを挟んで上方に位置する上部分割側壁4’と、ヒンジ4aを挟んで下方に位置する下部分割側壁4”とから構成されており、上部分割側壁4’の上端部は、上部フレーム1にヒンジ連結されており、また、下部分割側壁4”の下端部は、底部2にヒンジ連結されている。また、折り畳みコンテナーには、必要に応じて、蓋部材5が配設されており、本実施例においては、蓋部材5は、2つに分割された半蓋5aから形成されており、半蓋5aの一端は、上部フレーム1にヒンジ連結されている。
【0010】
図1に示されている箱型状態の折り畳みコンテナーの略垂直状のはね上げ側壁3を、折り畳みコンテナーの内部方向に回動させて、略水平状態とし、次いで、分割側壁4を構成する上部分割側壁4’と下部分割側壁4”を連結しているヒンジ4aを、折り畳みコンテナーの内部方向に移動させて、上部分割側壁4’と下部分割側壁4”とを重ねることにより、箱型状態の折り畳みコンテナーを、図4に示されているように、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。
【0011】
次に、主として、図5〜図10を用いて、中仕切り部材6及び中仕切り部材6のはね上げ側壁3への取り付け手段について説明する。
【0012】
中仕切り部材6は、はね上げ側壁3の横幅と略同じ幅を有する仕切り板6aと、仕切り板6aに対して直交するように配置される仕切り板6bとを有している。仕切り板6aは、中仕切り部材6を、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに取り付けた際には、はね上げ側壁3と略平行に配置されることになり、以下、この仕切り板6aを、はね上げ側仕切り板と称する。また、仕切り板6bは、中仕切り部材6を箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに取り付けた際には、分割側壁4と略平行に配置されるとともに、分割側壁4の横幅の略半分の幅を有しており、以下、この仕切り板6bを、分割側仕切り板と称する。このようなはね上げ側仕切り板6aと分割側仕切り板6bは、折り畳みコンテナーに収容される物品の大きさ等に応じて、適当、枚数使用されることになるが、本実施例においては、便宜的に、2枚のはね上げ側仕切り板6aと、2枚の分割側仕切り板6bが使用されている例が示されている。
【0013】
本実施例においては、分割側仕切り板6bの一方の端部は、一方のはね上げ側仕切り板6aに当接しており、もう一方のはね上げ側仕切り板6aは、分割側仕切り板6bと、その中央部において交差している。また、分割側仕切り板6bのもう一方の端部は、該端部に近い方に位置するはね上げ側仕切り板6aから突出しており、この突出した分割側仕切り板6bの端部は、連結板6cにより連結されている。そして、はね上げ側仕切り板6a、分割側仕切り板6b、連結板6c、はね上げ側壁3の内壁面及び分割側壁4の内壁面とにより、図2に示されているように、物品が収容される区画された収容空間Pが形成されている。
【0014】
連結板6cの両端には、連結板6cの中央部を、はね上げ側仕切り板6aと略平行に延在した一対の板状の取付突片6dが突設されている。取付突片6dには、はね上げ側仕切り板6a側に位置する垂直スリットs1と、垂直スリットs1の上下端から、取付突片6dの自由端6d1方向に、略水平に延在する一対の水平スリットs2とにより形成される一対の係合舌片6eが形成されている。また、連結板6c側に位置するはね上げ側仕切り板6aと連結板6cとの間に位置する分割側仕切り板6bの中央及びはね上げ側仕切り板6a間に位置する分割側仕切り板6bの中央には、垂直なミシン目6fが形成されており、このミシン目6f部分を、外側に移動させて、分割側仕切り板6bの一対のはね上げ側仕切り板6a間に位置する部分及びはね上げ側仕切り板6aと連結板6cとの間に位置する部分を、重ねるように折り畳むことにより、図6に示されているように、偏平状に折り畳むことができるように構成されている。なお、ミシン目6fに代えて、縦長の細溝を、適当な間隔で形成することもできる。また、中仕切り部材6の折り畳みをより容易にするために、はね上げ側仕切り板6aと分割側仕切り板6bの交差部付近に位置するはね上げ側仕切り板6a或いは分割側仕切り板6bに、ミシン目や縦長の細溝を形成し、この部分の折り曲げを容易にすることが好ましい。
【0015】
はね上げ側壁3には、その垂直中心線Lを挟んで、対称に、縦長の内側細溝7aが穿設されており、内側細溝7aの高さh1は、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より、若干、高く形成されている。また、内側細溝7aの外側には、同じく、縦長の外側細溝7bが穿設されている。内側細溝7aの上下方向の中心点と、外側細溝7bの上下方向の中心点とは、同じ水平線上に位置するように構成されている。
【0016】
外側細溝7bの高さh3は、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より、若干、高く形成されているが、内側細溝7aの高さh1と略同じか、それより低く構成されている。また、外側細溝7bを形成する上端縁7b1には、内側細溝7aに向かって、下方に傾斜する上部傾斜部7b1’が形成されており、また、外側細溝7bを形成する下端縁7b2には、内側細溝7aに向かって、上方に傾斜する下部傾斜部7b2’が形成されている。そして、上部傾斜部7b1’と外側細溝7bの内側細溝7a側の垂直縁7b3とにより形成される上部隅部7b4と、下部傾斜部7b2’と外側細溝7bの内側細溝7a側の垂直縁7b3とにより形成される下部隅部7b5との間隔d1は、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より狭く形成されており、上部傾斜部7b1’と下部傾斜部7b2’の傾斜面間の大部分の間隔は、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より狭く形成されている。そして、上記の1個の内側細溝7aと1個の外側細溝7bとにより、中仕切り部材係止部材7が構成されており、中仕切り部材係止部材7は、上述した垂直中心線Lを挟んで、対称に、一対形成されている。
【0017】
上述した構成を有する中仕切り部材6は、合成樹脂で形成されることが好ましく、中仕切り部材6を構成するはね上げ側仕切り板6a、分割側仕切り板6b及び係合舌片6eを含め取付突片6dは、適度な弾性を有している。
【0018】
次に、主として、図9及び図10を用いて、はね上げ側壁3への中仕切り部材6の取り付けについて説明する。
【0019】
箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナー内に、中仕切り部材6を配置した後、中仕切り部材6の取付突片6dの自由端6d1を、図9に示されているように、内側細溝7aに挿通し、一旦、自由端6d1を、折り畳みコンテナーの外側、即ち、はね上げ側壁3の外壁面側に出し、次いで、外側に出された取付突片6dの自由端6d1を、折り畳みコンテナーの外側、即ち、はね上げ側壁3の外壁面から、外側細溝7bに挿通し、折り畳みコンテナー内に導入する。次いで、中仕切り部材6の取付突片6dに形成された係合舌片6eを、外側細溝7bから抜け出させ、その後、係合舌片6eを、図10に示されているように、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分に重ねるようにして、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分を、中仕切り部材6の取付突片6dと、取付突片6dに形成された係合舌片6eとで、弾性的に挟持するようにして、中仕切り部材6を、はね上げ側壁3に取り付ける。
【0020】
上述したようにして、中仕切り部材6を、はね上げ側壁3に取り付けることになるが、中仕切り部材6が、はね上げ側壁3に取り付けられた際には、中仕切り部材6の取付突片6dが、その間隔が、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より狭いはね上げ側壁3に穿設された外側細溝7bの上部傾斜部7b1’と下部傾斜部7b2’の傾斜面に当接するように構成されているので、中仕切り部材6の取付突片6dが、外側に湾曲し弾性変形し、この弾性変形による取付突片6dの反力により、中仕切り部材6の取付突片6dが、強固に、外側細溝7bに挿着され、従って、はね上げ側壁3に対する中仕切り部材6の移動量が少ないので、中仕切り部材6の収容空間Sに収容される物品の移動を少なくすることができるとともに、中仕切り部材6が、はね上げ側壁3から、簡単に外れるようなことを防止することができる。
【0021】
上述した構成を有する中仕切り部材6は、折り畳みコンテナーの相対するはね上げ側壁3に、それぞれ取り付けられ、そして、相対するはね上げ側壁3に取り付けられた一対の中仕切り部材6の連結板6cより遠い方に位置するはね上げ側仕切り板6aは、互いに、当接或いは近接するように構成されている。従って、本実施例においては、はね上げ側仕切り板6a、分割側仕切り板6b、連結板6c、はね上げ側壁3の内壁面及び分割側壁4の内壁面とにより区画された物品が収容される収容空間Pは、1つの中仕切り部材6で、6個、2つの中仕切り部材6で、合計12個、形成されるように構成されている。
【0022】
箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーを、図4に示されているように、折り畳んだ際には、中仕切り部材6は、略水平状態に回動されたはね上げ側壁3の上方に、図3や図6に示されているように、偏平状に折り畳まれた状態で位置することになり、また、折り畳みコンテナーに、蓋部材5が配設されている場合には、中仕切り部材6は、偏平状に折り畳まれた状態で、はね上げ側壁3と蓋部材5とにより、挟持されることになる。
【0023】
上述したように、折り畳みコンテナーのはね上げ側壁3には、その垂直中心線Lを挟んで、対称に、縦長の内側細溝7a及び縦長の外側細溝7bを穿設し、また、中仕切り部材6には、はね上げ側壁3のはね上げ側壁3に穿設された内側細溝7aと外側細溝7bに挿通される取付突片6dを形成するとともに、取付突片6dには、垂直スリットs1と一対の水平スリットs2とにより形成される係合舌片6eとを設け、取付突片6dと係合舌片6eとにより、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分を挟持するように構成したので、はね上げ側壁3に、複雑で、大きな切り欠きを設けた従来の折り畳みコンテナーに比べて、はね上げ側壁の強度、ひいては、折り畳みコンテナーの強度が、大きく低下するようなことはない。
【0024】
また、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分を、中仕切り部材6の取付突片6dと係合舌片6eとにより、弾性的に挟持するように構成したので、中仕切り部材6が、はね上げ側壁3に、しっかりと取り付けられるとともに、中仕切り部材6が、はね上げ側壁3から外れたり、はね上げ側壁3から浮き上がるようなこともない。
【0025】
更に、上述したようにして、中仕切り部材6を、はね上げ側壁3に取り付けることになるが、中仕切り部材6が、はね上げ側壁3に取り付けられた際には、中仕切り部材6の取付突片6dが、その間隔が、中仕切り部材6の取付突片6dの高さh2より狭い、はね上げ側壁3に穿設された外側細溝7bの上部傾斜部7b1’と下部傾斜部7b2’の傾斜面に当接するように構成されているので、中仕切り部材6の取付突片6dが、外側に湾曲し弾性変形し、この弾性変形による取付突片6dの反力により、中仕切り部材6の取付突片6dが、強固に、外側細溝7bに挿着されることになり、従って、はね上げ側壁3に対する中仕切り部材6の移動量が少なく、中仕切り部材6の収容空間Pに収容される物品の移動を少なくすることができるとともに、中仕切り部材6が、簡単には、はね上げ側壁3から外れるようなことを防止することができる。
【0026】
上述した実施例においては、中仕切り部材6を構成するはね上げ側仕切り板6a及び分割側仕切り板6bの上端及び下端が、同じ仮想平面を形成するように、同じ高さに形成されているが、はね上げ側仕切り板6aの上端と下端は、必ずしも、分割側仕切り板6bの上端と下端と同じ高さに形成されている必要はない。また、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、はね上げ側仕切り板6aの上端と分割側仕切り板6bの上端が、上部フレーム1まで延在している必要はなく、収容される物品に応じて、折り畳みコンテナーの全体の高さの半分程度まで延在していれば十分の場合もある。また、はね上げ側仕切り板6aの下端或いは/及び分割側仕切り板6bの下端は、箱型に組み立てられた状態における中仕切り部材6の安定度を考慮して、底部2に載置されるように構成することが好ましい。
【0027】
図11には、中仕切り部材6の取付突片6dの別の実施例が示されている。この実施例においては、取付突片6dは、上述した取付突片6dの高さh2より低い高さを有する中間板6gと、中間板6gに一体的に連接された、上述した取付突片6dの高さh2と同じ高さを有する先端部板6hとを有している。そして、中間板6gの上下水平縁を、先端部板6h方向へ延長するように、水平スリットs3が形成されており、このスリットs3により、上述した係合突片6eと同様の係合突片6iが形成されている。取付突片6dを、図9に示されていると同様に、内側細溝7aに挿通し、一旦、折り畳みコンテナーの外側、即ち、はね上げ側壁3の外壁面側に出し、次いで、外側に出された取付突片6dを、折り畳みコンテナーの外側、即ち、はね上げ側壁3の外壁面から、外側細溝7bに挿通し、折り畳みコンテナー内に導入し、次いで、中仕切り部材6の取付突片6dに形成された係合舌片6iを、外側細溝7bから抜け出させ、その後、係合舌片6iを、図10に示されている上述した係合突片6eと同様に、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分に重ねるようにして、はね上げ側壁3の内側細溝7aと外側細溝7bとの間に位置する部分を、中間板6gと係合舌片6iとで、弾性的に挟持するようにして、中仕切り部材6を、はね上げ側壁3に取り付ける。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
はね上げ側壁には、その垂直中心線を挟んで、対称に、縦長の内側細溝と同じく縦長の外側細溝を穿設し、また、中仕切り部材には、上記内側細溝と外側細溝に挿通される取付突片を形成するとともに、取付突片には係合舌片を形成し、取付突片と係合舌片とにより、はね上げ側壁の内側細溝と外側細溝との間に位置する部分を挟持するようにしたので、はね上げ側壁に、複雑で、大きな切り欠きを設けた従来の折り畳みコンテナーに比べて、はね上げ側壁の強度、ひいては、折り畳みコンテナーの強度が、大きく低下するようなことはなく、しかも、中仕切り部材が、はね上げ側壁に、しっかりと取り付けられているので、中仕切り部材が、はね上げ側壁から外れたり、はね上げ側壁から浮き上がるようなこともない。
【0030】
中仕切り部材に形成された取付突片が、中仕切り部材の取付突片の高さより狭い間隔を有するはね上げ側壁に穿設された外側細溝の上部傾斜部と下部傾斜部の傾斜面に当接し、弾性変形するように構成されているので、中仕切り部材の取付突片が、強固に、外側細溝に挿着されることになり、従って、はね上げ側壁に対する中仕切り部材の移動量が少なく、中仕切り部材の収容空間に収容される物品の移動を少なくすることができるとともに、中仕切り部材が、簡単には、はね上げ側壁から外れるようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は蓋部材で被蓋された箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。
【図2】図2は蓋部材が開けられ箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁が略水平状態に回動されているとともに分割側壁が折り畳まれる途中の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーに取り付けられる中仕切り部材の斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーに取り付けられる中仕切り部材の偏平状態に折り畳まれた状態の斜視図である。
【図7】図7は中仕切り部材が取り付けられていない状態の本発明の折り畳みコンテナーの側面図である。
【図8】図8は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁の中仕切り部材が取り付けられていない状態の部分拡大正面図である。
【図9】図9は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁及び中仕切り部材の部分拡大斜視図である。
【図10】図10は図9と同様の本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁及び中仕切り部材の部分拡大斜視図である。
【図11】図11は本発明の折り畳みコンテナーの別の実施例の中仕切り部材の部分拡大正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・上部フレーム
2・・・・・・・・底部
3・・・・・・・・はね上げ側壁
4・・・・・・・・分割側壁
5・・・・・・・・蓋部材
6・・・・・・・・中仕切り部材
6d・・・・・・・取付突片
6e・・・・・・・係合舌片
7a・・・・・・・内側細溝
7b・・・・・・・外側細溝

Claims (2)

  1. 上部フレームと、底部と、上部フレームにその上端部が枢支されたはね上げ側壁と、上下に分割された分割側壁とからなる折り畳みコンテナーにおいて、はね上げ側壁には、その垂直中心線を挟んで、対称に、縦長の内側細溝と同じく縦長の外側細溝を穿設し、また、中仕切り部材には、上記内側細溝と外側細溝に挿通される取付突片を形成するとともに、取付突片には係合舌片を形成し、取付突片と係合舌片とにより、はね上げ側壁の内側細溝と外側細溝との間に位置する部分を挟持するようにしたことを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 中仕切り部材が、はね上げ側壁に取り付けられた状態においては、中仕切り部材に形成された取付突片が、中仕切り部材の取付突片の高さより狭い間隔を有するはね上げ側壁に穿設された外側細溝の上部傾斜部と下部傾斜部の傾斜面に当接し、弾性変形するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
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